ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sitesインストレーション・ガイド
11g リリース1 (11.1.1.8.0)
E49672-02
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
製品リストへ移動
製品
目次へ移動
目次

前
 
次
 

8 Satellite Serverの概要

Satellite Serverは、WebCenter Sitesシステムと連動して、次のような利点を提供します。

この章では、これらの利点を得るために実装する構成について説明します。

Satellite Serverは、次のように構成できます。

このドキュメントの内容は次のとおりです。

8.1 共存

WebCenter Sitesには、Satellite Serverのコピーが同梱されており、それはWebCenter Sitesソフトウェアと同じマシンに自動的にインストールされ、有効化されます。これが、共存Satellite Serverです。共存Satellite Serverの目的は、開発および管理システムに、アクティブ・サイト(配信システム)で行われるページ配信をシミュレートする機能を提供することです。

共存Satellite Serverは、WebCenter Sitesキャッシュによって提供されるものに追加されるキャッシュのレイヤーを提供します。Satellite ServerとWebCenter Sitesのキャッシュは、直列で機能して二重バッファのキャッシュを提供し、キャッシュされたページのコピーは、Satellite ServerとWebCenter Sitesの両方のキャッシュに格納されます。この構成の短所は、オブジェクトごとに2つのコピーをメモリーに格納するため、メモリー使用量が増加することです。二重バッファのキャッシュの詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites開発者ガイド』の「キャッシュ」の章を参照してください。図8-1は、Satellite Serverの共存インストールを示しています。

共存Satellite Serverホストを、第10.1項「キャッシュ条件の調整」の説明に従って、WebCenter Sitesシステムのパフォーマンスが最適になるように設定することをお薦めします。

図8-1 共存Satellite Serverアーキテクチャ

図8-1の説明が続きます
「図8-1 共存Satellite Serverアーキテクチャ」の説明

8.2 リモート

配信システムで、1つ以上のリモートSatellite Serverインスタンスをセットアップする必要があります。少なくとも、1つのリモートSatellite ServerをWebCenter Sitesと同じ地理的位置にインストールする必要があります。リモートの地理的位置のパフォーマンスを高めるために、図8-2に示すように追加のリモートSatellite Serverを構成できます。

図8-2 リモートSatellite Serverアーキテクチャ

図8-2の説明が続きます
「図8-2 リモートSatellite Serverアーキテクチャ」の説明

Satellite Serverのリモート・インストールは、二重バッファのキャッシュを可能にするのみでなく、いくつかの利点をもたらします。

Satellite Serverのリモート・インスタンスのインストールおよび構成の詳細は、第9項「リモートSatellite Serverのインストール手順」を参照してください。