この章では、ディスカッション機能の詳細、および参加者のポータルでディスカッションを設定する方法について説明します。ディスカッションは、ポータルの他のメンバーとのテキストベースのディスカッションを作成し、これに参加する方法を提供します。ディスカッションを使用して、フォーラムの作成、質問の投稿および回答の検索を行います。ディスカッション・フォーラムではさらに、ディスカッションを保存して再度アクセスすることもできます。
この章の内容は、次のとおりです。
権限: この章のタスクを実行するには、ポータルの ディスカッションを使用するには、次の権限が必要です。
ポータル・レベルの権限の詳細は、第29.1項「ポータルのロールと権限について」を参照してください。 |
ディスカッションが機能するには、システム管理者はWebCenter Portalで次のタスクを実行する必要があります。
ディスカッション・サーバーをインストールおよび構成し、2つのアプリケーション間の接続がアクティブであることを確認します。ディスカッションおよびお知らせには、Oracle WebCenter Portalのディスカッション・サーバーへの単一の接続が必要です。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理の「お知らせおよびディスカッションの管理」の章を参照してください。
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のWebCenter Portalのディスカッション・フォーラム・オプションの構成に関する項の説明に従って、WebCenter Portalのディスカッション・フォーラム・オプションを構成します。
関連項目: Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のお知らせおよびディスカッションに関する問題のトラブルシューティングに関する項を参照してください。 |
ポータルでディスカッションを使用できるようにするには、ポータル・モデレータか、Manage All
またはManage Configuration
権限を持つユーザーが、次のタスクを実行する必要があります。
ディスカッション・ツールがまだ有効になっていない場合は、第39.2項「ポータルで使用可能なツールとサービスの有効化および無効化」の説明に従って有効にします。
(オプション)第46.3項「ポータルのディスカッション・フォーラムの設定の変更」の説明に従って、ディスカッション・フォーラムの設定を変更します。
(オプション)第46.4項「ディスカッション・フォーラムでのポータル・メールの公開」の説明に従って、ポータルのディスカッション・フォーラムでメールを公開するようにポータル・メール設定を構成します。
次のいずれかの方法で、ユーザーにディスカッションへのアクセスを提供します。
「ディスカッション」ページへのプリティURLをユーザーに提供します(第A.7項「指定されたポータルのページに対するプリティURL」を参照)。
ポータル・ナビゲーションに「ディスカッション」ページへのページ・リンクを追加します(第46.5項「ポータルへの「ディスカッション」ページの追加」を参照)。
ポータルのページにディスカッションのタスク・フローを追加します(第46.6項「ページへのディスカッション・タスク・フローの追加」を参照)。
ディスカッションを使用して、現在のポータル、または複数のポータルに限定されるディスカッション・フォーラムにトピック情報を投稿、返信、および保持することができます。ユーザーがディスカッション・フォーラムに投稿したトピックに対して、他のユーザーは関連する情報を投稿します。この情報はすべて、フォーラム内に保持されます。
ディスカッションを提供するバックエンド・サーバー(Oracle WebCenter Portalのディスカッション・サーバー)では、コンテンツは階層形式で管理されます。この階層の最上部にはカテゴリがあります。その下にはフォーラム、その下にトピックがあります。ポータルでカテゴリが公開されている場合、権限を持つユーザーは指定された範囲内で複数のフォーラムを作成し、これらのフォーラムの下に複数のトピックを作成することができます。カテゴリが公開されていない場合、権限を持つユーザーは指定された範囲内にある1つのフォーラムに複数のトピックを作成できます。
デフォルトでは、新規ポータルに対してディスカッション・フォーラムが1つ割り当てられます。第46.3項「ポータルのディスカッション・フォーラムの設定の変更」で説明されているとおり、ポータル・モデレータは、必要であれば、1つのポータルに複数のフォーラムを割り当てることができます。
ディスカッションの有効範囲はポータルです。つまり、ポータルのコンテキスト内でのみ、フォーラムやトピックを作成できます。アプリケーション権限によっては、ポータルおよびホーム・ポータルの両方でディスカッションを表示し、参加することができます。
ディスカッションへのアクセスは、アプリケーション・セキュリティによる影響を受けます。ユーザーは、指定されたポータル内で、自分のユーザー・ロールに付与された権限に従って、ディスカッションにアクセスできます。
スコープ設定により、ディスカッションを表示し、これに参加できるユーザーがさらに制限されます。たとえば、Financeポータル・フォーラムで発生したディスカッションを表示できるのは、Financeポータルのメンバーのみです。
特定のユーザーのみにディスカッション・フォーラムを公開するには、このようなユーザーだけを、フォーラムを開催するポータルのメンバーとして追加する必要があります(詳細は、第4.4項「ポータルへのユーザー・アクセスの付与」を参照してください)。
ディスカッションをすべてのユーザーに公開するには、パブリック・アクセスが可能なポータルを作成する必要があります(詳細は、第4.5項「ポータルへのパブリック・アクセスの付与」を参照してください)。
大半のディスカッションのタスク・フローには、コンテンツを表示するフォーラムを指定するための構成の設定が用意されています。これは特に、指定されたポータルの範囲外に存在するホーム・ポータルで使用されます(詳細は、第46.7項「ディスカッションのタスク・フロー・プロパティの設定」を参照してください)。
注意: ポータルにあるディスカッション・タスク・フローのインスタンスはすべて、同じバックエンド・サーバーに対して実行されるため、複数のディスカッション・タスク・フロー・インスタンスを追加しても役に立ちません。これは、プレゼンス、お知らせ、メールなど、バックエンド・サーバーへの接続を必要とするタスク・フローすべてにあてはまります。 |
ディスカッションの表示や参加に使用できる様々なタスク・フローがあります。
ディスカッション・フォーラムに用意されているコントロールを使用して、ディスカッション・フォーラムの作成、ディスカッション・フォーラム・トピックの作成、返信および管理、監視フォーラムと監視トピックの選択をすることができます(図46-1)。
ポータル・モデレータのみが、第46.8.1項「ディスカッション・フォーラムの作成」の説明に従って、ディスカッション・フォーラムを作成、編集および削除できます。
フォーラムのトピックおよび返信の作成および管理、フォーラムおよびトピックの監視、フォーラム情報の表示および非表示、ディスカッション・トピックからのメールの送信の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』の「ディスカッションの使用」の章を参照してください。
ディスカッション・フォーラム・タスク・フローは、デフォルトで、ポータルの「ディスカッション」ページに表示されます。このタスク・フローはホーム・ポータルには追加できません。
「フォーラム」タスク・フローは、特定のポータルのディスカッションにある「最近のトピック」、「人気のトピック」、「監視トピック」、「監視フォーラム」ビューにアクセスする手段を提供します(図46-2)。
「フォーラム」タスク・フローは、フォーラムやトピック・タイトルに追加表示されるデータを選択するためのコントロールも提供します。タスク・フロー・ツールバーの「パーソナライズ」アイコン(鉛筆)をクリックすると、「表示設定」ダイアログが開きます(図46-3)。
たとえば、メニューで「最近のトピック」を選択したとき、「表示設定」ダイアログには「作成者」、「日付」、「返信」オプションが表示されます(図46-3)。タスク・フローに監視フォーラムが表示されているとき、「表示設定」ダイアログには「日付」および「トピック」オプションが表示されます。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』の「フォーラム」ビューでの情報の表示または非表示に関する項を参照してください。
使用可能な表示設定は、「フォーラム」タスク・フローの「表示オプション」メニューでそのときに選択されているオプションによって変わります(図46-4)。
「フォーラム」タスク・フローは、ページがホーム・ポータルを範囲とするか、ポータルを範囲とするかにかかわらず、どのようなページにでも配置できます。
「人気のトピック」(図46-5)には、指定されたポータルにあるすべてのディスカッション・フォーラムのうち、最も頻繁に閲覧されているディスカッション・トピックが表示されます。
「人気のトピック」タスク・フローは、トピック・タイトルに追加表示されるデータを決定するためのコントロールも提供します。タスク・フロー・ヘッダーの「パーソナライズ」(鉛筆)アイコンをクリックすると、表示する追加情報のタイプを選択するためのコントロールが入ったパネルが開きます(図46-6)。
「人気のトピック」タスク・フローは、ページがホーム・ポータルを範囲とするか、ポータルを範囲とするかにかかわらず、どのようなページにでも配置できます。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』の「人気のトピック」での情報の表示または非表示に関する項を参照してください。
「最近のトピック」(図46-7)には、指定されたポータルにあるすべてのディスカッション・フォーラムのうち、最近アクセスされたディスカッション・トピックが表示されます。
ユーザーは、自分がメンバーになっているポータル・ディスカッション・トピックにのみアクセスできます。
「最近のトピック」タスク・フローは、トピック・タイトルに追加表示されるデータを決定するためのコントロールも提供します。タスク・フロー・ヘッダーの「パーソナライズ」(鉛筆)アイコンをクリックすると、表示する追加情報のタイプを選択するためのコントロールが入ったパネルが開きます(図46-8)。
「最近のトピック」タスク・フローは、ページがホーム・ポータルを範囲とするか、ポータルを範囲とするかにかかわらず、どのようなページにでも配置できます。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』の「最近のトピック」での情報の表示または非表示に関する項を参照してください。
「監視フォーラム」(図46-9)は、特定のポータルまたはすべてのポータルで監視するように選択したすべてのディスカッション・フォーラムを表示する手段を提供します。
「監視フォーラム」タスク・フローは、トピック・タイトルとともに表示されるデータを決定するためのコントロールも提供します。タスク・フロー・ヘッダーの「パーソナライズ」(鉛筆)アイコンをクリックすると、表示する追加情報のタイプを指定するためのコントロールが入ったパネルが開きます(図46-10)。
「監視フォーラム」タスク・フローは、ページがホーム・ポータルを範囲とするか、ポータルを範囲とするかにかかわらず、どのようなページにでも配置できます。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』の「監視フォーラム」での情報の表示または非表示に関する項を参照してください。
「監視トピック」(図46-11)は、特定のポータルまたはすべてのポータルで監視するように選択したすべてのトピックを一括表示するビューを提供します。
「監視トピック」タスク・フローは、トピック・タイトルとともに表示されるデータを決定するためのコントロールも提供します。タスク・フロー・ヘッダーの「パーソナライズ」(鉛筆)アイコンをクリックすると、表示する追加情報のタイプを指定するためのコントロールが入ったパネルが開きます(図46-12)。
「監視トピック」タスク・フローは、ページがホーム・ポータルを範囲とするか、ポータルを範囲とするかにかかわらず、どのようなページにでも配置できます。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』の「監視トピック」での情報の表示または非表示に関する項を参照してください。
ディスカッションは、リンクやメールなどの他の機能と密接に統合されています。たとえば、ポータル配信リストに送信されたメールを、そのポータルのデフォルト・ディスカッション・フォーラムに追加投稿することができます。ポータル・モデレータは、ディスカッションのポータル設定で「着信メールの監視」を選択する必要があります(第46.4項「ディスカッション・フォーラムでのポータル・メールの公開」を参照)。ディスカッション・トピックはどれでも、必要に応じて、トピックから、ドキュメントやお知らせなどの別のポータル・アセットにリンクできます。
システム管理者は、WebCenter Portalの管理ページで、アプリケーション全体のディスカッション・フォーラム・オプションを設定する必要があります(『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理』のWebCenter Portalのディスカッション・フォーラム・オプションの構成に関する項を参照)。デフォルトでは、ディスカッションが有効化された後、WebCenter Portalによって新しいポータルに1つのディスカッション・フォーラムが作成されます。詳細は、第39.2項「ポータルで使用可能なツールとサービスの有効化および無効化」を参照してください。ディスカッションが有効化された後、必要に応じてデフォルト設定を変更して、ポータルに別のフォーラムを割り当てることができます(この項で説明)。
WebCenter Portalでは、ディスカッション・サーバーのアプリケーション・ルート・カテゴリにすべてのディスカッション・フォーラムとカテゴリが格納されます。システム管理者は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のディスカッションおよびお知らせを保存するディスカッション・サーバー上の場所の指定で説明しているように、ルート・カテゴリを変更できます。必要に応じて、特定のポータルのディスカッション・フォーラムのデフォルトの格納場所を変更できます。
ディスカッションの構成および管理の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理の「お知らせおよびディスカッションの管理」の章を参照してください。
ポータルのディスカッション・フォーラムの設定を変更するには:
「ツールとサービス」ページ(第7.8.1項「ポータルのツールとサービスの管理へのアクセス」を参照)で、「ディスカッション」を選択します(図46-13)。
(オプション)ディスカッション・フォーラムを構成および管理するためのWebベースのツールであるJive Forums管理コンソールを起動するには、「フォーラムの管理」をクリックします(図46-13)。
ポータルに複数のディスカッション・フォーラムを割り当てるには、「ポータルの複数フォーラムのサポート」を選択します。
注意: ディスカッション・ポータル・テンプレートのホーム・ページの「監視トピック」および「最近のトピック」タスク・フローは、単一フォーラムのデータを表示するように設定されており、これがデフォルトの構成になります。ポータルで複数のフォーラムを使用するように指定している場合は、「監視トピック」および「最近のトピック」タスク・フローを編集して、「フォーラムID」フィールドからタスク・フロー・パラメータを削除する必要があります。第46.7.2項「ディスカッションのタスク・フローのパラメータ」の「 |
「保存」をクリックします。
ページがリフレッシュされ、複数のフォーラムが格納されているカテゴリが表示されます(図46-14)。
「カテゴリ名」および「フォーラム名」で指定したものとは異なるカテゴリやディスカッション・フォーラムにポータルのディスカッションを格納するには、「ポータルのカテゴリの選択」アイコン(図46-14)をクリックして、格納場所を変更します。
「保存」をクリックします。
ポータルのメール配信リストでの通信は、ディスカッション・フォーラムの投稿として公開されます。メール・メッセージが新規の場合、それに関する新規トピックが作成されます。メール・メッセージが既存のメール・メッセージへの返信の場合、それに関するトピックへの返信が作成されます。
注意: WebCenter Portalでは、Microsoft ExchangeサーバーまたはIMAP4およびSMTPをサポートする任意のメール・サーバーをサポートしています。WebCenter PortalのユーザーがWebCenter Portalでメールにアクセスして、読取り、返信、転送などの基本操作を実行できるようにするには、WebCenter Portalに適切なメール・サーバーを最初に登録する必要があります。デフォルトでは、メール・サービスは構成されていません。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理の「メールの管理」の章を参照してください。 |
ディスカッション・フォーラムでポータル・メールを公開するには:
「ツールとサービス」ページ(第7.8.1項「ポータルのツールとサービスの管理へのアクセス」を参照)で、「ディスカッション」を選択します。
選択したディスカッション・フォーラムでポータル・メールを公開するには、「着信電子メールの監視」(図46-15)を選択します。
この機能を無効にして、ポータルのメールが公開されないようにするには、このチェック・ボックスを選択解除します。
必要に応じて、ポータルの「メール・アカウント」を更新します。
これは、すべてのポータル・メンバーへのメールの送信に使用されるデフォルトの配信リストです。詳細は、第48.2項「ポータルのメール配信リストの構成」を参照してください。
注意: 別のポータルの配信リストとして定義されているメール配信リストを指定した場合、その配信リストに送信されたメールは、デフォルトで、そのポータルの「メール設定」で指定されているディスカッション・フォーラム内にアーカイブされます。ポータルの配信リストに送信されたメールは、先着順に、1つのフォーラムに一度だけアーカイブできます。 |
「IMAPホスト」フィールドに、IMAP (Internet Message Access Protocol)サービスが実行されているコンピュータ名を入力し、「IMAPポート」フィールドには、IMAPサービスがリスニングするポートを入力します。
IMAP経由で受信するメールに対してセキュアな接続(SSL)が必要な場合は、「SSLの使用」を選択します。
これらの設定を変更するために十分な権限(Manage
権限)を持つポータル・メンバーの「ユーザー名」と「パスワード」を入力します。
「フォーラム名」で指定したのとは別のディスカッション・フォーラムでポータル・メールを公開するには、「フォーラム名」または「フォーラムID」の値を編集します。
「ポータル・メールのフォーラムの選択」をクリックして、ポータル内で使用可能なフォーラムのリストを表示します(図46-16)。
リストでフォーラムを選択し、「選択」をクリックします。
あるいは、フォーラムを最初から作成します。「フォーラムの作成」をクリックして、適切な名前と説明を入力します。複数のフォーラムを設定するように選択していない場合、このオプションは表示されません。
注意: メールのアーカイブ用にフォーラムが指定されていなかったり、指定したフォーラムが削除されている場合、配信リストに送信されたメールはどこにもアーカイブされません。 |
「保存」をクリックします。
ポータルの「ディスカッション」ページへのナビゲーションを提供するには、第13.2項「ポータル・ナビゲーションへの既存ページの追加」の説明に従って、ポータル・ナビゲーションにページ・リンクを追加できます。
注意: 以前のリリースとは異なり、ツールが有効化された場合やポータルが作成された場合に、「ディスカッション」ページ(またはコンソール)は自動的に公開されません。ただし、ポータル・テンプレートで「ディスカッション」ページが公開される場合は、ポータルでもこのページが自動的に公開されます。 |
タスク・フローは、ディスカッションで使用できる機能をすべて公開します。ディスカッション・フォーラムは最も機能豊富なタスク・フローで、ディスカッション・フォーラムの作成や管理、ディスカッション・トピックや返信の投稿や管理のためのコントロールを提供します。もう1種類のタスク・フローはディスカッション・フォーラム・コンテンツへの便利なウィンドウです。特定のポータルや、すべてのポータルで使用できるディスカッション・フォーラムやトピックについて様々なビューを提供します。
ページにディスカッション・タスク・フローを追加する手順は、第14.2項「ページへのコンポーネントの追加」を参照してください。
ヒント: デフォルトで、一部のディスカッション・タスク・フローはデフォルトのリソース・カタログに含まれまています(「ディスカッション」ページにデフォルトで含まれるディスカッション・フォーラム・コンソールを除く)。このコンポーネントの有無や場所は、リソース・カタログの構成方法によって異なります。たとえば、デフォルトのリソース・カタログでは、「ソーシャルとコミュニケーション」フォルダを開き、ディスカッション・タスク・フロー(「フォーラム」、「監視フォーラム」または「監視トピック」など)のいずれかの横にある「開く」をクリックすると、ディスカッション・タスク・フローが含まれるリストが公開されます。追加するタスク・フローの横の「追加」をクリックします。 「人気のトピック」や「最近のトピック」など一部のディスカッション・タスク・フローは、デフォルトのリソース・カタログには含まれていないことに注意してください。これらのタスク・フローは、第23.5.1項「リソース・カタログへのリソースの追加」で説明されているように、ページで使用されているカスタム・リソース・カタログに追加できます。 様々なディスカッション・タスク・フローの詳細は、第46.2項「ディスカッションについて」を参照してください。 |
選択したディスカッションのタスク・フローはページに表示されます。図46-17に「人気のトピック」タスク・フローを示します。
編集権限を持つユーザーは、コンポーザのタスク・フローの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログにアクセスできます。ディスカッション・タスク・フローを構成して、特定のポータル、またはすべてのポータルのディスカッションを表示する方法の詳細は、第46.7項「ディスカッションのタスク・フロー・プロパティの設定」を参照してください。
ディスカッション・タスク・フローには、関連付けられているプロパティがあります。このプロパティには、十分な権限を持つユーザーがコンポーザの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログからアクセスできます(図46-18)。
次の項では、ディスカッション・タスク・フローのプロパティについての情報を提供し、「パラメータ」タブのプロパティについて説明します。
デフォルトのタスク・フロー・コンテンツは、「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの「パラメータ」タブ上のプロパティによって制御されます。このタブのパラメータの詳細は、第46.7.2項「ディスカッションのタスク・フローのパラメータ」を参照してください。一部のタスク・フローでは、このタブのパラメータにより、ページ・パラメータやページ定義変数へのタスク・フローの結付けが容易になります。詳細は、第19章「ページ、タスク・フロー、ポートレットおよびADFコンポーネントの結付け」を参照してください。
「表示オプション」タブ、「スタイル」タブおよび「コンテンツ・スタイル」タブのプロパティを変更すると、すべてのユーザーのタスク・フローの外観と動作に影響します。これらのプロパティは、すべてのタスク・フローに共通しています。詳細は、第14.3項「コンポーネントの変更」を参照してください。
「イベント」タブの内容は、タスク・フローでサポートされているイベントによって異なります。詳細は、第14.3.7項「コンポーネントのコンテキスト・イベントの使用」を参照してください。
「子コンポーネント」タブには、現在のコンポーネントに含まれているすべてのコンポーネントが表示されます。このタブには、子コンポーネントを並べ替えたり、表示/非表示を切り替えるためのコントロールが用意されています。すべてのコンポーネントに子があるわけではありません。そのため、このタブは省略されている場合があります。詳細は、第14.3.5項「子コンポーネントの使用」を参照してください。
「パラメータ」タブと「表示オプション」タブのすべてのプロパティから式言語(EL)エディタにアクセスできます。ELエディタを使用すると、定数値のかわりに変数値を選択または指定できます。エディタを開くには、プロパティ・フィールドの横にある「編集」アイコンをクリックします。
注意: 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの汎用の「表示オプション」タブでELを入力すると、入力内容が自動的に検証されます。EL構文が無効な場合、エラーが表示され、値は適用も保存もされません。汎用の表示オプションとは、表14-1「表示オプション・プロパティ」に掲載されているオプションです。 汎用以外の表示オプションには、ELの検証は行われません。 |
EL式に関してサポートが必要な場合、アプリケーション開発者がEL式を提供できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発』の式言語式に関する付録を参照してください。
表46-1にディスカッションのタスク・フローに固有のパラメータを示します。
表46-1 ディスカッションのタスク・フローのパラメータ
ディスカッション・フォーラムは機能豊富なタスク・フローで、ディスカッション・フォーラムの作成と管理(ポータル・モデレータのみ使用可能)およびディスカッション・トピックや返信の投稿と管理のためのコントロールを提供します。「監視トピック」や「監視フォーラム」などの他のタスク・フローは、ディスカッション・フォーラム・コンテンツの便利なビューです。特定のポータルや、すべてのポータルで使用できるディスカッション・フォーラムやトピックについて様々なビューを提供します。
注意: タスクの多くはポータル参加者が実行できます。フォーラムのトピックおよび返信の作成および管理、フォーラムおよびトピックの監視、フォーラム情報の表示および非表示、ディスカッション・トピックからのメールの送信などのタスクの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』の「ディスカッションの使用」の章を参照してください。 ポータル・モデレータのみが、この項で説明しているディスカッション・フォーラムを作成、編集および削除できます。 |
この項の内容は、次のとおりです。
ディスカッション・フォーラムは「ディスカッション」ページ(またはコンソール)上に、あるいは「ディスカッション・フォーラム」タスク・フローを使って作成します。
注意: デフォルトでは、新規ポータルに対してディスカッション・フォーラムが1つ割り当てられます。第46.3項「ポータルのディスカッション・フォーラムの設定の変更」で説明されているとおり、ポータル・モデレータは、必要であれば、1つのポータルに複数のフォーラムを割り当てることができます。 |
ディスカッション・フォーラムを作成するには、次の手順を実行します。
注意: フォーラムを作成するには、ポータル・モデレータであるか、 |
「ディスカッション」ページ(コンソール)またはディスカッション・フォーラム・タスク・フローに移動します。
複数のフォーラムが有効化されている場合、フォーラムのリストをポイントするフォーラム・リンクが表示されます(図46-19)。
「フォーラム」リンク、「フォーラムの作成」の順にクリックします(図46-20)。
「フォーラムの作成」ダイアログ・ボックスが開きます(図46-21)。
「フォーラム名」フィールドに、ディスカッション・フォーラムの名前を入力します。
最大で200文字入力できます。
必要に応じて、「フォーラムの説明」テキスト・ボックスにディスカッション・フォーラムの説明を入力します。
最大で4000文字入力できます。
「作成」をクリックします。
新しいフォーラムが、フォーラムのリストに表示されます(図46-22)。フォーラム名をクリックすると、フォーラムの内容が表示されます。
図46-22 新規ディスカッション・フォーラム(Requested Enhancements)
ディスカッション・フォーラムの名前またはその説明を変更するには:
注意: フォーラム名および説明を編集するには、ポータル・モデレータであるか、 |
「ディスカッション」ページ(またはコンソール)あるいは「ディスカッション・フォーラム」タスク・フローに移動し、編集の対象となるフォーラムをクリックします。
フォーラム・ページが開きます(図46-23)。
「フォーラムの編集」をクリックします。
「フォーラムの編集」ダイアログが開きます(図46-24)。
必要に応じて、「フォーラム名」フィールドに、変更後のディスカッション・フォーラム名を入力します。
最大で200文字入力できます。
必要に応じて、「フォーラムの説明」テキスト・ボックスでディスカッション・フォーラムのデフォルトの説明を変更します。
最大で4000文字入力できます。
「保存」をクリックします。
ディスカッション・フォーラムを削除するには:
注意: ディスカッション・フォーラムを削除するには、ポータル・モデレータであるか、 |