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Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sitesインストレーション・ガイド
11g リリース1 (11.1.1.8.0)
E49672-02
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7 WebCenter Sitesのインストール後の手順

WebCenter Sitesのインストール・プロセスが正常に完了したら、ご使用の環境での必要に応じて次の手順を実行します。

7.1 XMLパーサーのロード

WebCenter Sitesには、Microsoft XML Parserの修正済バージョンが含まれています(WEB-INF/libディレクトリのMSXML.jar)。CLASSPATH環境変数で、異なるバージョンのParserが参照されている場合は、WebCenter Sitesによって使用されるバージョンを参照するようにそのパスを変更する必要があります。そのようにしないと、XML解析時にWebCenter Sitesが失敗します。

7.2 CASに対する信頼できるURLの指定

ログインに成功すると、ユーザーは、CASによって、リクエストされたサービスにリダイレクトされます。セキュリティ目的で、リクエストされたサービスを、CASがそのユーザーをサービスにリダイレクトする前に検証できます。リクエストされたサービスを検証するには、信頼できる(許可される)URLのリストを
cs_install/bin/customBeans.xml
ファイルに指定し、CASサーバーを再起動します。URLは、次の書式のいずれか1つにできます。

ユーザーがIPアドレスを使用して信頼できるリソースにアクセスする必要がある場合、それらのURLも指定します。

7.3 WebCenter Sitesのインストールの検証

一般管理者としてOracle WebCenter Sitesにログインし、WebCenter Sites管理インタフェース、コントリビュータ・インタフェースおよびWEM管理インタフェースにアクセスすることで、インストールを検証します。このプロセスで、シングル・サインオンが機能していることを検証します(WebCenter Sitesからログアウトしてからログインしなおすことなく異なるアプリケーションにアクセスすることによって)。

WebCenter Sitesインタフェースにアクセスする手順は、次のとおりです。

  1. ブラウザを次のURLにポイントします。

    http://<server>:<port>/<context>/login
    

    ここで、<server>はWebCenter Sitesを実行しているサーバーのホスト名またはIPアドレス、<port>はWebCenter Sitesアプリケーションのポート番号、<context>はサーバー上にデプロイされたWebCenter Sitesアプリケーションの名前です。

    WebCenter Sitesログイン・フォームが表示されます(図7-1)。

    図7-1 WebCenter Sitesログイン・フォーム

    図7-1の説明が続きます
    「図7-1 WebCenter Sitesログイン・フォーム」の説明

  2. 次の資格証明情報を入力します。

    • ユーザー名: fwadmin

    • パスワード: xceladmin

  3. 「ログイン」をクリックします。

  4. WEM管理インタフェースにアクセスします。「サイト」ドロップダウン・リストで、「AdminSite」を選択し、WEM Adminインタフェースのアイコンを選択します(図7-2)。

    図7-2 「AdminSite」オプションとWEM管理アイコン

    図7-2の説明が続きます
    「図7-2 「AdminSite」オプションとWEM管理アイコン」の説明

    WEM管理インタフェースが(AdminSite上に)表示されます(図7-3)。

    図7-3 WEM管理インタフェース

    図7-3の説明が続きます
    「図7-3 WEM管理インタフェース」の説明

  5. アプリケーション・バー(インタフェースの最上部にある)に移動し、WebCenter Sites 「管理」インタフェースのアイコンを選択することでWebCenter Sites管理インタフェースにアクセスします(図7-4)。

    図7-4 アプリケーション・バーのWEM管理アイコン

    図7-4の説明が続きます
    「図7-4 アプリケーション・バーのWEM管理アイコン」の説明

    WebCenter Sites管理インタフェース(AdminSite上)が表示されます(図7-5)。システム管理機能のみ使用可能です。

    図7-5 AdminSiteの管理機能

    図7-5の説明が続きます
    「図7-5 AdminSiteの管理機能」の説明

  6. WebCenter Sitesコントリビュータ・インタフェースにアクセスします。


    注意:

    WebCenter Sitesコントリビュータ・インタフェースは、AdminSiteと関連付けられていません。次の手順の1つから開始します。

    • avisportsまたはFirstSite IIサンプル・サイトがインストールされている場合、コントリビュータ・インタフェースは各サイトに割り当てられます。ステップ6aに進み、これらのサンプル・サイトのいずれか1つを選択し、コントリビュータ・インタフェースにアクセスします。

    • サンプル・サイトがインストールされていない場合、WEM管理インタフェースを開き(ステップ4を参照)、サイトを作成し、ユーザーを作成し、そのユーザーをサイトに割り当てることが必要になります。コントリビュータ・インタフェースは、同じサイトに自動的に割り当てられます。WEM管理インタフェースからサイトにユーザーを割り当てる手順については、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』を参照し、この手順を続行してください。


    1. アプリケーション・バーに移動します。サイトの選択ドロップダウン・リスト(図7-6)で、AdminSite以外のサイトを選択します。

      図7-6 アプリケーション・バーのナビゲーション

      図7-6の説明が続きます
      「図7-6 アプリケーション・バーのナビゲーション」の説明

    2. これが、選択したサイトへの初めてのアクセスであるため、図7-7に示す画面が表示されます。コントリビュータ・インタフェースのアイコンを選択します。

      図7-7 コントリビュータ・インタフェース・アイコン

      図7-7の説明が続きます
      「図7-7 コントリビュータ・インタフェース・アイコン」の説明

    (後に続くアクセスでは、選択したサイトで最後にアクセスしたアプリケーションが開きます。)

    選択したサイトのコントリビュータ・インタフェースが表示されます(図7-8)。

    図7-8 コントリビュータ・インタフェース

    図7-8の説明が続きます
    「図7-8 コントリビュータ・インタフェース」の説明

    これで、WebCenter Sitesを構成する準備が整いました。この章の残りの手順に従ってください。

7.4 LDAPとの統合(オプション)

LDAP統合は、Webインストールのオプションです。

LDAP統合を実行する必要がある場合は、次のように実行します。

  1. 選択したサポートされているLDAPサーバーをセットアップします。詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites: サポート・ソフトウェアのインストールと構成』を参照してください。

  2. WebCenter Sites CDに収録されているLDAP統合プログラムを実行します。

    詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites: サポート・ソフトウェアのインストールと構成』を参照してください。


    注意:

    プライマリ・クラスタ・メンバーにLDAPを構成済である場合、必ず、すべてのセカンダリ・クラスタ・メンバーに対してconfiguredLDAP.shを実行してください。


  3. 統合をテストします。

    http://<servername>:<port>/servlet/CatalogManager?ftcmd=login&username=<username>&password=<password>
    

    説明:

    <servername>は、WebCenter Sitesをホストするマシンの名前です。

    <port>は、そのサーバーのポート番号です。

    <username>はユーザー定義です(たとえば、ContentServer)。

    <password>はユーザー定義です(たとえば、password)。

7.5 Oracle Access Manager (OAM)とWebCenter Sitesとの統合(オプション)

CASをOracle Access Manager (OAM)に置き換える場合は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites: サポート・ソフトウェアのインストールと構成』の手順を参照してください。

7.6 Satellite Serverのインストール

詳細は、第9章「リモートSatellite Serverのインストール手順」を参照してください。

7.7 ビジネス上の目的に合わせたWebCenter Sitesのセットアップ

WebCenter Sitesのインストールを完了すると、それをビジネスで使用するために構成する準備が整います。詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』および『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites開発者ガイド』を参照してください。データ・モデル、コンテンツ管理サイト、サイト・ユーザー、パブリッシュ関数、クライアント・インタフェースなどコンテンツ管理環境を作成および有効化する方法を説明します。