Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sitesインストレーション・ガイド 11g リリース1 (11.1.1.8.0) E49672-02 |
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WebCenter Sitesのインストール・プロセスが正常に完了したら、ご使用の環境での必要に応じて次の手順を実行します。
WebCenter Sitesには、Microsoft XML Parserの修正済バージョンが含まれています(WEB-INF/lib
ディレクトリのMSXML.jar
)。CLASSPATH
環境変数で、異なるバージョンのParserが参照されている場合は、WebCenter Sitesによって使用されるバージョンを参照するようにそのパスを変更する必要があります。そのようにしないと、XML解析時にWebCenter Sitesが失敗します。
ログインに成功すると、ユーザーは、CASによって、リクエストされたサービスにリダイレクトされます。セキュリティ目的で、リクエストされたサービスを、CASがそのユーザーをサービスにリダイレクトする前に検証できます。リクエストされたサービスを検証するには、信頼できる(許可される)URLのリストを
ファイルに指定し、CASサーバーを再起動します。URLは、次の書式のいずれか1つにできます。
cs_install/bin/customBeans.xml
正確なURL: 例
http://<hostname>:<port>/cs/wem/fatwire/wem/Welcome
一致するURL: 例
http://<hostname>:<port>/SitesWebapp/*
ここで、/*
は、http://
<hostname>
:
<port>
/SitesWebapp
で始まるすべてのURLが許可されることを示します。
ユーザーがIPアドレスを使用して信頼できるリソースにアクセスする必要がある場合、それらのURLも指定します。
一般管理者としてOracle WebCenter Sitesにログインし、WebCenter Sites管理インタフェース、コントリビュータ・インタフェースおよびWEM管理インタフェースにアクセスすることで、インストールを検証します。このプロセスで、シングル・サインオンが機能していることを検証します(WebCenter Sitesからログアウトしてからログインしなおすことなく異なるアプリケーションにアクセスすることによって)。
WebCenter Sitesインタフェースにアクセスする手順は、次のとおりです。
ブラウザを次のURLにポイントします。
http://<server>:<port>/<context>/login
ここで、<server>
はWebCenter Sitesを実行しているサーバーのホスト名またはIPアドレス、<port>
はWebCenter Sitesアプリケーションのポート番号、<context>
はサーバー上にデプロイされたWebCenter Sitesアプリケーションの名前です。
WebCenter Sitesログイン・フォームが表示されます(図7-1)。
次の資格証明情報を入力します。
ユーザー名: fwadmin
パスワード: xceladmin
「ログイン」をクリックします。
WEM管理インタフェースにアクセスします。「サイト」ドロップダウン・リストで、「AdminSite」を選択し、WEM Adminインタフェースのアイコンを選択します(図7-2)。
WEM管理インタフェースが(AdminSite上に)表示されます(図7-3)。
アプリケーション・バー(インタフェースの最上部にある)に移動し、WebCenter Sites 「管理」インタフェースのアイコンを選択することでWebCenter Sites管理インタフェースにアクセスします(図7-4)。
WebCenter Sites管理インタフェース(AdminSite上)が表示されます(図7-5)。システム管理機能のみ使用可能です。
WebCenter Sitesコントリビュータ・インタフェースにアクセスします。
注意: WebCenter Sitesコントリビュータ・インタフェースは、AdminSiteと関連付けられていません。次の手順の1つから開始します。
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アプリケーション・バーに移動します。サイトの選択ドロップダウン・リスト(図7-6)で、AdminSite以外のサイトを選択します。
これが、選択したサイトへの初めてのアクセスであるため、図7-7に示す画面が表示されます。コントリビュータ・インタフェースのアイコンを選択します。
(後に続くアクセスでは、選択したサイトで最後にアクセスしたアプリケーションが開きます。)
選択したサイトのコントリビュータ・インタフェースが表示されます(図7-8)。
これで、WebCenter Sitesを構成する準備が整いました。この章の残りの手順に従ってください。
LDAP統合は、Webインストールのオプションです。
LDAP統合を実行する必要がある場合は、次のように実行します。
選択したサポートされているLDAPサーバーをセットアップします。詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites: サポート・ソフトウェアのインストールと構成』を参照してください。
WebCenter Sites CDに収録されているLDAP統合プログラムを実行します。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites: サポート・ソフトウェアのインストールと構成』を参照してください。
注意: プライマリ・クラスタ・メンバーにLDAPを構成済である場合、必ず、すべてのセカンダリ・クラスタ・メンバーに対して |
統合をテストします。
http://<servername>:<port>/servlet/CatalogManager?ftcmd=login&username=<username>&password=<password>
説明:
<servername>
は、WebCenter Sitesをホストするマシンの名前です。
<port>
は、そのサーバーのポート番号です。
<username>
はユーザー定義です(たとえば、ContentServer
)。
<password>
はユーザー定義です(たとえば、password
)。
CASをOracle Access Manager (OAM)に置き換える場合は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites: サポート・ソフトウェアのインストールと構成』の手順を参照してください。
詳細は、第9章「リモートSatellite Serverのインストール手順」を参照してください。
WebCenter Sitesのインストールを完了すると、それをビジネスで使用するために構成する準備が整います。詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』および『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites開発者ガイド』を参照してください。データ・モデル、コンテンツ管理サイト、サイト・ユーザー、パブリッシュ関数、クライアント・インタフェースなどコンテンツ管理環境を作成および有効化する方法を説明します。