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Oracle® Database Applianceオーナーズ・ガイド
リリース2.6 for Linux x86-64

部品番号 B66175-05
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2 Oracle Database Applianceの機能

この章では、Oracle Database Applianceの機能について説明します。内容は、次のとおりです。

システムのフロント・パネルの機能

Oracle Database Applianceには、2つのサーバー・ノード(SN0とSN1)が含まれています。SN0が下でSN1が上です。サーバー・ノードは、システム・コントローラとも呼ばれます。

次の図は、Oracle Database Applianceのフロント・パネルおよびそのコンポーネントを示しています。

イメージ:図は、コントロール・パネルが拡大されたシステムのフロント・パネルを示しています。埋込み式電源ボタン(8)は各サーバー・ノードの左下にあります。

注意 - システムには、アイテム1から8がそれぞれ2つ(サーバー・ノードごとに1つ)あります。RFID、製品シリアル番号タグ、ドライブ・マップは1つしかありません。
コールアウトの凡例
1
位置特定ボタン/LED (白色)
6
システム過熱LED (オレンジ色)
2
SP (サービス・プロセッサ) OK LED (緑色 = OK、濃い黄色 = 障害)
7
後部HDD (ハード・ディスク・ドライブ)/PS (電源)/ファン・フォルトLED (濃い黄色)
3
サーバー・ノードの取外し準備完了LED (青)
8
電源ボタン(凹型)
4
保守要求LED (オレンジ色)
9
ドライブ・マップ
5
電源/OK LED (緑色)
10
RFID (無線自動識別)と製品シリアル番号タグ

システムのバック・パネルの機能

次の図は、Oracle Database Applianceのバック・パネルを表し、SN0のコンポーネントを示しています。SN1のコンポーネントも同じです。

イメージ:システムの背面の図。コールアウト番号は左下から始まり、左から右に示されています。
コールアウトの凡例
1
電源装置(PSU)。
2
位置特定ボタン/LED (白色)。
3
ホスト・マスク不可能割込み(NMI)およびSPソフト・リセットのボタン(凹型)。
4
ステータスLED:
  • サーバー・ノードの取外し準備完了LED (青)

  • 保守要求LED (オレンジ色)

  • 電源/OK LED (緑色)

5
外部MiniSASポート(各サーバー・ノードに2つ) – 予約済。これらのポートを使用したり、ケーブルをつないだりしないでください。
6
PCI Express (PCIe) 0 – 10–GbEパブリック・ネットワークのイーサネット・ポート:
  • Eth8、Eth9

  • xbond0

7
PCIe 1 – ネットワーク・インタフェース・ポート:
  • Eth4、Eth5、Eth6、Eth7

  • bond1、bond2

8
ファン。
9
SerMgt – シリアル管理ポート。Oracle ILOMへのシリアル接続。
10
Net0およびNet1 – 1–GbEパブリック・ネットワークのネットワーク・ポート:
  • Eth2、Eth3

  • bond0

11
USBポート。
12
NetMgt – ネットワーク管理ポート。Oracle ILOMへのネットワーク接続。
13
コンソールへのビデオ・コネクタ。
14
後部ハード・ディスク・ドライブ(RHDD) (サーバー・ノードごとに2つ)。

注意 - RHDDはヒンジ・アクセス・パネルの背面にあります。

システムの物理仕様

次の表は、Oracle Database Applianceの物理仕様を示しています。

パラメータ
高さ
6.9インチ(175.1mm)
幅(取付け耳を含まない)
17.2インチ(437mm)
幅(取付け耳を含む)
19インチ(482.6mm)
奥行き(ファン・モジュールの背面の方向)
30インチ(762mm)
奥行き(ファン・モジュールのハンドルおよびラッチの方向)
30.8インチ(782mm)
重量
160lbs(72.6kg)

サポートされているコンポーネントおよび機能

次の表は、Oracle Database Applianceのコンポーネントおよび機能を示しています。

コンポーネント
説明
サーバー・ノード
シャーシごとに2つのサーバー・ノード。各サーバー・ノードは、他方のサーバー・ノードから独立して動作します。下のサーバー・ノードはSN0で、上のサーバー・ノードはSN1です。
CPU
1サーバー・ノード当たり2個の6コア95ワットCPUと、96GBのメモリーを搭載。
メモリー
各サーバー・ノードは、6個のレジスタ付き1333MHz、DDR3 LV、8GB DIMM (シングルランクまたはデュアルランク)、最大12個のDIMMで構成されます。

注意 - クアッドランクDIMMはサポートされていません。
ストレージ・デバイス
各サーバー・ノードには次のストレージ・デバイスが含まれます。
  • スロット0-19に20個の3.5インチSAS 600GB HDD。

  • スロット20-23に4個の3.5インチSAS 73GB SSD。

  • オペレーティング・システムの記憶域およびシステム・ブートに確保される2つの背面から使用できる2.5インチSATA 500GB HDD。

  • 1つの4GB USBサムドライブを内蔵。

USB 2.0ポート
サーバー・ノードごとに背面に2つおよび内部に1つ。
PCI Express (PCIe) 2.0 I/Oスロット
サーバー・ノードごとに3つの外部ロープロファイルPCIe Gen2スロット(x8)。各PCIeスロットは、次の内容をサポートします。
  • PCIeスロット2: デュアルポートSAS-2ホスト・バス・アダプタ。

  • PCIeスロット1: クァッドポート1-GbEイーサネットNIC。

  • PCIeスロット0: デュアルポート10-GbEイーサネットNIC。

1つの内部ロープロファイルPCIe Gen2スロット(x8)。基本構成の一部としてのデュアルポートSAS2 HBA。
クラスタ・デバイス
サーバー・ノードとサーバー・ノードを接続した1つの統合クラスタ・デバイスが各サーバー・ノードに用意されています。各統合クラスタ・デバイスは、2つの内部ギガビット・イーサネット(GbE)ポートおよび2つの内部デュアルポートUARTポートを用意しています。
イーサネット・ポート
各サーバー・ノードに2つの10/100/1000 RJ-45 GbEポート(バック・パネル)。
ネットワーク管理(NetMgt)ポート
各サーバー・ノードに1つのサービス・プロセッサ(SP)専用10/100 RJ-45 GbEポート(バック・パネル)。
シリアル管理(SerMgt)ポート
各サーバー・ノードに1つのRS-232 RJ-45シリアル・ポート(バック・パネル)。
VGAポート
各サーバー・ノードに1つの高密度HD-15ビデオ・ポート(バック・パネル)。
サービス・プロセッサ(SP)
各サーバー・ノードには次の機能を持つサービス・プロセッサが1つあります。
  • SPサブシステムを使用。

  • 業界標準のIntelligent Platform Management Interface (IPMI)機能セットをサポートするベースボード管理コントローラ(BMC)を搭載。

  • IP上でリモートKVMSをサポート。

  • 専用の10/100BaseT管理ポートを使用し、オプションでホストGbEポートのいずれかを使用するSPへのイーサネット・アクセスをサポートします(サイドバンド管理)

電源
シャーシごとの2つのホット・スワップ可能な電源。
冷却ファン
サーバー・ノードごとの2つのホット・スワップ可能な冗長ファン・モジュール。
オペレーティング・システム
Oracle Linux
管理ソフトウェア
Oracle Integrated Lights Out Manager (Oracle ILOM) 3.0。