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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築
11gリリース1 (11.1.1.8.3)
E50013-03
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23 リソース・カタログの使用

この章では、WebCenter Portalでのリソース・カタログの作成および管理方法について説明します。

この章の内容は、次のとおりです。


権限:

共有ナビゲーション・モデルでこの章のタスクを実行するには、アプリケーション・レベルのCreate, Edit, and Delete Resource Catalogs権限が必要です。Application Specialistロールを持つユーザーには、この権限がデフォルトで付与されます。アプリケーション・レベルの権限の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のアプリケーションのロールと権限の理解に関する項を参照してください。

ポータル・レベルのナビゲーション・モデルでこの章のタスクを実行するには、ポータル・レベルの権限Create, Edit, and Delete Assets (標準権限)またはCreate, Edit, and Delete Resource Catalogs (アドバンスト権限)が必要です。ポータル・レベルの権限の詳細は、第29.1項「ポータルのロールと権限について」を参照してください。


23.1 リソース・カタログについて

リソース・カタログは、WebCenter Portalユーザーがページに追加できるコンポーネントおよびコネクションを公開します。リソース・カタログを使用して、ページ、ページ・テンプレートおよびタスク・フローを移入できます。

リソース・カタログは、コンポーネントを分類するフォルダおよびサブフォルダで編成されます。フォルダの横には「開く」リンクがあり、コンポーネントには「追加」リンクがあります。コンポーネントの横に「開く」リンクと「追加」リンクが両方ある場合、そのコンポーネントをページ上に配置したり、そのコンポーネントのサブセットをページに配置できることを意味します。たとえば、「個人用ドキュメント」コンポーネントをページに配置して、すべての個人用ドキュメントのリストを表示したり、リソース・カタログで「個人用ドキュメント」フォルダを開き、特定のファイルをそのページに追加したりできます。

図23-1 リソース・カタログの「開く」リンクおよび「追加」リンク

図23-1の説明が続きます
「図23-1 リソース・カタログの「開く」リンクおよび「追加」リンク」の説明

「上へ」アイコン(図23-2)を使用して、リソース・カタログの階層を上へ戻ることもできます。

図23-2 リソース・カタログの「上へ」アイコン

図23-2の説明が続きます
「図23-2 リソース・カタログの「上へ」アイコン」の説明

コンポーネントを名前や説明から探すには、「検索」フィールドを使用します。リソース・カタログを更新して新しく追加したコンポーネントを含めるには、「リフレッシュ」アイコンをクリックします。

ページ・エディタでページまたはページ・テンプレートを編集する際、リソース・カタログはインラインで表示されます。リソースは、カタログからページ、タスク・フローまたはページ・テンプレートに追加できます。

組込みリソース・カタログ

WebCenter Portalでは、すぐに使用できる3つのリソース・カタログが事前に構成されています。

これらのカタログがビジネスの要件に適合しない場合には、独自のカタログを作成できます。詳細は、第23.4項「リソース・カタログの作成」を参照してください。

デフォルトのホーム・ポータル・カタログ 

デフォルトのホーム・ポータル・カタログは、ホーム・ポータル内でページおよびタスク・フローを設計する際に使用されます。ここには、ページ・コンポーネント、ポートレット、タスク・フローなど、通常タスク・フローやビジネス・ロール・ページに追加されるリソースが含まれます。

図23-3 デフォルトのホーム・ポータル・リソース・カタログ

図23-3の説明が続きます
「図23-3 デフォルトのホーム・ポータル・リソース・カタログ」の説明

表23-1は、デフォルトのホーム・ポータル・カタログの各フォルダについて説明しています。

表23-1 デフォルトのホーム・ポータル・リソース・カタログのリソース

フォルダ 説明

アラートと更新

アラートおよび通知を追跡する、次のタスク・フローが含まれます。

分析

レスポンス時間、使用動作など、アプリケーションの様々なメトリックの追跡および表示を支援するタスク・フローが含まれます。

詳細は、第42章「ポータルへの分析の追加」を参照してください。

コンテンツ管理

フォルダおよびファイルのアクセス、追加および管理に使用したり、事前定義されたテンプレートでコンテンツを表示したりするタスク・フローが含まれています。

詳細は、第VI部「ポータルでのコンテンツの使用」を参照してください。

UIコンポーネント

次のリソースが含まれています。

  • タスク・フロー: 「アセット」または「共有アセット」ページで実行時に作成されたタスク・フローを含むフォルダです。この視覚化は、様々なデータ・ソースからデータを収集し、チャート、表、グラフなどの各種レイアウトに公開することによって作成されます。

    詳細は、第28.3項「タスク・フローの使用」を参照してください。

  • OmniPortlet: 様々なデータ・ソース(SQL、XML、Webサービス、スプレッドシート、Webページなど)から複数の異なるレイアウト(カスタマイズ可能なチャートや表など)にデータを公開するポートレットです。

    詳細は、第17章「OmniPortletの使用」を参照してください。

  • ページレット・プロデューサ: ページレット・プロデューサにデプロイされたページレットを含むフォルダです。

    詳細は、第27項「ページレットの使用」を参照してください。

  • ポートレット: 複数のソースからデータを有効かつ関連性のある形で表示する手段を提供するポートレットと、ポートレット・プロデューサを登録および管理するための管理者レベルのツールを含むフォルダです。

投票

アプリケーション・ページ上でオンライン投票を作成、編集および実施するタスク・フローが含まれます。投票により、対象者へのアンケートや、重要な情報をリコールできるかどうかのチェック、プレゼンテーションの有効性に関するフィードバックの収集が可能になります。

詳細は、第52章「ポータルへの投票の追加」を参照してください。

ソーシャルとコミュニケーション

ユーザー間のソーシャル・ネットワーキングおよびコミュニケーションを可能にする次のリソースが含まれています。

タグ付けと検索

WebCenter Portalおよびその他のソースを効果的に検索できるタスク・フローが含まれます。

  • 「保存済検索」フォルダ: 本人または他のポータル・メンバーによって保存されたすべての検索のリストを表示します。

  • すべての保存済検索: アプリケーション内で保存されている検索を実行します。詳細は、第55.3.1項「Oracle SES 11.1.2.*検索タスク・フローの使用 」を参照してください。

  • タグ: アプリケーションに追加したタグ、タグ付けしたアイテム、現在ポータル・アイテムに適用されているタグ、同様のタグ付きアイテム、および選択したタグに関連するリソースを表示します。詳細は、第56章「ポータルへのタグとブックマークの追加」を参照してください。

Web開発

イメージ、HTML、リンクなどの動的コンテンツをページに追加するコンポーネントに加えて、言語の選択や独自のコンテンツの追加領域など、エンド・ユーザーが実行時に変更可能なコンポーネントも含まれます。

これらのコンポーネントの詳細は、第15章「ページでのWeb開発コンポーネントの使用」を参照してください。

統合

アプリケーション用に作成されたすべてのデータ・コントロールを格納するフォルダが含まれます。

詳細は、第28.2項「データ・コントロールの使用」を参照してください。



注意:

リソース・カタログから追加したWebCenter Portalのツールおよびサービスのタスク・フローには固定の高さがないため、タスク・フロー内のコンテンツの高さが取得されます。


デフォルトのWebCenter Portal構成では、アプリケーション・レベルでページを作成すると、デフォルトのホーム・ポータル・カタログが表示されます。

ポータルでページを作成した場合は、デフォルトのポータル・カタログが表示されます。このカタログは、ポータルに固有のコンテンツ(適用可能な場合)がそのリソースに表示される点を除くと、デフォルトのホーム・ポータル・カタログに類似しています。

デフォルト・ポータル・カタログ 

デフォルトのポータル・カタログは、ポータル内でページおよびタスク・フローを設計する際に表示されます。コンテンツは、現在のポータルに関連するデータを表示するいくつかのリソースを除けば、デフォルトのホーム・ポータル・カタログと同じです。たとえば、「デフォルト・ポータル・カタログ」には「個人用ドキュメント」フォルダが含まれており、そのフォルダには現在のポータルに関連するドキュメントがリストされます。

表23-2は、デフォルトのポータル・カタログに固有のリソースについて説明しています。

表23-2 デフォルトのポータル・カタログに固有のリソース

リソースまたはフォルダ名 説明

類似ポータル

「ソーシャルとコミュニケーション」フォルダ内のこのリソースは、現在表示しているポータルと類似するすべてのポータルを表示します。詳細は、第40.1.2項「「類似ポータル」タスク・フローの使用」を参照してください。

「リスト」フォルダ

「ソーシャルとコミュニケーション」フォルダ内のこのリソースにより、ポータル内のページにリストを追加できます。リストは、問題の追跡、プロジェクト・マイルストンの取得、プロジェクトの割当ての公開など、多くのポータル・アクティビティに有効です。詳細は、第47章「ポータルへの情報リストの追加」を参照してください。

メンバー

「ソーシャルとコミュニケーション」フォルダ内のこのリソースでは、ポータル内のすべてのメンバーをリストします。詳細は、第31章「ポータル・メンバー・タスク・フローの使用」を参照してください。

「ポータル」ドキュメント

「コンテンツ管理」フォルダのこのリソースは、現在のポータルと関連付けられたフォルダおよびファイルのリストを公開します。詳細は、第32.2項「リソース・カタログのコンテンツ管理用選択項目について」を参照してください。


デフォルトのページ・テンプレート・カタログ 

このカタログは、ページ・テンプレートの設計時に表示されます。「デフォルトのホーム・ポータル・カタログ」に含まれるリソースに加えて、このカタログには「テンプレート開発」フォルダも含まれます。このフォルダでは、ナビゲーション・コンポーネントやポータル・コンポーネントなどのページ・テンプレートで明示的に使用されるリソースにアクセスできます。

ページ・テンプレートの詳細は、第21章「ページ・テンプレートの使用」を参照してください。

ナビゲーション・コンポーネントの詳細は、第21.8項「ページ・テンプレートへのナビゲーションの追加」を参照してください。

ポータル・コンポーネントの詳細は、第21.5項「ページ・テンプレートへのポータル・コンポーネントの追加」を参照してください。

23.2 リソース・レジストリについて

リソース・レジストリは、WebCenter Portalで使用可能なすべてのリソースの中心となるリポジトリです。これには、アプリケーション内のリソース・カタログに追加可能なすべてのリソースが含まれます。ここでは、デフォルトのリソースに加えて、タスク・フロー、データ・コントロール、ポートレット、ナビゲーション・モデルなどの新しいリソースも、それらがOracle JDeveloperで共有ライブラリとして作成またはデプロイされるとすぐに追加されるように動的な更新が行われます。結果として、WebCenter Portalで作成および公開されたリソースはすぐに使用できます。

リソース・レジストリは、リソース・カタログの「編集」ダイアログで「ライブラリから追加」オプション(図23-4)をクリックすると表示されます。

図23-4 リソース・レジストリにアクセスするための「ライブラリから追加」オプション

図23-4の説明が続きます
「図23-4 リソース・レジストリにアクセスするための「ライブラリから追加」オプション」の説明

図23-5 「リソース・カタログ・アイテムの追加」ダイアログ(リソース・レジストリ)

図23-5の説明が続きます
「図23-5 「リソース・カタログ・アイテムの追加」ダイアログ(リソース・レジストリ)」の説明

表23-3は、リソース・レジストリ内のフォルダについて説明しています。

表23-3 リソース・レジストリのフォルダ

リソース・フォルダ 説明

分析

分析タスク・フローをすべて表示します。このタスク・フローでは、レスポンス時間、使用動作など、WebCenter Portalの様々なメトリックの追跡および表示を支援します。詳細は、第42章「ポータルへの分析の追加」を参照してください。

コンポーネント

ページ、テンプレートおよびタスク・フローの設計に使用可能なコンポーネントの選択内容をリストします。詳細は、第15章「ページでのWeb開発コンポーネントの使用」を参照してください。

コネクション

使用可能なすべてのリポジトリ接続をリストします。ポートレット、外部アプリケーション、一部のWebCenter Portalのツールやサービスなど多くのリソースでは、関連する情報が格納されているデータベース・スキーマへの接続が必要です。

様々なリソースについて説明している章では、そのリソースに接続が必要がどうかに関する情報が提供されています。

データ・コントロール

WebCenter Portalで使用できるすべてのデータ・コントロールをリストします。これには、実行時に作成されたデータ・コントロールや、JDeveloperからデプロイされたデータ・コントロールが含まれます。

  • デザインタイム: 少なくとも、このフォルダには、デフォルトで使用可能なWebCenter Portalのツールやサービスのデータ・コントロールが表示されます。また、アプリケーション開発者がJDeveloperで作成し、WebCenter Portalにデプロイした可能性のあるデータ・コントロールも表示されます。

    WebCenter Portalのツールおよびサービスで使用できるデータ・コントロールの詳細は、このガイドの該当する章を参照してください。

    JDeveloperで作成したカスタム・データ・コントロールを公開するには、データ・コントロールを含むアプリケーションを、共有ライブラリとしてWebCenter Portalインスタンスにデプロイする必要があります。これで、このデータ・コントロールはリソース・レジストリに自動的に含められます。このデータ・コントロールは、カスタム・カタログにリソース・レジストリから追加できます。

    WebCenter Portalには、WebCenter Portal共有ライブラリのデプロイおよびアンデプロイ専用のテンプレートが用意されています。データ・コントロールをWebCenter Portalにデプロイするには、このワークスペースを使用する必要があります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発』のWebCenter Portalのタスク・フロー、データ・コントロールおよびマネージドBeanの開発に関する項を参照してください。

  • ランタイム: リソース・カタログでランタイム・データ・コントロールを追加すると、ユーザーは、表、グラフ、ボタンなどの様々な視覚化を使用してそれらをタスク・フローで使用できるようになります。

    詳細は、第28.2項「データ・コントロールの使用」を参照してください。

    このフォルダは、WebCenter Portalインスタンスにランタイム・データ・コントロールがない場合は空になります。

ドキュメント

アクセス可能なすべてのドキュメントをリストします。詳細は、第VI部「ポータルでのコンテンツの使用」を参照してください。

リスト

使用可能なリストをすべて表示します。詳細は、第47章「ポータルへの情報リストの追加」を参照してください。

ナビゲーション

使用可能なすべてのナビゲーション・モデルをリストします。これらのリソースは、デフォルトのページ・テンプレート・カタログですぐに使用できます。詳細は、第22章「ポータル・ナビゲーションの使用」を参照してください。

ページレット・プロデューサ

登録済のすべてのページレット・プロデューサをリストします。詳細は、第27章「ページレットの使用」を参照してください。

ポータル・コンポーネント

通常はページ・テンプレートで使用されるメニュー、リンク、著作権メッセージなどのコンポーネントをリストします。これらのリソースは、「テンプレート開発」という名前のフォルダにあるデフォルトのページ・テンプレート・カタログですぐに使用できます。

詳細は、第21.5項「ページ・テンプレートへのポータル・コンポーネントの追加」を参照してください。

ポートレット・プロデューサ

登録済のすべてのポートレット・プロデューサをリストします。

リソース・カタログ

使用可能なすべてのリソース・カタログをリストします。カタログ内には、複数のリソース・カタログを埋め込むことができます。

保存済検索

すべての保存済検索を表示します。詳細は、第55章「ポータルへの検索の追加」を参照してください。

タスク・フロー

WebCenter Portalで使用できるすべてのタスク・フローをリストします。これには、実行時に作成されたタスク・フローや、JDeveloperからデプロイされたデータ・コントロールが含まれます。

  • デザインタイム: 少なくとも、このフォルダには、デフォルトで使用可能なWebCenter Portalのツールやサービスのタスク・フローが表示されます。また、アプリケーション開発者がJDeveloperで作成し、WebCenter Portalにデプロイした可能性のあるタスク・フローも表示されます。

    WebCenter Portalのタスク・フローの詳細は、このガイドの該当する章を参照してください。

    JDeveloperで作成したカスタム・タスク・フローを公開するには、タスク・フローを含むアプリケーションを、共有ライブラリとしてWebCenter Portalインスタンスにデプロイする必要があります。これで、このタスク・フローはリソース・レジストリに自動的に含められます。このタスク・フローは、カスタム・カタログにリソース・レジストリから追加できます。

    WebCenter Portalには、WebCenter Portal共有ライブラリのデプロイおよびアンデプロイ専用のワークスペースが用意されています。タスク・フローをWebCenter Portalにデプロイするには、このワークスペースを使用する必要があります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発』のWebCenter Portalのタスク・フロー、データ・コントロールおよびマネージドBeanの開発に関する項を参照してください。

  • ランタイム: 詳細は、第28.3項「タスク・フローの使用」を参照してください。

    このフォルダは、WebCenter Portalインスタンスにランタイム・タスク・フローがない場合は空になります。


23.3 デフォルト・リソース・カタログの設定

ユーザーが新しいページ、ビジネス・ロール・ページまたはページ・テンプレートを作成すると、デフォルト・リソース・カタログによって、そこに何を追加できるかが判別されます。

この項には次のトピックが含まれます:

23.3.1 ポータルのデフォルト・リソース・カタログの設定


権限:

このタスクを実行するには、ポータルのポータル・モデレータであるか、Manage All権限またはManage Configuration権限を持つまたはポータル・メンバーである必要があります。

権限の詳細は、第29.1項「ポータルのロールと権限について」を参照してください。


すべてのポータルには、デフォルトのリソース・カタログを含むデフォルトのアセットのセットがあります。ポータルの作成時、アプリケーション・レベルのデフォルト・リソース・カタログの設定が最初に継承されます。

ポータルに異なるリソース・カタログを作成した場合は、それをデフォルト・リソース・カタログの1つに設定できます。

デフォルト・リソース・カタログは、次のポータル・レベルに設定できます。

  • ポータルのページ

  • ポータルのページ・テンプレート

詳細は、第7.3.5項「ポータルのページおよびページ・テンプレートのリソース・カタログの変更」を参照してください。

23.3.2 すべてのポータルのデフォルト・リソース・カタログの設定


権限:

このタスクを実行するには、(Administratorロール、あるいはPortal Server: Manage All権限またはManage Configuration権限を持つ)システム管理者である必要があります。


デフォルト・リソース・カタログは、次のアプリケーション・レベルに設定できます。

  • すべてのポータルのページ

  • ホーム・ポータルのページ

  • ビジネス・ロール・ページ

  • すべてのポータルのページ・テンプレート

  • ホーム・ポータルのページ・テンプレート

システム管理者は、アプリケーション・レベルのデフォルト・リソース・カタログの設定を変更できます。詳細は、Oracle Fusion Middleware Administering Oracle WebCenter Portalの管理のデフォルト・リソース・カタログの選択に関する項を参照してください。

23.4 リソース・カタログの作成

組込みリソース・カタログが要件に適合しない場合には、独自のカタログを作成できます。リソース・カタログを作成する際は、最初から構築するか、既存のリソース・カタログを拡張します。

リソース・カタログは、アプリケーション・レベルまたはポータル・レベルで作成できます。アプリケーション・レベルのリソース・カタログは、ポータルが特に除外されていないかぎり、すべてのポータルで使用できます。ポータル・レベルのリソース・カタログは、作成元のポータルでのみ使用できます。

リソース・カタログを作成する手順は次のとおりです。

  1. 次のいずれかに移動します。

  2. 左側のパネルで、「構造」の下の「リソース・カタログ」をクリックします。

  3. ツールバーで、「作成」(図23-6)をクリックします。

    図23-6 リソース・カタログを作成する「作成」アイコン

    図23-6の説明が続きます
    「図23-6 リソース・カタログを作成する「作成」アイコン」の説明

  4. 「新規リソース・カタログの作成」ダイアログ(図23-7)で、「名前」フィールドに、リソース・カタログの名前を入力します。

    この名前は、「アセット」ページまたは「共有アセット」ページに、リソース・カタログの選択時にはリストに表示されます。名前は、できるだけわかりやすいものにする必要があります。

    図23-7 「新規リソース・カタログの作成」ダイアログ

    図23-7の説明が続きます
    「図23-7 「新規リソース・カタログの作成」ダイアログ」の説明

  5. 「説明」フィールドに、リソース・カタログの説明を入力します。

    この説明は、「アセット」または「共有アセット」ページ内で名前の下に、リソース・カタログの選択時にはツールチップとして表示されます。ユーザーがこの特定のリソース・カタログを使用するかどうかを判断する上で、この説明が役立つものであることが必要です。

  6. 必要に応じて、「コピー元」リストから、新しいリソース・カタログの開始点として使用する既存のリソース・カタログを選択します。空白のままにすると、新しい空のリソース・カタログが作成されます。


    ヒント:

    第20.5.4項「アセットのコピー」の説明に従って、既存のリソース・カタログのコピーを作成することもできます。


  7. 「作成」をクリックします。

    新しく作成したリソース・カタログが、「アセット」または「共有アセット」ページにリストされます。

    「使用可能」列のチェック・ボックスが空白の場合は、そのリソース・カタログが未公開であり、他のユーザーは使用できないことを示します。リソース・カタログを公開するには、チェック・ボックスをクリックします。リソース・カタログの公開の詳細は、第20.5.3項「アセットの表示および非表示」を参照してください。

    最初に作成すると、新しいリソース・カタログは空白か、「コピー元」リストから選択したリソース・カタログと同一のいずれかになります。ページ・テンプレート作成の次の手順では、要件に合せて編集します。詳細は、第23.5項「リソース・カタログの編集」を参照してください。

  8. 新しいリソース・カタログを使用して、ポータル内のページまたはページ・テンプレートにコンポーネントを追加する方法の詳細は、第23.3項「デフォルト・リソース・カタログの設定」を参照してください。

23.5 リソース・カタログの編集

基本のリソース・カタログを作成したら、次の手順では構造およびコンテンツを定義します。リソース・カタログに含めるリソースにより、ユーザーがページおよびページ・テンプレートに含めることができる対象が決まります。

この項には次のトピックが含まれます:

23.5.1 リソース・カタログへのリソースの追加

リソース・レジストリから、様々なタイプのリソースをリソース・カタログに追加できます。

リソースをリソース・カタログに追加するには、次の手順を実行します。

  1. 次のいずれかに移動します。

  2. 左側のパネルで、「構造」の下の「リソース・カタログ」をクリックします。

  3. 編集するリソース・カタログの行で「編集」クイック・リンクをクリックします。

  4. 「編集」ダイアログで、「追加」メニューから「ライブラリから追加」を選択します(図23-4)。


    ヒント:

    フォルダ内にリソースを追加するには、最初にフォルダを選択してから、「追加」をクリックします。


  5. 「リソース・カタログ・アイテムの追加」ダイアログ(図23-5)の左側のパネルで、リソースのタイプを選択します。

  6. 右側のパネルで、リソースを選択します。


    ヒント:

    オペレーティング・システムに適したショートカット・キーを使用して、複数のリソースを選択できます。


  7. 必要に応じて、「名前」フィールドに、リソース・カタログでそのリソースに使用する別の名前を入力します。これにより、ライブラリ内のリソースの名前が変更されることはありません。


    注意:

    複数のリソースを選択した場合、この時点ではリソース名を変更できません。ただし、後で編集できます。詳細は、第23.5.4項「リソースのプロパティの設定」を参照してください。


  8. 「追加」をクリックします。


    注意:

    • カタログでは、データ・コントロールを2回以上追加しないでください。データ・コントロールは何回でもカタログに追加されますが、カタログを使用してページまたはタスク・フローを移入するとき、そのようなデータ・コントロール・インスタンスからアクセッサ、メソッドまたは属性を追加できません。

    • 「デザインタイム」データ・コントロール・フォルダには、すべてのWebCenter Portalツールおよびサービス・データ・コントロールがリストされます。ただし、データ・コントロールのConnectionsNetworkDCおよびKudosServiceDCを実行時に追加することはサポートされていません。これらのデータ・コントロールは、ページまたはタスク・フローに追加しないでください。


  9. 終了したら、「保存して閉じる」をクリックします。

  10. 編集済のリソース・カタログを使用して、ポータル内のページまたはページ・テンプレートにコンポーネントを追加する方法の詳細は、第23.3項「デフォルト・リソース・カタログの設定」を参照してください。

23.5.2 カスタム・コンポーネントの作成

WebCenter Portal内のリソース・レジストリには、リソース・カタログに追加できる大規模なリソースのリポジトリが用意されています。ただし、それが十分ではなく、ADF FacesコンポーネントやカスタムJSPX、Raw HTMLなど、他のリソースの追加がビジネスで必要な場合は、カスタム・コンポーネントを作成して、そのコンポーネントにXMLコードを指定できます。このようなコンポーネントをコンポーザ内のページで使用可能にする方法は、カスタム・コンポーネントを使用する以外にありません。

カスタム・コンポーネントの作成には次の目的があります。

  • ページに追加可能なシード済レイアウトを作成します。レイアウト・コンポーネントを追加して、その中に設計コンポーネントとコンテナ・コンポーネントの組合せを組み込むことができます。コンテナ・コンポーネントには、後で入力可能な空のコンテンツ領域が用意されています。

  • Raw HTMLコードを組み込むことによって外部コンテンツを追加します。

  • データ・コントロールを使用するシード済レイアウトを定義します。その後、データ・コントロールはレイアウトにバインドできます。

カスタム・コンポーネントを作成するには、次の手順を実行します。

  1. 次のいずれかに移動します。

  2. 左側のパネルで、「構造」の下の「リソース・カタログ」をクリックします。

  3. 編集するリソース・カタログの行で「編集」クイック・リンクをクリックします。

  4. 「編集」ダイアログで、「追加」メニューから「コンポーネント」を選択します。

  5. 「リソース・カタログ・アイテムの編集 - コンポーネント」ダイアログの「ターゲット」タブで、「名前」フィールドに、リソース・カタログでコンポーネントに表示する名前を入力します。

    図23-8 「リソース・カタログ・アイテムの編集 - コンポーネント」ダイアログ

    図23-8の説明が続きます
    「図23-8 「リソース・カタログ・アイテムの編集 - コンポーネント」ダイアログ」の説明

  6. 「説明」フィールドに、コンポーネントの簡単な説明を入力します。

  7. リソース・カタログにコンポーネントを表示する場合は、「表示可」を選択します。

    または、リソース・カタログにリソースが表示される条件を判断するEL式を指定できます。たとえば、Moderatorロールのユーザーにのみリソースを表示することを指定するには、次のEL式を使用します。

    #{WCSecurityContext.userInScopedRole['Moderator']}
    

    EL式に関してサポートが必要な場合、アプリケーション開発者がEL式を提供できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発』の式言語式に関する付録を参照してください。

  8. 「XML」テキスト領域で、コンポーネントのXMLコードを入力します。

    カスタム・コンポーネントのいくつかの例を次に示します。

    • Output Textコンポーネント:

      <af:outputText xmlns:af="http://xmlns.oracle.com/adf/faces/rich" 
                       value="Weather Foercast for the Day" id="#"/>
      
    • カスタム・ナビゲーション:

      <af:forEach xmlns:af="http://xmlns.oracle.com/adf/faces/rich" 
                  var="level_1_menu"
                   items="#{SiteStructureContext.defaultSiteStructure.listModel['startNode=/, includeStartNode=false']}">
      <af:outputText id="#" 
                     xmlns:af="http://xmlns.oracle.com/adf/faces/rich" 
                     value="#{level_1_menu.title}"/>
      </af:forEach>
      
    • 外部HTMLコンテンツ:

      <f:verbatim xmlns:f="http://java.sun.com/jsf/core">
        <![CDATA[
          <object width="640" height="385">
            <param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/KO2ti-B00gw&hl=en_US&fs=1">
            </param>
            <param name="allowFullScreen" value="true">
            </param>
            <param name="allowscriptaccess" value="always">
            </param>
            <embed src="http://www.youtube.com/v/KO2ti-B00gw&hl=en_US&fs=1" 
                   type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" 
                   allowfullscreen="true" width="640" height="385">
            </embed>
          </object>]]>
      </f:verbatim>
      

      このかわりとして、新規タスク・フローを作成し、その中にHTML Markupコンポーネントを追加する方法もあります。

  9. 「オプション」タブで、コンポーネントの表示オプションを設定します。詳細は、第23.5.4項「リソースのプロパティの設定」を参照してください。

  10. 「パラメータ」タブで、コンポーネントでサポートされるパラメータの値を入力します。

    カスタム・パラメータも追加できます。

  11. 「OK」をクリックします。

  12. 終了したら、「保存して閉じる」をクリックします。

23.5.3 フォルダの作成

カタログをより適切に編成するために、類似するリソースをまとめてグループ化できます。たとえば、すべてのコンポーネントをまとめて、または特定のツールまたはサービスのすべてのリソースをグループ化します。

フォルダを作成する手順は次のとおりです。

  1. 次のいずれかに移動します。

  2. 左側のパネルで、「構造」の下の「リソース・カタログ」をクリックします。

  3. 編集するリソース・カタログの行で「編集」クイック・リンクをクリックします。

  4. 「編集」ダイアログで、「追加」メニューから「フォルダ」を選択します。

  5. 「リソース・カタログ・アイテムの編集 - フォルダ」ダイアログの「ターゲット」タブで、「名前」フィールドに、リソース・カタログでフォルダに表示する名前を入力します。

  6. 「説明」フィールドに、フォルダのコンテンツの簡単な説明を入力します。

  7. リソース・カタログにフォルダを表示する場合は、「表示可」を選択します。

    または、カタログにフォルダが表示される条件を判断するEL式を指定できます。たとえば、Moderatorロールのユーザーにのみフォルダを表示することを指定するには、次のEL式を使用します。

    #{WCSecurityContext.userInScopedRole['Moderator']}
    

    EL式に関してサポートが必要な場合、アプリケーション開発者がEL式を提供できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発』の式言語式に関する付録を参照してください。

  8. 「オプション」タブで、フォルダの表示オプションを設定します。詳細は、第23.5.4項「リソースのプロパティの設定」を参照してください。

  9. 「パラメータ」タブで、フォルダでサポートされるパラメータの値を入力します。

    カスタム・パラメータも追加できます。

  10. 「OK」をクリックします。

  11. 終了したら、「保存して閉じる」をクリックします。

    これで、リソースをこのフォルダ内に追加するか、上位のフォルダからリソースをドラッグ・アンド・ドロップしてこのフォルダ内に移動することが可能となります。

23.5.4 リソースのプロパティの設定

リソース上でプロパティを編集することによって、リソース名および説明の設定、そのリソースと関連付けるアイコンの設定および新しいプロパティの追加が可能です。

リソースのプロパティを設定する手順は次のとおりです。

  1. 次のいずれかに移動します。

  2. 左側のパネルで、「構造」の下の「リソース・カタログ」をクリックします。

  3. 編集するリソース・カタログの行で「編集」クイック・リンクをクリックします。

  4. 編集するリソースを選択します。


    ヒント:

    編集するリソースがカタログのフォルダ内にある場合は、まず、そのフォルダを開きます。


  5. ツールバーで、「編集」をクリックします。

  6. 「リソース・カタログ・アイテムの編集」ダイアログの「ターゲット」タブにある「名前」フィールドで、リソース・カタログで表示するリソース名を編集します。

  7. 「説明」フィールドに、リソース・カタログのリソース名の下に表示される簡単な説明を入力します。

  8. リソース・カタログにリソースを表示する場合は、「表示可」を選択します。

    または、カタログにリソースが表示される条件を判断するEL式を指定できます。たとえば、Moderatorロールのユーザーにのみリソースを表示することを指定するには、次のEL式を使用します。

    #{WCSecurityContext.userInScopedRole['Moderator']}
    

    EL式に関してサポートが必要な場合、アプリケーション開発者がEL式を提供できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発』の式言語式に関する付録を参照してください。

  9. このタブの残りのフィールドは、リソース・タイプに固有のものです。詳細は、表23-4を参照。

    表23-4 特定のリソース・カタログのリソースのフィールド

    フィールド 適用対象 説明

    パス

    リンク

    リソースにアクセスするためのURLを入力します。URL形式は、リンク先に応じて異なります。

    • タスク・フロー: taskflow://Path_to_Task_Flow/Task_Flow_Definition_File_Name#Task_Flow_ID

    • ポートレット: portlet://Producer_ID/Portlet_ID

    • コンテンツ: content://Content_Connection_ID/Document_ID

    場所が不明な場合は、「選択」アイコンをクリックして、使用可能なリソースを参照します。

    注意: 「選択」ダイアログで「選択」ボタンがアクティブなのは、ナビゲーション・モデルに含めることができるリソースを選択する場合のみです。たとえば、「ポートレット」ノードを開き、ポートレット・プロデューサを選択すると、「選択」ボタンは無効になります。ポートレット・プロデューサを開いてポートレットを選択すると、「選択」ボタンが有効になります。

    リポジトリ

    リポジトリ接続が必要なリソース

    リソースの検索に使用する接続の名前です。

    カタログを含める

    ネストされたリソース・カタログ

    現在のカタログ内にネストするリソース・カタログを選択します。

    最上位レベルのフォルダの非表示

    実行時に動的に移入されるカスタム・フォルダ。

    選択したフォルダのコンテンツを親フォルダのすぐ下に組み込むように選択します。たとえば、「データ・コントロール」フォルダにこのオプションを選択した場合は、実行時に作成されたすべてのデータ・コントロールが「マッシュアップ」のすぐ下に表示されます。「データ・コントロール」フォルダは表示されません。カタログをプレビューして、この変更を確認できます。

    ファクトリ・クラス

    実行時に動的に移入されるカスタム・フォルダ

    フォルダの作成に使用されるファクトリ・クラスです。

    デフォルトのカタログで使用可能なフォルダのファクトリ・クラスを次に示します。

    • タスク・フロー: oracle.webcenter.portalframework.sitestructure.rc.TaskFlowResourceFactory

    • ポートレット: oracle.webcenter.portalframework.sitestructure.rc.PortletResourceFactory

    • コンテンツ: oracle.webcenter.content.model.rc.ContentUrlResourceFactory

    • データ・コントロール: oracle.webcenter.datacomposer.internal.adapter.datacontrol.DataControlContextFactory


  10. 「オプション」タブをクリックします。(図23-9)

    図23-9 「リソース・カタログ・アイテムの編集」ダイアログの「オプション」タブ

    図23-9の説明が続きます
    「図23-9 「リソース・カタログ・アイテムの編集」ダイアログの「オプション」タブ」の説明

  11. 表23-5の説明に従って、様々な表示オプションを設定します。

    表23-5 リソース・カタログ・アイテムの表示オプション

    オプション 説明

    attr.ATTRIBUTE_NAME

    各属性に、属性の初期値を入力します。

    これらは、設計時にポートレットまたはタスク・フローに定義される属性です。タスク・フローまたはポートレットをページで使用すると、その属性は、囲っているクロムの属性とともに公開されます。たとえば、attr.textはタスク・フローまたはポートレットのデフォルトのタイトルを定義し、attr.contentStyleは適用されるCSSスタイルを定義します。属性は、その初期値を設定していない場合はクロム上に公開されません。

    parameter.PARAMETER_NAME

    各パラメータに、パラメータの初期値を入力します。

    これらは、設計時にポートレットまたはタスク・フローに定義されるパラメータです。タスク・フローまたはポートレットがページで使用されると、このパラメータは、囲っているShow Detail FrameコンポーネントまたはMovable Boxコンポーネントのプロパティとともに公開されます。パラメータは、その初期値が設定されていない場合はクロム上に公開されません。

    大きいアイコンURI

    カタログでリソースの横に表示するアイコンのパスを入力します。このアイコンのサイズは、できれば32 x 32ピクセルにしてください。

    小さいアイコンURI

    カタログの「稼働中」メニューに表示される際、リソースの横に表示されるアイコンのパスを入力します。このアイコンのサイズは、できれば16 x 16ピクセルにしてください。

    ツールチップ

    カタログのリソースの上にユーザーがマウスを置いたときに表示されるテキストを入力します。


  12. 「新規属性名」フィールドに、リソースに対して定義されているが、ダイアログで公開されていない属性の名前を入力します。ドロップダウン・リストから属性を選択することもできます。

  13. 「新規属性値」フィールドに、「新規属性名」フィールドで指定した属性の値を入力し、「追加」をクリックします。


    ヒント:

    属性の値を指定せずに「追加」をクリックできます。ダイアログにフィールドが表示された時点で、他の表示オプションとともに値を指定できます。


  14. 「パラメータ」タブをクリックして、ポートレット、タスク・フローなど、結付けをサポートするリソースのパラメータ値を定義します。リソースでサポートされるパラメータの詳細は、該当するリソースのドキュメントを参照してください。

  15. 「OK」をクリックします。

  16. 終了したら、「保存して閉じる」をクリックします。

23.5.5 リソースの再配置

フォルダ内のリソースを移動するには、リソースを選択し、リソースが目的の場所にくるまで、必要に応じて何度でも、「上へ移動」または「下へ移動」アイコンをクリックします。

リソースを別のリソースの下にインデントするには、子リソースを親リソースのすぐ下に移動して、「インデント」アイコンをクリックします。

インデント済のリソースを、別のリソースの下でのインデントを解除して移動するには、インデント済のリソースを選択して「アウトデント」アイコンをクリックします。

23.5.6 リソースのコピー

既存のリソースは、カタログ内で選択して「コピー」をクリックすることで、コピーを作成できます。リソースのコピーは、リソース階層においてそのリソースのすぐ下に配置されます。コピーを選択し、その属性とパラメータを変更する方法の詳細は、第23.5.4項「リソースのプロパティの設定」を参照してください。

23.5.7 リソースの削除

リソースは、カタログで選択して「削除」をクリックすることで削除できます。「削除」ダイアログで「削除」をクリックして、リソースをカタログから削除することを確認します。

23.5.8 リソース・カタログのプレビュー

「編集」ダイアログの「プレビュー」タブをクリックして、リソース・カタログがユーザーに対してどのように表示されるのかを確認します。プレビューには、リソースを表示する順序が示されます。また、動的フォルダの実行方法も示されます。

23.6 リソース・カタログの管理

次のオプションは、「アセット」ページまたは「共有アセット」ページに表示され、リソース・カタログの管理に使用できます。