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Oracle® Database Applianceオーナーズ・ガイド
リリース2.6 for Linux x86-64

部品番号 B66175-05
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8 Oracle Database Appliance X3-2の機能

この章では、Oracle Database Appliance X3-2の機能について説明します。内容は、次のとおりです。

フロント・パネルの機能

Oracle Database Appliance X3-2には、2つのSun Server X3-2サーバー・ノードとOracle DE2–24Pストレージ・シェルフが含まれています。ユニット全体で4RUを占めます。オプションのストレージ・エクスパンション・シェルフには、追加で2RUが必要で、合計で6RUに増加します。

次の項でフロント・パネルを示し、そのコンポーネントについて説明します。

次の図は、オプションのストレージ・エクスパンション・シェルフを含むOracle Database Appliance X3-2の前面を示しています。

イメージ: Oracle Database Appliance X3-2ユニットの前面の図。
コールアウト
凡例
1
サーバー・ノード1
2
サーバー・ノード0
3
ストレージ・シェルフ
4
オプションのストレージ・エクスパンション・シェルフ

サーバー・ノードのフロント・パネルの機能

次の図は、サーバー・ノードのフロント・パネルのコンポーネントを示しています。

イメージ: コールアウト番号を使用した、サーバー・ノードの前面のコンポーネントを示す図。
コールアウト
凡例
コールアウト
凡例
1
製品シリアル番号(PSN)ラベルおよび無線自動識別(RFID)タグ
10
システム上限温度超過警告LED: 濃い黄色
2
位置特定LED/ボタン: 白色
11
HDD 0
3
USB 2.0コネクタ(2)
12
HDD 1
4
SP OK LED: 緑色
13
HDDフィルタ
5
保守要求LED: 濃い黄色
14
HDDフィルタ
6
電源/OK LED: 緑色
15
HDDフィルタ
7
電源ボタン
16
HDDフィルタ
8
ファン障害LED: 濃い黄色
17
HDDフィルタ
9
電源(PS)障害LED: 濃い黄色
18
HDDフィルタ

注意 - Oracleサポート・サービスに連絡する場合、シリアル番号のかわりに最上位レベル識別子(TLI)を使用します。いずれかのサーバー・ノードの上部を見るか、ストレージ・シェルフの上部で、TLIを確認できます。詳細は、第1章「Oracle Database ApplianceおよびOracle Database Appliance X3-2の概要」を参照してください。

ストレージ・シェルフのフロント・パネルの機能

次の図は、ストレージ・シェルフのフロント・パネルの機能を示しています。

イメージ: コールアウト番号を使用した、ストレージ・シェルフの前面の図。
コールアウト
凡例
1
システム電源インジケータ
2
モジュール障害インジケータ
3
位置特定インジケータ
4
ドライブ障害インジケータ
5
電源/アクティビティ・インジケータ

システムのバック・パネルの機能

次の項では、Oracle Database Appliance X3-2のバック・パネルを示し、SN0のコンポーネントを識別します。SN1のコンポーネントも同じです。

サーバー・ノードのバック・パネルの機能

次の図は、サーバー・ノードのバック・パネルのコンポーネントを示しています。

イメージ: 番号付きのコールアウトを使用したサーバー・ノードの背面の図。
コールアウト
凡例
コールアウト
凡例
1
ファン・モジュール付き電源(PS) 0
9
NetMgtポート。Oracle Integrated Lights Out Manager (Oracle ILOM)サービス・プロセッサへの接続に使用される10/100BASE-Tポート
2
電源(PS) 0のステータス・インジケータ。保守要求LED: 濃い黄色、AC OK LED: 緑色
10
シリアル管理(SerMgt)/RJ-45シリアル・ポート
3
ファン・モジュール付き電源(PS) 1
11
RJ-45コネクタ付きネットワーク(NET) 100/1000/10000 Mbps Base-Tイーサネット・ポート: NET 3
4
電源(PS) 1のステータス・インジケータ。保守要求LED: 濃い黄色、AC OK LED: 緑色
12
RJ-45コネクタ付きネットワーク(NET) 100/1000/10000 Mbps Base-Tイーサネット・ポート: NET 2
5
システムのステータス・インジケータ。位置特定LED: 白色、保守要求LED: 濃い黄色、電源/OK LED: 緑色
13
RJ-45コネクタ付きネットワーク(NET) 1100/1000/10000 Mbps Base-Tイーサネット・ポート: NET 1
6
PCIeカード・スロット1。RJ-45コネクタ・ポート付き2個の10GBase-Tイーサネットがサーバー・ノード間のプライベート相互接続用に提供されます。
14
RJ-45コネクタ付きネットワーク(NET) 100/1000/10000 Mbps Base-Tイーサネット・ポート: NET 0
7
PCIeカード・スロット2。サーバーをストレージ・シェルフおよびストレージ・エクスパンション・シェルフに接続するのに使用される2個のSAS-2コネクタが提供されます。
15
USB 2.0コネクタ(2)
8
PCIeカード・スロット3。サーバーをストレージ・シェルフおよびストレージ・エクスパンション・シェルフに接続するのに使用される2個のSAS-2コネクタが提供されます。
16
DB-15ビデオ・コネクタ

ストレージ・シェルフのバック・パネルの機能

次の図は、ストレージ・シェルフのバック・パネルの機能を示しています。

イメージ: コールアウト番号を使用した、ストレージ・シェルフの背面の図。
コールアウト
凡例
1
AC電源障害インジケータ
2
電源のステータス・インジケータ
3
ファン障害インジケータ
4
DC電源障害インジケータ
5
ファン・モジュール0付き電源
6
I/Oモジュール1
7
I/Oモジュール0
8
ファン・モジュール1付き電源

サポートされているコンポーネントおよび機能

次の表は、Oracle Database Appliance X3-2のコンポーネントおよび機能を示しています。

コンポーネント
説明
サーバー・ノード
シャーシごとに2つのサーバー・ノード。各サーバー・ノードは、他方のサーバー・ノードから独立して動作します。下側のサーバー・ノードはノード0 (SN0)です。上側のサーバー・ノードはノード1 (SN1)です。
CPU
各サーバー・ノードに2個の8-コア2.9 GHz Intel Xeon® E5-2690プロセッサ。
メモリー
各サーバー・ノードに16個の16GB低電圧DDR3 RDIMM (1600 MHz)。
ストレージ・デバイス
ストレージ・シェルフおよびオプションのストレージ・エクスパンション・シェルフにはそれぞれ次のものが含まれます。
  • スロット0-19に20個の2.5インチ900GB SAS2 2.5インチHDD

  • スロット20-23に4個の2.5インチ200GB SAS2 SLC SSD

  • 18 TB RAWストレージ・メモリー

各サーバー・ノードには次のストレージ・デバイスが含まれます。
  • 2個の2.5インチ600GB SAS2 HDD。これらにはOracle Linux 5.8 UEK1オペレーティング・システムが含まれます。

USB 2.0ポート
各サーバー・ノードに合計6つ(前面に2つ、背面に2つおよび内部に2つ)。
PCI Express (PCIe) 3.0 I/Oスロット
各サーバー・ノードに3つの外部および1つの内部ロープロファイルPCIe Gen3スロット。次のものが含まれます。
  • PCIeスロット1: RJ-45コネクタ付きデュアルポート10GBase-TイーサネットNIC

  • PCIeスロット2: デュアルポート外部SAS-2ホスト・バス・アダプタ

  • PCIeスロット3: デュアルポート外部SAS-2ホスト・バス・アダプタ

  • PCIeスロット4: 内部PCIeスロット

SAS-2ポート
各サーバー・ノードに2つの内部SAS-2および4つの外部SAS-2ポート。

ストレージ・シェルフに6つのSAS-2ポート。

ストレージ・エクスパンション・シェルフに6つのSAS-2ポート。
イーサネット・ポート
各サーバー・ノードに4つのRJ-45コネクタ付き100/1000/10000 Mbps Base-Tイーサネット・ポート(バック・パネル)。
ネットワーク管理(NetMgt)ポート
各サーバー・ノードに1つのRJ-45コネクタ付きサービス・プロセッサ(SP)専用10/100 Mbps Base-Tイーサネット・ポート(バック・パネル)。
シリアル管理(SerMgt)ポート
各サーバー・ノードに1つのRS-232 RJ-45シリアル・ポート(バック・パネル)。
VGAポート
各サーバー・ノードの1つのバック・パネルの高密度HD15ビデオ・ポート。
サービス・プロセッサ(SP)
各サーバー・ノードには次の機能を持つサービス・プロセッサが1つあります。
  • SPサブシステムを使用。

  • 業界標準のIntelligent Platform Management Interface (IPMI)機能セットをサポートするベースボード管理コントローラ(BMC)を搭載。

  • IP上でリモートKVMSをサポート。

  • 専用の10/100BaseT管理ポートを使用し、オプションでホストGbEポートのいずれかを使用するSPへのイーサネット・アクセスをサポートします(サイドバンド管理)。

電源
サーバー・ノードおよびストレージ・シェルフごとの2つのホット・スワップ可能な電源。
冷却ファン
サーバー・ノードおよびストレージ・シェルフごとの2つのホット・スワップ可能な冗長ファン・モジュール。
オペレーティング・システム
Oracle Linux 5.8、Unbreakable Enterprise Kernel Version 1 (UEK1)。
管理ソフトウェア
Oracle Integrated Lights Out Manager (Oracle ILOM)。