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Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sitesインストレーション・ガイド
11g リリース1 (11.1.1.8.0)
E49672-02
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22 サイト・キャプチャ・アプリケーション・サーバーの構成

サイト・キャプチャは、単一アプリケーションとしても、クラスタ化されたインストール内でも実行できます。

この章では、次の項目について説明します。

22.1 構成オプション

この章では、単一インスタンスとしてまたはクラスタ・モードで実行されるサイト・キャプチャをサポートするようにアプリケーション・サーバーを構成します。


注意:

構成手順に進む前に、アーカイブのプレビューをサポートするには、サイト・キャプチャ・アプリケーションをコンテキスト・ルート/で実行する必要があることに注意してください。(サイト・キャプチャは、アーカイブ内からページを提供し、それはどのようなコンテキスト・ルートを持っていても構いません。)


次の手順の1つを完了します。

22.2 Tomcat Application Serverの構成

クラスタ化された環境を作成する場合は、すべてのクラスタ・メンバーで次の手順を完了します。

Tomcatを構成する手順は、次のとおりです。

  1. <apache-tomcat-6.0.29 directory>\confserver.xmlを開き、次のように実行します。

    1. ポート8080をサイト・キャプチャ・ポート(アプリケーション・サーバーがリスニングするもの)に置き換えます。


      注意:

      クラスタ化されたインストールの場合は、各クラスタ・メンバーに一意のポート番号を指定します。


      <Connector port="8080" protocol="HTTP/1.1" connectionTimeout="20000" redirectPort="8443" />

    2. サイト・キャプチャのデータ・ソースを構成します。


      注意:

      クラスタ化されたインストールの場合は、各クラスタ・メンバーに同じデータ・ソースを構成します。


      選択したドライバのドライバ・クラス名およびURLの構成の詳細は、表22-1を参照してください。

      次に、サンプルDB2構成を示します。

      <Context path="" docBase="ROOT" debug="5" reloadable="true" crossContext="true">
         <Resource name="scDataSource" 
             auth="Container" 
             type="javax.sql.DataSource" 
             url="jdbc:db2://<hostname>:<port>/CLUSTDB" 
             driverClassName="com.ibm.db2.jcc.DB2Driver" 
             username="xxxxx" 
             password="xxxxxxx" 
             maxActive="20" 
             maxIdle="10" 
             maxWait="-1" />
      </Context>
      

    表22-1 データベース・ドライバ・パラメータ

    データベース・ドライバ パラメータ

    SQL Server

    DriverClass

    net.sourceforge.jtds.jdbcx. JtdsDataSource

    SQL Server

    必須.jarファイル

    jtds-1.2.jar

    SQL Server

    URL

    jdbc:jtds:sqlserver://<server>:<dbport>/<dbname>

    例: jdbc:jtds:sqlserver://192.0.2.1:1433/SC70

    DB2

    DriverClass

    com.ibm.db2.jcc.DB2Driver

    DB2

    必須.jarファイル

    db2jcc.jar, db2cc_license_cu.jar

    DB2

    URL

    jdbc:db2://<hostname>:<dbport>/<dbname>

    例: jdbc:db2://192.0.2.1:5000/ SC70

    Oracle

    DriverClass

    oracle.jdbc.driver.OracleDriver

    Oracle

    必須.jarファイル

    Ojdbc6.jar

    Oracle

    URL

    jdbc:oracle:thin:@//<hostname>:1521/<dbname>

    例: jdbc:oracle:thin:@//godzilla.fatwire.com:1521/SC70


  2. 必須データベース・ドライバJARファイルを<apache-tomcat-6.0.29 directory>\libにコピーします。

  3. アプリケーション・サーバーの構成を完了したら、第23章「サイト・キャプチャのインストール手順」に進みます。

22.3 WebLogic Application Serverの構成

クラスタ化された環境を作成する場合は、すべてのクラスタ・メンバーで次の手順を完了します。

WebLogicを構成する手順は、次のとおりです。

  1. WebLogicにドメインを作成し、そのドメインの管理者ユーザー名およびパスワードを構成します。

  2. 次のように、コマンド・プロンプトからWebLogic管理サーバーを起動します。

    • Windows: startweblogic.cmd

    • UNIX: ./startweblogic.sh

  3. コンソールにログインします。

    1. 直前に作成したドメインに管理対象サーバー<managed_server_name>を作成します。


      注意:

      クラスタ化されたインストールの場合は、各クラスタ・メンバーに一意のポート番号を指定します。


    2. データ・ソースを作成し、それを管理対象サーバー<managed_ server_name>にマップします。


      注意:

      クラスタ化されたインストールの場合は、各クラスタ・メンバーに同じデータ・ソースを構成します。


  4. アプリケーション・サーバーの構成を完了したら、第23章「サイト・キャプチャのインストール手順」に進みます。

22.4 WebSphere Application Serverの構成

クラスタ化された環境を作成する場合は、すべてのクラスタ・メンバーで次の手順を完了します。

WebSphereを構成する手順は、次のとおりです。

  1. WebSphereアプリケーション・サーバー・インスタンスを作成します。


    注意:

    クラスタ化されたインストールの場合は、各クラスタ・メンバーに一意のポート番号を指定します。


  2. 新しく作成したサーバー・インスタンスのデータ・ソースを作成します。


    注意:

    クラスタ化されたインストールの場合は、各クラスタ・メンバーに同じデータ・ソースを構成します。


    1. 必須データベース・ドライバを<websphere_install_dir>/websphere/AppServer/universalDriver/libにコピーします(必須ドライバは表22-1を参照してください)。

    2. WebSphereコンソールにログインし、次のように実行します。

      データベースのユーザー名およびパスワードを、別名を作成することで追加します(「Security」に移動し、「Global security」「Java Authentication and Authorization Service」「J2C authentication data」を選択します)。

      JDBCプロバイダおよびデータ・ソースを作成します(「Resources」に移動し、「JDBC」を選択します)。

  3. アプリケーション・サーバーの構成を完了したら、第23章「サイト・キャプチャのインストール手順」に進みます。