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Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド
11gリリース1 (11.1.1.8.0)
E49682-01
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54 WCCコネクタの構成ファイル

この章では、WCC統合機能で使用される構成ファイルについて簡単に説明します。ユーザー構成可能なパラメータを含むwcc-integration.iniについても詳しく説明します。

この章は、次の項で構成されています。

54.1 WCCコネクタの構成ファイルについて

WCCコネクタの構成ファイルは、WebCenter Siteインストールの/Shared/clustersynch/ucm/iniディレクトリにある複数のINIファイルで構成されています。編集の必要な唯一のファイルはwcc-integration.iniファイルで、第54.2項「ユーザー構成可能なパラメータ」で説明しているように、WCCコネクタの状態の最適化およびトラブルシューティングに使用されます。


注意:

次の構成ファイルは編集しないでください。これらはデータ・ストレージ用に内部で使用されます。

  • wcc-matchers.ini: WebCenter Sitesの「コネクタ管理者」タブでルール・ウィザードを介して作成されたルール文が含まれます。各ルールは名前別にリストされ、有効または無効によって識別されます。ここには、そのルールの説明と文のロジックも含まれます。このファイルはwcc-mappers.iniファイルと対になっています。

  • wcc-mappers.ini: ルール・ウィザードで定義されたルールの詳細が含まれます。このファイルはwcc-matchers.iniファイルと対になっています。

  • wcc-token.ini: サーバーがWebCenter Sitesと同期された最終時刻を示す、WebCenter Contentから受け取ったトークンが含まれます。


54.2 ユーザー構成可能なパラメータ

wcc-integration.ini構成ファイルには、ユーザー構成可能ないくつかのシステム・パラメータが含まれています。これらのパラメータは、WebCenter Sites Adminインタフェースでは構成できません。

wcc-integration.ini構成ファイルはWebCenter Sitesインストールの/Shared/clustersynch/ucm/iniディレクトリにあり、次の例に示すとおり、Javaプロパティ・ファイル形式を使用しています。

#wcc-integration.ini
wcc.batch.size=50
wcc.batch.autorepeat=true
wcc.download.dir=C\:\\Oracle\\WebCenter\\Sites\\tomcat\\temp
wcc.download.autoclean=true
wcc.keyfield=name
wcc.rule.case-sensitive=true

これらのパラメータはユーザー構成可能であり、次のように定義されます。