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Oracle Fusion Middleware Oracle Identity and Access Managementインストレーション・ガイド
11g リリース1 (11.1.1.7.0)
E64850-01
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4 Oracle Identity Navigatorの構成

この章では、Oracle Identity Navigatorを構成する方法について説明します。次のトピックが含まれます:

4.1 開始前の重要な注意点

この章で説明されているいずれかのシナリオでOracle Identity and Access Management製品のインストールおよび構成を開始する前に、Oracle Identity Manager、Oracle Access Manager、Oracle Adaptive Access Manager、Oracle Entitlements ServerおよびOracle Identity Navigatorを含むOracleホーム・ディレクトリを示すのにIAM_Homeが使用されていることに注意してください。このOracleホーム・ディレクトリには任意の名前を指定できます。

4.2 新しいWebLogicドメインでのOracle Identity Navigatorの構成

このトピックでは、新しいWebLogic管理ドメインでOracle Identity Navigatorのみを構成する方法について説明します。次の項が含まれます:

4.2.1 適切なデプロイメント環境

新しいWebLogicドメインにOracle Identity Manager、Oracle Access Manager、およびOracle Adaptive Access ManagerとともにOracle Identity Navigatorを構成し、その後Oracle Identity Navigatorの検出機能を実行する場合、この項の構成を実行してください。この機能により、Oracle Identity Manager、Oracle Access Manager、およびOracle Adaptive Access Managerの製品コンソールへのリンクが移入されます。これにより、個々の製品コンソールURLを覚えていなくても、Oracle Identity Navigatorインタフェースからこれらの製品コンソールにアクセスできます。

4.2.2 デプロイされるコンポーネント

この項の構成を実行すると、Oracle Identity Navigatorアプリケーションが新しいWebLogic Administration Serverにデプロイされます。

4.2.3 依存関係

この項の構成は、次のものに依存しています。

  • Oracle WebLogic Server 11gリリース1 (10.3.6)またはOracle WebLogic Server 11gリリース1 (10.3.5)。

  • Oracle Identity and Access Management 11gリリース1 (11.1.1.7.0)ソフトウェアのインストール。

4.2.4 手順

次の手順を実行して、新しいWebLogic管理ドメインにOracle Identity Navigatorのみを構成します。

  1. Oracle Fusion Middleware構成ウィザードを起動するには、<IAM_Home>/common/bin/config.shスクリプト(UNIXの場合)または<IAM_Home>\common\bin\config.cmd(Windowsの場合)を実行します。Oracle Fusion Middleware構成ウィザードの「ようこそ」画面が表示されます。


    注意:

    ここでは例として、IAM_Homeが使用されます。このスクリプトは、Oracle Identity Manager、Oracle Access Manager、Oracle Adaptive Access Manager、Oracle Entitlements ServerおよびOracle Identity Navigatorが格納されているOracle Identity and Access Managementホーム・ディレクトリから実行する必要があります。


  2. 「ようこそ」画面で「新しいWebLogicドメインの作成」を選択し、「次へ」をクリックします。「ドメイン・ソースの選択」画面が表示されます。

  3. 「ドメイン・ソースの選択」画面で、「次の製品をサポートするために、自動的に構成されたドメインを生成する」オプションが選択されていることを確認します。Oracle Identity NavigatorをサポートするWebLogic管理ドメインを作成し(Oracle Identity Navigator - 11.1.1.3.0 [Oracle_IDM2]を選択)、「次へ」をクリックします。「ドメイン名と場所の指定」画面が表示されます。


    注意:

    Oracle Identity Navigator - 11.1.1.3.0 [Oracle_IDM2]チェック・ボックスを選択すると、Oracle JRF - 11.1.1.0 [oracle_common]オプションもデフォルトで選択されます。


  4. 作成するドメインの名前と場所を入力して「次へ」をクリックします。「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面が表示されます。

  5. 管理者のユーザー名とパスワードを構成します。デフォルトのユーザー名はweblogicです。「次へ」をクリックします。

  6. 「サーバーの起動モードおよびJDKの構成」画面が表示されます。「使用可能なJDK」から「JDK」を選択し、「WebLogicドメインの起動モード」を選択します。「次へ」をクリックします。

  7. 「オプションの構成を選択」画面では、「管理サーバー」「管理対象サーバー、クラスタ、およびマシン」、「デプロイメントとサービス」および「RDBMSセキュリティ・ストア」の各オプションを構成できます。「次へ」をクリックします。

  8. オプション: 次の管理サーバー・パラメータを構成します。

    • 名前

    • リスニング・アドレス

    • リスニング・ポート

    • SSLリスニング・ポート

    • SSLが有効か無効か

  9. オプション: 必要に応じて、管理対象サーバーを構成します。

  10. オプション: 必要に応じて、クラスタを構成します。

    Oracle Identity and Access Management製品のクラスタを構成する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware高可用性ガイド』のIdentity Managementコンポーネントの高可用性の構成に関する項を参照してください。

  11. オプション: 必要に応じて管理対象サーバーをクラスタに割り当てます。

  12. オプション: 必要に応じて、マシンを構成します。この手順は、あるマシンで管理サーバーを実行し、別の物理マシンで管理対象サーバーを実行する場合に便利です。


    ヒント:

    マシンを構成する前に、pingコマンドを使用して、マシンまたはホスト名がアクセス可能かどうかを検証します。


  13. オプション: 管理サーバーをマシンに割り当てます。

  14. オプション: デプロイメント(アプリケーションやライブラリなど)およびサービスを選択し、それらを特定のクラスタまたはサーバーにターゲット指定します。

  15. オプション: 必要に応じてRDBMSセキュリティ・ストアを構成します。

  16. 「構成のサマリー」画面で、デプロイメント、アプリケーションおよびサービスの構成のサマリーを確認できます。ドメインの構成を確認し、「作成」をクリックしてドメインの作成を開始します。

Oracle Identity Navigatorをサポートする新しいWebLogicドメインが、<MW_HOME>\user_projects\domainsディレクトリ(Windowsの場合)に作成されます。UNIXでは、ドメインは<MW_HOME>/user_projects/domainsディレクトリに作成されます。

4.3 サーバーの起動

Oracle Identity Navigatorをインストールおよび構成した後、Oracle WebLogic Administration Serverおよび様々な管理対象サーバーを実行する必要があります。付録C「スタックの起動」を参照してください。

4.4 Oracle Identity Navigatorの検証

Oracle Identity Navigatorのインストールを検証するには、次の手順を実行します。

  1. 次のURLを使用して、Oracle Identity Navigatorをブラウザで起動します。

    http://<host>:7001/oinav/faces/idmNag.jspx

    Oracle Identity Navigatorのダッシュボードおよびリソース・カタログが表示されます。

  2. 画面の右上にある「カスタマイズ」リンクをクリックして、「編集」モードに切り替えます。

  3. ページで「コンテンツの追加」ボタンをクリックします。リソース・カタログがポップ・アップ表示されます。

  4. ポップアップ・ダイアログで、IDM製品ランチャ・フォルダの「開く」リンクをクリックします。ランチャ・タスク・フローがポップ・アップ表示されます。

  5. ポップアップ・ダイアログで、「追加」リンクをクリックします。ランチャ・ポートレットがページ・コンテンツに追加されていることを確認します。ポップアップ・ダイアログを閉じずに、ページへの新規タスク・フローの追加を続けます。右上隅にある上矢印をクリックします。最上位フォルダ・レイアウトが再び表示されます。「ニュース」フォルダの「開く」リンクをクリックします。「ニュースとお知らせ」タスク・フローがポップ・アップ表示されます。

  6. 「ニュースとお知らせ」ポップアップ・ダイアログで、「追加」リンクをクリックします。レポート・ポートレットがページ・コンテンツに追加されていることを確認します。ポップアップ・ダイアログを閉じずに、ページへのレポート・タスク・フローの追加を続けます。右上隅にある上矢印をクリックします。最上位フォルダ・レイアウトが再び表示されます。「マイ・レポート」フォルダの「開く」リンクをクリックします。「追加」リンクをクリックして、「閉じる」ボタン(X)をクリックします。3つのワークフローがすべて、ページ・コンテンツに追加されます。

  7. 必要であれば、画面の右上部にある鉛筆アイコンをクリックして、デフォルトのレイアウトを変更します。

  8. 「編集」モードを終了するには、「閉じる」ボタンをクリックします。

    タスク・フローがページ・コンテンツに適切に追加された場合、画面にタスク・フロー・コンテンツが表示されます。

  9. 次の手順で、製品登録機能をテストします。

    1. 「管理」タブをクリックして、製品情報を作成、編集または削除します。

    2. 新製品を追加するには、「製品登録」セクションで「イメージの作成」アイコンをクリックします。「新規製品登録」ダイアログがポップ・アップ表示されます。

    3. このダイアログに関連情報を入力すると、新製品登録が適宜更新されます。「ダッシュボード」タブをクリックすると、ランチャ・ポートレットで新製品登録データが更新されます。

    4. 製品リンクをクリックし、新しいブラウザ・ウィンドウまたはタブに登録した製品のURLが表示されることを確認します。

  10. 次の手順で、ニュース機能をテストします。

    1. リフレッシュ・アイコンをクリックし、RSSフィード・コンテンツを更新します。

    2. ニュース・アイテム・リンクをクリックし、コンテンツのソースを新しいブラウザ・ウィンドウまたはタブで開きます。

  11. 次の手順で、レポート機能をテストします。

    1. 「追加」アイコンをクリックして、レポートを追加します。「レポートの追加」ダイアログがポップ・アップ表示されます。

    2. このダイアログで、追加するレポートを選択し、「レポートの追加」ボタンをクリックします。レポートが追加されていることを確認します。

    3. 「レポート」アイコンをクリックして、レポートを実行します。新しいブラウザ・ウィンドウまたはタブにレポートが開きます。

4.5インストール後のOracle Identity Navigatorのスタート・ガイド

Oracle Identity Navigatorをインストールした後で、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Navigator管理者ガイド』の「Identity Navigatorの使用」の章を参照してください。