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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発
11gリリース1 (11.1.1.8.3)
E49666-03
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38 ピープル・コネクション・サービスの構成

この章では、ページへのピープル・コネクション・タスク・フローの追加、ピープル・コネクション・セキュリティの設定、およびサイトレベルのピープル・コネクション設定の構成を含めた、ピープル・コネクション・サービスの構成方法について説明します。

この章の内容は、次のとおりです。

38.1 ピープル・コネクション・サービス用のデータベース接続の設定

Oracle WebCenter Portalのツールとサービスのサポートによるデータベース接続の設定の詳細は、第4.2.2項「データベース接続の設定」を参照してください。

38.2 ページヘのピープル・コネクション・タスク・フローの追加

この項では、ピープル・コネクション・タスク・フローをアプリケーション・ページに追加する方法について説明します。ここで説明する手順は、すべてのピープル・コネクション・タスク・フローに対してほぼ同じです。異なる点については、明記します。

ピープル・コネクション・タスク・フローをWebCenter Portal Frameworkアプリケーションに追加するには:

  1. 第37.1.2項「ピープル・コネクション・サービスの要件」の説明に従って、アプリケーションを準備します。

  2. ピープル・コネクション・タスク・フローを追加するページを開きます。

  3. リソース・パレットで、「カタログ」「WebCenter Portal - サービス・カタログ」「タスク・フロー」フォルダの順に開きます。

  4. タスク・フロー(たとえば、「コネクション - クイック・ビュー」)をJSF (.jspx)ページにドラッグ・アンド・ドロップします。

  5. 表示されるポップアップ・メニューから、「リージョン」を選択します。

    ピープル・コネクション・ライブラリをプロジェクトに追加するかどうかを尋ねられる場合があります。「ライブラリの追加」をクリックして確認します。

  6. 「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログで、タスク・フローのパラメータ値を指定します。

    たとえば、「コネクション - クイック・ビュー」の場合、パラメータuseridは、実行時の現在のユーザー名を表します。現在のログイン・ユーザーに評価されるパラメータのEL式を指定できます。たとえば、useridの場合は、#{securityContext.userName}と入力します。詳細は、第39章「ピープル・コネクション・タスク・フロー・バインディング・パラメータの使用」を参照してください。

  7. 「OK」をクリックします。

    タスク・フローがページに追加され、タスク・フローを実行するようにViewControllerプロジェクトのライブラリが構成されます。

  8. ページを保存し、ブラウザで実行します。


注意:

実行時にADFベースのアプリケーションにユーザーが任意のものをアップロードできるようにするには、そのタスク・フローを配置したページでフォームにusesUpload属性が設定されている必要があります。たとえば、ドキュメント・ライブラリにドキュメントを、またはプロファイルに写真をアップロードできるようにするには、関連するページに次のものを追加します。

<af:form usesUpload="true">
 …
 <af:region value="#{bindings.profile1.regionModel}"/>
 …
</af:form>

さらに、プロファイル・スナップショットをアップロードできるようにするには、タスク・フロー・バインディング・パラメータphotoUploadAllowedtrueに設定する必要があります。詳細は、第39章「ピープル・コネクション・タスク・フロー・バインディング・パラメータの使用」を参照してください。


38.3 ピープル・コネクション・サービスのセキュリティの設定

ピープル・コネクション機能は複数のユーザーの中心に位置するため、そのサービスを正常に使用するにはアプリケーション・セキュリティを設定する必要があります。理想的には、各機能との意味のある対話を可能にするためにテスト・ユーザーも設定します。ピープル・コネクション・サービスの各機能は、セキュリティで個別に保護できます。

38.4 ピープル・コネクション機能のサイトレベルの設定の確立

ピープル・コネクションのサイトレベルの設定を構成および改訂するには、次の2つのスクリプトを使用できます。

変数RCUHOMEは、リソース作成ユーティリティ(RCU)のインストール場所を参照します。RCUは、WebCenterスキーマのセットアップに使用でき、Oracle JDeveloper出荷ホームとともにパッケージ化されています。RCUHOMEは、RCUがインストールされるルート・フォルダです。

この項では、それらのスクリプトについて説明し、それらによって制御される設定のタイプに関する情報を提供します。次のサブセクションが含まれます:

38.4.1 ピープル・コネクションのサイトレベルの設定のスクリプトの理解

ピープル・コネクション機能のサイトレベルの設定はすべてWebCenterスキーマ表WC_PPL_COMMON_SETTINGに格納されています。初期の設定では、この表に設定値は含まれていません。値がない場合、アプリケーションではデフォルト値が想定されます。設定の値を変更するには、設定をこの表に挿入し、次にそれを目的の値に更新する必要があります。2つのSQLスクリプトによって、これらの手順を適切な順序で実行できます。

この項では、ピープル・コネクションのサイトレベルの設定のスクリプトを準備し、実行する方法について説明します。次のサブセクションが含まれます:

38.4.1.1 settings-insert.sqlの準備と実行

ピープル・コネクションのサイトレベルの設定を変更するには、その前にsettings-insert.sqlスクリプトを一度実行する必要があります。このスクリプトには、サポートされているすべての設定に対してINSERT文があります。すべてのINSERT文は、デフォルトではコメント・アウトされています。スクリプトを実行する前に、変更しようとしている設定をすべて非コメント化して準備します。


関連項目:

settings-insert.sqlスクリプトの実行例は、第38.4.3項「例: 招待を自動的に受け入れるためのコネクションの構成」を参照してください。


settings-insert.sqlスクリプトを準備および実行するには:

  1. エディタでスクリプトを開きます。

  2. 変更しようとしている設定について、対応するINSERT文を非コメント化します。


    ヒント:

    INSERT文を非コメント化するには、文のある行の先頭の二重ダッシュ(--)を削除します。


  3. 目的の設定のINSERT文をすべて非コメント化したら、スクリプトを保存して実行します。

    非コメント化した設定には、デフォルト値が移入されます。


注意:

settings-insert.sqlスクリプトは、特定のスキーマ上の設定の特定のセットに対して一度のみ実行できます。それを複数回実行する必要がある場合(たとえば、異なるセットの設定を更新する必要がある場合)は、スクリプトを再実行する前に、前に非コメント化したINSERT文をコメント化する必要があります。そのようにしない場合、INSERT文の再実行中にSQLエラーがスローされます。


38.4.1.2 settings-update.sqlの準備と実行

ピープル・コネクションのサイトレベルの設定を変更するには、settings-insert.sqlを一度実行した後にsettings-update.sqlスクリプトを実行する必要があります。settings-update.sqlスクリプトには、サポートされているすべての設定に対してUPDATE文があります。すべてのUPDATE文は、デフォルトではコメント・アウトされています。

特定のスキーマの特定のセットの設定に対して、settings-insert.sqlを一度実行してある場合、settings-update.sqlスクリプトは、必要な回数だけ実行できます。


関連項目:

settings-update.sqlスクリプトの実行例は、第38.4.3項「例: 招待を自動的に受け入れるためのコネクションの構成」を参照してください。


settings-update.sqlスクリプトを準備および実行するには:

  1. エディタでスクリプトを開きます。

  2. 変更しようとしている設定について、対応するUPDATE文を非コメント化します。


    ヒント:

    INSERT文を非コメント化するには、文のある行の先頭の二重ダッシュ(--)を削除します。


  3. 非コメント化した文それぞれに対して、SETTING_KEY列の値を目的の値に変更します。

    設定および値の詳細は、第38.4.2項「ピープル・コネクション機能に対してサポートされているサイトレベルの設定」を参照してください。

  4. 目的のUPDATE文をすべて改訂したら、スクリプトを保存して実行します。

    WC_PPL_COMMON_SETTINGが、改訂した値に更新されます。

  5. WebCenter Portal Frameworkアプリケーションが実行中である場合、変更を有効化するにはそれを再起動します。

38.4.2 ピープル・コネクション機能に対してサポートされているサイトレベルの設定

この項では、ピープル・コネクション・サービスに対してサポートされているサイトレベルのアプリケーション設定をリストし、説明します。次のサブセクションが含まれます:

38.4.2.1 アクティビティ・ストリームのサイトレベルの設定

表38-1では、ピープル・コネクション・サービスのアクティビティ・ストリーム機能のサイトレベルの設定をリストし説明しています。

アクティビティ・ストリームのサービスIDは、oracle.webcenter.activitystreamingです。サービスIDのリストは、表F-7を参照してください。

表38-1 アクティビティ・ストリームのサイトレベルの設定

設定キー 説明 有効なサイトレベルの値

accesscontrol.value.accessControlLevel

誰がユーザーのアクティビティ・ストリームを表示できるのかを指定します。

SELFCONNECTIONSUSERS (つまり、認証ユーザー)、PUBLIC

accesscontrol.endUserConfigurable

個々のユーザーが、自身のアプリケーション・ビュー内で、自身のアクティビティ・ストリームを表示できるユーザーのアプリケーションレベルの設定をオーバーライドできるかどうかを指定します。

この設定は、アプリケーションがユーザー・プリファレンス画面にオーバーライド・コントロールを公開している場合にのみ有効です。

+, -

+=TRUE

-=FALSE

connectionsActivities.value

ユーザーのアクティビティ・ストリームに、ユーザーのコネクションのホーム・ポータル・アクティビティが含まれるかどうかを指定します。

ユーザーはタスク・フロー・インスタンスでこの設定をオーバーライドできます。

NONEALL

NONE=ユーザーのコネクションのアクティビティは表示されません。

ALL=ユーザーのコネクションのアクティビティはすべて表示されます。

groupSpaceActivities.value

ユーザーのアクティビティ・ストリームに、ユーザーのコネクションのポータル・アクティビティが含まれるかどうかを指定します。

ユーザーはタスク・フロー・インスタンスでこの設定をオーバーライドできます。

GSNONEGSALL

GSNONE=ポータル・アクティビティは表示されません。

GSALL=ユーザーがメンバーであり、かつ表示アクセス権を持っているすべてのポータルのアクティビティが表示されます。

servicePublishedSettings[serviceId]

WebCenterサービスのserviceIdによって公開されたアクティビティをユーザーのアクティビティ・ストリームに表示するかどうかを指定します。serviceIdはアクティビティを公開する任意のサービスのWebCenterサービスIDです。サービスIDのリストは、表F-7を参照してください。

例:

servicePublishedSettings[oracle.webcenter.community]

ユーザーはタスク・フロー・インスタンスでこの設定をオーバーライドできます。

+, -

+=TRUE

-=FALSE


38.4.2.2 コネクションのサイトレベルの設定

表38-2では、ピープル・コネクション・サービスのコネクション機能のサイトレベルの設定をリストし説明しています。

コネクションのサービスIDは、oracle.webcenter.peopleconnections.connectionsです。サービスIDのリストは、表F-7を参照してください。

表38-2 コネクションのサイトレベルの設定

設定キー 説明 有効なサイトレベルの値

autoAcceptInvitations

コネクションの招待をデフォルトで自動的に受け入れることを指定します。

アプリケーションによってユーザー・プリファレンス画面にオーバーライド・コントロールが公開されている場合は、個々のユーザーが彼ら自身のビューでこのアプリケーションレベルの設定をオーバーライドできます。

+, -

+=TRUE

-=FALSE

connectionsVisibility.accessControlSettings.accessControlLevel

誰がユーザーのコネクションを表示できるのかを指定します。

SELFCONNECTIONSUSERS (つまり、認証ユーザー)、PUBLIC

connectionsVisibility.personalizable

個々のユーザーが、自身のアプリケーション・ビュー内で、自身のコネクションを表示できるユーザーのアプリケーションレベルの設定をオーバーライドできるかどうかを指定します。

この設定は、アプリケーションがユーザー・プリファレンス画面にオーバーライド・コントロールを公開している場合にのみ有効です。

+, -

+=TRUE

-=FALSE


38.4.2.3 フィードバックのサイトレベルの設定

表38-3では、ピープル・コネクション・サービスのフィードバック機能のサイトレベルの設定をリストし説明しています。

フィードバックのサービスIDは、oracle.webcenter.peopleconnections.kudosです。サービスIDのリストは、表F-7を参照してください。

表38-3 フィードバックのサイトレベルの設定

設定キー 説明 有効なサイトレベルの値

visibility.accessControlSettings.accessControlLevel

誰がユーザーの受信済フィードバックを表示できるのかを指定します。

SELFCONNECTIONSUSERS (つまり、認証ユーザー)、PUBLIC

visibility.endUserConfigurable

個々のユーザーが、自身のアプリケーション・ビュー内で、自身の受信済フィードバックを表示できるユーザーのアプリケーションレベルの設定をオーバーライドできるかどうかを指定します。

この設定は、アプリケーションがユーザー・プリファレンス画面にオーバーライド・コントロールを公開している場合にのみ有効です。

+, -

+=TRUE

-=FALSE

addControl.accessControlSettings.accessControlLevel

誰がユーザーにフィードバックを与えることができるのかを指定します。

SELFCONNECTIONSUSERS (つまり、認証ユーザー)、PUBLIC

addControl.endUserConfigurable

個々のユーザーが、自身のアプリケーション・ビュー内で、自身にフィードバックを与えることができるユーザーのアプリケーションレベルの設定をオーバーライドできるかどうかを指定します。

この設定は、アプリケーションがユーザー・プリファレンス画面にオーバーライド・コントロールを公開している場合にのみ有効です。

+, -

+=TRUE

-=FALSE

miniViewRowCount.value

フィードバック - クイック・ビュー・タスク・フローに表示されるフィードバック・エントリの数を指定します。

正の整数

miniViewRowCount.endUserConfigurable

個々のユーザーが、自身のアプリケーション・ビュー内で、フィードバック - クイック・ビュー・タスク・フローに表示されるエントリ数のアプリケーションレベルの設定をオーバーライドできるかどうかを指定します。

この設定は、アプリケーションがユーザー・プリファレンス画面にオーバーライド・コントロールを公開している場合にのみ有効です。

+, -

+=TRUE

-=FALSE

postedUserActions.delete

ユーザーが、他のユーザーに対して自身が書き込んだフィードバックの削除を許可されるかどうかを指定します。

+, -

+=TRUE

-=FALSE


38.4.2.4 メッセージ・ボードのサイトレベルの設定

表38-4は、ピープル・コネクション・サービスのメッセージ・ボード機能のサイトレベルの設定をリストして説明しています。

メッセージ・ボードのサービスIDは、oracle.webcenter.peopleconnections.wallです。サービスIDのリストは、表F-7を参照してください。

表38-4 メッセージ・ボードのサイトレベルの設定

設定キー 説明 有効なサイトレベルの値

visibility.accessControlSettings.accessControlLevel

誰がユーザーのメッセージ・ボードを表示できるのかを指定します。

SELFCONNECTIONSUSERS (つまり、認証ユーザー)、PUBLIC

visibility.endUserConfigurable

個々のユーザーが、自身のアプリケーション・ビュー内で、自身のメッセージ・ボードを表示できるユーザーのアプリケーションレベルの設定をオーバーライドできるかどうかを指定します。

この設定は、アプリケーションがユーザー・プリファレンス画面にオーバーライド・コントロールを公開している場合にのみ有効です。

+, -

+=TRUE

-=FALSE

addControl.accessControlSettings.accessControlLevel

誰がユーザーのメッセージ・ボードに投稿できるのかを指定します。

SELFCONNECTIONSUSERS (つまり、認証ユーザー)、PUBLIC

addControl.endUserConfigurable

個々のユーザーが、自身のアプリケーション・ビュー内で、自身のメッセージ・ボードに投稿できるユーザーのアプリケーションレベルの設定をオーバーライドできるかどうかを指定します。

この設定は、アプリケーションがユーザー・プリファレンス画面にオーバーライド・コントロールを公開している場合にのみ有効です。

+, -

+=TRUE

-=FALSE

miniViewRowCount.value

メッセージ・ボード - クイック・ビュー・タスク・フローに表示されるメッセージの数を指定します。

正の整数

miniViewRowCount.endUserConfigurable

個々のユーザーが、自身のアプリケーション・ビュー内で、メッセージ・ボード - クイック・ビュー・タスク・フローに表示されるメッセージ数のアプリケーションレベルの設定をオーバーライドできるかどうかを指定します。

この設定は、アプリケーションがユーザー・プリファレンス画面にオーバーライド・コントロールを公開している場合にのみ有効です。

+, -

+=TRUE

-=FALSE

postedUserActions.edit

ユーザーが、他のユーザーのメッセージ・ボードに自身が投稿したメッセージの編集を許可されるかどうかを指定します。

+, -

+=TRUE

-=FALSE

postedUserActions.delete

ユーザーが、他のユーザーのメッセージ・ボードに自身が投稿したメッセージの削除を許可されるかどうかを指定します。

+, -

+=TRUE

-=FALSE


38.4.2.5 プロファイルのサイトレベルの設定

表38-5は、ピープル・コネクション・サービスのプロファイル機能のサイトレベルの設定をリストして説明しています。

プロファイルのサービスIDは、oracle.webcenter.peopleconnections.profileです。サービスIDのリストは、表F-7を参照してください。


注意:

Oracle WebCenter Portalが組込みLDAP (デフォルト)に接続されている場合、プロファイルの編集を無効にする必要があります。そうでない場合は、ユーザーがプロファイルを編集するときにエラーが表示されます。


表38-5 プロファイルのサイトレベルの設定

設定キー 説明 有効なサイトレベルの値

general-profile-settings.logActivity

写真のアップロード、個人ステータスの更新、プロファイル属性の変更などのプロファイルの更新が、アクティビティ・ストリームに公開されるアクティビティになるかどうかを指定します。

truefalse

general-profile-settings.prersonalWebVisibility

誰がユーザーのプロファイル・ギャラリを表示できるのかを指定します。

SELFCONNECTIONSUSERS (つまり、認証ユーザー)、PUBLIC

general-profile-settings.pwVisibilityPersonalizable

個々のユーザーが、自身のアプリケーション・ビュー内で、自身のプロファイル・ギャラリを表示できるユーザーのアプリケーションレベルの設定をオーバーライドできるかどうかを指定します。

この設定は、アプリケーションがユーザー・プリファレンス画面にオーバーライド・コントロールを公開している場合にのみ有効です。

truefalse

general-profile-settings.view.name.profileSectionName.access-control-level

profileSectionNameによって識別されるプロファイル・セクションを誰が表示できるのかを指定します。

例:

general-profile-settings.view.name.personalInfo.access-control-level

詳細は、表38-6「プロファイル・セクション名」を参照してください。

SELFUSERS (つまり、認証ユーザー)、PUBLIC

注意: CONNECTIONSは、この設定の有効な値ではありません。

general-profile-settings.view.name.profileSectionName.allow-personalize-visibility

個々のユーザーが、自身のプロファイルのprofileSectionNameによって識別されるプロファイル・セクションを表示できるユーザーのアプリケーションレベルの設定をオーバーライドできるかどうかを指定します。

この設定は、アプリケーションがユーザー・プリファレンス画面にオーバーライド・コントロールを公開している場合にのみ有効です。

詳細は、表38-6「プロファイル・セクション名」を参照してください。

truefalse

general-profile-settings.view.name.profileSectionName.allow-user-edit

ユーザーが、自身のプロファイルのprofileSectionNameによって識別されるプロファイル・セクションの編集を許可されるかどうかを指定します。

例:

general-profile-settings.view.name.personalInfo.allow-user-edit

詳細は、表38-6「プロファイル・セクション名」を参照してください。

truefalse

ootb-view-edit-settings.view.name.profileSectionName.profileFieldName.allow-edit

ユーザーが、自身のプロファイルのprofileSectionNameによって識別されるプロファイル・セクションを編集するときにprofileFieldNameによって識別されるフィールドの更新を許可されるかどうかを指定します。

例:

ootb-view-edit-settings.view.name.personalInfo.homePhone.allow-edit

詳細は、表38-6「プロファイル・セクション名」および表38-7「プロファイル・フィールド名」を参照してください。

truefalse


表38-6 プロファイル・セクション名

セクション名 説明

basic

プロファイル・サマリー

これらの詳細は、アプリケーションの検索で見つけることができます。

employee

従業員詳細

businessContact

勤務先連絡先情報

personalInfo

個人情報


表38-7 プロファイル・フィールド名

フィールド名 説明

email

勤務先電子メール・アドレス

displayName

ユーザー表示名

Dept

勤務先部署

title

役職

phone

勤務先電話番号

timeZone

タイムゾーン

photo

ユーザーの写真

persStatNote

個人ステータス・メッセージ

description

自己紹介

empType

従業員タイプ

empNo

従業員番号

prefLang

ユーザーの優先言語

organization

従業員の組織

expertise

従業員の専門

fax

FAX番号

mobile

携帯電話番号

pager

ページ番号

street

勤務先住所: 番地

city

勤務先住所: 市区町村

state

勤務先住所: 都道府県

poBox

勤務先住所: 私書箱

poCode

勤務先住所: 郵便番号

country

勤務先住所: 国

homeAdd

自宅の住所

homePhone

自宅の電話番号

dob

生年月日

maidenName

旧姓

doh

入社日


38.4.3 例: 招待を自動的に受け入れるためのコネクションの構成

デフォルトでは、ユーザーがコネクションの招待を送信した場合、受信者はそれらを明示的に受け入れる必要があります。サイトレベルの設定を使用して、アプリケーション管理者は、自動的に招待を受け入れるようにアプリケーションを構成できます。この設定は、キーautoAcceptInvitationsおよびサービスIDoracle.webcenter.peopleconnections.connectionsによって識別されます。この設定を変更するには、管理者が次の手順を実行します。

  1. settings-insert.sqlスクリプトを開き、次の行を非コメント化します。

    -- INSERT INTO WC_PPL_COMMON_SETTING (ID, APPLICATION_ID, SCOPE_ID, SERVICE_ID, USER_ID, TASKFLOW_INST_ID, SETTING_KEY, SETTING_VALUE)
    --   VALUES ('768e5d1f-a73d-41b4-819d-74be081e1de1', 'webcenter', 'defaultScope', 'oracle.webcenter.peopleconnections.connections', 'SYSTEM', 'SITE', 'autoAcceptInvitations', '-')
     -- ;
    

    変更後、行は次のように表示されます。

     INSERT INTO WC_PPL_COMMON_SETTING (ID, APPLICATION_ID, SCOPE_ID, SERVICE_ID, USER_ID, TASKFLOW_INST_ID, SETTING_KEY, SETTING_VALUE)
       VALUES ('768e5d1f-a73d-41b4-819d-74be081e1de1', 'webcenter', 'defaultScope', 'oracle.webcenter.peopleconnections.connections', 'SYSTEM', 'SITE', 'autoAcceptInvitations', '-')
     ;
    
  2. スクリプトを保存して実行します。

  3. settings-update.sqlスクリプトを開き、次の行を非コメント化します。

      -- UPDATE WC_PPL_COMMON_SETTING SET SETTING_VALUE='-'
      --   WHERE APPLICATION_ID='webcenter' AND SCOPE_ID='defaultScope' AND USER_ID='SYSTEM' AND TASKFLOW_INST_ID='SITE'
      --   AND SERVICE_ID='oracle.webcenter.peopleconnections.connections' AND SETTING_KEY='autoAcceptInvitations'
       -- ;
    

    変更後の行は、次のようになります。

       UPDATE WC_PPL_COMMON_SETTING SET SETTING_VALUE='-'
         WHERE APPLICATION_ID='webcenter' AND SCOPE_ID='defaultScope' AND USER_ID='SYSTEM' AND TASKFLOW_INST_ID='SITE'
         AND SERVICE_ID='oracle.webcenter.peopleconnections.connections' AND SETTING_KEY='autoAcceptInvitations'
        ;
    
  4. SETTING_VALUEの値をプラス記号(+)に変更します。

    変更後、行は次のように表示されます。

       UPDATE WC_PPL_COMMON_SETTING SET SETTING_VALUE='+'
         WHERE APPLICATION_ID='webcenter' AND SCOPE_ID='defaultScope' AND USER_ID='SYSTEM' AND TASKFLOW_INST_ID='SITE'
         AND SERVICE_ID='oracle.webcenter.peopleconnections.connections' AND SETTING_KEY='autoAcceptInvitations'
        ;
    
  5. スクリプトを保存して実行します。

  6. WebCenter Portal Frameworkアプリケーションが実行中である場合は、そのアプリケーションを再起動します。

    再起動後、設定が有効になります。この例では、ユーザーが別のユーザーにコネクションの招待を送信すると、コネクションが自動的に作成されます。


関連項目:

ピープル・コネクションのサイトレベルの設定のリストおよび説明は、第38.4.2項「ピープル・コネクション機能に対してサポートされているサイトレベルの設定」を参照してください。