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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築
11gリリース1 (11.1.1.8.3)
E50013-03
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46 ポータルへのディスカッション・フォーラムの追加

この章では、ディスカッション機能の詳細、および参加者のポータルでディスカッションを設定する方法について説明します。ディスカッションは、ポータルの他のメンバーとのテキストベースのディスカッションを作成し、これに参加する方法を提供します。ディスカッションを使用して、フォーラムの作成、質問の投稿および回答の検索を行います。ディスカッション・フォーラムではさらに、ディスカッションを保存して再度アクセスすることもできます。

この章の内容は、次のとおりです。


権限:

この章のタスクを実行するには、ポータルのManage All権限またはManage Configuration権限を持つポータル・モデレータまたはポータル・メンバーである必要があります。

ディスカッションを使用するには、次の権限が必要です。

  • Create, Edit, and Delete DiscussionsまたはCreate and Edit Discussions

  • ディスカッション・タスク・フローをページに追加するには、Basic Services: Edit Page Access, Structure, and Content (単純権限)またはCreate, Edit, and Delete Pages (アドバンスト権限)という権限が必要です。

ポータル・レベルの権限の詳細は、第29.1項「ポータルのロールと権限について」を参照してください。


46.1 ディスカッションの前提条件

ディスカッションが機能するには、システム管理者はWebCenter Portalで次のタスクを実行する必要があります。


関連項目:

Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のお知らせおよびディスカッションに関する問題のトラブルシューティングに関する項を参照してください。


ポータルでディスカッションを使用できるようにするには、ポータル・モデレータか、Manage AllまたはManage Configuration権限を持つユーザーが、次のタスクを実行する必要があります。


注意:

ディスカッション機能、およびディスカッションの使用方法の詳細は、第46.8項「ディスカッションのタスク・フローの使用」を参照してください。


46.2 ディスカッションについて

ディスカッションを使用して、現在のポータル、または複数のポータルに限定されるディスカッション・フォーラムにトピック情報を投稿、返信、および保持することができます。ユーザーがディスカッション・フォーラムに投稿したトピックに対して、他のユーザーは関連する情報を投稿します。この情報はすべて、フォーラム内に保持されます。

ディスカッションを提供するバックエンド・サーバー(Oracle WebCenter Portalのディスカッション・サーバー)では、コンテンツは階層形式で管理されます。この階層の最上部にはカテゴリがあります。その下にはフォーラム、その下にトピックがあります。ポータルでカテゴリが公開されている場合、権限を持つユーザーは指定された範囲内で複数のフォーラムを作成し、これらのフォーラムの下に複数のトピックを作成することができます。カテゴリが公開されていない場合、権限を持つユーザーは指定された範囲内にある1つのフォーラムに複数のトピックを作成できます。

デフォルトでは、新規ポータルに対してディスカッション・フォーラムが1つ割り当てられます。第46.3項「ポータルのディスカッション・フォーラムの設定の変更」で説明されているとおり、ポータル・モデレータは、必要であれば、1つのポータルに複数のフォーラムを割り当てることができます。

ディスカッションの有効範囲はポータルです。つまり、ポータルのコンテキスト内でのみ、フォーラムやトピックを作成できます。アプリケーション権限によっては、ポータルおよびホーム・ポータルの両方でディスカッションを表示し、参加することができます。

ディスカッションへのアクセスは、アプリケーション・セキュリティによる影響を受けます。ユーザーは、指定されたポータル内で、自分のユーザー・ロールに付与された権限に従って、ディスカッションにアクセスできます。

スコープ設定により、ディスカッションを表示し、これに参加できるユーザーがさらに制限されます。たとえば、Financeポータル・フォーラムで発生したディスカッションを表示できるのは、Financeポータルのメンバーのみです。

特定のユーザーのみにディスカッション・フォーラムを公開するには、このようなユーザーだけを、フォーラムを開催するポータルのメンバーとして追加する必要があります(詳細は、第4.4項「ポータルへのユーザー・アクセスの付与」を参照してください)。

ディスカッションをすべてのユーザーに公開するには、パブリック・アクセスが可能なポータルを作成する必要があります(詳細は、第4.5項「ポータルへのパブリック・アクセスの付与」を参照してください)。

大半のディスカッションのタスク・フローには、コンテンツを表示するフォーラムを指定するための構成の設定が用意されています。これは特に、指定されたポータルの範囲外に存在するホーム・ポータルで使用されます(詳細は、第46.7項「ディスカッションのタスク・フロー・プロパティの設定」を参照してください)。


注意:

ポータルにあるディスカッション・タスク・フローのインスタンスはすべて、同じバックエンド・サーバーに対して実行されるため、複数のディスカッション・タスク・フロー・インスタンスを追加しても役に立ちません。これは、プレゼンス、お知らせ、メールなど、バックエンド・サーバーへの接続を必要とするタスク・フローすべてにあてはまります。


ディスカッションの表示や参加に使用できる様々なタスク・フローがあります。

ディスカッションは、リンクやメールなどの他の機能と密接に統合されています。たとえば、ポータル配信リストに送信されたメールを、そのポータルのデフォルト・ディスカッション・フォーラムに追加投稿することができます。ポータル・モデレータは、ディスカッションのポータル設定で「着信メールの監視」を選択する必要があります(第46.4項「ディスカッション・フォーラムでのポータル・メールの公開」を参照)。ディスカッション・トピックはどれでも、必要に応じて、トピックから、ドキュメントやお知らせなどの別のポータル・アセットにリンクできます。

46.3 ポータルのディスカッション・フォーラムの設定の変更

システム管理者は、WebCenter Portalの管理ページで、アプリケーション全体のディスカッション・フォーラム・オプションを設定する必要があります(『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理』のWebCenter Portalのディスカッション・フォーラム・オプションの構成に関する項を参照)。デフォルトでは、ディスカッションが有効化された後、WebCenter Portalによって新しいポータルに1つのディスカッション・フォーラムが作成されます。詳細は、第39.2項「ポータルで使用可能なツールとサービスの有効化および無効化」を参照してください。ディスカッションが有効化された後、必要に応じてデフォルト設定を変更して、ポータルに別のフォーラムを割り当てることができます(この項で説明)。

WebCenter Portalでは、ディスカッション・サーバーのアプリケーション・ルート・カテゴリにすべてのディスカッション・フォーラムとカテゴリが格納されます。システム管理者は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のディスカッションおよびお知らせを保存するディスカッション・サーバー上の場所の指定で説明しているように、ルート・カテゴリを変更できます。必要に応じて、特定のポータルのディスカッション・フォーラムのデフォルトの格納場所を変更できます。

ディスカッションの構成および管理の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理の「お知らせおよびディスカッションの管理」の章を参照してください。

ポータルのディスカッション・フォーラムの設定を変更するには:

  1. 「ツールとサービス」ページ(第7.8.1項「ポータルのツールとサービスの管理へのアクセス」を参照)で、「ディスカッション」を選択します(図46-13)。

    図46-13 ポータルのディスカッション・フォーラムの設定

    図46-13の説明が続きます
    「図46-13 ポータルのディスカッション・フォーラムの設定」の説明

  2. (オプション)ディスカッション・フォーラムを構成および管理するためのWebベースのツールであるJive Forums管理コンソールを起動するには、「フォーラムの管理」をクリックします(図46-13)。

  3. ポータルに複数のディスカッション・フォーラムを割り当てるには、「ポータルの複数フォーラムのサポート」を選択します。


    注意:

    ディスカッション・ポータル・テンプレートのホーム・ページの「監視トピック」および「最近のトピック」タスク・フローは、単一フォーラムのデータを表示するように設定されており、これがデフォルトの構成になります。ポータルで複数のフォーラムを使用するように指定している場合は、「監視トピック」および「最近のトピック」タスク・フローを編集して、「フォーラムID」フィールドからタスク・フロー・パラメータを削除する必要があります。第46.7.2項「ディスカッションのタスク・フローのパラメータ」Forum IDを参照してください。


  4. 「保存」をクリックします。

    ページがリフレッシュされ、複数のフォーラムが格納されているカテゴリが表示されます(図46-14)。

    図46-14 ポータルのディスカッション・フォーラムの設定: 複数フォーラム

    ポータルのディスカッション・フォーラムの設定: 複数フォーラム
  5. 「カテゴリ名」および「フォーラム名」で指定したものとは異なるカテゴリやディスカッション・フォーラムにポータルのディスカッションを格納するには、「ポータルのカテゴリの選択」アイコン(図46-14)をクリックして、格納場所を変更します。

  6. 「保存」をクリックします。

46.4 ディスカッション・フォーラムでのポータル・メールの公開

ポータルのメール配信リストでの通信は、ディスカッション・フォーラムの投稿として公開されます。メール・メッセージが新規の場合、それに関する新規トピックが作成されます。メール・メッセージが既存のメール・メッセージへの返信の場合、それに関するトピックへの返信が作成されます。


注意:

WebCenter Portalでは、Microsoft ExchangeサーバーまたはIMAP4およびSMTPをサポートする任意のメール・サーバーをサポートしています。WebCenter PortalのユーザーがWebCenter Portalでメールにアクセスして、読取り、返信、転送などの基本操作を実行できるようにするには、WebCenter Portalに適切なメール・サーバーを最初に登録する必要があります。デフォルトでは、メール・サービスは構成されていません。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理の「メールの管理」の章を参照してください。


ディスカッション・フォーラムでポータル・メールを公開するには:

  1. 「ツールとサービス」ページ(第7.8.1項「ポータルのツールとサービスの管理へのアクセス」を参照)で、「ディスカッション」を選択します。

  2. 選択したディスカッション・フォーラムでポータル・メールを公開するには、「着信電子メールの監視」(図46-15)を選択します。

    この機能を無効にして、ポータルのメールが公開されないようにするには、このチェック・ボックスを選択解除します。

    図46-15 ポータルのディスカッション・フォーラムの設定: メール

    ポータルのディスカッション・フォーラムの設定: メール
  3. 必要に応じて、ポータルの「メール・アカウント」を更新します。

    これは、すべてのポータル・メンバーへのメールの送信に使用されるデフォルトの配信リストです。詳細は、第48.2項「ポータルのメール配信リストの構成」を参照してください。


    注意:

    別のポータルの配信リストとして定義されているメール配信リストを指定した場合、その配信リストに送信されたメールは、デフォルトで、そのポータルの「メール設定」で指定されているディスカッション・フォーラム内にアーカイブされます。ポータルの配信リストに送信されたメールは、先着順に、1つのフォーラムに一度だけアーカイブできます。


  4. 「IMAPホスト」フィールドに、IMAP (Internet Message Access Protocol)サービスが実行されているコンピュータ名を入力し、「IMAPポート」フィールドには、IMAPサービスがリスニングするポートを入力します。

  5. IMAP経由で受信するメールに対してセキュアな接続(SSL)が必要な場合は、「SSLの使用」を選択します。

  6. これらの設定を変更するために十分な権限(Manage権限)を持つポータル・メンバーの「ユーザー名」「パスワード」を入力します。

  7. 「フォーラム名」で指定したのとは別のディスカッション・フォーラムでポータル・メールを公開するには、「フォーラム名」または「フォーラムID」の値を編集します。

    「ポータル・メールのフォーラムの選択」をクリックして、ポータル内で使用可能なフォーラムのリストを表示します(図46-16)。

    図46-16 ポータル・メールのフォーラムの選択

    図46-16の説明が続きます
    「図46-16 ポータル・メールのフォーラムの選択」の説明

  8. リストでフォーラムを選択し、「選択」をクリックします。

    あるいは、フォーラムを最初から作成します。「フォーラムの作成」をクリックして、適切な名前と説明を入力します。複数のフォーラムを設定するように選択していない場合、このオプションは表示されません。


    注意:

    メールのアーカイブ用にフォーラムが指定されていなかったり、指定したフォーラムが削除されている場合、配信リストに送信されたメールはどこにもアーカイブされません。


  9. 「保存」をクリックします。

46.5 ポータルへの「ディスカッション」ページの追加

ポータルの「ディスカッション」ページへのナビゲーションを提供するには、第13.2項「ポータル・ナビゲーションへの既存ページの追加」の説明に従って、ポータル・ナビゲーションにページ・リンクを追加できます。


注意:

以前のリリースとは異なり、ツールが有効化された場合やポータルが作成された場合に、「ディスカッション」ページ(またはコンソール)は自動的に公開されません。ただし、ポータル・テンプレートで「ディスカッション」ページが公開される場合は、ポータルでもこのページが自動的に公開されます。


46.6 ページへのディスカッション・タスク・フローの追加

タスク・フローは、ディスカッションで使用できる機能をすべて公開します。ディスカッション・フォーラムは最も機能豊富なタスク・フローで、ディスカッション・フォーラムの作成や管理、ディスカッション・トピックや返信の投稿や管理のためのコントロールを提供します。もう1種類のタスク・フローはディスカッション・フォーラム・コンテンツへの便利なウィンドウです。特定のポータルや、すべてのポータルで使用できるディスカッション・フォーラムやトピックについて様々なビューを提供します。

ページにディスカッション・タスク・フローを追加する手順は、第14.2項「ページへのコンポーネントの追加」を参照してください。


ヒント:

デフォルトで、一部のディスカッション・タスク・フローはデフォルトのリソース・カタログに含まれまています(「ディスカッション」ページにデフォルトで含まれるディスカッション・フォーラム・コンソールを除く)。このコンポーネントの有無や場所は、リソース・カタログの構成方法によって異なります。たとえば、デフォルトのリソース・カタログでは、「ソーシャルとコミュニケーション」フォルダを開き、ディスカッション・タスク・フロー(「フォーラム」、「監視フォーラム」または「監視トピック」など)のいずれかの横にある「開く」をクリックすると、ディスカッション・タスク・フローが含まれるリストが公開されます。追加するタスク・フローの横の「追加」をクリックします。

「人気のトピック」や「最近のトピック」など一部のディスカッション・タスク・フローは、デフォルトのリソース・カタログには含まれていないことに注意してください。これらのタスク・フローは、第23.5.1項「リソース・カタログへのリソースの追加」で説明されているように、ページで使用されているカスタム・リソース・カタログに追加できます。

様々なディスカッション・タスク・フローの詳細は、第46.2項「ディスカッションについて」を参照してください。


選択したディスカッションのタスク・フローはページに表示されます。図46-17に「人気のトピック」タスク・フローを示します。

図46-17 「人気のトピック」タスク・フロー

図46-17の説明が続きます
「図46-17 「人気のトピック」タスク・フロー」の説明

編集権限を持つユーザーは、コンポーザのタスク・フローの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログにアクセスできます。ディスカッション・タスク・フローを構成して、特定のポータル、またはすべてのポータルのディスカッションを表示する方法の詳細は、第46.7項「ディスカッションのタスク・フロー・プロパティの設定」を参照してください。

46.7 ディスカッションのタスク・フロー・プロパティの設定

ディスカッション・タスク・フローには、関連付けられているプロパティがあります。このプロパティには、十分な権限を持つユーザーがコンポーザの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログからアクセスできます(図46-18)。


ヒント:

「コンポーネント・プロパティ」ダイアログへのアクセスの詳細は、第14.3項「コンポーネントの変更」を参照してください。


図46-18 ディスカッション・フォーラム・タスク・フローの「コンポーネント・プロパティ」

図46-18の説明が続きます
「図46-18 ディスカッション・フォーラム・タスク・フローの「コンポーネント・プロパティ」」の説明

次の項では、ディスカッション・タスク・フローのプロパティについての情報を提供し、「パラメータ」タブのプロパティについて説明します。

46.7.1 ディスカッションのタスク・フローのプロパティについて

デフォルトのタスク・フロー・コンテンツは、「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの「パラメータ」タブ上のプロパティによって制御されます。このタブのパラメータの詳細は、第46.7.2項「ディスカッションのタスク・フローのパラメータ」を参照してください。一部のタスク・フローでは、このタブのパラメータにより、ページ・パラメータやページ定義変数へのタスク・フローの結付けが容易になります。詳細は、第19章「ページ、タスク・フロー、ポートレットおよびADFコンポーネントの結付け」を参照してください。

「表示オプション」タブ、「スタイル」タブおよび「コンテンツ・スタイル」タブのプロパティを変更すると、すべてのユーザーのタスク・フローの外観と動作に影響します。これらのプロパティは、すべてのタスク・フローに共通しています。詳細は、第14.3項「コンポーネントの変更」を参照してください。

「イベント」タブの内容は、タスク・フローでサポートされているイベントによって異なります。詳細は、第14.3.7項「コンポーネントのコンテキスト・イベントの使用」を参照してください。

「子コンポーネント」タブには、現在のコンポーネントに含まれているすべてのコンポーネントが表示されます。このタブには、子コンポーネントを並べ替えたり、表示/非表示を切り替えるためのコントロールが用意されています。すべてのコンポーネントに子があるわけではありません。そのため、このタブは省略されている場合があります。詳細は、第14.3.5項「子コンポーネントの使用」を参照してください。

「パラメータ」タブと「表示オプション」タブのすべてのプロパティから式言語(EL)エディタにアクセスできます。ELエディタを使用すると、定数値のかわりに変数値を選択または指定できます。エディタを開くには、プロパティ・フィールドの横にある「編集」アイコンをクリックします。


注意:

「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの汎用の「表示オプション」タブでELを入力すると、入力内容が自動的に検証されます。EL構文が無効な場合、エラーが表示され、値は適用も保存もされません。汎用の表示オプションとは、表14-1「表示オプション・プロパティ」に掲載されているオプションです。

汎用以外の表示オプションには、ELの検証は行われません。


EL式に関してサポートが必要な場合、アプリケーション開発者がEL式を提供できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発』の式言語式に関する付録を参照してください。

46.7.2 ディスカッションのタスク・フローのパラメータ

表46-1にディスカッションのタスク・フローに固有のパラメータを示します。

表46-1 ディスカッションのタスク・フローのパラメータ

パラメータ 説明 タスク・フロー

Category ID

ディスカッション・サーバーでは、指定されたフォーラムのセットの管理に使用されているカテゴリID

「フォーラム」タスク・フローでは、このパラメータを使用して、表示するフォーラムを指定します。その他すべての「ディスカッション」タスク・フローで、このパラメータを使用して、デフォルトで表示するトピックの親IDを指定します。

省略した場合、デフォルトではそのときのポータルに関連付けられているカテゴリIDが使用されます。ホーム・ポータルでは、ルート・カテゴリIDが使用されます。

指定されたポータルのカテゴリIDを返すには、次のEL式を使用します。

#{sessionContext['oracle.webcenter.collab.forum'].groupInfo['PortalName'].categoryId}

変数PortalNameで使用する内部名(ポータルの表示名ではない)を入力します。ポータルの内部名は、ポータルの管理設定のポータルURLで指定されている名前です。ポータルの表示名は、「表示名」で指定されている名前です。この名前は、ポータルの上部にあるポータル・バナーに表示されます。EL式に関してサポートが必要な場合、アプリケーション開発者がEL式を提供できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発』の式言語式に関する付録を参照してください。

  • ディスカッション・フォーラム

  • フォーラム - クイック・ビュー

  • 人気のトピック

  • 最近のトピック

  • 監視フォーラム

  • 監視トピック

Forum ID

ディスカッション・サーバーで、トピックの管理に使用されるID

タスク・フローに表示するデフォルト・フォーラムの特定にはこのパラメータを使用します。

指定されたポータルのフォーラムIDを返すには、次のEL式を使用します。

#{sessionContext['oracle.webcenter.collab.forum'].groupInfo['PortalName'].forumId}

変数PortalNameで使用するポータルの内部名(ポータルの表示名ではない)を入力します。ポータルの内部名は、ポータルの管理設定のポータルURLで指定されている名前です。ポータルの表示名は、「表示名」で指定されている名前です。この名前は、ポータルの上部にあるポータル・バナーに表示されます。

ポータルで複数のフォーラムを使用するように選択している場合は、ディスカッション・ポータル・テンプレートのホーム・ページ上にある、デフォルトの「監視トピック」および「最近のトピック」タスク・フローの「フォーラムID」フィールドに指定されているパラメータを削除します。これは、ディスカッション・ポータル・テンプレートのホーム・ページ上にあるこれら2つのデフォルトのタスク・フローが、デフォルト構成で単一フォーラムのデータを表示するように設定されているためです。このインスタンスでは、「フォーラムID」は${sessionContext['oracle.webcenter.collab.forum'].groupInfo[portalContext.currentPortalName].forumId}に設定されます。この値を削除してページを保存します。

  • ディスカッション・フォーラム

  • 人気のトピック

  • 最近のトピック

  • 監視トピック

Hide Toolbar

タスク・フローのパーソナライズ機能を表示または非表示にする手段(『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』の追加ディスカッション・フォーラム情報の表示および非表示に関する項を参照)。

  • 選択されている場合、タスク・フローのパーソナライズ機能は非表示になります。

  • 選択が解除されている場合、タスク・フローのパーソナライズ機能は表示されます。これがデフォルト値です。

  • 人気のトピック

  • 最近のトピック

  • 監視フォーラム

  • 監視トピック

Show Recursive Forums

フォーラムのカテゴリのみを表示するか、サブ項目まで表示するかを決定します。

  • 選択されている場合、指定されたカテゴリ/サブ項目の下にあるフォーラムがすべて表示されます。これはパフォーマンスに影響を与えます。

  • 選択が解除されている場合、カテゴリの真下にある子フォーラムの実が表示されます。これがデフォルト値です。

フォーラム

Show Categories

「カテゴリID」の下にグループ化されたフォーラム、または「フォーラムID」で指定されたトピックを表示する方法。

  • 選択されている場合、タスク・フローには、Category IDを基準に分類されたフォーラムが表示されます。

  • 選択が解除されている場合、タスク・フローには、指定されたForum IDに関連するトピックが表示されます。これがデフォルト値です。

このパラメータの値は、他のパラメータと組み合せて使用します。

フォーラム

Do Not Allow Selecting Number of Topics Fetched

選択されている場合、ユーザーは表示可能なトピック数の変更を許可されていません。

ディスカッション・フォーラム

Number of Topics Fetched

表示可能なトピック数を設定します。

  • ディスカッション・フォーラム

  • フォーラム - クイック・ビュー

Number of Recent Topics Fetched

表示可能な最近のトピック数を設定します。

最近のトピック

Number of Watched Forums Fetched

表示可能な監視フォーラム数を設定します。

監視フォーラム

Number of Watched Topics Fetched

表示可能な監視トピック数を設定します。

監視トピック

Do Not Show More Link

選択されている場合、「追加」リンク(さらにトピックまたはフォーラムを表示する)は表示されません。

  • フォーラム - クイック・ビュー

  • 最近のトピック

  • 監視フォーラム

  • 監視トピック


46.8 ディスカッションのタスク・フローの使用

ディスカッション・フォーラムは機能豊富なタスク・フローで、ディスカッション・フォーラムの作成と管理(ポータル・モデレータのみ使用可能)およびディスカッション・トピックや返信の投稿と管理のためのコントロールを提供します。「監視トピック」や「監視フォーラム」などの他のタスク・フローは、ディスカッション・フォーラム・コンテンツの便利なビューです。特定のポータルや、すべてのポータルで使用できるディスカッション・フォーラムやトピックについて様々なビューを提供します。


注意:

タスクの多くはポータル参加者が実行できます。フォーラムのトピックおよび返信の作成および管理、フォーラムおよびトピックの監視、フォーラム情報の表示および非表示、ディスカッション・トピックからのメールの送信などのタスクの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』の「ディスカッションの使用」の章を参照してください。

ポータル・モデレータのみが、この項で説明しているディスカッション・フォーラムを作成、編集および削除できます。


この項の内容は、次のとおりです。

46.8.1 ディスカッション・フォーラムの作成

ディスカッション・フォーラムは「ディスカッション」ページ(またはコンソール)上に、あるいは「ディスカッション・フォーラム」タスク・フローを使って作成します。


注意:

デフォルトでは、新規ポータルに対してディスカッション・フォーラムが1つ割り当てられます。第46.3項「ポータルのディスカッション・フォーラムの設定の変更」で説明されているとおり、ポータル・モデレータは、必要であれば、1つのポータルに複数のフォーラムを割り当てることができます。


ディスカッション・フォーラムを作成するには、次の手順を実行します。


注意:

フォーラムを作成するには、ポータル・モデレータであるか、Create, Edit, and Delete Discussions権限を所有している必要があります。


  1. 「ディスカッション」ページ(コンソール)またはディスカッション・フォーラム・タスク・フローに移動します。

    複数のフォーラムが有効化されている場合、フォーラムのリストをポイントするフォーラム・リンクが表示されます(図46-19)。

    図46-19 複数のフォーラムが有効化されている「ディスカッション」ページ

    図46-19の説明が続きます
    「図46-19 複数のフォーラムが有効化されている「ディスカッション」ページ」の説明

  2. 「フォーラム」リンク、「フォーラムの作成」の順にクリックします(図46-20)。

    図46-20 フォーラムの作成

    図46-20の説明が続きます
    「図46-20 フォーラムの作成」の説明

    「フォーラムの作成」ダイアログ・ボックスが開きます(図46-21)。

    図46-21 「フォーラムの作成」ダイアログ

    図46-21の説明が続きます
    「図46-21 「フォーラムの作成」ダイアログ」の説明

  3. 「フォーラム名」フィールドに、ディスカッション・フォーラムの名前を入力します。

    最大で200文字入力できます。

  4. 必要に応じて、「フォーラムの説明」テキスト・ボックスにディスカッション・フォーラムの説明を入力します。

    最大で4000文字入力できます。

  5. 「作成」をクリックします。

    新しいフォーラムが、フォーラムのリストに表示されます(図46-22)。フォーラム名をクリックすると、フォーラムの内容が表示されます。

    図46-22 新規ディスカッション・フォーラム(Requested Enhancements)

    図46-22の説明が続きます
    「図46-22 新規ディスカッション・フォーラム(Requested Enhancements)」の説明

46.8.2 フォーラム名と説明の編集

ディスカッション・フォーラムの名前またはその説明を変更するには:


注意:

フォーラム名および説明を編集するには、ポータル・モデレータであるか、Create, Edit, and Delete Discussions権限を所有している必要があります。


  1. 「ディスカッション」ページ(またはコンソール)あるいは「ディスカッション・フォーラム」タスク・フローに移動し、編集の対象となるフォーラムをクリックします。

    フォーラム・ページが開きます(図46-23)。

    図46-23 「フォーラムの編集」リンクがあるフォーラム・ページ

    図46-23の説明が続きます
    「図46-23 「フォーラムの編集」リンクがあるフォーラム・ページ」の説明

  2. 「フォーラムの編集」をクリックします。

    「フォーラムの編集」ダイアログが開きます(図46-24)。

    図46-24 「フォーラムの編集」ダイアログ

    図46-24の説明が続きます
    「図46-24 「フォーラムの編集」ダイアログ」の説明

  3. 必要に応じて、「フォーラム名」フィールドに、変更後のディスカッション・フォーラム名を入力します。

    最大で200文字入力できます。

  4. 必要に応じて、「フォーラムの説明」テキスト・ボックスでディスカッション・フォーラムのデフォルトの説明を変更します。

    最大で4000文字入力できます。

  5. 「保存」をクリックします。

46.8.3 ディスカッション・フォーラムの削除

ディスカッション・フォーラムを削除するには:


注意:

ディスカッション・フォーラムを削除するには、ポータル・モデレータであるか、Create, Edit, and Delete Discussions権限を所有している必要があります。


  1. 「ディスカッション」ページ(コンソール)または「ディスカッション・フォーラム」タスク・フローに移動し、削除の対象となるフォーラムをクリックします。

    フォーラム・ページが開きます(図46-25)。

    図46-25 「フォーラムの削除」リンクがあるフォーラム・ページ

    図46-25の説明が続きます
    「図46-25 「フォーラムの削除」リンクがあるフォーラム・ページ」の説明

  2. 「フォーラムの削除」をクリックします。

  3. 表示される「フォーラムの削除」ダイアログで(図46-26)、「削除」をクリックして操作を確定します。

    図46-26 「フォーラムの削除」ダイアログ

    図46-26の説明が続きます
    「図46-26 「フォーラムの削除」ダイアログ」の説明

    フォーラムおよびフォーラムに関連するすべてのトピックが削除されます。