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Oracle® Database Applianceオーナーズ・ガイド
リリース2.6 for Linux x86-64

部品番号 B66175-05
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9 Oracle Database Appliance X3-2の設置場所の準備

この章では、Oracle Database Appliance X3-2をインストールする前に完了する必要のあるタスクについて説明します。内容は次のとおりです。

設置場所の準備

次の手順に従って、Oracle Database Appliance X3-2を設置するための設置場所を準備します。

設置場所の準備手順

  1. 設置場所が、「環境仕様」の環境要件を満たしていることを確認してください。
  2. 設置場所が、「電気仕様」の電気仕様を満たしていることを確認してください。
  3. ラックが、「ラック要件」の要件を満たしていることを確認してください。
  4. 設置場所に発送箱を収容する十分な空間があることを確認します。

    一番大きい箱にはサーバー・ノードが入っています。サイズは、91.12 x 60.66 x 53.50cm (35.87 x 23.88 x 21.06インチ)です。

  5. 発送箱を開けて内容を確認します。

    システムは、1つのパレット上に3個の箱が載って出荷されます。各サーバー・ノードごとに1つの箱、ストレージ・シェルフに1つの箱です。ストレージ・エクスパンション・シェルフを注文した場合は、別の箱で出荷されます。

    箱は、システムを設置する場所で開けることをお薦めします。

    発送箱には次のものが含まれます。

    • ストレージ・シェルフには次のものが含まれます:

      • 事前に構成されたストレージ・シェルフ

      • ラック取付けキット

      • 電源コード

      • ケーブル

      • Oracle Database Appliance X3-2セットアップ・ポスター

    • 各サーバー・ノードには次のストレージ・デバイスが含まれます。

      • 事前に構成されたサーバー・ノード

      • 次を含むアクセサリ・キット

        • 製品アクセスのためのドキュメント

        • 安全性および法律上のドキュメント

        • ラック取付けガイドおよび調整テンプレート

        • ラック取付けキット

        • 電源コード

        • SASケーブル、イーサネット・ケーブル、セットアップ・ポスター、およびラベルがストレージ・シェルフとともに出荷されます。

関連項目

第4章「ラックへのシステムの設置」

ラックの要件

Oracle Database Appliance X3-2を設置するラックは、次の表に示す要件を満たす必要があります。

アイテム
要件
4RUまたは6RU
4RUはオプションのストレージ・エクスパンション・シェルフがない場合。
6RUはオプションのストレージ・エクスパンション・シェルフがある場合。
構造
4本柱のラック(前方と後方に取付け)。2本柱のラックには互換性がありません。
ラックの水平開口部とユニットの垂直間隔
ANSI/EIA 310-D-1992またはIEC 60927規格に準拠します。
前方取付け面と後方取付け面との距離
最小610mmおよび最大915mm(24インチから36インチ)。
前方取付け面の前の隙間
前面のキャビネット・ドアまでの距離は、少なくとも25.4mm(1インチ)です。
前方取付け面の裏の隙間
背面のキャビネット・ドアまでの距離は、ケーブル管理アームを使用する場合、少なくとも900mm (35.43インチ)、ケーブル管理アームを使用しない場合は800mm (31.5インチ)。
前方取付け面と後方取付け面との隙間
構造支柱とケーブル・トラフとの距離は456mm(18インチ)以上。
サービス・アクセスのための最小の隙間
  • 前方の隙間: 123.2cm (48.5インチ)

  • 後方の隙間: 91cm (36インチ)

サーバー・ノードの距離
高さ: 42.6 mm (1.7インチ)。

奥行き: 737.0mm(29.0インチ)。

幅: 437 mm (17.2インチ)。
ストレージ・シェルフの距離
高さ: 87.9mm (3.5インチ)

奥行き: 630mm (24.8インチ)

幅: 483mm (19インチ)

関連項目

ラック取付け時の安全上の注意

この項では、サーバーをラックに設置するときの安全上の注意について説明します。


注意アイコンを示す図

注意 - 人的傷害や機器の破損: ラックの転倒を防止してください。1) 設置前に、機器ラックの転倒防止バーまたは脚を伸ばしてください。2)ラックの上側が重くなって倒れないように、ラックには常に下から上に機器を搭載してください。3) 不均等または危険な機械的荷重が生じないようにラックに機器を搭載します。4) スライド・レールに取り付けられた機器を棚または作業空間として使用しないでください。



注意アイコンを示す図

注意 - 温度上昇による機器の損傷: 1) 機器が密閉されたラック・アセンブリや複数ユニットのラック・アセンブリに設置されている場合、ラック内の動作時周囲温度がサーバーに規定された最大周囲温度を超えないようにしてください。サーバーの環境要件の詳細は、「環境および電気要件」を参照してください。2) 空気の流れを妨げないように、ラックに機器を設置してください。



電圧注意アイコンを示す図

注意 - 電源回路の損傷およびデータの損失: システムに電源を供給するのに使用されるAC回路の定格電力は、システムに必要な最大値である必要があります。入力電力の要件の詳細は、「電気仕様」を参照してください。



電圧注意アイコンを示す図

注意 - 機器の破損: 確実な接地を維持してください。分岐回路への直接接続以外の電源の接続(テーブル・タップの使用など)には特に注意してください。


関連項目

環境および電気要件

この項の内容は次のとおりです。

システムの物理仕様

次の表は、Oracle Database Appliance X3-2コンポーネントの寸法および重量を示しています。

アイテム
仕様
高さ
サーバー・ノードごとに42.6mm (1.7インチ)
ストレージ・シェルフごとに87.9mm (3.5インチ)
サーバー・ノード: 437mm (17.2インチ)
ストレージ・シェルフ: 483mm (19インチ)
奥行き
サーバー・ノード: 737mm (29.0インチ)
ストレージ・シェルフ: 630mm (24.8インチ)
重量
サーバー・ノードごとに18kg (40ポンド)
ストレージ・シェルフごとに24kg (52.9ポンド)

環境仕様

次の表は、単一のラックが取り付けられていないOracle Database Appliance X3-2の設置の環境要件を示しています。

アイテム
要件
動作温度
5°Cから35°C(41°Fから95°F)
非動作温度
-40°Cから70°C(-40°Fから158°F)
動作湿度
10%から90%の相対湿度、結露なし
非動作湿度
最大93%の相対湿度、結露なし
動作高度
最高3,048m、高度900m以上では300m上昇するたびに最高周囲温度が10° C低下。
*最大高度2000mへの設置が規制されている中国市場を除く。
非動作高度
最高12,000m(39,370ft)
通気
標準290CFM、最大400CFM
騒音
動作時: 7.91ベル(重み付け)
アイドル時: 5.58ベル(重み付け)
熱放散
3500BTU (最大)

電気仕様

次の表は、Oracle Database Appliance X3-2の電気仕様を示しています。

N+1の電源の冗長性を維持するには、別々のAC回路を使用してください。詳細は、「Oracle Database Appliance X3-2への電源の投入」を参照してください。

アイテム
仕様
サーバー・ノード電源出力の定格最大
600W (100-127VAC/200-240VAC)
サーバー・ノードAC電源
最大AC入力電流(100VACおよび600W出力): 7.2A
ストレージ・シェルフ電源出力の定格最大
580W (100-127VAC/200-240VAC)
ストレージ・シェルフAC電源
最大AC入力電流(100VACおよび580W出力): 8A