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Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sitesユーザーズ・ガイド
11gリリース1 (11.1.1.8.0)
E49680-01
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6 アセットの検索と編成

WebCenter Sitesは、作業対象のアセットを検索するための簡単で効果的な手段となります。検索が終わったら、アセットの検索に使用した検索条件を保存し、さらに後で簡単にアクセスできるように、アセットをパーソナライズしたリストに編成できます。

この章では、avisportsサンプル・サイトからの例をいくつか示しながら、アセットを作成および編成する基本的な手順を説明します。

この章は、次の項で構成されています。

6.1 アセットの検索の概要

WebCenter Sitesでは、指定した条件に一致するアセットを簡単に検索できます。検索結果に含まれるアセットは、ユーザーが操作権限を持つもののみです。(権限は管理者が設定します。)

6.1.1 WebCenter SitesのContributorインタフェースの検索動作

WebCenter SitesのContributorインタフェースは、Lucene検索エンジンと統合されています。この統合により、Contributorインタフェースの検索動作は次のようになっています。

  • Contributorインタフェースで検索を実行する前に、管理者はシステムで検索索引を有効にしておく必要があります(WebCenter Sites管理インタフェースを使用)。

  • Contributorインタフェースでは、特定のサイトのすべてのアセット・タイプにわたって検索を実行できます。検索を始めるときに、検索対象アセットのアセット・タイプがわからなくてもかまいません。検索対象を特定のアセット・タイプに限定するためのオプションが用意されています。

  • Contributorインタフェースでは、すべてのアセットのすべてのフィールドの名前と値を使用して検索が実行されます。たとえば、特定の属性名を選択して検索しなくても、flowersという単語を含むすべてのアセットを検索できます。

  • Contributorインタフェースでは、検索問合せを作成して検索をカスタマイズできます。詳細は、第6.1.2項「検索のガイドライン」を参照してください。

6.1.2 検索のガイドライン

Contributorインタフェースで検索を実行する場合は、次の表のガイドラインに従って検索問合せを作成します。検索問合せをカスタマイズすると、より緻密な検索を実行できます。

検索では、大文字と小文字は区別されません。たとえば、Jackを検索すると、Jackを含むアセットとjackを含むアセットが返されます。

検索対象 手順

特定のフレーズを含むアセット。

フレーズを引用符で囲みます。

blue flowersというフレーズを含むアセットを検索するには、検索問合せとして"blue flowers"と入力します。

用語のバリエーションを含み、用語の文字長が一致するアセット。

? (疑問符)記号を使用して、1文字のワイルドカードを示します。検索用語の先頭をワイルドカードにすることはできません。

testまたはtextを含むアセットを検索するには、検索問合せとしてte?tと入力します。bookまたはbackを含むアセットを検索するには、検索問合せとしてb??kと入力します。

用語のバリエーションを含むアセットで、用語の文字長が一致しない場合があるもの。

*記号を使用して、複数文字のワイルドカードを示します。検索用語の先頭をワイルドカードにすることはできません。

testtesterまたはtestingを含むアセットを検索するには、検索問合せとしてtest*と入力します。jeanneまたはjeanineを含むアセットを検索するには、検索問合せとしてjea*eと入力します。

指定されたすべての用語を含むアセット。

AND演算子で用語を結合します。

jackjillの両方を含むアセットを検索するには、検索問合せとしてjack AND jillと入力します。

特定の用語を含むが、指定した別の用語は含まないアセット。

NOT演算子を使用して、不要な用語を除外します。

jackは含むが、jillは含まないアセットを検索するには、検索問合せとしてjack NOT jillと入力します。

特定の用語を必ず含み、かつ、指定した別の用語を含んでいるか含んでいないアセット。

用語の前に+(必須)演算子を付け、必須の用語であることを示します。

jackは必ず含み、jillは含んでも含まなくてもよいアセットを検索するには、検索問合せとして+jack jillと入力します。

特定の用語を含むアセット。ただし、指定した別の用語も含まれている場合、そのアセットは除外します。

用語の前に-(禁止)演算子を付け、除外を示します。

jackを含むが、jillも含まれている場合は対象から除外してアセットを検索するには、検索問合せとしてjack -jillと入力します。

指定した用語に似た綴りの用語を含むアセット。

用語の後ろに~ (チルダ)演算子を付け、その用語のファジー検索を実行します。

jackを含むアセットを、スペルミスのものも含めて検索するには、検索問合せとしてjack~と入力します。


6.1.3 Contributorインタフェースで実行可能な検索のタイプ

Contributorインタフェースでアセットを検索するときは、簡易検索または詳細検索のいずれかを実行できます。

  • 簡易検索では、すべてのアセットのすべてのフィールドにある名前と値からキーワードまたはフレーズを検索できます。また、簡易検索には、特定のアセット・タイプに対する検索の結果を絞り込む機能があります。簡易検索を実行する手順は、第6.2項「簡易検索の実行」を参照してください。

  • 詳細検索では、属性(作成日、開始日と終了日、ロケール、一意のID、名前、説明、タグ、作成者およびタイプ)、またはこれらの項目の任意の組合せによってアセットを検索できます。詳細検索を実行する手順は、第6.3項「詳細検索の実行」を参照してください。

検索(簡易または詳細)の実行に使用した検索条件を保存することもできます。検索条件は、保存済検索として保存し、別のタイミングでその検索を実行できるようにするか、またはアセット(ContentQueryタイプ)として保存し、ページに配置することでそのページにアクセスしたサイト・ビジターに問合せの結果を表示できます。

6.2 簡易検索の実行


注意:

検索できるアセットのタイプは、ユーザーの権限と、Contributorインタフェースで使用可能なアセット・タイプによって決まります。


アセットを検索するには

  1. WebCenter Sitesにログインして、作業するサイトを選択し、WebCenter SitesのContributorインタフェースのアイコンを選択します。

  2. 次のように検索条件を指定します。

    1. 「検索」フィールドで、適切な検索条件を入力します。検索問合せを作成し、検索の範囲を絞り込む方法の詳細は、第6.1.2項「検索のガイドライン」を参照してください。

    2. (オプション)「検索」フィールドで、下矢印をクリックし、「検索タイプ」ドロップダウン・ボックスをレンダリングします。検索の対象とするアセット・タイプを選択します。選択しないと、WebCenter Sitesでは現在のサイトにあるすべてのアセット・タイプにおいて検索します。

  3. 虫めがねボタンをクリックします。


    注意:

    Contributorインタフェースにおける検索結果は、一定間隔で更新されるデータベース索引から得られた情報に基づいています。アセットの作成または編集後、変更が検索結果に反映されるまでにわずかな遅延がある場合があります。不明な点がある場合は、WebCenter Sites管理者に問い合せてください。


  4. 検索結果リストで、使用するアセットを選択します。検索結果リスト内の特定のアセットをより簡単に検索するために、リスト内の移動、検索結果のソート、検索結果リストのドッキングまたはドッキング解除、および検索結果リストに示す各アセットのサムネイル・イメージとしての表示を実行できます。

    検索結果リストを使用する手順は、第6.4項「検索結果リストの使用」を参照してください。

6.3 詳細検索の実行

詳細検索を使用すると、作成日、開始日と終了日、ロケール、一意のID、名前、説明、作成者、タイプ、およびこれらの任意の組合せによってアセットを検索できます。

アセットの詳細検索を実行するには

  1. WebCenter Sitesにログインして、作業するサイトを選択し、WebCenter SitesのContributorインタフェースのアイコンを選択します。

  2. 「検索」フィールドで下矢印を選択し、「詳細検索」をクリックします。

    「検索」タブに「詳細検索」画面が表示されます。

    図6-3 「詳細検索」画面

    図6-3の説明が続きます
    「図6-3 「詳細検索」画面」の説明

  3. 「詳細検索」画面で、検索の絞り込みに必要なだけ、後続のフィールドに条件を指定します。

    1. 「次を含むコンテンツの検索」セクションで、検索条件とどのように一致するものを対象とするかを指定します。

      1. テキスト・ボックスに、検索対象の単語またはフレーズを入力します。このフィールドでは、第6.1.2項「検索のガイドライン」で説明しているオプションと同じオプションを使用できます。

      2. 検索結果が満たす必要のある条件を指定します。

        指定したすべての検索条件を満たす検索結果を得るには、ドロップダウン・リストから「これらの単語すべて」を選択します。

        指定した検索条件のいずれかを満たす検索結果を得るには、ドロップダウン・リストから「これらの単語のいずれか」を選択します。

    2. 検索結果が満たす必要のある条件が他にもある場合は、「また次の条件を満たす」セクションで指定します。

      • 「名前」フィールドは、ここに指定した条件が名前に含まれているアセットの検索に使用します。

      • 「説明」フィールドは、ここに指定した条件が説明に含まれているアセットの検索に使用します。

      • 特定の語句またはフレーズのタグを付加したアセットにタグベースの問合せを実行します。

      • 「ID」フィールドは、ここに指定した条件が一意のIDに含まれているアセットの検索に使用します。

      • 会社がロケールを使用して多言語コンテンツを管理している場合は、「ロケール」ドロップダウン・リストからオプションを選択することにより、検索対象を選択したロケーションのアセットに制限できます。多言語コンテンツ管理と「ロケール」フィールドの詳細は、第11項「多言語アセットでの作業」を参照してください。

      • 特定のユーザーが作成したアセットを検索する場合は、「作成者」ドロップダウン・リストから目的のコンテンツ・プロバイダの名前を選択します。

      • アセットが作成された時間範囲を検索する場合は、「修正日」フィールドから時間を選択します。「カスタム範囲」を選択した場合は、「開始」と「終了」の各フィールドに検索範囲の開始と終了の日付を入力してください。

      • 特定のタイプのアセットのみを検索する場合は、「アセット・タイプ」ドロップダウン・リストからアイテムを選択します。サイト管理者がLucene検索エンジンに対して行った構成に応じて、次の1つまたは両方のフィールドが表示されます。

        選択したアセット・タイプに複数のサブタイプが関連付けられている場合は、「アセット・サブタイプ」フィールドでサブタイプを指定して、アセット・タイプ検索を特定のサブタイプに絞り込みます。

        サイト管理者がWebCenter Sites管理インタフェースでアセット・タイプ検索アセット・タイプ索引の属性検索を構成している場合は、「アセット属性の検索キーワードの入力」セクションが表示されます。ドロップダウン・メニューから属性を選択し、「追加」をクリックして、アセット・タイプの特定の属性に絞って検索を行います。


        注意:

        WebCenter Sites管理インタフェースの検索機能の構成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』を参照してください。


  4. 「詳細検索の実行」をクリックして、指定した条件を使用した検索を実行します。「詳細検索」画面のフィールドをリセットするには、「リセット」をクリックします。

    • どのアセットも操作していない場合は、「検索」タブに検索結果リストが表示されます。

    • アセットを操作している場合は、ワークスペースの右側に検索結果リストが自動的にドッキングされます。

  5. 検索結果リストで、使用するアセットを選択します。検索結果リスト内の特定のアセットをより簡単に検索するために、リスト内の移動、検索結果のソート、検索結果リストのドッキングまたはドッキング解除、および検索結果リストに示す各アセットのサムネイル・イメージとしての表示を実行できます。

    検索結果リストを使用する手順は、第6.4項「検索結果リストの使用」を参照してください。

6.4 検索結果リストの使用

検索を実行すると、「検索」タブのリストまたはワークスペースの右側にドッキングされたリストのいずれかに検索の結果が表示されます。検索結果リスト内の特定のアセットをより簡単に検索するために、リスト内の移動(同時に表示される結果の数の制限)、各種の方法による検索結果のソート、検索結果リストのドッキングまたはドッキング解除、および検索結果に示す各アセットのサムネイル・イメージとしての表示を実行できます。

この項の内容は、次のとおりです。

6.4.1 検索結果リストのドッキングまたはドッキング解除

検索の実行時にアセットで作業しているときは、検索結果がワークスペースの右側に自動的にドッキングされます。検索の実行時にアセットで作業していない場合は、検索結果が「検索」タブに表示されます。

  • ワークスペースの右側に検索結果を表示するには、検索結果の上部に表示されるツールバーで「ドッキング」をクリックします。

  • 検索結果リストを「検索」タブに表示するには、検索結果の上部に表示されるツールバーで「ドッキング解除」をクリックします。

6.4.2 サムネイル表示とリスト表示の切替え

検索結果をリスト表示とサムネイル表示のどちらで表示するかを選択します。

図6-4 ドッキングされた検索結果リストのツールバー

図6-4の説明が続きます
「図6-4 ドッキングされた検索結果リストのツールバー」の説明

  • 検索結果をリストとして表示するには、検索結果リストの上部にある「リスト表示」オプションをクリックします。

  • 検索結果に含まれる各アセットをサムネイル・イメージとして表示するには、検索結果リストの上部にある「サムネイル表示」オプションをクリックします。

6.4.3 検索結果のソート

検索結果が「検索」タブに(ドッキングされずに)リスト表示されている場合は、次の列のいずれかをクリックして検索結果をソートします。

  • 名前

  • タイプ

  • ロケール

  • 修正日

  • タグ


    注意:

    結果のソート後、同じ列を再度クリックすると、ソート順序が逆になります。


検索結果リストがワークスペースの右側に(ドッキングされて)表示されているか、検索結果がサムネイル表示されている場合は、検索結果リストの上部にある「ソート」オプションをクリックし、(結果のソート方法に応じて)次のオプションのいずれかを選択します。

  • 名前(A-Z)

  • 名前(Z-A)

  • アセット・タイプ

  • ロケール

  • 修正済(新しいものから)

  • 修正済(古いものから)

検索結果が指定した順序で表示されます。

6.4.4 検索結果内の移動

検索結果リストには、結果のページごとに100アセットが表示されます。次の手順を実行すると、検索結果内を簡単に移動できます。

6.5 検索条件の保存

WebCenter Sitesでは、検索条件を保存済検索またはContentQueryアセットとして保存できます。この項では、その2つの方法で検索条件を保存する手順について説明します。

この項の内容は、次のとおりです。

6.5.1 保存済検索としての検索条件の保存

WebCenter Sitesには、検索の実行に使用した検索条件を保存できる「保存済検索」機能があります。保存する検索条件は、ダッシュボード(「ホーム」タブ)の「保存済検索」セクションからアクセスできます。保存済検索は、検索条件の保存方法に応じて、パブリック(一定のロールを割り当てられたユーザーで共有する)とプライベート(検索条件を保存したユーザーのみがアクセス可能)のいずれかにできます。

保存済検索として検索条件を保存するには

  1. WebCenter Sitesにログインして、作業するサイトを選択し、WebCenter SitesのContributorインタフェースのアイコンを選択します。

  2. 「検索」フィールドに、検索する条件を入力します。簡易検索の実行の詳細は、第6.2項「簡易検索の実行」を参照してください。詳細検索を実行する場合は、第6.3項「詳細検索の実行」を参照してください。

  3. 虫めがねボタンをクリックします。詳細検索を実行する場合は、「詳細検索の実行」をクリックします。

    検索結果リストは、「検索」というタブか、ワークスペースの右側にドッキングされて表示されます。

  4. 検索結果リストが「検索」タブに表示されていることを確認します。検索結果リストがドッキングされている場合は、「ドッキング解除」をクリックします。

  5. 「検索の保存」をクリックします。

    次のダイアログが表示されます。

    図6-11 「検索の保存」ダイアログ・ボックス

    図6-11の説明が続きます
    「図6-11 「検索の保存」ダイアログ・ボックス」の説明

    1. 「名前の入力」フィールドに、保存する検索条件を一意に識別する名前を入力します。

    2. この保存済検索を他のWebCenter Sitesユーザーと共有する場合は、「共有」をクリックします。「使用可能」リスト・ボックスで、この保存済検索の共有に使用するロールを選択し、「選択済」リスト・ボックスに移動します。

      図6-12 「検索の保存」: 他のサイトとの共有

      図6-12の説明が続きます
      「図6-12 「検索の保存」: 他のサイトとの共有」の説明

    3. 「保存」をクリックします。

      ダッシュボード(「ホーム」タブ)の「保存済検索」セクションに保存済検索が表示されます。保存済検索を共有した場合は、指定したロールのすべてのユーザーのダッシュボードにも保存済検索が表示されます。

      図6-13 ダッシュボード: 「保存済検索」ウィジェット

      図6-13の説明が続きます
      「図6-13 ダッシュボード: 「保存済検索」ウィジェット」の説明

  6. 保存済検索を作成したときに指定した検索条件と同じ条件を使用して検索を実行する場合は、次の手順を実行します。

    1. 「ホーム」タブをクリックして、ダッシュボードにアクセスします。

    2. ダッシュボードの「保存済検索」セクションで、検索する条件を含む保存済検索を選択します。

      「検索」タブが開き、保存された検索条件に一致する最新の結果が表示されます。

6.5.2 アセット(ContentQueryタイプ)としての検索条件の保存

WebCenter Sitesでは、詳細検索機能と検索条件の保存機能を組み合せたContentQueryアセット・タイプが提供されているため、検索条件をContentQueryタイプのアセットとして保存できます。ContentQueryアセットは、他のアセットとはタイプが異なります。これには、コンテンツまたは他のアセットのリストが含まれません。そのかわりに、ContentQueryアセットには1つの問合せのみが含まれます。ContentQueryアセットをページに配置し、そのページをパブリッシュすると、問合せが実行され、その結果がサイト・ビジターにレンダリングされます。

ContentQueryアセットを作成するには

  1. WebCenter Sitesにログインして、作業するサイトを選択し、WebCenter SitesのContributorインタフェースのアイコンを選択します。

  2. ContentQueryアセットを作成します。メニュー・バーで、「コンテンツ」「新規」「新規のContentQuery」の順に選択します。


    注意:

    管理者が、すべての新規のContentQueryアセットが作成後にワークフローに配置されるようにContentQueryアセット・タイプを構成している場合は、「割当て先の選択」フォームを表示するタブが開きます。

    必要なロールごとに1人以上のユーザーを選択し、「割当て先の設定」をクリックします。これらのユーザーはだれでも、ワークフロー・プロセスの次の手順を完了できます。詳細は、第16章「ワークフロー」を参照してください。


    アセットのコンテンツ・エントリ・フォーム(フォーム・モード)を表示するタブが開きます。

    図6-14 新規のContentQueryアセット・フォーム

    図6-14の説明が続きます
    「図6-14 新規のContentQueryアセット・フォーム」の説明

  3. ContentQueryアセットのコンテンツ・エントリ・フォームで、次の手順を実行します。

    1. 「コンテンツ」セクションを次のように入力します。

      • 「名前」フィールドに、ContentQueryアセットの名前を入力します。


        注意:

        命名規則は次のとおりです。

        • 名前には、1から64文字の英数字を使用する必要があります。

        • 次の文字は使用できません。一重引用符(')、二重引用符(")、セミコロン(;)、コロン(:)、疑問符(?)、パーセント記号(%)、小なり記号(<)、大なり記号(>)。

        • 名前には空白を含めることができますが、空白で始まる名前は指定できません。


      • 「説明」フィールドに、アセットの簡単な説明を入力します。

      • 「リスト・サイズ」フィールドに、ContentQueryアセットによって表示される検索結果の数を入力します。サイト・ビジターに表示される結果を最大数にする場合は、このフィールドを空白にします。

      • 「ソート・フィールド」ドロップダウン・フィールドで、問合せの結果をレンダリングする順序を選択します。デフォルトでは、「名前」「アセット・タイプ」「ロケール」、または結果に含まれるアセットの最後の「修正日」の日付よって結果をソートできます。

      • 「ソート順序」ドロップダウン・フィールドで、問合せ結果を表示する順序を選択します。オプションとして、「昇順」「降順」を利用できます。

    2. 問合せを作成します。フォーム・セクション・セレクタで、「問合せ」をクリックします。

      フォームの「問合せ」セクションが開いて、「詳細検索」フォームが表示されます。アセットとして保存する検索条件を「問合せ」セクションに入力します。フィールドへの入力の詳細は、第6.3項「詳細検索の実行」の手順3を参照してください。

  4. 問合せの結果をテストします。「問合せ」セクションで、「詳細検索の実行」をクリックします。


    注意:

    問合せの結果は、ContentQueryアセットの「編集」ビューまたは「調査」ビューのいずれかでテストできます。


    問合せの結果は、ContentQueryアセットの右側に(ドッキングして)表示されます。

    図6-15 アセットの右側に表示される問合せ結果

    図6-15の説明が続きます
    「図6-15 アセットの右側に表示される問合せ結果」の説明

  5. 次のいずれかを実行してアセットを保存します。

    • アセットのツールバーで、「保存」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「コンテンツ」「保存」を選択します。

  6. (オプション) ContentQueryアセットを調査します。アセットのツールバーで、「調査」アイコンをクリックします。

  7. 問合せの結果を次の手順でプレビューします。

    1. アセットのツールバーで、「プレビュー」アイコンをクリックします。

      「レイアウトの選択」ダイアログ・ボックスが開きます。

    2. 「レイアウトの選択」ダイアログ・ボックスで、目的のレイアウトを選択し、「適用」をクリックします。(デフォルトでは、FirstSite IIサンプル・サイトのFSIIDetailおよびFSIISummaryの両方のテンプレートで、問合せ結果をレンダリングするようにコーディングされています。)

      問合せ結果のプレビューがタブに表示されます。

  8. ページにContentQueryアセットを配置し、そのページをWebサイトにパブリッシュします。

    アセット(この例では、ContentQueryアセット)を別のアセットのアソシエーション・フィールドまたはスロットに配置する手順は、第8章「アセットの関連付け」を参照してください。アセットをパブリッシュする手順は、第14章「パブリッシュの承認」を参照してください。

    サイト・ビジターがWebページにアクセスすると、ContentQueryアセットによって問合せが実行され、サイト・ビジターに結果がレンダリングされます。

6.6 アセットの編成

WebCenter Sitesでは、アセットを編成し、ワークロードを追跡することで、使用するアセットを簡単に検索できます。

この項の内容は、次のとおりです。

6.6.1 「ワーク」ツリーの使用

WebCenter Sitesでは、ナビゲーション・ペインにある「ワーク」ツリーで自分のワークロードを追跡、管理できます。「ワーク」ツリーには、次に示すように、「ブックマーク」ノードと「履歴」ノードが含まれます。

図6-16 「ワーク」ツリー

図6-16の説明が続きます
「図6-16 「ワーク」ツリー」の説明

  • ブックマーク: ブックマークを付けたアセットのリストを返します。ブックマークを付けたアセットは、ダッシュボード(「ホーム」タブ内)の「ブックマーク」セクションにも表示されます。アセットにブックマークを付ける手順は、第6.6.1.1項「アセットへのブックマーク付け」を参照してください。

  • 履歴: 現在のサイトの現行セッションでこれまでに作業したアセットのリストを返します。このリストは、WebCenter Sitesからログアウトするたびに消去されます。

「ワーク」ツリーでは、ノードの作成、変更、削除はできません。ただし、「ブックマーク」ノードに追加するアセットは制御できます。「ブックマーク」ノードにアセットを追加することにより、パーソナライズしたリストを作成し、後で簡単に取得することができます。「ブックマーク」ノードのアセットは、いつでも追加および削除できます。これに対して、「履歴」ノードでは、現行セッションで操作したアセットが追跡されます。これにより、セッション中にいつでもこれらのアセットに戻って内容を参照できます。ノード(「ブックマーク」または「履歴」)を開くと、そのノードに含まれるアセットが下に表示されます。1つのアセットが同時に両方のツリー・ノードに含まれることもあります。


注意:

「ワーク」ツリーは、作業を管理、編成する目的にのみ使用されます。「ワーク」ツリーを使用して配信用にアセットをグループ化することはできません。


この項の内容は、次のとおりです。

6.6.1.1 アセットへのブックマーク付け

ブックマークを付けると、選択したアセットを「ワーク」ツリーの「ブックマーク」ノードに追加し、後で簡単に取得できるようにすることができます。ブックマークを付けたアセットは、ダッシュボード(「ホーム」タブ内)の「ブックマーク」セクションにも表示されます。ブックマークは、現在操作しているアセットに付けることと、検索結果リストから複数のアセットに付けることができます。

アセットにブックマークを付けるには:

  1. WebCenter Sitesにログインして、作業するサイトを選択し、WebCenter SitesのContributorインタフェースのアイコンを選択します。

  2. 第6.2項「簡易検索の実行」の説明に従い検索を実行します。詳細検索を実行する場合は、第6.3項「詳細検索の実行」を参照してください。

  3. 検索結果リストがワークスペースの右側にドッキングされている場合は、「ドッキング解除」をクリックして、検索結果リストを「検索」タブに表示します。

  4. 目的のアセット(複数も可)にブックマークを付けます。次のいずれかを行います。

    • ブックマークを付ける前にアセットのコンテンツを調査するには:

      1. 検索結果リストで、目的のアセットに移動してアセット名をクリックします。

        アセットの「調査」ビューを(フォーム・モードまたはWebモードで)表示するタブが開きます。

      2. メニュー・バーで、「コンテンツ」「ブックマーク」を選択します。

    • 検索結果リストで直接複数のアセットにブックマークを付けるには:

      1. 検索結果リストで、ブックマークを付ける複数のアセットを選択([Ctrl]キーを押しながらクリック)します。

      2. 「検索」タブのツールバーで、「ブックマーク」アイコンをクリックします。

        作成されたブックマーク数を示すメッセージが表示されます。選択したアセットが、「ブックマーク」ノード(「ワーク」ツリー内)と、ダッシュボード(「ホーム」タブ内)の「ブックマーク」セクションに追加されます。

  5. 選択したアセットがブックマークを付けたアセットのリストに追加されたことを確認します。この手順は、第6.6.1.2項「ブックマークを付けたアセットへのアクセス」を参照してください。

6.6.1.2 ブックマークを付けたアセットへのアクセス

ブックマークを付けたアセットには、次の方法でアクセスできます。

  • ダッシュボード(「ホーム」タブ内)の「ブックマーク」セクションから。

  • 「ワーク」ツリーの「ブックマーク」ノードから。

ブックマークを付けたアセットにダッシュボードからアクセスするには:

  1. WebCenter Sitesにログインして、作業するサイトを選択し、WebCenter SitesのContributorインタフェースのアイコンを選択します。

  2. 「ホーム」タブ内で、ダッシュボードの「ブックマーク」セクションに移動します。

    図6-17 ダッシュボード: 「ブックマーク」ウィジェット

    図6-17の説明が続きます
    「図6-17 ダッシュボード: 「ブックマーク」ウィジェット」の説明

  3. ダッシュボードの「ブックマーク」セクションで、目的のアセットに移動してアセット名をクリックします。

    アセットの調査ビュー(フォーム・モードまたはWebモード)を表示するタブが開きます。

ブックマークを付けたアセットに「ワーク」ツリーからアクセスするには

  1. WebCenter Sitesにログインして、作業するサイトを選択し、WebCenter SitesのContributorインタフェースのアイコンを選択します。

  2. ナビゲーション・ペインで、「ワーク」バーを選択します。

  3. 「ワーク」ツリーで、「ブックマーク」ノードの横にあるプラス記号をクリックしてこのノードを開きます。

    ブックマークを付けたアセットのリストが「ブックマーク」ノードの下に表示されます。

  4. 目的のアセットに移動して、ダブルクリックします。

    アセットの調査ビュー(フォーム・モードまたはWebモード)を表示するタブが開きます。

6.6.1.3 アセットのブックマーク解除

アセットにブックマークを付けておく必要がなくなった場合は、ブックマークを付けたアセットのリストからそのアセットを削除できます。アセットのブックマークを解除すると、そのアセットは「ワーク」ツリーの「ブックマーク」ノード、およびダッシュボードの「ブックマーク」セクションから削除されます。

「ワーク」ツリーからアセットのブックマークを解除するには

  1. WebCenter Sitesにログインして、作業するサイトを選択し、WebCenter SitesのContributorインタフェースのアイコンを選択します。

  2. ナビゲーション・ペインで、「ワーク」ツリーが閉じられている場合は、「ワーク」バーをクリックして開きます。

  3. 「ワーク」ツリーで、プラス記号をクリックして「ブックマーク」ノードを開きます。

    ブックマークを付けたアセットのリストが「ブックマーク」ノードの下に表示されます。

  4. ブックマークを付けたアセットのリストで、ブックマークを解除するアセットをダブルクリックします。

    アセットの「調査」ビューを(フォーム・モードまたはWebモードで)表示するタブが開きます。

  5. メニュー・バーで、「コンテンツ」「ブックマーク解除」を選択します。

    アセットのツールバーの下に、ブックマークが正常に削除されたことを示すメッセージが表示されます。「ワーク」ツリーの「ブックマーク」ノードと、ダッシュボード(「ホーム」タブ)の「ブックマーク」セクションからアセットが削除されます。

ダッシュボードからアセットのブックマーク解除を行うには:

  1. WebCenter Sitesにログインして、作業するサイトを選択し、WebCenter SitesのContributorインタフェースのアイコンを選択します。

  2. 「ホーム」タブをクリックして、ダッシュボードにアクセスします。

  3. ダッシュボードの「ブックマーク」セクションに移動します。

    図6-18 ダッシュボード: 「ブックマーク」ウィジェット

    図6-18の説明が続きます
    「図6-18 ダッシュボード: 「ブックマーク」ウィジェット」の説明

  4. ブックマークを付けたアセットのリストで、このリストから削除するアセットの行を選択します。

  5. 「ブックマークの削除」をクリックします。

    ポップアップ・ウィンドウに次のメッセージが表示されます。

    図6-19 「ブックマークの削除」ダイアログ・ボックス

    図6-19の説明が続きます
    「図6-19 「ブックマークの削除」ダイアログ・ボックス」の説明

  6. 「はい」をクリックします。

    ダッシュボードの「ブックマーク」セクションと、「ワーク」ツリーの「ブックマーク」ノードからアセットが削除されます。

6.6.1.4 「履歴」ノードからのアセットへのアクセス

「ワーク」ツリーの「履歴」ノードでは、現行セッションで操作したすべてのアセットが追跡されるため、セッション中にこれらのアセットに戻って内容を参照できます。


注意:

「履歴」ノードから手動でアセットを除去することはできません。ただし、「履歴」ノードに含まれるアセットのリストは、WebCenter Sitesからログアウトするたびに消去されます。


「履歴」ノードからアセットにアクセスするには:

  1. WebCenter Sitesにログインして、作業するサイトを選択し、WebCenter SitesのContributorインタフェースのアイコンを選択します。

  2. ナビゲーション・ペインで、「ワーク」バーを選択します。

  3. 「ワーク」ツリーで、プラス記号をクリックして「履歴」ノードを開きます。

  4. 「履歴」ノードで、目的のアセットに移動してダブルクリックします。

    図6-20 「ワーク」ツリーの「履歴」ノード

    図6-20の説明が続きます
    「図6-20 「ワーク」ツリーの「履歴」ノード」の説明

    アセットの調査ビュー(フォーム・モードまたはWebモード)を表示するタブが開きます。

6.6.2 タグの使用

WebCenter Sitesでは、アセットにタグを追加することにより、アセットの編成ができます。タグとは、1つ以上の共通要素(テーマやトピックなど)を共有するアセットに適用する単一の語句または短いフレーズのことです。アセットにタグを付けると、詳細検索を実行して、同一内容のタグが付いたすべてのアセットを検索できます。

タグは、ベーシック・アセット、フレックス・アセットおよびページ・アセットに追加できます。アセットへのタグの追加は、アセットのコンテンツ・エントリ・フォームまたは検索結果リストのいずれかで実行できます。この項では、検索結果リストからアセットにタグを付ける方法を説明します。アセットのコンテンツ・エントリ・フォームでアセットに直接タグを追加する手順は、第3.1.2項「フォーム・モードでの新規アセットの作成」の手順6cを参照してください。

検索結果リストからアセットにタグを付けるには

  1. WebCenter Sitesにログインして、作業するサイトを選択し、WebCenter SitesのContributorインタフェースのアイコンを選択します。

  2. 第6.2項「簡易検索の実行」の説明に従い検索を実行します。詳細検索を実行する場合は、第6.3項「詳細検索の実行」を参照してください。

  3. 検索結果が「検索」タブに表示されていることを確認します。検索結果リストがワークスペースの右側にドッキングされている場合は、「ドッキング解除」をクリックします。

  4. 検索結果リストで、タグを付けるアセットを選択([Ctrl]キーを押しながらクリック)します。

  5. 選択したアセットのいずれかを右クリックします。

    コンテキスト・メニューが次のように開きます。

    図6-21 検索結果リストでのアセットのコンテキスト・メニュー

    図6-21の説明が続きます
    「図6-21 検索結果リストでのアセットのコンテキスト・メニュー」の説明

  6. コンテキスト・メニューで、「タグ」をクリックします。

    次のダイアログ・ボックスが開きます。

    図6-22 「タグの追加」ダイアログ・ボックス

    図6-22の説明が続きます
    「図6-22 「タグの追加」ダイアログ・ボックス」の説明

  7. 「選択したすべてのアセットに適用されるタグ」フィールドに、選択したアセットに付加する単一の語句または短いフレーズを入力します。

    アセットにタグを追加する際は、次の規則に注意してください。

    • タグには、1から32文字の英数字を使用する必要があります。その他の文字では、アンダースコア(_)とハイフン(-)のみが使用可能です。

    • タグを終了するには、セミコロン(;)を使用するか、キーボードの[Enter]を押します。たとえば、このフィールドに複数のタグを入力する場合は、それぞれのタグをセミコロン(;)で区切る必要があります。


    注意:

    選択したアセットの一部にすでにタグが付いている場合、それらのタグは「選択したアセットの一部に適用されるタグ」フィールドに表示されます。


  8. (オプション)選択したアセットの一部にタグ付けされているタグを削除する場合は、「選択したアセットの一部に適用されるタグ」フィールドで、削除するタグに移動してXボタンをクリックします。

  9. 「保存」をクリックします。

  10. 検索結果リストのツールバーで、「リフレッシュ」アイコンをクリックします。

    選択したアセットに追加したタグが、検索結果リストの「タグ」列に表示されます。

    図6-23 検索結果リストの「タグ」列におけるタグの表示

    図6-23の説明が続きます
    「図6-23 検索結果リストの「タグ」列におけるタグの表示」の説明