Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sitesアップグレード・ガイド 11g リリース1 (11.1.1.8.0) E49674-02 |
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Oracle WebCenter Sites: Community-Gadgetsにアップグレードする前に、この章を参照して、アップグレード戦略と前提条件の手順について理解してください。
この章の内容は、次のとおりです。
本番環境では、アップグレードにより、アクティブなシステムの操作が中断し、停止時間が延長する場合があります。そのような中断を最小限に抑えるため、アップグレード時にこの項で説明する戦略を採用することを強くお薦めします。
注意: このガイドで「アクティブ」という用語は、現在ウィジェットを配信しており、予期しないダウンタイムが発生すると組織のビジネスや生産性に影響を及ぼすような管理サーバーおよび本番サーバーを表すのに使用されます。 |
アクティブなCommunityおよびGadgetsの環境をアップグレードする前に、複製環境で試行アップグレードを実行することが重要です。試行アップグレードは、システムに固有の問題を検出して記録し、実際のアップグレードの前にその問題を修正する場合に役立ちます。複製環境が利用できない場合は、管理および配信(本番)システムのアップグレードから開始します。この方法はリスクが高いため、停止時間の延長の受入れが可能と見なされないかぎり、試さないでください。
Community-Gadgetsにアップグレードする前に、すべてのアプリケーション・サーバーを停止し、次に示すようにCommunity 11gR1 (11.1.1.6.x)、Gadgets 11gR1 (11.1.1.6.x)、およびWebCenter Sites 11gR1 (11.1.1.6.x)の環境をバックアップします。
注意: Oracle WebCenter Sitesのインストールを11gR1 (11.1.1.8.0)にアップグレードしない場合は、CommunityアプリケーションおよびGadgetsアプリケーションはアップグレードしないでください。Community-Gadgetsは、WebCenter Sites 11gR1 (11.1.1.8.0)のみでサポートされます。 |
現在のCommunityの管理および本番のcos.war
ファイルまたはcos.ear
ファイル、およびcas.war
ファイルまたはcas.ear
ファイルをバックアップします。
現在のGadgetsの管理および本番のgas-admin.war
、gas-os.war
、gas-service.war
、gas-client.war
、user-service.war
の各ファイルをバックアップします。
Communityのインストール・ディレクトリ、Gadgetsのインストール・ディレクトリ、およびWebCenter Sitesのデータベースをバックアップします(まだバックアップされていない場合)。アップグレード後のプロセスで、バックアップしたインストール・ディレクトリとデータベースを使用して、そこに含まれている可能性のあるカスタマイズ内容を再適用します。