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Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sites開発者ガイド
11gリリース1 (11.1.1.8.0)
E49681-03
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65 Contributorインタフェース: 検索ビューのカスタマイズ

この章では、WebCenter Sites Contributorインタフェースのリストおよびサムネイルの検索ビューをカスタマイズする方法について説明します。

この章は、次の項が含まれています。

65.1 検索ビューのカスタマイズの概要

ユーザーがWebCenter SitesのContributorインタフェースにログインして、サイトにアクセスする場合、簡易検索または詳細検索を実行して、必要なアセットを検索できます。検索結果は、「リスト表示」または「サムネイル表示」のいずれかに表示されます。この項では、様々な検索ビュー、そのカスタマイズ可能な機能、および検索ビューの構成を制御するエレメントについて説明します。検索機能とビューに関する情報が必要な場合は、『Oracle WebCenter Sitesユーザーズ・ガイド』を参照してください。この項の内容は、次のとおりです。

65.1.1 検索ビューのタイプ

検索結果パネルはドッキングされている状態またはドッキングされていない状態で、リスト表示またはサムネイル表示として表示できます。したがって、Contributorインタフェースには、次のビューが表示されます。

  • ドッキングされていないリスト

  • ドッキングされたリスト

  • ドッキングされていないサムネイル

  • ドッキングされたサムネイル

編集用にオープンになっているアセットが存在しない場合にのみ、ドッキングされていないビューが開きます。ドッキングされたビューは、編集モードのアセットにアタッチされるため、アセットが編集モードでオープンになっている場合にのみ開きます。

65.1.2 検索ビューでカスタマイズ可能な内容

図65-1は、リスト表示でカスタマイズ可能な機能を示しています。図65-2は、サムネイル表示でカスタマイズ可能な機能を示しています。詳細は、第65.3項「ドッキングされていないビューのカスタマイズ」を参照してください。これはドッキングされたビューにも適用されます。

ソート・メニューとツールチップは個別にカスタマイズされます。詳細は、第65.5項「ソート・メニューおよびツールチップのカスタマイズ」を参照してください。

どのビューが指定のモードでデフォルトで開くかは、構成設定とユーザーの検索習慣にかかっています。たとえば、ドッキング解除済モードでのデフォルト・ビューとしてサムネイル表示を設定した場合、ユーザーがドッキング解除済モードで最初に検索を実行するときにサムネイル表示が開き、リスト表示に切り替えるまでサムネイル表示が開かれたままになります(ブラウザのCookieが消去されるまで、検索によりユーザーの選択内容が記憶されます)。

図65-1 リスト表示のカスタマイズ可能な機能

図65-1の説明が続きます
「図65-1 リスト表示のカスタマイズ可能な機能」の説明

リスト表示のカスタマイズ可能な機能は次のとおりです。

  • 返されるアイテムの最大数

  • ページ当たりの行数

  • 表示するフィールド(列)

  • 列の表示名

  • 列幅

  • 日付とその他のフィールドのフォーマット

  • デフォルトのソート・フィールドとソート順

  • ソート・メニュー(ドッキング・モード)

  • コンテキスト(右クリック)メニュー

  • ツールチップ(ドッキング・モード)

図65-2 サムネイル表示のカスタマイズ可能な機能

図65-2の説明が続きます
「図65-2 サムネイル表示のカスタマイズ可能な機能」の説明

サムネイル表示のカスタマイズ可能な機能は次のとおりです。

  • 返されるアイテムの最大数

  • ページ当たりの行数

  • 特殊なサムネイルを表示するアセット・タイプ

  • 表示するフィールド

  • 日付とその他のフィールドのフォーマット

  • デフォルトのソート・フィールドとソート順

  • ソート・メニュー

  • コンテキスト(右クリック)メニュー

  • ツールチップ(ドッキング・モード)

65.1.3 ビューレンダリング・プロセス

システム定義およびカスタム定義のビューは、同様のプロセスでレンダリングされます。このことを例示するために、まず、システム定義ビューをレンダリングします。

システム定義ビューは、次のエレメント(JSP)によってレンダリングされます。ドッキングされていないビューとドッキングされたビューの名前はDocked接頭辞のみが異なります。

ドッキングされていない場合:

  • リスト表示は、エレメントUI/Layout/CenterPane/Search/View/ListViewHtmlによってレンダリングされます。

  • サムネイル表示は、エレメントUI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailViewHtmlによってレンダリングされます。

ドッキングされた場合:

  • リスト表示は、エレメントUI/Layout/CenterPane/Search/View/DockedListViewHtmlによってレンダリングされます。

  • サムネイル表示は、エレメントUI/Layout/CenterPane/Search/View/DockedThumbnailViewHtmlによってレンダリングされます。

ドッキングされていないビューとドッキングされたビューのレンダリングは似ています(ドッキングされたビューのエレメントの名前がDockedで始まることを除く)。次の手順は、ドッキングされていないビューのレンダリングを示しています。

  1. ユーザーが検索ルーチンを実行する場合、検索機能によってユーザーの現在のビューが決まります。これはデフォルト・ビューか、それ以降に選択されたビューのいずれかです。


    注意:

    デフォルト・ビューは、初めて検索が実行されるときにシステムがレンダリングするビューです。(リスト表示は、ドッキング解除済モードとドッキング・モードの両方のシステム定義のデフォルト・ビューです。)ユーザーが別のビューに切り替える場合、ブラウザのCookieが消去されるまで、ユーザーの選択内容が記憶され、表示され続けます。


  2. 検索機能により、UI/Layout/CenterPane/Search/SearchResultsConfigが読み取られ、ビューのレンダリングを開始するエレメントへのパスが取得されます。

    • ユーザーが初めて検索を実行しているか、またはデフォルト・ビューを使用し続けている場合、検索により、<defaultview>プロパティの値が読み取られます。

    • ユーザーのビューがデフォルト・ビュー以外の場合、検索により、(手順1で決定されたビューに応じて)<listview>または<thumbnailview>プロパティのいずれかの値が読み取られます。

  3. 検索により、リスト表示がレンダリングされる必要があることが決定される場合、エレメントUI/Layout/CenterPane/Search/View/ListViewConfigが読み取られ、UI/Layout/CenterPane/Search/View/ListViewHtmlが呼び出されて、リスト表示がレンダリングされます。検索により、サムネイル表示がレンダリングされる必要があることが決定される場合は、エレメントUI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailViewConfigが読み取られ、UI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailViewHtmlが呼び出されて、サムネイル表示がレンダリングされます。

前述のシステム定義のエレメントは、すべてオーバーライドできます。同じ名前を付けた独自のエレメントをカスタマイズして、それらをCustomElementsの下に配置して、図65-1および図65-2の変更を実現してください。エレメントUI/Layout/CenterPane/Search/View/SearchTopBarConfigおよびUI/Layout/CenterPane/Search/View/SearchToolTipHtmlをそれぞれ使用して、ソート・メニューやツールチップなどの、個々の機能をカスタマイズすることもできます。

エレメントの包括的なリストについては、第65.1.4項「検索ビューの構成エレメント」を参照してください。

65.1.4 検索ビューの構成エレメント

この項では、検索ビューのカスタマイズに使用するJSPエレメントについて概説します。

  • システム定義の構成エレメント: 検索ビューおよびグローバルな検索、またはサイト、アセット・タイプ、サイトとアセット・タイプの両方に固有の検索をカスタマイズするには、同じ名前を付けたエレメントを構成します。カスタマイズしたエレメントのすべてをCustomElementsの下に格納する必要があります(例については、図65-3を参照してください)。エレメントの概要については、次の表を参照してください。

    • 表65-1に、使用準備済のドッキングされていないビューを定義するシステム定義の構成エレメント(エレメント名のすべてがConfigで終わる)を示します。

    • 表65-2に、使用準備済のドッキングされたビューを定義するシステム定義の構成エレメント(エレメント名のすべてがConfigで終わる)を示します。

    • 表65-3に、ソート・メニューやツールチップなど、検索ビューの個々の機能をカスタマイズするためのシステム定義のエレメント(エレメント名がConfigまたはHtmlで終わる)を示します。

  • カスタム・エレメント: 表65-4に、WebCenter Sitesに同梱されている、カスタマイズ・コードを例示するためのサンプル・カスタム・エレメントを示します。

表65-1 ドッキングされていない検索ビューの構成エレメント

構成エレメント(JSP)へのパス 説明 …を参照

UI/Layout/CenterPane/Search/SearchResultsConfig

ドッキング解除済モードにあるデフォルトの検索ビュー(リスト表示またはサムネイル表示)を設定するエレメント。

第65.3.2項「デフォルトのドッキングされていないビューのリストまたはサムネイルへの設定」


UI/Layout/CenterPane/Search/View/ListViewConfig

ドッキングされていないリスト表示を構成するエレメント。

第65.3.3項「ドッキングされていないリスト表示のカスタマイズ」


UI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailViewConfig

ドッキングされていないサムネイル表示を構成するエレメント。

第65.3.4項「ドッキングされていないサムネイル表示のカスタマイズ」



表65-2 ドッキングされた検索ビューの構成エレメント

構成エレメント(JSP)へのパス 説明 …を参照

UI/Layout/CenterPane/Search/DockedSearchResultsConfig

ドッキング・モードにあるデフォルトの検索ビュー(リスト表示またはサムネイル表示)を設定するエレメント。

第65.2項「カスタマイズ・プロセス」


UI/Layout/CenterPane/Search/View/DockedListViewConfig

ドッキングされたリスト表示を構成するエレメント。

第65.2項「カスタマイズ・プロセス」


UI/Layout/CenterPane/Search/View/DockedThumbnailViewConfig

ドッキングされたサムネイル表示を構成するエレメント。

第65.2項「カスタマイズ・プロセス」



表65-3 検索ビューの他の機能の構成およびプレゼンテーション・エレメント

構成エレメント(JSP)へのパス 説明 …を参照

UI/Layout/CenterPane/Search/View/SearchTopBarConfig

ドッキングされたリスト、ドッキングされていないサムネイルおよびドッキングされたサムネイル表示のソート・ドロップダウン・メニューのソート・オプションとしてフィールドを構成するエレメント。

第65.5.1項「ソート・メニューのカスタマイズ」


UI/Layout/CenterPane/Search/View/SearchToolTipHtml

ドッキングされたビュー(リストおよびサムネイル)のツールチップを構成するエレメント。このエレメントにより、ツールチップの外観とカスタム・メッセージを構成できます。

第65.5.2項「検索結果のツールチップのカスタマイズ」


UI/Config/GlobalHtml

コンテキスト(右クリック)メニューを構成するエレメント。このエレメントは、すべての検索ビューに対して有効です。

第65.5.3項「コンテキスト・メニューのカスタマイズ」



表65-4 検索ビューのカスタム・サンプル・エレメント

サンプル・エレメントへのパス 説明

CustomElements/avisports/AVIArticle/UI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailViewConfig

avisportsサンプル・サイトにあるAVIArticleアセット・タイプのドッキングされていないサムネイル表示の構成エレメント。

CustomElements/avisports/AVIArticle/UI/Layout/CenterPane/Search/View/DockedThumbnailViewConfig

avisportsサイトにあるAVIArticleアセット・タイプのドッキングされたサムネイル表示の構成エレメント。

CustomElements/avisports/AVIImage/UI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailViewConfig

avisportsサンプル・サイトにあるAVIImageアセット・タイプのドッキングされていないサムネイル表示の構成エレメント。

CustomElements/avisports/AVIImage/UI/Layout/CenterPane/Search/View/DockedThumbnailViewConfig

avisportsサンプル・サイトにあるAVIImageアセット・タイプのドッキングされたサムネイル表示の構成エレメント。

CustomElements/avisports/UI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailViewConfig

avisportsサンプル・サイトのドッキングされていないサムネイル表示の構成エレメント。

CustomElements/avisports/UI/Layout/CenterPane/Search/View/DockedThumbnailViewConfig

avisportsサンプル・サイトのドッキングされたサムネイル表示の構成エレメント。


65.2 カスタマイズ・プロセス

ドッキング解除済モードおよびドッキング・モードでビューをカスタマイズする場合、類似した手順を実行します。主な違いは次のとおりです。

65.3 ドッキングされていないビューのカスタマイズ

ドッキングされていないリスト表示およびサムネイル表示のカスタマイズには、同じ名前を付けた独自のエレメントを構成し、それらをCustomElementsの下に配置して、表65-1に示されているシステム定義のエレメントをオーバーライドすることが関係しています。

この項の内容は、次のとおりです。

65.3.1 ドッキングされていないビューのカスタマイズの基本手順

ドッキングされていないビューをカスタマイズするには、次の手順の任意の組合せを実行します。

65.3.2 デフォルトのドッキングされていないビューのリストまたはサムネイルへの設定

デフォルトの検索ビュー(リストまたはサムネイル)を設定する場合、すべてのアセット・タイプに対してグローバルに設定できます。選択したアセット・タイプに対してデフォルトの検索ビューを指定することもできます。

デフォルトの検索ビューを設定するには:

CustomElementsの下に独自のSearchResultsConfig.jspを作成し、そのプロパティをカスタマイズすることによって、エレメントUI/Layout/CenterPane/Search/SearchResultsConfigをオーバーライドします。

次に、UI/Layout/CenterPane/Search/SearchResultsConfigエレメントを示します。表65-5のプロパティの説明が続きます。

エレメントUI/Layout/CenterPane/Search/SearchResultsConfig:

<searchconfig>
<listview>UI/Layout/CenterPane/Search/View/ListView</listview>
   <thumbnailview>UI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailView</thumbnailview>
   <defaultview>listview</defaultview>
   <assettypeviews>
       <assettype id="Page" name="Page">listview</assettype>
         …
         …
         …
   </assettypeviews>
</searchconfig>

表65-5 UI/Layout/CenterPane/Search/SearchResultsConfigのプロパティ

プロパティ 説明

<listview>

ListViewコントローラ・エレメントへのパス

UI/Layout/CenterPane/Search/View/ListView

注意: このプロパティの値を変更しないでください。

<thumbnailview>

ThumbnailViewコントローラ・エレメントへのパス

UI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailView

注意: このプロパティの値を変更しないでください。

<defaultview>

リストまたはサムネイルがデフォルト・ビューであるかどうかを指定します。

注意: デフォルト・ビューは、初めて検索を実行するときに開くビューです。ユーザーがビューを切り替える場合は、ブラウザのCookiesが消去されるまで、ユーザーの選択内容が記憶されます。

listview | thumbnailview

注意: このプロパティの値は、大文字と小文字を区別します。

<assettypeviews>

1つ以上のアセット・タイプに対してデフォルト・ビューを選択的に構成するために使用します。

なし

<assettype id= name= >

アセット・タイプおよびそのデフォルト・ビューの指定に使用します(ユーザーが別のビューに切り替えるか、またはブラウザのCookiesを消去するまで、そのままの状態になります)。

必要な数のアセット・タイプを指定できます(<assettype>当たり1つ)。

<assettype id="unique_identifier" name="AssetTypeName"> listview | thumbnailview </assettype>


65.3.3 ドッキングされていないリスト表示のカスタマイズ

リスト表示をカスタマイズする場合は、返されるコンテンツのタイプとそのプレゼンテーションを設定できます。

ドッキングされていないリスト表示をカスタマイズするには:

CustomElementsの下に独自のListViewConfig.jspを作成し、そのプロパティをカスタマイズすることによって、UI/Layout/CenterPane/Search/View/ListViewConfigエレメントをオーバーライドします。

次に、UI/Layout/CenterPane/Search/View/ListViewConfigエレメントを示します。表65-6のプロパティの説明が続きます。

エレメントUI/Layout/CenterPane/Search/View/ListViewConfig:

<listviewconfig>
    <numberofitems>1000</numberofitems>
    <numberofitemsperpage>100</numberofitemsperpage>
    <defaultsortfield>  </defaultsortfield>
    <defaultsortorder>  </defaultsortorder>
    <fields>
      <field id="name">
        <fieldname>name</fieldname>
        <displayname>Name</displayname>
        <width>350px</width>
        <formatter>fw.ui.GridFormatter.nameFormatter</formatter>
        <displayintooltip>true</displayintooltip>
    </field>
    <field id="updateDate">
        <fieldname>updateddate</fieldname>
        <displayname>Modified</displayname>
        <!-- <dateformat>MM/dd/yyyy hh:mm a z </dateformat> -->
        <javadateformat>SHORT</javadateformat>
        <width>auto</width>
        <formatter></formatter>
        <displayintooltip>true</displayintooltip>
      </field>
         …
         …
         …
      </fields>
</listviewconfig>

表65-6 UI/Layout/CenterPane/Search/View/ListViewConfigのプロパティ

プロパティ 説明

<numberofitems>

検索によって返されるアイテムの最大数。

0より大きい整数。

注意: -1を入力した場合は、検索基準に一致するすべての結果が返されます。

<numberofitemsperpage>

検索結果に必要なページ当たりの行数。

100がデフォルトです。

<defaultsortfield>

検索結果をフェッチする場合に検索によってソートされる必要があるデフォルト・フィールド。

デフォルトは空です。したがって、検索結果は関連性を基準に表示されます。他のフィールドをソート用にデフォルトとして設定する必要がある場合は、このエレメントを構成します。

<defaultsortorder>

検索で使用されるソート順。

ascending | descending

<defaultsortfield>が指定されている場合にのみ必要です。

<fields>

リスト表示で表示される列。これらの列は、<fields>にリストされているのと同じ順序で表示されます。

注意: アセット・タイプ固有の構成を作成し、検索結果にアセット・タイプ固有の属性を表示する場合は、アセット・タイプ索引と属性検索を有効にする必要があります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』を参照してください。

  • 検索索引へのアセット・タイプの追加

  • アセット・タイプ索引に対する属性の構成

この手順をスキップする場合は、検索によりグローバル索引が使用されます。

なし

<field id= >

リスト表示に表示される列を定義します。

<field id="unique_identifier">

<fieldname>

列にレンダリングするアセットのフィールド名。

この名前は、Lucene索引の列名と一致している必要があります。

注意: localeがフィールド名として追加される場合、サイト・ディメンションが有効な場合にのみ表示されます。

<displayname>

列ヘッダーに表示される表示名。

英数字文字列

<width>

ピクセル単位の列幅。

px単位の幅(例: 350px)。

注意: 最後のフィールドの幅をautoに設定することをお薦めします。

<formatter>

希望のフォーマットで列の値を表示するDojoフォーマッタ機能。

フォーマッタは、dojoモジュールで使用できる必要があります。UI/Config/GlobalHtmlmodulesプロパティを参照してください。

<displayintooltip>

関連するフィールドがドッキングされたリスト表示のツールチップでリストされる必要があるかどうかを示します。

注意: エレメントUI/Layout/CenterPane/Search/View/ SearchToolTipHtmlは、ツールチップをレンダリングし、このプロパティの値を使用して、そのツールチップに関連するフィールド名をリストするかどうか(フィールド値もリストされる)を決定します。ツールチップは、ドッキングされたビューに対してのみカスタマイズできます。手順は、第65.5.2項「検索結果のツールチップのカスタマイズ」を参照してください。

true | false

<dateformat>

日付フィールドにのみ適用されます。これは、日付がjavadateformat以外のフォーマットで表示される必要がある場合にカスタム日付フォーマットを指定するオプションです。

有効な日付フォーマット文字列。

注意: <dateformat>が使用される場合、<javadateformat>より優先されます。

<javadateformat>

日付フィールドにのみ適用されます。

有効な値は、SHORTMEDIUMLONGおよびFULLです。

注意: <javadateformat>が省略されるか、空白のままにされる場合、デフォルトでSHORTが使用されます。<dateformat>が使用される場合は、<javadateformat>より優先されます。


65.3.4 ドッキングされていないサムネイル表示のカスタマイズ

サムネイル表示をカスタマイズする場合は、返されるコンテンツのタイプとそのプレゼンテーションを設定できます。

ドッキングされていないサムネイル表示をカスタマイズするには:

CustomElementsの下に独自のThumbnailViewConfig.jspを作成し、そのプロパティをカスタマイズすることによって、エレメントUI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailViewConfigをオーバーライドします。

次に、UI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailViewConfigエレメントを示します。表65-7のプロパティの説明が続きます。


注意:

<formatter>および<assettypes>は、特に注意を要します。エレメントUI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailViewConfigUI/Layout/CenterPane/Search/View/ListViewConfigとほとんど同じですが、<formatter>プロパティは異なる方法で定義されます。また、<assettypes>ThumbnailViewConfigの専用のプロパティで、サムネイルのレンダリングに使用されます。

<assettypes>プロパティは、その使用法が例示されている、第65.3.4.1項「ThumbnailViewConfigエレメントの<assettypes>セクションに関する詳細」で詳しく説明されています。例の1つでは、ビデオ・プレーヤを表示するカスタム・エレメントでビデオ・アセットを補足する方法を示しています。


エレメントUI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailViewConfig:

<thumbnailviewconfig>
    <numberofitems>1000</numberofitems>
    <defaultsortfield></defaultsortfield>
    <defaultsortorder></defaultsortorder>
    <numberofitemsperpage>12</numberofitemsperpage>
    <formatter>fw.ui.GridFormatter.thumbnailFormatter</formatter>
    <fields>
      <field id="name">
        <fieldname>name</fieldname>
        <displayname>Name</displayname>
        <displayintooltip>true</displayintooltip>
      </field>
      <field id="updateDate">
        <fieldname>updateddate</fieldname>
        <displayname>Modified</displayname>
        <!-- <dateformat>MM/dd/yyyy hh:mm a z </dateformat> -->
        <javadateformat>SHORT</javadateformat>
        <displayintooltip>true</displayintooltip>
      </field>
       …
       …
       …
    </fields>
  <assettypes>
     <assettype id="unique_identifier">
        <type>AVIImage</type>
        <subtype>Image</subtype>
        <element>UI/Layout/CenterPane/Search/View/ImageThumbnail</element>
        <attribute>imageFile</attribute>
      </assettype>
         …
         …
         …
    </assettypes>
</thumbnailviewconfig>

表65-7 UI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailViewConfigのプロパティ

プロパティ 説明

<numberofitems>

検索によって返されるアイテムの最大数。

0より大きい整数。

注意: -1を入力した場合は、検索基準に一致するすべての結果が返されます。

<numberofitemsperpage>

検索結果に必要なページ当たりの行数。

100がデフォルトです。

<formatter>

希望のフォーマットで値を表示するDojoフォーマッタ機能。

フォーマッタは、dojoモジュールで使用できる必要があります。UI/Config/GlobalHtmlmodulesプロパティを参照してください。

<defaultsortfield>

検索結果をフェッチする場合に検索によりソートされる必要があるデフォルトのソート・フィールド。

デフォルトは空です。したがって、検索結果は関連性を基準に表示されます。他のフィールドをソート用にデフォルトとして設定する必要がある場合は、このエレメントを構成します。

<defaultsortorder>

検索で使用されるソート順。

ascending | descending

これは、<defaultsortfield>が指定される場合にのみ必要です。

<fields>

サムネイル表示のサムネイルの下に表示されるフィールド。これらのフィールドは、<fields>にリストされているのと同じ順序で表示されます。

注意: アセット・タイプ固有の構成を作成し、検索結果にアセット・タイプ固有の属性を表示する場合は、アセット・タイプ索引と属性検索を有効にする必要があります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』の次の項を参照してください。

  • 検索索引へのアセット・タイプの追加

  • アセット・タイプ索引に対する属性の構成

この手順をスキップする場合は、検索によりグローバル索引が使用されます。

なし

<field id=>

サムネイルの下のフィールドを記述します。

<field id="unique_identifier">

<fieldname>

サムネイルの下にレンダリングされるアセットのフィールド名。

この名前は、Lucene索引の列名と一致している必要があります。

注意: localeがフィールド名として追加される場合、サイト・ディメンションが有効な場合にのみ表示されます。

<displayname>

サムネイルの下にレンダリングされる表示名。

英数字文字列

<dateformat>

日付フィールドにのみ適用されます。これは、日付がjavadateformat以外のフォーマットで表示される必要がある場合にカスタム日付フォーマットを指定するオプションです。

有効な日付フォーマット文字列。

注意: <dateformat>が使用される場合、<javadateformat>より優先されます。

<javadateformat>

日付フィールドにのみ適用されます。

有効な値は、SHORTMEDIUMLONGおよびFULLです。

注意: <javadateformat>が省略されるか、空白のままにされる場合、デフォルトでSHORTが使用されます。<dateformat>が使用される場合は、<javadateformat>より優先されます。

<displayintooltip>

関連するフィールドがドッキングされているサムネイル表示のツールチップでリストされる必要があるかどうかを示します。

注意: エレメントUI/Layout/CenterPane/Search/View/SearchToolTipHtmlは、ツールチップをレンダリングし、<displayintooltip>プロパティの値を使用して、そのツールチップに関連するフィールドをリストするかどうか(フィールド値もリストされる)を決定します。ツールチップは、ドッキングされたビューに対してのみカスタマイズできます。手順は、第65.5.2項「検索結果のツールチップのカスタマイズ」を参照してください。

true | false

<assettypes>

このセクションでは、特殊なサムネイルが表示されるアセット・タイプを指定します。各アセット・タイプには、コンテンツがサムネイルとしてレンダリングされる属性がある必要があります。

このセクションをいつカスタマイズする必要があるかの詳細は、第65.3.4.1項「ThumbnailViewConfigエレメントの<assettypes>セクションに関する詳細」を参照してください。

なし

<assettype id= >

特殊なサムネイルが表示されるアセット・タイプを記述します。

<assettype id="unique_identifier">

<type>

サムネイルがレンダリングされるアセット・タイプの名前。

詳細は、第65.3.4.1.2項および第65.3.4.1.3項を参照してください。

<subtype>

アセット・タイプのサブタイプ。

詳細は、第65.3.4.1.2項および第65.3.4.1.3項を参照してください。

<element>

<attribute>で指定されるコンテンツをサムネイルとしてレンダリングするコントローラ・エレメントへのパス。

詳細は、第65.3.4.1.2項および第65.3.4.1.3項を参照してください。

注意: エレメントを指定しない場合は、images/searchディレクトリに保存されている静的なアイコンのレンダリングに、システム定義のエレメントUI/Layout/CenterPane/Search/View/GlobalThumbnailが使用されます。詳細は、第65.3.4.1.1項を参照してください。

<attribute>

コンテンツがサムネイルとして表示される属性。

詳細は、第65.3.4.1.2項および第65.3.4.1.3項を参照してください。


65.3.4.1 ThumbnailViewConfigエレメントの<assettypes>セクションに関する詳細

表65-7に記載されている<assettypes>セクションは、カスタマイズを選択した機能によっては、構成する必要がある場合があります。次の様々な<assettypes>構成シナリオでは、最も一般的に実行されるカスタマイズを対象に説明します。

この項の内容は、次のとおりです。

65.3.4.1.1 静的アイコンを使用する場合

(ファイル・システムに格納される)独自の静的サムネイルを使用する場合は、次の規則に従っているかぎり、UI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailViewConfigエレメントの<assettypes>セクションをカスタマイズする必要はありません。

  • サムネイル・アイコンの名前には空白を入れないでください(アンダースコアで置き換えられます)。名前は、サムネイルのサイズによって、次のいずれかのフォーマットである必要があります。

    • <assettypename>.pngまたは<assettypename>-<subtype>.png
      (小さなサムネイル、96x96、ドッキングされたビュー)

    • <assettypename>_large.pngまたは<assettypename>-<subtype>_large.png(大きなサムネイル、170x170、ドッキングされていないビュー)

  • アイコンの保存場所は、ファイル・システムの/images/searchディレクトリです。

前述の規則に従う場合、UI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailViewConfigエレメントによってアイコンがサムネイルとして自動的にレンダリングされます。このエレメントは、/images/searchディレクトリでアイコンを検索するようにコード化されています。アセット・タイプおよびサブタイプに基づいたアイコンの名前を付けると、そのタイプおよびサブタイプのアセットにアイコンが自動的に関連付けられます。

65.3.4.1.2 システム定義のイメージ・サムネイル・エレメントを再使用する場合

ThumbnailViewConfig.jspエレメントの<assettypes>セクションのカスタマイズは、システム定義のエレメントImageThumbnailHtml.jspを再使用して、カスタム・イメージをサムネイルとして動的にレンダリングする場合に必要です。このエレメントは、特定のアセット・タイプまたはサブタイプ(あるいはその両方)に属するイメージ属性に関連付けられているイメージを処理します。

システム定義のImageThumbnailHtml.jspを再使用するには:

カスタムThumbnailViewConfig.jspで、次の操作を実行します。

  1. カスタム・イメージ・サムネイルが必要なアセット・タイプを指定します。各アセット・タイプにはイメージ属性が必要です。

    <assettypes>
        <assettype>
            <type>Name_of_AssetType_containing_the_image_attribute</type>
            <subtype>Name_of_subtype_containing_the_image_attribute</subtype>
            <element>UI/Layout/CenterPane/Search/View/ImageThumbnail</element>
            <attribute>Name_of_imageAttribute_containing_the_image</attribute>
        </assettype>
         …
         …
        </assettypes>
    
  2. <element>の場合、前述のサンプル・コードで示されているように、システム定義のエレメントImageThumbnailHtml.jspへのパスを指定します。

65.3.4.1.3 カスタム・サムネイルレンダリング・エレメントを使用する場合

ThumbnailViewConfig.jsp<assettypes>セクションのカスタマイズは、アセット・タイプ(またはサブタイプ)のblob属性のコンテンツをサムネイルとして動的にレンダリングするカスタム・エレメントを使用する場合に必要です。

後述の例では、ビデオ・サムネイルのレンダリングで一緒に使用するエレメントを作成します。図65-3に、この項の手順に従って再現できる、サンプル・ビデオ・サムネイル表示を示します。

図65-3 サンプル・ビデオのサムネイル表示

図65-3の説明が続きます
「図65-3 サンプル・ビデオのサムネイル表示」の説明

次の手順では、(1)ビデオ・サムネイルを動的にレンダリングするために一緒に使用するエレメントの作成用ガイドライン、(2) ThumbnailViewConfigエレメントの<assettypes>セクションのカスタマイズ用ガイドラインを示します。


注意:

このサンプルを正しく動作させるため、blob属性を持つアセットが存在していること、またそのblob属性のビデオ・ファイルがサイトのディレクトリにアップロードされていることを確認します。

ビデオ・ファイルを再生するには、ブラウザ・プラグインを使用可能にしておく必要があります。


ビデオ・サムネイルをレンダリングするエレメントを作成するには:

  1. AssetAPIを使用するビデオ・サムネイルActionエレメントを記述して、そのエレメントで指定されるビデオ属性のBlobUtilを使用して、blobのURLを取得します。(エレメントには任意の名前を付けることができますが、Actionで終わる必要があります。エレメントは、CustomElementsの下のディレクトリに格納される必要があります。)

    VideoThumbnailAction.jspという名前のサンプル・エレメントは、search_view_elementsフォルダのmisc\Samples\UICustomization\sample_elements.zipファイルにあるWebCenter Sitesディストリビューションから入手可能です。

  2. ビデオ・サムネイルHtmlエレメントを記述します。このエレメントは前の手順で作成したURLをとり、サムネイルの下にビデオおよび他のアセット詳細をレンダリングします。(エレメントには任意の名前を付けることができますが、Htmlで終わる必要があります。エレメントは、CustomElementsの下のディレクトリに格納される必要があります。)このHtmlエレメントは、手順1Actionエレメントをコールします。

    VideoThumbnailHtml.jspという名前のサンプル・エレメントは、search_view_elementsフォルダのmisc\Samples\UICustomization\sample_elements.zipファイルにあるWebCenter Sitesディストリビューションから入手可能です。

  3. ビデオ・サムネイルHtmlエレメントを使用するには、次のように、カスタムThumbnailViewConfig.jspエレメントの<assettype>プロパティを構成します。

    <assettype>
        <type>Name_of_AssetType_containing_blob_attribute</type>
        <subtype>Name_of_asset_subtype</subtype>
        <element>CustomElements/path_to_your_element/Element</element>
        <attribute>Name_of_attribute_containing_video</attribute>
    </assettype>
    

    ThumbnailViewConfig.jspという名前のサンプル・エレメントは、search_view_elementsフォルダのmisc\Samples\UICustomization\sample_elements.zipファイルにあるWebCenter Sitesディストリビューションから入手可能です。

65.4 ドッキングされたビューのカスタマイズ

ドッキングされたビューをカスタマイズする方法は、ドッキングされていないビューをカスタマイズする方法と類似しています。主な違いは、第65.2項「プロセスのカスタマイズ」で概述されています。

65.5 ソート・メニューおよびツールチップのカスタマイズ

この項で説明される機能は、表65-8に示すように、ドッキングされていないビュー、ドッキングされたビュー、またはその両方に対してカスタマイズできます。

この項の内容は、次のとおりです。

表65-8 検索ビューの他の機能のカスタマイズ

カスタマイズ・オプション ドッキングされていないリスト ドッキングされていないサムネイル ドッキングされたリスト表示 ドッキングされたサムネイル …を参照

ソート・メニュー

いいえ

はい

はい

はい

第65.5.1項


検索結果のツールチップ

いいえ

いいえ

はい

はい

第65.5.2項


コンテキスト・メニュー

はい

はい

はい

はい

第65.5.3項



65.5.1 ソート・メニューのカスタマイズ

ソート・メニューは、表65-8にリストされているビューに対してのみカスタマイズできます。ソート・メニューにどのソート・フィールドを表示するかを指定できます。各フィールドのソート順序を指定することもできます。

ソート・メニューをカスタマイズするには:

CustomElementsの下に独自のSearchTopBarConfig.jspを作成し、そのプロパティをカスタマイズすることによって、エレメントUI/Layout/CenterPane/Search/View/SearchTopBarConfigをオーバーライドします。

次に、UI/Layout/CenterPane/Search/View/SearchTopBarConfigエレメントを示します。表65-9のプロパティの説明が続きます。

エレメントUI/Layout/CenterPane/Search/View/SearchTopBarConfig:

<sortconfig>>
     <sortfields>
        <sortfield id="unique_identifier">
           <fieldname>name</fieldname>
           <displayname>Name(A-Z)</displayname>
           <sortorder>ascending</sortorder>
        </sortfield>
        <sortfield id="unique_identifier">
           <fieldname>name</fieldname>
           <displayname>Name(Z-A)</displayname>
           <sortorder>descending</sortorder>
        </sortfield>
        <sortfield id="unique_identifier">
           <fieldname>AssetType_Description</fieldname>
           <displayname>Asset Type</displayname>
           <sortorder>ascending</sortorder>
        </sortfield>
               …
               …
     </sortfields>
</sortconfig>

表65-9 UI/Layout/CenterPane/Search/View/SearchTopBarConfigのプロパティ

プロパティ 説明

<sortfield id= >

検索結果をソートする検索索引フィールドを記述します。

id=unique_identifier

<fieldname>

検索索引フィールドの名前。

注意: 複数のソート順序を提供するために、同じフィールドを複数回繰り返すことができます。

前述のコードのnameなど。

<displayname>

ユーザーが読取り可能なフィールドの表示名。

前述のコードのNameなど。

<sortorder>

ソート順。

ascending | descending


65.5.2 検索結果のツールチップのカスタマイズ

ツールチップは、ドッキングされたビューに対してのみカスタマイズできます。ドッキングされたビューは、制限されたスペース内に表示されるため、検索結果として返されるアセットに関する情報量が限定されます。ツールチップは、返されたアセットに関する詳細情報を表示する方法です。たとえば、図65-4に示すように、すでにドッキング・モードで表示されている内容に加え、フィールド名と値を表示するためにツールチップをカスタマイズできます。カスタム・メッセージを表示するためにツールチップをカスタマイズしたり、ツールチップの外観を変更することもできます。

図65-4 ドッキングされていないリスト表示のツールチップ

図65-4の説明が続きます
「図65-4 ドッキングされていないリスト表示のツールチップ」の説明

ドッキングされた検索結果のデフォルトのツールチップは、エレメントUI/Layout/CenterPane/Search/View/SearchToolTipHtmlでレンダリングされます。このエレメントは、(図65-4に示すように)ツールチップをボックスとしてレンダリングします。ボックス内で、UI/Layout/CenterPane/Search/View/ListViewConfig(またはUI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailViewConfig)の<fields>セクションの各フィールドの名前をレンダリングしますが、これはフィールドの<displayintooltip>プロパティがtrueに設定されている場合にのみ実行されます。たとえば、<displayintooltip>trueに設定されている場合は、次のListViewConfig.jspNameTypeおよびModifiedフィールドが、図65-4のツールチップの一部として表示されます。

<fields>
        <field>
            <fieldname>name</fieldname>
            <displayname>Name</displayname>
            <width>350px</width>
            <formatter>fw.ui.GridFormatter.nameFormatter</formatter>
            <displayintooltip>true</displayintooltip>
        </field>
        <field>
            <fieldname>type</fieldname>
                  <displayname>Type</displayname>
                  <width>auto</width>
                  <formatter></formatter>
                  <displayintooltip>true</displayintooltip>
        </field>
        <field>
                  <fieldname>updateddate</fieldname>
                  <displayname>Modified</displayname>
                  <javadateformat>SHORT</javadateformat>
                  <width>auto</width>
                  <formatter></formatter>
                  <displayintooltip>true</displayintooltip>
        </field>

注意:

UI/Layout/CenterPane/Search/View/SearchToolTipHtmlエレメントは、フィールド値もレンダリングします。ただし、カスタマイズされたメッセージおよびツールチップ表示への変更は、カスタムSearchToolTipHtml.jspエレメントでコード化される必要があります。


ツールチップを作成したり、ツールチップにフィールドを追加するには:

  1. ツールチップを作成するには、CustomElementsの下に独自のSearchToolTipHtml.jspを作成して、エレメントUI/Layout/CenterPane/Search/View/SearchToolTipHtmlをオーバーライドします。

  2. ツールチップにフィールドを追加するには、カスタムListViewConfig.jspまたはThumbnailViewConfig.jspにフィールドを追加して、各フィールドの<displayintooltip>プロパティをtrueに設定します。

  3. ツールチップ(カスタムまたはシステム定義)にカスタム・メッセージを表示したり、ツールチップ表示を変更するには、カスタムSearchToolTipHtml.jspエレメントをコーディングします。例:

    <%@ taglib prefix="cs" uri="futuretense_cs/ftcs1_0.tld" 
    %><%@ taglib prefix="ics" uri="futuretense_cs/ics.tld" 
    %><cs:ftcs>
    <style>
    .customSearchTooltip {
            font-weight: bold;
            color: #333;
            font-style: italic;
    }
    </style>
    
    <div class='customSearchTooltip'>
            You are Viewing a Custom Tooltip
    </div>
    </cs:ftcs>
    

65.5.3 コンテキスト・メニューのカスタマイズ

コンテキスト・メニューは、すべての検索ビューでカスタマイズ可能です。

コンテキスト・メニューをカスタマイズするには:

次のコードで独自のMyConfig.jspを作成して、エレメントUI/Config/GlobalHtmlをオーバーライドします。

<%@ taglib prefix="cs" uri="futuretense_cs/ftcs1_0.tld" %>
<cs:ftcs>
   webcenter.sites['${param.namespace}'] = function (config) {
     config.contextMenus = {
       "default":["bookmark"],
       "asset":["edit","preview", "share", "bookmark", "tagasset"],
       "asset/Page":["edit", "preview", "delete", "bookmark"],
       "proxy":["preview", "bookmark", "tagasset"],
       ;
   }
</cs:ftcs>