Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Process Managementユーザーズ・ガイド 11g リリース1 (11.1.1.7) B61408-10 |
|
前 |
次 |
この章では、プロセス・ワークスペースの起動とログイン、プロセス・ワークスペースのインタフェースのナビゲーション、およびプリファレンスの構成の方法について説明します。
プロセス・ワークスペースはカスタマイズ可能なWebベースのインタフェースであり、タスクおよびプロセス・インスタンスに対するユーザーのロールと責任に応じたアクセスと管理を実現します。
この章には、プロセス・ワークスペースの開始に役立つ次のトピックが含まれています。
ヒューマン・ワークフロー問題のトラブルシューティングの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド』のヒューマン・ワークフローのトラブルシューティングに関する項を参照してください。
表1-1は、プロセス・ワークスペースの対象となるユーザーを示しています。
表1-1 Oracle Business Process Management Workspaceのユーザー
ユーザー・プロファイル | 説明 |
---|---|
プロセス参加者 |
これは最も基本的なプロファイルであり、すべてのユーザーに共通です。これにより、次を行うことができます:
これらのユーザーは組織全体に分散し、社外で作業する場合もあります。 プロセス参加者は、プロセスを開始するのみでなく、進行状況を追跡し、必要に応じて取り消すこともできます。 |
プロセス所有者 |
1つ以上のビジネス・プロセスを管理するユーザーです。自身のエンド・ユーザーとしてのアクセス以外に、このビジネス・プロセスに属しているが他のユーザーに割り当てられているタスクに対して行動します。これらのユーザーは、これらのプロセスでのプロセス・インスタンスの動きを認識する必要があります。そのためには、通常はダッシュボードを使用します。 これらのユーザーは、通常は運営組織の一部として社内のビジネス側に属しています。スーパーバイザである場合もあります。 |
管理者 |
管理ユーザーには2種類あります。
|
スーパーバイザ |
他のプロセス参加者からの報告を受けるユーザーです。プロセス・インスタンスが予期したとおりに実行されたことを確認するため、次を行います。
|
プロセス・アナリストは通常、Oracle Business Process Analysis SuiteまたはBusiness Process Composerを使用してプロセス・モデルを作成します。また、Oracle BPM Studio内部のプロセス・アナリスト・ロールを使用することもできます。
プロセス開発者は通常、Oracle BPM Studioを使用してビジネス・アプリケーションのコンポーネントのモデリングと実装を行います。また、基本的なプロセスをモデリングするためにBusiness Process Composerを使用することもあります。
プロセス・ワークスペースを起動するには、Oracle SOA Suiteがインストールされている必要があり、サービス統合サーバーが実行中である必要があります。詳細は、インストールのドキュメントを参照してください。
プロセス・ワークスペースを起動してログインするには:
次に移動します:
http://
host_name:port_number/
bpm/workspace/
host_name
は、Oracle SOA Suiteがインストールされているホスト・コンピュータの名前です。
port_number
は、インストールで使用したポートです。
ユーザー名およびパスワードを入力します。
事前にシードされたユーザー名を使用して、管理者としてログインできます。アイデンティティ・ストアにデモ・ユーザー・コミュニティをロード済の場合は、jsteinまたはjcooperなどの他のユーザーを使用できます。
ユーザー名とパスワードは、JAZNに提供されたユーザー・コミュニティに存在している必要があります。
「ログイン」をクリックします。
注意:
|
図1-1は、プロセス・ワークスペースにログインしたときにデフォルトで表示されるホーム・ページの例を示しています。
最上部に2つのツールバーがあります。上部中央のツールバーを使用してタスク、プロセス・インスタンス、ダッシュボード、アクティビティ・ガイド、レポートの作業を実行し、カスタム・ページを追加できます。プロセス・ワークスペースのこれらの部分へのリンクを表1-2に示し、説明します。
表1-2 タスク、アクティビティ・ガイド、プロセス・インスタンス、ダッシュボードおよびその他のツールバー
ツールバーのリンク | 説明 |
---|---|
タスク |
「タスク」ページには、ユーザーの権限と割り当てられたグループおよびロールに基づいてユーザーのタスクが表示されます。 |
プロセス・トラッキング |
「プロセス・トラッキング」ページを使用して、割り当てられたロールに基づいてビジネス・プロセスと相互作用します。 |
標準ダッシュボード |
ダッシュボードは、プロセス実行およびユーザー・ワークロードを監視するための分析情報を提供します。ダッシュボードには、サマリー情報が表示され、インスタンス固有の情報にドリルダウンできます。 |
その他: レポート |
|
上部右側のツールバーは、プロセス・ワークスペース自体の構成および作業(ログアウトやユーザー・プリファレンスの設定など)に使用します。管理者の場合は、「管理」リンクも表示されます。管理タスクには、デフォルトのタブを表示するか非表示にするかの選択や、ユーザーのログイン時にデフォルトで表示されるタブ・ページの指定などが含まれます。
表1-3では、「ホーム」、「管理」および「プリファレンス」リンクからアクセスできるページについて説明します。
表1-3 Oracle Business Process Management Workspaceのツールバー
ページ | 説明 |
---|---|
ホーム |
表1-2に示すように、ログイン・ユーザーのタスク・リスト、選択したタスクの詳細、およびタスク操作の開始に必要なすべての機能が表示されます。 |
管理 |
使用可能な管理機能は、次のとおりです。
|
プリファレンス |
次のプリファレンス設定が含まれます。
|
カスタム・ページの作成の詳細は、第5章 プロセス・ワークスペースでのカスタム・ページの作成と編集を参照してください。
デフォルト・タブの指定、表示および非表示の詳細は、第9.2.10項 プロセス・ワークスペースでのデフォルトのタブ・ページを指定、表示または非表示にする方法を参照してください。
この項には次のトピックが含まれます:
ユーザーがログインすると、「ホーム」ページにデフォルトで「ユーザー・タスク」ページが表示されます。
ユーザーのログイン時に別のページを表示するよう、プロセス・ワークスペースを構成できます。これについては、第9.2.10項 プロセス・ワークスペースでのデフォルトのタブ・ページを指定、表示または非表示にする方法で説明されています。
「タスク」ページには、ユーザーの権限と割り当てられたグループおよびロールに基づいてユーザーのタスクが表示されます。
「タスク」ページでは、次のことを実行できます。
ワークリスト内のタスクに対して許可されているアクションを実行したり、共有タスクの獲得やチェックアウトを実行できます。また、個人のTo Doタスクを定義したり、サブタスクを定義できます。
ワークリスト・ビュー内のタスクを様々な基準に基づいてフィルタ処理できます。
標準作業キュー(高優先度タスク、期日の近いタスクなど)を使用できます。作業キューを使用すると、カスタム・ビューを作成してワークリスト内のタスクのサブセット(高優先度タスク、期日が24時間以内のタスク、経費承認タスクなど)をグループ化できます。
カスタム作業キューを定義できます。
別のユーザーのワークリストの一部へのプロキシ・アクセスを取得できます。
カスタム休暇ルールやカスタム委任ルールを定義できます。
グループの所有者に対して、共有タスクのタスク・ディスパッチ・ルールの定義を許可できます。
完全なワークフロー履歴および監査証跡を収集できます。
タスクにデジタル署名を使用できます。
このタスクに関連のあるプロセス・インスタンスの詳細を示すポップアップを表示できます。
管理者は、すべてのタスク・タイプ(承認、却下、完了、解決など)のタスクの結果を、Enterprise Managerのワークフローのグローバル構成を介して使用可能なイメージにマップすることができます。タスクの結果をイメージにマップすると、ワークリスト・タスク・リスト・ツールバーから、使用可能なイメージをクリックして、タスクの結果アクションを実行できます。
注意: プロセス・ワークスペースにログイン中のユーザーの権限をFusion Middleware Control Consoleで変更した場合、その変更はそのユーザーがそれ以降にログインした後でのみ適用されます。このことは、アクティブなワークリスト・セッションが2つあり、1つは権限の変更前にユーザーがすでにログインしており、もう1つは権限の変更後に同じユーザーがログインするような状況でも同様です。1つ目の状況では、ユーザーの権限の変更はそのユーザーがログインしている間は適用されません。2つ目の状況では、ユーザーがプロセス・ワークスペースの2つ目のインスタンスにログインしたときに、権限の変更が適用されます。 |
図1-2は、ユーザーが最初にログインしたときにデフォルトで表示されるプロセス・ワークスペースの「タスク」ページの例を示しています。
このページは、ユーザーのロールに応じて、ユーザーに割り当てられたすべてのタスクと作業アイテムの一覧を表示します。
一番左にはリストが表示され、「ユーザー・タスク」が選択されています。このリストを展開して、次を選択します:
特定のビューに、各ビューで開かれているタスクの数が表示されます。特定のビューを選択すると、タスク・カウントが最新の数値にリフレッシュされます。
プロセス・ワークスペースにデプロイされているアプリケーションのリスト。
指定したお気に入りのリンクまたはアプリケーション。
タスクでの作業中にこのリストを表示するには、「固定」をクリックします。非表示にするには「固定解除」をクリックします。
表1-4で、「ビュー」、「アプリケーション」および「お気に入り」リストに含まれるアイテムをリスト表示し、説明します。
表1-4 「ビュー」、「アプリケーション」および「お気に入り」リスト
コンポーネント | 説明 |
---|---|
ビュー |
受信ボックスに表示されるアイテムは、ログイン・ユーザーに付与されているロールに応じて異なります。
|
アプリケーション |
ユーザーが開始権限を持つプロセス。このコンポーネントでは、権限を付与されているアプリケーションを検索できます。 |
お気に入り |
指定した外部Webサイトまたはアプリケーションへのリンク。詳細は、第9.2.8項「プロセス・ワークスペースでカスタマイズしたアプリケーションおよびリンクの有効化方法」を参照してください。 |
「ユーザー・タスク」ページには、「ビュー」、「アプリケーション」および「お気に入り」リスト以外に、表1-5で示し、説明するコンポーネントも含まれます。
コンポーネント | 説明 |
---|---|
表示フィルタ |
「検索」、「割当て先」または「ステータス」フィールドから検索条件を指定します。使用可能なカテゴリ・フィルタは、選択したビューに応じて異なります。
いくつか他の条件を使用して拡張検索を実行できます。検索の詳細は、第1.3.1.4項 プロセス・ワークスペースでのタスクの検索を参照してください。 |
アクション・リスト |
ヒューマン・タスクに対して定義されたグループ・アクション(「申告」)またはカスタム・アクション(「承認」または「拒否」など)を選択します。「申告」は、グループまたは複数のユーザーに割り当てられたタスクに対して表示されます。タスクの処理の前には申告が必要になります。タスクに対して可能な他のアクション(システム・アクションなど)は、特定のタスクの「タスクの詳細」ページに表示されます。ここでTo Doタスクやサブタスクを作成することも可能です。「アクション」からアクションを選択すると、「コメント」ウィンドウが表示されます。コメントを入力して「OK」をクリックし、タスクを更新してタスク・リスト表をリフレッシュする必要があります。「取消」をクリックすると、アクションを取り消すことができます。 |
タスク・ステータス |
現在のビューにあるタスクのステータスがバー・チャートに表示されます。 |
デフォルト列 |
タイトル: ヒューマン・タスクの作成時に指定したタイトル。パージ済またはアーカイブ済のプロセス・インスタンスに関連付けられているタスクは表示されません。 プロセス名: このタスクが実行中のプロセス・インスタンスに関連付けられている場合、そのインスタンスの名前。このリンクをクリックするとプロセスの詳細を表示したポップアップが開きます。 作成者: タスクを作成したユーザー。ビジネス・ユーザー・タスクの場合、作成者フィールドにはnullが表示されます。 優先度: ヒューマン・タスクの作成時に指定した優先度。最高優先度は1、最低優先度は5です。 割当て日: 対象のタスクが割り当てられた日付。 |
タスクの詳細 |
受信ボックスのタスクを選択すると、タスクの詳細がワークリストの下半分に表示されます。また、タスクをダブルクリックするとポップアップ・ブラウザ・ウィンドウで表示できます。 「タスクの詳細」ページのボタンは使用可能なアクションを示します。タスクを完了した場合:
|
図1-3は、「タスクの詳細」ページの例を示しています。このページは、プロセス・ワークスペースの「タスク」ページの受信ボックスからタスクを選択することによって呼び出されます。また、タスクをダブルクリックするとポップアップ・ブラウザ・ウィンドウで表示できます。
「タスクの詳細」ページの表示は、設計時にこのページに表示するタスク・フォームの開発に使用したツールによって異なる場合があります。
「タスクの詳細」ページのコンポーネントは、次のとおりです。
タスクのタイトル(たとえば、タスク1)、タスク番号、作成者、割当て先、状態、作成日、タスクの取得者、優先度、有効期限、その他のフレックス・フィールドを含む基本情報が表示されます。
「前のタスク」/「次のタスク」アイコン: タスク・リストにある1つのタスクから前または次のタスクに移動します。
アクション・ボタン: このヒューマン・タスクの設計時に定義されたカスタム・アクション用のボタン(たとえば、ヘルプ・デスク・リクエスト用の「解決済」および未解決またはローン・リクエスト用の「承認」および「拒否」)が表示されます。タスクのロールを完了すると(承認した場合など)、それに合せてタスク・リストがリフレッシュされ、タスク・リストの次のタスクに移動します。
管理者、タスク・イニシエータまたはマネージャの場合は、「取消」も表示されることがあります。
使用可能なタスク・アクションは、ユーザー・ロールおよびタスクによって異なります。選択したビューによって、タスク・アクションが変わることはありません。
その他のアクション: タスクに定義されるカスタム・アクションの範囲を超えるシステム・タスクのアクションが表示されます(詳細は第1.3.1.2.2項 プロセス・ワークスペースでのシステム・アクションの実行)。
コンテンツ: ペイロードが表示されます。表示されるフィールドは、設計時にヒューマン・タスクが作成された方法によって異なります。
履歴の詳細: 第1.3.1.2.1項 タスク履歴で説明されています。
コメントおよび添付ファイル:
ワークフローに参加した様々なユーザーが入力したコメント。新しく追加されたコメントおよびそのコメントを入力したユーザーのユーザー名が既存のコメントに追加されます。コメントの痕跡はタスクのライフサイクル全体を通して保持されます。コメントを追加するには、タスクの更新権限が必要です。
コメントの追加方法は、第2.4項「プロセス・ワークスペースでのタスクへのコメントと添付ファイルの追加」を参照してください。
添付ファイルはタスクに関連付けられたドキュメントまたは参照URLです。これらは通常、ヒューマン・タスクの設計時に定義されてワークフローに関連付けられるか、タスク・リストを使用する参加者によって添付および変更されます。添付ファイルを追加または削除するには、タスクの更新権限が必要です。添付ファイルの追加には、絶対パス名を使用するか、ファイルを参照できます。
タスク履歴は、ワークフローの参加者によって実行されるアクションの監査証跡、およびワークフローの様々な時点でのタスク・ペイロードおよび添付ファイルのスナップショットを記録します。タスクの「短い履歴」には、次のタスクで作成されるすべてのバージョンがリストされます。
タスクの開始
タスクの再開始
タスクの結果の更新
タスクの完了
タスクのエラー処理
タスクの期限切れ
タスクの取消し
エラー割当て先へのタスクのアラート
shortHistoryActions
要素を変更すると、「短い履歴」リストに、次に示すアクションを含めることができます。
取得
非定型ルート
タスクの自動リリース
委任
エスカレート
タスクの情報のリクエスト
タスクの情報の送信
ルーティング・スリップのオーバーライド
結果の更新およびルート
プッシュバック
再割当て
リリース
期限更新
再開
現在の割当てのスキップ
一時停止
更新
履歴では、図1-4に示すように、タスク・フローがグラフィカルに表示されます。
表1-6は、「履歴」セクションで使用されるアイコンを示しています。
表1-6 タスク履歴のアイコン
アイコン | 説明 |
---|---|
非定型ルーティング・シナリオの承認者を表します。 |
|
タスクが承認されたことを示します。 |
|
参加者は通知タスクを受信するのみで、ビジネス・プロセスは参加者のレスポンスを待機しないことを示します。参加者がタスクの結果に直接影響を与えることはできませんが、コメントを提供したり添付ファイルを追加できる場合があります。 |
|
複数の人が並行して作業することを示します。このパターンは主に投票で使用されます。 |
|
この参加者が管理チェーンに属していることを示します。 |
|
参加者が1人のユーザー、1つのグループまたはロールにマッピングされる単純なケースであることを示します。 |
|
タスクが未着手であることを示します。 |
|
タスク・フローの終了を示します。 |
注意: 親タスクの履歴には、そのタスクに含まれるサブタスクの履歴も表示されます。 |
タスク・リストからタスクを選択すると、「タスクの詳細」ページの「アクション」リストに、ユーザーの権限に基づき、すべてのタスクで実行可能なシステム・アクションが表示されます。表1-7に、システム・アクションを示します。
表1-7 システム・タスク・アクション
アクション | 説明 |
---|---|
申告 |
このアクションを使用して、グループまたは複数のユーザーに割り当てられているタスクを申告します。「申告」は、グループまたは複数ユーザー割当ての「タスク・アクション」リストで選択可能な唯一のアクションです。タスクが申告されると、すべての適用可能なアクションがリストに表示されます。 |
再割当て |
このアクションを使用して、タスクを別のユーザーに割り当てます。マネージャはタスクを報告先に委任できます。BPMWorkflowReassign権限を持つユーザーは任意のユーザーにタスクを委任できます。 |
エスカレート |
このアクションを使用して、グループまたは複数のユーザーに割り当てられているタスクをエスカレートします。オプションで「コメント」領域にコメントを入力できます。タスクは管理者が任意に指定したユーザーに再割当てされます。エスカレーション・パスが指定されていない場合、タスクは自分のマネージャ(階層の1つ上のレベル)にエスカレートされます。 |
リリース |
このアクションを使用して、申告されたタスクをリリースします。1つのタスクがグループまたは複数のユーザーに割り当てられている場合、そのタスクを申告したユーザーがタスクを完了できない場合はリリースできます。他のすべての割当て先はタスクを申告および完了できます。 |
「一時停止」および「再開」 |
これらのアクションは、タスクを一時停止または再開する場合に使用します。これらのオプションは、BPMWorkflowSuspendロールを付与されたユーザーのみが使用可能です。他のユーザーは、タスク・フィルタで「前へ」を選択するか、「一時停止」ステータスのタスクを検索することにより、このタスクにアクセスできます。一時停止は無期限です。これは、「再開」を使用してタスクの処理を再開するまで継続されます。 |
取消 |
このアクションを使用して、タスクを取り消します。タスクの作成者が作業を続行しない場合、たとえば休暇リクエストを取り消す場合は、そのタスクを取り消して、 「コメント」 領域にオプションのコメントを追加できます。次の処理はビジネス・プロセスによって決定されます。ホームページの「取消」アクションは、「作成者」タスク・フィルタを使用して使用できます。 |
プッシュバック |
このアクションを使用して、タスクをワークフローの1つ下のレベルの以前の割当て先に戻します。 |
期限更新 |
このタスクを使用して、タスクの有効期限を延長します。オプションで「コメント」領域にコメントを入力できます。タスクの有効期限は1週間延長されます。期限更新がタスク履歴に表示されます。タスクの期限更新期間はオプションのパラメータで制御できます。デフォルト値は |
「情報の発行」 および 「情報のリクエスト」 |
これらのアクションは、他のユーザーから詳細情報の提供リクエストを受けた場合や、タスクの作成者または以前の割当て先に詳細情報をリクエストする場合に使用します。再承認が不要の場合、タスクは次の承認者またはビジネス・プロセスの次のステップに割り当てられます。 |
「タスクの詳細」ページの詳細は、第1.3.1.2項 プロセス・ワークスペースの「タスクの詳細」ページの使用を参照してください。
タスク・リストは、ワークリスト・ビューの追加、表示する列の選択、ソート順序の設定、およびフィルタ基準に基づいたタスクのサブセットの表示など、様々な方法でカスタマイズできます。受信ボックスのビューや、自分で作成したビューを含めた他のすべてのビューをカスタマイズできます。
取得されるタスクの数を増やすには、タスク・リスト表示領域のサイズを変更します。
この項は次のトピックで構成されています。
図1-5に、フィルタの各フィールドを示します。
フィルタは、タスクのサブセットを表示するために使用し、「受信ボックス」ビューやその他のビューに適用できます。フィルタは、次の基準に基づきます。
割当て先
次のいずれかを選択します。
自分: ログイン・ユーザーに直接割り当てられているタスクを取得します。
グループ: 次のタスクを取得します。
ログイン・ユーザーが属するグループに割り当てられたタスク
ログイン・ユーザーに割り当てられたアプリケーション・ロールに割り当てられているタスク
複数のユーザー(その中の1人はログイン・ユーザー)に割り当てられているタスク
自分および自分のグループ: ユーザーに直接、またはグループ、アプリケーション・ロール、ユーザー・リストのいずれかによって割り当てられた全タスクを取得します。
自分(以前): ログイン・ユーザーによって更新されたタスクを取得します。
自分(確認のみ): ログイン・ユーザーがレビューアであるタスクを取得します。
「開始済のタスク」ページで、「作成者」を選択します。
「スタッフのタスク」ページで、「報告先」を選択します。
「管理タスク」ページで、「管理者」を選択します。
状態: 「任意」、「割当て済」、「完了」、「一時停止中」(後で再開可能)、「取消し済」、「期限切れ」、「エラー発生」(処理中に発生)、「アラート済」または「情報リクエスト済」のいずれかを選択します。
検索: キーワードを入力して、指定したフィルタ基準を満たすタスクのタイトル、コメント、識別キーおよびフレックス文字列フィールドを検索します。
拡張: 追加の検索フィルタが表示されます。
注意: タスクが複数の報告先に個別に割り当てられている場合、マネージャが「スタッフのタスク」リストを参照すると、このタスクが割り当てられている報告先と同じ数のタスクのコピーが表示されます。 |
割当て先または状態に基づいてタスクをフィルタ処理するには:
「割当て先」および「状態」リストからオプションを選択します。タスク・リストは、フィルタの選択内容に基づいて自動的に更新されます。
キーワード検索に基づいてタスクをフィルタ処理する手順は、次のとおりです。
キーワードを入力して、タスクのタイトル、コメント、識別キー、および指定のフィルタ基準を満たすタスクのフレックス文字列フィールドを検索します。
[Enter]を押すか、「リフレッシュ」をクリックします。
拡張検索に基づいてタスクをフィルタ処理する手順は、次のとおりです。
マップ済属性が定義済のタスク・タイプを選択すると、マップ済属性のラベルを拡張検索で使用できます。
詳細は、第9.4.1項「マップ済属性の指定方法」を参照してください。
「拡張」をクリックします。
(オプション)図1-6および図1-7に示すように、「ビューとして保存」を選択してビュー名を入力し、「表示」ページを使用してその他の情報を入力します。「ビューとして保存」を選択しない場合は、「表示」ページは使用できず、「定義」ページは図1-8のように表示されます。
注意: 「ビューとして保存」を選択すると、カスタマイズしたビューが作成されます。保存したビューは、「ユーザー・ビュー」の下に表示されます。 |
表1-8に、「表示」ページで使用可能な拡張検索のビューの列を示します。
保存済のビューは、図1-9に示すように、「ユーザー・ビュー」の下の「ビュー」パネルに表示されます。
図1-10に示すように、割当て先を選択します。
複数のフィルタを照合する場合は、「任意」または「すべて」を選択します。
図1-11に示すように、条件(フィルタ)を追加します。
表1-8では、使用可能な条件について説明します。
表1-8 拡張検索: 条件
条件 | 説明 |
---|---|
ユーザー条件 |
|
取得者 |
タスクを申告したユーザーの名前(タスクがグループ、アプリケーション・ロールまたは複数のユーザーに割り当てられ、ユーザーによって申告された場合)。 |
承認者 |
タスクの承認者。 |
割当て先 |
タスク割当て先。 |
作成者 |
タスクの作成者の名前。 |
リクエスト元ユーザー |
タスクのリクエスト元ユーザー。 |
元の割当て先ユーザー |
タスクを委任するユーザーの名前(ユーザーが別のユーザーにタスクを委任する場合)。 |
所有者グループ |
タスク・インスタンスを所有しているグループ(ある場合)。タスク所有者は、アプリケーション・ロール、ユーザーまたはグループのいずれかです。タスクの所有者がグループの場合は、このフィールドが設定されます。 |
所有者ロール |
タスク・インスタンスを所有しているアプリケーション・ロール(ある場合)。タスク所有者は、アプリケーション・ロール、ユーザーまたはグループのいずれかです。タスクの所有者がアプリケーション・ロールの場合は、このフィールドが設定されます。 |
所有者ユーザー |
タスク・インスタンスを所有しているユーザー(ある場合)。タスク所有者は、アプリケーション・ロール、ユーザーまたはグループのいずれかです。タスクの所有者がユーザーの場合は、このフィールドが設定されます。 |
更新者 |
タスクを最後に更新したユーザー。 |
拡張条件 |
|
アプリケーション・コンテキスト |
タスクに関連付けられたアプリケーション・ロール(割当て先、所有者など)が属するアプリケーション。 |
コンポーネント |
タスク・インスタンスを定義するタスク・コンポーネントの名前。 |
コンポジット |
タスク・インスタンスを定義するタスク・コンポーネントを含むコンポジットの名前。 |
コンポジット識別名 |
タスク・インスタンスを定義するタスク・コンポーネントを含むコンポジットの特定のデプロイメントの一意名。 |
コンポジット・バージョン |
タスク・インスタンスを定義するタスク・コンポーネントを含むコンポジットのバージョン。 |
パーティション |
タスク・インスタンスを定義するタスク・コンポーネントを含むコンポジットが属するドメイン。 |
タスク表示URL |
タスクの詳細を表示するためのURL。 |
標準条件 |
|
カテゴリ |
タスクのカテゴリ。 |
識別子 |
(オプション)タスクのカスタムの一意識別子。これは、標準タスク番号に対する追加の一意識別子です。 |
番号 |
タスク・インスタンスを一意に識別する整数。 |
結果 |
タスクの結果。例: 承認済、却下済。このフィールドは、完了したタスク・インスタンスにのみ設定されます。 |
完了したパーセンテージ |
タスクが完了したパーセンテージ(To Doタスクで使用)。 |
優先度 |
タスクの優先度を定義する整数。低い数値ほど優先度が高くなります。通常、1から5の数値が使用されます。 |
状態 |
タスク・インスタンスの状態。 |
タスク定義名 |
タスク・インスタンスを定義するタスク・コンポーネントの名前。 |
タスク・タイプ |
タスクのタイプ。 |
タイトル |
タスクのタイトル。 |
時間条件 |
|
割当て済 |
このタスクが割り当てられた日付。 |
作成日時 |
タスク・インスタンスが作成された日付。 |
期日 |
タスクの期日(To Doタスクで使用)。 |
終了日 |
タスクの終了日(To Doタスクで使用)。 |
有効期限 |
タスク・インスタンスの有効期限の日付。 |
開始日 |
タスクの開始日(To Doタスクで使用)。 |
更新日 |
タスク・インスタンスが最後に更新された日付。 |
カスタム条件 |
|
カスタム日付1 |
日付データ型のカスタム・フレックスフィールド1。 |
カスタム日付2 |
日付データ型のカスタム・フレックスフィールド2。 |
カスタム文字列1 |
文字列データ型のカスタム・フレックスフィールド1。 |
カスタム文字列2 |
文字列データ型のカスタム・フレックスフィールド2。 |
カスタム番号1 |
数値データ型のカスタム・フレックスフィールド1。 |
カスタム番号2 |
数値データ型のカスタム・フレックスフィールド2。 |
図1-12に例を示すように、パラメータ値を追加します。
タスク・タイプを参照します。このフィールドを空白にすると、すべてのタイプが表示されます。選択したタスク・タイプにマップ済属性マッピングが定義済の場合は、問合せおよび表示列のダイアログ・ボックスでマップ済属性ラベルを選択できます。検索オプションを使用すると、タスク・タイプ、プロセス名またはカテゴリで検索できます(図1-13を参照)。
このビューの定義またはそのデータを共有するかどうかと、共有するユーザーまたはグループを指定します。
「検索」をクリックします。
基準に従ってタスクがフィルタ処理されたタスク・リストが表示されます。
図1-14に示されている「ビュー」メニューには、受信ボックス、標準ビュー、およびカスタム・ビューを作成した場合はそれらのビューが表示されます。これを使用してビューの作成、共有およびカスタマイズを行います。
ワークリスト・ビューを作成する手順は、次のとおりです。
「ビュー」セクションで「ビューの追加」をクリックします。図1-15に示すように、「ユーザー・ビューの作成」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「ユーザー・ビューの作成」ダイアログ・ボックスの「定義」ページを使用して次のことが実行できます。
ビューの作成、またはパブリック・ビューの使用: 独自のビューを作成するか、コピーするパブリック・ビューを参照します。
名前: ビューの名前を指定します。
標準ビューに追加: このオプションは管理者のみに適用されます。管理者はこのオプションを選択して、ビューを標準ビューとして作成します。作成された標準ビューは、すべてのワークリスト・ユーザーの「標準ビュー」リストに表示されます。
割当て先: 「自分」、「グループ」、「自分および自分のグループ」、「自分および自分のグループのすべて」、「自分(以前)」、「レビューア」、「作成者」、「報告先」、「管理者」、「所有者」から選択します。
条件の追加: リストからフィルタを1つ選択して「追加」をクリックします。たとえば、「開始日」を選択して「追加」をクリックすると、「が次の日付」、「等しい」、「異なる」、「次より大きい」、「次より小さい」などが記載されたカレンダとリストが表示されます。
一致: 追加した条件に一致するのが「すべて」か「任意」かを選択します。
タスク・タイプ: タスク・タイプを参照するか、すべてのタイプについてフィールドを空白のままにします。選択したタスク・タイプにマップ済属性マッピングが定義済の場合は、問合せおよび表示列のダイアログ・ボックスでマップ済属性ラベルを選択できます。
ビューの共有: 他のユーザーに、このビューの定義へのアクセス権を付与したり(この場合は、ビュー条件が権限受領者のデータに適用されます)、データ自体へのアクセス権を付与することができます(この場合、権限受領者は、データも含めて権限付与者のワークリスト・ビューを参照できます)。ビューを別のユーザーと共有することは、そのビューに対応する全タスクを他のユーザーに委任することに類似しています。つまり、共有相手のユーザーは自分のかわりにタスクを操作できます。共有ビューは「ユーザー・ビュー」の下に表示されます。
割当て先: ビューを共有するユーザー(権限受領者)を指定します。
図1-16に示すように、「ユーザー・ビューの作成」ダイアログ・ボックスの「表示」ページを使用して、ビューに表示するフィールドをカスタマイズします。
ビュー列の選択: タスク・リストに表示する列を指定します。特定のタスク・タイプにマップされた標準タスク属性またはマップ済属性を指定できます。デフォルト列は、受信ボックスの列と同じです。
ソート基準: ソートの基準にする1つの列または複数の列を選択します。矢印ボタンを使用して、優先順序を指定できます。
ソート順: 昇順または降順を選択します。
選択したソート・オプションは、ユーザー・プリファレンスとして保存されます。
「OK」をクリックします。
保存済のビューは、「ユーザー・ビュー」の下の「ビュー」パネルに表示されます。
注意: 「タスク表示URL」列を表示するように選択する場合は、表示されるタスクに関連付けられたタスクフローが存在する必要があります。タスクフローの登録はデプロイメント時に実行されます。そのときに、「タスク表示URL」列の値が設定されます。デプロイメント時にタスクフローが関連付けられない場合、「タスク表示URL」列に、タスクの一般的なURL詳細は表示されません。 |
「ビュー」、「アプリケーション」および「お気に入り」ペインで「ビュー」を選択し、カスタマイズするビューを選択します。
「ユーザー・プリファレンスの編集」を選択します。図1-17に示すように、「ユーザー・プリファレンスの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「ユーザー・プリファレンスの編集」ダイアログ・ボックスを使用してビューをカスタマイズします。
「使用可能な列」リストからアイテムを選択して「選択された列」リストに移動した場合(またはその逆の場合)、アイテムは選択されたままの状態になります。したがって、別の列を選択して元のリストに戻すと、以前に選択した列も戻ります。リスト間でアイテムを移動した後にさらに別の列を移動する場合は、アイテムの選択を必ず解除してください。
ビューに表示するタスク数を指定するには、「フェッチごとのタスクの数」リストで数値を設定します。
詳細パネルがタスクの選択時のみに表示されるようにするには、「「タスクの詳細」パネルの非表示」を選択します。
「タスクの詳細」パネルが表示される状態を指定するには、「タスクの詳細の表示」フィールドで「外部ウィンドウ」または「同じウィンドウ」を選択します。
使用する言語設定を指定するには、「次の言語設定を使用」フィールドで「ブラウザ」または「アイデンティティ・プロバイダ」のいずれかを選択します。言語の指定の詳細は、第9.2.3項 プロセス・ワークスペースでの言語ロケール情報の指定方法を参照してください。
必要な設定を行った後で、「OK」をクリックします。
アクティビティ・ガイドを使用してタスクをマイルストンに整理できます。マイルストンは、ユーザーが自分1人でまたは他のユーザーとのコラボレーションによって完了させるタスクのセットです。各マイルストンについて、どのタスクをどの順序で完了させるかがアクティビティ・ガイドによって示されます。マイルストンに含まれる自分のタスクをすべて完了すると、マイルストンの完了となります。タスクの性質によっては、未完了のタスクを保存して、後で再開することも可能です。
図1-18は、アクティビティ・ガイドの例を示しています。
アクティビティ・ガイドを使用すると、次のことが可能になります。
マイルストンを展開し、マイルストンに含まれているタスクを確認および処理します。
自分が参加しているビジネス・プロセス全体のステータスと完了率を表示します。
アクティビティ・ガイド・ページのナビゲートの詳細は、4.2項「アクティビティ・ガイドのナビゲーション」を参照してください。
割り当てられたロールに基づいてビジネス・プロセスと相互作用するには、「プロセス・トラッキング」ページを使用します。
「プロセス・トラッキング」タブでは、次のことを実行できます。
受信ボックスにある保留中のプロセス・インスタンスのリストを表示します。
タスクを実行します。つまり、特定のインスタンスに対してヒューマン・タスクを実行します。
異なる基準によってインスタンスを検索します。
検索結果をビューとして保存します。
監査証跡を含むインスタンスの詳細を表示します。
新規インスタンスを作成します(権限がある場合)。
インスタンスにファイルを添付します。
インスタンスにノートを追加します。
「プロセス・トラッキング」ページには、次のセクションがあります。
「アプリケーション」パネル。ユーザーが使用できるアプリケーションのリストが表示されます。ここでは、新規インスタンスの作成、特定のアクティビティの実行、アプリケーションのソートなどの基本的なプロセス・ワークスペース・アクションを実行できます。
「アプリケーション」パネルでアプリケーション名の上にマウス・ポインタを重ねると、アプリケーションの完全名とリビジョン番号を含むツール・チップが表示されます。
プロセス・ワークスペースで使用できるアプリケーションは、プロセス設計およびログイン中のユーザーに割り当てられているロールによって異なります。また、使用可能なアプリケーションのリストは、デプロイ済で実行中のBPMプロセスによって異なります。実行中のプロセスがない場合、または実行中のいずれかのプロセスでアプリケーションを実行する権限がユーザーにない場合、「アプリケーション」パネルには何も表示されません。
「アプリケーション」パネルで、次のいずれかのアプリケーションをソートできます。
デフォルト・バージョンのアプリケーションのみ
アクティブ・バージョンのすべてのアプリケーション
名前またはプロセス・バージョンでのソートも可能です。「検索」フィールドに完全名または名前の一部、あるいは完全なバージョンまたはバージョンの一部を入力して、同じアプリケーションをフィルタ抽出できます。
左側下部の「ビュー」パネル。ユーザーが使用できるビューが展開可能なツリー形式で表示されます。
「保留中コンポーネント」パネルには、一時停止中のすべてのプロセスが表示されます。プロセスの新しいバージョンがデプロイされ、以前デプロイしたプロセスに新しいバージョンに移行していないインスタンスがある場合、以前デプロイしたプロセスは一時停止されます。プロセスを再開するには、移行していないインスタンスを移行するか、一時停止します。一時停止プロセスの再開の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Process Managementモデリングおよび実装ガイド』の一時停止プロセスの再開に関する項を参照してください。
右側上部の「作業アイテム」パネル。「ビュー」パネルで選択したビューに対応する作業アイテムが表示されます。このパネルでは、特定のビューで表示する列を選択できます。特定の列の配置はプレゼンテーションと呼ばれます。「列の追加/削除」をクリックすると「プレゼンテーション」ダイアログ・ボックスが表示され、ここで列を定義できます。
次の列を使用できます。
アクション
アクティビティ
アクティビティ期日
コピー
作成時間
期限
説明
添付ファイルあり
ノートあり
開始済
イニシエータ
イニシエータ名
インスタンス番号
親コピー
参加者
poID
優先度
プロセス名
プロセス期日
受信済
ステータス
タスク参加者(つまり、現在インスタンスを実行している参加者)
タイトル
右側下部の作業アイテムの「詳細」パネル。「作業アイテム」パネルで選択した作業アイテムに関する詳細情報が表示されます。次のセクションがあります。
詳細: 優先度、プロセス名、インスタンスの完了期日、ステータス、作成日時および割当て先(存在する場合)が表示されます。
オープン・アクティビティ: 実行中のスレッドがあるゲートウェイのステータスが表示されます。
監査証跡: リスト・ビュー、ツリー・ビューまたはグラフィカル・ビューに監査証跡が表示されます。監査するアクティビティまたはサブプロセスのタイプ(ヒューマン・アクティビティ、サービス・アクティビティ、ビジネス・ルール・アクティビティ、サブプロセス、イベント、ゲートウェイ、スクリプト・アクティビティ、その他のアクティビティまたはそのすべて)を選択できます。
プロセスに入力または出力ペイロードが含まれる場合、そのメッセージの監査証跡をポップアップに表示できます。特定のアクティビティをクリックすると、タスク履歴が表示されます。
監査証跡の表示の詳細は、第3.3.1項「プロセス・ワークスペースでの監査証跡の表示」を参照してください。
コメント: プロセス・インスタンスにコメントを追加できます。
添付ファイル: プロセス・インスタンスに添付ファイルを追加できます。
プロセス・インスタンスへのコメントおよび添付ファイルの追加の詳細は、第3.3.2項「プロセス・ワークスペースでのプロセス・インスタンスへのコメントと添付ファイルの関連付け」を参照してください。
ダッシュボードは、プロセス実行およびユーザー・ワークロードを監視するための分析情報を提供します。ダッシュボードには、サマリー情報が表示され、インスタンス固有の情報にドリルダウンできます。
図1-20は、「標準ダッシュボード」ページを示しています。
ダッシュボードの詳細は、第6章「プロセス・ワークスペースでのダッシュボードの使用」を参照してください。
アクセシビリティ・プリファレンスを設定するには:
プロセス・ワークスペースの右上隅で、「プリファレンス」をクリックします。
「構成領域」パネルで、「アクセシビリティ」を選択します。図1-21に示すように、「アクセシビリティの選択」ページが右ペインに表示されます。
アクセシビリティ・プリファレンスを選択し、「OK」をクリックします。
デジタル証明書は参加者の資格証明を確立します。証明書は認証機関(CA)によって発行されます。名前、シリアル番号、有効期限、証明書保有者の公開鍵のコピー(メッセージおよびデジタル署名の暗号化に使用)、証明書発行機関のデジタル署名(これにより、受信者は証明書が真正のものであることを確認可能)が証明書に含まれます。
デジタル証明書を指定する手順は、次のとおりです。
プロセス・ワークスペースの右上隅で、「プリファレンス」をクリックします。
左側のナビゲーション・バーで、「証明書」をクリックします。
図1-22に示すように、決定の署名に使用する証明書をアップロードします。
証明書を使用してタスクの結果に署名する場合は、証明書の発行者によって発行された1つの証明書のみでなく、証明書のチェーン全体をプロセス・ワークスペースから.P7B
(PKCS7形式)ファイルとしてアップロードする必要があります。チェーン全体は、Internet Explorerを使用してエクスポートできます。Mozilla Firefoxでは、チェーンを.P7B
ファイルとしてエクスポートすることはできません。このため、次の手順を実行できます。
Mozilla Firefoxからチェーンを.P12
ファイル(秘密鍵も含むPKCS12形式)としてエクスポートします。
Internet Explorerに.P12
ファイルをインポートします。
Internet Explorerから.P7B
ファイルとしてエクスポートしなおします。
そのファイルをプロセス・ワークスペースからアップロードします。
システムに証明書を提示する場合は、次の点に注意することが重要です。そうしないと、証明書を使用してタスクに対する決定に署名することができません。
PKCS7ファイル形式は、バイナリ証明書形式です。ディスクに格納されたスタンドアロン証明書ファイルを使用する場合は、このオプションを選択します。
PKCS12ファイル形式は、キーストア形式です。キーストア内に格納された証明書を使用する場合は、このオプションを選択します。
証明書の内容をコピーして貼り付ける場合は、「証明書内容のタイプまたは貼付け」を選択し、BASE64でエンコードされたテキストをフィールドに貼り付けます。他の形式の証明書をこのフィールドに貼り付けないでください。同様に、証明書をアップロードする場合は、BASE64でエンコードされた証明書はアップロードしないでください。アップロードできるのは、PKCS12およびPKCS7形式のファイルのみです。
プロセス・ワークスペースの右上にある「ホーム」リンクをクリックして、タスク・リストに戻ります。
承認または却下するタスクをクリックします。
タスクの詳細が表示されます。
「承認」または「却下」をクリックします。
デジタル署名に関する詳細が表示されます。
署名ポリシーを持つタスクに対して、「署名」をクリックします。
テキスト署名レポート・ダイアログ・ボックスが表示されます。
決定の署名に使用する証明書をリストから選択します。
使用しているWebブラウザのマスター・パスワードを入力します。
「OK」をクリックします。
Webブラウザで、選択した証明書を使用して、テキスト署名リクエストの上半分に表示された文字列が署名され、選択したアクション(承認または却下)が実行されます。それに応じて、ヒューマン・ワークフロー・サービスのタスク・ステータスが更新されます。
証明書のアップロード方法および使用方法に関する開発者のための情報詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suite開発者ガイド』を参照してください。
右上のツールバーには「管理」リンクがあり、「管理領域」に移動できます。
表1-9に、「管理領域」のカテゴリをリストして説明し、各カテゴリに関する詳細情報の参照先を示します。
表1-9 「管理領域」のカテゴリ
カテゴリ | 説明 | 情報 |
---|---|---|
組織 |
組織単位、ビジネス・カレンダ、営業休日、ロールおよびその他のユーザー・プロパティを定義して組織をモデリングします。 注意: プロセス・ワークスペースにログインしていて、組織のメンバーシップに変更を加えた場合、ログアウトして再度ログインするまで、これらの変更はインタフェースに反映されません。これは、パフォーマンス向上のため、プロセス・ワークスペースにログインするときに組織単位情報がキャッシュされるためです。 |
|
フレックス・フィールド(マップ済属性) |
マップ済属性にデータを移入するために必要なマッピングを作成します。 |
9.4項「プロセス・ワークスペースでのマップ済属性(フレックス・フィールド)の管理」 |
タスク管理 |
承認グループ、タスク構成、エビデンス検索および例外を管理します。 |
|
アプリケーション・プリファレンス |
ワークリストの外観をカスタマイズします。 |
9.2項「プロセス・ワークスペースでの「作業アイテム」パネルの表示設定」 |
優先言語およびタイムゾーンを指定します。 |
9.2.3項「プロセス・ワークスペースでの言語ロケール情報の指定方法」 |
右上のツールバーに「プリファレンス」リンクがあります。
表1-10に、設定可能なプリファレンスをリストして説明し、各プリファレンスの設定に関する情報の参照先を示します。
表1-10 プリファレンス
プリファレンス | 説明 | 情報 |
---|---|---|
資格証明を検証するための認証機関からのデジタル証明書を指定します。 |
||
ユーザーまたはグループに割り当てられているタスクのルールを設定します。 |
2.6.1項「プロセス・ワークスペースでのユーザー・ルールの作成方法」 2.6.2項「プロセス・ワークスペースでグループ・ルールを作成する方法」 |
|
通知プリファレンスの設定 |
通知設定を構成して、複数の通信チャネル(配信タイプ)にアクセスする場合のメッセージの受信方法、受信タイミングおよび受信場所を制御します。 |
|
アクセシビリティ・プリファレンスの設定 |
スクリーン・リーダーの使用、高コントラスト色、大きいフォントの使用など、アクセシビリティ・プリファレンスを選択します。 |
1.4項「プロセス・ワークスペースでのプリファレンスの設定」 |
この項で説明したプリファレンス以外にも、プロセス・ワークスペースでの「作業アイテム」パネルの表示について様々なプリファレンスを設定できます。これらのアプリケーション・プリファレンスの設定の詳細は、第9.2項「プロセス・ワークスペースでの「作業アイテム」パネルの表示の設定」を参照してください。