2 Oracle Database Applianceの機能
この章では、Oracle Database Applianceの機能について説明します。内容は、次のとおりです。
システムのフロント・パネルの機能
Oracle Database Applianceには、2つのサーバー・ノード(SN0とSN1)が含まれています。SN0が下でSN1が上です。サーバー・ノードは、システム・コントローラとも呼ばれます。
次の図は、Oracle Database Applianceのフロント・パネルおよびそのコンポーネントを示しています。
注意 - システムには、アイテム1から8がそれぞれ2つ(サーバー・ノードごとに1つ)あります。RFID、製品シリアル番号タグ、ドライブ・マップは1つしかありません。
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1
| 位置特定ボタン/LED (白色)
| 6
| システム過熱LED (オレンジ色)
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2
| SP (サービス・プロセッサ) OK LED (緑色 = OK、濃い黄色 = 障害)
| 7
| 後部HDD (ハード・ディスク・ドライブ)/PS (電源)/ファン・フォルトLED (濃い黄色)
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3
| サーバー・ノードの取外し準備完了LED (青)
| 8
| 電源ボタン(凹型)
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4
| 保守要求LED (オレンジ色)
| 9
| ドライブ・マップ
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5
| 電源/OK LED (緑色)
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| RFID (無線自動識別)と製品シリアル番号タグ
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システムのバック・パネルの機能
次の図は、Oracle Database Applianceのバック・パネルを表し、SN0のコンポーネントを示しています。SN1のコンポーネントも同じです。

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1
| 電源装置(PSU)。
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2
| 位置特定ボタン/LED (白色)。
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3
| ホスト・マスク不可能割込み(NMI)およびSPソフト・リセットのボタン(凹型)。
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4
| ステータスLED: サーバー・ノードの取外し準備完了LED (青)
保守要求LED (オレンジ色)
電源/OK LED (緑色)
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5
| 外部MiniSASポート(各サーバー・ノードに2つ) – 予約済。これらのポートを使用したり、ケーブルをつないだりしないでください。
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6
| PCI Express (PCIe) 0 – 10–GbEパブリック・ネットワークのイーサネット・ポート:
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7
| PCIe 1 – ネットワーク・インタフェース・ポート: Eth4、Eth5、Eth6、Eth7
bond1、bond2
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8
| ファン。
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9
| SerMgt – シリアル管理ポート。Oracle ILOMへのシリアル接続。
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10
| Net0およびNet1 – 1–GbEパブリック・ネットワークのネットワーク・ポート:
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11
| USBポート。
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12
| NetMgt – ネットワーク管理ポート。Oracle ILOMへのネットワーク接続。
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13
| コンソールへのビデオ・コネクタ。
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14
| 後部ハード・ディスク・ドライブ(RHDD) (サーバー・ノードごとに2つ)。 注意 - RHDDはヒンジ・アクセス・パネルの背面にあります。
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システムの物理仕様
次の表は、Oracle Database Applianceの物理仕様を示しています。
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高さ
| 6.9インチ(175.1mm)
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幅(取付け耳を含まない)
| 17.2インチ(437mm)
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幅(取付け耳を含む)
| 19インチ(482.6mm)
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奥行き(ファン・モジュールの背面の方向)
| 30インチ(762mm)
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奥行き(ファン・モジュールのハンドルおよびラッチの方向)
| 30.8インチ(782mm)
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重量
| 160lbs(72.6kg)
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サポートされているコンポーネントおよび機能
次の表は、Oracle Database Applianceのコンポーネントおよび機能を示しています。
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サーバー・ノード
| シャーシごとに2つのサーバー・ノード。各サーバー・ノードは、他方のサーバー・ノードから独立して動作します。下のサーバー・ノードはSN0で、上のサーバー・ノードはSN1です。
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CPU
| 1サーバー・ノード当たり2個の6コア95ワットCPUと、96GBのメモリーを搭載。
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メモリー
| 各サーバー・ノードは、6個のレジスタ付き1333MHz、DDR3 LV、8GB DIMM (シングルランクまたはデュアルランク)、最大12個のDIMMで構成されます。 注意 - クアッドランクDIMMはサポートされていません。
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ストレージ・デバイス
| 各サーバー・ノードには次のストレージ・デバイスが含まれます。
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USB 2.0ポート
| サーバー・ノードごとに背面に2つおよび内部に1つ。
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PCI Express (PCIe) 2.0 I/Oスロット
| サーバー・ノードごとに3つの外部ロープロファイルPCIe Gen2スロット(x8)。各PCIeスロットは、次の内容をサポートします。 PCIeスロット2: デュアルポートSAS-2ホスト・バス・アダプタ。
PCIeスロット1: クァッドポート1-GbEイーサネットNIC。
PCIeスロット0: デュアルポート10-GbEイーサネットNIC。
1つの内部ロープロファイルPCIe Gen2スロット(x8)。基本構成の一部としてのデュアルポートSAS2 HBA。
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クラスタ・デバイス
| サーバー・ノードとサーバー・ノードを接続した1つの統合クラスタ・デバイスが各サーバー・ノードに用意されています。各統合クラスタ・デバイスは、2つの内部ギガビット・イーサネット(GbE)ポートおよび2つの内部デュアルポートUARTポートを用意しています。
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イーサネット・ポート
| 各サーバー・ノードに2つの10/100/1000 RJ-45 GbEポート(バック・パネル)。
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ネットワーク管理(NetMgt)ポート
| 各サーバー・ノードに1つのサービス・プロセッサ(SP)専用10/100 RJ-45 GbEポート(バック・パネル)。
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シリアル管理(SerMgt)ポート
| 各サーバー・ノードに1つのRS-232 RJ-45シリアル・ポート(バック・パネル)。
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VGAポート
| 各サーバー・ノードに1つの高密度HD-15ビデオ・ポート(バック・パネル)。
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サービス・プロセッサ(SP)
| 各サーバー・ノードには次の機能を持つサービス・プロセッサが1つあります。
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電源
| シャーシごとの2つのホット・スワップ可能な電源。
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冷却ファン
| サーバー・ノードごとの2つのホット・スワップ可能な冗長ファン・モジュール。
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オペレーティング・システム
| Oracle Linux
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管理ソフトウェア
| Oracle Integrated Lights Out Manager (Oracle ILOM) 3.0。
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