アセットの作成、更新、削除操作は、読取り操作と比べるとはるかに低速です。場合によっては、これらの操作を遅延させて、最終的に一貫性が保証される形で後で操作が行われるようにすることも可能です。つまり、遅延(バッファ済)操作を実行すると、有限で不確定な時間にWebCenter Sitesプラットフォームが変更を受け取ることが保証されます。バッファリング操作はきわめて高速ですが、プラットフォームでのアセットの作成、更新、削除に必要な合計時間が短縮されるわけではありません。
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バッファリング・サブシステムの現在の実装は、Java Messaging Service (JMS)テクノロジに依存しています。
バッファリングは次のコンポーネントで構成されます。
バッファリング・プロデューサ。メッセージを生成し、それをメッセージング・キュー(MQ)に入れます。
バッファリング・コンシューマ。MQからメッセージを取得し、それをプラットフォームで維持します。
バッファリング・プロデューサは、アセットRESTサービス<BaseURI>/sites/<sitename>/types/<assettype>/assets/<id>
が使用可能な場合は、WebCenter SitesとリモートSatellite Serverの両方で使用できます。リモートSatellite Serverで使用する場合、バッファリング・プロデューサはWebCenter Sitesとの通信を行いません。その結果、システム全体の線形スケーラビリティが確保されます。
注意: バッファリング・コンシューマは、WebCenter Sitesでのみ使用できます。バッファリング・コンシューマは、プライマリ・クラスタ・メンバーのみで有効にすることをお薦めします。複数のクラスタ・メンバーで有効にすると、CRUD操作の順序が保証されません。 |
JMSプロバイダがまだインストールされていない場合はインストールします。サポート対象のプロバイダについては、Oracle Technology Network (http://otn.oracle.com
)から入手可能なOracle Fusion Middleware WebCenter Sites動作保証マトリックスを参照してください。
WebCenter Sites(およびオプションでリモートSatellite Server)でBufferingConfig.xml
を構成します。
id="bufferingManager" class= "com.fatwire.cs.core.buffering.jms.JmsBufferingManager"
表77-1 BufferingConfig.xmlのプロパティ
プロパティ名 | 説明 |
---|---|
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必須。 |
|
必須。 |
|
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注意:
|
RESTアセット・サービス<BaseURI>/sites/ <sitename>/types/<assettype>/assets/<id>
を起動する場合は、buffer=true
を指定します。
注意: バッファリングを使用すると、 |
WebCenter Sitesに用意されているデフォルトのBufferingConfig.xml
ファイルには、Apache ActiveMQ用のサンプル構成が含まれています。BufferingConfig.xml
ファイルは、リモートSatellite Serverのメッセージ・コンシューマのリストが空である点を除いて、WebCenter SitesとリモートSatellite Serverで同じです。