コンテンツ・プロバイダが使用可能になるために構成される必要があるWebCenter Sitesユーザー・インタフェース機能がいくつかあります。
これらの機能の一部は、WebCenter Sitesインタフェースの代替インタフェース(サイト・デスクトップ、サイトDocLinkおよびContributorインタフェースのWebモード)であり、その他の機能は、WebCenter Sitesインタフェース(ロケール設定)およびプレビュー機能の動作を変更するものです。
この章は、次の項で構成されています。
注意: WebCenter Sites 11gリリース1 (11.1.1.8.0)では、サイト・デスクトップおよびサイトDocLinkの機能は非推奨になっています。 |
WebCenter Sitesをインストールすると、システムのデフォルト・ロケールとして英語が設定されます。管理者は、WebCenter Sitesのデフォルト・ロケールを構成できます。
ロケールの設定に使用するオプションおよびプロパティはいくつかあります。
「管理」タブの「ロケール」項目では、WebCenter Sitesインタフェースのデフォルト・ロケールを設定します。個々のユーザーは、プリファレンスの設定により、デフォルトをオーバーライドすることも、別のロケールがあればそれを使用することも可能です。
futuretense.ini
ファイルのcs.emailcharset
プロパティおよびcs.emailcontenttype
プロパティによって、ワークフロー・システムが送信する電子メール・メッセージで使用する文字セットが決定されます。これらのプロパティは通常インストール中に設定され、コンテンツ・プロバイダが選択できるすべてのロケールで適切に文字を表すことができる文字セットに設定される必要があります。
システムがUTF-8の文字セットを使用し、かつサーバーへのミラーリングのパブリッシュ配信タイプが使用されている場合、futuretense.ini
ファイルのcs.mirrorrowsperpost
プロパティに、4以下の値を設定する必要があります。
この項は、次のトピックで構成されています。
言語パックがインストールされるとき、インストーラは、言語パックのロケールの言語と国コードを、LocaleMap
データベース表に書き込みます。たとえば、ブラジルのポルトガル語は、pt_BR
となります。LocaleMap
表に表示されるロケールが複数ある場合、管理者がデフォルトのロケールを指定する必要があります。これは次の手順で実行できます。
新しいグローバル・デフォルト言語を設定します。WebCenter Sitesの「ローカル・マネージャ」を使用して、WebCenter Sitesシステムの現在のデフォルト言語を別の言語パックに置き換えることができます。この言語は、WebCenter Sitesシステムでグローバルに新しいデフォルト言語になります。個々のユーザーに異なるデフォルト言語を設定するオプションもありますが、「ロケール・マネージャ」からは使用できません。
ユーザーごとに新しいデフォルト言語を設定します。このオプションを使用すると、個々のユーザーのデフォルト言語として、「ロケール・マネージャ」で選択したグローバルなデフォルト言語とは別の言語を選択できます。ユーザー・ロケールの設定方法の詳細は、第5.5項「ユーザー・プロファイルとユーザー属性の使用」を参照してください。
WebCenter Sitesは、汎用的なセッション変数locale
によって個々のユーザーが使用する言語を決定します。この変数には、ログインしているユーザーに関連する言語と国コードが格納されています。
ユーザーがWebCenter Sitesにログインすると、WebCenter Sitesは、次のようにlocale
変数の値を取得します。
ユーザー・プロファイルにlocale
ユーザー属性の値が格納されている場合、WebCenter Sitesはこの値を取得し、使用します。
ユーザー・プロファイルにプリファレンスが指定されていない場合、WebCenter Sitesは、ユーザーのブラウザのロケール設定とLocaleMap
表のロケールとの一致を試みます。
ユーザー・プロファイルにプリファレンスが設定されておらず、かつWebCenter Sitesがユーザーのブラウザのロケールを一致させることができない場合、システムに設定されているデフォルト・ロケールを使用します。
注意: サイトを選択して、そのサイトから新しいシステム・デフォルト言語を設定する場合、この言語は自動的に、WebCenter Sitesシステム上のすべてのサイトのグローバルなデフォルト言語として設定されます。 |
システムのデフォルト・ロケールを設定するには:
「管理」タブで、「ロケール」をダブルクリックします。
WebCenter Sitesに「ロケール・マネージャ」フォームが表示されます。
目的のロケールの横にある「編集」アイコンをクリックします。
ラジオ・ボタンがフォームの「デフォルト」列に表示されます。
目的のロケールの横にある「デフォルト」ラジオ・ボタンを選択します。
「保存」をクリックします。
次回ユーザーがWebCenter Sitesにログインしたときは、システムは新しいデフォルト言語で表示されます。
注意: 個々のユーザーの言語設定(「ユーザー・プロファイル」オプションで設定)は、WebCenter Sitesシステムの言語設定(「ロケール・マネージャ」で設定)より優先されます。ユーザー・ロケールの設定方法の詳細は、第5.5項「ユーザー・プロファイルとユーザー属性の使用」を参照してください。 |
次のリストにあるプロパティは、言語パックをSitesシステムへインストールする間に構成する必要があります。これは、トラブルシューティングのために記載されたリストです。たとえば、ワークフローの電子メールで異常な文字が表示されている場合、この電子メールのプロパティが適切に設定されなかった可能性があります。
プロパティ・エディタを起動して使用し、プロパティ値を確認または変更する方法については、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sitesプロパティ・ファイル・リファレンス』を参照してください。
表23-1 システムのロケール・プロパティ
プロパティ | プロパティ・ファイル | 説明 |
---|---|---|
cs.contenttype |
futuretense.ini |
すべてのWebCenter Sitesページとその他のHTTP対話(Sites Explorer、CatalogMoverなど)用に、HTTPヘッダーの文字セットを決定します。この値はデフォルトで |
cs.emailcharset |
futuretense.ini |
WebCenter Sitesによって送信される電子メール・メッセージの件名の行で使用される文字セットを決定します。(通常、これらはワークフローの電子メールです。) |
cs.emailcontenttype |
futuretense.ini |
WebCenter Sitesによって送信される電子メール・メッセージの本文で使用される文字セットを決定します。 |
cs.mirrorrowsperpost |
futuretense.ini |
ミラー・パブリッシュ・セッションが実行されている間に、各HTTPのPOSTでミラーリングが可能な表の行数を指定します。UTF-8を使用していて、データベースが非ASCII文字を処理する場合、この値を4以下に設定する必要があります。 |
xcelerate.charset |
futuretense_xcel.ini |
すべてのWebCenter Sitesのページに使用されるHTTPヘッダーの文字セットを決定します。この値はUTF-8に設定する必要があります。 |
多言語管理システムを構成できますが、ユーザー・インタフェースの一部は1つの言語でのみ表示できます。
たとえば、WebCenter Sitesデータベースの表や列の名前、およびカテゴリやソース・コードなどの個々のアイテムは、1つの名前のみを持つことができます。つまり、個々のWebCenter Sitesフォーム上のテキストのほとんどはSitesシステムにインストールした任意の言語で表示できますが、フィールド名やアセット・タイプ名などのアイテムは1つの言語でのみ表示できます。
1つの名前のみを持つことができるWebCenter Sitesのアイテムを次にリストします。これらのアイテムは、1つの言語でのみ表示できます。
アセット・タイプ名
フィールド名
アセット名
カテゴリ
ソース・コード
ツリー・タブ名
サイト名
ワークフローの構成要素の名前(アクション、電子メール・オブジェクト、条件、状態、ステップ、プロセス)
ロール名
スタート・メニュー・アイテム(検索と新規の両方)
複数の言語を提供するシステムでは、大部分のコンテンツ・プロバイダが使用する言語を判断してから、その言語を使用してサイト、タブ、アセット・タイプなどの名前を指定する必要があります。
サイト開発者がアセット・タイプ(ベーシックかフレックスいずれかの)を作成するとき、Sitesシステムで利用できるようにしたどの言語でもアセット・タイプのフィールド名を指定できます。ただし、WebCenter Sitesがデフォルトですべてのアセット・タイプに作成するコアな列やフィールドがいくつかあります。
id
name
description
status
createdby
createddate
updatedby
updateddate
startdate
enddate
subtype
filename
path
template
category
これらの列名は、デフォルトでは英語で作成されます。これらがインタフェースのフィールドとしてWebCenter Sitesで表示される場合は、システムのデフォルト言語として設定されている言語が使用されます。
アセット・タイプのデフォルト列の詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites開発者ガイド』を参照してください。
サイト開発者がArticleという名前のサンプル・サイトのアセット・タイプを使用することを決定した場合、futuretense_xcel.ini
ファイルにあるxcelerate.body.length
プロパティの値も変更する必要があります。このプロパティによって、Article表のurlbody列に格納される文字数が決定されます。
urlbodyはURLの列であるため、ここに入力されるデータは、実際にはWebCenter Sitesデータベース以外のファイルとして格納されます。しかし、始めからn個(nはxcelerate.body.length
プロパティで指定される値に等しい)の文字もまた、管理者のインタフェースの検索機能で記事アセットの本文テキストを検索できるように、urlbody列に格納されます。
この列に非ASCIIテキストが格納されている場合、このプロパティの値を500に設定する必要があります。
サイト・デスクトップによって、Microsoft Wordユーザーは、馴染みのあるWordインタフェースを使用して、WordドキュメントをWebCenter Sitesのアセットとして作成、インポートおよび編集することが可能になります。ユーザーは、これらのアセットをWebCenter Sitesデータベースに保存し、このデータベースからアセットを開きます。
注意: サイト・デスクトップは、標準のWordドキュメントとテンプレートの使用をサポートします。Microsoft Word 2000では、WordユーザーがWordでHTMLページを作成できるようにする、Webページ・テンプレートが導入されました。 WordのWebページ・テンプレートは、サイト・デスクトップではサポートもなく、必要でもありません。 |
この項は、次のトピックで構成されています。
サイト・デスクトップがシステムに構成されると、ユーザーはMicrosoft Wordのユーザー・インタフェースの特殊なツールバーからWebCenter Sitesにログインできます。
管理者は、Wordインタフェースで使用可能なアセット・タイプを構成します。サイト・デスクトップのアセット・タイプを有効にし、Wordユーザーがデータ入力できるフィールドを決定します。この情報によって、ユーザーがWordでそのタイプのアセットを作成するときの、WebCenter Sitesツールバーの外観と機能が決定されます。コンテンツ・プロバイダがWebCenter Sitesツールバーを使用して各フィールドのデータをマークするフィールド・マーカーを挿入します。
アセットとしてWordドキュメントを保存する場合、サイト・デスクトップはWebCenter Sitesにそのアセットを送信します。また、ドキュメントの一時コピーは、ユーザーのハード・ドライブにローカルに保存されます。
ファイル変換サブシステムによって、バイナリ形式のドキュメントはXMLに変換され、このXMLはWebCenter Sitesデータベースへの格納に適した形式に解析されます。アセットは、次のように管理されます。
Wordドキュメントもアセットとともに格納されます。ドキュメントは、ユーザーがWordでアセットを開くときに取得されます。
(配信システム上の)オンライン・サイトの訪問者がアセットを要求すると、WebCenter SitesはWordドキュメントではなく、アセットを処理します。
注意: WebCenter Sitesのインタフェースを使用して、サイト・デスクトップで作成されたアセットを編集する場合、アセットを保存すると、アセットとサイト・デスクトップ間のリンクが不可逆的に切断されます。その後、サイト・デスクトップでアセットを編集できなくなります。「編集」フォームでアセットを開くときに、WebCenter Sitesで、この警告が表示されます。そのときに、サイト・デスクトップのクライアント・インストーラへのリンクも表示されます。 |
この項は、次のトピックで構成されています。
Microsoft Wordドキュメントは、Wordアセットに対する完全なソースです。Wordインタフェースでアセットのフィールドにデータを入力する方法はいくつかあります。
ユーザーはテキストを入力した後、そのテキストを適切なフィールド・マーカーでマークします。
NameおよびDescriptionなどの特定の必須フィールドは、Wordで表示されません。これらのフィールドについては、ユーザーがWebCenter Sitesツールバーからフィールド名を選択した後ダイアログ・ボックスでデータを入力します。
この種類のデータは、Wordメタデータとみなされます。
Wordで、「ファイル」→「プロパティ」の順に選択し、「ユーザー設定」タブをクリックすると、WebCenter SitesデータベースでWordアセットを格納することで非表示であったこれらのフィールドとその他のメタデータが表示されます。このデータは変更しないでください。
Wordのテンプレート.dot
ファイルから情報を取得します。特定のフィールドにフィールドと値のペアを提供するWordアセット用のWordテンプレートを作成できます。(Wordテンプレートを使用してコンテンツ・プロバイダ向けのウィンドウを作成し、Wordアセットに関する情報入力に使用することもできます。)
管理者は、サイト・デスクトップのアセット・タイプを構成する際に、フォーマットの保持オプションを使用して個々のフィールドのデータを管理する方法を決定します。
フィールドのフォーマットの保持を選択すると、WebCenter Sitesは、Wordフォーマットを対応するHTMLフォーマットに変換し、このHTMLをWebCenter Sitesデータベースのフィールドを表す列に格納します。たとえば、段落の終わりが<p>タグに変換されたり、太字が<b></b>のペアでマークされたり、表がHTMLの表として格納されたりします。
そのため、フォーマットの保持オプションは、テキストのみを含むフィールドに対して使用することをお薦めします。フォーマットの保持オプションを、ファイル(イメージまたは他のタイプのファイル)を含むフィールドに使用しないでください。
また、テキストとイメージを分離するには、サイト・デスクトップのユーザーが、同じBLOBの属性またはアップロード・フィールドにテキストとイメージの両方を保存できないようにすることが最適な方法です。たとえば、イメージを含む記事アセット・タイプにキャプションを付ける場合は、そのキャプションに1つの属性またはフィールドを使用し、イメージ・ファイルには別の属性またはフィールドを使用します。
テキストとイメージを別々のフィールドで保存し、フォーマットの保持の有無を管理することによって、テンプレートの作成者は、どの種類のデータがどの特定フィールドから抽出されるかを知ることができ、そのデータを適切に表示するようテンプレートをコード化できます。ユーザーが同じBLOB属性にテキストとイメージの両方を保存できるようにする場合は、管理者がテンプレートの開発者と一緒に次の点に注意する必要があります。
表23-2 Wordドキュメント変換時のフォーマット保持
フォーマットの保持 | BLOB属性で保存済とマークされるWordコンテンツ | Wordコンテンツがデータベースに格納される方法 |
---|---|---|
あり |
テキストおよびイメージ |
イメージは、 |
あり |
テキストのみ |
テキストは、URL列にHTMLとして格納されます。 |
あり |
イメージのみ |
イメージ・ファイルは、URL列に書き込まれます。 |
なし |
テキストおよびイメージ |
テキストは削除され、イメージ・ファイルがURL列に書き込まれます。 |
なし |
テキストのみ |
テキストのフォーマットは削除され、テキストがURL列に書き込まれます。 |
なし |
イメージのみ |
イメージ・ファイルは、URL列に書き込まれます。 |
Wordアセット・タイプとは、Microsoft Wordで作成と編集ができるよう構成されたWebCenter Sitesの任意のアセット・タイプのことです。これは新しいアセット・タイプではなく、管理者がWord(サイト・デスクトップ)に対して有効にした、WebCenter Sitesですでに認識されているアセット・タイプです。
このカテゴリに分類されるアセット・タイプに関する制限はありませんが、実際の制約として、テキスト・コンテンツを持つか、そうでなければドキュメント関連のアセット・タイプに制限する必要が生じます。サイト・デスクトップのアセット・タイプを構成する場合、次のことを確認します。
サイト・デスクトップで利用可能にするアセット・タイプを有効にします。
有効なベーシック・アセット・タイプの各サブタイプおよび有効なフレックス・アセット・タイプの各定義に対して、Microsoft WordインタフェースにあるWebCenter Sitesのツールバーで表示されるフィールドを指定します。
有効にする各フィールドに対して、Microsoft Wordのアプリケーションで入力されたデータのフォーマットがWebCenter Sitesで保持される必要があるかどうかを判断します。BLOBを保持するフィールドについては、フォーマット・オプションを使用して、テキストとファイルがそのフィールドに書き込まれる際の管理方法を決定します。
各Wordアセット・タイプに対してサイト・デスクトップのスタート・メニュー・アイテムを作成します。
この項は、次のトピックで構成されています。
サイト・デスクトップに対して選択されたアセット・タイプにアセット・タイプを追加することで、サイト・デスクトップに対してそのアセット・タイプを有効にします。
サイト・デスクトップに対してアセット・タイプを有効にするには:
ツリーで、次のいずれかを実行します。
「管理」タブで、「サイト」を開き、さらにサイト・デスクトップを構成するサイトを開きます。
構成しているサイトにログイン済で、「サイト管理者」タブへのアクセスが可能な場合は、「サイト管理者」タブを選択します。
「サイト・デスクトップ」を開き、「サイト・デスクトップの有効化」をダブルクリックします。
WebCenter Sitesに、「サイト・デスクトップのアセット・タイプの有効化」フォームが表示され、このサイトでサイト・デスクトップに対して有効化されていないアセット・タイプが示されます。
このサイトでサイト・デスクトップに対して有効にするアセット・タイプを選択します。
「アセット・タイプの有効化」をクリックします。
「アセット・タイプの有効化」の「スタート・メニューの選択」フォームが表示されます。
「スタート・メニュー」に追加するアセット・タイプを選択します。
「アセット・タイプの有効化」をクリックします。
この手順を始める前に、サイト・デスクトップに対して構成するアセット・タイプを有効にしていることを確認します。まだアセット・タイプを有効にしていない場合は、第23.2.2.1項「サイト・デスクトップに対するアセット・タイプの有効化」を参照してください。
Microsoft WordインタフェースのWebCenter Sitesツールバーに表示されるアセット・タイプのフィールドを指定するには:
ツリーで、次のいずれかを実行します。
「管理」タブで、「サイト」を開き、さらにサイト・デスクトップを構成するサイトを開きます。
構成しているサイトにログイン済で、「サイト管理者」タブへのアクセスが可能な場合は、「サイト管理者」タブを選択します。
「サイト・デスクトップ」を開き、構成するアセット・タイプを開きます。
目的のサブタイプ(ベーシック・アセット・タイプ)または定義(フレックス・アセット・タイプおよびフレックス親アセット・タイプ)をダブルクリックします。
アセットの「構成」ページが開きます。
「構成の編集」をクリックします。
WebCenter Sitesに、次のような構成フォームが表示されます。
構成の編集フォームで、Wordのサイト・デスクトップ・ツールバーに表示させる各フィールドの「有効化」チェック・ボックスを選択します。一般的なルールとして、テキスト入力フィールドのみを選択します。必須フィールドは事前に選択されていて、選択を解除できないことに注意してください。
(オプション)WebCenter Sitesデータベースへのデータ格納時に、Wordでフィールドに入力されたテキストのフォーマットを保持する場合、そのフィールドに対して「フォーマットを保持しますか。」オプションを選択します。
一般的なルールとして、「フォーマットを保持しますか。」オプションは、テキストを格納するフィールドのみを有効にします。「フォーマットを保持しますか。」オプションを、アップロードされたファイルを保持するフィールドに対して有効にしないでください。
「保存」をクリックします。
サブタイプの構成によって、Microsoft WordインタフェースのWebCenter Sitesツールバーで利用可能なフィールドが決定されますが、これらのフィールドに対してスタート・メニュー・アイテムを作成するまでは、Wordのアセット・タイプをWordで使用できません。
サイト・デスクトップのスタート・メニュー・アイテムを作成するには:
選択したアセット・タイプで「スタート・メニュー」を開き、「新規追加」をダブルクリックします。
「名前」フィールドに、短い説明的なアイテムの名前を入力します。これは、Wordのサイト・デスクトップのツールバーで使用可能なアセット・タイプのリストに表示される名前です。
「説明」フィールドに、スタート・メニュー・アイテムの短い説明を入力します。
「タイプ」フィールドで、「サイト・デスクトップ」を選択します。
注意: ソースがWordであるアセットに対して、デフォルトのフィールド値は設定できません。Wordアセット・タイプのスタート・メニュー・アイテムを作成するときは、「デフォルト値」のセクションを無視してください。 |
「サイト」フィールドで、このスタート・メニュー・アイテムを使用できるサイトを選択します。複数のサイトを選択するには、[Ctrl]キーを押しながらクリックします。
「ロール」フィールドで、スタート・メニュー・アイテムにアクセスできるすべてのロールを選択します。複数のロールを選択するには、[Ctrl]キーを押しながらクリックします。
(オプション)このスタート・メニュー・アイテムで作成されるアセットのワークフロー・プロセスの詳細を構成するには、次の手順を実行します。
「ワークフローの選択」を.クリックします。
「ワークフローの選択」フォームで、ドロップダウン・リストから適切なワークフロー・プロセスを選択し、「ワークフローの選択」をクリックします。
「参加者の設定」フォームで、表示されるロールごとに1つ以上のユーザーを選択し、「参加者の設定」をクリックします。
「続行」をクリックします。
WebCenter Sitesによって変更が保存され、「スタート・メニュー」フォームが再表示されます。
「スタート・メニュー」フォームで、「保存」をクリックします。
WebCenter Sitesインタフェースを使用するコンテンツ・プロバイダと同様に、サイト・デスクトップのアプリケーションを使用するコンテンツ・プロバイダも、WebCenter Sitesのユーザー・アカウントを保持する必要があります。サイト・デスクトップを使用する個々のユーザー・アカウントは、次のACLを保持する必要があります。
Browser
ElementReader
PageReader
RemoteClient
xceleditor
UserReader
Visitor
ユーザー・アカウントの作成の詳細は、第5.4.3項「ユーザーの編集」および第31.4項「カスタム・ユーザー用の必須のACL」を参照してください。
サイト・デスクトップのユーザーに次の情報を与えます。
ユーザー名とパスワードの組合せ
Sites管理システムへのログインに適したURL
サイト・デスクトップを使用してWebCenter Sitesにログインするためには両方の情報が必要です。
WebCenter SitesのURLは、次の規則を使用しています。
http://<server>:<port>/<context>
ここで、
<server>
は、WebCenter Sitesを実行するマシンのホスト名またはIPアドレスです。
<port>
は、WebCenter Sitesが接続をリスニングするポートです。
<context>
は、WebCenter Sitesアプリケーションのインストール時にこのアプリケーションに割り当てられたアプリケーション・コンテキスト・ルート(URI)です。
サイト・デスクトップの機能を使用するためには、サイト・デスクトップのクライアントをクライアント・マシンにインストールする必要があります。
注意: サイト・デスクトップをインストールする前に、クライアント・マシンが次の状態であることを確認します。
|
サイト・デスクトップ・クライアントをインストールするには:
付属しているZIPファイルには、サイト・デスクトップ・インストーラが次のパスに配置されています。
ContentServer/Xcelerate/cs_client
ここには、/32bit
フォルダと/64bit
フォルダがあり、システムによって選択する必要があります。
ダウンロードしたアーカイブを一時ディレクトリに抽出し、そのディレクトリを開きます。
サイト・デスクトップ・インストーラ(.msi
)を起動し、表示される手順に従ってください。
注意: 1つ以上の言語パックが、Sitesシステムにインストールされている場合、インストールされている言語パックに対応してローカライズされたバージョンのサイト・デスクトップ・クライアントがページに一覧表示されます。そのような場合、ユーザーの言語設定に適したバージョンをダウンロードしてください。(言語パックは、パッチ・セット1にあります。) |
Sitesシステムにインストールされた言語パックに基づき、「ダウンロード」ページが動的に生成されます。Sitesシステムに言語パックがインストールされている場合、「ダウンロード」ページに、その言語で「サイト・デスクトップ」オプションが表示され、csdesktop.exeファイルがその言語のヘルプ・ファイルのバージョンをインストールします。
サイト・デスクトップ・ユーザーが初めてWebCenter Sitesにログインすると、「ログイン」ダイアログ・ボックスが英語で表示されます。ユーザーは、「言語の選択」リンクをクリックし、インストールしたサイト・デスクトップのヘルプ・ファイルのバージョンと一致する言語を選択します。
ユーザーが言語を選択すると、サイト・デスクトップは、該当するXML言語ファイルをWebCenter Sitesからユーザーのハード・ドライブにコピーします。サイト・デスクトップは、ユーザーが別の言語を選択するまで、メニュー名とダイアログ・ボックスのテキストに対して選択された言語ファイルの情報を使用します。
また、WebCenter Sitesサーバーの言語ファイルが更新された場合は必ず、サイト・デスクトップ・ユーザーが次にWebCenter Sitesにログインした際に、「言語の選択」リンクを使用してハード・ディスクの言語ファイルを更新するよう、ユーザーに通知するようにしてください。
サイト・デスクトップのアプリケーションが適切に構成されているかどうかを判別するためには、Microsoft Wordインタフェースからアセットを作成して保存した後、WebCenter Sitesを使用してこのアセットを調査する必要があります。
サイト・デスクトップが適切に構成されているかどうかを判別するには:
Microsoft Wordを開きます。
ボタン・バーで、「WebCenter Sites」→「ログイン」を選択します。
「ログイン」ダイアログ・ボックスで、次の情報を入力します。
RemoteClient ACLを保持するユーザーの名前とパスワード。
サーバーのURL。次のとおりです。
http://<server>:<port>/<context>
ここで、
<server>
は、WebCenter Sitesを実行するマシンのホスト名またはIPアドレスです。
<port>
は、WebCenter Sitesが接続をリスニングするポートの番号です。
<context>
は、WebCenter Sitesアプリケーションのインストール時にこのアプリケーションに割り当てられたアプリケーション・コンテキスト・ルート(URI)です。
必要に応じて、サイト、アセット・タイプおよびサブタイプを選択し、フィールド・マーカー・リストを設定します。
Wordドキュメントにテキストを入力します。
テキストの範囲全体を選択(強調表示)します。
ツールバーの「フィールド・マーカー」ボタンをクリックし、テキストを入力しているフィールドに対してマーカーを選択します。
省略記号(…)でフィールド・マーカーに値を設定します。これらのフィールド・マーカーは、非表示のフィールドを表します。つまり、これらの値は、Wordドキュメントで表示されませんが、アセットの定義の一部であるため、WebCenter Sitesデータベースに格納されます。省略記号のあるフィールド・マーカーをクリックすると、ダイアログ・ボックスが開きます。適切なデータを入力します。
ボタン・バーで、「WebCenter Sites」→「WebCenter Sitesに保存」を選択します。
今作成したアセットのタイプにアクセスできるユーザーで、管理者のインタフェースにログインします。
アセットを作成したサイトを選択し、「検索」をクリックします。
サイト・デスクトップで入力したアセットを見つけます。
「調査」をクリックします。(「編集」を選択しないでください。)
フィールドに表示されているデータを調べて、サイト・デスクトップでマークしたデータが、「調査」フォームで表示されているデータと一致していることを確認します。
WebCenter Sitesツールバーのフィールド・マーカーはWordのブックマークです。そのため、テンプレートの適切なエリアを、WebCenter Sitesフィールド・マーカーか独自のWordブックマークのいずれかでマークし、Wordアセット用の.dot
ファイルを作成できます。
新しいWordドキュメントを作成し、プレースホルダ・テキストを、そのタイプのアセットに対して行うように、適切なフィールド・マーカーでマークします(名前や説明などのメタデータ・フィールドのテキストをマークしていないことを確認してください。)次に、このドキュメントを、WebCenter Sitesに保存するのではなく、テンプレート(.dotファイル)として保存してください。
Oracle WebCenter Sites DocLink (サイトDocLink)は、WebCenter Sitesがフレックス・アセットとして管理するドキュメント、グラフィックなどのファイルをアップロードおよびダウンロードするドラッグアンドドロップ・インタフェースを提供します。このアプリケーションは、WebCenter Sitesデータベース内のフレックス親アセットおよびフレックス・アセットの階層データ構造を、Windows Explorerアプリケーションのフォルダおよびファイルのように表します。
この項は、次のトピックで構成されています。
サイトDocLinkによって、コンテンツ・プロバイダは、サード・パーティのツールを使用して、オンライン・サイトのコンテンツを作成した後、WebCenter Sitesインタフェースにログインする必要なくWebCenter Sitesデータベースにコンテンツを保存することが可能になります。
サイトDocLinkを使用すると、コンテンツ・プロバイダは、Wordファイル、Excelスプレッドシート、グラフィック・ファイルなどの単一のバイナリ・ファイルをそれぞれ、ドキュメントが保存されるアセット・タイプまたは親アセット・タイプを表すMicrosoft Windows Explorerの該当するフォルダにドロップすることで、これらのファイルをWebCenter Sitesデータベースへドラッグ・アンド・ドロップできるようになります。
コンテンツ・プロバイダがファイルをフォルダにドロップすると、サイトDocLinkは、管理者がシステムを構成した方法に応じて、必要なメタデータを入力するようユーザーに求めるダイアログ・ボックスを表示します。このようなメタデータの例には、名前、説明などが含まれます。
サイトDocLinkは、Wordのサイト・デスクトップとは次の点で異なります。
サイト・デスクトップを使用すると、コンテンツ・プロバイダはコンテンツを作成し、そのドキュメント内の、Wordインタフェース内から様々なフィールドへ挿入する必要のあるデータにタグを付けます。ドキュメントがアセットとしてデータベースに格納されると、タグ付けプロセスによって構造化アセットが作成されます。
サイトDocLinkを使用すると、コンテンツ・プロバイダはサード・パーティのアプリケーションにコンテンツを作成しますが、データに構造を与えるアプリケーションは使用しません。
コンテンツ・プロバイダは、バイナリ・ファイルをWindows Explorerインタフェースにドロップし、このドロップに応じて表示されるサイトDocLinkのダイアログ・ボックスを使用してファイルに関する情報を提供します。必要な情報は、ファイルが格納されるアセット・タイプの種類に応じて異なり、ユーザーがファイルをドロップしたデータベースのグラフィカル表現内の場所に基づきます。
サイトDocLinkアセット・タイプとは、サイトDocLinkが受け入れるように構成されたフレックス・アセット・タイプまたはフレックス親アセット・タイプのことです。サイトDocLinkアセット・タイプは、アップロードされたバイナリ・ファイルを格納するフレックス・アセット・タイプである必要があります。つまり、アセットを定義するフレックス属性の1つ(なおかつ1つのみ)は、BLOB型である必要があります。サイトDocLinkアセット・タイプを構成する場合、次の手順を実行します。
フレックス・アセット・タイプまたはフレックス親アセット・タイプがそのサイトに有効であることを確認します。アセット・タイプが、BLOB型のフレックス属性を1つ保持していることを確認します。
フレックス・アセット・タイプまたはフレックス親アセット・タイプをサイトDocLinkに対して有効にします。
有効にしたこれらのアセット・タイプの定義ごとに、サイトDocLinkで使用できるフィールドを指定し、どのフィールドがアップロード・フィールドかを指定します。
各サイトDocLinkアセット・タイプに対してサイトDocLinkのスタート・メニュー・アイテムを作成します。
この項は、次のトピックで構成されています。
サイトDocLinkに対して選択されたサイトにアセット・タイプを追加することで、サイトDocLinkに対してそのアセット・タイプを有効にします。
サイトDocLinkに対してアセット・タイプを有効にするには:
ツリーで、次のいずれかを実行します。
「管理」タブで、「サイト」を開き、サイトDocLinkを有効にするサイトを開きます。
構成しているサイトにログイン済で、「サイト管理者」タブへのアクセスが可能な場合は、「サイト管理者」タブを選択します。
選択したアセット・タイプで「サイトDocLink」を開き、「サイトDocLinkの有効化」をダブルクリックします。
「アセット・タイプの有効化」フォームが表示され、この選択したサイトで、サイトDocLinkに対してまだ有効でないアセット・タイプが表示されます。
選択したサイトでサイトDocLinkに対して有効にするアセット・タイプの横にあるチェック・ボックスを選択します。
「アセット・タイプの有効化」をクリックします。
「スタート・メニューの選択」フォームが表示されます。「スタート・メニュー」に含めるアイテムを選択します。
有効にしたアセット・タイプ(手順2で「アセット・タイプの有効化」フォームで選択したアイテム)が、選択したサイトのサイトDocLinkノードの下にある「管理」タブに表示されます。
この手順を始める前に、次の条件が満たされていることを確認してください。
サイトDocLinkで構成するアセット・タイプを有効にしていること。まだアセット・タイプを有効にしていない場合は、第23.3.2.1項「サイトDocLinkに対するアセット・タイプの有効化」を参照してください。
構成するアセット・タイプがBLOB型の属性を1つ保持していること。
サイトDocLinkを使用してそのタイプのアセットを作成または編集するコンテンツ・プロバイダが使用できるアセット・タイプのフィールドを指定するには:
ツリーで、次のいずれかを実行します。
「管理」タブで、「サイト」を開き、サイトDocLinkを構成しているサイトを開きます。
構成しているサイトにログイン済で、「サイト管理者」タブへのアクセスが可能な場合は、「サイト管理者」タブを選択します。
選択したサイトで「サイトDocLink」を開き、目的のアセット・タイプを開いてサブタイプをダブルクリックします。
アセット・サブタイプの構成フォームが表示されます。
「構成の編集」をクリックします。
WebCenter Sitesに次のようなフォームが表示されます。
アセット・タイプの構成フォームで、サイトDocLinkインタフェースに表示させる各フィールドに対して「有効化」オプションを選択します。有効なフィールドとは、ユーザーがそのフィールドでデータを閲覧および編集できることを意味します。
一般的なルールとして、次の種類のフィールドを有効にします。
ファイルを保持するBLOB属性(1つのみ)
テキストを入力するフィールド(「説明」など)
注意:
|
ドキュメントが格納されるフィールドとして指定するアップロード・フィールド(フレックス属性)の横にある「ドキュメント・タイプの選択」をクリックします。
注意: 開発者がこのタイプのアセット用にフレックス・フィルタを作成した場合、アップロード・フィールドとして指定するフレックス属性は、フレックス・フィルタ用に入力属性として指定されているフィールドと一致する必要があります。 フレックス・フィルタの詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites開発者ガイド』を参照し、開発者に相談してください。 |
WebCenter Sitesに次のようなフォームが表示されます。
「ドキュメント・タイプ」フィールドでは、このアップロード・フィールドが格納できるドキュメントのタイプを選択します。複数を選択するには、[Ctrl]キーを押しながらクリックします。
「ドキュメント・タイプ」フィールドに表示される値は、MimeType
表のエントリのdescription
列から取得されます。選択するドキュメント・タイプがリストに表示されない場合、Sites Explorerを使用して、MimeType
表にそのドキュメント・タイプを追加します。
注意: 「任意」オプションを選択すると、サイトDocLinkは、MimeType表にエントリがあるかどうかにかかわらず、このタイプのアセットに対して、あらゆるタイプのファイルを受け入れます。 ただし、MimeType表にファイル・タイプに対するエントリがない場合、WebCenter Sitesインタフェースでそのタイプのファイルを適切に表示することができません。 |
「最大ファイル・サイズ」フィールドでは、このアップロード・フィールドに格納できるドキュメントのサイズ制限(ある場合)を指定します。
「保存」をクリックします。
「アセット・タイプの構成」フォームで、再度「保存」をクリックします。
サイトDocLinkの構成によって、サイトDocLinkインタフェースで使用できるフィールドが決定されますが、コンテンツ・プロバイダは、これらのアセット・タイプ用のスタート・メニュー・アイテムを作成するまで、サイトDocLinkではこのタイプのアセットを作成できません。
サイトDocLinkのスタート・メニュー・アイテムを作成するには:
「管理」タブで、「アセット・タイプ」を開き、次に目的のアセット・タイプを開きます。
選択したアセット・タイプで「スタート・メニュー」を開き、「新規追加」をダブルクリックします。
「名前」フィールドに、アイテムの名前を入力します。
「説明」フィールドに、スタート・メニュー・アイテムの短い説明を入力します。
「タイプ」フィールドで、「サイトDocLink」を選択します。
注意: ソースがこのバージョンのサイトDocLinkであるアセットに対して、デフォルトのフィールド値は設定できません。サイトDocLinkのスタート・メニュー・アイテムを作成するときは「デフォルト値」セクションを無視してください。 |
「サイト」フィールドで、このスタート・メニュー・アイテムを使用できるサイトを選択します。複数のサイトを選択するには、[Ctrl]キーを押しながらクリックします。
「ロール」フィールドで、スタート・メニュー・アイテムにアクセスできるすべてのロールを選択します。複数のロールを選択するには、[Ctrl]キーを押しながらクリックします。
(オプション)このスタート・メニュー・アイテムで作成されるアセットのワークフロー・プロセスの詳細を構成するには、次の手順を実行します。
「ワークフローの選択」を.クリックします。
「ワークフローの選択」フォームで、ドロップダウン・リストから適切なワークフロー・プロセスを選択し、「ワークフローの選択」をクリックします。
「参加者の設定」フォームで、表示されるロールごとに1つ以上のユーザーを選択し、「参加者の設定」をクリックします。
「続行」をクリックします。
そのワークフロー情報が保存され、「スタート・メニュー」フォームが再表示されます。
「スタート・メニュー」フォームで、「保存」をクリックします。
構成するアセット・タイプを追加するたびにこの手順を繰り返します。
WebCenter Sitesインタフェースを使用するコンテンツ・プロバイダと同様に、サイトDocLinkアプリケーションを使用するコンテンツ・プロバイダもWebCenter Sitesのユーザー・アカウントを保持する必要があります。サイトDocLinkを使用するユーザーのアカウントには、次のACLが必要です。
Browser
ElementReader
PageReader
RemoteClient
UserReader
xceleditor
ユーザー・アカウントの作成の詳細は、第5.4.1項「新しいユーザーの作成」を参照してください。
サイトDocLinkのユーザーに次の情報を与えます。
ユーザー名とパスワードの組合せ
WebCenter Sitesへのログインに適したURL
サイトDocLinkを使用してWebCenter Sitesにログインするためには両方の情報が必要です。
WebCenter SitesのURLは、次の規則を使用しています。
http://<server>:<port>/<context>
ここで、
<server
>は、WebCenter Sitesを実行するマシンのホスト名またはIPアドレスです。
<port>
は、WebCenter Sitesが接続をリスニングするポートです。
<context>
は、WebCenter Sitesアプリケーションのインストール時にこのアプリケーションに割り当てられたアプリケーション・コンテキスト・ルート(URI)です。
サイトDocLinkの機能を使用するためには、サイトDocLinkのクライアントをクライアント・マシンにインストールする必要があります。
サイトDocLinkのクライアントをインストールするには:
付属しているZIPファイルには、サイトDocLinkのインストーラが次のパスに配置されています。
ContentServer/Xcelerate/cs_client
ここには、/32bit
フォルダと/64bit
フォルダがあり、システムによって選択する必要があります。
ダウンロードしたアーカイブを一時ディレクトリに抽出し、そのディレクトリを開きます。
サイトDocLinkインストーラ(.msi
)を起動し、表示される手順に従ってください。
注意: WebCenter Sitesのインストールで、1つ以上の言語パックがインストールされている場合、インストールされている言語パックに対応してローカライズされたバージョンのサイトDocLinkクライアントがページに一覧表示されます。そのような場合、ユーザーの言語設定に適したバージョンをダウンロードしてください。(言語パックは、パッチ・セット1にあります。) |
サイトDocLinkアプリケーションが適切に構成されているかどうかを判別するためには、サイトDocLinkインタフェースからアセットを作成して保存した後、WebCenter Sitesを使用してこのアセットを調べる必要があります。
サイトDocLinkの構成をテストするには:
WebCenter Sites Explorerを開きます。
「サイトDocLink」をダブルクリックします。
「ログイン」ダイアログ・ボックスで、次の情報を入力します。
サイトDocLinkのURL。システムに適したURLについては、第23.3.3項「ユーザーとサイトDocLink」を参照してください。
必要なACL (第23.3.3項「ユーザーとサイトDocLink」を参照)を保持するユーザーの名前とパスワード。
ファイル・システムからサイトDocLinkノードの下に表示されるファイル構造へドキュメントをドラッグし、該当する場所にドロップします。
入力が必須のフィールドがある場合、「プロパティ」ダイアログ・ボックスが表示されます。必要な情報を入力し、アセットを保存します。
ブラウザを開き、今作成したアセットのタイプにアクセスできるユーザーで、管理者のインタフェースにログインします。
要求されたら、アセットを作成したサイトを選択します。
サイトDocLinkで作成したアセットを見つけ、「調査」フォームでそのアセットを開きます。
フィールドに表示されているデータを調べて、サイトDocLinkで指定したデータが、「調査」フォームで表示されているデータと一致していることを確認します。
WebモードはWebCenter Sitesの機能であり、これを使用すると、制限されたロールを実行する使用頻度の低いユーザーが、アセットのレンダリングされた(プレビュー)バージョンから直接コンテンツを検索、編集および送信できるようになります。
この機能を有効にするには通常、次の3つの手順が必要です。
管理者は、Sites管理システムでfuturetense_xcel.ini
ファイルのxcelerate.enableinsite
プロパティをtrue
に設定します。
開発者は、コンテンツ・プロバイダがこのように編集できるようにするフィールドに対して、Webモード機能を起動するテンプレートをコード化します。同じテンプレートでも、xcelerate.enableinsite
がWebCenter Sites配信システムでfalse
に設定されていると、そのシステム上ではWebモードが表示されないことに注意してください。
適切なURLを決定し、Webモードを使用する必要があるWebCenter Sitesユーザーがこれを使用できるようにします。
Webモードを有効にするには:
プロパティ・エディタを起動し、futuretense_xcel.ini
ファイルを開きます。
「xcelerate」タブで、xcelerate.enableinsite
を選択し、値をtrue
に設定します。
プロパティ・ファイルを保存し、プロパティ・エディタを閉じます。
Webモードとプレビューで使用されるサーブレットとホストの名前を構成するには:
プロパティ・エディタを起動し、futuretense_xcel.ini
ファイルを開きます。
「xcelerate」タブで、次のいずれかまたは両方を実行します。
xcelerate.previewhost
プロパティを次のように設定します。
http://<server>:<port>/servlet/
xcelerate.previewservlet
プロパティの値をContentServer
からSatellite
に変更します。
次に例を示します。
コンテンツ・プロバイダがWebCenter Sitesのログインに使用するURLにポート番号を含める必要がない場合、ポート番号はxcelerate.previewhost
プロパティの値に含めます。
コンテンツ・プロバイダがポート番号を含める必要がある場合、そのプロパティに異なるポート番号を指定します。Webサーバーのポート番号またはWebサーバーにリダイレクトを要求するポート番号のいずれかを使用します。
別名を作成し、xcelerate.previewhost
プロパティにのみ、これを使用します。
xcelerate.previewservlet
プロパティを使用して、WebCenter Sitesサーブレットではなく、Satellite Serverサーブレットを指定します。
WebCenter Sites配信システムから提供しているオンライン・サイトが、訪問者に対してログインを要求する、またはデフォルトでログインさせる状況において、訪問者が、Sites管理システム上のプレビューされるサイトに、WebCenter Sitesで使用しているユーザー名と異なるユーザー名でログインする必要がある場合、コンテンツ・プロバイダにはプレビューに対する個別のブラウザ・セッションが必要となります。
プレビューに対して新しい個別のブラウザ・セッションがない場合は、プレビュー・セッションが開始すると、WebCenter Sitesのセッションは終了します。これは、コンテンツ・プロバイダが未保存の作業を失う可能性があることを意味します。
プレビュー・セッションによってWebCenter Sitesセッションが終了しないようにするために、次を実行することが可能です。
コンテンツ・プロバイダがWebCenter Sitesユーザーのアカウントでプレビューしているサイトにログインするように、サイト・デザイナがオンライン・サイトを構成するようにします。
Webサーバーが、WebCenter Sitesウィンドウで、現行セッションを閉じずに、新しいブラウザ・セッションをプレビュー・ウィンドウに対して開くように、Sites管理システムを構成します。
Webサーバーが新しいブラウザ・セッションをプレビューされるアセットに対して開くようにSites管理システムを構成するには、futuretense_xcel.ini
ファイルのプロパティ(xcelerate.previewhost
およびxcelerate.previewservlet
)を構成します。
これらのプロパティを使用して、Sites管理システムのURLを指定しますが、このURLは、コンテンツ・プロバイダが管理システムへのログインに使用するURLとは、なんらかの点で異なっている必要があります。次に例を示します。
コンテンツ・プロバイダがWebCenter Sitesのログインに使用するURLにポート番号を含める必要がない場合、ポート番号はxcelerate.previewhost
プロパティの値に含めます。
コンテンツ・プロバイダがポート番号を含める必要がある場合、プロパティに対して異なるポート番号(Webサーバーのポート番号またはWebサーバーにリダイレクトを要求するポート番号)を指定します。
別名を作成し、xcelerate.previewhost
プロパティにのみ、これを使用します。
xcelerate.previewservlet
プロパティを使用して、WebCenter Sitesサーブレットではなく、Satellite Serverサーブレットを指定します。
プロパティ・エディタを起動し、futuretense_xcel.iniファイルを開いて、「xcelerate」タブを選択し、次のいずれかまたは両方を実行します。
xcelerate.previewhost
プロパティを次のように設定します。
Sun JES Application Serverを含む、ほとんどのアプリケーション・サーバーの場合:
http://<server>:<port>/servlet/
xcelerate.previewservlet
プロパティの値をContentServer
からSatellite
に変更します。