ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用
11gリリース1 (11.1.1.8.0)
E49667-02
  目次へ移動
目次

前
 
次
 

6 情報の検索

この章では、WebCenter Portalの機能を使用および検索する方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。


権限:

検索が含まれるページにアクセスできるWebCenter Portalユーザーであれば、この章で説明するタスクを使用できます。


6.1 WebCenter Portalでの検索について

WebCenter Portalには、グローバル(アプリケーション全体の)検索が用意されています。デフォルトでは、検索フィールドはアプリケーションの右上にあります。情報は、名前と内容を検索します。アプリケーションで有効なすべての検索可能なオブジェクトで検索条件が検索され、ユーザーが表示権限を持つ結果のみが戻されます。たとえば、ユーザーがFinanceポータルのメンバーではない場合、そのポータルからの検索結果は表示されません。

WebCenter Portalの検索以外に、ドキュメント・ツールには、ファイル検索用の独自の検索エンジンが用意されています。これを使用してファイルの検索範囲を絞り込むことで、検索時間が短縮され、検索結果の妥当性が向上します。ドキュメント・ツールは、特定のポータルのドキュメント・ライブラリ内を検索します。詳細は、第17.26項「ドキュメントの検索」を参照してください。


注意:

システム管理者とポータル・モデレータは検索のユーザー・インタフェースをカスタマイズできるので、表示されるスクリーン・ショットが異なる場合もあります。システム管理者とポータル・モデレータは、検索範囲を特定のポータル、ツール/サービスおよびドキュメント・タイプに構成したり、検索結果によって提供される属性を追加または非表示にしたり、検索ボックスのサイズを変更できます。

グローバル検索では、ポータル・テンプレート、ページ・テンプレート、リソース・カタログ、ナビゲーション・モデルなどのポータル・アセットは検索されません。(ドキュメントやポータルなどのユーザー固有のデータではなく)ポータル・アセットを検索する必要がある場合は、それぞれのアプリケーション・ページにある「フィルタ」フィールドを使用します。


6.1.1 様々な検索環境の実行

WebCenter Portalには、アプリケーションを検索する次の2つの方法が用意されています。

  • Oracle Secure Enterprise Search (SES)アダプタ

  • Oracle WebCenter Portalライブ(委任)検索

最適なパフォーマンスとスケーラビリティを得るために、ほとんどのシステム管理者は、大規模な実装環境ではOracle SESを使用するように構成します。

Oracle SESは、次のアセットの統一ランキング結果を提供します。

  • ドキュメント(Wikiおよびブログを含む)

  • お知らせとディスカッション

  • ポータル、リスト、ページ、メタデータ、人

たとえば、ユーザー名を検索する場合、その人の連絡先情報(すなわち、組織内の正確なユーザー名)を検索することがほとんどであり、ユーザーが作成したドキュメントは必ずしも検索しません。Oracle SESの統一ランキングを使用すると、最も関連のある検索結果を得られます。

さらに、Oracle SESを検索エンジンとして使用すると、検索条件の途中または末尾にワイルドカード文字(*)を使用してワイルドカード検索を実行できます。たとえば、Oracle SESを使用してwikipageなどのキーワードを検索した場合、wikiページのMyWikiPageは検索結果として返されません。しかし、My*またはMy*Pageを検索すると、MyWikiPageが返されます。

6.2 Oracle SES 11.2.2.2による検索

この項では、Oracle SES 11.2.2.2によってアプリケーションが構成されている場合の検索操作について説明します。


注意:

ユーザーの検索環境は、システム管理者による検索の構成方法によって様々に異なります。例:

  • Oracle SES 11.2.2.2では、ファセット検索、検索ボックスでのフィルタ検索、ドキュメント・サムネイルがサポートされていますが、以前のリリースのOracle SESとライブ(委任)検索による実装ではサポートされていません。第6.2項「Oracle SES 11.2.2.2による検索」を参照してください。

  • Oracle SES 11.1.2.*では、検索の保存および検索でのユーザー・プリファレンスの設定がサポートされていますが、11.2.2.2アダプタとライブ(委任)検索による実装ではサポートされていません。第6.3項「Oracle SES 11.1.2.*による検索」を参照してください。

システム管理者は、ユーザーが実行している検索環境を識別できます。検索へのアクセス方法は、ポータルの設計方法によって異なります。アプリケーション・スペシャリストが、ページにアクセスするためのプリティURLを提供する場合もあります。


この項の内容は次のとおりです。

6.2.1 グローバル検索の実行

グローバル検索を実行するには:

  1. グローバル検索フィールドを見つけて、検索条件を入力します。たとえば、図6-1では、検索フィールドはアプリケーションの右上にあります。

    図6-1 検索フィールド

    検索フィールド
  2. [Enter]を押すか、またはグローバル検索フィールドの横にある「検索」アイコン(図6-2)をクリックします。

    図6-2 検索アイコン

    検索アイコン

    結果は、検索結果のページに表示されます。図6-3は、すべての結果を表示した結果リストを示しています。


    注意:

    WebCenter Contentでサムネイルの作成が有効になっている場合と、WebCenter PortalとWebCenter Contentの両方でシングル・サインオンが構成されている場合は、アイコンの場所にドキュメントのサムネイルが表示されます。


  3. リンクをクリックすると、結果が開きます。

    結果を開く前に、「プレビュー」ボタン(図6-4でハイライト表示)をクリックして、結果のプレビューを表示することができます。

    図6-4 検索のプレビュー

    図6-4の説明が続きます
    「図6-4 検索のプレビュー」の説明

    図6-5は、結果のプレビューの例を示しています。

    図6-5 検索結果のプレビュー

    図6-5の説明が続きます
    「図6-5 検索結果のプレビュー」の説明

6.2.2 ファセット検索の実行による結果の絞込み

ファセットを使用することで、新しい検索を実行しなくても、索引付けされたデータをナビゲートできます。検索条件によっては膨大な結果が返されることがありますが、検索内のファセット・ナビゲーションによって、検索対象を正確に明確化したり、新しい対象を発見することもできます。


注意:

Oracle SES 11.2.2.2では、ファセットをサポートしています。それ以前のOracle SESでは、リファイナをサポートしていました。ファセットとリファイナは、検索結果の絞込みに関しては同じ機能です。Oracle SES 11.2.2.2 (ファセットを使用)で構成されたシステムは、Oracle SES 11.1.2.* (リファイナを使用)で構成されたシステムと同じように見えます。ただし、ファセットではコーパスが完全にカウントされ、リファイナよりもレスポンス時間が高速です。


図6-6は、例として、weblogicユーザーによって作成されたお知らせのみを表示するようにフィルタリングされた検索を示しています。たとえば、「最終更新日」ファセットの下の「今年」をクリックしたりして、ファセットをさらに追加することで、検索の絞込みを続けることができます。

図6-6 ファセット結果リスト

図6-6の説明が続きます
「図6-6 ファセット結果リスト」の説明

次のファセットがデフォルトで含まれています。ただし、システム管理者が別のファセットを構成する場合もあります。

  • 作成者

  • 最終更新日

  • Mimetype

  • タグ

  • ポータル

「フィルタの削除」アイコン(図6-6でハイライト表示)をクリックして、各ファセットを削除し、完全な結果リストに戻します。

6.2.3 フィルタ検索の実行による結果の絞込み

グローバル検索ボックスのフィルタ・リストを使用して、結果を絞り込むことができます(図6-7)。

図6-7 フィルタ検索

図6-7の説明が続きます
「図6-7 フィルタ検索」の説明

または、検索結果の左側になるファセットを使用して、同じように結果をフィルタリングすることができます。たとえば、図6-8は、結果リスト内のお知らせのみを表示しています。

図6-8 お知らせのみを表示するように検索結果をフィルタリング

図6-8の説明が続きます
「図6-8 お知らせのみを表示するように検索結果をフィルタリング」の説明

6.2.4 ソート検索の実行による結果の絞込み

ページの右側にある「ソート基準」ドロップダウン・リストを使用して、結果を絞り込むことができます(図6-9)。

図6-9 結果のソート

図6-9の説明が続きます
「図6-9 結果のソート」の説明

デフォルトでは、検索は最も関連のある検索結果から順にソートされますが、次のソート・オプションを使用できます。

  • 日付: 新しいものから

  • 日付: 古いものから

  • 作成者: 昇順

  • 作成者: 降順

  • タイトル: 昇順

  • タイトル: 降順

6.3 Oracle SES 11.1.2.*による検索

この項では、Oracle SES 11.1.2.*によってアプリケーションが構成されている場合の検索操作について説明します。


注意:

ユーザーの検索環境は、システム管理者による検索の構成方法によって様々に異なります。例:

  • Oracle SES 11.2.2.2では、ファセット検索、検索ボックスでのフィルタ検索、ドキュメント・サムネイルがサポートされていますが、以前のリリースのOracle SESとライブ(委任)検索による実装ではサポートされていません。第6.2項「Oracle SES 11.2.2.2による検索」を参照してください。

  • Oracle SES 11.1.2.*では、検索の保存および検索でのユーザー・プリファレンスの設定がサポートされていますが、11.2.2.2アダプタとライブ(委任)検索による実装ではサポートされていません。第6.3項「Oracle SES 11.1.2.*による検索」を参照してください。

システム管理者は、ユーザーが実行している検索環境を識別できます。

検索のユーザー・インタフェースを組織でカスタマイズした場合、スクリーン・ショットが異なる可能性があります。


この項の内容は次のとおりです。

6.3.1 グローバル検索の実行

グローバル検索を実行するには:

  1. グローバル検索フィールドを見つけて、検索条件を入力します。

    たとえば、図6-10では、検索フィールドはアプリケーションの右上にあります。

    図6-10 グローバル検索フィールド

    グローバル検索フィールド
  2. [Enter]を押すか、またはグローバル検索フィールドの横にある「検索」アイコン(図6-11)をクリックします。

    図6-11 検索アイコン

    検索アイコン

    結果は、検索結果ページに表示されます(図6-12)。

    図6-12 グローバル検索結果

    図6-12の説明が続きます
    「図6-12 グローバル検索結果」の説明

  3. リンクをクリックすると、結果が開きます。

Oracle SES 11.1.2.*が構成されている場合、ユーザーは検索結果の表示方法を個別に構成できます。特に、各ユーザーは、検索に追加するツールおよびサービスと、結果に表示するこれらの順序を制御できます。これは、「プリファレンス」ダイアログで設定します(詳細は、第6.3.4項「検索結果の個別プリファレンスの設定」を参照)。

6.3.2 リファイナを使用した検索結果の絞込み

「検索の絞込み」セクションで結果を絞り込んで、結果の件数を減らすことができます。たとえば、特定の個人が投稿したすべてのドキュメントを表示する場合、結果ページをスクロールして該当するドキュメントを見つけるのではなく、その個人の名前またはプロファイル・ピクチャをクリックするだけで結果がフィルタ処理され、その個人に該当する結果のみが表示されます。

  • Oracle SES 11.1.2.2アダプタでは、「作成者」(アップロード/変更したユーザー)、「最終更新日」、「コンテンツ・タイプ」、「ポータル」および「タグ」で検索を絞り込むことができます。

  • WebCenter Portalライブ検索アダプタでは、「作成者」(アップロード/変更したユーザー)または「最終更新日」でのみ検索を絞り込むことができます。


注意:

Oracle SESで「作成者」を検索した場合、その結果には、ドキュメント/Wiki/ブログを変更したすべてのユーザー名が含まれます。一方、ライブ検索で「作成者」を検索した場合、その結果には、最後にドキュメント/Wiki/ブログを変更した人物の名前のみが含まれます。

タグ付きアイテムやお気に入りなど、一部のWebCenter Portalコンポーネントでは検索のリファイナは表示されず、絞り込まれた検索にも表示されません。


検索結果の表示を絞り込むには:

  1. 第6.3.1項「グローバル検索の実行」の説明に従って、グローバル検索を実行します。

    検索結果が検索結果ページに表示されます。

  2. 日付で検索結果の表示を絞り込むには、「最終変更日」ボックスで対象期間を選択します。

    たとえば、「昨日から」をクリックすると、昨日以降に投稿された結果が表示されます。「過去7日間」をクリックすると、過去1週間以内に投稿された結果が表示されます。各時間範囲の横にある数字は、指定した範囲に該当する検索結果の件数の検索による推測値です。

    年や月などの一部の日付選択肢は、それを選択したときにさらに絞込みオプションが表示されます。たとえば、検索を2007年に発生したすべての結果に絞り込むと、絞り込まれた結果が表示され、「最終変更日」ボックスに詳細な絞込みオプションが表示されます。

    「カスタム日付範囲」をクリックして表示されたフィールドに日付を(オプションで終了日も)入力するか、または「日付の選択」アイコンをクリックして日付ピッカーで日付を選択します(図6-13)。

    図6-13 「カスタム日付範囲」の日付ピッカー

    図6-13の説明が続きます
    「図6-13 「カスタム日付範囲」の日付ピッカー」の説明

  3. 作成/アップロード/変更した個人に検索結果の表示を絞り込むには、「作成者」の下に表示されている個人を選択します(図6-14)。

    図6-14 検索結果ページの作成者

    図6-14の説明が続きます
    「図6-14 検索結果ページの作成者」の説明

    たとえば、「pat」をクリックすると、ユーザーPatが関与したすべての結果が表示されます。

    各ユーザー名の横にある数字は、指定ユーザーに関連付けられる検索結果の件数の検索による推測値です。

    「詳細...」または「絞込み...」をクリックすると、「作成者」領域にリストされる作成者の数が増加または減少します。

  4. 選択した絞込み条件は、結果の上部に「削除」アイコンと一緒に表示されます。このアイコンを使用すると、検索結果に適用している絞込み条件を削除できます(図6-15)。

    図6-15 検索結果の絞込み条件を削除する「削除」アイコン

    図6-15の説明が続きます
    「図6-15 検索結果の絞込み条件を削除する「削除」アイコン」の説明

    「削除」アイコンをクリックすると、その特定の検索結果絞込み条件が削除され、表示される結果リストが長くなります。

6.3.3 検索の保存

実行した検索は、検索条件を再入力しなくても後で再実行できるように保存できます。また、保存した検索はポータルで共有できます。


注意:

検索を保存できるのは、Oracle SES 11.1.2.* (Oracle SES 11.2.2.2ではない)に接続されているアプリケーションにログインしている場合のみです。


この項の内容は次のとおりです。

6.3.3.1 検索の保存

保存済検索は、その検索を頻繁に実行する場合に役立ちます。保存済検索を利用すると、検索プールに追加される新しい情報をいつでも簡単に取得できるようになります。

検索を保存するには:

  1. 第6.3.1項「グローバル検索の実行」の説明に従って、グローバル検索を実行します。

    検索結果が検索結果ページに表示されます。

  2. 検索フィールドの下にある「保存」をクリックします(図6-16)。

    図6-16 「保存」ボタンと「管理」ボタン

    「保存」ボタンと「管理」ボタン

    「保存済検索の作成」ダイアログが開きます(図6-17)。

    図6-17 「保存済検索の作成」ダイアログ

    「保存済検索の作成」ダイアログ
  3. 「名前」フィールドに、検索に付けるわかりやすい名前を入力します。

    「名前」フィールドに入力した値は、保存済検索のドロップダウン・リストに表示されます。

    ここで入力した名前に関係なく、「検索」フィールドで指定した検索が保存されます。たとえば、検索条件がadminで、「名前」フィールドにjcrと入力したとします。この保存済検索を実行すると、jcrではなく、adminで検索します。

  4. 必要に応じて、「説明」フィールドに検索の説明を入力します。

  5. 「ポータルで共有」チェック・ボックスを選択すると、ポータルの他のメンバーが保存済検索のドロップダウン・リストでこの検索を選択できるようになります。指定できるポータルは1つのみです。

  6. 「ポータルの選択」アイコンをクリックして、保存済検索を共有するポータルを選択します。

  7. 「OK」をクリックして、検索を保存します。

6.3.3.2 保存済検索の実行

検索を保存することで、素早く簡単に検索を繰り返すことができます。アクセスできる保存済検索は、画面によって異なります。

  • ホーム・ポータルに移動します。保存済検索が存在する場合、ホーム・ポータルに「保存済検索」ドロップダウン・リストが表示されます。

  • 「すべての保存済検索」コンポーネントが表示される任意のページに移動します(図6-18)。

    ポータルの「すべての保存済検索」には、自分がポータルに保存したすべての保存済検索とポータルで共有しているすべての保存済検索がリストされます。グローバルな保存済検索または他のポータルに対する保存済検索はリストされません。

    ホーム・ポータルの「すべての保存済検索」には、すべてのグローバルな保存済検索がリストされます。

    図6-18 すべての保存済検索

    図6-18の説明が続きます
    「図6-18 すべての保存済検索」の説明

  • 保存済検索が配置されていた任意のページに移動します。

    「保存済検索」には、特定の検索の結果が表示されます。

保存済検索を実行するには:

  1. ログインして保存済検索を見つけます。

    • 「すべての保存済検索」コンポーネントが表示されるページを見つけます。

    • 保存済検索が表示されるページを見つけます。この場合、検索結果はすぐに表示されます。

  2. 「すべての保存済検索」コンポーネントまたはホーム・ポータルの「保存済検索」パネルから、実行する保存済検索を参照するリンクをクリックします。


    ヒント:

    この説明は、保存済検索の名前の上にカーソルをあわせたときにツールチップとして表示されます。


  3. 動的に生成される検索結果ページで結果を表示します。

6.3.3.3 保存済検索の共有

検索結果が他のポータル・メンバーにとって役に立つと考えられる場合、保存済検索を共有できます。

保存済検索を共有するには:

  1. 検索が実行および保存されたポータルに移動します。

  2. 「管理」をクリックします(図6-19)。

    図6-19 「保存」ボタンと「管理」ボタン

    「管理」ボタン
  3. 「保存済検索の管理」ウィンドウが開きます。「保存済検索」ドロップダウン・リストで、共有する保存済検索を選択します。

  4. 「ポータルで共有」チェック・ボックスを選択し、「ポータルの選択」アイコンをクリックして、この保存済検索を共有するポータルを選択します。

    これで、この保存済検索をポータルの他のメンバーが実行できるようになります。検索は、すべてのポータル・メンバーの「保存済検索」リストおよび「すべての保存済検索」リストが存在する場合はそこにリストされます。

  5. 「適用」をクリックし、「OK」をクリックします。

6.3.3.4 保存済検索のカスタマイズ

ページに追加した保存済検索をカスタマイズできます。

「パーソナライズ」アイコン(図6-20)をクリックし、保存済検索を変更します。

図6-20 「パーソナライズ」アイコン

「パーソナライズ」アイコン

「保存済検索のカスタマイズ」ダイアログでは、検索条件の変更、リファイナの追加、または検索するツールおよびサービスの選択を実行できます(図6-21)。

図6-21 「保存済検索のカスタマイズ」ダイアログ

図6-21の説明が続きます
「図6-21 「保存済検索のカスタマイズ」ダイアログ」の説明

6.3.3.5 保存済検索の削除

保存済検索を削除するには:

  1. 「管理」をクリックします(図6-22)。

    図6-22 「保存」ボタンと「管理」ボタン

    「管理」ボタン
  2. 「保存済検索の管理」ウィンドウが開きます。「保存済検索」ドロップダウン・リストで、削除する保存済検索を選択します。

  3. 「削除」ボタン、「適用」「OK」の順にクリックします。

6.3.4 検索結果の個別プリファレンスの設定

システム管理者は検索結果の表示方法をカスタマイズできますが、個々のユーザーも結果の表示方法をカスタマイズできます。特に、各ユーザーは、検索に追加するツールおよびサービスと、結果に表示するこれらの順序を制御できます。


注意:

Oracle SES 11.2.2.2が構成されている場合、これらの検索プリファレンスは検索結果に反映されません。Oracle SES 11.2.2.2の設定は、システム管理者が「検索」管理ページのみで構成します。


コンテンツの検索では、特定のツールまたはサービスからの結果の方が、他のツールからの結果よりも適切な場合があります。検索から一部のツールを除外し、選択した複数のツールからの結果の表示順序を指定できると便利です。

検索プリファレンスを使用して、検索するツールを選択し、検索結果の表示順序を指定します。この項の内容は次のとおりです。

6.3.4.1 検索するツールおよびサービスの選択

WebCenter Portalアプリケーション・スペシャリストは、ツールおよびサービスをアプリケーションで利用できるようにします。デフォルトでは、有効なサービスはすべて検索対象として選択されます。検索結果に表示する必要がないサービスは、無効にできます。たとえば、特定のタイプのテクノロジを頻繁に検索するユーザーにとって、個人の連絡先を検索対象にすることはほとんど意味がありません。

検索するツールおよびサービスを指定するには:

  1. アプリケーションの上部にある「プリファレンス」リンクをクリックします。

  2. 「検索」をクリックし、「検索プリファレンス」ペインを開きます(図6-23)。

    図6-23 「検索プリファレンス」ペイン

    図6-23の説明が続きます
    「図6-23 「検索プリファレンス」ペイン」の説明

  3. ツールまたはサービスを検索に追加するには、「使用可能なサービス」リストで1つ以上のサービスを選択して「選択項目をリストに移動」アイコンをクリックし、「選択したサービス」リストに移動します。

    ツールまたはサービスを検索から削除するには、「選択したサービス」リストで1つ以上のサービスを選択して「選択項目をリストから削除」アイコンをクリックし、「使用可能なサービス」リストに移動します。


    注意:

    アプリケーションでOracle SESを構成している場合、Oracle SESの選択を解除することはできません。また、Oracle SESによる検索をサポートしていないコンポーネント(Notesなど)はリストされません。


  4. 「OK」をクリックし、変更を保存して「プリファレンス」ダイアログを終了します。

    変更を保存して、まだ終了しない場合は、「適用」をクリックします。

「選択したサービス」リストでの選択内容は、その後の検索の対象になります。「使用可能なサービス」リストのサービスは検索されません。

6.3.4.2 検索結果の表示順序の指定

一部のツールやサービスが他のツールやサービスより適切な結果を戻すことがあります。たとえば、ドキュメントからの検索結果の方がリストからの検索結果よりも有用であると考えられることがあります。プレファレンスには、検索結果でのツールおよびサービスの表示順序を指定するためのコントロールが用意されています。

検索結果の表示順序を指定するには:

  1. アプリケーションの上部にある「プリファレンス」リンクをクリックします。

  2. 「検索」をクリックし、「検索プリファレンス」パネルを開きます(図6-24)。

    図6-24 検索プリファレンス

    図6-24の説明が続きます
    「図6-24 検索プリファレンス」の説明

  3. 「選択したサービス」リストで1つ以上のツールまたはサービスを選択し、リストの右側の各移動アイコンをクリックしてサービスをリストの上下に移動します。

    ここで指定した順序によって、検索結果でのこれらの表示順序が決まります。

  4. 「OK」をクリックし、変更を保存して「プリファレンス」ダイアログを終了します。

    変更を保存して、まだ終了しない場合は、「適用」をクリックします。

6.4 検索の制限

WebCenter Portalの検索には、次の制限があります。