この章では、個人用ノートについての一般的な情報と、リソース・カタログおよびページに「ノート」タスク・フローを追加する方法についての詳細情報を提供します。
この章の内容は、次のとおりです。
権限: この章のタスクを実行するには、ポータルの ノートのタスク・フローをページに追加するには、 ノートを使用する権限は、デフォルトでポータルの 権限の詳細は、第29.1項「ポータルのロールと権限について」を参照してください。 |
ポータルでノートを使用できるようにするには、ポータル・モデレータか、Manage All
またはManage Configuration
権限を持つ任意のユーザーが、次のタスクを実行する必要があります。
「ノート」タスク・フローは、すぐに使用できるデフォルトのリソース・カタログには含まれないため、デフォルトのリソース・カタログに追加してください。
第51.3項「ページへの「ノート」タスク・フローの追加」で説明されている手順に従って、ポータルのページに「ノート」タスク・フローを追加します。
ノートでは、個人用ノートの形式で自分用のリマインダを書き込むための有効な機能が提供されています。「ノート」タスク・フローを使用することにより、ノートを追加できます。これにより、現在ログインしているユーザーの個人用ノートが表示されます(図51-1)。ノートは、自分以外のユーザーから見られることはありません。同様に、自分以外のユーザーのノートも見えません。
ノート・リストはノート・タイトルでフィルタリングできます。フィルタリングを使用すると、表示されるノートをフィルタ条件に適合するものだけに絞り込むことができます。フィルタリングを最大限に活用できるように、ノートの名前の付け方に工夫をしてください。
ドキュメント、リスト、またはお知らせなどのアセットにノートをリンクできます。新規ノートにはリンクできますが(図51-2)、既存のノートにはリンクできません。アセットにアクセスできるすべてのユーザーは、リンクされたノートも表示できます。『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』のノートの追加とリンクに関する項を参照してください。
ページに「ノート」タスク・フローを追加する手順は、リソース・カタログから他のコンポーネントを追加するのと同じです。一般的な手順は、第14.2項「ページへのコンポーネントの追加」を参照してください。
ヒント: このコンポーネントの有無や場所は、リソース・カタログの構成方法によって異なります。たとえば、「ノート」タスク・フローはデフォルトのリソース・カタログには表示されませんが、第23.5.1項「リソース・カタログへのリソースの追加」の説明に従って(「リソース・カタログ・アイテムの追加」ダイアログで、「タスク・フロー」を選択し、「ノート」を選択)、ページで使用されるカスタムのリソース・カタログに追加できます。 |
「ノート」タスク・フローをページに追加するには、図51-3に示すように、タスク・フローをリソース・カタログに追加してから、リソース・カタログの「ノート」タスク・フローの横の「追加」をクリックする必要があります。
「ノート」タスク・フローには、関連するプロパティがあります。このプロパティには、十分な権限を持つユーザーがコンポーザの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログからアクセスできます(図51-4)。多くのプロパティはすべてのタスク・フローに共通しています。また、タスク・フローのプロパティにアクセスする方法は、どのタスク・フローでも同じです。共通のタスク・フロー・プロパティおよびプロパティへのアクセス方法は、第14.3項「コンポーネントの変更」を参照してください。
「コンポーネント・プロパティ」ダイアログにアクセスするには、第14.3項「コンポーネントの変更」を参照してください。
「ノート」タスク・フローには固有のプロパティがないため、「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの「パラメータ」タブがありません。
「表示オプション」タブ、「スタイル」タブおよび「コンテンツ・スタイル」タブのプロパティを変更すると、すべてのユーザーのタスク・フローの外観と動作に影響します。これらのプロパティは、すべてのタスク・フローに共通しています。詳細は、第14.3.4項「コンポーネントの表示オプションの使用」および第14.3.6項「スタイル・プロパティおよびコンテンツ・スタイル・プロパティの使用」を参照してください。
「イベント」タブの内容は、タスク・フローでサポートされているイベントによって異なります。詳細は、第14.3.7項「コンポーネントのコンテキスト・イベントの使用」を参照してください。
「表示オプション」タブのすべてのプロパティから式言語(EL)エディタにアクセスできます。ELエディタを使用すると、定数値のかわりに変数値を選択または指定できます。エディタを開くには、プロパティ・フィールドの横にある「編集」アイコンをクリックします。
注意: 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの「表示オプション」タブで汎用の表示オプションについてELを入力すると、入力内容が自動的に検証されます。EL構文が無効な場合、エラーが表示され、値は適用も保存もされません。汎用の表示オプションとは、表14-1「表示オプション・プロパティ」に掲載されているオプションです。 汎用以外の表示オプションには、ELの検証は行われません。 |
EL式に関してサポートが必要な場合、アプリケーション開発者がEL式を提供できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発』の式言語式に関する付録を参照してください。
WebCenter PortalWebCenter Portalでは、ノートを使用することにより、このような有益な情報や、重要度の高い情報を管理できます。
ノートの作成、ノートの編集などのノートの機能の使用方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』の「ノートの管理」の章を参照してください。