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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理
11gリリース1 (11.1.1.8.3)
E51441-03
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55 ポータル間のグローバル属性での作業

この章では、WebCenter Portalの任意のポータルで使用できるグローバル属性をシステム管理者が管理する方法について説明します。

この章には次のトピックが含まれます:


権限:

この章のタスクを実行するには、WebCenter PortalのAdministratorロールまたは少なくとも次の権限を付与されているカスタム・ロールが必要です。

  • Portal Server-Manage Configuration

権限の詳細は、第49.3項「アプリケーション・ロールおよび権限について」を参照してください。


55.1 グローバル属性について

どのポータルにも、名前、説明、作成日、アイコンなどの組込み属性があります。これらの組込み属性の他に、ポータル・モデレータは、ポータルおよびその特性に固有のカスタム属性を追加して、追加のポータル情報(メタデータ)を指定できます。カスタム属性はポータル全体に伝播します。特定のポータルに固有の属性での作業の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の「ポータルでの属性の管理」を参照してください。

ポータル固有の属性の他に、システム管理者は、ポータル・ビルダー管理の「属性」ページ(図55-1)からグローバル属性を追加および管理できます。グローバル属性は任意のポータルで使用できます。

図55-1 ポータル・ビルダー管理:「属性」

図55-1の説明が続きます
「図55-1 ポータル・ビルダー管理:「属性」」の説明

カスタム属性は単なる名前と値のペアです(customerId=400orderId=11userName=Smithなど)。カスタム属性名は特定のポータル内で一意です。たとえば、お客様を分析する目的でパラメータcustomerIdを入力として取るいくつかのカスタム・タスク・フロー(お客様の売上履歴、顧客満足度の評価、将来の売上予測、お客様連絡先情報など)とともに、ポータルでグローバル属性を使用できます。適切な値を持つcustomerIdという名前で定義されたカスタム属性を使用すると、customerIdを受け入れることができるすべてのタスク・フローは、そのお客様固有の情報を表示できます。

カスタム属性は、式言語(EL)の式を使用して取得することもできます。たとえば、EL式は、ポータルを表示するURLを介して渡される値(たとえばcustomerid=10)を読み取ることができます。パラメータ値に基づいてカスタマイズされたコンテンツを配信するポータル・ページ、タスク・フローまたはポートレットは、グローバル・カスタム属性値を受け入れることができ、それに応じて次の式言語(EL)構文を使用してコンテンツを表示し、グローバル・カスタム属性値にアクセスできます。

#{WCAppContext.application.applicationConfig.customAttributes[attributeName]

ELアシスタンスが必要な場合、アプリケーション開発者はEL式を提供できます。『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle Jdeveloperでのポータルの開発』の付録「式言語の式」を参照してください。

55.2 グローバル属性の追加

任意のポータルで使用する新しいグローバル属性を追加するには:

  1. 「管理」ページ(第47.2項「「ポータル・ビルダー管理」ページへのアクセス」を参照)で、「属性」をクリックします。

    ブラウザに次のURLを入力して直接「属性」ページに移動することも可能です。

    http://host:port/webcenter/portal/builder/attributes
    

    関連項目:

    『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の付録「WebCenter PortalプリティURL」。


  2. 「属性の追加」をクリックします(図55-2)。

    図55-2 WebCenter Portal管理: 属性の追加

    図55-2の説明が続きます
    「図55-2 WebCenter Portal管理: 属性の追加」の説明

    「属性の追加」ダイアログが開きます(図55-3)。

    図55-3 カスタム属性の名前と値の入力

    図55-3の説明が続きます
    「図55-3 カスタム属性の名前と値の入力」の説明

  3. 属性の一意の名前を入力します。有効な名前は、英字で始まり英数字のみから構成されます。

  4. 必要に応じて、カスタム属性のを入力します。入力した値は文字列値として処理されます。

  5. 「追加」をクリックしてカスタム属性を保存し、これを「属性」ページのリストに表示します。

55.3 グローバル属性の編集

グローバル属性を編集するには:

  1. 「管理」ページ(第47.2項「「ポータル・ビルダー管理」ページへのアクセス」を参照)で、「属性」をクリックします。

    ブラウザに次のURLを入力して直接「属性」ページに移動することも可能です。

    http://host:port/webcenter/portal/builder/attributes
    

    関連項目:

    『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の付録「WebCenter PortalプリティURL」。


  2. 属性の「アクション」アイコンをクリックして、「属性の編集」を選択します。

  3. 「属性の編集」ダイアログで、属性のを変更します。入力した値は文字列値として処理されます。

  4. 「OK」をクリックして、変更を保存します。

55.4 グローバル属性の削除

グローバル属性を削除するには:

  1. 「管理」ページ(第47.2項「「ポータル・ビルダー管理」ページへのアクセス」を参照)で、「属性」をクリックします。

    ブラウザに次のURLを入力して直接「属性」ページに移動することも可能です。

    http://host:port/webcenter/portal/builder/attributes
    

    関連項目:

    『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の付録「WebCenter PortalプリティURL」。


  2. 属性の「アクション」アイコンをクリックして、「属性の削除」を選択します。

  3. 確認ダイアログで、「削除」をクリックします。