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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築
11gリリース1 (11.1.1.8.3)
E50013-03
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48 ポータルへのメールの追加

この章では、メールの機能とポータルでメールを管理する方法について説明します。また、「メールの送信」機能の構成方法についても説明します。「メールの送信」機能には、メール・サービスは必要ありません。つまり、ポータルでメール・サービスが構成されていなくても、WebCenter Portalおよびメールを使用するポータルで「WebCenter Portalのメール・サービス」オプションが選択されている場合、このオプションで「メールの送信」機能を使用できます。

この章の内容は、次のとおりです。


権限:

この章のタスクを実行するには、ポータルのManage All権限またはManage Configuration権限を持つポータル・モデレータまたはポータル・メンバーである必要があります。

メールのタスク・フローをページに追加するには、Basic Services: Edit Page Access, Structure, and Content (単純権限)またはCreate, Edit, and Delete Pages (アドバンスト権限)という権限が必要です。

権限の詳細は、第29.1項「ポータルのロールと権限について」を参照してください。


48.1 メール・サービスの前提条件

メール・サービスが機能するには、システム管理者はWebCenter Portalで次のタスクを実行する必要があります。


関連項目:

Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のメールに関する問題のトラブルシューティングに関する項


ポータルでメール・サービスを使用できるようにするには、ポータル・モデレータか、Manage AllまたはManage Configuration権限を持つ任意のユーザーが、次のタスクを実行する必要があります。


注意:

「メールの送信」機能とメールの使用方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』のメールの送信と表示に関する項を参照してください。


48.2 ポータルのメール配信リストの構成

メール配信リストは、ポータル通信用の効率的な機能を備えています。メール・サーバーがMicrosoft Exchangeで、Active Directory Server (ADS)がインストールされており、アクティブなディレクトリ接続の詳細(LDAP)がメール・サーバー接続の設定で提供されている場合、WebCenter Portalによってすべてのポータルにデフォルトの配信リストが作成されます。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理の「メールの管理」の章を参照してください。


注意:

  • 一部のブラウザでは、英語以外の多数の言語について、「メールの送信」の通知が文字化けします。マルチバイト・キャラクタがエンコードされている場合(mailto:プロトコルの場合は必須)、URLの長さがブラウザの制限を超過します。回避策として、ローカル・メール・クライアントではなくWebCenter Portalのメール・サービスを使用するように、「メールの送信」機能を構成してください。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理の「メールの送信」の通知の構成に関する項を参照してください。

  • WebCenter Portalとメール・サーバー間の接続の管理は、システム管理者が行います。この接続に関する問題が発生した場合は、システム管理者に問題を報告してください。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のメール・サーバーの登録に関する項も参照してください。


メールはポータルの作成時に有効にされ、デフォルトの配布リストが作成されることに注意してください。ポータル名が一意でないと、デフォルトの配布リストの作成が失敗します。そのような場合、デフォルトの配布リストを選択することが必要になります。

各ポータルで、配布リストは構成済のメール・サーバー(Exchange Serverなど)で作成され、これにはポータルのメンバーのメール・アドレスが含まれます。そのため、配布リストにメールを送信すると、そのポータルのすべてのメンバーがメールを受信します。ポータル・メンバーは、ユーザーまたはグループである場合もあります。そのような場合、メールはそのグループのメンバーにも送信されます。これらのグループには、自身に関連付けられたメールIDがない場合があります。「メールの送信」オプションで、メールがメンバーに送信される際に誰を含めるかを指定することができます。

デフォルトの配信リストの名前は、portal_name@mail_domainです。たとえば、Finance Projectという名前のポータル用のデフォルトの配信リストは、FinanceProject@mail_domainになります。mail_domainは、「メール・サーバー接続の編集」画面(Oracle Enterprise Managerを介してアクセス)の「LDAPドメイン」から導出されます。メンバーがポータルから脱退したりポータルに参加したりすると、WebCenter Portalがデフォルトの配信リストを自動的に更新して、ポータル・メンバーシップと同期します。ただしこの機能は、メール・サーバーがMicrosoft Exchangeで、Active Directory Server (ADS)がインストールされている場合のみ提供されます。

メール・サービスが切断されている場合、WebCenter Portalはポータルに自動的に作成されたデフォルトの配布リストを削除して、ポータルのすべてのメンバーにメールを送信しようとします(『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』のポータル・メンバーまたはモデレータへのメールの送信に関する項を参照)。「メールの作成」ウィンドウが開き、「宛先」フィールドにメール配布リストが入力されるかわりに空白のままになります。

デフォルトの配信リストを使用するかわりに、次のようにポータルのメールの配信リストを変更できます。

  1. 「ツールとサービス」ページ(第7.8.1項「ポータルのツールとサービスの管理へのアクセス」を参照)で、「メール」を選択します(図48-1)。

    あるいは、「ツールとサービス」ページに直接移動するには、ブラウザで次のURLを入力します。

    http://host:port/webcenter/portal/portalName/admin/services

    図48-1 ポータルのメール配信リストの構成

    図48-1の説明が続きます
    「図48-1 ポータルのメール配布リストの構成」の説明

  2. (オプション)現在のメール配布リストを変更する手順は次のとおりです。

    • 「配信リストの検索」アイコンをクリックして、新しい配布リストの名前を検索して選択します。

    「配信リスト」フィールドが空白のままの場合、「メールの作成」ダイアログでは「宛先」フィールドに配信リストが表示されません。

  3. 「ポータル・ユーザーとのDL同期を維持」を選択して、指定した配布リストをポータル・メンバーシップと同期します。

    このオプションを選択すると、ポータルでメンバーシップを取り消したメンバーのメール・アドレスを削除し、新しいメンバーのメール・アドレスを追加することにより、カスタムの配布リストが自動的に更新されます。

  4. 「メールの送信オプション」で、チェック・ボックスを任意の組合せで選択します。

    • 「配信リストを含む」を選択すると、「メールの作成」ダイアログの「宛先」フィールドには、「配信リスト」で指定した値が移入されます(デフォルトのポータルのメール配信リストか、ユーザー指定のカスタム配信リスト)。

    • 「メール・アドレスに関連付けられているすべてのメンバーとグループを含める」を選択すると、「メールの作成」ダイアログの「宛先」フィールドには、関連付けられたメール・アドレスを持つすべてのメンバーとグループのメール・アドレスが移入されます。

    • ポータルに定義されたグループに関連付けられたメール・アドレスがない場合は、「メール・アドレスに関連付けられているすべてのメンバーとグループを含める」を選択すると、「メールの作成」ダイアログの「宛先」フィールドに、ポータルの各グループ(関連付けられたメール・アドレスを持たない)から、関連付けられたメール・アドレスを持つすべてのポータル・メンバーのメール・アドレスが移入されます。


      注意:

      この選択を行うと、非常に大きな配信リストが生成され、パフォーマンス問題やメール・サーバー・エラーが発生する可能性があります。システム管理者は、WLST setMailServicePropertyコマンドのmail.recipient.limitプロパティを使用して、メッセージの受信者の数を制限することができます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のsetMailServicePropertyの項を参照してください。


  5. 「保存」をクリックします。

48.2.1 ポータルの共有メール接続の構成

共有メール接続を使用するようにポータルが構成されている場合、ユーザーがWebCenter Portalのメール・サービスを使用してメールを送信する際に、資格証明を指定する必要はありません。

ポータルの共有メール接続を構成するには:

  1. WebCenter Portalがメールの送信にWebCenter Portalのメール・サービスを使用していることを確認します。

    Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理の「メールの送信」の通知の共有メール接続の有効化に関する項を参照してください。

  2. 必要な共有資格証明で構成されている外部アプリケーションを使用するメール接続を設定するようFusion Middleware管理者に依頼し、そのメール接続の名前を記録します。

    詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理の共有メール接続の設定に関する項を参照してください。

  3. ポータル管理(第7.1項「ポータル管理へのアクセス」を参照)で、「属性」をクリックします。

  4. 「属性の追加」をクリックします。

  5. 「属性の追加」ダイアログで、表48-1にリストされた(および図48-2に示される)カスタム属性を入力し、「追加」をクリックします。

    表48-1 共有メール接続のカスタム属性

    名前

    collab.mail.compose.sharedConnectionName

    共有メール接続の名前。例: MySharedMailConnection

    notifications.use.mail.composer

    trueに設定する必要があります。


    図48-2 ポータルの共有メール接続属性の設定

    図48-2の説明が続きます
    「図48-2 ポータルの共有メール接続属性の設定」の説明

  6. (オプション)デフォルトでは、パブリック・ユーザーや匿名ユーザーには「メールの送信」の通知が無効になっています。ポータル内でこれらを有効にするには、次に示すポータルのカスタム属性を追加します。

    notifications.anonymous.enabled = true
    

48.3 「メールの送信」機能の構成

「メールの送信」機能には、WebCenter Portalの「メール」コンポーネントは必要ありません。つまり、WebCenter Portalで「メール」が構成されていなくても、「WebCenter Portalのメール・サービス」オプションを使用して「メールの送信」機能を使用できます。

システム管理者は「メールの送信」機能が使用するメール・クライアント(「WebCenter Portalのメール・サービス」コンポーネントまたはローカル・メール・クライアントのいずれか)を決定します。デフォルト値はローカル・メール・クライアントです。システム管理者がこのメール・クライアント設定をユーザーがオーバーライドできるようにしている場合は、「メール・プリファレンス」ページで別のメール・クライアントを使用することを選択できます(図48-3)。

図48-3 「メールの送信」の「メール・プリファレンス」

図48-3の説明が続きます
「図48-3 「メールの送信」の「メール・プリファレンス」」の説明

48.3.1 優先するメール接続の選択

WebCenter Portalが複数のメール接続にアクセスできる場合、使用する接続を選択する方法も提供します。『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』の優先するメール接続の選択に関する項を参照してください。

48.4 メール・サービスのタスク・フローについて

「メール」では、使い慣れたメール機能がポータルに簡単に公開されます。「メール」は、通常のビジネス電子メールを提供する同じメール・サーバーで動作し、ポータルに公開されるメール・メッセージは、メール受信ボックスに表示されるのと同じメッセージです。また、多くの同じアクションもサポートされています。たとえば、添付ファイル付きメッセージの送信、メッセージの転送などが行えます。これは会社のメールに置き換わるものではありませんが、WebCenter Portal内でアクセスできるようにすることで、会社のメールを拡張します。

ユーザーは「WebCenter Portalのメール・サービス」コンポーネントを使用して、メールの表示、確認、作成、ファイルを添付しての作成、返信、転送、削除など、簡単なメール機能を実行できます。メールはすべて受信ボックスに格納され、そこからリンクを介してアクセスできます。


注意:

メール機能の使用方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』のメールの送信と表示に関する項を参照してください。


WebCenterメールは、受信ボックス・フォルダのみからメール・メッセージをフェッチします。他のフォルダからのメールのフェッチまたはメッセージの移動はサポートしていません。

IMAP4プロトコルとSMTPプロトコルに基づいたすべてのメール・サーバーがサポートされます。WebCenter Portalは複数のメール接続へのアクセスを提供します。ポータルのプリファレンス設定で選択することにより、異なるメール接続を使用できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』の優先するメール接続の選択に関する項を参照してください。

「メール」タスク・フローはメール・サーバーの機能を公開します(図48-4)。「メール」タスク・フローは組込みイメージをレンダリングしないことに注意してください。電子メールにインライン・イメージが含まれる場合、メッセージ本文にではなく、添付ファイルとして表示されます。

図48-4 「メール」タスク・フロー

図48-4の説明が続きます
「図48-4 「メール」タスク・フロー」の説明

「メール」タスク・フローは次の機能を提供します。

ポータルの作成時に、すべてのポータル・メンバーのメーリング・リストを含むデフォルトのメール配信リストが自動的に作成されます。ポータル・モデレータは、異なる配布リストを構成できます。構成後は、ポータルへのメンバーの追加または削除の際に、メーリング・リストは自動的に更新されます。詳細は、第48.2項「ポータルのメール配信リストの構成」を参照してください。

ポータル・メーリング・リストに送信されたすべてのメールは、ポータル・ディスカッション・フォーラムにも投稿されます。

ユーザーはその他のポータル・ユーザーまたは「メール」コンポーネントをサポートするバックエンド・サーバーで認識される任意のユーザーにメールを送信できます。

「メール」をインスタント・メッセージおよびプレゼンス(IMP)と統合することで、他のユーザーと連絡するための追加オプションが提供されます。各メール・メッセージには、送信者のユーザー名とステータス・アイコン(図48-5)が含まれています。ステータス・アイコンをクリックすると、チャット・セッションを開始または新しいメールを送信するためのオプションを含むコンテキスト・メニューを開くことができます。


注意:

IMPがWebCenter Portalで構成されていない場合、ステータス・アイコンがグレー表示されます。インスタント・メッセージおよびプレゼンスの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』のインスタント・メッセージおよびプレゼンス・ビューアの使用に関する項を参照してください。


図48-5 ユーザー名とステータス・アイコン

図48-5の説明が続きます
「図48-5 ユーザー名とステータス・アイコン」の説明

ページ編集権限を持つユーザーは、Composerの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログを使用してタスク・フローのリージョン・パラメータにアクセスできます。「メール」タスク・フロー・プロパティの設定の詳細は、第48.6項「メール・サービスのタスク・フロー・プロパティの設定」を参照してください。

48.5 ページへのメール・サービスのタスク・フローの追加

「メール」タスク・フローでは、ポータルのコンテキスト内に会社のメール・サーバー機能が公開されます。「メール」タスク・フローを使用すると、個人メールの表示、返信および管理が行えます。

ページに「メール」タスク・フローを追加する手順は、第14.2項「ページへのコンポーネントの追加」を参照してください。


ヒント:

デフォルトでは、「メール」タスク・フローは、デフォルトのリソース・カタログに含まれています。このコンポーネントの有無や場所は、リソース・カタログの構成方法によって異なります。たとえば、デフォルトのリソース・カタログでは、「ソーシャルとコミュニケーション」フォルダを開き、「メール」の横の「追加」をクリックします。


この項では、「メール」タスク・フローの使用方法について説明します。この項の内容は次のとおりです。

48.5.1 メールへのログイン

ローカル・メール・クライアントを使用している場合、WebCenter Portal内のメールにアクセスするには、まず、メールのログイン資格情報を指定する必要があります。初めて「メール」タスク・フローにアクセスすると、図48-6に示されているメッセージが表示されます。すべてのユーザーはメールにアクセスする際には最初にログインする必要があります。

図48-6 「メール」タスク・フローのログイン・メッセージ

図48-6の説明が続きます
「図48-6 「メール」タスク・フローのログイン・メッセージ」の説明

「メール」タスク・フローにログインするには、次の手順を実行します。

  1. 「メール」タスク・フローに移動し、「メールにログイン」リンク(図48-6)をクリックします。

    「外部アプリケーション・ログイン」ダイアログ(図48-7)が開きます。

    図48-7 「外部アプリケーション・ログイン」ダイアログ

    図48-7の説明が続きます
    「図48-7 「外部アプリケーション・ログイン」ダイアログ」の説明


    注意:

    「外部アプリケーション・ログイン」ダイアログには、この画面を提供するサービスの要件に応じて、追加のフィールドおよび情報が含まれている場合があります。外部アプリケーション、およびWebCenter Portalへのログイン資格情報の格納の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』の外部アプリケーションのログイン情報の指定に関する項を参照してください。


  2. ユーザー名とパスワード、およびメール・アプリケーションに必要なその他のログイン資格証明を入力します。

    必須フィールドには、アスタリスク(*)が付いています。

  3. (オプション)「ログイン情報を保存する」を選択して資格情報を格納します。

    次回WebCenter Portalにログインするときには、記憶領域からメール資格証明が取得され、ログインできます。

  4. 「OK」をクリックすると、「メール」タスク・フローにより、受信ボックスからメールが表示されます。


注意:

デフォルトで、メール・サーバー受信ボックス・フォルダから50件の最新メール・メッセージが表示されます。ただし、必要に応じて、追加のメールのフェッチが必要とするメモリー・キャッシュの増加をサーバーがサポートしている場合、システム管理者はこれをより高い値に構成できます。環境に適した値にするように注意する必要があります。この値はすべてのユーザーに影響します。つまり、メール・サービスが200件の最新メール・メッセージを読み取るように構成される場合、メール・サービスはすべてのユーザーの200件のメール・メッセージを読み取ります。


48.6 メール・サービスのタスク・フロー・プロパティの設定

「メール」タスク・フローには、関連付けられているプロパティがあります。このプロパティには、十分な権限を持つユーザーがコンポーザの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログからアクセスできます(図48-8)。


ヒント:

「コンポーネント・プロパティ」ダイアログへのアクセスの詳細は、第14.3項「コンポーネントの変更」を参照してください。


図48-8 「メール」タスク・フローの「コンポーネント・プロパティ」

図48-8の説明が続きます
「図48-8 「メール」タスク・フローの「コンポーネント・プロパティ」」の説明

次の項では、「メール」タスク・フローのプロパティに関する情報を提供し、「パラメータ」タブのプロパティについて説明します。

48.6.1 「メール」タスク・フローのプロパティについて

デフォルトのタスク・フロー・コンテンツは、「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの「パラメータ」タブ上のプロパティによって制御されます。このタブのパラメータの詳細は、第48.6.2項「「メール」タスク・フローのパラメータ」を参照してください。一部のタスク・フローでは、このタブのパラメータにより、ページ・パラメータやページ定義変数へのタスク・フローの結付けが容易になります。詳細は、第19章「ページ、タスク・フロー、ポートレットおよびADFコンポーネントの結付け」を参照してください。

「表示オプション」タブ、「スタイル」タブおよび「コンテンツ・スタイル」タブのプロパティを変更すると、すべてのユーザーのタスク・フローの外観と動作に影響します。これらのプロパティは、すべてのタスク・フローに共通しています。詳細は、第14.3項「コンポーネントの変更」を参照してください。

「イベント」タブのコンテンツは、タスク・フローでサポートされるイベントによって異なります。詳細は、第14.3.7項「コンポーネントのコンテキスト・イベントの使用」を参照してください。

「子コンポーネント」タブには、現在のコンポーネントに含まれているすべてのコンポーネントが表示されます。このタブには、子コンポーネントを並べ替えたり、表示/非表示を切り替えるためのコントロールが用意されています。このタブには、子コンポーネントを並べ替えたり、表示/非表示を切り替えるためのコントロールが用意されています。詳細は、第14.3.5項「子コンポーネントの使用」を参照してください。

「パラメータ」タブと「表示オプション」タブのすべてのプロパティから式言語(EL)エディタにアクセスできます。ELエディタを使用すると、定数値のかわりに変数値を選択または指定できます。エディタを開くには、プロパティ・フィールドの横にある「編集」アイコンをクリックします。


注意:

「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの「表示オプション」タブで汎用の表示オプションについてELを入力すると、入力内容が自動的に検証されます。EL構文が無効な場合、エラーが表示され、値は適用も保存もされません。汎用の表示オプションとは、表14-1に掲載されているオプションです。

汎用以外の表示オプションには、ELの検証は行われません。


EL式に関してサポートが必要な場合、アプリケーション開発者がEL式を提供できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発』の式言語式に関する付録を参照してください。

48.6.2 「メール」タスク・フローのパラメータ

「メール」タスク・フローには、1つの関連するリージョン・パラメータ(Tabular)があります。EL値タイプを使用して、trueの値を入力し、件名、送信者、送信日などのメール・メッセージに関連付けられた情報を表形式で表示します。図48-9に、表形式の「メール」タスク・フローを示します。

図48-9 パラメータTabularがtrueに設定された場合の「メール」タスク・フロー

図48-9の説明が続きます
「図48-9 パラメータTabularがTrueに設定された場合の「メール」タスク・フロー」の説明