8 Oracle Database Appliance X3-2の機能
この章では、Oracle Database Appliance X3-2の機能について説明します。内容は、次のとおりです。
フロント・パネルの機能
Oracle Database Appliance X3-2には、2つのSun Server X3-2サーバー・ノードとOracle DE2–24Pストレージ・シェルフが含まれています。ユニット全体で4RUを占めます。オプションのストレージ・エクスパンション・シェルフには、追加で2RUが必要で、合計で6RUに増加します。
次の項でフロント・パネルを示し、そのコンポーネントについて説明します。
次の図は、オプションのストレージ・エクスパンション・シェルフを含むOracle Database Appliance X3-2の前面を示しています。

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1
| サーバー・ノード1
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2
| サーバー・ノード0
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3
| ストレージ・シェルフ
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4
| オプションのストレージ・エクスパンション・シェルフ
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サーバー・ノードのフロント・パネルの機能
次の図は、サーバー・ノードのフロント・パネルのコンポーネントを示しています。

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1
| 製品シリアル番号(PSN)ラベルおよび無線自動識別(RFID)タグ
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| システム上限温度超過警告LED: 濃い黄色
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2
| 位置特定LED/ボタン: 白色
| 11
| HDD 0
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3
| USB 2.0コネクタ(2)
| 12
| HDD 1
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4
| SP OK LED: 緑色
| 13
| HDDフィルタ
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5
| 保守要求LED: 濃い黄色
| 14
| HDDフィルタ
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6
| 電源/OK LED: 緑色
| 15
| HDDフィルタ
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7
| 電源ボタン
| 16
| HDDフィルタ
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8
| ファン障害LED: 濃い黄色
| 17
| HDDフィルタ
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9
| 電源(PS)障害LED: 濃い黄色
| 18
| HDDフィルタ
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ストレージ・シェルフのフロント・パネルの機能
次の図は、ストレージ・シェルフのフロント・パネルの機能を示しています。

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1
| システム電源インジケータ
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2
| モジュール障害インジケータ
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3
| 位置特定インジケータ
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4
| ドライブ障害インジケータ
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5
| 電源/アクティビティ・インジケータ
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システムのバック・パネルの機能
次の項では、Oracle Database Appliance X3-2のバック・パネルを示し、SN0のコンポーネントを識別します。SN1のコンポーネントも同じです。
サーバー・ノードのバック・パネルの機能
次の図は、サーバー・ノードのバック・パネルのコンポーネントを示しています。

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1
| ファン・モジュール付き電源(PS) 0
| 9
| NetMgtポート。Oracle Integrated Lights Out Manager (Oracle ILOM)サービス・プロセッサへの接続に使用される10/100BASE-Tポート
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2
| 電源(PS) 0のステータス・インジケータ。保守要求LED: 濃い黄色、AC OK LED: 緑色
| 10
| シリアル管理(SerMgt)/RJ-45シリアル・ポート
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3
| ファン・モジュール付き電源(PS) 1
| 11
| RJ-45コネクタ付きネットワーク(NET) 100/1000/10000 Mbps Base-Tイーサネット・ポート: NET 3
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4
| 電源(PS) 1のステータス・インジケータ。保守要求LED: 濃い黄色、AC OK LED: 緑色
| 12
| RJ-45コネクタ付きネットワーク(NET) 100/1000/10000 Mbps Base-Tイーサネット・ポート: NET 2
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5
| システムのステータス・インジケータ。位置特定LED: 白色、保守要求LED: 濃い黄色、電源/OK LED: 緑色
| 13
| RJ-45コネクタ付きネットワーク(NET) 1100/1000/10000 Mbps Base-Tイーサネット・ポート: NET 1
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6
| PCIeカード・スロット1。RJ-45コネクタ・ポート付き2個の10GBase-Tイーサネットがサーバー・ノード間のプライベート相互接続用に提供されます。
| 14
| RJ-45コネクタ付きネットワーク(NET) 100/1000/10000 Mbps Base-Tイーサネット・ポート: NET 0
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7
| PCIeカード・スロット2。サーバーをストレージ・シェルフおよびストレージ・エクスパンション・シェルフに接続するのに使用される2個のSAS-2コネクタが提供されます。
| 15
| USB 2.0コネクタ(2)
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8
| PCIeカード・スロット3。サーバーをストレージ・シェルフおよびストレージ・エクスパンション・シェルフに接続するのに使用される2個のSAS-2コネクタが提供されます。
| 16
| DB-15ビデオ・コネクタ
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ストレージ・シェルフのバック・パネルの機能
次の図は、ストレージ・シェルフのバック・パネルの機能を示しています。

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1
| AC電源障害インジケータ
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2
| 電源のステータス・インジケータ
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3
| ファン障害インジケータ
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4
| DC電源障害インジケータ
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5
| ファン・モジュール0付き電源
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6
| I/Oモジュール1
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7
| I/Oモジュール0
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8
| ファン・モジュール1付き電源
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サポートされているコンポーネントおよび機能
次の表は、Oracle Database Appliance X3-2のコンポーネントおよび機能を示しています。
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サーバー・ノード
| シャーシごとに2つのサーバー・ノード。各サーバー・ノードは、他方のサーバー・ノードから独立して動作します。下側のサーバー・ノードはノード0 (SN0)です。上側のサーバー・ノードはノード1 (SN1)です。
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CPU
| 各サーバー・ノードに2個の8-コア2.9 GHz Intel Xeon® E5-2690プロセッサ。
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メモリー
| 各サーバー・ノードに16個の16GB低電圧DDR3 RDIMM (1600 MHz)。
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ストレージ・デバイス
| ストレージ・シェルフおよびオプションのストレージ・エクスパンション・シェルフにはそれぞれ次のものが含まれます。 各サーバー・ノードには次のストレージ・デバイスが含まれます。
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USB 2.0ポート
| 各サーバー・ノードに合計6つ(前面に2つ、背面に2つおよび内部に2つ)。
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PCI Express (PCIe) 3.0 I/Oスロット
| 各サーバー・ノードに3つの外部および1つの内部ロープロファイルPCIe Gen3スロット。次のものが含まれます。 PCIeスロット1: RJ-45コネクタ付きデュアルポート10GBase-TイーサネットNIC
PCIeスロット2: デュアルポート外部SAS-2ホスト・バス・アダプタ
PCIeスロット3: デュアルポート外部SAS-2ホスト・バス・アダプタ
PCIeスロット4: 内部PCIeスロット
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SAS-2ポート
| 各サーバー・ノードに2つの内部SAS-2および4つの外部SAS-2ポート。 ストレージ・シェルフに6つのSAS-2ポート。 ストレージ・エクスパンション・シェルフに6つのSAS-2ポート。
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イーサネット・ポート
| 各サーバー・ノードに4つのRJ-45コネクタ付き100/1000/10000 Mbps Base-Tイーサネット・ポート(バック・パネル)。
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ネットワーク管理(NetMgt)ポート
| 各サーバー・ノードに1つのRJ-45コネクタ付きサービス・プロセッサ(SP)専用10/100 Mbps Base-Tイーサネット・ポート(バック・パネル)。
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シリアル管理(SerMgt)ポート
| 各サーバー・ノードに1つのRS-232 RJ-45シリアル・ポート(バック・パネル)。
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VGAポート
| 各サーバー・ノードの1つのバック・パネルの高密度HD15ビデオ・ポート。
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サービス・プロセッサ(SP)
| 各サーバー・ノードには次の機能を持つサービス・プロセッサが1つあります。
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電源
| サーバー・ノードおよびストレージ・シェルフごとの2つのホット・スワップ可能な電源。
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冷却ファン
| サーバー・ノードおよびストレージ・シェルフごとの2つのホット・スワップ可能な冗長ファン・モジュール。
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オペレーティング・システム
| Oracle Linux 5.8、Unbreakable Enterprise Kernel Version 1 (UEK1)。
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管理ソフトウェア
| Oracle Integrated Lights Out Manager (Oracle ILOM)。
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