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Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sitesインストレーション・ガイド
11g リリース1 (11.1.1.8.0)
E49672-02
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24 パブリッシュによってトリガーされるサイト・キャプチャの有効化

サイト・キャプチャ・アプリケーションをインストールした後、パブリッシュによってトリガーされるサイト・キャプチャを有効化することを選択できます。

この章では、次の項目について説明します。

24.1 サイト・キャプチャとOracle WebCenter Sitesのパブリッシュ・プロセスとの統合

サイト・キャプチャを、RealTimeパブリッシュ・セッションの完了によってトリガーできます。パブリッシュによってトリガーされるサイト・キャプチャを有効化する場合は、サイト・キャプチャ・アプリケーションをインストールした後にこの項の手順を完了します(第23章「サイト・キャプチャのインストール手順」)。この手順は、サイト・キャプチャ・アプリケーションをWebCenter Sitesパブリッシュ・システムと統合し、それとサイト・キャプチャとの通信を可能にする方法を示しています。可能なシステム構成のいくつかについては、図21-2「パブリッシュによってトリガーされるサイト・キャプチャが可能な単一サーバー・インストール」および図21-3「パブリッシュによってトリガーされるサイト・キャプチャが可能なクラスタ化されたインストール」を参照してください。

サイト・キャプチャとWebCenter Sitesのパブリッシュ・プロセスを統合する手順は、次のとおりです。

  1. WebCenter Sitesソース・システム上で、次のようにします。

    1. fw-crawler-publish-listener-1.0.jarファイルを<cs_deploy>/WEB-INF/libフォルダにデプロイします。

    2. fw-crawler-publish-listener-1.0-elements.zipファイルを解凍し、CatalogMoverを使用してFW_PublishingEventRegistry.htmlをインポートします。

      この手順によって、WebCenter SitesデータベースのFW_PublishingEventRegistry表にRemoteElementInvokingPublishingEventListenerレコードが作成され、これにより、パブリッシュ・イベントがWebCenter Sitesターゲット・システム上のInvokeCrawlerエレメントを呼び出せるようになります。

    3. WebCenter Sitesソース・システムを再起動します。

  2. WebCenter Sitesターゲット・システム上で、次のようにします。

    1. CatalogMoverを使用して、ElementCatalog.htmlおよびSiteCatalog.htmlを、前述のステップ1bで抽出した(WebCenter Sitesソース・システム上の)解凍済fw-crawler-publish-listener-1.0-elements.zipファイルからインポートします。

      このステップによってInvokeCrawler.jspがインポートされます。これはサイト・キャプチャ・アプリケーションのクローラの起動に使用されます。


      注意:

      クローラは、サイト・キャプチャのパブリッシュの宛先定義内およびサイト・キャプチャ・アプリケーション内で定義する必要があります。詳細は、第24.2項「次のステップ」を参照してください。


    2. crawler.propertiesファイル(/<cs_deploy>/WEB-INF/classesフォルダ内)をコピーし、次に示すプロパティを構成します。

      • sc.url: 次のいずれかを実行します。

        単一サーバー・インストールの場合、次のサイト・キャプチャ・アプリケーションのURLを指定します。

        sc.url=http://<sitecapturehost:sitecaptureport>/__admin

        クラスタ化されたインストールの場合、次のロード・バランサのURLを指定します。

        sc.url=http://<loadbalancerhost:loadbalancer>/__admin

      • cas.url=http://<cashost:casport>/cas

        サイト・キャプチャ・アプリケーションが指し示すCASアプリケーションを指定します。

      • cs.username=<RestAdmin User>

        WebCenter Sites一般管理者のユーザー名を、サイト・キャプチャのインストール・プロセス中に指定したとおりに指定します。

      • cs.password=<Password>

        前述のユーザーのパスワードを、サイト・キャプチャのインストール・プロセス中に指定したとおりに指定します。

    3. fw-crawler-publish-listener-1.1.jarファイルを、ターゲットWebCenter Sitesシステムの<cs_deploy>/WEB-INF/libフォルダにデプロイします。

  3. 統合プロセスが完了しました。パブリッシュによってトリガーされるサイト・キャプチャ操作の設定のサマリーに関する第24.2項「次のステップ」に進みます。

24.2 次のステップ

この時点で、サイト・キャプチャとWebCenter Sites RealTimeパブリッシュ・プロセスとの統合が完了しました。ただし、パブリッシュによってトリガーされるサイト・キャプチャが機能するには、次の条件も満たす必要があります。

パブリッシュによってトリガーされるサイト・キャプチャを設定する場合、必要な数のパブリッシュの宛先定義を構成し、必要な数のクローラを起動できます。前述の構成手順に進む準備ができたら、手順について『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』を参照してください。同じガイドに、サイト・キャプチャ・インタフェースのナビゲーション、サイト・キャプチャ操作のセットアップ、およびサイト・キャプチャ・プロセスを制御するためのクローラの構成ファイルのコーディングに関する情報も記載されています。