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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築
11gリリース1 (11.1.1.8.3)
E50013-03
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7 ポータルの管理

この章では、ポータルをオフラインにする方法、閉じる方法、削除する方法など、個々のポータルの管理方法について説明します。

この章の内容は、次のとおりです。


権限:

この章のタスクを実行するには、ポータルのManage All権限またはManage Configuration権限を持つポータル・モデレータまたはポータル・メンバーである必要があります。

ポータルの管理設定にアクセスするユーザーで、Manage権限を持たないユーザー(ポータルでのページの編集権限が付与されるParticipantロールを持つユーザーなど)には、それぞれのロールと権限で使用可能な設定のみが表示されます。

権限の詳細は、第29.1項「ポータルのロールと権限について」を参照してください。


7.1 ポータル管理へのアクセス

次のいずれかの方法で、ポータルの管理設定にアクセスできます。

ポータルの管理設定は、ポータルの管理ページの左側のナビゲーション・ペインにあるリンクからアクセスできます。

ポータルの管理ページ 説明

概要

タイトル(名前)や説明など、ポータルの一般設定を変更したり、ポータルのクローズ、RSSフィードの追加、またはポータルの削除など、ポータルでの一般的なアクションを実行したりします。詳細は、第7.2項「ポータルの概要の設定およびアクションの管理」を参照してください。

設定

ポータルのルック・アンド・フィールを定義する設定を指定します。詳細は、第7.3項「ポータルのルック・アンド・フィール設定の管理」を参照してください。

ページ

新規のポータルまたはサブページの作成、ページの編集、またはナビゲーションへのページの追加を行います。詳細は、第7.4項「ポータルでのページ全般の管理」を参照してください。

アセット

ページ・テンプレート、リソース・カタログ、スキンなど、ポータルのアセットを管理します。詳細は、第7.5項「ポータルでのアセット全般の管理」を参照してください。

属性

ポータルのカスタム属性を定義します。詳細は、第7.6項「ポータルでの属性の管理」を参照してください。

セキュリティ

アクセス・レベル、ロールと権限の定義、メンバーシップの管理など、ポータル上のセキュリティを設定します。詳細は、第7.7項「ポータルでのセキュリティの管理」を参照してください。

ツールとサービス

お知らせ、ディスカッション、ドキュメント、イベント、リストなど、ポータルで動作するツールとサービスを有効および無効にします。詳細は、第7.8項「ポータルでのツールとサービスの管理」を参照してください。

サブポータル

このページを使用して、ポータルの子ポータルを管理します。詳細は、第7.9項「ポータルでのサブポータルの管理」を参照してください。

システム・ページ

このページを使用して、ポータルでシステム・ページを管理します。詳細は、第7.10項「ポータルでのシステム・ページの管理」を参照してください。

デバイス設定

このページを使用して、デバイスが有効化されたポータルでデバイスとデバイス・グループを管理します。詳細は、第7.11項「ポータルでのデバイス設定の管理」を参照してください。


7.2 ポータルの概要の設定およびアクションの管理

ポータル管理の「概要」ページでは、タイトル(表示名)と説明、内部名など、ポータルの一般設定を変更できるほか、非アクティブなポータルのクローズ、ポータルをオフラインにしたメンテナンス・タスクの実行、RSSフィードの追加、またはポータルの削除など、ポータルでの一般的なアクションを実行できます。次の項では、「概要」ページのタスクについて説明します。

7.2.1 ポータルの概要の設定およびアクションへのアクセス

ポータルにおける概要の管理設定およびアクションにアクセスするには:

7.2.2 ポータルのタイトルの変更

ポータルのタイトルは、ポータルの上部や、「ポータル」ページなど、ポータルの選択が可能なその他の場所の上部に表示されます。以前のリリースでは、タイトルは表示名と呼ばれていました。


注意:

タイトルを変更しても、ポータルの内部名やURLには影響しません。ポータルの内部名を変更(その結果、ポータルに直接アクセスするURLも変更)する場合は、第7.2.4項「ポータルの内部名の変更」を参照してください。


ポータルのタイトル(表示名)を変更するには:

  1. ポータル管理の「概要」ページ(第7.2.1項「ポータルの概要の設定およびアクションへのアクセス」を参照)にある「ポータル情報」で、希望するとおりに「タイトル」を変更します(図7-6)。

    図7-6 ポータル名の変更

    図7-6の説明が続きます
    「図7-6 ポータル名の変更」の説明

    ここで入力するタイトルは表示名であり、ポータルの上部や、「ポータル」メニュー、「ポータル」ページなど、ポータルの選択が可能なその他の場所の上部に表示されます。ポータルのタイトルには、英数字、アンダースコア、空白、マルチバイト文字、特殊文字(&#など)を使用できます。使用できる最大の長さは200文字です。予約済キーワード(adminbuildergroupgroupshomelastpagepagesmy portalsmy spacesportalportalsspacespacessystemwebcenterwebcenter administrationwebcenter portalwebcenter portalswebcenter spacewebcenter spaces)は、大文字のみの場合も小文字のみの場合も、大文字と小文字の組合せの場合も、完全なポータル名としては使用できません。これらの予約語は長い名前の一部として使用できます(Sales Groupなど)。


    注意:

    WebCenter Portalでは、サポートされていない特殊文字(-など)や、ここで指定した表示名の中の空白文字を削除して、ポータルの最初の内部を導出します。たとえば、タイトルのMy Mega-Portalから内部名のMyMegaPortalが生成されます。このポータルのURLは、http://host:port/webcenter/portal/MyMegaPortalとなります。


  2. 「保存」をクリックします。

7.2.3 ポータルの説明またはキーワードの変更

ポータルの説明は、「ポータル」ページのポータルのリストに表示されます。キーワードを使用すると、検索結果からポータルが見つけやすくなります。

ポータルのタイトル(表示名)、説明またはキーワードを変更するには:

  1. ポータル管理の「概要」ページ(第7.2.1項「ポータルの概要の設定およびアクションへのアクセス」を参照)にある「ポータル情報」で、希望するとおりに「説明」または「キーワード」(図7-7)を変更します。キーワードはスペースまたはカンマで区切ります。

    図7-7 ポータルの説明またはキーワードの変更

    図7-7の説明が続きます
    「図7-7 ポータルの説明またはキーワードの変更」の説明

  2. 「保存」をクリックします。

7.2.4 ポータルの内部名の変更

目的に応じて必要な場合は、ポータルの内部名を変更します。内部名を変更すると、他のユーザーがそのポータルへの移動に使用するプリティURLも変更されるので注意が必要です。ポータルのプリティURLの形式は次のとおりです。

http://host:port/webcenter/portal/portalName

たとえば、http://mycompany:8888/webcenter/portal/philatelistsとなります。

つまり、ポータルの内部名を変更すると、ポータルのURLに対する既存のブックマークが機能しなくなります。単にポータルのタイトル、つまりポータルの表示名のみを変更する場合は、第7.2.2項「ポータルのタイトルの変更」を参照してください。

ポータルの内部名を変更するには:

  1. ポータル管理の「概要」ページ(第7.2.1項「ポータルの概要の設定およびアクションへのアクセス」を参照)にある「ポータルの詳細」で、ポータル名の横にある「名前の変更」をクリックします(図7-8)。

    図7-8 ポータルの内部名の変更

    図7-8の説明が続きます
    「図7-8 ポータルの内部名の変更」の説明

  2. 「ポータルの名前変更」ダイアログで、ポータルの新しい内部名を入力し、「名前の変更」をクリックします。


    注意:

    ポータルの内部名には英数字のみを使用します。


    ポータルに直接アクセスするためにブラウザに入力可能なプリティURLは、次のような新しい内部名を使用するものに変更されます。

    http://host:port/webcenter/portal/newInternalPortalName

7.2.5 ポータルのクローズまたはアクティブ化

デフォルトでは、ポータルはアクティブです。アクティブに使用されなくなったポータルは閉じることができます。ポータルを閉じると、そのコンテンツのアーカイブが作成されます。ポータルを閉じると、そのポータルは、すべてのユーザーの「ポータル」メニューから削除され、ユーザーが「表示」リストから「クローズ済」(図7-9)を選択した場合にのみポータル・ブラウザに表示されます。

図7-9 ポータル・ブラウザの「表示」メニュー

図7-9の説明が続きます
「図7-9 ポータル・ブラウザの「表示」メニュー」の説明

クローズ済のポータルは、その参照が必要なユーザーによってアクセスしたり検索したりすることが可能で、ポータル・メンバーは、「ポータル」ページでクローズ済のポータルを表示するか、プリティURL (http://host:port/webcenter/portal/closedPortalName)を使用して、引き続きそのポータルで作業できます。

ポータルを閉じると、ポータルで実行されたアクティビティはホーム・ポータルの「アクティビティ・ストリーム」に反映されなくなります。ポータル内のアクティビティは、クローズ済のポータルのホーム・ページのみに表示されます。

ポータルを一時的に閉じるには、閉じるのではなく、オフライン化します。第7.2.6項「ポータルのオフライン化またはオンライン化」を参照してください。

ポータルを閉じるには:

ポータルを再アクティブ化するには、「アクティブ」チェック・ボックスを選択します。


注意:

ポータルのクローズと再アクティブ化を行う別の方法を次に示します。

  • 「ポータル」メニューから、「ポータル・ビルダー」を選択して、ポータル・ビルダーの「ポータル」ページを表示します。閉じるか再アクティブ化するポータルを選択し、ツールバーの「アクション」アイコンをクリックしてから、次のように「閉じる」または「アクティブ化」を選択します。

    「アクティブ化」と「閉じる」のアクションを表示するアクション・メニュー

7.2.6 ポータルのオフライン化またはオンライン化

デフォルトでは、ポータルはオンラインです。ポータルは、メンテナンスのために一時的にオフラインにできます。たとえば、不適切なコンテンツに気付いた場合、ポータルをオフラインにして、そのコンテンツを変更し、再度オンラインにできます。オフラインのポータルに対してアクセスまたはオンライン化ができるのは、システム管理者またはManage Configuration権限を持つポータル・メンバーのみです。それ以外のメンバーには、「ポータルが使用できません」ページが表示されます(第8章「ポータルのシステム・ページのカスタマイズ」を参照)。

不要になったポータルを完全に閉じる方法は、第7.2.5項「ポータルのクローズまたはアクティブ化」を参照してください。

ポータルをオフラインにするには:

ポータルをオンラインに戻すには、「オンライン」チェック・ボックスを選択します。


注意:

ポータルのオフライン化または再オンライン化を行う別の方法を次に示します。

  • 「ポータル」メニューから、「ポータル・ビルダー」を選択して、ポータル・ビルダーの「ポータル」ページを表示します。閉じるか再アクティブ化するポータルを選択し、ツールバーの「アクション」アイコンをクリックしてから、「オフラインに設定」または「オンラインに設定」を選択します。

    「オフラインに設定」と「オンラインに設定」のアクションを表示するアクション・メニュー

7.2.7 ポータルに対するRSSニュース・フィードの有効化または無効化

ポータル・メンバーは、RSSニュース・フィードを使用してポータルの状況を把握できます。デフォルトでは、RSSニュース・フィードは無効です。ポータルのコンテキスト内でRSSニュース・フィードを有効化すると、メンバーは次を実行できます。

  • 最近のアクティビティの監視

  • ディスカッション・フォーラムへの投稿の追跡

  • お知らせの表示

  • リストの改訂の監視

RSSニュース・フィードの公開の詳細は、第54章「ポータルへのRSSフィードの追加」を参照してください。

メンバーがRSSフィードを使用してポータルの情報にアクセスできるようにするには:

このポータルのRSSフィードを無効にするには、「RSSの公開」チェック・ボックスを選択解除します。

7.2.8 ポータルの削除

ポータルが閉じられているか、しばらくの間非アクティブになっている場合、あるいは必要がなくなった場合は、WebCenter Portalから完全に削除できます。ポータルを削除できるのは、Manage Allの権限を持つポータル・モデレータまたはポータル・メンバーです。ポータルの削除は永続的で、削除後に復元することはできません。

ポータルを削除すると、次の処理が実行されます。

  • ポータル内で関連付けられているすべてのページが削除されます。

  • ポータルに関連付けられているリンク、リスト、ノート、タグおよびイベントが削除されます。

  • ポータル・ロールおよびメンバーシップの詳細が削除されます。

  • ディスカッションとお知らせによって管理されているコンテンツは、ポータルで作成されたデフォルトのフォーラムまたはカテゴリにそれらが保存されている場合は削除されます。デフォルト以外のフォーラムまたはカテゴリによって管理されているコンテンツは削除されません(第46.3項「ポータルのディスカッション・フォーラムの設定の変更」を参照)。

  • WebCenter Portalによって自動作成されたポータルのメール配信リストが削除されます。ただし、ポータル・モデレータによってカスタマイズされた配信リストは削除されません(第48.2項「ポータルのメール配信リストの構成」を参照)。

  • 外部サービスによって管理されているコンテンツ(コンテンツ・リポジトリやメールなど)が削除されます。

  • ポータルがポータル階層における親である場合、子に相当するサブポータルも削除されます。

ポータルを削除するには:

  1. ポータル管理の「概要」ページ(第7.2.1項「ポータルの概要の設定およびアクションへのアクセス」を参照)にある「アクション」で、「このポータルの削除」を選択します(図7-13)。

    図7-13 ポータルの削除

    図7-13の説明が続きます
    「図7-13 ポータルの削除」の説明


    注意:

    ポータルを削除する別の方法を次に示します。

    • 「ポータル」メニューから、「ポータル・ビルダー」を選択して、ホーム・ポータルの「ポータルの参照」ページを開きます。削除するポータルを見つけて、そのポータルのアイコンまたは名前を右クリックし、「削除」を選択します。

      「削除」アクションを表示するポータル・ブラウザのアクション・メニュー
    • 「ポータル」メニューから、「ポータル・ビルダー」を選択して、ポータル・ビルダーの「ポータル」ページを表示します。削除するポータルを選択して、ツールバーの「アクション」アイコンをクリックし、「削除」を選択します。

      「削除」アクションを表示するポータル・ビルダーのアクション・メニュー

  2. 確認プロンプトで、削除を確定する場合は「削除」をクリックし、ポータルを削除しない場合は「取消」をクリックします。

なんらかの理由で削除プロセスが失敗した場合、そのポータルは「ポータル」タブから削除されません。バックエンド・サーバーに接続できなかった場合に、この状態が発生することがあります。再び「削除」をクリックすると、ポータルは削除されます。

7.3 ポータルのルック・アンド・フィール設定の管理

ポータル管理の「設定」ページでは、ページ・テンプレート、スキン、ナビゲーション、ヘッダーとフッター、著作権情報とプライバシ情報、言語、アイコンおよびロゴの設定により、ポータルとそのページの外観を変更できます。また、このページでは、ページやページ・テンプレートに追加可能なコンポーネントを含むリソース・カタログを定義できるほか、ページが別のデバイスに表示された場合の動作も指定できます。次の項では、「設定」ページのタスクについて説明します。

7.3.1 ポータルのルック・アンド・フィール設定へのアクセス

ポータルのアセット、オプション、アイコンおよびロゴの設定にアクセスするには:

7.3.2 ポータルのページ・テンプレートの変更

ページ・テンプレートでは、ユーザーの画面における個々のページやページ・グループの表示方法が定義されます。ページ・テンプレートの詳細は、第21章「ページ・テンプレートの使用」を参照してください。

WebCenter Portalには、デフォルトのページ・テンプレートがいくつか用意されています(第21.1.1項「WebCenter Portalの組込みページ・テンプレートについて」を参照)。また、ポータル設計者がカスタム・ページ・テンプレートを作成して、画面にページを表示する方法をさらに提供することもできます。詳細は、第21.3項「ページ・テンプレートの作成」を参照してください。ポータル内では、既存のページ・テンプレートをコピーまたはカスタマイズできます(後述の説明および第7.5項「ポータルでのアセット全般の管理」を参照)。

各ページ・テンプレートは、スキンとともに機能して、ポータル内のページのルック・アンド・フィール全体を決定します。ページ・テンプレートはページ上のコンポーネントの場所と動作を制御し、スキンは、色、フォントなどの様々な側面でコンポーネントの視覚的な外観を制御します。

各ページ・テンプレートで優先スキンを定義すると、それぞれのページ・テンプレートで最適に機能するスキンを指定できます。ページ・テンプレートをポータルのデフォルト・ページ・テンプレートまたはシステム・デフォルトとして選択すると、デフォルトのスキンからページ・テンプレートの優先スキンに自動更新されます。

デフォルトでは、ポータルは、その作成時に選択したポータル・テンプレート用に定義されたページ・テンプレートを継承しています。


注意:

ポータル・テンプレートにページ・テンプレートが指定されていない場合、そのポータルでは、システム管理者が指定したデフォルト・ページ・テンプレートが使用されます。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のデフォルト・ページ・テンプレートの選択に関する項を参照してください。


オプションで、個々のポータルに異なるページ・テンプレートを選択し、デフォルト・ページ・テンプレートの設定をオーバーライドすることもできます。ポータルのページ・テンプレートを変更するには:

  • ポータル管理の「設定」ページ(第7.3.1項「ポータルのルック・アンド・フィール設定へのアクセス」を参照)にある「アセット」で、新規の「ページ・テンプレート」を選択します(図7-15)。

    図7-15 ポータルのページ・テンプレートの変更

    図7-15の説明が続きます
    「図7-15 ポータルのページ・テンプレートの変更」の説明

    リストされるページ・テンプレートは、「共有アセット」ページまたは「アセット」ページのポータルで使用可能になっているページ・テンプレートです(第20.5.3項「アセットの表示および非表示」を参照)。[system default]での選択は、システム管理者がすべてのポータルのデフォルトとして指定したページ・テンプレートに適用されます。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のデフォルト・ページ・テンプレートの選択に関する項を参照してください。

    次の2つの方法で、このリストにポータルのカスタム・ページ・テンプレートを追加できます。

    • 既存のページ・テンプレートをコピーして新しいページ・テンプレートを作成し、元のテンプレートとは完全に切り離します(第7.5項「ポータルでのアセット全般の管理」を参照)。

    • アプリケーション・レベルのページ・テンプレートをカスタマイズして、ポータル用の新しいページ・テンプレートを作成します。その後、そのページ・テンプレートに対してアプリケーション・レベルで行われる変更はすべて、ポータル・レベルのページ・テンプレートに自動的にカスケードされます。詳細は、第21.7項「ポータルの共有ページ・テンプレートのカスタマイズ」を参照してください。


    注意:

    ポータル用に新しいページ・テンプレートを作成した場合、そのカスタム・ページ・テンプレートは、ポータルのサブポータルの「ページ・テンプレート」リストには表示されません。サブポータルのページ・テンプレートをその親ポータルが使用しているものと同じページ・テンプレートに設定するには、EL式を使用する必要があります。EL式に関してサポートが必要な場合、アプリケーション開発者がEL式を提供できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発』の式言語式に関する付録を参照してください。

    カスタム・ページ・テンプレートを、すべてのポータルおよびサブポータルの「ページ・テンプレート」リストで使用可能にするには、すべてのポータルの共有アセットとして作成する必要があります(第59.3項「共有アセットの作成」を参照)。


    式エディタは、式言語(EL)式を使用したカスタム値の入力に使用可能で、これによりページ・テンプレートを一定の条件に基づいて動的に決定できます。「ページ・テンプレート」ドロップダウン・リストの横にある式エディタのアイコンアイコンをクリックし、「式ビルダー」を選択してエディタを開きます。EL式に関してサポートが必要な場合、アプリケーション開発者がEL式を提供できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発』の式言語式に関する付録を参照してください。

    たとえば、サブポータルでは、次のEL式によって「ページ・テンプレート」が親ポータルと同じ設定になります。

    {srmContext.resourceType['siteTemplate'].displayName['parent_page_template'].singleResult}
    

7.3.3 ポータルのスキンの変更

スキンは、ポータルの外観とルック・アンド・フィールを定義します。スキンの詳細は、第24章「スキンの使用」を参照してください。

WebCenter Portalには、デフォルトのスキンがいくつか用意されています(第24.1項「スキンについて」を参照)。または、ポータル設計者がカスタム・スキンを開発して、個性を反映させたり、特定のブランドを組み込むこともできます。詳細は、第24.3項「スキンの作成」を参照してください。ポータル内では、既存のスキンをコピーできます(後述の説明および第7.5項「ポータルでのアセット全般の管理」を参照)。

デフォルトでは、ポータルは、システム管理者がすべてのポータルに指定したデフォルトのスキンを継承します。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のデフォルト・スキンの選択に関する項を参照してください。

各ページ・テンプレートで優先スキンを定義すると、それぞれのページ・テンプレートで最適に機能するスキンを指定できます。ページ・テンプレートをポータルの新規デフォルト・ページ・テンプレートまたはシステム・デフォルトとして選択すると、デフォルトのスキンからページ・テンプレートの優先スキンに自動更新されます。

オプションで、個々のポータルに異なるスキンを選択し、デフォルト・スキンの設定をオーバーライドすることもできます。ポータルのスキンを変更すると、そのスキンはポータルのすべてのページに適用されます。ただし、ポータル管理ページは影響されません。これらのページでは常にデフォルトのスキンであるFusion FXが表示されます。


警告:

デフォルトのスキンは、選択したデフォルト・ページ・テンプレートの優先スキン以外のものに変更すると、予期しない結果を引き起こす場合があります。


ポータルのスキンを変更するには:

  • ポータル管理の「設定」ページ(第7.3.1項「ポータルのルック・アンド・フィール設定へのアクセス」を参照)にある「アセット」で、新規の「スキン」を選択します(図7-16)。

    図7-16 ポータルのスキンの選択

    図7-16の説明が続きます
    「図7-16 ポータルのスキンの選択」の説明

    リストされるスキンは、「共有アセット」ページまたは「アセット」ページ上のポータルで使用できるようにしたスキンです(第20.5.3項「アセットの表示および非表示」を参照)。[system default]での選択は、システム管理者がすべてのポータルのデフォルトとして指定したスキンに適用されます。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のデフォルト・スキンの選択に関する項を参照してください。

    ポータルのカスタム・スキンをこのリストに追加するには、既存のスキンをコピーして新しいスキンを作成します。詳細は、第7.5項「ポータルでのアセット全般の管理」を参照してください。


    注意:

    ポータル用に新しいスキンを作成した場合、そのカスタム・スキンは、ポータルのサブポータルの「スキン」リストには表示されません。サブポータルのスキンをその親ポータルが使用しているものと同じスキンに設定するには、EL式を使用する必要があります。EL式に関してサポートが必要な場合、アプリケーション開発者がEL式を提供できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発』の式言語式に関する付録を参照してください。

    カスタム・スキンを、すべてのポータルおよびサブポータルの「スキン」リストで使用可能にするには、すべてのポータルの共有アセットとして作成する必要があります(第59.3項「共有アセットの作成」を参照)。


    式エディタは、式言語(EL)式を使用したカスタム値の入力に使用可能で、これによりスキンを一定の条件に基づいて動的に決定できます。「スキン」ドロップダウン・リストの横にある式エディタのアイコンアイコンをクリックし、「式ビルダー」を選択してエディタを開きます。EL式に関してサポートが必要な場合、アプリケーション開発者がEL式を提供できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発』の式言語式に関する付録を参照してください。

7.3.4 ポータルのナビゲーションの変更

ナビゲーションにより、ポータル・メンバーはポータルが提供する情報の種類がわかり、該当する情報にすばやく簡単に到達できます。ポータル・ナビゲーションの詳細は、第22章「ポータル・ナビゲーションの使用」を参照してください。

ポータルのナビゲーションは、ポータル・ページやセキュリティ情報を含む、ポータル定義の一部です。このため、図7-17に示すように、ポータル・エディタ以外でポータルのナビゲーションを変更することはできません。ポータルのナビゲーションを編集するには、第22.2.1項「ポータル・エディタでのPortal Default Navigation Modelの編集」を参照してください。ナビゲーションの表示方法を変更するには(たとえば、横側のペインやポータル上部のタブ)、第7.3.2項「ポータルのページ・テンプレートの変更」を参照してください。

図7-17 ポータルのデフォルト・ナビゲーション

図7-17の説明が続きます
「図7-17 ポータルのデフォルト・ナビゲーション」の説明

7.3.5 ポータルのページおよびページ・テンプレートのリソース・カタログの変更

ポータルのページまたはページ・テンプレートを編集するときは、ページまたはページ・テンプレートに選択して追加できるアイテムがリソース・カタログに一覧表示されます。リソース・カタログの詳細は、第23章「リソース・カタログの使用」を参照してください。

WebCenter Portalには、ポータルのページおよびページ・テンプレート用に次の2つのデフォルト・リソース・カタログが用意されています。

  • デフォルト・ポータル・カタログ: ポータルの個々のページおよびタスク・フローを編集します。

  • デフォルトのページ・テンプレート・カタログ: ページ・テンプレートを編集します。

詳細は、第23.1項「リソース・カタログについて」を参照してください。

もう1つの選択としては、ポータル設計者がカスタムのリソース・カタログを開発できます。詳細は、第23.4項「リソース・カタログの作成」を参照してください。 ポータル内では、新規のリソース・カタログを一から作成するか、既存のリソース・カタログをコピーして新規のリソース・カタログを作成できます(後述の説明および第7.5項「ポータルでのアセット全般の管理」を参照)。

オプションで、ポータルに別のリソース・カタログを選択し、設定の上に図で表示可能な「追加済」インライン・グラフィック・アイコンをオーバーライドすることもできます。

ポータルでページまたはそのページ・テンプレートの編集に使用するリソース・カタログを変更するには:

  • ポータル管理の「設定」ページ(第7.3.1項「ポータルのルック・アンド・フィール設定へのアクセス」を参照)にある「アセット」で、「ページのリソース・カタログ」リストまたは「ページ・テンプレートのリソース・カタログ」リストから新規のリソース・カタログを選択します(図7-18)。

    図7-18 ポータルのリソース・カタログの選択

    図7-18の説明が続きます
    「図7-18 ポータルのリソース・カタログの選択」の説明

    [system default]での選択は、システム管理者がすべてのポータルのデフォルトとして指定したナビゲーション・モデルに適用されます。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のデフォルト・リソース・カタログの選択に関する項を参照してください。

    ポータルのカスタム・リソース・カタログをこのリストに追加するには、新しいリソース・カタログを一から作成するか、既存のリソース・カタログをコピーして新しいリソース・カタログを作成します。詳細は、第7.5項「ポータルでのアセット全般の管理」を参照してください。


    注意:

    ポータル用に新しいリソース・カタログを作成した場合、そのカスタム・リソース・カタログは、ポータルのサブポータルの「リソース・カタログ」リストには表示されません。サブポータルのリソース・カタログをその親ポータルが使用しているものと同じリソース・カタログに設定するには、EL式を使用する必要があります。EL式に関してサポートが必要な場合、アプリケーション開発者がEL式を提供できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発』の式言語式に関する付録を参照してください。

    カスタム・リソース・カタログを、すべてのポータルおよびサブポータルの「リソース・カタログ」リストで使用可能にするには、すべてのポータルの共有アセットとして作成する必要があります(第59.3項「共有アセットの作成」を参照)。


    式エディタは、式言語(EL)式を使用したカスタム値の入力に使用可能で、これによりリソース・カタログを一定の条件に基づいて動的に決定できます。「リソース・カタログ」ドロップダウン・リストの横にある式エディタのアイコンアイコンをクリックし、「式ビルダー」を選択してエディタを開きます。EL式に関してサポートが必要な場合、アプリケーション開発者がEL式を提供できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発』の式言語式に関する付録を参照してください。

7.3.6 ページ・バリアントが存在しない場合のポータルのページ動作の設定

ページ・バリアントは、特定のデバイス・グループにおける既存のページの代替ビューで、特定のデバイス・サイズおよび特性をターゲットにしています。ベース・ページとページ・バリアントには、同じURL、セキュリティ、パラメータなどが含まれています。

ページ・バリアントが定義されていないデバイス・グループでデバイス(スマートフォン、タブレット、デスクトップ・ブラウザなど)を使用し、かつそのデバイス・グループがポータルのデフォルト・デバイス・グループでない場合は、そのデバイスに表示されるページのレンダリング方法がページ・フォールバック設定によって決まります。ポータル・モデレータの場合は、ポータルのすべてのページのページ・フォールバック動作を設定できます。個々のページのポータル・レベルの設定をオーバーライドする場合は、第13.10項「ページ・バリアントが存在しない場合の特定ページのページ動作の設定」を参照してください。

この設定は、次のルールに基づいて適用されます。

  • ポータルのデフォルト・デバイス・グループのデバイスからリクエストが送信される場合は、「ページ・フォールバック」の設定がどのような設定であってもデフォルト(ベース)・ページが表示されます。デフォルト設定は、常に「ページ・フォールバック」設定をオーバーライドします。第9.3.3項「デフォルト・デバイス・グループの設定」を参照してください。


    注意:

    デバイス・グループのページ・バリアントがあっても、デフォルト(ベース)・ページが表示されることになります。


  • ポータルのデフォルト・デバイス・グループ以外のデバイスからリクエストが送信される場合は次のようになります。

    • 該当するデバイス・グループにページ・バリアントがある場合は、そのページ・バリアントがデバイスに表示されます。

    • 該当するデバイス・グループにページ・バリアントがない場合は、「ページ・フォールバック」設定がデバイスで使用されます。


関連項目:

アプリケーション・レベルでは、システム管理者により、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理に記載されている次のタスクが実行されます。

  • デバイス・グループ設定の構成。詳細は、「デバイス設定の管理」の章を参照してください。

  • システム・ページのページ・バリアントの作成。詳細は、デバイス・グループにおけるシステム・ページのページ・バリアントの作成に関する項を参照してください。


ページ・バリアントが定義されていないデバイス・グループのデバイスに表示され、かつそのデバイス・グループがポータルのデフォルト・デバイス・グループではない場合のポータルにおけるすべてのページのフォールバック動作を設定するには:

  1. ポータル管理の「設定」ページ(第7.3.1項「ポータルのルック・アンド・フィール設定へのアクセス」を参照)にある「デバイス」で、次の必要な「ページ・フォールバック」設定を選択します(図7-19)。

    • デフォルト・ページを表示: デバイスの元のベース・ページを表示します。

    • ページを表示しない: デバイスに「ページが使用できません」ページを表示します。

    図7-19 現在のデバイスにページ・バリアントが存在しない場合のページのフォールバック動作の設定

    図7-19の説明が続きます
    「図7-19 現在のデバイスにページ・バリアントが存在しない場合のページのフォールバック動作の設定」の説明

  2. 「保存」をクリックします。


注意:

Basic Services: Edit Page Access, Structure, and Content権限を持つポータル・メンバーは、個々のページのフォールバック動作を変更することにより、デフォルトの設定をオーバーライドできます。詳細は、第13.10項「ページ・バリアントが存在しない場合の特定ページのページ動作の設定」を参照してください。


7.3.7 ポータルのページ・フッターの表示または非表示

ページ・フッターには、ポータルの著作権情報およびプライバシ情報へのリンクを表示できます。

ポータルのページ・フッターを表示または非表示にするには:

  1. ポータル管理の「設定」ページ(第7.3.1項「ポータルのルック・アンド・フィール設定へのアクセス」を参照)にある「オプション」で、「フッター」チェック・ボックスを選択してページ・フッターを表示するか(図7-20)、チェック・ボックスを選択解除してページ・フッターを非表示にします。

    図7-20 ポータルのページ・フッターの表示または非表示

    図7-20の説明が続きます
    「図7-20 ポータルのページ・フッターの表示または非表示」の説明

  2. 「保存」をクリックします。

7.3.8 ポータルの著作権情報およびプライバシURLのカスタマイズ

著作権情報とポータル固有のプライバシ情報へのURLは、有効化されているとポータルのページ・フッターに表示されます(図7-21および図7-22)。

図7-21 WebCenter Portalの著作権情報

図7-21の説明が続きます
「図7-21 WebCenter Portalの著作権情報」の説明

図7-22 ページ・フッターのWebCenter PortalのプライバシURL

図7-22の説明が続きます
「図7-22 ページ・フッターのWebCenter PortalのプライバシURL」の説明

ポータルの著作権情報とプライバシURLをカスタマイズするには:

  1. ポータル管理の「設定」ページ(第7.3.1項「ポータルのルック・アンド・フィール設定へのアクセス」を参照)にある「オプション」で、「フッター」を選択し、ポータルの下部にある著作権情報とプライバシURLの領域を表示します(図7-23)。チェック・ボックスを選択解除して、著作権情報とプライバシURLが含まれるページ・フッターを非表示にします。

    図7-23 著作権情報およびプライバシURLのカスタマイズ

    図7-23の説明が続きます
    「図7-23 著作権情報およびプライバシURLのカスタマイズ」の説明

  2. 「コピーライト」フィールドおよび「プライバシURL」フィールドに、適切な値を入力します。

  3. 「保存」をクリックします。

7.3.9 ポータルの表示言語の設定

オプションで、ポータルの表示言語を設定し、WebCenter Portalで特定のポータルのユーザー・インタフェース(UI)要素がレンダリングされる際の言語を制御できます。UI要素には、ボタン、フィールド・ラベル、アプリケーション・リンクおよび画面テキストなどが含まれます。

WebCenter Portalでの言語の使用と、表示言語の様々な設定レベルの詳細は、第61章「ポータルの他の言語への翻訳」を参照してください。

ポータルの表示範囲内では、ポータルの表示言語の設定がその他すべての言語設定より優先されます。たとえば、Sales Teamという名前のポータルの表示言語設定が英語であり、Monica (Sales Teamのメンバー)が個人用のユーザー・プリファレンス言語を(「プリファレンス」ページで)オランダ語に設定した上で、それ以外に有効な言語を設定していない場合は、次のようになります。

  • Monicaには、Sales Teamポータルは英語で表示され、この言語設定を変更することはできません。

  • Monicaには、WebCenter Portalのその他の部分(Sales Teamポータル以外の部分)はオランダ語で表示されます。


注意:

特定の言語を使用するように定義したポータル・テンプレートに基づいてポータルを作成した場合でも、その言語設定がポータルによって継承されることはありません。そのかわりに、新規ポータルの最初の言語設定は、第61.1.2項「表示言語の優先順位」で説明する優先順位に基づいて行われます。


ポータルの表示言語を設定するには:

  1. ポータル管理の「設定」ページ(第7.3.1項「ポータルのルック・アンド・フィール設定へのアクセス」を参照)にある「オプション」で、「デフォルト言語」リストからポータルの言語を選択します(図7-24)。

    図7-24 ポータルの表示言語の設定

    図7-24の説明が続きます
    「図7-24 ポータルの表示言語の設定」の説明

  2. 式エディタは、式言語(EL)式を使用したカスタム値の入力に使用可能で、これにより言語を一定の条件に基づいて動的に決定できます。「言語」ドロップダウン・リストの横にある式エディタのアイコンアイコンをクリックし、「式ビルダー」を選択してエディタを開きます。EL式に関してサポートが必要な場合、アプリケーション開発者がEL式を提供できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発』の式言語式に関する付録を参照してください。

  3. 「デフォルト言語」リストに表示される言語をカスタマイズするには、「カスタマイズ」をクリックします。たとえば、WebCenter Portalアプリケーションは27の異なる言語で使用できるものの、ポータルでコンテンツを3つまたは4つの言語でしか表示する必要がない場合は、リストをフィルタリングして一部分の言語を表示することもできます。

7.3.10 ポータル・アイコンの変更

ポータル・アイコンは、メニューや小さな領域でのポータル表示名の横に表示されます。たとえば、「ポータル」メニュー(図7-25)、ポータルの上部(図7-26)、または「ポータル・ビルダー」の「ポータル」ページ(図7-27)に表示される場合があります。

図7-25 「ポータル」メニューのポータル・アイコン

図7-25の説明が続きます
「図7-25 「ポータル」メニューのポータル・アイコン」の説明

図7-26 ポータルの上部のポータル・アイコン

図7-26の説明が続きます
「図7-26 ポータルの上部のポータル・アイコン」の説明

図7-27 ポータル・ビルダーの「ポータル」ページのポータル・アイコン

図7-27の説明が続きます
「図7-27 ポータル・ビルダーの「ポータル」ページのポータル・アイコン」の説明

デフォルトのアイコンは、ポータルの作成時に使用するテンプレートによって指定されますが、必要に応じて、別のアイコンを割り当てることができます。

ポータル・アイコンを変更するには:

  1. ポータル管理の「設定」ページ(第7.3.1項「ポータルのルック・アンド・フィール設定へのアクセス」を参照)にある「アイコンとロゴ」で、現在のポータル・アイコンの横にある「変更」(図7-28)をクリックして「アイコンを選択」ダイアログ(図7-29)を開きます。

    図7-28 ポータル・アイコンの変更

    図7-28の説明が続きます
    「図7-28 ポータル・アイコンの変更」の説明

    図7-29 「アイコンを選択」ダイアログ

    図7-29の説明が続きます
    「図7-29 「アイコンを選択」ダイアログ」の説明

  2. 「アイコンを選択」ダイアログで、次のいずれかを実行します。

    • 「イメージのアップロード」を選択し、「参照」を選択して使用するアイコンに移動します。

    • 「イメージへのURLの入力」を選択し、アイコン・イメージへのURL (http://で始まる)を入力します。

    アイコン・イメージ・ファイルの最大サイズは150 KBです。サポートされているファイル形式は、.gifまたは.GIF.pngまたは.PNG、および.jpgまたは.JPGです。ファイルがアップロードされない場合は、アップロードしようとしているファイルのサイズを確認します。ファイル名には、英数字のみを使用する必要があります。

  3. 「OK」をクリックします。

7.3.11 ポータル・ロゴの変更

ポータル・ロゴは、大きな領域でのポータル名の横に表示されます。たとえば、ホーム・ポータル(ポータル・ブラウザ)の「ポータル」ページに表示されます(図7-30)。

図7-30 ホーム・ポータル(ポータル・ブラウザ)の「ポータル」ページのポータル・ロゴ

図7-30の説明が続きます
「図7-30 ホーム・ポータル(ポータル・ブラウザ)の「ポータル」ページのポータル・ロゴ」の説明

デフォルト・ロゴは、ポータルの作成時に使用したテンプレートに用意されていますが、必要であれば別のロゴを割り当てることもできます。

ポータル・ロゴを変更するには:

  1. ポータル管理の「設定」ページ(第7.3.1項「ポータルのルック・アンド・フィール設定へのアクセス」を参照)にある「アイコンとロゴ」で、現在のポータル・ロゴの横にある「変更」(図7-31)をクリックして「ロゴを選択」ダイアログ(図7-32)を開きます。

    図7-31 ポータル・ロゴの変更

    図7-31の説明が続きます
    「図7-31 ポータル・ロゴの変更」の説明

    図7-32 「ロゴを選択」ダイアログ

    図7-32の説明が続きます
    「図7-32 「ロゴを選択」ダイアログ」の説明

  2. 「ロゴの選択」ダイアログで、次のいずれかを実行します。

    • 「イメージのアップロード」を選択し、「参照」を選択して使用するロゴに移動します。

    • 「イメージへのURLの入力」を選択し、ロゴ・イメージへのURL (http://で始まる)を入力します。

    ロゴ・イメージ・ファイルの最大サイズは150 KBです。サポートされているファイル形式は、.gifまたは.GIF.pngまたは.PNG、および.jpgまたは.JPGです。ファイルがアップロードされない場合は、アップロードしようとしているファイルのサイズを確認します。ファイル名には、英数字のみを使用する必要があります。

  3. 「OK」をクリックします。

7.4 ポータルでのページ全般の管理


権限:

ポータルでページを管理するには、ポータル・モデレータであるか、またはポータルで少なくとも次の両方の権限を含むカスタム・ロールを持っている必要があります。

  • Administration: Manage Configuration

  • Basic Services: Edit Page Access and Structure

権限の詳細は、第29.1項「ポータルのロールと権限について」を参照してください。


ポータル管理の「ページ」ページでは、現在のポータルでページおよびサブページを作成できるほか、ページやその他のナビゲーション・アイテムをポータル・ナビゲーションに追加したり、管理したりできます。次の項では、「ページ」ページのタスクについて説明します。

7.4.1 ポータルのページ管理へのアクセス

ポータルのページ管理にアクセスするには:

7.4.2 ポータル・ページの(ポータル管理からの)使用

ポータルのManage Configuration権限を持つアプリケーション・スペシャリスト、ポータル・モデレータ、またはメンバーの場合は、ポータルのすべてのページを管理できます。ここでのタスクは、ポータル・レベルのBasic Services: Edit Page Access, Structure, and Content権限を持つポータル・メンバーがポータル・エディタで実行可能なタスクと同じです。

ポータル管理の「ページ」ページ(第7.4.1項「ポータルのページ管理へのアクセス」を参照)から、次のタスクを実行できます。

7.5 ポータルでのアセット全般の管理

ポータル管理の「アセット」ページでは、ページ・テンプレート、リソース・カタログ、スキンなどのポータルのアセットを管理できます。次の項では、「アセット」ページのタスクについて説明します。

7.5.1 ポータルのアセット管理へのアクセス

ポータルのアセット管理にアクセスするには:

7.5.2 ポータル管理でのアセットの使用

第IV部「ポータル・アセットの使用」を参照してください。

7.6 ポータルでの属性の管理

ポータル管理の「属性」ページでは、ポータルのカスタム属性を定義できます。次の項では、「属性」ページのタスクについて説明します。

7.6.1 ポータルの属性管理へのアクセス

ポータルの属性管理にアクセスするには:

7.6.2 ポータル管理での属性の使用

この項には次のトピックが含まれます:

7.6.2.1 ポータルの属性について

各ポータルには、名前、説明、作成日、アイコンなどの組込み属性が含まれています。これらの組込み属性のほかに、ポータルに固有のカスタム属性とその特性を追加することで、追加のポータル情報(メタデータ)を指定できます。カスタム属性は、ポータル全体に伝播されます。

ポータル固有の属性に加えて、システム管理者は、どのポータルでも使用可能なグローバル・カスタム属性を定義できます。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理の「ポータル間でのグローバル属性の使用」の章を参照してください。

カスタム属性は簡単な名前と値のペアです(customerId=400orderId=11userName=Smithなど)。カスタム属性名はポータル内で一意です。たとえば、顧客の分析を目的とするポータルを構築する場合は、入力値としてパラメータcustomerIdを取るいくつかのカスタム・タスク・フロー、つまり顧客売上実績、顧客満足度、売上予測、顧客連絡先などのタスク・フローがそのポータルに含まれます。customerIdという名前で定義されたカスタム属性に適切な値がある場合は、customerIdを受入れ可能なすべてのタスク・フローに該当する顧客固有の情報を表示できます。

式言語(EL)式を使用して、カスタム属性を取得することもできます。たとえば、EL式により、ポータルを表示するURLを経由して渡される値(customerid=10など)を読み込みます。パラメータ値に基づいてカスタマイズされたコンテンツを配信するポータル・ページ、タスク・フローまたはポートレットの場合は、グローバル・カスタム属性値を受け入れ、そのグローバル・カスタム属性値に次の式言語(EL)構文を使用してアクセスすることで適切にコンテンツを表示できます。

  • ポータル固有の属性の場合:

    #{spaceContext.currentSpace.metadata.customAttributes[attributeName]} 
    
  • グローバル属性の場合:

    #{WCAppContext.application.applicationConfig.customAttributes[attributeName]
    

詳細は、第19.4項「ページURLを介したパラメータ値の引渡し」を参照してください。EL式に関してサポートが必要な場合、アプリケーション開発者がEL式を提供できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発』の式言語式に関する付録を参照してください。

カスタム属性を含むポータル・テンプレートに基づいた新規ポータルを作成するとき、その新規ポータルは、テンプレートのカスタム属性とその値を継承します。新規ポータルを作成するときは、属性に新しい値を入力できます。

7.6.2.2 ポータルの属性の追加

ポータルのカスタム属性を追加するには:

  1. 「属性」ページ(第7.6.1項「ポータルの属性管理へのアクセス」を参照)で、「属性の追加」をクリックします(図7-37)。

    図7-37 ポータル管理: 属性の追加

    図7-37の説明が続きます
    「図7-37 ポータル管理: 属性の追加」の説明

    「属性の追加」ダイアログが開きます(図7-38)。

    図7-38 カスタム属性の名前と値の入力

    図7-38の説明が続きます
    「図7-38 カスタム属性の名前と値の入力」の説明

  2. 属性の一意な名前を入力します。英数字で始まり、英数字のみを含む名前が有効です。

  3. カスタム属性の「値」を入力します。入力した値は、文字列値として処理されます。

  4. 「追加」をクリックしてカスタム属性を保存し、「属性」ページのリストに表示します。

7.6.2.3 ポータルの属性の編集

ポータルのカスタム属性を編集するには:

  1. 「属性」ページ(第7.6.1項「ポータルの属性管理へのアクセス」を参照)で、属性の「アクション」アイコンをクリックして「属性の編集」を選択します。

  2. 「属性の編集」ダイアログで、属性の「値」を変更します。入力した値は、文字列値として処理されます。

  3. 「OK」をクリックして、変更を保存します。

7.6.2.4 ポータルの属性の削除

グローバル属性を削除するには:

  1. 「属性」ページ(第7.6.1項「ポータルの属性管理へのアクセス」を参照)で、属性の「アクション」アイコンをクリックして「属性の削除」を選択します。

  2. 確認ダイアログで、「削除」をクリックします。

7.7 ポータルでのセキュリティの管理


権限:

ポータルでセキュリティを管理するには、ポータル・モデレータであるか、またはポータルで次の両方の権限を含むカスタム・ロールを持っている必要があります。

  • Administration: Manage Configuration

  • Administration: Manage Membership

権限の詳細は、第29.1項「ポータルのロールと権限について」を参照してください。


ポータル管理の「セキュリティ」ページでは、アクセス・レベル、ロールと権限の定義、メンバーシップの管理など、ポータル上のセキュリティを設定できます。次の項では、「セキュリティ」ページのタスクについて説明します。

7.7.1 ポータルのセキュリティ管理へのアクセス

ポータルのセキュリティ管理にアクセスするには:

7.7.2 ポータルへのアクセスの変更

ポータルへのアクセスは、ポータルの作成時に定義されます(第2.1項「新規ポータルの作成について」を参照)。このアクセスを変更すると、ポータルの表示可能範囲を増減させることができます。

ポータルへのアクセスを変更するには:

  1. 「セキュリティ」ページ(第7.7.1項「ポータルのセキュリティ管理へのアクセス」を参照)で、「アクセス」サブタブをクリックし、ポータルの公開方法を選択します。

    図7-40 ポータルの「セキュリティ」ページ: 「アクセス」サブページ

    図7-40の説明が続きます
    「図7-40 ポータルの「セキュリティ」ページ: 「アクセス」サブページ」の説明

    • パブリック: WebCenter Portalの登録済ユーザーであるかどうかに関係なく、誰でもポータルにアクセスできます。この設定を選択すると、ポータルのPublic-UserロールにポータルのView Pages and Content権限が自動的に付与され、パブリック・ユーザーによるページ、リスト、イベント、リンクおよびノートの表示が可能になります。お知らせ、ディスカッションおよびドキュメントを表示する権限をパブリック・ユーザーに付与するには、第4.5項「ポータルへのパブリック・アクセスの付与」の説明に従って、それらの権限を付与する必要があります。

    • プライベート: ポータルにアクセスするには、メンバーシップ(招待、または有効な場合は自己登録のいずれかを介する)が必要です。このポータルは、「ポータル」ページの使用可能なポータルのリストに表示され、検索結果にも表示されます。

    • 非表示: ポータルにアクセスするには、メンバーシップ(招待による)が必要です。このポータルは、「ポータル」ページの使用可能なポータルのリストには表示されず、検索結果にも表示されません

  2. 「保存」をクリックします。

7.7.3 ポータルでのロールと権限の管理

ポータルで権限を割り当てるためのロールを管理するには:

  1. 「セキュリティ」ページ(第7.7.1項「ポータルのセキュリティ管理へのアクセス」を参照)で、「ロール」サブタブをクリックします。

  2. ポータル・ロールを使用する場合は、第29章「ポータルのロールと権限の管理」を参照してください。

7.7.4 ポータルでのメンバーの管理

ポータルでメンバーシップを管理するには:

  1. 「セキュリティ」ページ(第7.7.1項「ポータルのセキュリティ管理へのアクセス」を参照)で、「メンバー」サブタブをクリックします。

  2. ポータル・メンバーシップを使用する場合は、第30章「ポータル内のメンバーの管理およびロールの割当て」を参照してください。

7.8 ポータルでのツールとサービスの管理

ポータル管理の「ツールとサービス」ページでは、お知らせ、ディスカッション、ドキュメント、イベント、リストなど、ポータルで動作するツールとサービスを有効および無効にできます。次の項では、「ツールとサービス」ページのタスクについて説明します。

7.8.1 ポータルのツールとサービスの管理へのアクセス

ポータルのツールとサービスの管理にアクセスするには:

7.8.2 ポータル管理でのツールとサービスの使用

ほとんどのツールとサービスの構成は、システム管理者が行います。システム管理者は、接続を構成し、維持することにより、WebCenter Portalでツールとサービスを使用できるようにします。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理の「ツールとサービスの管理」の章を参照してください。関連項目

ポータルの「ツールとサービス」ページを確認すると、使用可能なツールとサービスを表示することが可能で、必要に応じて有効または無効にできます。「ツールとサービス」ページに表示されない場合は、システム管理者が該当するツールまたはサービスの接続を構成していないことになります。ポータルでツールまたはサービスを有効にすると、そのツールまたはサービスに対するManage権限が自動的に付与されます。

ポータルのツールとサービスを使用する場合は、第VII部「ポータル・ツールとポータル・サービスの使用」を参照してください。

7.9 ポータルでのサブポータルの管理

ポータル管理の「サブポータル」ページでは、現在の親ポータルのサブポータルを管理できます。次の項では、「サブポータル」ページのタスクについて説明します。

7.9.1 ポータルのサブポータル管理へのアクセス

ポータルのサブポータル管理にアクセスするには:

7.9.2 ポータル管理でのサブポータルの使用

現在の親ポータルのサブポータルを使用する場合は、第5章「サブポータルの使用」を参照してください。

7.10 ポータルでのシステム・ページの管理

ポータル管理の「システム・ページ」ページでは、ポータルのシステム・ページをカスタマイズできます。次の項では、「システム・ページ」ページのタスクについて説明します。

7.10.1 ポータルのシステム・ページ管理へのアクセス

ポータルのシステム・ページ管理にアクセスするには:

7.10.2 ポータル管理でのシステム・ページの使用

ポータルのシステム・ページを使用する場合は、第8章「ポータルのシステム・ページのカスタマイズ」を参照してください。

7.11 ポータルでのデバイス設定の管理

ポータル管理の「デバイス設定」ページでは、デスクトップ・ブラウザ、スマート・フォン、タブレットなど、様々な種類のデバイスにおけるポータルのレンダリング方法を制御できます。次の項では、「デバイス設定」ページのタスクについて説明します。

7.11.1 ポータルのデバイス設定管理へのアクセス

ポータルのデバイス設定管理にアクセスするには:

7.11.2 ポータル管理でのデバイス設定の使用

ポータルのデバイス設定を使用する場合は、第9章「ポータルのデバイス・グループの管理」を参照してください。