Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sitesインストレーション・ガイド 11g リリース1 (11.1.1.8.0) E49672-02 |
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サイト・キャプチャ・アプリケーションをインストールした後、パブリッシュによってトリガーされるサイト・キャプチャを有効化することを選択できます。
この章では、次の項目について説明します。
サイト・キャプチャを、RealTimeパブリッシュ・セッションの完了によってトリガーできます。パブリッシュによってトリガーされるサイト・キャプチャを有効化する場合は、サイト・キャプチャ・アプリケーションをインストールした後にこの項の手順を完了します(第23章「サイト・キャプチャのインストール手順」)。この手順は、サイト・キャプチャ・アプリケーションをWebCenter Sitesパブリッシュ・システムと統合し、それとサイト・キャプチャとの通信を可能にする方法を示しています。可能なシステム構成のいくつかについては、図21-2「パブリッシュによってトリガーされるサイト・キャプチャが可能な単一サーバー・インストール」および図21-3「パブリッシュによってトリガーされるサイト・キャプチャが可能なクラスタ化されたインストール」を参照してください。
サイト・キャプチャとWebCenter Sitesのパブリッシュ・プロセスを統合する手順は、次のとおりです。
WebCenter Sitesソース・システム上で、次のようにします。
fw-crawler-publish-listener-1.0.jar
ファイルを<cs_deploy>/WEB-INF/lib
フォルダにデプロイします。
fw-crawler-publish-listener-1.0-elements.zip
ファイルを解凍し、CatalogMoverを使用してFW_PublishingEventRegistry.html
をインポートします。
この手順によって、WebCenter SitesデータベースのFW_PublishingEventRegistry
表にRemoteElementInvokingPublishingEventListener
レコードが作成され、これにより、パブリッシュ・イベントがWebCenter Sitesターゲット・システム上のInvokeCrawler
エレメントを呼び出せるようになります。
WebCenter Sitesソース・システムを再起動します。
WebCenter Sitesターゲット・システム上で、次のようにします。
CatalogMoverを使用して、ElementCatalog.html
およびSiteCatalog.html
を、前述のステップ1bで抽出した(WebCenter Sitesソース・システム上の)解凍済fw-crawler-publish-listener-1.0-elements.zip
ファイルからインポートします。
このステップによってInvokeCrawler.jsp
がインポートされます。これはサイト・キャプチャ・アプリケーションのクローラの起動に使用されます。
crawler.properties
ファイル(/<cs_deploy>/WEB-INF/classes
フォルダ内)をコピーし、次に示すプロパティを構成します。
sc.url:
次のいずれかを実行します。
単一サーバー・インストールの場合、次のサイト・キャプチャ・アプリケーションのURLを指定します。
sc.url=http://<sitecapturehost:sitecaptureport>/__admin
クラスタ化されたインストールの場合、次のロード・バランサのURLを指定します。
sc.url=http://<loadbalancerhost:loadbalancer>/__admin
cas.url=http://<cashost:casport>/cas
サイト・キャプチャ・アプリケーションが指し示すCASアプリケーションを指定します。
cs.username=<RestAdmin User>
WebCenter Sites一般管理者のユーザー名を、サイト・キャプチャのインストール・プロセス中に指定したとおりに指定します。
cs.password=<Password>
前述のユーザーのパスワードを、サイト・キャプチャのインストール・プロセス中に指定したとおりに指定します。
fw-crawler-publish-listener-1.1.jar
ファイルを、ターゲットWebCenter Sitesシステムの<cs_deploy>/WEB-INF/lib
フォルダにデプロイします。
統合プロセスが完了しました。パブリッシュによってトリガーされるサイト・キャプチャ操作の設定のサマリーに関する第24.2項「次のステップ」に進みます。
この時点で、サイト・キャプチャとWebCenter Sites RealTimeパブリッシュ・プロセスとの統合が完了しました。ただし、パブリッシュによってトリガーされるサイト・キャプチャが機能するには、次の条件も満たす必要があります。
RealTimeパブリッシュの宛先定義が、ソース・システムで構成され、新しくパブリッシュされたサイトをキャプチャするために起動されるクローラを指定する必要があります。この定義では、クローラのキャプチャ・モードも指定する必要があります。
前述の手順で指定したクローラは、サイト・キャプチャ・アプリケーション内に存在している必要があります。さらに、各クローラのCrawlerConfigurator.groovy
ファイルで、クローラに対して少なくとも1つの有効な起動URIおよびリンク抽出ロジックが指定されている必要があります。
注意: 前述の構成手順が完了したら、ソースWebCenter SitesシステムからターゲットWebCenter Sitesシステムにサイトをパブリッシュします。パブリッシュが終了すると、サイト・キャプチャが起動し、次のように続行されます。
同時に、起動されたクローラは、パブリッシュの宛先定義の設定に応じて、静的とアーカイブ・モードのいずれかでサイト・リソースをキャプチャします。 |
パブリッシュによってトリガーされるサイト・キャプチャを設定する場合、必要な数のパブリッシュの宛先定義を構成し、必要な数のクローラを起動できます。前述の構成手順に進む準備ができたら、手順について『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』を参照してください。同じガイドに、サイト・キャプチャ・インタフェースのナビゲーション、サイト・キャプチャ操作のセットアップ、およびサイト・キャプチャ・プロセスを制御するためのクローラの構成ファイルのコーディングに関する情報も記載されています。