この章では、WebCenter Portalで使用可能な各種アセット、およびそれらのアセットに対して実行可能な共通操作の一部について説明します。アセットには、ナビゲーション・モデル、ページ・テンプレート、リソース・カタログなどがあります。
この章では、個々のポータルで利用可能なアセットの使用について重点的に説明します。共有アセット、つまりすべてのポータルで使用可能なアセットに固有の情報については、第59章「共有アセットの使用」を参照してください。
この章の内容は、次のとおりです。
権限: この章のタスクを実行するには、ポータル・レベルの権限 ポータル・レベルの権限の詳細は、第29.1項「ポータルのロールと権限について」を参照してください。 |
アセットとは、ポータルの構造、ルック・アンド・フィールおよびコンテンツを定義するオブジェクトのことです。WebCenter Portalでは、次のアセットが用意されています。
ページ・テンプレートは、ページ・コンテンツを囲むインタフェースを定義し、ページのグループ間での一貫したルック・アンド・フィールの適用に役立ちます。詳細は、第21章「ページ・テンプレートの使用」を参照してください。
ナビゲーション・モデルは、ページ、コンテンツ・リポジトリ、外部Webページなど、複数のソースからの情報を結合する方法を定義します。詳細は、第22章「ポータル・ナビゲーションの使用」を参照してください。
リソース・カタログは、ユーザーがページ、ページ・テンプレートおよびタスク・フローに追加できるコンポーネントを定義します。詳細は、第23章「リソース・カタログの使用」を参照してください。
スキンは、特定のポータルやアプリケーション全体の外観とルック・アンド・フィールの色やフォントなどを定義します。詳細は、第24章「スキンの使用」を参照してください。
ページ・スタイルは、新しく作成するページのレイアウトを定義し、そのページでサポートされるコンテンツのタイプも決定できます。詳細は、第25章「ページ・スタイルの使用」を参照してください。
コンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートは、コンテンツを表示するためのテンプレートを定義します。詳細は、第26章「コンテンツ・プレゼンタ・テンプレートの使用」を参照してください。
タスク・フロー・スタイルは、WebCenter Portalで作成されるタスク・フローのレイアウトを定義します。詳細は、第28.4項「タスク・フロー・スタイルの使用」を参照してください。
ページレットは、Oracle WebCenter Portalのページレット・プロデューサを介してアクセスされるWebページのサブコンポーネントを定義し、プロキシされたアプリケーションに挿入できます。
タスク・フローは、データ・プレゼンタによるデータの視覚化方法を定義します。詳細は、第28.3項「タスク・フローの使用」を参照してください。
データ・コントロールは、データ・プレゼンタでデータ・ソースとして使用可能な外部リポジトリに接続してそのリポジトリからデータを読み取る方法を定義します。詳細は、第28.2項「データ・コントロールの使用」を参照してください。
共有アセットとポータル・アセット
アセットは、アプリケーション・レベル(共有アセット)またはポータル・レベル(ポータル・アセット)で存在します。これらの両方のレベルでは、使用できるアセットとその機能は同じです。共有アセットとポータル・アセットの違いは、次のような有効範囲の違いです。
共有アセットは、ポータルが特別に除外された場合を除き、すべてのポータルで使用できます。
ポータル・アセットは、その作成元のポータルでのみ使用できます。
共有アセットがポータルで使用可能な場合、そのポータルの「アセット」ページに表示されます。アセット名の横にある「共有」アイコン(図20-1)は、共有アセットであることを示します。ただし、共有アセットは、「共有アセット」ページでアプリケーション・レベルでのみ編集できます。
この章では、ポータル・アセットの使用方法について重点的に説明します。共有アセットの詳細は、第59章「共有アセットの使用」を参照してください。
デフォルトのアセット設定
デフォルトでは、ページ・テンプレート、スキン、リソース・カタログおよびナビゲーション・モデルなどのグローバル・デフォルト・アセット設定は、すべてのポータル(ポータル・レベルの設定の「[システム・デフォルト]」の使用で指定)によって使用されます。ただし、ポータルでは、ポータルに固有のアセット設定の使用を選択できます。ポータルでグローバル・デフォルト設定を使用する場合、グローバル設定の変更はポータルにも反映されます。たとえば、グローバル・デフォルト・スキンがWebCenter Portalスキンで、2つのポータルPortalAおよびPortalBがあるとします。デフォルトでは、両方のポータルでWebCenter Portalスキンが使用されます。Mistスキンを使用するようにPortalBを変更するとします。PortalAでは、引き続きグローバル・デフォルトのWebCenter Portalスキンを使用します。グローバル・デフォルト・スキンをDewスキンに変更する場合、PortalAはDewスキンを使用するように自動的に更新されますが、PortalBでは引き続きMistを使用します。
グローバル・デフォルト・アセット設定の構成の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理の「ポータルでのグローバル・デフォルトの構成」の章を参照してください。
ポータルに固有のデフォルトのアセット設定の構成については、第7.3項「ポータルのルック・アンド・フィール設定の管理」を参照してください。
ポータル・アセットには、そのアセットを所有するポータルの「アセット」ページからアクセスします。ポータルの「アセット」ページにアクセスすると、その特定のポータルで使用可能なすべてのアセット(共有アセットを含む)が表示されます(図20-2)。
次のいずれかの方法で、ポータルの「アセット」ページにアクセスできます。
ポータル・エディタを使用。詳細は、第6.2.2項「ポータル・エディタでのアセットへのアクセス」を参照してください。
ポータルの管理を使用。詳細は、第7.5.1項「ポータルのアセット管理へのアクセス」を参照してください。
ブラウザで次のURLを入力して、「アセット」ページに直接移動することもできます。
http://host:port/webcenter/portal/portalName/admin/assets
共有アセットは、「共有」アイコン(図20-1)で示されます。共有アセットを使用するには、「共有アセット」ページを使用する必要があります。
一部のアセットは最初から作成できます。また、既存アセットのコピーのみで作成できるアセットもあります。たとえば、ナビゲーション・モデルは最初から作成できますが、スキンは既存のスキンのコピーのみで作成できます。さらに、「アセット」ページで作成できない、コンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートなどのアセットもあります。これらのアセットを作成するには、Oracle JDeveloperなどの開発ツールを使用する必要があります。
表20-1は、WebCenter Portalで各種アセットの作成に使用できるサポートを示しています。
表20-1 ブラウザでのアセット作成のサポート
アセット | ブラウザでの作成の有無 | 方法 | 詳細 |
---|---|---|---|
ページ・テンプレート |
はい |
別のページ・テンプレートの拡張でのみ |
|
ナビゲーション・モデル |
はい |
最初から、または別のナビゲーション・モデルの拡張による |
|
リソース・カタログ |
はい |
最初から、または別のリソース・カタログの拡張による |
|
スキン |
はい |
別のスキンからのコピー作成でのみ |
|
ページ・スタイル |
はい |
別のページ・スタイルからのコピー作成でのみ |
|
コンテンツ・プレゼンタ表示テンプレート |
いいえ |
(適用なし) |
『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発』のコンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートの作成に関する項 |
タスク・フロー・スタイル |
はい |
別のタスク・フロー・スタイルからのコピー作成およびソース・コードの編集でのみ |
|
ページレット |
いいえ |
(適用なし) |
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のページレット・プロデューサ・リソースのエクスポートおよびインポートに関する項 |
タスク・フロー |
はい |
スクラッチからのみ |
|
データ・コントロール |
はい |
スクラッチからのみ |
|
「アセット」ページを使用すると、ポータル内で作成されたアセットを編集できます。このページには、アセットを編集するための次の2つのオプションがあります。
編集: ページ・エディタまたは「編集」ダイアログでアセットを編集できます。
ソースの編集: アセットのソース・コードを使用できます。
アセットのソース・ファイルをダウンロードし、JDeveloperで編集してWebCenter Portalにアップロードしなおさなくても、アセットのソース・ファイルを編集してそのコードに拡張編集を行うことができます。「ソースの編集」オプションを使用して、アセットを最初から作成することもできます。これは、アセットを作成して、そのデフォルトのソース・コードを独自のオリジナル・コードで置換することによって実行できます。ただし、手作業のコーディングが大量に必要になるため、このシナリオはお薦めしません。
組込みアセットは編集できません。組込みアセットを変更するには、まずアセットのコピーを作成し、要件に応じてそのコピーを編集する必要があります。
WebCenter Portalでは、アセットのラウンドトリップ開発がサポートされています。アセットの機能性を強化するために、アセットをダウンロードし、JDeveloperで編集してWebCenter Portalにアップロードしなおすことができます。詳細は、第20.6項「JDeveloperでのポータル・アセットの使用」を参照してください。
この項には次のトピックが含まれます:
編集するアセットに応じて、「編集」オプションを選択すると、コンポーザまたはアセットに固有の「編集」ダイアログのいずれかにアセットが開きます。アセットの編集の詳細は、表20-2に示すアセットに固有の章を参照してください。
図20-2 「編集」オプションを使用したアセットの編集
アセット | 編集方法 | ドキュメント |
---|---|---|
ページ・テンプレート |
コンポーザ |
|
ナビゲーション・モデル |
「編集」ダイアログ |
|
リソース・カタログ |
「編集」ダイアログ |
|
スキン |
「編集」ダイアログ |
|
ページ・スタイル |
(「ソースの編集」ダイアログのみ) |
|
コンテンツ・プレゼンタ表示テンプレート |
(「ソースの編集」ダイアログのみ) |
|
タスク・フロー・スタイル |
(「ソースの編集」ダイアログのみ) |
|
ページレット |
(適用なし) |
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のページレット・プロデューサ・リソースのエクスポートおよびインポートに関する項 |
タスク・フロー |
コンポーザ |
|
データ・コントロール |
「編集」ダイアログ |
|
「ソースの編集」ダイアログを使用して、WebCenter Portalで編集するアセットをより適切に制御します。データ・コントロールを除く任意のアセットの基礎となるソース・コードを編集できます。アセットに行われた変更は、Oracle Metadata Services Repository (MDSリポジトリ)に保存され、すぐに利用できます。
「ソースの編集」ダイアログのコンテンツは、編集するアセットのタイプによって異なります。アセットに複数のファイルが関連付けられている場合、ダイアログには、各ファイルのソース・コードを編集するための個別のタブがあります。
組込みアセットのソース・コードは編集できません。組込みアセットのコードを変更するには、まずアセットのコピーを作成し、要件に応じてそのコピーを編集する必要があります。
注意: アセットのソース・ファイルは、どうしても必要な場合にのみ編集します。正常に機能しない無効なアセットを作成しないよう、細心の注意を払ってソース・コードを編集してください。 |
アセットのソース・コードを編集するには、次の手順を実行します。
アセットを所有するポータルの「アセット」ページに移動します。
詳細は、第20.2項「ポータル・アセットへのアクセス」を参照してください。
編集するアセットのタイプ(「ページ・テンプレート」など)をクリックします。
編集するアセットを選択します。
ツールバーの「アクション」をクリックし、「ソースの編集」を選択します。
「ソースの編集」ダイアログで、必要に応じてコードを編集します。
ヒント: XMLファイルの場合、コードのXML構文は検証されており、任意のタグが欠落するか、不正に追加された場合はエラー・メッセージが表示されます。スキンのCSSファイルなど、XML以外のファイルでは、検証は実行されません。 |
表20-3 アセットのソース・コードの編集
アセット | [Tab] | 説明 |
---|---|---|
ページ・テンプレート |
テンプレート |
ページ・テンプレートを表すJSPXファイルを編集します。 |
ページ定義 |
ページ・テンプレートに関連付けられているページ定義XMLファイルを編集します。 |
|
ナビゲーション・モデル |
ナビゲーション・モデル |
ナビゲーション・モデルを表すXMLファイルを編集します。 |
リソース・カタログ |
カタログ定義 |
リソース・カタログを表すXMLファイルを編集します。 |
スキン |
CSS |
スキンのCSSファイルを編集します。 |
ページ・スタイル |
ページ |
ページ・スタイルを表すJSPXファイルを編集します。 |
ページ定義 |
ページ・スタイルに関連付けられているページ定義XMLファイルを編集します。 |
|
コンテンツ・プレゼンタ表示テンプレート |
フラグメント |
コンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートを表すJSFFファイルを編集します。 |
ページ定義 |
ページ・フラグメントのページ定義XMLファイルを編集します。 |
|
タスク・フロー・スタイル |
タスクフロー定義 |
タスク・フロー・スタイルを表すXMLファイルを編集します。 |
フラグメント |
ページ・フラグメントのJSFFファイルを編集します。 |
|
ページ定義 |
ページ・フラグメントのページ定義XMLファイルを編集します。 |
|
ページレット |
(適用なし) |
ソース・コードはブラウザで編集できません。 |
タスク・フロー |
タスクフロー定義 |
タスク・フローを表すXMLファイルを編集します。 |
フラグメント |
ページ・フラグメントのJSFFファイルを編集します。 |
|
ページ定義 |
ページ・フラグメントのページ定義XMLファイルを編集します。 |
|
データ・コントロール |
(適用なし) |
ソース・コードはブラウザで編集できません。 |
終了したら、「保存して閉じる」をクリックします。
アセットの作成と編集の他に、「アセット」ページでアセットに対して実行できる操作があります。
この項には次のトピックが含まれます:
各アセットには、そのアセットに関する有用な情報が要約された「プロパティの表示」ダイアログが関連付けられています。アセットの「プロパティの表示」ダイアログに表示されるプロパティは編集できません。これらのプロパティの編集の詳細は、第20.5.5項「アセットのプロパティの設定」を参照してください。
アセットに関する情報を表示するには、次の手順を実行します。
アセットを所有するポータルの「アセット」ページに移動します。
詳細は、第20.2項「ポータル・アセットへのアクセス」を参照してください。
情報を表示するアセットのタイプ(「ページ・テンプレート」など)をクリックします。
情報を表示するアセットを選択します。
ツールバーの「アクション」をクリックし、「プロパティの表示」を選択します。
「プロパティの表示」ダイアログ(図20-3)に、選択したアセットに関する情報が表示されます。
表20-4に、「プロパティの表示」ダイアログでアセットに指定される情報を示します。
表20-4 アセットのプロパティ
プロパティ | 説明 |
---|---|
表示名 |
アセットの表示名。 |
説明 |
アセットの説明。 |
アイコンURI |
アセットに関連付けられているアイコンのURI。 |
カテゴリ |
アセットの所属カテゴリ。 |
アセット・タイプ |
アセットのタイプ。たとえば、 |
内部ID |
アセットに割り当てられる一意の内部ID番号。 |
コンテンツ・ディレクトリ |
アセットの依存オブジェクト(イメージ、JavaScript、スタイルシート、HTMLファイルなど)をポータル・サーバーに格納する場合のパス。 |
JSPXファイル |
アセットのJSPXファイルのパス。 |
ページ定義 |
アセットのページ定義XMLファイルをポータル・サーバーに格納する場合のパス。 ページ定義は、ページ・テンプレート、ページ・スタイル、タスク・フロー・スタイルおよびタスク・フローに使用されます。 |
メタデータ・ファイル |
アセットのメタデータ・ファイル(ある場合)をポータル・サーバーに格納する場合のパス。 |
作成者 |
アセットを作成したユーザーの名前。 |
作成日 |
アセットを作成した日時。 |
変更者 |
アセットを最後に編集したユーザーの名前。 |
更新日 |
アセットを最後に編集した日時。 |
ロック者 |
アセットを直前にロックしたユーザーの名前。 |
ロックされた日付 |
アセットを直前にロックした日時。 |
ホーム・ポータルから除外 |
(共有アセットのみ)アセットをホーム・ポータルで使用できるかどうか。 |
ポータルから除外 |
(共有アセットのみ)アセットを使用できないポータルのリスト。 |
属性 |
アセットに関連付けられる追加の属性。 |
「OK」をクリックします。
WebCenter Portalでは、特定のアセット(ページ・テンプレート、ページ・スタイル、タスク・フロー・スタイルおよびタスク・フローなど)をプレビューできます。このため、アセットを公開してポータル内で使用しなくても、そのアセットの表示状態をすぐに把握できます。つまり、必要に応じてすぐに調整できます。
アセットをプレビューするには、次の手順を実行します。
アセットを所有するポータルの「アセット」ページに移動します。
詳細は、第20.2項「ポータル・アセットへのアクセス」を参照してください。
プレビューするアセットのタイプ(「ページ・テンプレート」など)をクリックします。
プレビューするアセットの名前をクリックします。
注意: すべてのアセットをプレビューできるわけではありません。アセットの名前がハイパーリンクではない場合はプレビューできません。 |
アセットは、ポータルで使用する場合と同様に表示されます。
アセットを表示して操作を行い、アセットの表示と動作が希望どおりかどうかを判断します。
終了したら、「閉じる」をクリックします。
アセットを編集して変更するか、公開してポータルで使用できます。
すべてのアセットは、組込みまたはカスタムのいずれであっても、非表示または使用可能とマークできます。使用可能なすべてのアセットの場合、緑のティック・マークが付いたチェック・ボックスがアセット名の横に表示されます。アセット名の横のチェック・ボックスの選択が解除されている場合、アセットは非表示とマークされています。たとえば、図20-4に3つのスキンを示します。組込みの「フュージョンFX」スキンと「Spaces FX」スキンを使用できます(「使用可能」列のチェック・マークが付いています)。カスタム・スキンの「サンプル・スキン」は非表示です(「使用可能」列のチェック・ボックスは空です)。
アセットを最初に作成またはアップロードすると、デフォルトで非表示としてマークされます。非表示のアセットは、アセット・ピッカーで選択できません。アセットをアセット・ピッカーで使用できるようにするには、そのアセットを公開、つまり使用可能にする必要があります。たとえば、図20-5に、ポータルのデフォルト・スキンとして選択可能なスキンのリストを示します。非表示のスキンの「サンプル・スキン」は、このリストに含まれないことに注意してください。
ただし、新しいアセットを作成するための開始点として非表示のアセットを使用できます。たとえば、図20-6に、新しいスキンの作成時に「コピー元」リストに示される非表示のスキンの「サンプル・スキン」を示します。
この項には次のトピックが含まれます:
新しいアセットは、表示とマークすることにより、ポータルで使用できるようになります。
アセットを使用可能として表示するには、次の手順を実行します。
アセットを所有するポータルの「アセット」ページに移動します。
詳細は、第20.2項「ポータル・アセットへのアクセス」を参照してください。
表示するアセットのタイプ(「ページ・テンプレート」など)をクリックします。
表示するアセットの「使用可能」列のチェック・ボックスを選択します。
ポータルのユーザーがアセットを選択しないように(たとえば、アセットを最初に作成して公開した後、さらに絞込みを行う場合など)、アセットを非表示にできます。
アセットを非表示にするには、次の手順を実行します。
アセットを所有するポータルの「アセット」ページに移動します。
詳細は、第20.2項「ポータル・アセットへのアクセス」を参照してください。
非表示にするアセットのタイプ(「ページ・テンプレート」など)をクリックします。
非表示にするアセットの「使用可能」列のチェック・ボックスの選択を解除します。
組込みアセットを含むほとんどのアセットは、コピーを作成できます。これは、次の操作を実行する場合に役立ちます。
アセットのバックアップを作成する。
オリジナルのアセットを使用したままアセットを更新する。
組込みアセットを、新しいアセットを作成するための開始点として使用する。組込みアセットは編集できませんが、さらに絞込みを行うための開始点として使用するコピーを作成できます。
アセットのコピーを作成すると、オリジナルのアセットのステータスにかかわらず、コピーは非表示とマークされます。
注意: コンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートのコピーは作成できません。 |
アセットをコピーするには、次の手順を実行します。
アセットを所有するポータルの「アセット」ページに移動します。
詳細は、第20.2項「ポータル・アセットへのアクセス」を参照してください。
コピーするアセットのタイプ(「ページ・テンプレート」など)をクリックします。
コピーするアセットを選択します。
ツールバーの「アクション」をクリックし、「コピー」を選択します。
「コピー」ダイアログ(図20-7)の「表示名」フィールドに、コピーの名前を入力します。
「説明」フィールドに、新しいアセットの説明を入力します。
「OK」をクリックします。
各アセットには、その表示プロパティ、可用性および属性を定義する特定のプロパティが関連付けられています。
「プロパティの編集」ダイアログ(図20-8)を使用して、アセットに関連付けられているプロパティを表示および編集します。
「プロパティの編集」ダイアログには次のセクションがあります。
一般: このセクションには、アセットの名前、場所および内部IDなどの詳細が表示されます。これらのプロパティは、すべてのアセット・タイプにわたって共通です。
属性: このセクションには、アセットに関連付けられている属性が示されます。「属性」セクションに表示される属性はアセットごとに変わります。たとえば、ページ・テンプレートにはデフォルトの属性はありませんが、スキンにはskinFamily
、skinId
およびskinExtends
というデフォルトの属性があります。
属性の追加、編集または削除方法の詳細は、第20.5.5.5項「アセットの属性の設定」を参照してください。
注意: 共有アセットの「プロパティの編集」ダイアログには、共有アセットを使用できるポータルを指定するための「アセット使用の除外」セクションもあります。詳細は、第59.6項「共有アセットの可用性の設定」を参照してください。 |
この項には次のトピックが含まれます:
「プロパティの編集」ダイアログには、「アセット」ページの「アクション」メニューからアクセスします。
アセットの「プロパティの編集」にアクセスするには、次の手順を実行します。
アセットを所有するポータルの「アセット」ページに移動します。
詳細は、第20.2項「ポータル・アセットへのアクセス」を参照してください。
編集するアセットのタイプ(「ページ・テンプレート」など)をクリックします。
編集するアセットを選択します。
ツールバーの「アクション」をクリックし、「プロパティの編集」を選択します。
「プロパティの編集」ダイアログ(図20-8)で、必要に応じてプロパティを編集します。詳細は、次を参照してください:
「プロパティの編集」ダイアログには、アセットに関する有用な追加情報を提供する表示専用フィールドもあります。「プロパティの編集」ダイアログのフィールドの一覧については、表20-4を参照してください。
「OK」をクリックします。
アセットが整理された状態を維持するには、基準となる名前付けスキームと説明方法を策定することを検討します。これは必須手順ではありませんが、特定のアセットの用途を識別する際に役立つ場合があります。
アセットの名前または説明を編集するには、次の手順を実行します。
第20.5.5.1項「アセットの「プロパティの編集」ダイアログへのアクセス」の説明に従い、編集するアセットの「プロパティの編集」ダイアログを開きます。
「プロパティの編集」ダイアログ(図20-8)の「表示名」フィールドで、必要に応じてアセットの名前を編集します。
「説明」フィールドに、アセットの説明を入力します。
「OK」をクリックします。
アイコンとアセットを関連付けることができます。WebCenter Portalの現バージョンでは、関連付けられたアイコンは、ページを作成する際にページ・スタイルにのみ表示されます。
アイコンとアセットを関連付けるには、次の手順を実行します。
第20.5.5.1項「アセットの「プロパティの編集」ダイアログへのアクセス」の説明に従い、編集するアセットの「プロパティの編集」ダイアログを開きます。
「プロパティの編集」ダイアログ(図20-8)の「アイコンURI」フィールドに、アイコンの標準URIパスを入力します。
絶対URL (ブラウザのアドレス・フィールドに入力してもこのURLは機能します)、またはポータル・サーバーのどこかに配置されたイメージを指す相対URLのいずれかを指定できます。ポータル・サーバーでイメージを格納するには、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』のファイルのアップロードに関する項の説明に従い、必要なファイルをアップロードする必要があります。イメージのURLを取得するには、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』のフォルダまたはファイルのURLの取得に関する項の説明に従い、「ダウンロードURL」の値をコピーします。
「OK」をクリックします。
アセットは、関連グループに分類できます。たとえば、Salesに関連付けられたすべてのページ・スタイルにsalesカテゴリを備えることができます。
注意: この値は、「プロパティの編集」ダイアログでのみ公開され、使用できます。 |
アセットを分類するには、次の手順を実行します。
第20.5.5.1項「アセットの「プロパティの編集」ダイアログへのアクセス」の説明に従い、編集するアセットの「プロパティの編集」ダイアログを開きます。
「プロパティの編集」ダイアログ(図20-8)の「カテゴリ」フィールドに、カテゴリ名を入力します。
「OK」をクリックします。
アセットの属性によってアセットの動作が決まります。たとえば、editPageAfterCreation
はページ・スタイルのアセットのカスタム属性で、そのスタイルの新規作成ページを編集モードまたは表示モードのどちらで開くかを制御します。値は、true
またはfalse
です。この属性を特定のページ・スタイルに関連付けると、選択したスタイルに基づいてユーザーがページを作成するたびに属性値が考慮され、それに従ってページが動作します。
アセットの属性を設定するには、次の手順を実行します。
第20.5.5.1項「アセットの「プロパティの編集」ダイアログへのアクセス」の説明に従い、編集するアセットの「プロパティの編集」ダイアログを開きます。
「プロパティの編集」ダイアログ(図20-8)の「属性」セクションの「名前」フィールドに、属性の名前を入力します。
「値」フィールドに、属性の値を入力します。
さらに属性を追加する場合は、「さらに追加」をクリックします。この操作により、新しい行が追加されます。
アセットに関連付けられている属性を削除するには、削除する属性の横に表示される「削除」アイコンをクリックします。
「OK」をクリックします。
アセットにアクセスできるのを、すべてのユーザーにするか、または特定のユーザーやグループのみにするかを制御できます。デフォルトでは、アプリケーション・レベルの権限によって、アセットのアクセス権限が制御されます。アセット固有の権限を定義すると、アプリケーション・レベルまたはポータル・レベルで定義された権限は適用されなくなります。
アセットのセキュリティを設定するには、次の手順を実行します。
アセットを所有するポータルの「アセット」ページに移動します。
詳細は、第20.2項「ポータル・アセットへのアクセス」を参照してください。
アクセス権限を設定するアセットのタイプ(「ページ・テンプレート」など)をクリックします。
アクセス権限を設定するアセットを選択します。
ツールバーの「アクション」をクリックし、「セキュリティ設定」を選択します。
「セキュリティ設定」ダイアログで、「カスタム権限の使用」を選択して、選択したアセットにアクセスできるユーザーと、そのユーザーが保持するアクセス権限のレベルを定義します。このオプションを選択すると、ダイアログ内のその他のコントロールが使用可能になります。
ヒント: 「カスタム権限の使用」を選択する場合には、少なくとも1人のユーザーまたは1つのグループに |
アクセス権限を付与するユーザーまたはグループを指定します。
アイデンティティ・ストアで使用可能な個々のユーザーを検索および選択するには、「ユーザーの追加」をクリックします。
アイデンティティ・ストアで使用可能なユーザーのグループを検索および選択するには、「グループの追加」をクリックします。
選択したユーザーやグループごとに、付与するアクセス権限のレベルを指定します。次を選択します。
管理: アセットに対するすべてのアクセス権限を付与します。この権限を付与されたユーザーは、編集、削除、アクセス権限の付与、表示または非表示などのタスクを実行できます。
更新: アセットの編集権限を付与します。この権限を付与されたユーザーはアセットを編集できますが削除できません。
任意のユーザーまたはグループからアクセス権限を取り消す場合は、そのエンティティを選択し、「アクセス権限の削除」をクリックします。
アセットに関して付与されたカスタム権限をすべて取り消すには、「ポータル・セキュリティ設定の使用」を選択します。
「OK」をクリックします。
アセットが不要になった場合、削除が必要になることがあります。組込みアセットは削除できません。
注意: アセットを削除する前に、そのアセットが使用中でないことを確認する必要があります。アセットに削除のマークを付けると、そのアセットが使用中であっても削除されます。 |
アセットを削除するには、次の手順を実行します。
アセットを所有するポータルの「アセット」ページに移動します。
詳細は、第20.2項「ポータル・アセットへのアクセス」を参照してください。
削除するアセットのタイプ(「ページ・テンプレート」など)をクリックします。
削除するアセットを選択します。
ツールバーで、「削除」をクリックします。
「削除」ダイアログで、「OK」をクリックします。
WebCenter Portalで提供されるブラウザベースのインタフェースの機能では対応できないアセットの編集が必要な場合があります。このようなアセットの編集を行うために、WebCenter Portalには、アセットをダウンロードしてそのアセットをJDeveloperなどのIDEにインポートする機能が機能強化の目的で装備されています。編集後、これらのアセットをWebCenter Portalにアップロードしなおすことができます。このプロセスは、ラウンドトリップ開発と呼ばれる場合があります。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発』のWebCenter Portalリソースの使用に関する項を参照してください。
注意: JDeveloperでは、アセットはポータル・リソースと呼ばれます。 |
JDeveloperでポータル・アセットを使用するプロセスは、次のようになります。
WebCenter Portalでアセットを作成します。
ヒント: 新しいアセットは、ポータルで使用する目的でJDeveloperに作成できます。ただし、WebCenter Portalで最初にアセットを作成してからそのアセットをJDeveloperで絞り込む場合、WebCenter Portalで使用するアセットをJDeveloperで最初から作成する際に必要な前提条件について気にする必要はありません。 |
アセットをアーカイブ・ファイルにダウンロードします。
詳細は、第20.6.1項「アセットのダウンロード」を参照してください。
アーカイブ・ファイルをJDeveloperにインポートします。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発』のポータル・リソースのJDeveloperへのインポート方法に関する項を参照してください。
インポートしたアセットをJDeveloperで編集します。
アセットをアーカイブ・ファイルにエクスポートします。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発』のポータル・リソースのJDeveloperからのエクスポート方法に関する項を参照してください。
アーカイブ・ファイルをWebCenter Portalにアップロードします。
詳細は、第20.6.2項「アセットのアップロード」を参照してください。
アセットをダウンロードする場合、その構成はアーカイブ・ファイルに保存されます。アーカイブ・ファイルは、ローカル・ファイル・システムまたはリモート・サーバー・ファイル・システムに保存できます。
アセットをダウンロードするには、次の手順を実行します。
アセットを所有するポータルの「アセット」ページに移動します。
詳細は、第20.2項「ポータル・アセットへのアクセス」を参照してください。
ダウンロードするアセットのタイプ(「ページ・テンプレート」など)をクリックします。
ダウンロードするアセットを選択します。
ツールバーで、「ダウンロード」をクリックします。
「ダウンロード」ダイアログの「アーカイブ・ファイル名」フィールドに、アーカイブ・ファイルの名前を入力します。
次を選択します。
自分のコンピュータに保存: ローカル・ファイル・システムにアーカイブ・ファイルが保存されます。「ダウンロード」ボタンをクリックすると、ファイルを保存するファイル・システムの場所の入力が求められます。
WebCenter Portalサーバーに保存: ポータル・サーバーのファイル・システムにアーカイブ・ファイルが保存されます。「パス」フィールドに、アーカイブ・ファイルを保存するポータル・サーバーの場所を入力します。
「ダウンロード」をクリックします。
アーカイブ・ファイルをローカル・ファイル・システムに保存するように選択した場合、ファイルを保存する場所の指定が求められます。
アセットのダウンロード後、JDeveloperなどの選択したIDEにそのアセットをインポートできます。
ヒント: アセットをJDeveloperにインポートする方法については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発』のポータル・リソースのJDeveloperへのインポート方法に関する項を参照してください。 |
注意: イメージやアイコンなど、アセットが使用または参照するアーティファクトは、アセットがダウンロードされるとき、アセット・アーカイブには含まれていません。依存アーティファクトは手動で管理および移動する必要があります。コンテンツ・サーバーでアセット・アーティファクト専用のフォルダ構造を使用して、必要に応じてコンテンツを簡単に識別したり移動したりできるようにすることをお薦めします。 MDSにアーティファクトを格納するレガシー・アセットを管理している場合は、すべての依存アーティファクトをコンテンツ・サーバーに再配置することをお薦めします。ただし、MDSに格納されたアーティファクトを移動する必要がない場合は、MDS WLSTコマンド |
アセットをWebCenter Portalにアップロードする場合:
既存のアセット、つまり同一の内部IDを持つアセットが上書きされます。
ポータル・アセットは、そのオリジナル・ポータルにのみアップロードしなおされます。ポータル・アセットを、別のポータルにアップロードすることはできません。
アセットは、アーカイブ・ファイル形式でローカル・ファイル・システムまたはリモート・サーバーに格納する必要があります。
ヒント: アセットをJDeveloperからエクスポートする方法については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発』のポータル・リソースのJDeveloperからのエクスポート方法に関する項を参照してください。 |
アセットをアップロードするには、次の手順を実行します。
アセットを所有するポータルの「アセット」ページに移動します。
詳細は、第20.2項「ポータル・アセットへのアクセス」を参照してください。
アップロードするアセットのタイプ(「ページ・テンプレート」など)をクリックします。
ツールバーで、「アップロード」をクリックします。
「アップロード」ダイアログで、次を選択します。
自分のコンピュータで表示: ローカル・ファイル・システムからアーカイブ・ファイルがアップロードされます。「ファイルの選択」をクリックしてファイルを見つけます。
WebCenter Portalサーバーで表示: リモート・サーバーのファイル・システムからアーカイブ・ファイルがアップロードされます。次のフィールドに、ファイルが配置されるサーバーの場所を入力します。
「アップロード」をクリックします。
アセットがすでにポータルに存在する場合は、「はい」をクリックして、アーカイブ・ファイルのコンテンツでアセットを置き換えることを確認します。
正常な結果を示すダイアログで、「OK」をクリックします。
ヒント: システム管理者は、WLSTコマンドの |
注意: イメージやアイコンなど、アセットが使用または参照するアーティファクトは、アセットがアップロードされるとき、アセット・アーカイブには含まれていません。アセットをアップロードする際、依存アーティファクトは手動で管理および移動する必要があります。コンテンツ・サーバーでアセット・アーティファクト専用のフォルダ構造を使用して、必要に応じてコンテンツを簡単に識別したり移動したりできるようにすることをお薦めします。 MDSにアーティファクトを格納するレガシー・アセットを管理している場合は、すべての依存アーティファクトをコンテンツ・サーバーに再配置することをお薦めします。ただし、MDSに格納されたアーティファクトを移動する必要がない場合は、MDS WLSTコマンド |
式言語(EL)式を使用してWebCenter Portal内の任意のアセットにアクセスできます。
たとえば、次のEL式では表示名myPage
で検出した最初のページ・テンプレートが戻されます。
#{srmContext.resourceType['siteTemplate'].displayName['myPage'].singleResult}
問合せパラメータは.
property
['
value
']
の形式で設定する必要があります。ここで、property
は、アセットのプロパティの名前(id
、displayName
またはresourceScope
など)、value
は、検索するプロパティの値になります。
EL式に関してサポートが必要な場合、アプリケーション開発者がEL式を提供できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発』の式言語式に関する付録を参照してください。
WebCenter Portalには、ある基準に基づいて実行時に特定のアセットを動的に適用する方法があります。たとえば、パーソナライズ関連のEL式を使用して、現在のユーザーに基づいてページ・テンプレートを選択および適用することにより、コンテンツを表示したりコンテンツの表示方法を具体化できます。
トップナビゲーションのページ・テンプレートをポータル・モデレータに表示し、サイドナビゲーションのページ・テンプレートをその他のユーザーに表示する例について考えます。次のEL式を使用して、ページ・テンプレートを指定できます。
#{WCSecurityContext.userInScopedRole['Moderator'] ? 'gsr3396194a_3a72_44d6_90b4_57fd6efe4ff1' : 'gsr3396194a_3a72_44d6_90b4_57fd6efe4ff7'}
EL式では、ページ・テンプレートの内部IDが使用されています。
適用するアセットの正確な内部IDを使用するかわりに、次の例に示すようなEL式に問合せを挿入することもできます。
#{WCSecurityContext.userInScopedRole['Moderator'] ? srmContext.resourceScope['space_name'].resourceType['siteTemplate'].displayName['Top'].singleResult.id : srmContext.resourceScope['space_name'].resourceType['siteTemplate'].displayName['Side'].singleResult.id}
実行時にアセットを動的に適用するには、次の手順を実行します。
必要なアセットの内部IDをその「プロパティの表示」ダイアログから書き留めます。
詳細は、第20.5.1項「アセットに関する情報の表示」を参照してください。
WebCenterポータル・ビルダー管理にアクセスして、「一般」ページを開きます。または、第7.1項「ポータル管理へのアクセス」の説明に従い、特定のポータルの管理ページにアクセスして、「設定」ページを開きます。
ヒント: ブラウザで次のURLを入力して、適切な管理ページに直接移動することもできます。
|
目的のアセット・フィールドの横にあるアイコンをクリックし、「式ビルダー」を選択してエディタを開きます。
「式エディタ」ダイアログに、必要なEL式を入力します。
たとえば、Windowsプラットフォームかモバイル機器のいずれのブラウザでページがレンダリングされるかに応じて異なるページ・テンプレートを表示する場合には、次のEL式を使用できます。
#{requestContext.agent.platformName=='windows' ? 'gsr3396194a_3a72_44d6_90b4_57fd6efe4ff7' : 'gsr1472d17b_8f10_4689_89fb_7431f561567f'}
このEL式はif-then-else
文です。EL requestContext.agent.platformName
はプラットフォーム情報を取得します。このページ・テンプレートのIDは「プロパティの表示」ダイアログから書き留めたものです。
EL式に関してサポートが必要な場合、アプリケーション開発者がEL式を提供できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発』の式言語式に関する付録を参照してください。
「OK」をクリックします。