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Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sites: サポート・ソフトウェアのインストールと構成
11g リリース1 (11.1.1.8.0)
E49673-02
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17 Microsoft Active Directory 2008のインストール

この章には、次の項が含まれます。

17.1 Active Directory 2008のインストール

  1. オペレーティング・システムをインストールします。

    1. Windows Server 2008 (Web以外のすべてのWindowsサーバー)をインストールします。

    2. インストールが完了しても、インストール・ディスクをドライブから出さないでください。ADSのインストールを完了するために、このディスクが必要です。

    3. コンピュータの名前およびサフィックスを設定します。

  2. 「システムのプロパティ」ダイアログ・ボックスを開きます。「スタート」をクリックし、コンピュータ・アイコンを右クリックします。

  3. 「システム」ウィンドウで「システムの詳細設定」を選択します(図17-1)。

    図17-1 システムの詳細設定

    図17-1の説明が続きます
    「図17-1 システムの詳細設定」の説明

  4. 「コンピュータ名」タブ(図17-2)を選択し、「変更」をクリックします。

    図17-2 「システムのプロパティ」ダイアログ・ボックス

    図17-2の説明が続きます
    「図17-2 「システムのプロパティ」ダイアログ・ボックス」の説明

  5. 表示されるポップアップ・ウィンドウ(図17-3)で、次のフィールドに入力します。

    • コンピュータ名: コンピュータを表す名前を入力します。(この名前をメモしてください)。

    • 所属するグループ: 「ワークグループ」ラジオ・ボタンを選択し、固有のワークグループ名を入力します。(この名前をメモしてください)。

      図17-3 「コンピュータ名/ドメイン名の変更」ダイアログ・ボックス

      図17-3の説明が続きます
      「図17-3「コンピュータ名/ドメイン名の変更」ダイアログ・ボックス」の説明

      • 詳細をクリックします。

      • 「DNSサフィックスと NetBIOSコンピュータ名」ダイアログ・ボックス(図17-4)で、以下を行います。

        このコンピュータのプライマリDNSサフィックス: ご使用のコンピュータのDNS接頭辞を入力します(この接頭辞をメモしてください)。

        ドメインのメンバシップが変更されるときにプライマリDNSサフィックスを変更する: このチェック・ボックスが選択されている場合、選択を解除してください。

        図17-4「DNSサフィックスとNetBIOSコンピュータ名」ダイアログ・ボックス

        図17-4の説明が続きます
        「図17-4「DNSサフィックスとNetBIOSコンピュータ名」ダイアログ・ボックス」の説明

      • 「OK」をクリックし、ダイアログ・ボックスを閉じます。

  6. 「コンピュータ名/ドメイン名の変更」ダイアログ・ボックスで、「OK」をクリックします。

  7. 「システムのプロパティ」ウィンドウで「閉じる」をクリックします。

  8. 再起動ダイアログ・ボックス(図17-5)で「後で再起動」をクリックします。

    図17-5「Microsoft Windows」ダイアログ・ボックス

    図17-5の説明が続きます
    「図17-5「Microsoft Windows」ダイアログ・ボックス」の説明

17.2 ネットワーク設定の構成

ネットワーク設定を構成するには 

  1. 「ネットワークのプロパティ」を開きます。

    1. 「スタート」「コントロール パネル」を選択します。

    2. 「ネットワークと共有センター」アイコンをクリックします。

    3. 編集するネットワーク接続(図17-6)を選択します(複数のsee ipconfig結果がある場合、正しい結果を選択する必要があります)。

      図17-6 ネットワーク接続

      図17-6の説明が続きます
      「図17-6 ネットワーク接続」の説明

  2. 選択したネットワーク接続の横にある「状態の表示」を選択します。

  3. 「プロパティ」をクリックします(図17-7)。

    図17-7「プロパティ」ボタン

    図17-7の説明が続きます
    「図17-7「プロパティ」ボタン」の説明

  4. 「インターネット プロトコル バージョン4 (TCP/Iv4)」を選択します(図17-8)。

    図17-8 インターネット プロトコル バージョン4 (TCP/Iv4)

    図17-8の説明が続きます
    「図17-8 インターネット プロトコル バージョン4 (TCP/Iv4)」の説明

    1. IPアドレスとして未使用の静的IPアドレスを設定します。

    2. 優先DNSサーバーとしてコンピュータのIPアドレスを設定します。

    3. 「詳細設定」をクリックします。

      • 「プライマリおよび接続専用のDNSサフィックスを追加する」チェック・ボックスを選択します(図17-9)。

      • 「プライマリDNSサフィックスの親サフィックスを追加する」チェック・ボックスを選択します(図17-9)。

        図17-9 TCP/IP 詳細設定

        図17-9の説明が続きます
        「図17-9 TCP/IP詳細設定」の説明

  5. プロパティ・ペインが終了するまでクリックし、「閉じる」をクリックします。

  6. コンピュータを再起動します。

17.3 Active Directory 2008サービスのインストール

  1. 「スタート」→サーバー マネージャを選択します。

  2. 「役割」セクション(図17-10)で、「役割の追加」をクリックします。

    図17-10「役割」セクション-「役割の追加」

    図17-10の説明が続きます
    「図17-10「役割」セクション-「役割の追加」」の説明

  3. 「役割の追加ウィザード」(図17-11)で「次へ」をクリックします。

    図17-11「役割の追加ウィザード」-「始める前に」

    図17-11の説明が続きます
    「図17-11「役割の追加ウィザード」-「始める前に」の説明

  4. 「Active Directoryドメイン サービス」を選択し(図17-12)、「次へ」をクリックします。

    図17-12「役割の追加ウィザード」-「サーバーの役割の選択」

    図17-12の説明が続きます
    「図17-12「役割の追加ウィザード」-「サーバーの役割の選択」」の説明

  5. Active Directoryとともにインストールする追加サービスのリストを確認し(図17-13)、「次へ」をクリックします。

    図17-13「役割の追加ウィザード」-「Active Directoryドメイン サービス」

    図17-13の説明が続きます
    「図17-13「役割の追加ウィザード」-「Active Directoryドメイン サービス」」の説明

  6. 「インストール」をクリックしてActive Directory 2008のインストールを開始します(図17-14)。

    図17-14 「役割の追加ウィザード」-インストール オプションの確認

    図17-14の説明が続きます
    「図17-14「役割の追加ウィザード」-インストール オプションの確認」の説明

  7. インストールが完了するまで待機します(図17-15)。

    図17-15「役割の追加ウィザード」-「インストールの進行状況」

    図17-15の説明が続きます
    「図17-15「役割の追加ウィザード」-「インストールの進行状況」」の説明

  8. 「役割の追加ウィザード」ページの結果を確認します(図17-16)。「このウィザードを終了し、Active Directoryドメイン サービス インストール ウィザード(dcpromo.exe) を起動します。」をクリックします。

    図17-16「役割の追加ウィザード」-「インストールの結果」

    図17-16の説明が続きます
    「図17-16「役割の追加ウィザード」-「インストールの結果」」の説明

17.4 Active Directory 2008インストールのインストール・ウィザード

  1. 「ようこそ」画面(図17-17)で「次へ」をクリックします。

    図17-17「Active Directoryドメイン サービス インストール ウィザード」-「ようこそ」

    図17-17の説明が続きます
    「図17-17「Active Directoryドメイン サービス インストール ウィザード」-「ようこそ」」の説明

  2. 「オペレーティング システムの互換性」画面(図17-18)で、「次へ」をクリックします。

    図17-18 オペレーティング システムの互換性

    図17-18の説明が続きます
    「図17-18 オペレーティング システムの互換性」の説明

  3. 「展開の構成の選択」画面(図17-19)で「フォレストに新しいドメインを作成する」を選択し、「次へ」をクリックします。

    図17-19 展開の構成を選択

    図17-19の説明が続きます
    「図17-19 展開の構成を選択」の説明

  4. フォレスト・ルート・ドメインの名前を指定します(図17-20)。

    1. 新しいフォレストの名前を入力します。これは、前に作成したDNSルート・ドメインです。「Next」をクリックします。

      図17-20 フォレスト ルート ドメイン名

      図17-20の説明が続きます
      「図17-20 フォレスト ルート ドメイン名」の説明

    2. 確認ダイアログが完了するまで待機します(図17-21)。

  5. 「フォレストの機能レベルの設定」画面(図17-22)で「Windows Server 2008」をクリックし、「次へ」をクリックします。

    図17-22 フォレストの機能レベルの設定

    図17-22の説明が続きます
    「図17-22 フォレストの機能レベルの設定」の説明

  6. 「追加のドメイン コントローラ オプション」画面(図17-23)で、「DNSサーバー」が選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。

    図17-23 追加のドメイン コントローラ オプション

    図17-23の説明が続きます
    「図17-23 追加のドメイン コントローラ オプション」の説明

    DHCPベースのアダプタがある場合、次のポップアップ・メッセージが表示されます(図17-24)。

    図17-24 静的 IP の割り当て

    図17-24の説明が続きます
    「図17-24 静的IPの割り当て」の説明

    「いいえ、すべての物理アダプタに静的IPアドレスを割り当てます」を選択してインストールを続行します。インストールが完了した後、DHCPアダプタを変更して戻すことができます。

  7. 作成するDNSゾーンに権限のある親ゾーンがない場合、次のポップアップ・メッセージが表示される場合があります(図17-25)。

    図17-25 Active Directoryドメイン サービス インストール ウィザード

    図17-25の説明が続きます
    「図17-25 Active Directoryドメイン サービス インストール ウィザード」の説明

    「はい」を選択してインストールを続行します。

  8. 「データベース、ログ ファイル、および SYSVOLの場所」画面(図17-26)の「データベース フォルダ」フィールドで、デフォルトを選択するか、システムの要件に応じてこれを変更し、「次へ」をクリックします。

    図17-26 データベース、ログ ファイル、および SYSVOLの場所

    図17-26の説明が続きます
    「図17-26 データベース、ログ ファイル、およびSYSVOLの場所」の説明

  9. 「ディレクトリ サービス復元モードAdministratorパスワード」画面(図17-27)で、パスワードを入力し、それをメモします。

    図17-27 ディレクトリ サービス復元モードAdministratorパスワード

    図17-27の説明が続きます
    「図17-27 ディレクトリ サービス復元モードAdministratorパスワード」の説明

  10. 「要約」画面(図17-28)で以下を行います。

    1. 設定を確認します。

    2. 設定をエクスポートします。

    3. 「Next」をクリックします。

  11. インストールが完了するまで待機します(図17-29)。

    図17-29 DNSインストールが終了するまで待機

    図17-29の説明が続きます
    「図17-29 DNSインストールが終了するまで待機」の説明

  12. 「Active Directoryドメイン サービス インストール ウィザード」(図17-30)で、「完了」をクリックしてインストールを完了します。

    図17-30「Active Directoryドメイン サービス インストール ウィザード」の完了

    図17-30の説明が続きます
    「図17-30「Active Directoryドメイン サービス インストール ウィザード」の完了」の説明

  13. システムを再起動します。

17.5 グループ・ポリシーの確認

  1. 「スタート」→「ファイル名を指定して実行」を選択します。

    1. 入力フィールドにgpmc.mscと入力します。

    2. 「OK」をクリックします(図17-31)。

      図17-31「ファイル名を指定して実行」ダイアログ・ボックス

      図17-31の説明が続きます
      「図17-31「ファイル名を指定して実行」ダイアログ・ボックス」の説明

  2. 「グループ ポリシーの管理」が開きます(図17-32)。

    図17-32 グループ ポリシーの管理

    図17-32の説明が続きます
    「図17-32 グループ ポリシーの管理」の説明

    1. 「グループ ポリシーの管理」画面(図17-33)の左パネルで、「ドメイン」<your domain name>のツリーを展開し、「既定のドメイン ポリシー」を選択します。

      図17-33 ドメイン: vm.example.com

      図17-33の説明が続きます
      「図17-33 ドメイン: vm.example.com」の説明

    2. 「設定」タブを選択します(図17-34)。

      図17-34「グループ ポリシーの管理」-「設定」タブ

      図17-34の説明が続きます
      「図17-34「グループ ポリシーの管理」-「設定」タブ」の説明

    3. 「表示」をクリックして「セキュリティ」→「アカウント ポリシー/パスワード ポリシー」セクションを展開します(図17-35)。

      図17-35「セキュリティ」→アカウント ポリシー/パスワード ポリシー

      図17-35の説明が続きます
      「図17-35「セキュリティ」→アカウント ポリシー/パスワード ポリシー」の説明

  3. 「ポリシー」リストを確認します。「パスワードは、複雑さの要件を満たす必要がある」オプションは、デフォルトでは「true」に設定されています。このオプションを「Disabled」に変更します(WebCenter Sitesのデフォルト・パスワードはこれらの要件を満たしません)。

17.6 グループ・ポリシーの変更

  1. 「スタート」→「ファイル名を指定して実行」を選択します。

    1. 表示されたフィールドにgpmc.mscと入力します。

    2. 「OK」をクリックします(図17-36)。

      図17-36「ファイル名を指定して実行」ダイアログ・ボックス

      図17-36の説明が続きます
      「図17-36「ファイル名を指定して実行」ダイアログ・ボックス」の説明

  2. 「グループ ポリシーの管理」画面で「ドメイン」使用しているドメイン名の順にツリーを展開します。画面の右にある「既定のドメイン ポリシー」を選択し(図17-37)、「編集」を選択します。

    図17-37 既定のドメイン ポリシー

    図17-37の説明が続きます
    「図17-37 既定のドメイン ポリシー」の説明

  3. 「グループ ポリシー管理エディタ」ウィンドウが開きます(図17-38)。

    図17-38 グループ ポリシー管理エディタ

    図17-38の説明が続きます
    「図17-38 グループ ポリシー管理エディタ」の説明

    1. 左側のツリーで「コンピュータの構成」→「ポリシー」→「Windowsの設定」→「セキュリティの設定」→「アカウントの設定」→「パスワードのポリシー」を展開します(図17-39)。

      図17-39 展開された「セキュリティの設定」

      図17-39の説明が続きます
      「図17-39 展開された「セキュリティの設定」」の説明

    2. 画面の右側にある「パスワードは、複雑さの要件を満たす必要がある」を右クリックし、「プロパティ」を選択します。

    3. 「パスワードは、複雑さの要件を満たす必要がある」プロパティ・ダイアログ・ボックス(図17-40)で、「無効」ラジオ・ボタンを選択し、「OK」をクリックします。

      図17-40 「パスワードは、複雑さの要件を満たす必要がある」プロパティ・ダイアログ・ボックス

      図17-40の説明が続きます
      「図17-40 「パスワードは、複雑さの要件を満たす必要がある」プロパティ・ダイアログ・ボックス」の説明

    4. 「グループ ポリシー管理エディタ」ウィンドウおよび「グループ ポリシーの管理」ウィンドウを閉じます。

  4. ドメインでパスワードの複雑さがチェックされなくなります。これでWebCenter Sitesのデフォルト・パスワードを使用できます。

    WebCenter Sitesがインストールされた後、セキュリティ設定を再び行うために、「有効」をクリックして手順2とは反対の設定を行うことができます。

17.7 LDAPブラウザの使用によるADSへの接続

この項では、LDAPブラウザを使用してActive Directory Serverに接続する方法を説明します。


注意:

LDAPブラウザでは、グループの追加、パスワードの設定またはアカウントのアクティブ化は実行できません。


  1. LDAPブラウザを開きます。

  2. クイック接続タブを選択します。

  3. 次の情報を入力します(図17-41)。

    • ホスト: localhost(リモート接続する場合、実際のホスト名を入力します)

    • ベースDN: <DNS_suffix>(ホスト名の後のDNS名の部分)

    • 匿名バインド: 選択解除します

    • ユーザーDN: administrator@<DNS_suffix>

    • ベースDNの追加: 選択解除します

    • パスワード: <ADS_password>(このパスワードは手順9で作成しました)

      図17-41 セッションの編集-接続

      図17-41の説明が続きます
      「図17-41 セッションの編集-接続」の説明

  4. 「Connect」をクリックします。

  5. LDAPツリーでデフォルト・ビューを表示します(図17-42)。

    図17-42 LDAPブラウザ\エディタ

    図17-42の説明が続きます
    「図17-42 LDAPブラウザ\エディタ」の説明