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Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sitesユーザーズ・ガイド
11gリリース1 (11.1.1.8.0)
E49680-01
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35 ガジェットとダッシュボードの設定の再構成

この章は、次の項で構成されています。

35.1 ダッシュボードのデフォルト値の構成

ダッシュボードとは、ガジェットのコンテナのことです。選択したガジェットを好みのレイアウトや色テーマで表示するように、ダッシュボードを構成できます。ダッシュボードに適用した構成は、デフォルト値とみなされます。デプロイされたダッシュボードにアクセスするサイト・ビジターは、ダッシュボードの独自のインスタンスが与えられ、その外観を個人用に変更できます。


注意:

ガジェットをサイト・ガジェット・カタログに登録したり、グローバル・カタログとサイト・ガジェット・カタログとの間で共有する場合は、ダッシュボードのガジェット選択パネルにサムネイルが配置されます。サイト・ガジェット・カタログにガジェットを登録しない場合、ダッシュボードは空になります。サイト・ガジェット・カタログにガジェットを登録する手順は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』を参照してください。


ダッシュボードにアクセスするには

  1. デザイナの資格証明でWebCenter Sitesにログインします。

  2. Gadgets Userインタフェースが有効になっている目的のサイトにアクセスし、「ガジェット」アイコンを選択します。

  3. メニュー・バーで、「ダッシュボード 」「プレビュー」を選択します。

    ダッシュボードのプレビューが開きます(図35-1を参照)。

    図35-1 ダッシュボードのプレビュー

    図35-1の説明が続きます
    「図35-1 ダッシュボードのプレビュー」の説明

    次の構成オプションを使用できます。

35.1.1 デフォルトのダッシュボードのガジェットの追加または削除

ガジェット選択パネルからダッシュボード・パネルにガジェットを追加して、フルサイズで表示できます(図35-2を参照)。ダッシュボード・パネルからガジェットを削除しても、そのサムネイルはガジェット選択パネルにそのまま残ります。ダッシュボードをデプロイすると、そのガジェットのセットは、変更するまでサイト・ビジター向けに固定されます。ビジターは、ダッシュボード・パネルにガジェットを追加してフルサイズで表示したり、ダッシュボード・パネルからガジェットを削除してサムネイルとして表示できます。

図35-2 ダッシュボードのガジェット選択パネル

図35-2の説明が続きます
「図35-2 ダッシュボードのガジェット選択パネル」の説明

デフォルトのダッシュボードのガジェットを追加または削除するには

  1. Gadgets Userインタフェースにアクセスし、「ダッシュボード 」「プレビュー」を選択して、ダッシュボードにアクセスします(詳細な手順は、第35.1項「ダッシュボードのデフォルト値の構成」を参照)。

  2. ガジェットをダッシュボード・パネルに追加します。

    1. ダッシュボードの「コンテンツの追加」ボタンをクリックします。

    2. ガジェット選択パネルで、ダッシュボード・パネルに追加するガジェットに移動します。

      1. (オプション)ガジェットのコンテンツを追加する前にそのコンテンツがWebサイトのビジターにどのように表示されるかをプレビューする場合は、ガジェットのサムネイル・イメージをクリックします。

      2. 「追加」をクリックします。

        ダッシュボード・パネルにガジェットが表示されます。

    3. 「終了」をクリックします。

      ガジェット選択パネルが閉じます。

    4. (オプション)ガジェットをダッシュボード・パネル上の別の位置に移動するには、そのタイトル・バーをクリックして、目的のスロットにガジェットをドラッグします。

    5. 「保存」をクリックします。

      ダッシュボード・タグによって構成が選択されます。

  3. ガジェットをダッシュボード・パネルから削除します。

    1. ダッシュボード・パネルで、デフォルトとして削除するガジェットに移動し、(ガジェットのタイトル・バーに配置されている)Xをクリックして、ガジェットを削除します。

      ガジェットはダッシュボード・パネルから削除されますが、そのサムネイルを使用して引き続きガジェット選択パネルからアクセス可能です。

    2. 「保存」をクリックして、ダッシュボード・ウィジェット・タグに構成を伝播します。

35.1.2 ダッシュボードのデフォルトのレイアウトの変更

ダッシュボードのレイアウト・パネル(図35-2を参照)では、ダッシュボード・パネルでガジェットを配置する際に必要なレイアウトを選択できます。

図35-3 ダッシュボードのレイアウト・パネル

図35-3の説明が続きます
「図35-3 ダッシュボードのレイアウト・パネル」の説明

ダッシュボードのデフォルトのレイアウトを変更するには

  1. Gadgets Userインタフェースにアクセスし、「ダッシュボード 」「プレビュー」を選択して、ダッシュボードにアクセスします(詳細な手順は、第35.1項「ダッシュボードのデフォルト値の構成」を参照)。

  2. ダッシュボードのデフォルトのレイアウトを変更します。

    1. ダッシュボードの「レイアウトの変更」ボタンをクリックします。

    2. レイアウト・パネルで、ダッシュボード・パネル用の目的のデフォルトのレイアウトを選択します。

      選択したレイアウトがダッシュボード・パネルに適用されます。

    3. 「終了」をクリックします。

      ガジェット選択パネルが閉じます。

    4. 「保存」をクリックして、ダッシュボード・ウィジェット・タグに構成を伝播します。

35.1.3 ダッシュボードのデフォルトの色テーマの変更

ダッシュボードのテーマ・パネル(図35-4を参照)では、ダッシュボードのテーマを変更できます。これにより、ダッシュボードの色スキームが変更されます。

図35-4 ダッシュボードのテーマ・パネル

図35-4の説明が続きます
「図35-4 ダッシュボードのテーマ・パネル」の説明

ダッシュボードのデフォルトの色テーマを変更するには

  1. Gadgets Userインタフェースにアクセスし、「ダッシュボード 」「プレビュー」を選択して、ダッシュボードにアクセスします(詳細な手順は、第35.1項「ダッシュボードのデフォルト値の構成」を参照)。

  2. ダッシュボードの色テーマを変更します。

    1. ダッシュボードの「テーマの変更」ボタンをクリックします。

    2. テーマ・パネルで、ダッシュボード・パネル用の目的の色スキームを選択します。

      選択した色がダッシュボード・パネルに適用されます。

    3. 「終了」をクリックします。

      テーマ・パネルが閉じます。

    4. 「保存」をクリックして、ダッシュボード・ウィジェット・タグに構成を伝播します。

35.2 「ログイン・バー」ウィジェットの再構成およびデプロイ

この項では、「ログイン・バー」ウィジェットの再構成およびデプロイを行う手順について説明します。会社のサイトのページにデプロイされたガジェットとダッシュボードにログインするためにサイト・ビジターが使用するログイン・バーを再構成するには、「ログイン・バー」メニューを使用します。ログイン設定の構成には、Webサイトにデプロイされたガジェットとダッシュボードにビジターがログインする際に使用できる資格証明(Facebook、Twitter、Google+など)の決定が含まれます。これらの設定を保存すると、Webサイトにデプロイされているすべての「ログイン・バー」ウィジェットが動的に更新されます。


注意:

「ログイン・バー」ウィジェットは、GadgetsアプリケーションとCommunityアプリケーションに共通です。Gadgets Userインタフェースの「ログイン・バー」ウィジェットに対する変更は、Communityインタフェースの「ログイン・バー」ウィジェットにも適用され、その逆も同様に適用されます。

ログイン・バーの構成の詳細は、第28章「「ログイン・バー」ウィジェットでの作業」を参照してください。


この項の内容は、次のとおりです。

35.2.1 「ログイン・バー」ウィジェットのデフォルト設定の再構成

「ログイン・バー」ウィジェットのデフォルトの設定は、ウィジェットの保存済設定です。これらの設定では、Webサイトのページにデプロイされたガジェットとダッシュボードにビジターがログインする際に使用できる資格証明を決定します。

デフォルト設定が保存されると、Webサイトにデプロイされているすべての「ログイン・バー」ウィジェット・タグが動的に変更されます(スタンドアロンのインスタンス、およびコミュニティ・ウィジェット・タグとダッシュボード内に埋め込まれ一緒にデプロイされたインスタンスを含む)。

「ログイン・バー」ウィジェットを構成するには

  1. デザイナの資格証明でWebCenter Sitesにログインします。

  2. Gadgets Userインタフェースが有効になっている目的のサイトにアクセスし、「ガジェット」アイコンを選択します。

  3. メニュー・バーで、「ログイン・バー」「構成」の順に選択します。

    図35-5 「ソーシャル・ログイン」画面

    図35-5の説明が続きます
    「図35-5 「ソーシャル・ログイン」画面」の説明

  4. 「ログイン・バー」ウィジェットを再構成します。手順については、第28.2項「「ログイン・バー」ウィジェットのデフォルト設定の再構成」表28-1を参照してください。

35.2.2 「ログイン・バー」ウィジェット・タグのデプロイ

「ログイン・バー」ウィジェット・タグは、スタンドアロンのウィジェットとしてWebページ上にデプロイすることも、ダッシュボードまたはコミュニティ・ウィジェットのタグに埋め込むこともできます。この項では、スタンドアロンの「ログイン・バー」ウィジェット・タグをデプロイする方法を説明します。

「ログイン・バー」ウィジェット・タグをデプロイするには

  1. デザイナの資格証明でWebCenter Sitesにログインします。

  2. Gadgets Userインタフェースが有効になっている目的のサイトにアクセスし、「ガジェット」アイコンを選択します。

  3. メニュー・バーで、「ログイン・バー」「デプロイ」を選択します。

    「ログイン・バーのデプロイメント」画面が開きます(図35-6を参照)。

    図35-6 「ログイン・バーのデプロイメント」画面

    図35-6の説明が続きます
    「図35-6 「ログイン・バーのデプロイメント」画面」の説明

  4. デフォルト設定またはカスタム設定で「ログイン・バー」ウィジェット・タグをデプロイします。手順については、第28.3項「「ログイン・バー」ウィジェット・タグのデプロイ」を参照してください。

35.3 ガジェットとダッシュボードに対するドメインの認可

ドメインを認可すると、ガジェット・ウィジェット・タグとダッシュボード・ウィジェット・タグをデプロイできるドメインを指定できます。これにより、認可したドメインのみにタグの使用が制限されます。

ドメインを認可するには

  1. デザイナの資格証明でWebCenter Sitesにログインします。

  2. Gadgets Userインタフェースが有効になっている目的のサイトにアクセスし、「ガジェット」アイコンを選択します。

  3. メニュー・バーで、「設定 」「認可済ドメイン」を選択します。

    「認可済ドメイン」画面が開きます(図35-7を参照)。

    図35-7 「認可済ドメイン」画面

    図35-7の説明が続きます
    「図35-7 「認可済ドメイン」画面」の説明

  4. 「ドメインURL」フィールドに、ガジェットとダッシュボードを表示するサイトのドメイン名を入力します。次に例を示します。

    www.examplecompany.com or www.myexample.example.com
    

    複数のサイトのドメイン名を指定するには、各ドメイン名をコンマで区切ります。次に例を示します。

    www.examplecompany.com, www.examplecompany2.com, www.examplecompany3.com, *.examplecompany.com
    

    指定されたドメインでのみガジェットとダッシュボードをレンダリングできます。ビジターが会社のサイトのソースコードを表示し、ガジェット(またはダッシュボード)をビジター自身のサイトにコピーしてデプロイしようとすると、そのデプロイメントは失敗します。


    注意:

    「ドメインURL」フィールドはオプションです。ガジェットとダッシュボードのタグをデプロイできるドメインを指定しない場合は、このフィールドを空白にします。


  5. 「保存」をクリックします。

    指定されたドメインでのみガジェット・ウィジェット・タグとダッシュボード・ウィジェット・タグをデプロイできます。

35.4 ガジェットの外観設定の構成

ガジェットの外観設定を構成すると、Gadgets Userインタフェース、ダッシュボードおよび単一ガジェット・ウィジェット・タグの外観を制御できます。

ガジェットの外観設定を構成するには

  1. デザイナの資格証明でWebCenter Sitesにログインします。

  2. Gadgets Userインタフェースが有効になっている目的のサイトにアクセスし、「ガジェット」アイコンを選択します。

  3. メニュー・バーで、「設定 」「外観」を選択します。

    「外観設定」画面が開きます(図35-8を参照)。

    図35-8 「外観設定」画面

    図35-8の説明が続きます
    「図35-8 「外観設定」画面」の説明

  4. 次のフィールドに入力します。

    • ログイン・バーが必要: 「はい」または「いいえ」のいずれかを選択し、「ログイン・バー」ウィジェット・タグをダッシュボード・ウィジェット・タグ内に埋め込み、一緒にデプロイさせるかどうかを指定します。

    • スキン: Gadgets Userインタフェースのデフォルトの外観を使用するには、「デフォルト」を選択します。独自のCSSファイルをアップロードするには、「カスタム」を選択します。

    • カスタムCSSのアップロード: 「カスタム」オプションを「スキン」フィールドで選択した場合、「参照」 ボタンを使用してカスケード・スタイル・シートを選択します。カスケード・スタイル・シートは、Gadgets Userインタフェース(テキスト・フォントなど)、ダッシュボードおよび単一ガジェット・ウィジェット・タグ(ヘッダー、背景イメージなど)を制御します。

    • カテゴリのアップロード: 「参照」ボタンを使用して、必要なカテゴリ・ファイルをアップロードします。このファイルは、次の場所で使用できるカテゴリを動的に変更します。

      • Gadgets Userインタフェースの「カタログ」画面の「フィルタ」パネルおよびダッシュボードのガジェット選択パネル。

      • 「新規ガジェットの登録」画面の「カテゴリ」フィールド。


        注意:

        カテゴリ・ファイルは.txt形式、ファイルのリストに表示するカテゴリはkey=value構造にする必要があります。また、key=valueペアのkeyには英数字の文字列のみが許可されており、ファイルにリストされた各カテゴリはその独自の行に存在する必要があり、ファイルのサイズは最大100KBにします。

        デフォルトのカテゴリ(ニュース、 エンタテイメント、ユーティリティ、経済、その他)は、削除できません。これらのカテゴリは、アップロードするカテゴリ・ファイルに自動的に追加されます。


  5. 「保存」をクリックします。

35.5 デプロイされたガジェットとダッシュボードの言語の設定

「言語」画面では、デプロイされたガジェットおよびダッシュボードを表示する際の言語を指定できます。

デプロイされたガジェットとダッシュボードの言語を設定します。

  1. デザイナの資格証明でWebCenter Sitesにログインします。

  2. Gadgets Userインタフェースが有効になっている目的のサイトにアクセスし、「ガジェット」アイコンを選択します。

  3. メニュー・バーで、「設定 」「言語」を選択します。

    「言語」画面が開きます(図35-9を参照)。

    図35-9 「言語」画面

    図35-9の説明が続きます
    「図35-9 「言語」画面」の説明

  4. 「言語」フィールドに、「言語」ドロップダウン・メニューを表示します。ダッシュボードおよび個別にデプロイされたガジェットを表示する際の言語を選択します。

    利用可能なオプションは次のとおりです。

    • 英語

    • ポルトガル語(ブラジル)

    • 簡体字中国語

    • 繁体字中国語

    • フランス語

    • ドイツ語

    • イタリア語

    • 日本語

    • 韓国語

    • スペイン語


      注意:

      必要な言語が表示されていない場合には、WebCenter Sitesの管理者または開発者に問い合せてください。