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Oracle® GoldenGate TeradataのためのOracle GoldenGateのインストールおよび構成
12c (12.1.2)
E52452-01
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6 Oracle GoldenGate構成でのオブジェクトの変更

この章では、Oracle GoldenGateレプリケーション・ソリューションの使用時にいくつかの一般的なメンテナンス作業を実行する手順について説明します。この章は、次の各項で構成されます。

6.1 Extractグループの削除

Oracle GoldenGateのExtractグループを削除するには、Teradataレプリケーション・グループからExtractプロセスを切り離す必要があります。

  1. GGSCIを起動します。

  2. Extractの実行中に、次のコマンドを発行します。

    SEND EXTRACT group, VAMMESSAGE "control:terminate"
    
  3. Extractを停止します。

    STOP EXTRACT group
    
  4. Extractグループを強制的に削除します。

    DELETE EXTRACT group !
    
  5. 任意のTeradataクライアントから次のコマンドを発行します。

    DROP REPLICATION GROUP replication_group
    

6.2 既存のExtractグループへの表の追加

既存のExtractグループへ表を追加する手順:

  1. Oracle GoldenGateにリンクされているソース表でアクティビティを一時停止します。

  2. GGSCIを起動します。

  3. GGSCIで次のコマンドを発行します。

    INFO EXTRACT group
    
  4. Checkpoint Lag行で、Extractの遅れがあるかどうかを確認します。必要に応じて、遅れがゼロになるまでINFO EXTRACTを発行し続けますが、ゼロは現時点ですべてのトランザクション・データが処理されていることを示します。

  5. Extractの実行中に、次のコマンドを発行します。

    SEND EXTRACT group, VAMMESSAGE "control:terminate"
    
  6. Extractグループを停止します。

    STOP EXTRACT group
    
  7. 任意のTeradataクライアントから次のコマンドを新しい表に追加します。

    ALTER REPLICATION GROUP group ADD database.table
    
  8. 任意のTeradataクライアントから次のコマンドを発行して、セキュリティ・トークンを生成します。

    ALTER REPLICATION GROUP group
    
  9. TAM初期化ファイルを編集し、SecurityTokenパラメータを使用してセキュリティ・トークンを指定します。

  10. Extractパラメータ・ファイルを編集して、新しい表を指定するTABLEパラメータを追加します。

    EDIT PARAMS group
    
  11. そのファイルを保存して閉じます。

  12. GGSCIで次のコマンドを発行し、Extractを開始します。

    START EXTRACT group
    
  13. Oracle GoldenGateにリンクされているソース表でアクティビティを許可します。

6.3 新しいExtractグループへの表の移動

新しいExtractグループへ表を追加する手順:

  1. Oracle GoldenGateにリンクされているすべての表のソース・データベースでアクティビティを一時停止します。

  2. 現在のTeradataのCreate Group文のファイルを編集し、CREATE REPLICATION GROUP文から表を削除します。

  3. GGSCIを起動します。

  4. GGSCIで、現在のExtractグループに対して次のコマンドを発行します。

    INFO EXTRACT group
    
  5. Checkpoint Lag行で、Extractの遅れがあるかどうかを確認します。必要に応じて、遅れがゼロになるまでINFO EXTRACTを発行し続けますが、ゼロは現時点ですべてのトランザクション・データが処理されていることを示します。

  6. GGSCIで次のコマンドを発行します。

    SEND EXTRACT group, VAMMESSAGE "control:terminate"
    
  7. 現在のExtractグループを停止します。

    STOP EXTRACT group
    
  8. 現在のExtractパラメータ・ファイルを編集します。

    EDIT PARAMS group
    
  9. 表が含まれているTABLEパラメータを削除します。

  10. 任意のTeradataクライアントから次のコマンドを発行して、削除対象の表が含まれているレプリケーション・グループを削除します。

    ALTER REPLICATION GROUP group DROP table
    
  11. GGSCIで次のコマンドを発行して現在のExtractグループを開始し、その割り当てられた表(移動した表がない)の処理を続行できるようにします。

    START EXTRACT group
    
  12. 移動した表のTABLE文が含まれている新しいExtractグループを追加してから、使用している取得方法に適切な他のプロセス、証跡およびパラメータ・ファイルを追加します。手順については、「Oracle GoldenGateの構成」を参照してください。

  13. 新しいtam.iniファイルと、表が含まれている新しいTeradataのCreate Group文のファイルを作成します。詳細は、「TAM初期化ファイルの構成」および「Teradataのレプリケーション・グループの作成」を参照してください。

  14. 新しいExtractグループと関連プロセスを開始します。

    START EXTRACT new_group
    
  15. Oracle GoldenGateにリンクされているすべてのソース表で再開するユーザー・アクティビティを許可します。

6.4 表列の変更

表列を変更する手順:

  1. Oracle GoldenGateにリンクされているすべての表のソース・データベースでアクティビティを一時停止します。

  2. GGSCIを起動します。

  3. GGSCIで、Extractグループに対して次のコマンドを発行します。

    INFO EXTRACT group
    
  4. Checkpoint Lag行で、Extractの遅れがあるかどうかを確認します。必要に応じて、遅れがゼロになるまでINFO EXTRACTを発行し続けますが、ゼロは現時点ですべてのトランザクション・データが処理されていることを示します。

  5. Extractの実行中に、次のコマンドを発行します。

    SEND EXTRACT group, VAMMESSAGE "control:terminate"
    
  6. Extractグループを停止します。

    STOP EXTRACT group
    
  7. GGSCIで、Replicatグループに対して次のコマンドを発行します。

    INFO REPLICAT group
    
  8. Checkpoint Lag行で、Replicatの遅れがあるかどうかを確認します。必要に応じて、遅れがゼロになるまでINFO REPLICATを発行し続けますが、ゼロは証跡のすべてのデータが処理されていることを示します。

  9. Replicatグループを停止します。

    STOP REPLICAT group
    
  10. ソース・データベースとターゲット・データベースで表変更を実行します。

  11. ExtractプロセスとReplicatプロセスを開始します。

    START EXTRACT group
    START REPLICAT group
    
  12. Oracle GoldenGateにリンクされているすべてのソース表で再開するユーザー・アクティビティを許可します。