Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発 11gリリース1 (11.1.1.8.3) E49666-03 |
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この章では、ピープル・コネクション・サービス・データ・コントロールおよびJava APIの使用方法について説明します。各データ・コントロールの詳細、それをプロジェクトに追加する方法、WebCenter Portal Frameworkアプリケーションにおけるデータ・コントロールの使用方法に関する情報の参照先も示します。
この章の内容は、次のとおりです。
ピープル・コネクション・サービスは、ピープル・コネクション機能の自分独自の表示方法を作成できるデータ・コントロールを提供します。この項では、次のデータ・コントロールの概要を説明し、サポートされているメソッド、属性およびクラスについて説明します。
ピープル・コネクション管理データ・コントロール
賛辞サービス・データ・コントロール
プロファイル・データ・コントロール
この項には、次のサブセクションも含まれます:
プロジェクトにデータ・コントロールを追加するには、「リソース・パレット」でデータ・コントロールを右クリックし、ポップアップ・メニューから「プロジェクトに追加」を選択します。追加されると、アプリケーション・ナビゲータの「データ・コントロール」パネルで展開して、データ・コントロールのメソッドと属性を参照できます。
アプリケーション・ページにデータ・コントロールを追加するには、「データ・コントロール」パネルからページにデータ・コントロールをドラッグします。配置すると、ボタンやテキスト・ボックスなど、データにバインドするコンポーネントのタイプを選択するためのオプションが含まれているポップアップ・メニューが開きます。
ピープル・コネクション・データ・コントロールを実装するには:
JDeveloperでWebCenter Portal Frameworkアプリケーションを作成します。
WebCenter Portalアプリケーションで、「リソース・カタログ」→「サービス・カタログ」→「データ・コントロール」にナビゲートします。
ピープル・コネクション・データ・コントロールを選択し、コントロールを右クリックします。
ポップアップ・メニューで「プロジェクトに追加」をクリックします。
「アプリケーション・ナビゲータ・プロジェクト・データ・コントロール」フォルダに「データ・コントロール」が表示されます。
「データ・コントロール」フォルダを開きます。
開くと、「データ・コントロール」オブジェクトおよびそれらに対応するJavaメソッドが表示されます。
データ・コントロール・オブジェクトを.jspx
ページにドラッグ・アンド・ドロップし、図40-1に示すドロップダウン「表」.メニュー・リストの「ADF表」オプションを選択します。
図40-1 ADF表が選択された.jspxページにドラッグ・アンド・ドロップされたデータ・コントロール・オブジェクト
使用可能なJavaメソッドを使用するには、図40-2に示すように、そのメソッドを.jspxページにドラッグし、「作成」メニュー・リストの「メソッド」項目を選択して、それをプロジェクトのデータにバインドし、目的の機能を実現します。
図40-2 Javaメソッドを.jspxページにドラッグ・アンド・ドロップして「作成」メニュー・リストの「メソッド」を選択
関連項目: WebCenter Portal Frameworkアプリケーションでのデータ・コントロールの使用方法の詳細は、第4.1.3項「WebCenter Portalのデータ・コントロールの使用」を参照してください。 |
ピープル・コネクション管理データ・コントロールは、コネクションおよびコネクション・リストを追加および管理するためのメソッドを提供します。公開されている主要なメソッドには次のものがあります。
getNumberOfConnections(String userid, String connectionListName, String filterPattern)
inviteUserForConnection(String userid, String invitationMessage, Collection connectionListNames)
removeConnection(String userid, boolean fromListOnly, String listName)
searchUsers(String filterPattern, int startIndex, int fetchSize)
updateConnectionListsMembership(String member, Collection addListIds, Collection removeListIds)
この項に含まれる各項では、ピープル・コネクション管理データ・コントロールと関連付けられているメソッドをリストし、説明します。
リストID、名前、ローカライズされた名前、メンバーの数、リストが変更可能であるかどうか、メンバー・ユーザーIDなどコネクション・リストに関する詳細のコレクション。表40-1では、このメソッドと関連付けられている属性をリストし、説明しています。
各コネクション・グループに含まれているコネクションの数。
招待がいつ送信され、いつ受信されたか、招待のGUID、招待メッセージ、招待を送信したユーザーおよび受信したユーザーのユーザーIDなど、受信したコネクションの招待に関する詳細のコレクション。表40-2では、このメソッドと関連付けられている属性をリストし、説明しています。
招待がいつ送信され、いつ受信されたか、招待のGUID、招待メッセージ、招待を送信したユーザーおよび受信したユーザーのユーザーIDなど、送信したコネクションの招待に関する詳細のコレクション。表40-3では、このメソッドと関連付けられている属性をリストし、説明しています。
コネクションの招待を受け入れるためのメソッド。表40-4では、このメソッドと関連付けられているパラメータをリストし、説明しています。
指定されたユーザーを、指定されたコネクション・リストに追加するためのメソッド。表40-5では、このメソッドと関連付けられているパラメータをリストし、説明しています。
コネクション・リストを作成するためのメソッド。表40-6では、このメソッドと関連付けられているパラメータをリストし、説明しています。
コネクションの招待を拒否するためのメソッド。表40-7では、このメソッドと関連付けられているパラメータをリストし、説明しています。
コネクション・リストを削除するためのメソッド。表40-8では、このメソッドと関連付けられているパラメータをリストし、説明しています。
コネクション・リストを表すオブジェクトを返します。このオブジェクトは、指定したコネクション・リスト名に対して取得されたコネクション・リストに関する詳細を提供します。表40-9では、このメソッドと関連付けられているパラメータをリストし、説明しています。表40-10では、このメソッドと関連付けられている属性をリストし、説明しています。
表40-9 メソッドgetConnectionListのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
connectionListName |
次の属性を返すコネクション・リストの名前(表40-10を参照)
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コネクションのユーザーID、コネクションがメンバーとなっているコネクション・リスト、コネクションのプロファイルからの詳細を含めコネクションに関する詳細を提供するコネクション
・オブジェクトを返します。表40-11では、このメソッドと関連付けられているパラメータをリストし、説明しています。表40-12では、このメソッドと関連付けられている属性をリストし、説明しています。
表40-11 メソッドgetConnectionsのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
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返された各コネクションのユーザーID |
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コネクションの取得元のコネクション・リストの名前 |
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コネクションのソートに使用する順序 日時の降順でコネクションをソートするには、 |
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結果のフェッチの開始点 これはページ区切りに使用されます。たとえば、検索では50件の一致レコードを返すことができるが、1から10件までしか必要ない場合があります。その場合は、 |
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返す結果の数( |
指定したユーザーにコネクションを持っているユーザーの数(int
)を返します。表40-13では、このメソッドと関連付けられているパラメータをリストし、説明しています。表40-14では、このメソッドと関連付けられている属性をリストし、説明しています。
指定したIDの招待を無視することを指定します。表40-15では、このメソッドと関連付けられているパラメータをリストし、説明しています。
指定したユーザーIDを持つユーザーにコネクションの招待を送信する手段。「私のコネクションになっていただけますか」などの招待メッセージを含みます。招待が受け入れられたときに、招待を受ける人が追加される1つ以上のコネクション・リスト名も含みます。表40-16では、このメソッドと関連付けられているパラメータをリストし、説明しています。
指定したコネクション・リストを変更できるかどうかに関してtrueまたはfalse (boolean
)を返します。表40-17では、このメソッドと関連付けられているパラメータをリストし、説明しています。表40-18では、このメソッドと関連付けられている属性をリストし、説明しています。
指定したユーザーが、変更できないコネクション・リストのメンバーであるかどうかに関してtrueまたはfalse (boolean
)を返します。表40-19では、このメソッドと関連付けられているパラメータをリストし、説明しています。表40-20では、このメソッドと関連付けられている属性をリストし、説明しています。
コネクションとしてまたはコネクション・リストから指定したコネクションを削除するためのメソッド。表40-21では、このメソッドと関連付けられているパラメータをリストし、説明しています。
ユーザーのリレーショナル属性、GUID、プロファイル詳細など、返されるユーザーに関する詳細のコレクションであるオブジェクトUsers
を返します。表40-22では、このメソッドと関連付けられているパラメータをリストし、説明しています。表40-23では、このメソッドと関連付けられている属性をリストし、説明しています。
指定したコネクション・リストにコネクションを追加したり、指定したコネクション・リストからコネクションを削除することによって、指定したコネクションのリストのメンバーシップを更新する手段を提供します。表40-24では、このメソッドと関連付けられているパラメータをリストし、説明しています。
プロファイル・データ・コントロールは、プロファイル詳細を返したり、更新したりするためのメソッドを提供します。
この項に含まれる各項では、プロファイル・データ・コントロールと関連付けられているメソッドをリストし、説明します。
ユーザー・プロファイル詳細のコレクションであるWCUserProfile
オブジェクトを返すためのメソッド。表40-25では、このメソッドと関連付けられているパラメータをリストし、説明しています。
ヒント:
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ユーザー・プロファイル詳細のコレクションであるWCUserProfile
オブジェクトを更新するためのメソッド。表40-26では、このメソッドと関連付けられているパラメータをリストし、説明しています。
ヒント:
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ピープル・コネクション・サービスには、関連付けられたJava APIがあり、それを使用してサービス機能を操作できます。次のような内容が含まれます。
oracle.webcenter.peopleconnections.connections
oracle.webcenter.peopleconnections.wall
oracle.webcenter.activitystreaming
詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal Java APIリファレンスlを参照してください。