ユーザーは、WebCenter Sitesのネイティブのユーザー・マネージャ(管理者のインタフェース内)またはLDAPのどちらかを使用して作成できます。ただし、ユーザー・プロファイルおよび属性を構成するには、管理者のインタフェースを使用する必要があります。
この章では、ユーザーを作成するためのオプションについて概要を説明します。また、この章では、WebCenter Sitesでのユーザーの作成方法とそのプロファイルおよびユーザー属性の構成方法も示します。外部ソースでのユーザーの作成の詳細は、製品のドキュメントを参照してください。
この章は、次の項で構成されています。
WebCenter Sitesユーザーは、WebCenter Sitesのネイティブのユーザー・マネージャ、WEM Admin、またはLDAPなどの外部ユーザー・マネージャを使用して作成できます。
各WebCenter Sitesユーザーは次のデータのセットで定義されます。
ユーザー・アカウント。これにより、ユーザーにWebCenter Sitesシステムとそのデータベース表へのアクセスを付与します。
ユーザー・プロファイル。これは、ユーザーが次に関する作業をするために必要です。
WebCenter Sitesアプリケーション
言語パックとデフォルトの言語の設定
ワークフロー・プロセス。ここで電子メール・メッセージを送信し、ワークフロー参加者に割当てを通知します。ユーザー・プロファイルは、ユーザー名を電子メール・アドレスにマップして、ワークフロー・アクションをサポートします。
ユーザー属性(ユーザー・プロファイルの電子メールおよびロケールの属性に加えて)。ワークフローに加えてアクションおよびイベントがサポートされている必要があります。
ユーザーを作成および構成したら、ロールを使用して、作業するサイトと関連付ける必要があります。この章では、ユーザーの作成および構成方法について説明します。ユーザーをサイトと関連付ける手順は、第8章「コンテンツ管理サイトのアセンブル」を参照してください。
WebCenter Sitesのディレクトリ・サービスAPIにより、認証情報、ユーザー情報などが保存されている外部ディレクトリ・サーバーまたはユーザー・マネージャにWebCenter Sitesシステムを接続できます。次の接続オプションを使用できます。
ネイティブ・システム: WebCenter Sitesのネイティブのユーザー・マネージャです。ネイティブのWebCenter Sitesユーザー管理表であるSystemUsers
およびSystemUserAttrs
が使用されます。
LDAPプラグイン: このオプションでは、ユーザー名および属性が、WebCenter Sitesデータベース以外のディレクトリ・サーバーに格納されます。
WebCenter SitesのセキュリティはACLを基盤としているため、外部ユーザー管理システム(LDAPなど)は、WebCenter Sites ACLと一致するように構成する必要があります。
プラグインの構成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites: サポート・ソフトウェアのインストールと構成』を参照してください。プラグインを構成するプロパティは、futuretense.ini
ファイル(「認証」タブ)、ldap.ini
ファイルおよびdir.ini
ファイルにあります。これらのファイルについては、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sitesプロパティ・ファイル・リファレンス』を参照してください。
注意: このガイドでは、一貫してネイティブのWebCenter Sitesユーザー・マネージャを使用します。 |
この項は、次のトピックで構成されています。
ネイティブのWebCenter Sitesユーザー・マネージャを使用している場合、第3章「サイト構成のガイドライン」のガイドラインに従ってユーザーを作成および構成し、管理システムへのアクセス権を付与します。
LDAPを使用して、管理システムまたは配信システムのユーザーを管理している場合、WebCenter Sites管理者のインタフェースではなくLDAPでユーザー・アカウントを作成します。ただし、WebCenter SitesデータベースにACLおよびロールを作成するには、依然として管理者のインタフェースを使用する必要があります(WEM Adminを使用してロールを作成することもできます)。LDAPと統合されているSites管理システムへのアクセス権をユーザーに付与する手順は、オラクル社のガイドである『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites: サポート・ソフトウェアのインストールと構成』を参照してください。
各WebCenter Sitesユーザーは、ユーザー・アカウント、ユーザー・プロファイル、および必要に応じてユーザー属性で完全に定義されています。
ユーザー・アカウントは、WebCenter Sitesで作業するすべての人に必要です。
ユーザー・プロファイルは、WebCenter Sitesモジュールおよび製品の作業、デフォルト言語の設定、および電子メール・メッセージを送信するワークフロー・プロセスへの参加をする予定のユーザーに必要です。
運用のために、ユーザー・プロファイルのロケールおよび電子メールの属性に加えてユーザー属性も必要な場合があります。その場合、追加の属性を作成できます。
ユーザーを作成したら、そのユーザーが作業する予定のサイトごとにそのユーザー名にロールを割り当てることで、適切なサイトに対してそのユーザーを有効化する必要があります。ユーザーの作成後の有効化の詳細は、第8.2.1項「ユーザーへのサイトのアクセス権限の付与(ユーザーへのロールの割当て)」を参照してください。
新しいユーザーを作成して有効化した後、そのユーザーに次の情報を必ず指定してください。
ユーザー・アカウントのユーザー名とパスワードの組合せ。
WebCenter SitesのURL:
http://<server>:<port>/<context>/login
ここで
<server>
は、WebCenter Sitesを実行するマシンのホスト名またはIPアドレスです。システムの設定によっては、ポート番号(たとえば、server:8080
)も必要になる場合があります。
<context>
は、同じサーバー上のWebアプリケーションの名前です。
この章の残りの部分では、ユーザー・アカウント、プロファイル、および属性の作成方法と、それらの変更および削除方法を説明します。
この項では、WebCenter Sitesでのユーザー・アカウントの作成、編集および削除方法を示します。
注意: この項では、WebCenter Sites管理者のインタフェースでユーザーを作成、編集および削除する手順について説明します。LDAPを使用している場合は、そのLDAP製品のドキュメントを参照してください。WEM Adminを使用している場合は、第34章「Webエクスペリエンス管理フレームワーク」を参照してください。 また、そのガイドを読むときは、ACLという語をgroupという語に置き換え、それらの名前でグループに属するユーザーを作成してください。 |
この項は、次のトピックで構成されています。
この項では、WebCenter Sites管理者のインタフェースでユーザーを作成する方法について説明します。
注意: LDAPを使用している場合は、そのLDAP製品のドキュメントを参照してください。WEM Adminを使用している場合は、第34章「Webエクスペリエンス管理フレームワーク」を参照してください。 |
ユーザーを作成する前に
ユーザーを作成する前に、ユーザーについて次の事項を決定します。
ログイン名
パスワード
ACL。これにより、WebCenter Sitesのデータベース表へのユーザーのアクセスが制限されます。
ユーザーに必要なACLを決定するには、第31.4項「カスタム・ユーザー用の必須のACL」を参照してください。
ユーザーの追加のシステムACLを決定するには、第31.2項「システムACL」を参照してください。
ユーザーがアクセスする必要があるデータベース表にどのACLが割り当てられているのかを判別するには、第4.3.4項「カスタム表へのACLの割当て」の手順に従います。
ユーザーを作成するには:
「管理」タブで、「ユーザー・アクセス管理」を開き、「ユーザー」をダブルクリックします。
表示されるフォームで、「ユーザーの追加」を選択し、「OK」をクリックします。
「OK」をクリックする前にユーザー名を追加できます。このユーザー名は、次のフォームの「ログイン名」フィールドに自動入力されて表示されます。
「ユーザーの追加」フォームのフィールドに次のように入力します。
「ログイン名」フィールドに、一意の名前を入力します。空白や特殊文字(記号など)は含めないでください。アンダースコア文字(_)は使用できます。
「アクセス権限」リストで、ユーザーのACLを選択します。複数のACLを選択するには、目的の各ACLを[Ctrl]キーを押しながらクリックします。また、範囲内の最初と最後のACLを[Shift]キーを押しながらクリックして選択することで、特定の範囲のACLを選択することもできます。
「パスワード」フィールドと「パスワードの再入力」フィールドに同じパスワードを入力します。
「追加」をクリックします。
ユーザーが作成されます。
一般管理者を作成できます。ユーザーを管理者またはコンテンツ・コントリビュータにする場合の詳細は、第5.4.2項「一般的なユーザー・タイプの作成」を参照してください。
作成後の手順を完了するには:
ユーザーが、次のオプションのいずれかを実装する予定である場合、
Oracle WebCenter Sites: EngageなどのOracle WebCenter Sites製品
言語パックおよび様々な言語
電子メール・メッセージを送信するワークフロー・プロセス
そのユーザーのプロファイルを作成します。手順は、第5.5.1項「ユーザー・プロファイルの作成および編集」を参照してください。
ユーザーが、ロケールおよび電子メール(ユーザー・プロファイルで指定される)に加えて、またはそのかわりに属性を必要としている場合は、属性を作成します。手順は、第5.5.3項「ユーザー属性の修正、追加および削除」を参照してください。
ユーザーを完全に定義したら、ロールを使用してそのユーザーをサイトに関連付ける必要があります。
これをまだ行っていない場合は、第4.5.1項「ロールの作成」の手順に従ってユーザーのロールを作成します。
ユーザーをサイトに関連付けるには、サイトを作成し、ユーザーをそのサイトに追加します。手順については、第8.1.1項「サイトの作成」および第8.2.1項「ユーザーへのサイトのアクセス権限の付与(ユーザーへのロールの割当て)」を参照してください。
ユーザーを作成するときは、そのユーザーが別のWebサイトで持つ予定のロールを考慮することが重要です。多くの場合、ユーザーはあるサイトでは管理者になり、別のサイトではコンテンツ・コントリビュータになります。この項では、各ユーザーを特定のタイプのユーザーにする方法について説明します。
この項で説明するトピックは次のとおりです。
サイトの一般管理者は、そのサイトのすべての局面を制御します。ユーザーが一般管理者である場合、その管理アクションは特定の1つのサイトにログインしている場合にのみ制御できますが、ログインしているときはすべてのサイトを管理できることに注意してください。
新しく作成したユーザーについて、正しいACLが割り当てられているかどうかをダブルチェックします。
ユーザーのACLを決定するには、第31.4項「カスタム・ユーザー用の必須のACL」を参照してください。そこに記載されている表をみると、一般管理者のACLがBrowser、Element Reader、PageReader、UserReader、xceleditor、xceladmin、TableEditor、UserEditor、およびVisitorAdminであることがわかります。
「管理」タブで、「セキュリティ」、「グループへのユーザーの割当て」の順に開き、「新規追加」をダブルクリックします。「ユーザーへのグループの割当て」フォームが表示されます。
一般管理者にするユーザーを選択し、「グループ」フィールドでRestAdminを選択します。
[Ctrl]キーを押しながらクリックすると複数のユーザーまたはグループを選択できますが、一般管理者は少数にする可能性が高いため、誤ってユーザーをRestAdminグループに追加しないように、一度に1つずつ追加することをお薦めします。
WebCenter Sitesツリーでそのサイトを選択し、ユーザーをここに追加します。
「ユーザー」をクリックし、「ユーザー・ロールの管理」フォームを開きます。
その特定のサイトにログインしている場合、このフォームは、「サイト管理者」タブで「ユーザー」をダブルクリックしても表示できます。
ユーザーのログイン情報を入力して「編集」アイコンをクリックし、「次のユーザーのロールの編集」フォームを開きます。GeneralAdminおよびこのWebサイトでそのユーザーに設定する他のロールをすべて選択します。
注意: このドキュメントで使用されるロールの名前は、インストールされるFirstSiteIIサンプルWebサイトで使用されているロールの名前です。パブリッシュするWebサイトには、別のロールまたはロール名を使用することもできます。 |
サイトに一般管理者を追加するときは、その同じ人に別のサイトで別のロールを設定するかどうかを考慮する場合もあります。そのユーザーがこのような別のロールを割り当てるサイトにログインするときには、そのユーザーにこれらのロールを割り当てる必要があります。
ユーザーが一般管理者権限を持っている場合、彼らがその一般管理者ロールを持っているWebサイトにログインしているときにのみ「管理」タブが表示されます。
新しく作成したユーザーについて、正しいACLが割り当てられているかどうかをダブルチェックします。
ユーザーのACLを決定するには、第31.4項「カスタム・ユーザー用の必須のACL」を参照してください。そこに記載されている表をみると、サイト管理者のACLがBrowser、Element Reader、PageReader、UserReader、xceleditor、およびxceladminであることがわかります。
WebCenter Sitesツリーでそのサイトを選択し、ユーザーをここに追加します。
「ユーザー」をクリックし、「ユーザー・ロールの管理」フォームを開きます。
その特定のサイトにログインしている場合、このフォームは、「サイト管理者」タブで「ユーザー」をダブルクリックしても表示できます。
ユーザーのログイン情報を入力して「編集」アイコンをクリックし、「次のユーザーのロールの編集」フォームを開きます。
サイト管理者にするユーザーを選択し、「グループ」フィールドでSiteAdmin_AdminSiteを選択します。
[Ctrl]キーを押しながらクリックすると複数のユーザーまたはグループを選択できますが、サイト管理者は少数にする可能性が高いため、誤ってユーザーをSiteAdmin_AdminSiteグループに追加しないように、一度に1つずつ追加することをお薦めします。
SiteAdminおよびAdvanced Userと、このWebサイトでそのユーザーに設定する他のロールをすべて選択します。SiteAdminロールによってそのユーザーに「サイト管理者」タブへのアクセス権が付与され、AdvancedUserロールによってAdminインタフェースへのアクセス権が付与されます。
注意: このドキュメントで使用されるロールの名前は、インストールされるFirstSiteIIサンプルWebサイトで使用されているロールの名前です。パブリッシュするWebサイトには、別のロールまたはロール名を使用することもできます。 |
サイトにサイト管理者を追加するときは、その同じ人に別のサイトで別のロールを設定する必要があるかどうかを考慮する場合もあります。そのユーザーがこのような別のロールを割り当てるサイトにログインするときには、そのユーザーにこれらのロールを割り当てる必要があります。
ユーザーがサイト管理者権限を持っている場合、彼らがそのサイト管理者ロールを持っているWebサイトにログインしているときにのみ「サイト管理者」タブが表示されます。
新しく作成したユーザーについて、正しいACLが割り当てられているかどうかをダブルチェックします。
ユーザーのACLを決定するには、第31.4項「カスタム・ユーザー用の必須のACL」を参照してください。そこに記載されている表をみると、ワークフロー管理者のACLがBrowser、Element Reader、PageReader、UserReader、xceleditor、およびxceladminであることがわかります。
WebCenter Sitesツリーでそのサイトを選択し、ユーザーをここに追加します。
「ユーザー」をクリックし、「ユーザー・ロールの管理」フォームを開きます。
その特定のサイトにログインしている場合、このフォームは、「サイト管理者」タブで「ユーザー」をダブルクリックしても表示できます。
ユーザーのログイン情報を入力して「編集」アイコンをクリックし、「次のユーザーのロールの編集」フォームを開きます。
WorkflowAdminおよびAdvancedUserと、このWebサイトでそのユーザーに設定する他のロールをすべて選択します。WorkflowAdminロールによってそのユーザーに「ワークフロー」タブへのアクセス権が付与され、AdvancedUserロールによってAdminインタフェースへのアクセス権が付与されます。
注意: このドキュメントで使用されるロールの名前は、インストールされるFirstSiteIIサンプルWebサイトで使用されているロールの名前です。パブリッシュするWebサイトには、別のロールまたはロール名を使用することもできます。 |
サイトにワークフロー管理者を追加するときは、その同じ人に別のサイトで別のロールを設定するかどうかを考慮する場合もあります。そのユーザーがこのような別のロールを割り当てるサイトにログインするときには、そのユーザーにこれらのロールを割り当てる必要があります。
ユーザーがワークフロー管理者権限を持っている場合、彼らがそのワークフロー・ロールを持っているWebサイトにログインしているときにのみ「ワークフロー」タブが表示されます。
新しく作成したユーザーについて、正しいACLが割り当てられているかどうかをダブルチェックします。
ユーザーのACLを決定するには、第31.4項「カスタム・ユーザー用の必須のACL」を参照してください。そこに記載されている表をみると、すべてのユーザーのACLがBrowser、Element Reader、PageReader、UserReader、およびxceleditorであることがわかります。そのユーザーが寄与するようにするコンテンツのタイプに応じて、コンテンツ・コントリビュータに必要な他のACLを追加できます。
たとえば、PageEditor ACLでは、ユーザーにサイトへのページの追加、および定義済エレメントに基づいたコンテンツの変更が許可されます。ElementEditor ACLでは、コントリビュータにテンプレートの作成が許可されます。特定のACLおよびそれがコントリビュータの編集アクセスに与える影響の詳細は、第31章「システム・デフォルト」を参照してください。
ユーザーがページ上の既存のコンテンツの編集のみを行うようにする場合は、追加のACLは必要ありません。単純な編集は、割り当てられたロールに含まれています。
WebCenter Sitesツリーでそのサイトを選択し、ユーザーをここに追加します。
「ユーザー」をクリックし、「ユーザー・ロールの管理」フォームを開きます。
その特定のサイトにログインしている場合、このフォームは、「サイト管理者」タブで「ユーザー」をダブルクリックしても表示できます。
ユーザーのログイン情報を入力して「編集」アイコンをクリックし、「次のユーザーのロールの編集」フォームを開きます。そのロールに対してSitesUserを選択します。
ロールがアセットにどのように接続されているのかに応じて、別のロールの追加が必要な場合もあります。アセットは作成されるときに、ロールに接続されます。そのアセットにアクセスできるロールは、これらのロールのみです。
注意: 通常、ユーザーを同じWebサイトのSitesUserロールとAdvancedUserロールには割り当てません。SitesUserロールによってContributorインタフェースへのアクセス権が付与され、AdvancedUserロールによってAdminインタフェースへのアクセス権が付与されます。 このドキュメントで使用されるロールの名前は、インストールされるFirstSiteIIサンプルWebサイトで使用されているロールの名前です。パブリッシュするWebサイトには、別のロールまたはロール名を使用することもできます。 |
複数のアセットの設定方法によっては、ほとんどのコンテンツ・コントリビュータに対して、SitesUserを超えるWebサイトに対するロールを割り当てる必要はありません。コンテンツ・コントリビュータは、管理者が使用するAdminインタフェースではなく、Contributorインタフェースのみを使用してコンテンツを変更します。
この項では、WebCenter Sites管理者のインタフェースでユーザーを編集する方法について説明します。LDAPを使用している場合は、そのLDAP製品のドキュメントを参照してください。
ユーザーを編集するには:
注意: WebCenter Sitesシステム・ユーザーの名前またはACL (DefaultReader、ContentServer、xceladmin)を変更しないでください。 |
「管理」タブで、「ユーザー・アクセス管理」を開き、「ユーザー」をダブルクリックします。
表示されるフォームで、操作するユーザーの名前を入力します。ユーザー名がわからない場合は、そのフィールドを空白のままにします。WebCenter Sitesによってシステム内のすべてのユーザーのリストが返されます。
「ユーザーの修正」を選択し、「OK」をクリックします。
ユーザーのリストで、作業対象のユーザーを選択します。
「ユーザーの修正」フォームで目的の変更を行い、「修正」をクリックします。
この項では、WebCenter Sites管理者のインタフェースでWebCenter Sitesユーザーを削除する方法について説明します。LDAPを使用している場合は、そのLDAP製品のドキュメントを参照してください。
ユーザーをシステムから削除するには:
注意: WebCenter Sitesシステム・ユーザー(fwadminまたは管理者として使用されるユーザー、ContentServer、またはDefaultReader)を削除しないでください。 |
第5.5.2項「ユーザー・プロファイルの削除」に示すように、ユーザー・プロファイルを削除します。
「管理」タブで、「ユーザー・アクセス管理」を開き、「ユーザー」をダブルクリックします。
表示されるフォームで、削除するユーザーの名前を入力します。ユーザー名がわからない場合は、そのフィールドを空白のままにします。WebCenter Sitesによってシステム内のすべてのユーザーのリストが返されます。
「ユーザーの削除」を選択し、「OK」をクリックします。
ユーザーのリストで、削除対象のユーザーの横にある「削除」ラジオ・ボタンを選択します。
「削除」をクリックします。
WebCenter Sitesに警告メッセージが表示されます。
「OK」をクリックします。
そのユーザーが削除されます。
ユーザー・プロファイルは、次に関する作業をするすべてのユーザーに必要です。
サイト・モジュールおよび製品
言語パック
ワークフロー・プロセス。ここで電子メール・メッセージを送信し、ワークフロー参加者に割当てを通知します。ユーザー・プロファイルは、ユーザー名を電子メール・アドレスにマップして、ワークフロー・アクションをサポートします。
ユーザー・プロファイルには、一連のユーザー属性が保持されます。デフォルトでは、ユーザー・プロファイルに保持されるユーザー属性は次のもののみです。
電子メール属性。ワークフロー・アクションをサポートするために使用され、値としてユーザーの電子メール・アドレスを取ります。(ワークフロー参加者に割り当てられたアセットに関する電子メールをその参加者に送信するワークフロー・アクションを作成できます。)
ロケール属性。特定のユーザーにどの言語を使用するのかを決定するために使用されます。この属性は、値としてユーザーの優先場所を取ります。
タイムゾーン属性。特定のユーザーにどのタイムゾーンを使用するのかを決定するために使用されます。この属性は、値としてユーザーの優先タイムゾーンを取ります。
ユーザーがWEM Adminインタフェースで作成された場合、アバターも属性として付加されます。必要に応じて、ユーザー属性を追加し、WebCenter Sitesユーザー管理表にそれらの値を格納できます。ただし、WebCenter Sitesインタフェースでこれらの値を使用するには、ユーザー・プロファイルのフォームを表示するエレメントをカスタマイズする必要があります。WebCenter Sitesインタフェースのエレメントのカスタマイズの詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites開発者ガイド』を参照してください。
この項は、次のトピックで構成されています。
LDAPを使用している場合、ユーザーおよびサイト管理操作に対するシステム・レスポンスに注意してください。システム・レスポンスについては、第33章「LDAP統合Sitesシステムでのユーザー、サイト、およびロールの管理」を参照してください。
ユーザー・プロファイルを作成または編集するには:
「管理」タブで、「ユーザー・アクセス管理」を開き、「ユーザー・プロファイル」をダブルクリックします。
WebCenter Sitesに「ユーザー・プロファイル管理」フォームが表示されます。
そのフォームで、目的のユーザー名を入力し、「選択」をクリックします。
WebCenter Sitesに、選択したユーザーのプロファイルが表示されます。
「編集」アイコンをクリックします。
WebCenter Sitesに「ユーザー・プロファイルの編集」フォームが表示されます。
「電子メール」フィールドに、そのユーザーの電子メール・アドレスを入力します。
(オプション)「ロケール設定」ドロップダウン・リストから、このユーザーのロケール設定を選択します。ユーザーのローカル設定は、WebCenter Sitesシステムの言語設定(「ロケール・マネージャ」で設定)より優先されます。
注意: ユーザーのロケール設定を設定しない(「ロケール設定」ドロップダウン・リストで「設定されていません」が選択されている)場合、WebCenter Sitesインタフェースは、WebCenter Sitesシステムに設定されている言語で表示されます。WebCenter Sitesシステムのロケール設定の詳細は、次を参照してください。 |
(オプション)「タイムゾーン」ドロップダウン・リストで、ユーザーのタイムゾーン設定を選択します。タイムゾーン設定を指定しない(ドロップダウン・メニューで「自動検出」が選択されている)場合、ユーザーのタイムゾーンは、ユーザーのブラウザから自動的に検出されます。
「保存」をクリックします。
このユーザーが作業する必要があるサイトに対してこのユーザーを有効化します。手順については、第8章「ユーザーへのサイトのアクセス権限の付与(ユーザーへのロールの割当て)」を参照してください。
ユーザー・プロファイルを削除するには:
「管理」タブで、「ユーザー・アクセス管理」を開き、「ユーザー・プロファイル」をダブルクリックします。
「ユーザー・プロファイル管理」フォームで、「削除」をクリックします。
WebCenter Sitesに警告メッセージが表示されます。
「ユーザー・プロファイルの削除」をクリックします。
WebCenter Sitesに、削除を確認するメッセージが表示されます。
デフォルトでは、WebCenter Sitesコンテンツ・アプリケーションに必要なユーザー属性は、電子メール・アドレスとロケール設定のみです。WEMで作成されたユーザーは、そのほかにアバター属性を持つようになります。第5.5.1項「ユーザー・プロファイルの作成および編集」に示すように、ユーザー・プロファイル機能を使用して、これらの属性をユーザーに割り当てます。必要に応じて、LDAPを使用している場合であっても、この表でユーザーの追加のユーザー属性を格納および使用できます。
「ユーザー属性の修正」オプションで、ユーザー・プロファイルで使用されている属性を修正できます。また、属性を追加および削除することもできます。
ユーザーの属性を修正するには:
「管理」タブで、「ユーザー・アクセス管理」を開き、「ユーザー」をダブルクリックします。
表示されるフォームで、操作するユーザーの名前を入力します。ユーザー名がわからない場合は、そのフィールドを空白のままにします。WebCenter Sitesによってシステム内のすべてのユーザーのリストが返されます。
リストで、属性を変更するユーザー名をクリックします。「ユーザー属性」フォームが表示されます。
「ユーザー属性」フォームのフィールドに次のように入力します。
必要に応じて、次のいずれかを実行します。
「属性値」フィールドの内容を編集することで、属性に割り当てられている現在の値を変更します。
フォームの下部にあるフィールドに、その名前と少なくとも1つの値を入力することで新しい属性を追加します。
不要な属性は(「属性値」フィールドで)その関連付けられた値を削除することで削除します。
「修正」をクリックします。
変更内容がデータベースにコミットされます。