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Oracle® Fusion Middleware Oracle Application Development Framework管理者ガイド
11gリリース1 (11.1.1.7.0)
B65033-04
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3 ADFアプリケーションの監視と構成

この章では、ADFアプリケーションのパフォーマンスの監視方法について説明します。さらに、Oracle WebLogic Serverへのデプロイ後にADFアプリケーションのプロパティを構成する方法についても説明します。Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware ControlとそのMBeanブラウザを使用して監視および構成タスクを実行する方法について説明します。また、診断フレームワークを使用して問題を診断する方法についても説明します。

この章の内容は次のとおりです。

3.1 ADFアプリケーションの監視と構成の概要

ADFアプリケーションをOracle WebLogic Serverにデプロイすると、このサーバーでアプリケーションのパフォーマンスを監視したり、アプリケーションのプロパティを構成することができます。これらのタスクはEnterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用して実行できます。

Enterprise Manager Fusion Middleware Controlは、パフォーマンス・タスクのユーザー・インタフェースを提供します。表3-1に示すように、一部の構成タスクはユーザー・インタフェースから実行することも、MBeanを構成して実行することもできます。

デフォルトで、MBeanを使用して行われたデプロイ後の変更は、レイヤー名adfshareおよびレイヤー値adfshareでMDSに保存されます。特定のレイヤー名を指定するには、アプリケーションのadf-config.xmladfAppUIdプロパティを指定します。

例3-1に、adf-config.xml内のadf-properties-childコードを示します。

例3-1 adf-config.xmlファイルのMDSレイヤー

<adf:adf-properties-child xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/config/properties">
     <adf-property name="adfAppUID" value="DeptApp.myApp"/>
</adf:adf-properties-child> 

テスト・システムから本番システムへの移動などMDSリポジトリ間でデータを移動させる場合は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のOracleメタデータ・リポジトリの管理に関する章、およびOracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンスのメタデータ・サービスのカスタムWLSTコマンドに関する章で説明しているように、MDSのexportMetadataコマンドおよびimportMetadataコマンドを使用します。

3.2 Fusion Middleware Controlを使用したパフォーマンスの監視

Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用して、Oracle ADFアプリケーションのパフォーマンスを監視できます。

次のことが可能です。

3.2.1 アプリケーション・モジュールのパフォーマンスの表示方法

アプリケーション・モジュールに関するパフォーマンス情報を表示できます。アプリケーション・モジュール・コンポーネントを使用すると、複数のブラウザ・ページにまたがる作業ユニットをサポートできます。

始める前に:

Oracle ADFアプリケーションにアクセスするには、そのアプリケーションがすでにデプロイされており、Enterprise Manager Fusion Middleware Controlが使用可能である必要があります。

ADFアプリケーション・モジュールのパフォーマンスを表示するには、次の手順を実行します。

  1. Fusion Middleware Controlを使用してOracle Fusion Middlewareファームにログインします。

  2. 「ファーム」タブをクリックします。

  3. 「Farm_domain」ノードを展開します。

  4. 「アプリケーションのデプロイ」ノードを展開し、StoreFrontModule (AdminServer)などのJ2EEアプリケーション・デプロイをクリックします。

    アプリケーションを選択すると、「アプリケーションのデプロイ」ページが表示されます。

  5. 「アプリケーションのデプロイ」をクリックし、ドロップダウン・メニューから「ADF」→「ADFパフォーマンス」を選択します。

    「ADFパフォーマンス」ページが表示されます。ここには、アクティブなアプリケーション・モジュール・プールおよびタスク・フローに関するパフォーマンス情報を表示するサブタブが含まれます。

3.2.2 アプリケーション・モジュール・プールのパフォーマンスの表示方法

アプリケーション・モジュール・プールとは、複数のアプリケーション・クライアントによって共有される単一のアプリケーション・モジュール・タイプのインスタンスの集合です。1つのアプリケーション・モジュール・プールは、ADF Webアプリケーション(ADFビジネス・コンポーネント、ADF ControllerまたはADF Faces)が使用する各ルート・アプリケーション・モジュールごとに、各Java仮想マシンで作成されます。各Java仮想マシンでは、そのタイプのルート・アプリケーション・モジュールがADFコントローラ・レイヤーによって使用されます。

始める前に:

Oracle ADFアプリケーションにアクセスするには、そのアプリケーションがすでにデプロイされており、Enterprise Manager Fusion Middleware Controlが使用可能である必要があります。

アプリケーション・モジュールのプーリング・パフォーマンスを表示するには、次の手順を実行します。

  1. Fusion Middleware Controlを使用してOracle Fusion Middlewareファームにログインします。

  2. 「ファーム」タブをクリックします。

  3. 「Farm_domain」ノードを展開します。

  4. 「アプリケーションのデプロイ」ノードを展開し、StoreFrontModule (AdminServer)などのJ2EEアプリケーション・デプロイをクリックします。

    アプリケーションを選択すると、「アプリケーションのデプロイ」ページが表示されます。

  5. 「アプリケーションのデプロイ」をクリックし、ドロップダウン・メニューから「ADF」→「ADFパフォーマンス」を選択します。

    「ADFパフォーマンス」ページが表示されます。ここには、アクティブなアプリケーション・モジュール・プールおよびタスク・フローに関するパフォーマンス情報を表示するサブタブが含まれます。

  6. 「アプリケーション・モジュール・プール」タブをクリックします。

  7. 「モジュール」列で、アプリケーション・モジュールを選択すると、「アプリケーション・モジュール・プール」表にその詳細が表示されます。

    アプリケーションが実行されていない場合は、「モジュール」列に「使用可能なデータがありません」が表示されます。

  8. モジュールをクリックすると、そのモジュールに関して、存続期間、状態の管理、プール使用および「アプリケーション・モジュール・プール」ページなどの詳細情報が表示されます。

    「アプリケーション・モジュール・プール」ページを使用して、アクティブなアプリケーション・モジュール・プールを表示します。アプリケーション・モジュール・プールは、同じタイプのアプリケーション・モジュール・インスタンスの集合です。「アプリケーション・モジュール・プール」ページで、次の操作を行います。

    • プール接続に関するサイズおよびパフォーマンスの情報の表示

    • アプリケーション・モジュール・プールの動作に影響を与える設定の指定

    • アプリケーション・モジュール・プールの資格証明情報の指定

    要素 説明

    モジュール

    アクティブなアプリケーション・モジュール・プール名(例: model.BugTest5PM)が表示されます。

    モジュールをクリックすると、そのモジュールに関して、「存続期間」、「状態の管理」、「プール使用」、「アプリケーション・モジュール・プール」などの詳細情報が表示されます。

    リクエスト

    選択した期間にアプリケーションに対して行われたリクエストの数が表示されます。

    平均作成時間(ミリ秒)

    アプリケーション・モジュール・プールに対するリクエストの完了に必要となる平均時間(ミリ秒)が表示されます。

    最大作成時間(ミリ秒)

    アプリケーション・モジュール・プールに対するリクエストの完了に必要となる最長時間(ミリ秒)が表示されます。

    空きインスタンス

    アプリケーション・モジュール・プールのインスタンスの平均数が表示されます。


3.2.3 ADFタスク・フローのパフォーマンスの表示方法

タスク・フローに関するパフォーマンス情報を表示できます。タスク・フローでは、ナビゲーションおよびアプリケーション制御へのモジュールおよびトランザクション方式のアプローチが提供されます。ほとんどの場合、タスク・フローには各種ページが表示されますが、マネージドBeanのメソッドのコール、EL式の評価または別のタスク・フローのコールを実行するアクティビティも表示され、これらは特定のページを開かなくても実行できます。

始める前に:

Oracle ADFアプリケーションにアクセスするには、そのアプリケーションがすでにデプロイされており、Enterprise Manager Fusion Middleware Controlが使用可能である必要があります。

タスク・フローのパフォーマンスを表示するには、次の手順を実行します。

  1. Fusion Middleware Controlを使用してOracle Fusion Middlewareファームにログインします。

  2. 「ファーム」タブをクリックします。

  3. 「Farm_domain」ノードを展開します。

  4. 「アプリケーションのデプロイ」ノードを展開し、StoreFrontModule (AdminServer)などのJ2EEアプリケーション・デプロイをクリックします。

    アプリケーションを選択すると、「アプリケーションのデプロイ」ページが表示されます。

  5. 「アプリケーションのデプロイ」をクリックし、ドロップダウン・メニューから「ADF」→「ADFパフォーマンス」を選択します。

    「ADFパフォーマンス」ページが表示されます。ここには、アクティブなアプリケーション・モジュール・プールおよびタスク・フローに関するパフォーマンス情報を表示するサブタブが含まれます。

  6. 「タスク・フロー」タブをクリックします。

    デフォルトでは、タブ上のタスク・フロー・パフォーマンスのグラフに、直近の15分間のデータが表示されます。別の間隔を設定するには、ページにある時間をクリックするか、またはスライダを別の間隔に移動(例: 午前8時から午前8時半までに移動)できます。

  7. TFグラフをクリックします。

    • 「リクエスト処理時間」には、選択した期間に実行するすべてのADFタスク・フローの平均リクエスト処理時間が表示されます。

    • 「アクティブ・タスクフロー」には、選択した期間の各ADFタスク・フローのアクティブなインスタンスの数が表示されます。

3.3 Fusion Middleware Controlを使用したアプリケーション・プロパティの構成

Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用して、ADFアプリケーションの構成パラメータを構成できます。構成パラメータは、ADF MBeanに格納されます。Fusion Middleware Controlは、ADFビジネス・コンポーネントおよびADF接続MBeanを構成するためのユーザー・インタフェースを提供します。システムMBeanブラウザを使用して、直接基礎となるMBeanにアクセスし、その値を構成することもできます。基礎となるMBeanへのアクセスの詳細は、第3.4項「MBeanブラウザを使用したアプリケーション・プロパティの構成」を参照してください。

Fusion Middleware Controlでは、次の処理を実行するためのユーザー・インタフェースを提供します。

3.3.1 ADFビジネス・コンポーネント・パラメータの変更方法

アプリケーション・モジュール・プールの実行時動作は、適切な構成パラメータの設定により制御します。Fusion Middleware Controlは、ここで説明するとおり、ADFビジネス・コンポーネントを構成するためのUIを提供します。第3.4.3項「MBeanを使用したADFビジネス・コンポーネント構成の変更方法」で示すように、汎用のMBeanブラウザを使用して、直接ADFビジネス・コンポーネント MBeanを構成することもできます。

始める前に:

Oracle ADFアプリケーションにアクセスするには、そのアプリケーションがすでにデプロイされており、Enterprise Manager Fusion Middleware Controlが使用可能である必要があります。

ビジネス・コンポーネント・パラメータを変更するには、次の手順を実行します。

  1. Fusion Middleware Controlを使用してOracle Fusion Middlewareファームにログインします。

  2. 「ファーム」タブをクリックします。

  3. 「Farm_domain」ノードを展開します。

  4. 「アプリケーションのデプロイ」ノードを展開し、StoreFrontModule (AdminServer)などのJ2EEアプリケーション・デプロイをクリックします。

    アプリケーションを選択すると、「アプリケーションのデプロイ」ページが表示されます。

  5. 「アプリケーションのデプロイ」をクリックし、ドロップダウン・メニューから「ADF」→「ADFビジネス・コンポーネントの構成」を選択します。

  6. 「アプリケーション・モジュール」をクリックします。

  7. 「プーリングおよびスケーラビリティ」「コア」「データベース」または「セキュリティ」タブをクリックし、構成パラメータを更新します。

    アプリケーション・モジュールにデータソースが使用される場合、「コア」タブの「データソースの編集」をクリックすることにより、データソースを構成できます。

「ADFビジネス・コンポーネントの構成」ページは、次のセクションまたはタブで構成されます。

  • 「アプリケーション・モジュール」セクション

  • 「プーリングおよびスケーラビリティ」タブ - 「アプリケーション・プール・プロパティ」

  • 「プーリングおよびスケーラビリティ」タブ - 「接続プール・プロパティ」

  • 「コア」タブ

  • 「データベース・プロパティ」タブ

  • 「セキュリティ・プロパティ」タブ

「アプリケーション・モジュール」セクション

「アプリケーション・モジュール」セクションで、構成するアプリケーション・モジュールを選択します。

要素 説明

アプリケーション・モジュール

アクティブなアプリケーション・モジュール名が表示されます。モジュール名をクリックすると、モジュール内のアプリケーションが表示されます。


「プーリングおよびスケーラビリティ」タブ - 「アプリケーション・プール・プロパティ」

「プーリングおよびスケーラビリティ」タブで、構成するアプリケーション・プール・プロパティを選択します。

要素 説明

AmpoolDoampooling

デフォルトでアプリケーション・モジュール・プーリングを有効化する場合に、選択します。アプリケーションを本番環境にデプロイするときは常に、jbo.ampool.doampoolingをデフォルト設定のtrueにしてアプリケーションを実行します。ただし、テスト環境でアプリケーションを実行するかぎり、テストでは、このプロパティをfalseに設定することで重要な役割を果せます。このプロパティがfalseの場合、実質的にアプリケーション・プールはありません。

AmpoolWritecookietoclient

ADFビジネス・コンポーネントでは不要です。デフォルト値(false)を変更しないでください。デフォルトでは、ブラウザCookieを作成しません。以前、SessionCookie値をクライアント・ブラウザに書き込む場合に使用されていました。

AmpoolMaxavailablesize

アプリケーション・プールで参照される使用可能なアプリケーション・モジュールの最大数を入力します。これは、ロードが異常ではない場合に、プールで使用可能なアプリケーション・モジュール・インスタンスの理想的な最大数です。リソースのクリーンアップを実行するためにプールの監視が起動すると、使用可能なアプリケーション・モジュール・インスタンスを削除して、この理想の最大数にまで使用可能なインスタンスの数を下げようと試行されます。アイドル・インスタンス・タイムアウトより長い間使用されていないインスタンスは、この時点でクリーンアップされます。その後、使用可能なインスタンス数をこのサイズまで下げる必要がある場合は、使用可能なインスタンスがさらに削除されます。デフォルトの最大使用可能サイズは25インスタンスです。この値を構成すると、リソース・クリーンアップ後に、指定した最大数の使用可能インスタンスを残すことができます。一般に、値を低くすると、クリーンアップの際にプールから削除されるアプリケーション・モジュール・インスタンスの数が増えます。

AmpoolSessioncookiefactoryclass

カスタムのセッションCookieのファクトリ実装を入力します。このクラスにより、クライアントがステートフル・モードのアプリケーション・モジュールを取得するためのセッションCookieが作成されます。

AmpoolMaxinactiveage

アプリケーション・モジュールをプールから削除する前に非アクティブのまま保持する最大時間(ミリ秒)を入力します。

デフォルト値は、600000ミリ秒(600秒または10分)です。値を低くすると、次回のリソースのクリーンアップで削除する候補としてマークされるアプリケーション・モジュール・インスタンスの数が増えます。値を高くすると、次回のリソースのクリーンアップで削除する候補としてマークされるアプリケーション・モジュール・インスタンスの数が減ります。

AmpoolMinavailablesize

アプリケーション・プールで参照される使用可能なアプリケーション・モジュールの最小数を入力します。これは、リソースのクリーンアップ操作時にプール監視でプールに残す使用可能なアプリケーション・モジュール・インスタンスの最小数です。すべてのインスタンスがクリーンアップ後にアイドル・タイムアウトより長い時間アイドル状態である場合に、含まれるインスタンス数が0になるようプールを縮小するには、0(ゼロ)に設定します。デフォルトは5インスタンスです。

Doconnectionpooling

アプリケーション・プールがチェックイン時にアプリケーション・モジュール接続をリリースするかどうか選択します。これにより、アプリケーション・モジュールがプールにリリースされる際に使用されるJDBC接続を、アプリケーション・モジュール・プールがリリースするよう設定されます。

Recyclethreshold

セッションで作成される次回のリクエストに対するセッション・アフィニティを保持するプール内のアプリケーション・モジュール・インスタンスの最大数を入力します。このセッションは、管理対象状態モードでプールにリリースされる直前に使用されたものです。

AmpoolConnectionstrategyclass

カスタムの接続戦略の実装を入力します。たとえば、oracle.jbo.common.ampool.DefaultConnectionStrategyです。これは、接続戦略を実装するクラスです。

Maxpoolcookieage

プール状態のアプリケーション・モジュール・セッションに対するブラウザCookieの最大時間を入力します。これは、クライアントがステートフル・アプリケーション・モジュールを取得するために使用できるブラウザのCookieの最大有効時間です。これらのCookieがタイムアウトにならない場合、値は-1です。Cookieの最大時間は必ずセッションCookieの有効時間以下に設定することをお薦めします。デフォルトでそのように設定されています(両方-1)。Cookieの最大時間を変更する場合、セッションCookieの有効時間も同じ値に変更する必要があります。

AmpoolInitpoolsize

プールに作成されるアプリケーション・モジュール・インスタンスの初期数を入力します。これは、プールが初期化される際に作成されるアプリケーション・モジュール・インスタンスの数です。デフォルトは、ゼロ(0)インスタンスです。一般的なガイドラインとして、すべてのユーザーにサービスを実行するために必要とされる同時アプリケーション・モジュール・インスタンス数より10%多く構成してください。初期化時にアプリケーション・モジュール・インスタンスを作成すると、追加のアプリケーション・モジュール・インスタンスが必要となったときにオンデマンドで作成するよりも、アプリケーション・モジュール・インスタンスを作成するCPU処理量が多くなります。

AmpoolDynamicjdbccredentials

アプリケーション・プールが複数のJDBCユーザーをサポートするかどうかを選択します。このプロパティは追加のプーリング・ライフサイクル・イベントを有効にし、新しいユーザーセッションが開始されるたびに開発者が作成したコードを使用してデータベースの資格情報(ユーザー名およびパスワード)を変更して、アプリケーション・モジュールを使用できるようにします。この機能はデフォルトで有効(true)です。ただし、この機能の実現にこの設定は必須ではありますが、これで十分ではありません。機能を実装するための十分な条件が必要で、追加の開発者作成のコードが必要となります。

AmpoolIsuseexclusive

アプリケーション・モジュールの使用が排他的である場合に選択します。

AmpoolResetnontransactionalstate

管理対象外チェックイン時に非トランザクション・アプリケーション・モジュールの状態をリセットする場合に選択します。アプリケーション・モジュールが非管理モード、すなわち「ステートレス」モードでプールに解放されたとき、ビュー・オブジェクトのランタイム設定、JDBCプリコンパイル文、バインド変数値のような非トランザクション状態をすべてリセットするように強制します。この機能はデフォルトで有効化されています(true)。この機能を無効化すると、パフォーマンスが向上しますが、バインド変数値がクリアされないため、アプリケーションで体系的にバインド変数値を正しく設定する必要があります。アプリケーションでこのように設定していない場合、この機能は無効となり、ユーザーが別のユーザーのバインド変数値のデータを見ることが可能となってしまいます。

AmpoolMaxpoolsize

プールが割り当てるアプリケーション・モジュール・インスタンスの最大数を入力します。プールでは、この制限値以上のアプリケーション・モジュール・インスタンスは作成されません。デフォルトは5000インスタンスです。一般的なガイドラインとして、この値は、さらなる増加分を見込んで初期プール・サイズより20%大きな値に構成してください。設定値が低すぎると、利用できるアプリケーション・モジュール・インスタンスがないときにアプリケーションにアクセスを試みた場合、エラーが発生することがあります。

AmpoolTimetolive

接続インスタンスの接続プールの存続時間を入力します。これは、プール内のインスタンス数がminavailablesize以下であるかどうかにかかわらず、プール内のアプリケーション・モジュール・インスタンスが、次のリソース・クリーンアップ時に削除候補とみなされてからの時間(ミリ秒)です。デフォルトは、合計存続時間3600000ミリ秒(3600秒、つまり1時間)です。大部分のアプリケーションには、デフォルト値で十分です。

AmpoolMonitorsleepinterval

プール・リソース・クリーンアップ間の時間(ミリ秒)を入力します。

Dofailover

アプリケーション・モジュール・プールへのチェックイン時にフェイルオーバーが発生するかどうかを選択します。この機能により、アプリケーション・モジュールが状態管理モードでプールに解放されるたびに、保留中のトランザクション状態の積極的な非アクティブ化が有効になります。Webアプリケーションは、フェイルオーバーを有効(true)に設定し、その他のアプリケーション・モジュールの状態を常時アクティブにする必要があります。この機能はデフォルトでは無効(false)です。

ベスト・プラクティス: アプリケーション・モジュール状態の非アクティブ化を有効にしている場合は、接続を強制的にプールに復帰させるようにOracle WebLogic Serverを構成していると障害が発生することがあります。このような障害によって、SQLException (Connection has already been closed)が生成されます。この例外はサーバー・ログに保存されます。この例外は、ユーザー・インタフェースを介して報告されません。確実に状態の非アクティブ化を実行し、ユーザーの変更を保存するには、weblogic-application.xmlデプロイメント・ディスクリプタの要素<connection-check-params> pool-paramsにあるパラメータinactive-connection-timeout-secondsに適切な値を設定します。多くの場合、デプロイメント・ディスクリプタのパラメータを数分に設定すると、非アクティブ接続タイムアウトが強制され非アクティブ化の失敗が回避されます。ご使用の環境に合わせて、この設定値を調整してください。

poolClassName

カスタムのアプリケーション・プール実装クラスを入力します。

接続プール・プロパティの表示

現在の拡張接続プール・プロパティを含むフィールドを表示するか、またはフィールドに新しい値を入力する場合に展開します。

接続プール・プロパティの非表示

すべての「接続プール・プロパティ」フィールドを非表示にする場合に、クリックします。


「プーリングおよびスケーラビリティ」タブ - 「接続プール・プロパティ」

「プーリングおよびスケーラビリティ」タブで、構成する接続プール・プロパティを選択します。

要素 説明

Initpoolsize

JDBC接続プールの初期サイズを入力します。これは、プールが初期化される際に作成されるJDBCの接続インスタンスの数です。

デフォルトの初期サイズは0インスタンスです。

Maxpoolsize

JDBC接続プールの最大サイズを入力します。これは、プールによって割り当てられる最大のJDBCの接続インスタンスの数です。この限界値を超える数のJDBC接続がプールによって作成されることはありません。

デフォルトは、5000インスタンスです。

Poolmaxinactiveage

接続をプールから削除する前に非アクティブのまま保持する最大時間(ミリ秒)を入力します。これは、次回のリソース・クリーンアップ時に削除対象の非アクティブなアプリケーション・モジュール・インスタンスとしてみなされる期間です。

デフォルト値は、600000ミリ秒(600秒または10分)です。値を低くすると、次回のリソースのクリーンアップで削除する候補としてマークされるアプリケーション・モジュール・インスタンスの数が増えます。値を高くすると、次回のリソースのクリーンアップで削除する候補としてマークされるアプリケーション・モジュール・インスタンスの数が減ります。

Poolmaxavailablesize

接続プールで参照される使用可能な接続の最大数を入力します。これは、ロードが異常ではない場合に、プールで使用可能なJDBC接続インスタンスの理想的な最大数です。

リソースのクリーンアップを実行するためにプールの監視が起動すると、使用可能なJDBC接続インスタンスを削除して、この理想の最大数にまで使用可能なインスタンスの数を下げようと試行されます。アイドル・インスタンス・タイムアウトより長い間使用されていないインスタンスは、この時点でクリーンアップされます。その後、使用可能なインスタンス数をこのサイズまで下げる必要がある場合は、使用可能なインスタンスがさらに削除されます。

デフォルトの最大使用可能サイズは25インスタンスです(ロードが発生していない場合)。

Poolrequesttimeout

JDBC接続が接続プールにリリースされるまで、リクエストが待機する時間(ミリ秒)を入力します。

Poolminavailablesize

接続プールで参照される使用可能な接続の最小数を入力します。これは、リソースのクリーンアップ操作時に、プール監視でプールに残す使用可能なJDBC接続インスタンスの最小数です。

インスタンスがアイドル・タイムアウトより長い期間アイドルである場合に、プールにインスタンスが1つも含まれないようにするには、ゼロ(0)を設定します。

デフォルトでは、使用可能な最小サイズは5インスタンス以下にできない設定になっています。

Poolmonitorsleepinterval

プール・チェック間に接続プール監視がスリープする時間(ミリ秒)を入力します。これは、プールのリソース・クリーンアップ間の長さ(ミリ秒)です。

プール内のアプリケーション・モジュール・インスタンスの数が最大プール・サイズを超えないかぎり、プールから削除される候補のインスタンスは、アプリケーション・モジュール・プール・モニターが次回ウェイクアップしてそのジョブを実行するまで、クリーンアップされることはありません。

ConnectionPoolManager

使用される接続プール・マネージャの実装を入力します。

Pooltimetolive

アプリケーション・モジュール・インスタンスのアプリケーション・プールの存続時間(ミリ秒単位)を入力します。


「コア」タブ

「コア」タブを使用して、アプリケーション・モジュールのコア・プロパティを表示または編集します。

要素 説明

DefaultLanguage

ロケールの一部である、ビジネス・コンポーネント・セッションのデフォルト言語を入力します。

Passivationstore

アプリケーション・モジュールの非アクティブ化に使用されるストア、ファイルまたはデータベース・ファイルのいずれかのタイプを入力します。

databaseは、デフォルトの選択です。ファイルへの受動化より少し遅くなる場合がありますが、信頼性ははるかに優れています。

fileを選択すると、データベースへのアクセスよりファイルへのアクセスの方が高速なため、パフォーマンスが早くなります。

デフォルトの国

ロケールの一部である、ビジネス・コンポーネント・セッションのデフォルトの国を入力します。

AssocConsistent

エンティティ行セット・アソシエーションに一貫性を持たせるかどうか選択します。

XmlValidation

XMLパーサーに対する検証モードを決定する場合に選択します。選択すると、XMLパーサーでは厳密なXML検証を使用します。

DatabaseConfig

データベースの構成。

名前

アプリケーション・モジュール名を入力します。

OracleSchema

ビジネス・コンポーネント・ランタイム・ライブラリがデプロイされるスキーマの名前を入力します。

アドバンスト・プロパティの表示

現在の拡張コア・プロパティを含むフィールドを表示するか、またはフィールドに新しい値を入力する場合に展開します。

PersMaxRowsPerNode

ビュー行の自動書出し用のノードの最大サイズを入力します。

PassivationTrackInsert

選択すると、アプリケーション・モジュールがアクティブになると、非アクティブのときにデータベースに挿入された行を含むよう、アプリケーション・モジュールが更新されます。

ApplicationPath

EJBデプロイの場合、ビジネス・コンポーネントへのJNDIパスを入力します。

ViewlinkConsistent

選択すると、ビュー・リンク・アクセッサにより取得されたビュー・オブジェクト行セットには、変更がデータベースにポストされていない場合でも、追加された行が含まれます。

ConnectionMode

以前VisiBrokerへのデプロイメント用に使用されていた、非推奨のプロパティ。VisiBrokerデプロイメントは現在サポートされていません。

Maxpassivationstacksize

非アクティブ化スタックの最大サイズ(デフォルトは10)を入力します。

TxnHandleafterpostexc

コミット操作を開始する前に、ADFビジネス・コンポーネントでトランザクションのスナップショットを取得する場合に選択します。データベースに変更がポストされた後例外がスローされると、ADFビジネス・コンポーネントはこのスナップショットを使用して、アプリケーション・モジュールのメモリー状態をコミット操作が開始される前の時点へロールバックします。

SnapshotstoreUndo

UNDOスナップショットのターゲット{一時|永続}を入力します。

Project

Factory-Substitution-Listが空でない場合、ベース・ビジネス・コンポーネントのかわりとなる拡張ビジネス・コンポーネントを含むプロジェクトの名前を入力します。

Tmpdir

一時Oracle ADFビジネス・コンポーネント・ファイルのディレクトリを入力します。

DeployPlatform

デプロイ・プラットフォーム: LOCAL、EJB_IAS (Oracle Application ServerにデプロイされたEJB用)、またはWLS (Oracle WebLogic ServerにデプロイされたEJB用)

PersMaxActiveNodes

ビュー行の自動書出し用にメモリーにキャッシュされる最大ノード数を入力します。

Saveforlater

「トランザクション存続期間のスナップショットの保存」を選択します。

ViewCriteriaAdapter

ビュー・オブジェクトがビュー基準とビュー・オブジェクトのSQL間の変換に使用するカスタム・クラスを入力します。

Connectfailover

ビジネス・コンポーネントの透過的JDBC接続フェイルオーバーを選択します。

アドバンスト・プロパティの非表示

すべての「接続プール・プロパティ」フィールドを非表示にする場合に、クリックします。


「データベース・プロパティ」タブ

接続情報としてJDBC URLを使用しADFデータベース接続プールを使用する場合は、ここの構成パラメータを使用すると、データベース接続プールの動作をチューニングできます。

要素 説明

MaxCursors

セッションで使用されるカーソルの最大数を入力します。これは、ビジネス・コンポーネントで開くことのできるカーソルの最大数です。カーソル数がこの数値に近づくと、フレームワークでは空のJDBC文がクリーンアップされます。

Sql92DbTimeQuery

データベース・システム時間のSQL問合せ文字列を入力します。

SQLBuilder

SQLBuilderの実装(Oracle、OLite、DB2、または他のSQL92準拠データベースの場合はSQL92)を入力します。

Sql92LockTrailer

ロックするSQL文のトレーラ句を入力します。

JdbcTrace

+ PropertyConstants.JDBC_MARKER +でマークされている行のすべてのJDBCアクティビティをトレースする場合に選択します。

oracleDefineColumnLength

すべてのJDBC CHARまたはVARCHAR2列に対する列の長さを入力します。列の精度をバイト数で設定する場合、as_bytesを使用します。列の精度を文字数で設定する場合、as_charsを使用します。これは、Unicodeなどのサイズの大きな文字セットには重要です。

Sql92JdbcDriverClass

sun.jdbc.odbc.JdbcOdbcDriverなどの、JDBCドライバを実装するクラスの名前を入力します。

TypeMapEntries

型マップ実装を入力します。これにより、Java型とSQL型とのカスタム型マップが指定されます。

ControlTableName

永続コレクションの制御表名を入力します。

FetchMode

ビュー・オブジェクトの制御フェッチ動作を入力します(+ PropertyConstants.ENV_FETCH_AS_NEEDED + "|" + PropertyConstants.ENV_FETCH_ALL + )。

AS.NEEDEDに設定すると、要求があった場合にのみ行がビュー・オブジェクトにフェッチされます。ALLに設定すると、問合せの結果全体がフェッチされます。

LockingMode

アプリケーション・モジュールのデフォルトのロック・モードを入力します。アプリケーション・モジュールがプールに解放されるたびに、アプリケーション・モジュール・プールが、行レベル・ロックを使用しているデータベース上にトランザクション保留中の状態を作らないようにします。Fusion Webアプリケーションでは、行レベルのロックの作成を回避するためにロック・モードをoptimisticに設定する必要があります。

JdbcBytesConversion

JDBCのデフォルトのバイト変換を使用するのか、フレームワーク内でこのような変換を実行するのかを示します。

アドバンスト・プロパティの表示

現在の拡張データベース・プロパティを含むフィールドを表示する場合は、フィールドに新しい値を入力する場合に展開します。

TxnSeqInc

永続トランザクション・シーケンス増分を選択します。

UsePersColl

ビュー行の自動書出しを有効にして、大規模な行セットを管理する場合に、選択します。

TxnSeqName

永続トランザクション・シーケンス名を入力します。

アドバンスト・プロパティの非表示

すべての拡張プロパティ・フィールドを非表示にする場合に、クリックします。


「セキュリティ・プロパティ」タブ

「セキュリティ・プロパティ」タブを使用して、アプリケーション・モジュール・セキュリティ情報を構成します。

要素 説明

SecurityContext

JAASコンテキストを入力します。この要素により、特定のJAAS実装が指定されます。

デフォルトは「JAZN」です。

アドバンスト・プロパティの表示

現在の拡張セキュリティ・プロパティを含むフィールドを表示する場合は、フィールドに新しい値を入力する場合に展開します。

UserPrincipal

認証済ユーザー・プリンシパル名を入力します。

SecurityConfig

JAZN構成の完全なパスおよびファイル名、たとえば、k:\j2ee\home\config\jazn.xmlを入力します。

このプロパティ値がnullまたはその長さがゼロの場合、ランタイムではjazn.xmljazn.jarと同じパスにあるものとみなし、ログイン・モジュールにアクセスする前に/config/jazn.xmlを追加するか、パーミッション・マネージャを取得するためのJAZNのコンテキストを取得します。

javaNamingSecurityCredentials

EJBデプロイの場合、アプリケーション・サーバー接続のパスワードを入力します。

AppModuleJndiName

EJBデプロイの場合、アプリケーション・モジュール・ファクトリのルックアップに使用されるJNDI名を入力します。

SecurityLoginmodule

認証用カスタム・ログイン・モジュールを入力します。たとえば、oracle.security.jazn.realm.RealmLoginModuleです。

デフォルトはJAZNログイン・モジュールです。

ServerUseNullDbTransaction

データベースに接続していない場合、9.0.2互換oracle.jbo.server.NullDbtransactionImplを使用します。

SecurityEnforce

次のいずれかの値を入力します。

None - 認証を行いません。

Test - 認証が必要です。テスターまたはADF Swingを使用する場合、ログインを求めるダイアログが表示されます。認証が失敗した場合でも、アプリケーション・モジュールはインスタンス化されます。

Must - Testに似ていますが、認証に失敗するとアプリケーション・モジュールはインスタンス化されません。かわりに例外が取得されます。

Auth - Mustに似ていますが、エンティティ・ウィザードの認可エディタを使用してエンティティまたは属性権限を定義した場合、権限がチェックされます。たとえば、Dept.Deptnoの権限update_while_newがロールusersに付与されている場合、usersロールは、行が新しいときにのみDeptno値を設定できます。その他の場合は編集できません。

ウィザードで権限が付与されている場合でも、jbo.security.enforceが「Auth」に設定されていないかぎり実行されません。

javaNamingSecurityPrincipal

EJBデプロイの場合、アプリケーション・サーバー接続のパスワードを入力します。

アドバンスト・プロパティの非表示

すべての拡張プロパティ・フィールドを非表示にする場合に、クリックします。


3.3.2 接続構成の変更方法

接続構成には、クライアント・アプリケーションがADFアプリケーション・モジュールのデプロイ・シナリオを識別する際に使用する情報が含まれます。Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用して、次のタスクを実行します。

  • バックエンド・サービスの登録および管理(メール、ディスカッション・フォーラム・サーバーなど)

  • ユーザーがアプリケーションでの作業中にアクセスする必要がある外部アプリケーションの登録および管理

  • アプリケーションが使用するポートレット・プロデューサ、またはユーザーがアクセスする必要があるポートレット・プロデューサの登録および管理

Fusion Middleware Controlは、ここで説明するとおり、ADF接続を構成するためのUIを提供します。第3.4.2項「MBeanを使用したADF接続の変更方法」で示すように、汎用のMBeanブラウザを使用して、直接ADF接続MBeanを構成することもできます。

始める前に:

Oracle ADFアプリケーションにアクセスするには、そのアプリケーションがすでにデプロイされており、Enterprise Manager Fusion Middleware Controlが使用可能である必要があります。

ADFアプリケーションおよび接続構成を変更するには、アプリケーションにMDSが構成されている必要があります。ADF接続属性はMDSに保存されます。

アプリケーションをクラスタ内の複数のノードにデプロイした場合、1つのノードのADF接続に対する変更は、他のすべてのノードに伝播されます。MDSには、アプリケーションのすべてのバージョンについて接続に関する単一の情報セットが保存されます。

接続構成を変更するには、次の手順を実行します。

  1. Fusion Middleware Controlを使用してOracle Fusion Middlewareファームにログインします。

  2. 「ファーム」タブをクリックします。

  3. 「Farm_domain」ノードを展開します。

  4. 「アプリケーションのデプロイ」ノードを展開し、StoreFrontModule (AdminServer)などのJ2EEアプリケーション・デプロイをクリックします。

    アプリケーションを選択すると、「アプリケーションのデプロイ」ページが表示されます。

  5. 「アプリケーションのデプロイ」をクリックし、ドロップダウン・メニューから「ADF」→「ADF接続の構成」と選択します。

  6. 「接続タイプ」ドロップダウン・リストで、構成する接続のタイプを選択します。

    • ADF BCサービス

    • ディスカッションおよびお知らせ

    • ファイル・システム

    • メール・サーバー

    • Secure Enterprise Search

    • URL

    • Webサービス

    Essbase接続は作成できませんが、アプリケーションとともにデプロイされている既存のEssbase接続を編集することはできます。

  7. 「接続名」フィールドに、接続構成の一意の名前を入力します。

  8. 「接続の作成」をクリックします。

    「接続構成」ページが更新され、選択した接続タイプのオプションを指定できるセクションが表示されます。

サポートされている接続タイプは次のとおりです。

  • ADFビジネス・コンポーネント・サービス接続

  • Essbase接続

  • ディスカッションおよびお知らせ接続

  • ファイルシステム接続

  • メール・サーバー接続

  • Secure Enterprise Search接続

  • URL接続

  • Webサービス接続

ADFビジネス・コンポーネント・サービス接続

新しいADFビジネス・コンポーネント・サービス接続を作成するか、既存の接続の詳細を変更するには、ADFビジネス・コンポーネント・サービス接続ページを使用します。

要素 説明

serviceEndpointProvider

サービス・エンドポイントのプロバイダを入力します。有効なタイプは、ADFBCFabricSOAPです。

serviceConnectionName

サービス接続名を入力します。

jndiName

サービス・インタフェースを実装するEJBのJNDI名を入力します。エンドポイントがADF BCである場合に適用可能です。

jndiFactoryInitial

JNDIルックアップの初期コンテキスト・ファクトリのクラス名を入力します。エンドポイントがADF BCである場合に適用可能です。

jndiProviderURL

JNDIルックアップの構成情報を入力します。エンドポイントがADF BCである場合に適用可能です。

jndiSecurityPrincipal

JNDIルックアップのプリンシパル(ユーザーなど)のアイデンティティを入力します。エンドポイントがADF BCである場合に適用可能です。

jndiSecurityCredentials

JNDIルックアップのプリンシパルの資格証明を入力します。エンドポイントがADF BCである場合に適用可能です。

fabricAddress

SOAコンポジットのサービス名を入力します。エンドポイントがFabricである場合に適用可能です。

serviceInterfaceName

サービス・エンドポイント・インタフェースのクラス名を入力します。

serviceSchemaName

サービス・スキーマ・ファイルの名前を入力します。

serviceSchemaLocation

サービス・スキーマ・ファイルの相対パスを入力します。


Essbase接続

Essbase接続は作成できませんが、アプリケーションとともにデプロイされている既存のEssbase接続を編集することはできます。

要素 説明

ホスト

この接続が表すホストを入力します。

ポート

この接続がEssbaseへの接続に使用するデフォルト・ポートが表示されます。デフォルトのオプションを消去して、デフォルト以外のポートを入力します。

ユーザー名

設計時にEssbaseへの接続が認証されたユーザー名を入力します。このユーザー名は、実行時にアプリケーションで指定されるユーザー名に置換されます。

パスワード

ユーザーのパスワードを入力します。入力した各文字はアスタリスク(*)で表示されます。


ディスカッションおよびお知らせ接続

新しいディスカッション・サーバー接続に接続するか、既存の接続詳細を変更するには、ディスカッション・フォーラム接続ページを使用します。フォーラム接続構成には、名前、接続の詳細および拡張の構成が含まれています。

ディスカッションおよびお知らせ接続 - 名前

要素 説明

名前

接続に一意の名前を入力します。


ディスカッションおよびお知らせ接続 - 接続の詳細

要素 説明

サーバーURL

ディスカッション・フォーラムをホストしているディスカッション・サーバーのURLを入力します。

例: http://discuss-server.com:8888/owc_discussions

管理者ユーザー名

ディスカッション・サーバー管理者のユーザー名を入力します。

Oracle WebCenter Portalのユーザーの代理として操作を実行するため、この接続には管理権限が必要です。

接続タイムアウト

接続タイムアウトを秒単位で入力します。デフォルトは、-1です。

セキュアな接続

ディスカッション・サーバー接続がセキュアであるかどうかを示します。


ディスカッションおよびお知らせ接続 - 拡張構成

要素 説明

キャッシュ・サイズ(MB)

キャッシュに予約する領域(MB)を指定します。

デフォルトは、0です。

キャッシュ有効期限

キャッシュの適切な有効期限を指定します。

キャッシュされたコンテンツが有効な最大時間の長さです(分)。

デフォルトは、0です。

接続タイムアウト

接続の適切な有効期限を指定します。

WebCenter Portalアプリケーションが、接続タイムアウト・メッセージを発行するまで、ディスカッション・サーバーからのレスポンスを待機する時間の長さ(秒)です。

デフォルトは60秒です。


ファイルシステム接続

新規コンテンツ・リポジトリに接続、または既存の接続の詳細を変更するには、コンテンツ・リポジトリ接続の追加/編集のページを使用します。


注意:

すべての構成変更は、MDSリポジトリに格納されます。


ファイルシステム接続の詳細 - ファイルシステム

要素 説明

ルート・パス

コンテンツが配置されているローカル・ファイル・システム上のフォルダのフルパスを入力します。例: C:/MyContent

注意: ファイル・システム・コンテンツは、本番またはエンタープライズ・アプリケーションのデプロイに使用しないでください。この機能は、開発目的のみのために提供されています。


メール・サーバー接続

LDAPおよび拡張メール・サーバー構成を構成するには、メール・サーバー接続ページを使用します。

要素 説明

IMAPホスト

IMAPサービス(Internet Message Access Protocol)が稼働しているマシンのホスト名を入力します。

IMAPポート

IMAPサービスがリスニングしているポートを入力します。

IMAP保護

IMAPを介した受信メールに保護接続(SSL)が必要かどうかを示します。

SMTPホスト

SMTPサービス(Simple Mail Transfer Protocol)が稼働しているマシンのホスト名を入力します。

SMTPポート

SMTPサービスがリスニングするポートを入力します。

SMTP保護

SMTPを介した送信メールに保護接続(SSL)が必要かどうかを示します。

関連付けられている外部アプリケーション

メール・サーバーと外部アプリケーションを関連付けます。外部アプリケーションの資格証明情報は、IMAPサーバーに対する認証に使用します。


メール・サーバー接続 - LDAP構成

要素 説明

LDAPドメイン

LDAPドメインを入力します。

LDAPホスト

LDAP (Lightweight Directory Access Protocol)サーバーのホスト名を入力します。

LDAPポート

LDAPサービスがリスニングしているポートを入力します。

LDAP保護

LDAP接続に保護接続(SSL)が必要かどうかを示します。

LDAP管理者のユーザー名

LDAPサーバー管理者のユーザー名を入力します。

LDAP管理者のパスワード

LDAPサーバー管理者のパスワードを入力します。

LDAPベースDN

LDAPスキーマのベース識別名を入力します。

LDAPデフォルト・ユーザー

LDAPデフォルト・ユーザーを入力します。


メール・サーバー接続 - 拡張構成

要素 説明

接続タイムアウト

接続の適切な有効期限を指定します。

WebCenter Portalアプリケーションが、接続タイムアウト・メッセージを発行するまで、メール・サーバーからのレスポンスを待機する時間の長さ(秒)です。デフォルトは60秒です。

キャッシュ有効期限

キャッシュの適切な有効期限を指定します。

キャッシュされたコンテンツが有効な最大時間の長さです(分)。デフォルト値(-1)はキャッシュが期限切れにならないことを意味します。


Secure Enterprise Search接続

WebCenter Portalアプリケーションを新規Oracle Secure Enterprise Searchサーバーに接続するか、既存の接続の詳細を変更するには、「Secure Enterprise Search接続」ページを使用します。

Secure Enterprise Search接続プロバイダ構成には、名前、接続の詳細、拡張構成が含まれています。

Secure Enterprise Search接続 - 名前

要素 説明

接続名

接続に一意の名前を入力します。

アクティブな接続

WebCenter Portalアプリケーションの検索関連サービスへの接続に使用する場合、選択します。

Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを介して複数の検索接続を登録できますが、一度にアクディブにできる接続は1つのみです。


Secure Enterprise Search接続 - 接続の詳細

要素 説明

SOAP URL

Oracle Secure Enterprise Searchが検索リクエストを有効にするために公開するWebサービスURLを入力します。

http://<host>:<port>/search/query/OracleSearchの形式を使用します。

たとえば、http://myHost:7777/search/query/OracleSearchです

アプリケーション・ユーザー名

有効なユーザーの名前を入力します。

IDストアのユーザー名を指定できます。WebCenter Portalアプリケーションに構成されたOracle Identity ManagementサーバーおよびOracle SESに構成されたOracle Identity Managementサーバーの両方にユーザーは存在する必要があります。

WebCenter Portalユーザーに代わって検索が実行できるようにするため、WebCenter Portalアプリケーションは、信頼済のアプリケーションとして自身をOracle Secure Enterprise Searchに認証する必要があります。

アプリケーション・パスワード

適切なユーザー・パスワードを入力します。


Secure Enterprise Search接続 - 拡張構成

要素 説明

Oracle Secure Enterprise Searchデータ・グループ

検索するSecure Enterprise Searchデータ・グループを入力します。

実行タイムアウト

検索実行タイムアウト(ミリ秒)を入力します。

実行者の準備タイムアウト

検索実行者の準備タイムアウト(ミリ秒)を入力します。

保存済の検索の数

表示される保存済の検索の数を入力します。

単純検索結果の行

各サービスの単純検索で表示する結果の行を入力します。

検索結果の行

各サービスの検索で表示する結果の行を入力します。

グローバル検索結果の行

ツールバー上で各サービスに対して表示された検索結果の数を入力します。


URL接続

URL接続を構成するには、「URL接続」ページを使用します。

要素 説明

URL

必要なデータ・ストリームのURLを、URLパラメータを省略して入力します。

ユーザー名

Webサイトへのアクセスに必要なユーザー名を入力します。

パスワード

Webサイトへのアクセスに必要なパスワードを入力します。

AuthenticationRealm

HTTP認証のレルムを定義します。保護されているリソースをホスティングしているサーバーによって定義されます。

Proxy

HTTP/HTTPSリソースへの接続に使用するプロキシを定義します。ホスト/ポートおよびプロキシ自体に対する認証に必要なすべての認証詳細を指定します。

ProxyUseDefault

DTまたはRTの両方について、もしくは接続インスタンスがアクティブなときは常に、接続レベルではなくシステム・レベルでデフォルトのプロキシを使用します。設計時、デフォルトのプロキシはJDeveloper IDEプロキシ設定で、実行時はWLSに設定されているプロキシです。

ConnectionClassName

チャレンジ認証のタイプを示します。サポートされている2つのモードは基本およびダイジェスト認証(HTTP基本およびダイジェスト)です。

ChallengeAuthenticationType

ファクトリが接続インスタンスの構築で使用する参照にロードされる接続のクラス名。


Webサービス接続

サービスWSDLに基づくWebサービスMDDSモデルを使用してWebサービスの呼出しおよび起動を行う接続を構成するには、「Webサービス接続」ページを使用します。

「Webサービスの構成」ドロップダウン・リストを使用して、ポリシーのアタッチおよびデタッチを含むWebサービス・クライアントの構成を行います。Webサービス・ページで構成を終了した後は、ブレッドクラムを使用して「ADF接続」ページに戻ることができます。

要素 説明

Model

サービスWSDLに基づいて生成されたWebサービスMDDSモデル要素を入力します。

WsdlUrl

WebサービスのサービスWSDLのURLを入力します。

DefaultServiceName

サービスWSDLのデフォルトのサービス名を入力します。


3.4 MBeanブラウザを使用したアプリケーション・プロパティの構成

Enterprise Manager Fusion Middleware ControlのMBeanブラウザを使用して、ADFアプリケーションとともにOracle WebLogic ServerにデプロイされたADF MBean内の値にアクセスし、これを変更できます。

表示および変更が可能なものは次のとおりです。

3.4.1 MBeanを使用したADFアプリケーション構成の変更方法

MBeanブラウザを使用して、ADFアプリケーション構成MBeanを変更できます。

始める前に:

ADFアプリケーションおよび接続構成を変更するには、アプリケーションにMDSが構成されている必要があります。ADFアプリケーション属性はMDSに保存されます。

アプリケーションをクラスタ内の複数のノードにデプロイした場合、MBeanによる1つのノードに対するADFアプリケーション構成の変更は、他のすべてのノードに伝播されます。MDSには、アプリケーションのすべてのバージョンについてADFアプリケーション構成に関する単一の情報セットが保存されます。

MBeanブラウザを使用してADFアプリケーション構成を変更するには、次の手順を実行します。

  1. Fusion Middleware Controlを使用してOracle Fusion Middlewareファームにログインします。

  2. 「ファーム」タブをクリックします。

  3. 「Farm_domain」ノードを展開します。

  4. 「アプリケーションのデプロイ」ノードを展開し、StoreFrontModule (AdminServer)などのJ2EEアプリケーション・デプロイをクリックします。

    アプリケーションを選択すると、「アプリケーションのデプロイ」ページが表示されます。

  5. 「アプリケーションのデプロイ」をクリックし、ドロップダウン・メニューから「ADF」→「ADFの構成(adf-config)」と選択します。

  6. システムMBeanブラウザの左ペインで、親ADF MBean「ADFConfig」を展開してから「ADFConfig」フォルダを展開し、子ADF MBeanを表示します。

    子ADF MBean「ADFcConfiguration」および「MDSAppConfig」が表示されます。

  7. 左ペインで「ADFcConfiguration」 MBeanを選択し、右ペインで表示または変更する属性を選択します。

    図3-1に、Fusion Middleware ControlのMBeanブラウザのADF構成MBeanを示します。

    図3-1 ADF構成MBean

    ADF構成Mbean
  8. 属性値を変更し、「適用」をクリックします。

  9. 左ペインで、親ADF Mbean「ADFConfig」を選択します。

  10. 右ペインで、「操作」タブをクリックし、「保存」をクリックします。

    親MBeanから「保存」をクリックした後、編集した新しい値がMDSに書き込まれます。

3.4.2 MBeanを使用したADF接続の変更方法

MBeanブラウザを使用して、ADF接続構成MBeanを変更できます。

第3.3.2項「接続構成の変更方法」で示すように、Fusion Middleware UIを使用して、ADF接続を変更することもできます。

始める前に:

ADFアプリケーションおよび接続構成を変更するには、アプリケーションにMDSが構成されている必要があります。ADFアプリケーション属性はMDSに保存されます。

アプリケーションをクラスタ内の複数のノードにデプロイした場合、MBeanによる1つのノードに対するADF接続の変更は、他のすべてのノードに伝播されます。MDSには、アプリケーションのすべてのバージョンについてADFアプリケーション構成に関する単一の情報セットが保存されます。

MBeanブラウザを使用してADFアプリケーション構成を変更するには、次の手順を実行します。

  1. Fusion Middleware Controlを使用してOracle Fusion Middlewareファームにログインします。

  2. 「ファーム」タブをクリックします。

  3. 「Farm_domain」ノードを展開します。

  4. 「アプリケーションのデプロイ」ノードを展開し、StoreFrontModule (AdminServer)などのJ2EEアプリケーション・デプロイをクリックします。

    アプリケーションを選択すると、「アプリケーションのデプロイ」ページが表示されます。

  5. 「アプリケーションのデプロイ」をクリックし、ドロップダウン・メニューから「システムMBeanブラウザ」を選択します。

  6. 「システムMBeanブラウザ」の左ペインで、「ADFConnections」 MBeanに移動します。MBeanは、oracle.adf.share.connections >サーバー名>アプリケーション名の順に移動した場所にあります。

  7. 左ペインでADF接続MBeanを選択し、右ペインで表示または変更する属性を選択します。

    図3-2に、Fusion Middleware ControlのMBeanブラウザに表示されたADF接続MBeanを示します。

    図3-2 ADF接続MBean

    ADF接続MBean
  8. 属性値を変更し、「適用」をクリックします。

  9. 右ペインで、「操作」タブをクリックし、「保存」をクリックします。

    「保存」をクリックすると、編集した新しい値がMDSに書き込まれます。

3.4.3 MBeanを使用したADFビジネス・コンポーネント構成の変更方法

MBeanブラウザを使用して、ADFビジネス・コンポーネント構成MBeanを変更できます。ADFビジネス・コンポーネントの構成情報は、各アプリケーションに固有のMbeanに格納されます。一度に同じアプリケーションのすべてのバージョンに対して構成できるADF接続やADFアプリケーション構成情報とは異なり、ADFビジネス・コンポーネントはアプリケーションのバージョンごとに構成する必要があります。

第3.3.1項「ADFビジネス・コンポーネント・パラメータの変更方法」で示すように、Fusion Middleware UIを使用して、ADFビジネス・コンポーネント構成情報を変更することもできます。

始める前に:

ADFアプリケーションおよび接続構成を変更するには、アプリケーションにMDSが構成されている必要があります。ADFアプリケーション属性はMDSに保存されます。

アプリケーションをクラスタ内の複数のノードにデプロイした場合、MBeanによる1つのノードに対するADFビジネス・コンポーネントの変更は、他のすべてのノードに伝播されます。MDSには、アプリケーションのすべてのバージョンについてADFアプリケーション構成に関する単一の情報セットが保存されます。

MBeanブラウザを使用してADFアプリケーション構成を変更するには、次の手順を実行します。

  1. Fusion Middleware Controlを使用してOracle Fusion Middlewareファームにログインします。

  2. 「ファーム」タブをクリックします。

  3. 「Farm_domain」ノードを展開します。

  4. 「アプリケーションのデプロイ」ノードを展開し、StoreFrontModule (AdminServer)などのJ2EEアプリケーション・デプロイをクリックします。

    アプリケーションを選択すると、「アプリケーションのデプロイ」ページが表示されます。

  5. 「アプリケーションのデプロイ」をクリックし、ドロップダウン・メニューから「システムMBeanブラウザ」を選択します。

  6. 「システムMBeanブラウザ」の左ペインで、BC4J MBeanに移動します。これらのMBeanは、oracle.bc4j.mbean.share >サーバー名>アプリケーション名の順に移動した場所にあります。

  7. 左ペインでADF接続MBeanを選択し、右ペインで表示または変更する属性を選択します。

  8. 属性値を変更し、「適用」をクリックします。

3.4.4 MBeanを使用したMDS構成の変更方法

MBeanブラウザを使用して、MDSパラメータの拡張構成を実行できます。MBeanを使用したMDSの構成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』を参照してください。

始める前に:

Oracle ADFアプリケーションにアクセスするには、そのアプリケーションがすでにデプロイされており、Enterprise Manager Fusion Middleware Controlが使用可能である必要があります。

MBeanブラウザを使用してMDS構成を変更するには、次の手順を実行します。

  1. Fusion Middleware Controlを使用してOracle Fusion Middlewareファームにログインします。

  2. 「ファーム」タブをクリックします。

  3. 「Farm_domain」ノードを展開します。

  4. 「アプリケーションのデプロイ」ノードを展開し、StoreFrontModule (AdminServer)などのJ2EEアプリケーション・デプロイをクリックします。

    アプリケーションを選択すると、「アプリケーションのデプロイ」ページが表示されます。

  5. 「アプリケーションのデプロイ」をクリックし、ドロップダウン・メニューから「MDS構成」を選択します。

  6. 「構成MBeanブラウザ」または「ランタイムMBeanブラウザ」をクリックします。

  7. MBeanおよび表示または変更する属性を選択します。

    図3-3に、Fusion Middleware ControlのMBeanブラウザのMDS MBeanを示します。

    図3-3 MDS MBean

    ADF MDS Mbean
  8. 値を変更し、「適用」をクリックします。

3.5 アプリケーションとともにデプロイされた資格証明の編集方法

Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用して、ADFアプリケーションとともに資格証明ストアにデプロイされた資格証明を編集できます。新しい資格証明を作成したり、既存の資格証明を削除することもできます。

ADFアプリケーションの場合、次の考慮事項が該当します。

詳細は、『Oracle Fusion Middlewareアプリケーション・セキュリティ・ガイド』のFusion Middleware Controlによる資格証明の管理に関する項を参照してください。

3.6 診断フレームワークを使用した問題の診断

Oracle Fusion Middlewareは、アプリケーションの問題の検出、診断および解決を支援する診断フレームワークを提供します。

クリティカル・エラーが発生すると、診断フレームワークは即座に診断データを取得し、そのデータとエラーをインシデント番号と関連付けます。この番号を使用して、自動診断リポジトリ(ADR)から分析のためのデータを取得できます。

Oracle ADFでは、INCIDENT_ERRORメッセージがログに記録されると実行されるADFConfigダンプを提供します。アプリケーションの例外ハンドラでダンプを起動するコードを追加することもできます。例3-2に、ADFConfigダンプを起動するよう、例外ハンドラに追加できるサンプル・コードを示します。

例3-2 例外ハンドラでADFConfig診断ダンプを起動するサンプル・コード

IllegalArgumentException e = new IllegalArgumentException("test exception");
LoggerFactory.getFrameworkLogger().log(ODLLevel.INCIDENT_ERROR,
 "Test error message", e);

診断フレームワークの詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』の「問題の診断」を参照してください。

IBM WebSphere Application Serverで診断フレームワークを使用している場合は、追加タスクを実行する必要があります。詳細は、Oracle Fusion Middlewareサード・パーティ・アプリケーション・サーバー・ガイドを参照してください。

3.7 DMS SPYによるアプリケーションのメトリック情報の表示

DMS Spyサーブレットを使用してアプリケーションのメトリック情報をWebブラウザに表示できます。

詳細は、『Oracle® Fusion Middlewareパフォーマンスおよびチューニング・ガイド』のOracle Fusion Middlewareのモニターに関する項を参照してください。

3.8 WebSphere Application Serverの構成

WebSphere Application Serverを構成するには、WebSphere Application Server管理コンソールを使用します。詳細は、http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v7r0/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.home.doc/welcome.htmlにあるWebSphere Application Serverインフォメーション・センターを参照してください。

3.8.1 問合せ結果セットを再利用できるようにWebSphereを構成する方法

WebSphere Application Serverは、アプリケーションが生成したリクエスト間で、共有データベース接続を閉じます。結果セットの再利用をできるように2つのプロパティをWebSphereで設定する必要があります。

WebSphere Application Server管理コンソールを使用して、non-transactional datasourceプロパティとDisableMultiThreadedServletConnectionMgmtプロパティを設定します。

WebSphereでプロパティを設定して結果セットを再利用するには、次の手順を実行します。

  1. WebSphere Application Server管理コンソールを起動します。

  2. 「Data Sources」 > 「DB2 Universal JDBC Driver XA DataSource」 > 「WebSphere Application Server data source properties」にナビゲートして、「Non-transactional data source」「enabled」に設定します。

  3. 構成を保存します。

  4. 「Application servers」 > 「server_name」 > 「Web Container」 > 「Custom Properties」にナビゲートして、「DisableMultiThreadedServletConnectionMgmt」「true」に設定します。

  5. 構成を保存します。

  6. WebSphere Application Serverを再起動します。

これらの2つのプロパティを設定することにより、デプロイしたアプリケーションが結果セットをリクエスト全体で再利用できるようになります。