この章では、Gadgetsアプリケーションのインタフェースにログインする手順を説明します。
この章には次の項が含まれます。
Gadgetsアプリケーションは、WebCenter Sitesに関連付けられています。Global Gadget Catalogが有効になっているサイト以外のサイトで、Gadgetsアプリケーションが有効になっている場合、GadgetsアプリケーションにはそのGadgets Userインタフェースが表示されます。
サイト・ガジェット・カタログにログインするには
次のURLでWEMフレームワークにアクセスします。
http://<server>:<port>/<application context>/login
ここで<server>
はWebCenter Sitesを実行しているサーバーのホスト名またはIPアドレス、<port>
はWebCenter Sitesアプリケーションのポート番号、<application context>
はサーバー上にデプロイされたWebアプリケーションの名前です。
WebCenter Sitesにログインして、Gadgetsアプリケーションにアクセスします。ログイン資格証明は大/小文字が区別されます。
この例では、Designer
ロールを割り当てられたユーザーとしてログインしています。
「ログイン」をクリックします。
初めてログインする場合、または以前にアクセスしたことのないサイトにログインする場合は、図34-2に示す画面が開きます。Gadgets Userインタフェースにアクセスするには、有効になっていた目的のサイトを選択し、「ガジェット」アイコンをクリックします。
Gadgets Userインタフェースが開いて、次の画面のいずれかが表示されます。
サイト・ガジェット・カタログにガジェットを登録しない場合、図34-3の画面が表示されます。
管理者が以前にサイト・ガジェット・カタログにガジェットを登録していたり、Global Gadget Catalogからサイト・ガジェット・カタログにガジェットを共有していた場合、サイト・ガジェット・カタログは図34-4に示す画面のようになります。
Gadgets Userインタフェースに含まれるのは、サイト・ガジェット・カタログ、ダッシュボード、「権限」画面と「設定」画面、ダッシュボード・デプロイメント・タグ、「ログイン・バー」の構成画面とデプロイメント画面、およびログインしたサイトに対する単一のガジェット・デプロイメント・タグです。
このガイドでは、WebCenter SitesシステムのFirstSite IIサンプル・サイトに、Gadgets Samples Moduleがインストールされていることを前提しています。次のサンプル・モジュールをインストールします。
FW_CSGadget
(この記述はCS-Based Gadget
です)アセット・タイプをインストールします。これを元にサンプル・ガジェットとカスタム・ガジェットが作成されます。
FirstSite IIでFW_CSGadget
(この記述はCS-Based Gadget
です)アセット・タイプを有効にします。
FirstSite IIでサンプル・ガジェットをインストールします(表34-1を参照)。
サンプル・ガジェットのコンテンツを提供するアセットをインストールします。
ガジェットをレンダリングするテンプレートを提供します。これらのテンプレート(表34-2)は、すべてのガジェット(サンプルおよびカスタム)に必要です。
表34-1 タイプFW_CSGadget
のサンプル・ガジェット
タイプFW_CSGadgetのサンプル・ガジェット | 説明 |
---|---|
ListGadget |
FirstSite IIサンプル・サイトの記事を一覧表示します。 |
RSSGadget |
RSSフィードのエントリを一覧表示します。 |
SlideshowGadget |
製品のイメージをスライドショー形式で一覧表示します。 |
ThumbListGadget |
製品をサムネイル・イメージで一覧表示します。 |
表34-2 ガジェットのテンプレート
テンプレート | 説明 |
---|---|
ListSiteGadgets |
ガジェット・ディスクリプタXMLファイルのURLを一覧表示します。 |
GenerateGadgetXML |
ガジェットのディスクリプタXMLのレンダリングの処理を開始します。 |
Gadgets Samples Moduleの詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sitesインストレーション・ガイド』を参照してください。
これで、Gadgetsアプリケーションのインタフェースについて理解できたので、管理者がサイト・ガジェット・カタログにガジェットを登録してある場合は、ガジェットとダッシュボードに対する作業およびデプロイを開始できます。Gadget Userインタフェースでの作業の詳細は、第35章「ガジェットとダッシュボードの設定の再構成」を参照してください。ガジェットとダッシュボードのデプロイの詳細は、第36章「ガジェットとダッシュボードのデプロイ」を参照してください。