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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築
11gリリース1 (11.1.1.8.3)
E50013-03
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53 ポータルへのプロファイルの追加

この章では、プロファイル・タスク・フローをポータルに追加する方法を説明します。プロファイルとは、連絡先情報、写真、会社の職位などの各ユーザーについての有用な情報の集合です。WebCenter Portalのソーシャル・ネットワーキング機能により、ユーザーは各自のプロファイルを表示および管理したり、他のユーザーのプロファイルを表示したりできます。

この章の内容は、次のとおりです。


権限:

この章のタスクを実行するには、ポータル・モデレータであるか、ポータル・レベルの権限であるBasic Services: Edit Page Access and Structure (標準権限)またはPages: Edit Pages (アドバンスト権限)を持つポータル・メンバーである必要があります。

権限の詳細は、第29.1項「ポータルのロールと権限について」を参照してください。


53.1 プロファイルについて

プロファイルは、ユーザーの個人プロファイル情報の様々なビューを提供します。このような情報には、メール・アドレス、電話番号、事業所所在地、部門、マネージャ、直属の部下などがあります。WebCenter Portalの一般的なインストールでは、WebCenter Portalにユーザー情報を提供するバックエンドのアイデンティティ・ストアからプロファイルの大部分の情報が取り込まれます(詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のアイデンティティ・ストアとのプロファイルの同期に関する項を参照)。また、プロファイルでは、この情報の一部を変更したり、アイデンティティ・ストアに格納されていない追加データを提供することも可能です。

個々のユーザーがプロファイルまたはプロファイルのプリファレンスにアクセスする前に、管理者は、すべてのユーザーが自分および他のユーザーのプロファイルで表示できる内容と実行できる操作に関わるグローバル・アプリケーション・デフォルトを設定できます。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のプロファイルの構成に関する項を参照してください。


注意:

  • プロファイル・ユーザー・インタフェースは更新されています。システム管理者のWebCenter Portalインストールの構成方法により、ユーザーのレガシー・プロファイル・ユーザー・インタフェースに表示される内容が異なります。レガシー・プロファイル・ユーザー・インタフェースの詳細は、Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイド(11gリリース1 (11.1.1.7.0))の「プロファイルの管理」の章を参照してください。

  • 空のフィールド(コンテンツのないフィールド)は、一部のプロファイル・ビューでは表示されません。


ユーザーは、WebCenter Portal内の任意の場所でユーザー名をクリックすることで、プロファイル情報にアクセスします。ポータル内のどこでクリックするかによって、ユーザー・プロファイルの簡単なポップアップ・ビューが表示されるか、またはWebCenter Portalの「プロファイル」ページの完全なプロファイル・ビューが表示されるかが決まります。プロファイルおよびプロファイルのタスク・フロー機能の使用方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』の「プロファイルの管理」の章を参照してください。

プロファイルでは、「プロファイル」ページのほかにも、ユーザーのプロファイル情報に関する固有のビューを表示するいくつかのタスク・フローが提供されます。ページに対する編集権限があれば、ユーザーは有益と思われる任意の場所にプロファイルのタスク・フローを配置できます。

プロファイルでは、次のタスク・フローが提供されます。

プロファイルの各タスク・フローには、タスク・フロー・インスタンスの外観および動作の制御に使用できるプロパティが関連付けられています。たとえば、プロファイルのプロパティを使用して、「パブリッシャ」タスク・フローに入力した文章を、ステータス・メッセージを示すプロファイルのビューに表示するように指定できます(第49.1項「メッセージ・ボードについて」を参照してください)。プロファイルに写真を表示できるかどうかや、写真をページ・ビュー・モードで更新できるかどうかを制御できます。


注意:

空のフィールド(コンテンツのないフィールド)は、一部のプロファイル・ビューでは表示されません。



関連項目:

プロファイルのプロパティの詳細は、第53.3項「プロファイルのタスク・フロー・プロパティの設定」を参照してください。


53.2 ページへのプロファイルのタスク・フローの追加

ページにプロファイルのタスク・フローを追加する手順は、第12.4.7項「ページへのコンポーネントの追加」を参照してください。

53.3 プロファイルのタスク・フロー・プロパティの設定

プロファイルのタスク・フローには、関連付けられているプロパティがあります。このプロパティには、十分な権限を持つユーザーがコンポーザの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログからアクセスできます(図53-5)。

図53-5 プロファイルのタスク・フローの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログ

図53-5の説明が続きます
「図53-5 プロファイルのタスク・フローの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログ」の説明

次の各項では、プロファイルのタスク・フローに関連するプロパティと、「パラメータ」タブで使用できるプロパティについて説明します。

53.3.1 プロファイルのタスク・フローのプロパティについて

プロファイルのタスク・フローにプロパティ値を設定した場合、その値が設定されたタスク・フロー・インスタンスのみが影響を受けます。同じタスク・フローの他のインスタンスは、この変更による影響を受けません。

デフォルトのタスク・フロー・コンテンツは、「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの「パラメータ」タブ上のプロパティによって影響を受けます。このタブのパラメータの詳細は、第53.3.5項「「プロファイル - スナップショット」タスク・フローのパラメータ」を参照してください。一部のタスク・フローでは、このタブのパラメータにより、ページ・パラメータやページ定義変数へのタスク・フローの結付けが容易になります。詳細は、第19章「ページ、タスク・フロー、ポートレットおよびADFコンポーネントの結付け」を参照してください。

「表示オプション」タブ、「スタイル」タブおよび「コンテンツ・スタイル」タブのプロパティを変更すると、タスク・フローの外観と動作に影響します。これらのプロパティは、すべてのタスク・フローに共通しています。詳細は、第14.3.4項「コンポーネントの表示オプションの使用」および第14.3.6項「スタイル・プロパティおよびコンテンツ・スタイル・プロパティの使用」を参照してください。

「イベント」タブのコンテンツは、タスク・フローでサポートされるイベントによって異なります。詳細は、第14.3.7項「コンポーネントのコンテキスト・イベントの使用」を参照してください。

「パラメータ」タブと「表示オプション」タブのすべてのプロパティから式言語(EL)エディタにアクセスできます。ELエディタを使用すると、定数値のかわりに変数値を選択または指定できます。プロパティの横にある式エディタのアイコンアイコンをクリックし、「式ビルダー」を選択してエディタを開きます。EL式に関してサポートが必要な場合、アプリケーション開発者がEL式を提供できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発』の式言語式に関する付録を参照してください。


注意:

「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの「表示オプション」タブで汎用の表示オプションについてELを入力すると、入力内容が自動的に検証されます。EL構文が無効な場合、エラーが表示され、値は適用も保存もされません。汎用の表示オプションとは、表14-1「表示オプション・プロパティ」に掲載されているオプションです。

汎用以外の表示オプションには、ELの検証は行われません。


53.3.2 「組織ビュー」タスク・フローのパラメータ

表53-1では、「組織ビュー」タスク・フローに固有のパラメータを示します。

表53-1 「組織ビュー」タスク・フローのパラメータ

パラメータ 説明

Control Panel Shown

タスク・フローで、コンテンツのスタイル、位置合せおよびサイズを操作するためのコントロール・パネルを表示するかどうかを決定します。

コントロール・パネルを表示する場合は選択し、コントロール・パネルを非表示にする場合は選択解除します。デフォルトではコントロール・パネルは非表示です。

User Id

タスク・フローに表示するユーザーのID。

このパラメータの値である#{securityContext.userName}は、自動的に設定されます。この値は現在のユーザーの名前を返す式言語式です。

EL式に関してサポートが必要な場合、アプリケーション開発者がEL式を提供できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発』の式言語式に関する付録を参照してください。


53.3.3 「プロファイル」タスク・フローのパラメータ

表53-2では、「プロファイル」タスク・フローに固有のパラメータを説明しています。

表53-2 「プロファイル」タスク・フローのパラメータ

パラメータ 説明

Edit Mode

特定のナビゲーションで編集可能ビューに移動しなくてもプロファイル詳細を編集可能として表示するかどうかを決定します。

  • プロファイル詳細を常に編集モードで表示する場合は、#{true}を入力します。

  • プロファイル詳細を読取り専用で表示する場合は、#{false}を入力します。

値が#{false}に設定されている場合、ユーザーは「編集」ボタンをクリックしてプロファイル詳細を編集モードにします。このパラメータは、パラメータSection-Wise Edit Enabled#{false}に設定されている場合にのみ認識されます。

このパラメータはデフォルトで#{false}に設定されています。

Profile ID

タスク・フローに表示するユーザーのID。

このパラメータの値である#{securityContext.userName}は、自動的に設定されます。この値は現在のユーザーの名前を返す式言語式です。

EL式に関してサポートが必要な場合、アプリケーション開発者がEL式を提供できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発』の式言語式に関する付録を参照してください。

Section-Wise Edit Enabled

タスク・フローでセクション別の編集機能を表示するかどうかを決定します。

  • セクション別の編集を有効にするには、#{true}を入力します。プロファイルの編集可能な各セクションに「編集」リンクが表示されます。

  • セクション別の編集を無効にするには、#{false}を入力します。タスク・フロー全体に対して1つの「編集」ボタンが表示されます。

このパラメータはデフォルトで#{true}に設定されています。


53.3.4 「プロファイル・ギャラリ」タスク・フローのパラメータ

表53-3では、「プロファイル・ギャラリ」タスク・フローに固有のパラメータを説明しています。

表53-3 「プロファイル・ギャラリ」タスク・フローのパラメータ

パラメータ 説明

Resource Id

タスク・フローに表示するユーザーのID。

このパラメータの値である#{securityContext.userName}は、自動的に設定されます。この値は現在のユーザーの名前を返す式言語式です。

EL式に関してサポートが必要な場合、アプリケーション開発者がEL式を提供できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発』の式言語式に関する付録を参照してください。


53.3.5 「プロファイル - スナップショット」タスク・フローのパラメータ

表53-4では、「プロファイル - スナップショット」タスク・フローに固有のパラメータを説明しています。

表53-4 「プロファイル - スナップショット」タスク・フローのパラメータ

パラメータ 説明

Allow photo upload

タスク・フローに、ユーザーがプロファイルの写真をアップロード、消去およびリフレッシュするためのコントロールを表示するかどうかを決定します。

プロファイルの写真のコントロールを表示する場合は選択し、プロファイルの写真のコントロールを非表示にする場合は選択解除します。デフォルトでは、プロファイルの写真のコントロールは非表示にされています。

Allow status update

タスク・フローに、ユーザーが個人ステータス・メッセージを入力したり、メッセージにファイルまたはリンクを添付できるようにするコントロールを表示するかどうかを決定します。

ユーザーがタスク・フローからステータス・メッセージを入力できるようにする場合は選択し、ステータスの更新コントロールを非表示にする場合は選択解除します。デフォルトでは、ステータス・メッセージ・コントロールは表示されています。

ステータス更新が有効である場合、ユーザーは組込みの「パブリッシャ」タスク・フローを使用して更新する内容を入力できます。「パブリッシャ」タスク・フローの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』の「WebCenter Portal内のアイテムのお気に入り登録、コメントおよび共有」の章を参照してください。

Image Size

タスク・フローに表示されるプロファイルの写真のサイズを決定します。

値に指定できるのは、ORIGINALLARGEMEDIUMSMALLのいずれかです。デフォルトのサイズはMEDIUMです。

Org Bread Crumbs Shown

組織階層内でユーザーから上に向かうパスを示すブレッドクラム・コンポーネントを表示するかどうかを決定します。

ブレッドクラムを表示する場合は選択し、ブレッドクラムを非表示にする場合は選択解除します。デフォルトではブレッドクラムは非表示です。

Profile Edit Link Shown

タスク・フローにユーザーのプロファイルを編集するためのリンクを表示するかどうかを決定します。

「プロファイルの編集」リンクを表示する場合は選択し、リンクを非表示にする場合は選択解除します。デフォルトではリンクは非表示です。

このリンクでは、操作は何も実行されませんが、(同じビューへの)リージョン・ナビゲーション・イベントが発生します。コンシューマはこのイベントをリスニングし、それに応じたナビゲーションを行えます。

デフォルトでは、「プロファイル」ビジネス・ロール・ページ(「プロファイル - スナップショット」タスク・フローが含まれる)は、「情報」サブページの「プロファイル」タスク・フローに結び付けられています。「プロファイル - スナップショット」タスク・フローからのリージョン・ナビゲーション・イベントを受け取ると、「編集」リンクのクリックで「情報」サブページの「プロファイル」タスク・フローのEdit Modeパラメータが切り替えられ、実際にモードが切り替わります。「プロファイル」ビジネス・ロール・ページで「編集」リンクが機能するのは、このデフォルトの結付けがあるからです。プロファイルの「編集」リンクを表示する場合は、このリージョン・ナビゲーション・イベントをリスニングするコードを保持し、ターゲットとなるタスク・フローに対して同じタイプの結付けを行う必要があります。

User Name

タスク・フローに表示するユーザーのID。

このパラメータの値である#{securityContext.userName}は、自動的に設定されます。この値は現在のユーザーの名前を返す式言語式です。

EL式に関してサポートが必要な場合、アプリケーション開発者がEL式を提供できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発』の式言語式に関する付録を参照してください。


53.3.6 プロパティを使用したプロファイルのタスク・フロー・インスタンスの構成

この項では、プロパティ値を使用して特定のタスク・フロー・インスタンスの動作を変更する方法の例を示します。次のサブセクションが含まれます:

53.3.6.1 「プロファイル - スナップショット」タスク・フローのプロファイル写真の変更

ユーザーが「プロファイル - スナップショット」タスク・フローのインスタンスに自分のプロファイル写真をアップロードできるようにするには、プロパティAllow photo uploadを使用します。写真のアップロードを有効にすると、「アップロード」「クリア」および「リフレッシュ」の各コントロールが写真表示領域の下に表示されます(図53-6)。

図53-6 「プロファイル - スナップショット」タスク・フローの写真のコントロール

図53-6の説明が続きます
「図53-6 「プロファイル - スナップショット」タスク・フローの写真のコントロール」の説明


注意:

「プロファイル - スナップショット」にアップロードされた写真は、写真を公開する他のすべてのプロファイルのタスク・フローでも存続します。


ユーザーが「プロファイル - スナップショット」タスク・フローで自分のプロファイル写真を変更できるようにするには、次の手順を実行します。

  1. 構成する「プロファイル - スナップショット」タスク・フロー・インスタンスの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログを開きます。

  2. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブの「Allow photo upload」を選択します。


    注意:

    ユーザーがプロファイルの写真を変更できないようにするには、「Allow photo upload」を選択解除します。


  3. コンポーネント・プロパティの修正が終了したら、「OK」をクリックします。

  4. 変更を保存して、ページ・エディタを終了します。

53.3.6.2 ステータス更新の投稿

「プロファイル - スナップショット」タスク・フローで個人ステータス・メッセージを入力する手段を表示または非表示にするには、プロパティAllow status updateを使用します。ステータス更新が有効である場合、ユーザーは組込みの「パブリッシャ」タスク・フローを使用して自分のステータス・メッセージを入力できます(図53-7)。

図53-7 「プロファイル - スナップショット」タスク・フローの「パブリッシャ」機能

図53-7の説明が続きます
「図53-7 「プロファイル - スナップショット」タスク・フローの「パブリッシャ」機能」の説明


関連項目:

「パブリッシャ」タスク・フローの詳細は、第41.10項「パブリッシャについて」を参照してください。


このプロパティが有効な場合は、現在のユーザーが「パブリッシャ」タスク・フローを使用してステータス・メッセージを投稿すると、それが必ずプロファイルのステータス・メッセージとして「プロファイル - スナップショット」、「プロファイル・ギャラリ」および「プロファイル」の各タスク・フローにも投稿されます。

ユーザーが自分のプロファイルにステータス更新を投稿できるようにするには、次の手順を実行します。

  1. 構成する「プロファイル - スナップショット」タスク・フロー・インスタンスの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログを開きます。

  2. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブの「Allow status update」を選択します。


    注意:

    ユーザーがこのタスク・フローから自分のプロファイル・ステータスを更新できないようにするには、「Allow status update」を選択解除します。


  3. コンポーネント・プロパティの修正が終了したら、「OK」をクリックします。

  4. 変更を保存して、ページ・エディタを終了します。

53.3.6.3 組織ビューでの追加コントロールの表示

「組織ビュー」タスク・フローには、自分のタスク・フロー・コンテンツの表示を操作するための追加のコントロールが用意されています(図53-8)。

図53-8 「組織ビュー」に表示されたコントロール・パネル

図53-8の説明が続きます
「図53-8 「組織ビュー」に表示されたコントロール・パネル」の説明

追加のコントロールを使用して、ズーム・インやズーム・アウト、および表示形式の選択を行います。

「組織ビュー」タスク・フローのインスタンスにこのようなコントロールを表示するには、プロパティControl Panel Shownを使用します。

「組織ビュー」タスク・フローで追加のコントロールを表示するには、次の手順を実行します。

  1. 構成する「組織ビュー」タスク・フロー・インスタンスの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログを開きます。

  2. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブの「Control Panel Shown」を選択します。


    注意:

    「組織ビュー」のコントロール・パネルを非表示にするには、「Control Panel Shown」を選択解除します。


  3. コンポーネント・プロパティの修正が終了したら、「OK」をクリックします。

  4. 変更を保存して、ページ・エディタを終了します。

53.3.6.4 プロファイル詳細編集の常時有効化

ユーザーが特に編集モードに入らなくてもプロファイル詳細を編集できるようにするには、プロパティEdit Modeを使用します。タスク・フロー・インスタンスに移動したユーザーは、最初に「編集」ボタンまたはリンクをクリックしなくても、編集可能なフィールドを変更できます。


注意:

このパラメータは、パラメータsectionWiseEditEnabled#{false}に設定されている場合にのみ認識されます。詳細は、第53.3.6.7項「セクション別のプロファイル編集の有効化」を参照してください。


プロファイル詳細の編集を常時有効にするには、次の手順を実行します。

  1. 構成する「プロファイル」タスク・フロー・インスタンスの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログを開きます。

  2. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブの「Edit Mode」ボックスに、#{true}と入力します。


    注意:

    プロファイル詳細を編集モードにするためにユーザーが「編集」ボタンをクリックする必要があるようにするには、「Edit Mode」ボックスに#{false}と入力します。


  3. コンポーネント・プロパティの修正が終了したら、「OK」をクリックします。

  4. 変更を保存して、ページ・エディタを終了します。

53.3.6.5 「プロファイル - スナップショット」タスク・フローのプロファイル・イメージのサイズ設定

「プロファイル - スナップショット」タスク・フローでアップロードされるイメージの表示サイズを指定するには、プロパティImage Sizeを使用します。入力する値は、該当のタスク・フロー・インスタンスのみの写真サイズに影響します。プロファイルの別のタイプのタスク・フローや、他のタスク・フロー・インスタンスは影響を受けません。

「プロファイル - スナップショット」タスク・フローのプロファイル・イメージのサイズを設定するには、次の手順を実行します。

  1. 構成する「プロファイル - スナップショット」タスク・フロー・インスタンスの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログを開きます。

  2. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブの「Image Size」ボックスに値を入力します。

  3. コンポーネント・プロパティの修正が終了したら、「OK」をクリックします。

  4. 変更を保存して、ページ・エディタを終了します。

53.3.6.6 「プロファイル - スナップショット」でのナビゲーション用ブレッドクラムの表示

組織階層内での現在のユーザーの位置を視覚的に示すブレッドクラムを表示できるようにするには、プロパティOrg Bread Crumbs Shownを使用します(図53-13)。

図53-13 「プロファイル - スナップショット」タスク・フローのブレッドクラム

図53-13の説明が続きます
「図53-13 「プロファイル - スナップショット」タスク・フローのブレッドクラム」の説明

階層内の名前をクリックすると、そのユーザーのプロファイルのビューに移動できます。

「プロファイル - スナップショット」タスク・フローにナビゲーション用ブレッドクラムを表示するには、次の手順を実行します。

  1. 構成する「プロファイル - スナップショット」タスク・フロー・インスタンスの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログを開きます。

  2. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブの「Org Bread Crumbs Shown」を選択します。


    注意:

    階層的なブレッドクラムを非表示にするには、「Org Bread Crumbs Shown」を選択解除します。


  3. コンポーネント・プロパティの修正が終了したら、「OK」をクリックします。

  4. 変更を保存して、ページ・エディタを終了します。

53.3.6.7 セクション別のプロファイル編集の有効化

セクション別の編集を有効にする(「編集」ボタンを「プロファイル」タスク・フロー・インスタンスの編集可能な各セクションに表示する)(図53-14)か、無効にする(プロファイル全体で1つの「編集」ボタンのみを表示する)(図53-15)かを指定するには、Section-Wise Edit Enabledプロパティを使用します。

図53-14 セクション別のプロファイル編集

図53-14の説明が続きます
「図53-14 セクション別のプロファイル編集」の説明

図53-15 1つの「編集」ボタンが表示されたプロファイル

図53-15の説明が続きます
「図53-15 1つの「編集」ボタンが表示されたプロファイル」の説明


注意:

すべての「プロファイル」タスク・フロー・インスタンスでプロファイル詳細を編集可能にするかどうかは、管理者が決定します。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のプロファイルの構成に関する項を参照してください。


「プロファイル」タスク・フロー・インスタンスでセクション別の編集を有効にするには、次の手順を実行します。

  1. 構成する「プロファイル」タスク・フロー・インスタンスの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログを開きます。

  2. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブの「Section-Wise Edit Enabled」ボックスに、#{true}と入力します。


    注意:

    すべてのプロファイル詳細に対して1つの「編集」ボタンを表示するには、「Section-Wise Edit Enabled」ボックスに、#{false}と入力します。


  3. コンポーネント・プロパティの修正が終了したら、「OK」をクリックします。

  4. 変更を保存して、ページ・エディタを終了します。

53.4 プロファイルのタスク・フローの使用

プロファイルのタスク・フローの使用方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』の「プロファイルの管理」の章を参照してください。