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Oracle® Fusion Middleware Oracle B2Bユーザーズ・ガイド
11g リリース1 (11.1.1.7)
B61381-06
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D Fusion Middleware ControlでのB2B構成プロパティの設定

この付録では、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用して、Oracle B2Bインタフェースの「構成」ページで設定されないプロパティのB2B構成プロパティを設定する方法について説明します(第17章「B2Bシステム・パラメータの構成」を参照)。また、configmbeanutilユーティリティを使用してB2Bプロパティを設定する方法について説明します。

この付録には次のトピックがあります。

D.1 Fusion Middleware Controlで設定するプロパティ

Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでは、次のプロパティを設定できます。プロパティの設定方法は、Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイドを参照してください。


注意:

B2Bプロパティの変更には、SOAサーバーの再起動が必要です。


表D-1 Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware ControlのOracle B2Bプロパティ

プロパティ 説明
b2b.addebMSHeaders

ACTION、SERVICE、SERVICE TYPE、CPAID、FROMROLEおよびTOROLEの着信ebMSメッセージの詳細を、AQのACTION_NAMEヘッダーに追加するために使用されます。

デフォルトでは、ACTIONのみがACTION_NAMEの一部として渡されます。

b2b.attachments.dir

添付ファイル・ディレクトリの場所を指定するには、このプロパティを設定します。

このプロパティを有効にすると、ユーザーはすべての添付ファイルが書き込まれるディレクトリを指定できます。

このプロパティの変更では、新しい値を有効にするためにサーバーを再起動する必要があります。

b2b.certificatevalidation

このプロパティは、ebMSで受信した証明書の検証を有効または無効にするために使用されます。たとえば、証明書が期限切れになっていると、通常は、エラーがスローされます。ただし、このプロパティがfalseに設定されている場合、検証エラーがスローされずに証明書が許可されます。デフォルト値はtrueであり、デフォルトでは、Oracle B2Bは証明書を検証します。

b2b.checkDuplicate

重複メッセージをチェックするには、このプロパティをtrueに設定します。

このプロパティがfalseに設定されている場合、着信ビジネス・メッセージの重複チェックは実行されません。

デフォルトでは、Oracle B2Bは着信メッセージのビジネス・メッセージIDに基づいて重複メッセージをチェックします。

重複RosettaNetメッセージの処理を有効化するには、このプロパティをfalseに設定する必要があります。

b2b.rejectDuplicateMessage

このプロパティがtrueに設定されている場合、バッチ内に同じメッセージIDを持つ重複メッセージは存在できません。そのようなメッセージが送信された場合、Oracle B2BによってメッセージのメッセージIDが変更され、該当するメッセージがERROR状態に設定されます。

また、「レポート」ページで次のエラーがレポートされます。

「同じメッセージIDを持つ重複するメッセージがバッチに見つかりました。元のメッセージID <org_msg_id>を新しいメッセージID <org_msg_id+timestamp>に変更しています。メッセージは却下されます。」

このプロパティのデフォルト値はfalseです。

b2b.deploy.validation

デプロイメント中の検証をオフにするには、このプロパティをfalseに設定します。

これは、データが有効であることが確認されているアグリーメントを多数デプロイする際に役立ちます。

b2b.mdsCache.minutesToLive

MDSキャッシュがメモリーに永続的に格納されるように指定するには、このプロパティを0に設定します。このプロパティのデフォルト値は5ですが、これはオブジェクトが5分間使用されないと、そのキャッシュが削除されることを意味します。このプロパティには、0または他の任意の0以外の値を設定できます。

b2b.docPluginList

このプロパティを使用すると、ドキュメント・プラグインはこのプロパティで指定した順序に従ってロードされます。たとえば、

b2b.docPluginList=Custom,EDI_X12,EDI_EDIFACT,HL7,RosettaNet

ドキュメント・プラグインは指定した順序に従ってロードされるようになります。このプロパティに値を指定しないと、システムからすべてのドキュメント・プラグイン(protocol.xml)がロードされます。

b2b.edi.enablePreprocess

末尾のCRLF(改行文字)およびファイル内に存在する可能性がある不要なCRLFが削除されるようにデータを事前処理するには、このプロパティをtrueに設定します。

デフォルト値はfalseです。

このプロパティの変更では、新しい値を有効にするためにサーバーを再起動する必要があります。

oracle.tip.b2b.edi.binaryDocType

Oracle B2Bは、このプロパティを使用してEDIペイロードのBINセグメントを処理します。BINセグメントを使用できるドキュメント・タイプのカンマ区切りリストを、次のように指定する必要があります。

oracle.tip.b2b.edi.binaryDocType=841

このプロパティを設定すると、Oracle B2Bが、破損したBINセグメント・コンテンツをバイナリとみなして処理することが保証されます。

oracle.tip.b2b.addCorrelatedFAInfoInExceptionXML

trueに設定されている場合、否定FAの受信時に発生する例外メッセージに着信FAのB2BメッセージIDが格納されます。これは、アウトバウンドEDIメッセージのエラーを示します。

b2b.edi.identifyToTP

着信メッセージ内に存在するTP情報からtoTPを識別するには、このプロパティを使用します。

このプロパティは、インバウンド・メッセージ処理に対して使用されます。trueに設定すると、着信メッセージ内に存在するTP情報からtoTPが識別されます。デフォルト値はfalseです。

b2b.edi.ignoreValidation

EDIエンベロープ検証をオフにして、EDIメッセージの交換検証エラーを無視するには、このプロパティでカンマ区切りのエンベロープ・ヘッダーを設定します。

例:

b2b.edi.ignoreValidation=InterchangeSenderID,
InterchangeReceiverID

または、値ALLを使用して、完全なエンベロープ・ヘッダー検証をオフにします。

Oracle B2Bコンソールの「その他」タブでは、このプロパティ値をドキュメント・プロトコル・バージョン・レベルでオーバーライドできます。

注意: このフラグを追加または更新する場合、サーバーの再起動は必要ありません。ただし、フラグを削除する場合は、変更を反映するためにサーバーを再起動する必要があります。

b2b.edi.correlateInterchangeOnly

インバウンド制御メッセージを受信すると、メッセージの制御ステータスに基づいて、元のメッセージの状態が設定されます。元のインバウンド制御メッセージを正しいステータスに設定するには、このプロパティを使用します。

次のシナリオを検討してください。

シナリオ1: 制御メッセージに次のグループXPathが設定されているとします。

/*[local-name()='Transaction-CONTRL']/*[local-name()='Loop-Group_3']/*[local-name()='Segment-UCF']/*[local-name()='Element-0048']

この場合、Oracle B2Bは、XPathとしてLoop-Group_4またはLoop-Group_3を使用して制御ステータスを取得します。

/*[local-name()='Transaction-CONTRL']/*[local-name()='Loop-Group_3']/*[local-name()='Loop-Group_4']
/*[local-name()='Transaction-CONTRL']/*[local-name()='Loop-Group_3']

シナリオ2: 制御メッセージにグループXPathが設定されていない場合、Oracle B2BはXPathとしてLoop-Group_1を使用します。

/*[local-name()='Transaction-CONTRL']/*[local-name()='Loop-Group_1']

前述のXPathを使用してトランザクション管理番号を取得できない場合、Oracle B2Bは制御ステータスを取得できないので、デフォルトでは元のメッセージのステータスがCOMPLETEに設定されます。

元のメッセージを正しいステータスに設定する必要がある場合、次のプロパティをtrueに設定します。b2b.edi.correlateInterchangeOnly=true

b2b.encoding

このプロパティは、デフォルトのUTF-8以外のエンコーディングを指定するために使用できます。

b2b.errorsCumulativeReported

エラーが累積で、または累積しないで報告されるように指定するには、このプロパティをtrueまたはfalseに設定します。

エラーが累積の方式で報告されるようにするには、このプロパティをtrue(デフォルト)に設定します。

falseに設定すると、エラー・テキストおよびエラーの説明のフィールドは説明と連結されず、説明は新しい行で開始されます。

このプロパティは、EDIバッチ処理のエラー・メッセージで最も役立ちます。

b2b.fa.inbound.validation
b2b.fa.outbound.validation

これらのプロパティを使用して、インバウンドおよびアウトバウンドのFA検証を制御します。

アウトバウンドFA検証をオフにするには、b2b.fa.outbound.validationプロパティをfalseに設定します。デフォルト値はtrueです。

インバウンドFA検証をオフにするには、b2b.fa.inbound.validationプロパティをfalseに設定します。デフォルト値はtrueです。

アグリーメント・レベルでは次のように処理されます。

  • b2b.fa.inbound.validationtrueに設定されている場合、検証が実行されます。この場合、アグリーメント・レベルで選択された値が有効になります。

  • b2b.fa.inbound.validationfalseに設定されている場合、検証は実行されません。この場合、グローバル・レベルのFA検証はオフになります。したがって、アグリーメント・レベルで選択されている値は有効になりません。

Oracle B2Bコンソールでは、このプロパティ値をアグリーメント・レベルでオーバーライドできます。

b2b.FACorrelatedByInterchangeId

同じ管理番号が同じ取引パートナ間で使用される場合にインバウンドおよびアウトバウンドFAを正しく相関付けするには、このプロパティをtrueに設定します。

デフォルトでは、Oracle B2Bは同じ管理番号が同じ取引パートナ間で使用される場合にインバウンドおよびアウトバウンドFAを正しく相関付けしません。このプロパティをtrueに設定すると、インバウンド・メッセージとアウトバウンド・メッセージの両方について、Oracle B2Bは管理番号 + (交換送信者ID + 交換受信者ID)に基づいて相関付けします。

b2b.FailedMessagesDirectory

b2b.jmsRedeliveryLimitに達したときに、ファイル・システムに書き込まれる失敗したアプリケーション・メッセージの場所を変更するには、このプロパティを設定します。このプロパティを別のフォルダに設定することによって、場所をデフォルトから別の場所に変更できます。

b2b.HAInstance

構成されているFileチャネル、FTPチャネルまたは電子メール・チャネルのポーリング・スレッドが、高可用性(HA)クラスタ内の1つのノードのみで起動されることを保証するには、このプロパティをtrueに設定します。このプロパティが設定されていない場合、各ノードで独自のポーリング・スレッドが起動されるので、同じファイルが複数回取得される可能性があります。

このプロパティのデフォルト値はfalseです。

各ノードを想定されるHAモードで確実に動作させるには、クラスタ内の全ノードを再起動する必要があります。

b2b.IDENTIFY_TP_BY_HOSTNAME

ホスト名がマスクされるTCPベースの交換プロトコル(MLLPやGeneric TCPなど)の場合に、Oracle B2Bが各メッセージのホスト名を決定できるようにするには、このbooleanプロパティをtrueに設定します。

trueに設定すると、Oracle B2BはホストのIPアドレスからホスト名を取得します。

falseに設定すると、Oracle B2BはIPアドレスからホスト名を参照しません。

このプロパティのデフォルト値はtrueです。

b2b.TPBasedSeqTarget

チャネル名または取引パートナ名を順序付けのターゲットとして有効にするには、このプロパティをtrueに設定します。

メッセージにアクション名の一部として順序付けのターゲットがある場合、そのメッセージ・プロパティに優先度が与えられます。ただし、メッセージ・レベルの順序付けのターゲットがなく、プロパティ(b2b.TPBasedSeqTarget)が有効な場合、取引パートナ名が順序付けのターゲットと見なされます。

順序付けを有効にする方法を次に示します。

  • TCP: 順序付けが(取引パートナに直接接続しているチャネルで)有効であり、TARGETが指定されていない場合、取引パートナ名をTARGETとして使用してキャッシュを問い合せます。これは、14のエントリ・ポイントで発生します。

  • TCP以外のプロトコル: TCP以外のプロトコルではチャネルは双方向ではないため、TO-PARTY名をTARGETとして使用します。

  • 非ファブリック: アウトバウンド・リスニング内部チャネルのチャネル内の順序付けフラグを使用します。

b2b.showEncryptedData

暗号化済RosettaNetメッセージが交換される場合、パック・メッセージの内容を表示するには、このプロパティをtrueに設定する必要があります。

b2b.threads.LogStatusInterval
b2b.threads.LogStatusLevel

使用可能なスレッドのプールから一定期間内にアクティブになったインバウンド・スレッドおよびアウトバウンド・スレッドの数を記録するには、この機能を使用します。Oracle B2Bは、名前や最終アクティブ・ステータスなどのイベント・スレッド情報をDMSメトリックおよび診断ログに定期的にパブリッシュします。デフォルトでは、スレッド情報は30分おきにログ・レベルDEBUGでパブリッシュされます。

これらのプロパティを使用して、間隔とログ・レベルを変更できます。

b2b.threads.LogStatusLevelに設定可能な値は、DEBUGINFORMATIONWARNINGおよびERRORです。

この機能が動作する条件は次のとおりです。

  • b2b.threads.LogStatusLevel = DEBUGの場合、サーバー・ログ・レベルをTRACEに設定する必要があります。

    b2b.threads.LogStatusLevel = INFORMATIONの場合、サーバー・ログ・レベルをNOTIFICATIONに設定する必要があります。

出力例:

<Mar 3, 2011 11:37:01 PM PST> <Error> <oracle.soa.b2b.engine> <BEA-000000>
<B2B Thread Name :
weblogic.work.j2ee.J2EEWorkManager$WorkWithListener@f6e5fd8 - Direction :
Default - Status : ACTIVE>
b2b.addAllDocParams

このプロパティをfalseに設定すると、インポートZIPに不要または未設定のパラメータは追加されなくなります。

b2b.useDefaultQuery

このプロパティをfalseに設定すると、「受信タイム・スタンプ」が空白になり、「送信タイム・スタンプ」が自動的に入力されます。

デフォルト値はtrueです。

b2b.refreshCache

このプロパティをtrueに設定すると、失敗した場合にキャッシュをリフレッシュして再試行する必要があるかどうかを示します(EBMSの場合のみ。)このプロパティを設定する必要があるのは、キャッシュ同期が設定されていないクラスタ環境のみです。

デフォルト値はfalseです。

b2b.commitTxnOnMsgDelivery

このプロパティをtrueに設定すると、メッセージをバックエンドに配信する際にデータベース・トランザクション・メッセージを(中間)コミットする必要があるかどうかを示します。このパラメータが設定されていない場合、メッセージはバックエンドに配信されますが、データベース・レコードはコミットされません。

b2b.hl7.ignoreValidation

hl7エンベロープ検証をオフにするには、このプロパティでカンマ区切りのエンベロープ・ヘッダーを設定します。

例:

b2b.hl7.ignoreValidation = MessageReceivingFacility,
MessageSendingApp

または、ALLに設定して、完全なエンベロープ・ヘッダー検証をオフにします。

Oracle B2Bコンソールの「その他」タブでは、このプロパティ値をドキュメント・プロトコル・バージョン・レベルでオーバーライドできます。

b2b.HL7DocIdentification

通常、Oracle B2Bは、バックエンド・アプリケーションから渡されるドキュメント・タイプとドキュメント・タイプ・リビジョンに基づいて、アグリーメントまたはエンドポイント・ドキュメントを識別します。バックエンド・アプリケーションがドキュメント・タイプとドキュメント・タイプ・リビジョンの情報を渡すことができない場合、アウトバウンドXMLペイロードから同じ情報を取得できます。

この情報を取得するには、b2b.HL7DocIdentificationtrueに設定します。

b2b.inboundThreadCount
b2b.inboundThreadSleepTime
b2b.outboundThreadCount
b2b.outboundThreadSleepTime
b2b.defaultThreadCount
b2b.defaultThreadSleepTime

メッセージ処理を向上させるためにスレッド数とスレッドのスリープ時間を設定するには、これらのプロパティを設定します。

b2b.inboundThreadCountおよびb2b.outboundThreadCountの推奨値は、システムによって異なります。2 GBのコンピュータの場合、3から5に設定することをお薦めします。

Oracle B2Bがシングル・スレッド・モード(デフォルト)で実行されている場合、アウトバウンドHTTPメッセージがブロックされると、Oracle B2Bで後続のメッセージを処理できなくなる場合があります。HTTP配信のデフォルトのタイムアウトは60秒です。タイムアウトによってメッセージはエラーとなり、処理の障害はなくなります。処理の遅延をなくすには、スレッド数プロパティb2b.outboundThreadCountを3または4スレッドに増やすことをお薦めします。

b2b.inboundThreadSleepTimeおよびb2b.inboundThreadSleepTimeプロパティによって、メッセージ処理の後にスレッドはスリープになります。10から1000(ミリ秒)の間の設定をお薦めします。

b2b.jmsRedeliveryLimit

このプロパティを設定することによって、JMSキューからのメッセージの読取りに対する再試行制限を変更できます。Oracle B2Bは、指定された回数、メッセージの読取りを再試行するようになります。デフォルトの再試行制限は5です。

制限回数に達すると、メッセージおよびヘッダーの内容はファイル・システムに書き込まれます(デフォルトの場所は/tmpフォルダです)。Oracle B2Bは、例外メッセージもJMS - B2B_IN_QUEUEに送信して、エラーを報告し、保存されたメッセージの場所を示します。

b2b.FailedMessagesDirectoryを設定して、エラーが発生したメッセージの場所を指定できます。

b2b.listening.channel.restart.wait

Oracle B2Bは、リスニング・チャネルに対して複数のファイル・モニター・スレッドを作成する場合があります。このプロパティを使用して長い間隔を設定すると、初期化中にスレッドの競合状態を回避するのに役立ちます。

b2b.MaxTimeinAquiredState

再起動後に自動スタック・ハンドラがメッセージの処理を再開しないという問題を回避するには、このプロパティを設定します。

b2b.MaxTimeinAquiredStateプロパティの時間単位は分単位であり、30がデフォルト値です。

b2b.mdsCache cache_size

メタデータ・サービス(MDS)インスタンスのキャッシュ・サイズを設定するには、このプロパティを設定します。

xmxとmdsCacheの値には、5:1の比率をお薦めします。たとえば、xmxサイズが1024の場合は、mdsCacheを200 MBで維持します。

b2b.OutboundDispatchInterval

ディスパッチのサイクル間の遅延を制御するには、このプロパティを使用します。このプロパティを設定して、順序付けされたメッセージのディスパッチ間で待機する時間(ミリ秒単位)を指定します。

このプロパティを有効にすると、ディスパッチのサイクル間の遅延が制御されます。このプロパティは、メッセージの順序付け機能および取引パートナ停止時間スケジュール機能とともに使用できます。

自動スタック・ハンドラの使用時は、Oracle B2Bはエラーが発生したアウトバウンド・メッセージを順番に再試行します。エンドポイントで配信準備が完了すると、順序内のすべてのメッセージが配信可能になるので、エンドポイントでメッセージ配信のオーバーロードが発生する可能性があります。負荷を軽減するために、このプロパティを使用してメッセージのディスパッチの間隔をミリ秒単位で設定できます。

b2b.outboundOneErrorAllError

エラーにフラグを付ける方法を指定するには、このパラメータをtrueまたはfalseに設定します。

アウトバウンド・メッセージの場合、b2b.outboundOneErrorAllErrorはtrueにもfalseにも設定できます。デフォルトはfalseです。このプロパティをtrueに設定すると、アウトバウンド・メッセージについて、エラーのメッセージが1つであっても、すべてのアウトバウンド・バッチ・メッセージがエラー状態に設定されます。バッチ処理されたメッセージは取引パートナに送信されません。

b2b.outboundOneErrorAllErrorプロパティを使用すると、インバウンド・メッセージはb2b.outboundOneErrorAllErrorがfalseに設定されているように動作します。つまり、インバウンド・メッセージ・プロセス中にエラーが発生した場合、そのメッセージのみにエラーがフラグ付けされ、他のメッセージは渡されます。すべてのメッセージをエラーとしてフラグ付けするオプションはありません。

b2b.payloadObfuscation

ペイロードの不明瞭化をオンにするには、このプロパティをtrueに設定します。

詳細は、第1.4.1項 ペイロードの不明瞭化を参照してください。

b2b.rowLockingForCorrelation

行レベル・ロックを有効にするには、このプロパティをtrueに設定します。

Oracle B2BがEDI FAメッセージとAS2 MDNメッセージ(確認メッセージ)を同時に受信すると、競合状態が発生し、アウトバウンドEDIメッセージは(FAが正常に処理されたにもかかわらず)MSG_WAIT_FA状態に留まる場合があります。

相関付けされたFAおよび確認メッセージが同時に処理されたときに元のEDIメッセージに順番にアクセスできるように、この行レベル・ロック・パラメータを使用します。Oracle B2Bが元のメッセージを更新する場合に、競合状態が回避されます。

b2b.setDynamicNameSpace

Oracle B2B 10gバージョンからのEDI ECSおよびXSDファイルを使用するには、このプロパティをtrueに設定します。

Oracle B2B 10gで使用されていたEDI ECSおよびXSDファイルをOracle B2B 11gで使用する場合、XEngineによって変換済XML用の動的ネームスペースが生成される場合があります。たとえば、

xmlns="NS_31CA8D0F33324F95A0BF15D85539C27E20060518215520"

インバウンドEDIメッセージに対する動的ネームスペース生成をオフにするには、このプロパティをfalseに設定します。

b2b.SyncAppDelivery

コールアウトを使用する場合、バックエンド・メッセージ・キューへのメッセージ配信を有効化するには、このプロパティをtrueに設定します。メッセージ配信を無効化するには、このプロパティをfalseに設定します。デフォルトでは、このプロパティは無効化(falseに設定)されています。このプロパティは、大文字と小文字が区別されます。

b2b.setisLargePayloadPropertyForSmallMsg

デフォルトでは、Oracle B2Bではペイロードのサイズが(構成されているサイズに比べて)大きい場合のみLARGE_PAYLOADヘッダー・プロパティがtrueに設定されます。ペイロードが小さい場合、LARGE_PAYLOADヘッダー・プロパティは設定されません。ペイロードが小さい場合もLARGE_PAYLOADプロパティが設定されるようにする必要がある場合は、b2b.setisLargePayloadPropertyForSmallMsgプロパティをtrueに設定します。

このプロパティのデフォルト値はfalseです。

b2b.listening_channels.continue_reconnect

SFTPまたはJMSなどのリソース・サーバーが停止している場合、デフォルトでは、Oracle B2Bは指定された回数のみ再接続を試みます。ただし、指定された回数以内に再接続できない場合、単に特定のリスニング・チャネルを停止します。

このプロパティがtrueに設定されている場合は、停止時間中ずっとリソース・サーバーへの再接続を試みます。

リソース・サーバーは、SFTPの場合はSFTPサーバー、JMSの場合はJMSサーバーです。

このプロパティのデフォルト値はfalseです。

b2b.reuseHttpConnections

このプロパティの値をtrueに設定すると、HTTP接続は再利用されます。このプロパティのデフォルト値はfalseです。デフォルト値を使用する場合、同じURLに連続してアクセスする際、HTTP接続のオープンとクローズを繰り返します。

ただし、このプロパティが有効になるかどうかは、他のプロパティの値に依存します。HTTP接続を再利用する際にHTTPClient.HTTPConnection.setCurrentProxyをコールする場合、取得したHTTP接続インスタンスでプロキシ設定が実際に変更されている場合にのみ、副作用としての変更(HTTP接続の再利用、ソケットのクローズなど)が実行されます。setCurrentProxyをコールしてもHTTP接続インスタンスに現在設定されている値が適用される場合、setCurrentProxyコールは無視されます。

したがって、HTTPClient.HTTPConnection.getProxyHostHTTPConnection.getProxyPortの値を新しく提示される値と比較して、値が異なる場合のみHTTPConnection.setCurrentProxyをコールする必要があります。

b2b.deliverPingPongToBackend

ebMSでは、Ping/Pongメッセージを使用してサーバー状態を確認できます。b2b.deliverPingPongToBackendプロパティをtrueに設定すると、Oracle B2Bでそれらのメッセージを受信したときに、そのままバックエンド・アプリケーションに渡すことができます。

このプロパティのデフォルト値はfalseであり、Oracle B2Bが受信したPing/Pongメッセージは強制的に消費されます。

b2b.trackInboundCtlNum

このプロパティのデフォルト値はtrueであり、Oracle B2BがインバウンドEDIメッセージの管理番号をデータベースに保存する動作を制御します(特定のパートナからのインバウンドEDIメッセージの管理番号を挿入するか、またはそのパートナのエントリが既存の場合は更新します)。一方、falseに設定されている場合は、Oracle B2Bはインバウンド・メッセージの管理番号の挿入を行いません。

b2b.SingleTransactionAtInbound 

インバウンドMLLP HAの場合、ワイヤ・メッセージがデータベースにコミットされてからイベントがイベント・キューにエンキューされるまでの間にサーバーがクラッシュした場合、メッセージは永久に順序付けマネージャの表にスタックされ、処理されません。この場合、順序付けされているインバウンド・メッセージ・フローはブロックされます。

MLLP HAでJMSとデータベースのコミットを1つのトランザクションで実行する場合のみ、b2b.SingleTransactionAtInboundをtrueに設定します。これは、一度に1つのインバウンド・メッセージのみ受信するMLLPにのみ適しています。

このプロパティのデフォルト値はfalseです。

b2b.retainmsgid

この値をtrueに設定すると、アプリケーション・メッセージを再発行する際、メッセージID、プロトコル・メッセージIDおよびコラボレーションIDの@msgidが維持されます。

この値をfalseに設定すると、メッセージIDの@msgidは維持されますが、プロトコル・メッセージIDおよびコラボレーションIDには新しいIDが発行されます。

このプロパティのデフォルト値はfalseです。

b2b.TPACache

このプロパティを使用して、取引パートナ・アグリーメント(TPA)レイヤー処理キャッシュを有効化または無効化します。デフォルトでは、このプロパティは無効です。

プロパティの制限: TPAキャッシュは、アグリーメント・デプロイメントを使用して、値の変化をリフレッシュします。したがって、このパラメータが有効な場合、チャネル・パラメータの変更の即時取込みは機能しません。それには、アグリーメントのデプロイが必要です。このパラメータへの変更を適用するには、サーバーを再起動する必要があります。

このパラメータの有効な値はlocalです。

b2b.optimizeStorage

このプロパティを使用して、ビジネス・インスタンス、ワイヤ・インスタンスおよびアプリケーション・インスタンス(可能な場合)の間で、ペイロードのストレージを最適化(共有)するかどうかを決定します。このプロパティを適宜設定すると、ペイロードが保持され、データベース・レイヤーのI/O負荷が軽くなります。このパラメータへの変更を適用するには、サーバーを再起動する必要があります。

このパラメータの有効な値はtruefalse (デフォルト)です。

b2b.DispatcherCache

このプロパティを使用して、ディスパッチャ処理キャッシュを有効化または無効化します。デフォルトでは、このプロパティは無効です。このパラメータへの変更を適用するには、サーバーを再起動する必要があります。

このパラメータの有効な値はlocalです。

b2b.enableDeliveryHelper

バックエンド・アプリケーションにメッセージをディスパッチするためのスレッドを個々に生成するには、このプロパティを使用します。インバウンド・ディスパッチャのパフォーマンスを向上するには、このプロパティを有効化します。このパラメータへの変更を適用するには、サーバーを再起動する必要があります。

このプロパティの有効な値はtrueまたはfalseです。

b2b.sequencingFetchSize

このプロパティを使用して、順序付けフェッチのバッチ・サイズを定義します。インバウンド・ディスパッチャまたはアウトバウンド・ディスパッチャは、1回のフェッチでの特定の順序付けターゲットに対するメッセージの<batchsize>の値を取得しようと試みます。このプロパティのデフォルト値は20です。このパラメータへの変更を適用するには、サーバーを再起動する必要があります。

このパラメータの有効な値はIntegerです。

b2b.fromHeaderName

HTTPのFromメッセージ・ヘッダーにIPアドレスにマップ可能な値が格納されている場合、Oracle B2Bはその値をIPアドレスに変換します。このIPアドレスがリモート取引パートナ識別子、特にGeneric識別子に含まれていない場合、Oracle B2Bはメッセージの送信元の取引パートナを識別できません。

メッセージ受信時に、Oracle B2BがFromメッセージ・ヘッダーから抽出した値とリモート取引パートナに指定されているGeneric識別子をそのまま(IPアドレスに変換せずに)比較できるように、このプロパティを使用してヘッダー名の値を指定します。

このプロパティの値は、大文字と小文字が区別されます。したがって、ヘッダーは、メッセージで渡される値と正確に一致する必要があります。

このプロパティの値の書式を次に示します。

<header name>#<header name2>...

この値には、sender_id#receiver_idのように、#で区切って複数のヘッダー名を指定できます。

b2b.auditFileLocation
b2b.maxNumAuditFile

b2b.auditFileLocationは、コンポジット・フロー・トレースのEM URLを取得するために使用します。このプロパティには、文字列値を設定します。

例:

b2b.auditFileLocation=/tmp/audit.log

b2b.maxNumAuditFileは、監査ログの最大数を指定するために使用します。このプロパティのデフォルト値は10です。

書式: audit-<managed server name>.log.<n>o (n=0,1,2,3)

例:

b2b.maxNumAuditFile= 10

監査ファイルはCSV形式で格納されます。

b2b.TreatRNIFasRNDocument

このプロパティを使用して、RosettaNetドキュメントを指定します。このプロパティをtrueに設定して、ドキュメントをRNExchangePluginから受信した場合、ドキュメントの指定は正常です。

このプロパティをfalseに設定した場合、ドキュメントはXPath式とその値で特定されます(カスタム・ドキュメントと同じです。)

b2b.mdnAliasesAndAlgorithm 

このプロパティを使用して、AS2メッセージのネガティブMDnの署名を処理します。このプロパティの値の書式を次に示します。

B2BHost=<default alias to sign>:<default algorithm>;<TP1>=<alias1>:<alg1>;...<TPn>=<aliasn>:<algn>

例:

B2BHost=b2bs0:md5;ACME=stg_2010:md5;GLOBALCHIPS=stage2014:sha1
b2b.fromTPXPath

このプロパティを使用して、ペイロードから取引パートナ名を抽出する必要があるXPathをインクルードします。

メッセージを受信すると、Oracle B2BはEnterPrise Managementコンソールで指定されているXPathを使用してペイロードから取引パートナ名を抽出し、その値をGeneric識別子として指定されている値と比較して、メッセージの送信元の取引パートナを決定します。

注意: XPathの末尾に/text()をインクルードしないでください。インクルードした場合、Oracle B2Bはパスを見つけられません。

b2b.correlateResponse

このプロパティを使用して、Oracle B2Bでの相関付けを切り替えます。

このプロパティのデフォルト値はtrueです。

このプロパティをfalseに設定した場合、Oracle B2Bは、エンキューされたアウトバウンド・メッセージを、replyToMsgIDフィールドで指定されているIDを持つ既存メッセージと相関付けません。

b2b.protMsgIdAsBmId

このプロパティをtrueに設定すると、Oracle B2BはプロトコルMsgIDをバックエンド・アプリケーションに送信できます。

このプロパティのデフォルト値はfalseです。

b2b.flowTraceEMURL

Oracle B2Bがあるドメインでホストされ、Oracle SOAコンポジット(Oracle JMSアダプタとJMSオプション)が別のドメインにデプロイされている場合(Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlが別のドメインにある)、Oracle B2Bにはコンポジットがデプロイされているドメインへのリンクを提供するメカニズムが必要です。

ECIDに基づいてインスタンスのメッセージ・フローを追跡するために、このプロパティを使用してOracle SOAコンポジットのドメインURL詳細を指定します。

このプロパティの値を設定するための形式は次のとおりです。

http://<host>:<port>#<domain_name>#<domain_type>

また、Oracle B2Bコンソールを使用して、デリバリ・チャネル・レベルでこのURL詳細を指定できます。

このURLは、Oracle B2B Application Messageレポートの個々のメッセージの「フローのトレース」リンクとして使用できます。

「フローのトレース」リンクの作成時、Oracle B2Bはまずチャネル・レベルで値が指定されているかどうかを確認します。値が存在する場合は、その値を使用してURLリンクが作成されます。値が存在しない場合、Oracle B2BはOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでb2b.flowTraceEMURLが設定されているかどうかを確認します。設定されている場合、そのプロパティ値を使用してURLリンクが作成されます。値が両方とも設定されていない場合、デフォルトでは、Oracle B2Bはコンポジットがローカル・ドメインで使用可能であると想定して、URLリンクを作成します。

『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド』のOracle B2Bロギング・モードの構成に関する項を参照してください。

b2b.b2bReportsURL

Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlがホストされているドメインでこのプロパティを(b2b.flowTraceEMURLとともに)設定して、Oracle B2Bコンソールのレポートの「フローのトレース」URLリンクを構築します。

このプロパティの値を設定するための形式は次のとおりです。

http://<host>:<port>

JMSオプションを使用するOracle B2Bコンポジットの場合、コンポジットのデプロイ先と同じドメインでOracle B2Bがホストされていても、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Control側からOracle B2BコンソールのURLを提供する必要があります。

注意: 現在、Oracle SOA Suiteは複数のSOAドメインと1つのOracle B2Bインスタンスの追跡をサポートしています。これは、このプロパティがグローバル・レベルで設定されるからです。

b2b.rowLockingForCorrelation

MLLP 2.0アウトバウンド・メッセージのメッセージ状態をMSG_WAIT_TRANSMITからMSG_WAIT_ACKに変更するには、このプロパティをtrueに設定します。ただし、このプロパティを有効化すると、行のロックによってパフォーマンスが損なわれるので、パフォーマンスに悪影響を及ぼします。

このプロパティが有効化されていない場合、メッセージ伝送時にメッセージ状態は変化しません。ただし、コミット確認の受信時にはすぐにメッセージ状態が変化します。

b2b.TPAbasedebMSIdValidateAndOverride

このプロパティにより、次が実行されます。

  • インバウンド・フローとアウトバウンド・フローの両方で、ミドルウェアまたは取引パートナから送信される取引パートナ識別子を、アグリーメントに構成されている識別子と照合して検証します。

  • バックエンド・アプリケーションまたは取引パートナから送信された識別子を使用して、アグリーメントに構成されている識別子をオーバーライドします。

デフォルト値はfalseです。

b2b.TPAbasedebMSIdValidateAndOverride= trueの場合:

  • アグリーメントに識別子としてID1とID2が構成され、インバウンド・メッセージの識別子がID2である場合、バックエンド・アプリケーションにはID2が送信されます。

    注意: これはアウトバウンド・メッセージに適用されます。

  • アグリーメントに識別子としてID1とID2が構成され、インバウンド・メッセージの識別子がID3である場合、取引パートナに識別子としてID3が構成されていても、アグリーメント識別エラーになります。

  • 特定の識別子タイプを持たないアウトバウンド・メッセージの場合、ebMSメッセージ・ヘッダーでは名前識別子が使用されます。

b2b.TPAbasedebMSIdValidateAndOverride= falseの場合:

識別はプロファイルに構成されている識別子との照合によって実行され、ebMSヘッダーではアグリーメントに構成されている識別子が使用されます。

b2b.resubmitOutboundAck

このプロパティをtrueに設定すると、アウトバウンド確認を再発行できます。

デフォルト値はfalseです。

コヒーレンス・システム・プロパティ

coherence.b2bDispatcherCache.size

coherence.b2bDispatcherCache.expiry

coherence.b2bTPACache.size

coherence.b2bTPACache.expiry

これらのシステム・プロパティを使用して、キャッシュ・サイズおよび有効期限を調整できます。

各システム・プロパティのデフォルト値を次に示します。

coherence.b2bDispatcherCache.size: 20000

coherence.b2bDispatcherCache.expiry: 3分

coherence.b2bTPACache.size: 20000

coherence.b2bTPACache.expiry: 30分


D.2 configmbeanutilユーティリティの使用

configmbeanutilユーティリティを使用してプロパティを設定することもできます。

configmbeanutilユーティリティを使用するには、次の手順に従います。

  1. MW_HOME環境変数を、Fusion Middlewareのインストール・ディレクトリを指すように設定します。たとえば、

    setenv MW_HOME /scratch/$user/fmwhome
    

    注意:

    Fusion Middlewareのディレクトリにアクセスするには、ホスト、ポート、ユーザーおよびパスワードの情報が含まれたMBeanプロパティ・ファイル(mbeanutil.properties)を指定する必要があります。たとえば、

    host=myfmw.com
    port=7001
    user=weblogic
    password=mypwd 
    

  2. JAVA_HOME環境変数を設定します。たとえば、

    setenv JAVA_HOME ${MW_HOME}/jdk160_14_R27.6.4-18
    
  3. Java binディレクトリをPATH環境変数に追加します。たとえば、

    setenv PATH ${JAVA_HOME}/bin:${PATH}
    

例D-1例D-2例D-3および例D-4にこのユーティリティの使用方法を示します。

例D-1 すべてのプロパティのコンソールへの出力

java -cp $MW_HOME/AS11gR1SOA/soa/modules/oracle.soa.b2b_11.1.1/b2b.jar:$MW_HOME/
wlserver_10.3/server/lib/wljmxclient.jar:$MW_HOME/modules/
glassfish.jaxb_1.2.0.0_2-1-7.jar oracle.tip.b2b.utility.ConfigMBeanUtility

例D-2 プロパティの追加

java -cp $MW_HOME/AS11gR1SOA/soa/modules/oracle.soa.b2b_11.1.1/b2b.jar:$MW_HOME/
wlserver_10.3/server/lib/wljmxclient.jar:$MW_HOME/modules/
glassfish.jaxb_1.2.0.0_2-1-7.jar oracle.tip.b2b.utility.ConfigMBeanUtility add b2b.test cool ok

例D-3 プロパティの更新

java -cp $MW_HOME/AS11gR1SOA/soa/modules/oracle.soa.b2b_11.1.1/b2b.jar:$MW_HOME/
wlserver_10.3/server/lib/wljmxclient.jar:$MW_HOME/modules/
glassfish.jaxb_1.2.0.0_2-1-7.jar oracle.tip.b2b.utility.ConfigMBeanUtility 
update b2b.test thru

例D-4 プロパティの削除

java -cp $MW_HOME/AS11gR1SOA/soa/modules/oracle.soa.b2b_11.1.1/b2b.jar:$MW_HOME/
wlserver_10.3/server/lib/wljmxclient.jar:$MW_HOME/modules/
glassfish.jaxb_1.2.0.0_2-1-7.jar oracle.tip.b2b.utility.ConfigMBeanUtility 
remove b2b.test