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Oracle® Fusion Middleware Microsoft SharePointのためのOracle WebCenter Contentストレージ・コネクタの管理
11g リリース1 (11.1.1)
E49677-01
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4 移行

移行構成により、SharePointコンテンツ・データベースに格納されているドキュメントをWebCenter Contentに転送できます。

逆に、WebCenter Contentに格納されているドキュメントをSharePointコンテンツ・データベースにコピーすることもできます。SharePointコンテンツ・データベースに格納されているドキュメントは、まずコネクタ・カスタム・データベースに外部化されます。スコープ構成ルールに応じて、その後ドキュメントはWebCenter Contentに転送されます。

「移行の構成」ホームページで、表に移行履歴が表示されます。

「移行の構成」ページには、進行中の移行ジョブのステータスを更新する、1分ごとの自動リフレッシュ機能があります。

移行ジョブのステータスは次のいずれかになります。

この章の内容は、次のとおりです。

4.1 外部化移行

外部化移行により、SharePointコンテンツ・データベースに格納されているドキュメントは、コネクタ・カスタム・データベースに外部化されます。コンテンツ・データベースの外部化移行を開始する前に、他の移行ジョブがスケジュールまたは実行されていないことを確認する必要があります。

外部化移行を開始する手順は次のとおりです。

  1. WebCenter Contentに管理者としてログオンします。

  2. コンテンツ・サーバー・ポータルで、「SharePointコネクタ」トレイを開き、「移行の構成」をクリックします。「移行の構成」ページが表示されます。

    図4-1 「移行の構成」ホームページ

    図4-1の説明が続きます
    「図4-1 「移行の構成」ホームページ」の説明

  3. 「Webアプリケーション」ドロップダウン・リストから、SharePoint Webアプリケーションを選択します。

  4. 「コンテンツ・データベース」ドロップダウン・リストから、コネクタ・カスタム・データベースに移行するコンテンツのあるコンテンツ・データベースを選択します。選択したコンテンツ・データベースのステータスが「Content DBステータス」フィールドに表示されます。


    注意:

    選択したコンテンツ・データベースは、WCCActivatedのステータスである必要があります。


  5. 「新規移行ジョブ」をクリックします。「新規移行ジョブ」ページが表示されます。

    図4-2 「新規移行ジョブ」ページ

    図4-2の説明が続きます
    「図4-2 「新規移行ジョブ」ページ」の説明


    注意:

    「新規移行ジョブ」ボタンは、コンテンツ・データベースのステータスがWCCActivatedまたはWCCDeactivatedの場合にのみ使用可能です。


  6. 「移行タイプ」オプション・グループで、「外部化」を選択します。

  7. 「開始」をクリックします。コネクタが、選択したコンテンツ・データベースに対して外部化移行プロセスを開始します。移行タスクのステータスは、「移行の構成」ホームページの「ジョブ履歴」表に表示されます。

4.2 スコープベースの移行

スコープベースの移行では、スコープ構成ルールに適合しているかどうかに応じて、ドキュメントをコネクタ・カスタム・データベースからWebCenter Contentに転送できます。スコープベースの移行では、失敗のしきい値を設定することもできます。スコープベースの移行中に、ドキュメントの失敗回数がこのしきい値に達すると、移行プロセスは中止されます。


注意:

アクティブ化の前にドキュメントがSharePointコンテンツ・データベースに追加された場合、スコープベースの移行を進める前にそのドキュメントを外部化する必要があります。詳細は、第4.1項を参照してください。


スコープベースの移行を開始する手順は次のとおりです。

  1. WebCenter Contentに管理者としてログオンします。

  2. コンテンツ・サーバー・ポータルで、「SharePointコネクタ」トレイを開き、「移行の構成」をクリックします。「移行の構成」ページが表示されます。図4-1を参照してください。

  3. 「Webアプリケーション」ドロップダウン・リストから、SharePoint Webアプリケーションを選択します。

  4. 「コンテンツ・データベース」ドロップダウン・リストから、コネクタ・カスタム・データベースからWebCenter Contentに移行するドキュメントのあるコンテンツ・データベースを選択します。選択したコンテンツ・データベースのステータスが「Content DBステータス」フィールドに表示されます。


    注意:

    選択したコンテンツ・データベースは、WCCActivatedのステータスである必要があります。


  5. 「新規移行ジョブ」をクリックします。「新規移行ジョブ」ページが表示されます。

    図4-3 「新規移行ジョブ」ページ

    図4-3の説明が続きます
    「図4-3 「新規移行ジョブ」ページ」の説明


    注意:

    「新規移行ジョブ」ボタンは、コンテンツ・データベースのステータスがWCCActivatedまたはWCCDeactivatedの場合にのみ使用可能です。


  6. 「移行タイプ」オプション・グループで、「ScopeBased」を選択します。

  7. 「しきい値」フィールドに、ドキュメントの失敗数を入力します。移行に失敗したドキュメントの数がこのしきい値に達すると、移行は停止します。移行ジョブのステータスは「中止」と表示されます。

  8. 「開始」をクリックします。コネクタが、選択したコンテンツ・データベースに対してスコープベースの移行プロセスを開始します。移行タスクのステータスは、「移行の構成」ホームページの「ジョブ履歴」表に表示されます。