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Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sitesユーザーズ・ガイド
11gリリース1 (11.1.1.8.0)
E49680-01
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15 リビジョン追跡

リビジョン追跡はオプションの機能であり、サイト上のアセット・タイプに関してWebCenter Sites管理者が有効にする必要があります。リビジョン追跡を使用すると、アセットに対する変更を追跡および制御できます。

リビジョン追跡を使用すると、次のことが可能です。

この章では、リビジョン追跡およびアセットの追跡に使用する手順について、avisportsサンプル・サイトの例を使用して説明します。avisportsサンプル・サイトでは、リビジョン追跡はデフォルトでは有効になっていません。

この章は、次の項で構成されています。

15.1 概要

リビジョン追跡を使用すると、アセットをチェックアウトまたはロックできます。アセットをチェックアウトすると、そのアセットはロックされ、他のユーザーによる編集や削除ができなくなります。アセットの処理が終了したら、変更内容を含めてアセットを再度チェックインするか、チェックアウトを元に戻してアセットへの変更を破棄するかを選択できます。どちらの場合も、アセットは再度他のユーザーが変更可能になります。ただし、特定のユーザーに対してチェックアウトされているアセットも、他のユーザーが表示や検索することや、問合せやコレクションによって取得することはできます。

リビジョン追跡を有効にした場合は、チェックアウトと再度のチェックインによって、他のユーザーによるアセットの編集または削除を可能にするかどうかを制御します。アセットを手動でチェックアウトすることも、チェックアウト・プロセスをWebCenter Sitesによって自動的に行うこともできます。WebCenter Sitesでアセットを自動的にチェックアウトする場合でも、作業終了後にはアセットを手動でチェックインしなおす必要があります。

15.1.1 チェックアウトとチェックイン

リビジョン追跡が有効なときは、次のコマンドでアセットへのアクセスを制御します。

  • チェックアウト: アセットは、一度に1人のユーザーのみがチェックアウトできます。他のユーザーがそのアセットをチェックアウトして変更しようとすると、WebCenter Sitesでは、アセットが他のユーザーによってロックされていると通知されます。

    ワークフローでアセットを割り当てられているユーザーがアセットをチェックアウト済の場合、アセットをチェックインしなおすまでは、そのユーザーは割当てを終了できません。

    チェックアウトされている(特定のユーザーによってロックされている)アセットは、チェックイン(ロック解除)されるまでは、パブリッシュの承認ができません。

  • チェックアウトを元に戻す: アセットをチェックアウトし、その後、変更を保存しないことにした場合は、チェックアウトをキャンセル、つまり元に戻します。この場合、アセットは単純にロック解除され、変更はアセットの最新バージョンに戻されて、新しいバージョンは保存されません。

  • チェックイン: チェックアウトしたアセットをチェックインします。チェックイン後のアセットは、他のユーザーが処理できます。また、ワークフローでそのアセットを割り当てられているユーザーは、割当てを終了できます。

    チェックアウトしたアセットをチェックインすると、チェックインのレコードが作成され、アセットの最後に保存したバージョンが新しいバージョンとして保持されます(保持されるバージョンの数は管理者が設定)。

    もう1つのオプションは、アーカイブ・バージョンを残すためにアセットをチェックインし、チェックアウトしたままにすることです。このオプションを使用すると、バージョンを作成しつつ、アセットを自分にチェックアウトしたままにできます。

自分にチェックアウトされていないアセットを編集すると、WebCenter Sitesで、そのアセットがそのユーザーに自動的にチェックアウトされます。編集したアセットを保存しても、WebCenter Sitesによってアセットがチェックインされることはありません。したがって、行った変更を保存後は、新しいバージョンのアセットを手動でチェックインしなおす必要があります。同様に、自分にチェックアウトされたアセットに対する変更を保存しない場合は、チェックアウトを手動で元に戻す必要があります。

自分にチェックアウトされていないアセットを削除すると、WebCenter Sitesで、そのアセットがそのユーザーに対して削除用にチェックアウトされます。これにより、WebCenter Sitesから削除しようとしているアセットを他のユーザーが処理できなくなります。削除されたアセットは、システム内に存在しないため、チェックアウトされることはありません。

15.1.1.1 ロックされたアセットの解放

リビジョン追跡が有効なときにアセットを編集すると、そのアセットは自動的にそのユーザーにチェックアウトされます。このため、WebCenter Sitesインタフェースで作業をしているときに、アセットを誤ってチェックアウトする可能性があります。特定のユーザーにチェックアウトされたアセットは、ロックされ、他のユーザーが処理できなくなります。誤ってチェックアウトしたアセットを他のユーザーが処理できなくなることを避けるために、ダッシュボードの「チェックアウト」セクション(「ホーム」タブ上)で自分にチェックアウトされているアセットを確認し、ロックする必要のないアセットをチェックインします(または、データベースに対して変更をコミットしない場合は、アセットのチェックアウトを元に戻します)。

15.1.1.2 アセットを自動的にチェックアウトする機能

次の表で、アセットを自動的にチェックアウトするアセット管理機能について説明します。

機能 リビジョン制御への影響

作成

新しいアセットを作成するとすぐに、そのアセットは作成したユーザーにチェックアウトされます。

編集

アセットをチェックアウトし、他のユーザーが編集または削除できないようにします。

コピー

アセットの新しいコピーを作成します。コピー操作中は、ソース・アセットはチェックアウトできません。アセットのコピーを作成するとすぐに、そのコピーは作成したユーザーにチェックアウトされます。


15.1.2 ロールバックとリビジョン履歴

チェックアウトしたアセットをチェックインすると、WebCenter Sitesでは、アセットの新しいバージョンが保存され、前のバージョンのリストに追加されます。後から、前のバージョンのいずれかにアセットをリストアできます。また、アセットのリビジョン履歴を調べることもできます。


注意:

特定のアセットに関して保存するリビジョンの量が制限されている場合があります(管理者の構成による)。したがって、アセットの早期のバージョンは上書きされる可能性があります。この場合、上書きされたバージョンは、アセットのリビジョン履歴に表示されません。上書きされたバージョンにアセットをロールバックすることはできません。


  • ロールバックとは、アセットを前のバージョンにリストアすることです。チェックアウトしているアセットがある場合は、そのアセットを前のバージョンにロールバックできます(そのバージョンが上書きされておらず、かつ最初のSYSTEMバージョンでない場合)。ロールバックにより、アセットのコンテンツはリストアされますが、ステータス(作成済、編集済など)は前のバージョンの時点にリセットされず、ワークフローのステータスにも影響はありません。そのアセットがワークフローの一部である場合は、適切な権限を持つユーザーなら誰でも、前のバージョンにリストアできます。

  • リビジョン履歴。どのユーザーも、アセットのリビジョン履歴のリストを表示し、調査できます。リビジョン履歴には、該当するアセットを現在チェックアウトしているユーザーも適宜表示されます。アセットをチェックインしたユーザーがコメントを入力した場合は、リビジョン履歴表の「コメント」セクションで確認できます。

    図15-1 「リビジョン履歴レポート」表

    図15-1の説明が続きます
    「図15-1 「リビジョン履歴レポート」表」の説明

15.2 アセットのチェックアウト

この項では、アセットを手動でチェックアウトする方法を説明します。

アセットをチェックアウトするには:

  1. WebCenter Sitesにログインして、作業するサイトを選択し、WebCenter SitesのContributorインタフェースのアイコンを選択します。

  2. チェックアウトするアセットを見つけて開きます。次のいずれかを実行します。

    • 目的のアセットを検索して開きます。

      1. 「検索」フィールドで、アセットを特定する検索条件を指定して、虫めがねボタンをクリックします。

      2. 検索結果のリストで、目的のアセットの名前をクリックします。

    • 以前にこのアセットにブックマークを付けている場合は、「ワーク」ツリーの「ブックマーク」ノードから開きます。

      1. 「ワーク」ツリーで、「ブックマーク」ノードを開きます。(「ワーク」ツリーが閉じている場合、ナビゲーション・ペインで「ワーク」バーをクリックして開きます。)

      2. ブックマークを付けたアセットのリストで、目的のアセットの名前をダブルクリックします。

    アセットの検索の詳細は、第6章「アセットの検索と編成」を参照してください。

    アセットの「調査」ビュー(フォーム・モードまたはWebモード)を表示するタブが開きます。

  3. アセットをチェックアウトします。


    注意:

    該当するアセットが別のユーザーにチェックアウトされている場合、アセットの編集やチェックアウトを行おうとすると、次のようなエラー・メッセージが表示されます。

    アセットがすでにチェックアウトされているときに表示されるメッセージ。

    • フォーム・モードで作業している場合は、アセットのツールバーで、「チェックアウト」アイコンをクリックします。


      注意:

      アセットのツールバーに「チェックアウト」アイコンが表示されない場合は、該当するアセット・タイプのリビジョン追跡がサイト上で有効になっていないか、アセットがすでに自分にチェックアウトされています。


      WebCenter Sitesで、アセットがチェックアウトされます。

    • Webモードで作業している場合は、次の手順を実行します。

      1. アセットのツールバーで、「チェックイン/チェックアウト」アイコンをクリックします。

        タブに「チェックインされるアセット」画面が表示されます(図15-2を参照)。この画面には、次の図に示すように、プライマリ・アセット(Webモードで開いたアセット)およびすべての関連アセット(プライマリ・アセットのWebページ・ビューに表示されるアセット)に関するリビジョン追跡の詳細の表が含まれます。

        図15-2 「チェックインされるアセット」画面

        図15-2の説明が続きます
        「図15-2 「チェックインされるアセット」画面」の説明

        アセットに対して実行可能なリビジョン追跡アクション(存在する場合)は、目的のアセットの行の「アクション」列に表示されます。アセットがリビジョン追跡されていない場合、そのアセットの行の「アクション」列は空になり、「詳細」列に「追跡されていません」というメッセージが表示されます。

      2. リビジョン追跡の詳細の表で、チェックアウトするアセットを選択([Ctrl]キーを押しながらクリック)してから、「チェックアウト」ボタンをクリックします。また、該当するアセットの行の「アクション」列で「チェックアウト」リンクをクリックして、アセットを1つずつチェックアウトすることもできます。

        WebCenter Sitesで、アセットがチェックアウトされます。

15.3 チェックアウトの確認

現在自分にチェックアウトされているアセットのリストには、ダッシュボード(「ホーム」タブ内)からアクセスできます。

現在自分にチェックアウトされているアセットのリストを表示するには:

  1. WebCenter Sitesにログインして、作業するサイトを選択し、WebCenter SitesのContributorインタフェースのアイコンを選択します。

  2. 「ホーム」タブをクリックして、ダッシュボードにアクセスします。

  3. ダッシュボードの「チェックアウト」セクションに移動します。

    ダッシュボードの「チェックアウト」セクション(図15-3を参照)に、現在自分にチェックアウトされているすべてのアセットが表示されます。

    図15-3 ダッシュボードの「チェックアウト」セクション

    図15-3の説明が続きます
    「図15-3 ダッシュボードの「チェックアウト」セクション」の説明

  4. (オプション)アセットを開く場合は、リスト内で名前をクリックします。

    アセットの「調査」ビュー(フォーム・モードまたはWebモード)を表示するタブが開きます。

15.4 チェックアウトを元に戻す

この項では、アセットのチェックアウトを元に戻す方法を説明します。チェックアウトを元に戻すと、権限を持つ他のユーザーが、該当するアセットを処理できるようになります。

アセットのチェックアウトを元に戻すには:

  1. WebCenter Sitesにログインして、作業するサイトを選択し、WebCenter SitesのContributorインタフェースのアイコンを選択します。

  2. チェックアウトを元に戻すアセットを見つけて開きます。

    1. 「ホーム」タブをクリックして、ダッシュボードにアクセスします。

    2. ダッシュボードの「チェックアウト」セクションに移動します。

      ダッシュボードの「チェックアウト」セクションに、現在自分にチェックアウトされているアセットのリストが表示されます。

    3. アセットのリストで、目的のアセットに移動し、その名前をクリックします。

      アセットの「調査」ビュー(フォーム・モードまたはWebモード)を表示するタブが開きます。

  3. チェックアウトを元に戻します。アセットがフォーム・モードとWebモードのどちらで開いたかによって、次のいずれかを実行します。

    • アセットがフォーム・モードで開いた場合:

      1. アセットのツールバーで、「チェックアウトを元に戻す」アイコンをクリックします。

        次のダイアログ・ボックスが表示されます。

        図15-4 「チェックアウトを元に戻す」の警告メッセージ

        図15-4の説明が続きます
        「図15-4 「チェックアウトを元に戻す」の警告メッセージ」の説明

      2. ダイアログ・ボックスで、「はい」をクリックします。

        WebCenter Sitesで、アセットのチェックアウトが元に戻されます。

    • アセットがWebモードで開いた場合:

      1. アセットのツールバーで、「チェックイン/チェックアウト」アイコンをクリックします。

        タブに「チェックインされるアセット」画面が表示されます(図15-5を参照)。この画面には、次の図に示すように、プライマリ・アセット(Webモードで開いたアセット)およびすべての関連アセット(プライマリ・アセットのWebページ・ビューに表示されるアセット)に関するリビジョン追跡の詳細の表が含まれます。

        図15-5 Webモードで表示されるアセットの「チェックインされるアセット」画面

        図15-5の説明が続きます
        「図15-5 Webモードで表示されるアセットの「チェックインされるアセット」画面」の説明

        アセットに対して実行可能なリビジョン追跡アクション(存在する場合)は、そのアセットの行の「アクション」列に表示されます。アセットがリビジョン追跡されていない場合、そのアセットの行の「アクション」列は空になり、「詳細」列に「追跡されていません」というメッセージが表示されます。

      2. リビジョン追跡の詳細の表で、チェックアウトを元に戻すアセットを選択([Ctrl]キーを押しながらクリック)してから、「チェックアウトを元に戻す」ボタンをクリックします。

        WebCenter Sitesで、選択したアセットのチェックアウトが元に戻されます。

15.5 アセットのチェックイン

この項では、アセットをチェックインする方法を説明します。アセットをチェックインすると、アセットの新しいバージョンが作成され、権限を持つ他のユーザーが、該当するアセットを処理できるようになります。

アセットをチェックインするには

  1. WebCenter Sitesにログインして、作業するサイトを選択し、WebCenter SitesのContributorインタフェースのアイコンを選択します。

  2. チェックインするアセットを見つけて開きます。

    1. 「ホーム」タブをクリックして、ダッシュボードにアクセスします。

    2. ダッシュボードの「チェックアウト」セクションに移動します。

      ダッシュボードの「チェックアウト」セクションに、現在自分にチェックアウトされているアセットのリストが表示されます。

    3. アセットのリストで、目的のアセットに移動し、その名前をクリックします。

      アセットの「調査」ビューを(フォーム・モードまたはWebモードで)表示するタブが開きます。

  3. アセットをチェックインします。アセットがフォーム・モードとWebモードのどちらで開いたかによって、次のいずれかを実行します。

    • アセットがフォーム・モードで開いた場合:

      1. アセットのツールバーで、「チェックイン」アイコンをクリックします。

        タブに「チェックインされるアセット」画面(図15-6を参照)が表示されます。この画面には、アセットのリビジョン追跡の詳細を含む表が表示されます。

        図15-6 フォーム・モードで表示されるアセットの「チェックインされるアセット」画面

        図15-6の説明が続きます
        「図15-6 フォーム・モードで表示されるアセットの「チェックインされるアセット」画面」の説明

      2. 該当するアセットを含む行が強調表示されていることを確認して、「チェックイン」ボタンをクリックします。

      3. (オプション)「コメント」フィールドに、チェックインするバージョンに関連するコメントまたは指示を入力します。ここで入力したコメントは、アセットのリビジョン履歴に表示されます。複数のアセットをチェックインする場合、入力するコメントは、チェックインするすべてのアセットに適用されます。

      4. (オプション)アセットの新しいバージョンを作成してから、その新しいバージョンで作業を続行する場合は、「チェックアウトの保持」ボックスを選択します。

      5. 「チェックイン」をクリックします。

        WebCenter Sitesで、アセットがデータベースにチェックインされます。

    • アセットがWebモードで開いた場合:

      1. アセットのツールバーで、「チェックイン/チェックアウト」アイコンをクリックします。

        「チェックインされるアセット」画面がタブに表示されます。この画面には、図15-7に示すように、プライマリ・アセット(Webモードで開いたアセット)およびすべての関連アセット(プライマリ・アセットのWebページ・ビューに表示されるアセット)に関するリビジョン追跡の詳細の表が含まれます。

        図15-7 Webモードで表示されるアセットの「チェックインされるアセット」画面

        図15-7の説明が続きます
        「図15-7 Webモードで表示されるアセットの「チェックインされるアセット」画面」の説明

        アセットに対して実行可能なリビジョン追跡アクション(存在する場合)は、目的のアセットの行の「アクション」列に表示されます。アセットがリビジョン追跡されていない場合、そのアセットの行の「アクション」列は空になり、「詳細」列に「追跡されていません」というメッセージが表示されます。

      2. リビジョン追跡の詳細の表で、チェックインするアセットを選択([Ctrl]キーを押しながらクリック)してから、「チェックイン」ボタンをクリックします。また、該当するアセットの行の「アクション」列で「チェックイン」リンクをクリックして、アセットを1つずつチェックインすることもできます。

      3. (オプション)「コメント」フィールドに、チェックインするバージョンに関連するコメントまたは指示を入力します。ここで入力したコメントは、アセットのリビジョン履歴に表示されます。複数のアセットをチェックインする場合、入力するコメントは、チェックインするすべてのアセットに適用されます。

      4. (オプション)アセットの新しいバージョンを作成してから、その新しいバージョンで作業を続行する場合は、「チェックアウトの保持」ボックスを選択します。

      5. 「チェックイン」をクリックします。

        WebCenter Sitesで、選択したアセットがデータベースにチェックインされます。

15.6 リビジョン履歴の確認


注意:

アセットのリビジョン履歴は、アセットがフォーム・モードで表示されている場合にのみ確認できます。アセットがWebモードで開く場合は、フォーム・モードに切り替える必要があります。


アセットのリビジョン履歴を確認するには

  1. WebCenter Sitesにログインして、作業するサイトを選択し、WebCenter SitesのContributorインタフェースのアイコンを選択します。

  2. リビジョン履歴を表示するアセットを見つけて開きます。

    1. 次のいずれかを行います。

      • 該当するアセットが現在自分にチェックアウトされていない場合は、「検索」フィールドに、アセットを識別する検索条件を入力し、虫めがねボタンをクリックします。

        アセットの検索の詳細は、第6章「アセットの検索と編成」を参照してください。

      • 該当するアセットが現在自分にチェックアウトされている場合は、「ホーム」タブをクリックしてダッシュボードにアクセスします。次に、ダッシュボードの「チェックアウト」セクションに移動します。

    2. アセットのリストで、目的のアセットに移動し、その名前をクリックします。

      タブが開き、アセットの「調査」ビュー(フォーム・モードまたはWebモード)が表示されます。

  3. アセットがWebモードで開く場合は、フォーム・モードに切り替えます。アセットのツールバーで、「モード」スイッチをクリックします。

  4. アセットのリビジョン履歴を表示します。次のいずれかを行います。

    • アセットのツールバーで、「バージョンの表示」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「編集」「バージョン」「バージョンの表示」を選択します。

    図15-8に示すように、アセットのリビジョン履歴がタブに表示されます。

    図15-8 「リビジョン履歴レポート」画面

    図15-8の説明が続きます
    「図15-8 「リビジョン履歴レポート」画面」の説明

  5. 表示するバージョンの横にある虫めがねアイコンをクリックします。

    選択したアセットのバージョンの「調査」ビュー(フォーム・モード)がタブに表示されます。

15.7 前のバージョンに戻す(ロールバック)

この項では、アセットを前のバージョンに戻す方法を説明します。


注意:

アセットを前のバージョンに戻すことができるのは、アセットがフォーム・モードで表示されているときのみです。アセットがWebモードで開く場合は、フォーム・モードに切り替える必要があります。


アセットをロールバックするには

  1. WebCenter Sitesにログインして、作業するサイトを選択し、WebCenter SitesのContributorインタフェースのアイコンを選択します。

  2. 前のバージョンにロールバックするアセットを見つけて開きます。

    1. 次のいずれかを行います。

      • 該当するアセットが現在自分にチェックアウトされていない場合は、「検索」フィールドに、アセットを識別する検索条件を入力し、虫めがねボタンをクリックします。

        アセットの検索の詳細は、第6章「アセットの検索と編成」を参照してください。

      • 該当するアセットが現在自分にチェックアウトされている場合は、「ホーム」タブをクリックしてダッシュボードにアクセスします。次に、ダッシュボードの「チェックアウト」セクションに移動します。

    2. アセットのリストで、目的のアセットに移動し、その名前をクリックします。

      調査ビューのアセットを(フォーム・モードまたはWebモードで)表示するタブが開きます。

  3. アセットがWebモードで開く場合は、フォーム・モードに切り替えます。アセットのツールバーで、「モード」スイッチをクリックします。

  4. アセットの前のバージョンにロールバックします。次のいずれかを行います。

    • アセットのツールバーで、「ロールバック」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「編集」「バージョン」「ロールバック」を選択します。


      注意:

      次のような場合は、アセットを前のバージョンに戻すことはできません。

      • 該当するアセット・タイプに関してリビジョン追跡が有効になっていない場合。

      • アセットがすでに自分または別のユーザーによってチェックアウトされている場合。アセットをロールバックするには、チェックインする必要があります。

      • ロールバックする先のバージョンがアセットの最初の(SYSTEM)バージョンである場合。

      リビジョン追跡または権限について不明な点がある場合は、WebCenter Sites管理者に問い合せてください。


    「ロールバック」画面がタブに表示されます(図15-9を参照)。

    図15-9 「ロールバック・ページ: Surfing」画面

    図15-9の説明が続きます
    「図15-9 「ロールバック・ページ: Surfing」画面」の説明

  5. 表の「ロールバック」列で、ロールバック先のアセットのバージョンの横にあるラジオ・ボタンを選択します。

  6. 「ロールバック」をクリックします。

    WebCenter Sitesで、選択したバージョンにアセットがロールバックされます。アセットをロールバックすると、そのアセットの別バージョンがWebCenter Sitesによって作成されます。