Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理 11gリリース1 (11.1.1.8.3) E51441-03 |
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この章では、「タスク・フロー・エディタ」システム・ページを使用して、WebCenter Portalのすべてのポータルが使用できるようにタスク・フローをカスタマイズする方法について説明します。
注意: タスク・フローのカスタマイズは、設計時にOracle JDeveloperを使用して行うことも可能です。このプロセスは、この章で説明する実行時の手順とは大きく異なります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle Jdeveloperでのポータルの開発』の「タスク・フローのカスタマイズ」を参照してください。 |
この章には次のトピックが含まれます:
権限: この章のタスクを実行するには、WebCenter Portalの
さらに、ポータルの作成および管理の権限( |
タスク・フローのカスタマイズは、現在のスコープ内の特定のタスク・フローに対するすべてのインスタンスが影響を受けるような方法で、そのタスク・フローを構成する方法を提供します。たとえばすべてのポータルについて、リンクまたはアイコンを、それを必要とするタスク・フローに追加できます。
タスク・フローのカスタマイズ機能は、「タスク・フロー・エディタ」システム・ページで排他的に使用できます。「タスク・フロー・エディタ」システム・ページは、アプリケーション(すべてのポータル)と個別のポータルの両方に対して使用できます。
すべてのポータル(ホーム・ポータルを含む)間で指定のタスク・フローのすべてのインスタンスを変更するには、この章で説明するように、アプリケーション・レベルの「タスク・フロー・エディタ」システム・ページでタスク・フローをカスタマイズします。
指定のポータルで公開されているインスタンスのみを変更するために、ポータル・モデレータは、ポータルレベルの「タスク・フロー・エディタ」システム・ページでタスク・フローをカスタマイズできます。『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の「ポータルのタスク・フローのカスタマイズ」を参照してください。
注意: アプリケーション・レベルでタスク・フローの要素をカスタマイズし、別のユーザーがポータル・レベルで同じタスク・フローの要素をカスタマイズした場合、そのポータルではポータルレベルのカスタマイズが優先されます。 |
「タスク・フロー・エディタ」システム・ページは、初期設定のタスク・フローのカスタマイズを可能にするために用意されています。「アセット」ページまたは「共有アセット」ページを使用して作成されたカスタム・タスク・フローは、この方法ではカスタマイズできません。
システム・ページには「デフォルトに戻す」機能があり、権限を持つユーザーは、すべてのページ・カスタマイズを削除して、システム・ページをデフォルトの状態に戻すことができます。「デフォルトに戻す」によって、カスタマイズされたタスク・フローはデフォルトの状態に戻らないので注意してください。タスク・フローのカスタマイズを削除するには、「タスク・フローのリセット」という別のコントロールを使用します。
関連項目: システム・ページの「デフォルトに戻す」機能および「タスク・フローのリセット」機能の詳細は、それぞれ第50.4項「システム・ページからのすべてのページ・カスタマイズの削除」および第54.3項「タスク・フローのカスタマイズの削除」を参照してください。 |
この項では、アプリケーション・レベルで、WebCenter Portalのタスク・フローのカスタマイズを実行する方法について説明します。
注意: アプリケーション・レベルでタスク・フローの要素をカスタマイズし、別のユーザーがポータル・レベルで同じタスク・フローの要素をカスタマイズした場合、そのポータルではポータル・レベルのカスタマイズが優先されます。 |
「タスク・フロー・エディタ」システム・ページを使用してアプリケーション全体のタスク・フローのカスタマイズを実行するには:
「管理」ページ(第47.2項「「ポータル・ビルダー管理」ページへのアクセス」を参照)で、「システム・ページ」をクリックします。
ブラウザに次のURLを入力して、「システム・ページ」ページに直接移動することも可能です。
http://host:port/webcenter/portal/builder/administration/systempages
関連項目: 『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の付録「WebCenter PortalプリティURL」。 |
「タスク・フロー・エディタ」システム・ページの横にある「カスタマイズ」リンク(図54-1)をクリックして、ページ・エディタ(コンポーザ)でこれを開きます。
編集するタスク・フローを「タスク・フロー・エディタ」ページに追加します。
ページにタスク・フローを追加する方法は、リソース・カタログの他のコンポーネントを追加する方法と同じです。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のページへのコンポーネントの追加に関する項を参照してください。
「構造」をクリックしてページのソースを表示します(図54-2)。
カスタマイズするタスク・フローの横にある「タスク・フローの編集」リンクをクリックします(図54-3)。
「タスク・フローの編集を確認」ダイアログで、「編集」をクリックします。
「構造」ビューが、編集するタスク・フローのソース・コード階層にズーム・インします(図54-4)。
タスク・フロー要素のプロパティを設定するには、タスク・フロー要素を「タスク・フロー・エディタ」でクリックし、「region
のプロパティの表示」をクリックします。または、「region
」を右クリックし、「編集」 (図54-5)を選択します。
「コンポーネント・プロパティ」ダイアログが開きます(図54-6)。
要素のプロパティの変更を行います。
コンポーネントの編集の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の「ページでのリソース・カタログ・コンポーネントの追加および編集」を参照してください。コンポーネントの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の付録「WebCenter Portalコンポーネント」を参照してください。
注意: 1つの要素の変更は、現在のスコープ内のタスク・フローにあるすべての類似の要素に影響することに注意してください。たとえば、フォルダ名で使用するフォントの変更は、選択したインスタンスのみではなくスコープ内すべてのフォルダ名に影響します。 |
「適用」をクリックし、変更の結果を表示します。「OK」をクリックして変更を保存し、ダイアログを終了します。
現在のスコープ内にあるカスタマイズされたタスク・フローのすべてのインスタンスが、このカスタマイズでレンダリングされます。
「保存」、「閉じる」を順にクリックしてコンポーザを終了します。
WebCenter Portalでシードされたタスク・フローに対して行われたすべてのカスタマイズを削除できます。
注意: この手順は、実行時に作成されたタスク・フローには適用されません。つまり、「アセット」ページまたは「共有アセット」ページを使用して作成されたタスク・フローです。実行時に作成されたタスク・フローへの変更は、レイヤー化されたタスク・フローではなくベースの編集です。したがって、「タスク・フローのリセット」をクリックするとき、削除するカスタマイズ・レイヤーはありません。 |
アプリケーション・レベルで行われたタスク・フローのカスタマイズを削除するには:
「管理」ページ(第47.2項「「ポータル・ビルダー管理」ページへのアクセス」を参照)で、「システム・ページ」をクリックします。
ブラウザに次のURLを入力して、「システム・ページ」ページに直接移動することも可能です。
http://host:port/webcenter/portal/builder/administration/systempages
関連項目: 『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の付録「WebCenter PortalプリティURL」。 |
「タスク・フロー・エディタ」システム・ページの横にある「カスタマイズ」リンク(図54-7)をクリックして、ページ編集モードでこれを開きます。
「構造」をクリックし、カスタマイズされたタスク・フローを選択します。
「タスク・フローの編集を確認」ダイアログで、「タスク・フローの編集」をクリックします。
「タスク・フローのリセット」をクリックします。
「タスク・フローのリセット」ダイアログで、「タスク・フローのリセット」をクリックしてアクションを確認します。