Oracle Fusion Middleware Oracle Identity and Access Managementインストレーション・ガイド 11g リリース1 (11.1.1.7.0) E64850-01 |
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Oracleスタックのコンポーネントは、特定の順序で起動または停止する必要があります。この付録ではその順序について説明します。内容は次のとおりです。
注意: 次のトピックで説明するstartManagedWebLogicスクリプトおよびstopManagedWebLogicスクリプトを実行する場合、次のことに注意してください。
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インストールおよびドメインの構成を完了した後、デプロイメントを起動し、稼働させるためには、管理サーバーおよび様々な管理対象サーバーを起動する必要があります。
管理サーバーを起動するには、新しいドメインを作成したディレクトリでstartWebLogic.sh
スクリプト(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはstartWebLogic.cmd
スクリプト(Windowsオペレーティング・システムの場合)を実行します。
UNIXシステムの場合:
MW_HOME/user_projects/domains/domain_name/startWebLogic.sh
Windowsシステムの場合:
MW_HOME\user_projects\domains\domain_name\startWebLogic.cmd
ドメイン名と場所は、構成ウィザードの「ドメイン名と場所の指定」画面で入力したものです。
ノード・マネージャが実行中であることを確認します。Oracle WebLogic Administration Serverにより自動的に確認されることはありません。ノード・マネージャが実行されていない場合、次のコマンドを実行して起動します。
$WLS_HOME/server/bin/startNodeManager.sh
次のコマンドを実行して、Oracle Internet Directory、Oracle Virtual Directoryなどのシステム・コンポーネントを起動します。
ORACLE_INSTANCE/bin/opmnctl startall
次のコマンドを実行することによって、システム・コンポーネントが起動したことを検証できます。
ORACLE_INSTANCE/bin/opmnctl status -l
管理対象サーバーを起動するには、ドメインを作成したディレクトリ内にあるbin
ディレクトリで、startManagedWebLogic.sh
スクリプト(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはstartManagedWebLogic.cmd
スクリプト(Windowsオペレーティング・システムの場合)を実行します。これらの管理対象サーバーは、コマンドラインから起動する必要があります。
このコマンドでは、サーバー名の指定も必要です。次の例に示すように、ドメインの構成時に作成したサーバーを起動する必要があります。
oam_server1
(Oracle Access Managerサーバー)
oim_server1
(Oracle Identity Managerサーバー)
たとえば、Oracle Access ManagerサーバーをUNIXシステムで起動するには、次のようにします。
MW_HOME/user_projects/domains/domain_name/bin/startManagedWebLogic.sh oam_server1
Windowsシステムの場合:
MW_HOME\user_projects\domains\domain_name\bin\startManagedWebLogic.cmd oam_server1
管理対象サーバーが起動される前に、WebLogic Serverのユーザー名およびパスワードの入力を求められます。これらは、構成ウィザードの「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面で入力したものです。
管理サーバーが デフォルト以外のポートを使用している場合、または管理対象サーバーとは別のホストに常駐する場合(分散環境の場合)、管理サーバーにアクセスするためのURLも指定する必要があります。
UNIXシステムの場合:
MW_HOME/user_projects/domains/domain_name/bin/startManagedWebLogic.sh oam_server1 http://host:admin_server_port
Windowsシステムの場合:
MW_HOME\user_projects\domains\domain_name\bin\startManagedWebLogic.cmd oam_server1 http://host:admin_server_port
コマンド行で管理サーバーのユーザー名とパスワードを直接指定しておくと、ユーザー名とパスワードは尋ねられません。
UNIXシステムの場合:
MW_HOME/user_projects/domains/domain_name/bin/startManagedWebLogic.sh oam_server1 http://host:admin_server_port -Dweblogic.management.username=user_name -Dweblogic.management.password=password
Windowsシステムの場合:
MW_HOME\user_projects\domains\domain_name\bin\startManagedWebLogic.cmd oam_server1 http://host:admin_server_port -Dweblogic.management.username=user_name -Dweblogic.management.password=password
注意: Oracle WebLogic管理コンソールを使用して、バックグラウンドで管理対象コンポーネントを起動できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverの紹介』を参照してください。 |
起動する管理対象サーバーの名前がわからない場合、UNIXシステムで次のファイルの内容を確認できます。
MW_HOME/user_projects/domains/domain_name/startManagedWebLogic_readme.txt
Windowsシステムの場合:
MW_HOME\user_projects\domains\domain_name\startManagedWebLogic_readme.txt
または、次のURLで管理サーバーのコンソールにアクセスできます。
http://host:admin_server_port/console
構成ウィザードの「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面で指定したユーザー名およびパスワードを入力します。その後、「環境」>「サーバー」にナビゲートして管理対象サーバーの名前を確認します。
Oracle WebLogic管理コンソールを使用して、Oracle WebLogic Administration Serverおよびすべての管理対象サーバーを停止できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverの紹介』を参照してください。
コマンド行からスタック・コンポーネントを停止するには、次の手順を実行します。
次のコマンドを実行して、WebLogicの管理コンポーネント(Oracle Directory Integration Platform、Oracle Identity Federation、Oracle Directory Services Manager、Oracle Access Manager、Oracle Identity ManagerおよびOracle Adaptive Access Managerなど)を停止します。
MW_HOME/user_projects/domains/DOMAIN_NAME/bin/stopManagedWebLogic.sh \ {SERVER_NAME} {ADMIN_URL} {USER_NAME} {PASSWORD}
次のコマンドを実行して、Oracle Internet Directory、Oracle Virtual Directoryなどのシステム・コンポーネントを停止します。
ORACLE_INSTANCE/bin/opmnctl stopall
次のコマンドを実行して、Oracle WebLogic Administration Serverを停止します。
MW_HOME/user_projects/domains/DOMAIN_NAME/bin/stopWebLogic.sh
ノード・マネージャを停止するには、kill
コマンドを使用します。
kill -9 PID