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Oracle® Database Applianceオーナーズ・ガイド
リリース2.6 for Linux x86-64

部品番号 B66175-05
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4 ラックへのシステムの設置

この章の内容は次のとおりです。

設置を開始する前に

設置を開始する前に、次の項の手順を実行してください。


注意アイコンを示す図

注意 - 機器の破損:コンポーネントを取り外してシステムを軽量にする場合、先にESDの注意を確認してください。


ESDの注意


注意アイコンを示す図

注意 - 機器の破損:静電破壊を回避するには、コンポーネントを設置または使用する際に次の事項に注意してください。


システムのラック取付けに必要なスタッフ、工具および機器


注意アイコンを示す図

注意 - 人的傷害や機器の破損: システムの設置には機械式リフトを使用するか、「システムを軽量にするためのコンポーネントの取外し」に記載されている注意に従ってください。


設置を開始する前に、システムのラック取付けに必要なスタッフ、工具および機器を用意します。

スタッフ、ツールおよび機器
注意
教育を受けた4名のスタッフ
システムの持上げまたは移動には、4名が必要です。

注意 - 機械式リフトを使用できる場合またはシステムからコンポーネントを取り外している場合、2名でシステムの持上げまたは移動を行うと安全です。
No.2 10インチ・プラス・ドライバ
磁気チップをお薦めします。
機械式リフト
強く推奨されています。使用できない場合は、システムを軽量にします。「システムを軽量にするためのコンポーネントの取外し」を参照してください。
互換性のある4本柱のラック
「ラックの互換性要件」を参照してください。
ラック取付けキット
「ラック取付けキットの内容」を参照してください。
移動キット
「移動キットの内容」を参照してください。
静電気防止リスト・ストラップおよび静電気防止マット
システム・コンポーネントを取り外す場合のみ必要です。

ラック取付けガイドおよび調整テンプレート

4本柱のラックにシステムを設置する方法の詳細は、ラック取付けガイドおよび調整テンプレートを参照してください。このテンプレートは、アクセサリ・キットのシステムに含まれています。

ラックの互換性要件

ラック取付けハードウェアは、次の表の要件を満たす特別なラックにのみ使用できます。

特性
説明
ラック構造
4本柱のラック(前方と後方に取付け)。2本柱のラックには互換性がありません。
使用可能なスペース
4ラック・ユニット(4RU)の使用可能なスペースが必要です。
ラックの水平開口部とユニットの垂直間隔
ANSI/EIA 310-D-1992またはIEC 60927規格に準拠します。
前方取付け面と後方取付け面との距離
最小660.4mmおよび最大876.3mm(26インチから34.5インチ)。
前方取付け面の前の隙間
前面のキャビネット・ドアまでの距離は、少なくとも25.4mm(1インチ)です。
前方取付け面の裏の隙間
背面キャビネット・ドアまでの距離は、少なくとも700mm(27.5インチ)です。
前方取付け面と後方取付け面との隙間
構造支柱とケーブル・トラフとの距離は456mm(18インチ)以上。
システムの寸法
奥行き: 762mm(30インチ)。

幅(取付け耳を含まない): 437mm(17.2インチ)。

幅(取付け耳を含む): 482.6mm(19インチ)。

高さ: 175.1mm(6.9インチ)。

注意アイコンを示す図

注意 - 人的傷害や機器の破損: ラックの上側が重くなって倒れないように、常に下から上にラックに機器を搭載してください。機器の設置中にラックが倒れないように、ラックの転倒防止バーを伸ばしてください。地震キットがラックに設置され、床に固定されている場合、この注意は適用されません。


ラック取付けキットの内容


注意 - ラック取付けキットは、スライド・レールを含みません。システムが設置されると、ラックをスライドしません。

ラック取付けガイドおよび調整テンプレートは、アクセサリ・キットでシステムとともに発送されます。ラックにシステムを挿入する場合は、このテンプレートを使用してください。

次の図は、ラック取付けキットに同梱されるハードウェアを示しています。

イメージ:ラック取付けキットの内容を示す図。
アイテム
説明
1
システムの背面上部のポストに取り付けられる背面上部の留め具。
2
棚レール(左)。
3
棚レール(右)。
4
M6および10-32ねじ一式。12個のM6 x 16ねじ、12個のM6 x 12ねじ、4個のM6 x 4平頭ねじ、10個の10-32ねじ、12個の10-32肩付きねじを含む。
5
丸穴型ラック用に1セット、角穴型ラック用に1セットの合計2セットの4つのアダプタ金具。
6
4個のM6ケージ・ナット。注意 - ケージ・ナットは使用しません。再利用できます。

ラックへのシステムの挿入

この項は、次のトピックで構成されています。


注意 - 機械式リフトを使用する場合、この手順を実行する必要はありません。

注意 - システム・シャーシは、ラック取付けキット・ハードウェアでラックに固定されています。ラック取付けキットは、スライド・レールを含みません。システム・シャーシがラックに設置されると、ラックをスライドしません。シャーシがラックに設置されますが、シャーシからサーバー・ノード(システム・コントローラとも呼ぶ)を取り外すことができます。

システムを軽量にするためのコンポーネントの取外し

2人でラックにシステムを持ち上げられるようにシステムを軽量にするため、コンポーネントを取り外すことができます。システム・コンポーネントを取り外すと、重量を約96ポンド(43.5kg)に減らすことができます。

システムを軽量にするには、次のコンポーネントを取り外します。


注意 - 軽量なので、システムからフィラー・パネルを取り外す必要はありません。

システムからコンポーネントを取り外す手順および関連する安全情報は、製品ドキュメントの一部である『Oracle Database Applianceサービス・マニュアル』を参照してください。

ラックへのラック取付けハードウェアの設置手順

ラック取付けハードウェアは、棚レール、前面および背面のアダプタ金具、背面の留め具およびねじで構成されます。


注意アイコンを示す図

注意 - 人的傷害や機器の破損: システムの設置には機械式リフトを使用するか、「システムを軽量にするためのコンポーネントの取外し」に記載されている注意に従ってください。コンポーネントを取り外すと、重量をコンポーネントが完全に取り付けられている状態の160ポンド(72.6kg)から約96ポンド(43.5kg)に減らすことができます。



注意アイコンを示す図

注意 - 転倒注意: ラックの上側が重くなって倒れないように、常に下から上にラックに機器を搭載してください。設置中にラックが倒れないように、ラックの転倒防止バーを伸ばしてください。



注意アイコンを示す図

注意 - 動作周囲温度の上昇: 「環境仕様」で指定されている最高周囲温度を超えない環境に、この機器を設置してください。システムが密閉されたラック・アセンブリや複数ユニットのラック・アセンブリに設置されている場合、ラック環境の動作周囲温度が室内周囲温度より高くなる場合があります。



注意アイコンを示す図

注意 - 熱損傷: 空気の流れを妨げないように、ラックにこの機器を設置してください。



注意アイコンを示す図

注意 - 回路の過負荷: 電源回路への機器の接続および回路の過負荷によって発生する可能性のある過電流対策および電源配線の影響を考慮してください。この問題に対処する場合、機器のネームプレートにある電力定格に注意してください。



注意アイコンを示す図

注意 - 機器の破損: ラックに取り付けた機器の接地を確実に維持してください。分岐回路への直接接続以外の電源の接続(テーブル・タップの使用など)には注意してください。


  1. システムを設置するラックの4ラック・ユニット(4RU)のスペースを測定するには、ラック取付けガイドおよび調整テンプレートを使用します。

    また、そのテンプレートを使用して、アダプタ金具とラック・ポストの位置を合わせます。

  2. ラックに4RUのスペースがあることを確認します。

    ラック取付けガイドおよび調整テンプレートの下端をラックの最も低い位置に合わせます。すべての矢印をラック・ポストの穴に合せます。ラックに4RUのスペースがあることを確認します。

  3. ラックに合うアダプタ金具を選択してください。

    システムは、角穴型ラックに1セット[1]、丸穴型ラックに1セット[2]の合計2セットのアダプタ金具とともに発送されます。

    アダプタ金具には、角穴型ラック用または丸穴型ラック用のいずれかを示すラベルがあります。また、アダプタ金具の矢印は、向きを示します。すべての金具は"Top"の矢印が上を向くように設置してください。

  4. アダプタ金具を前面ラック・ポストに取り付けます。

    次の図は、角穴型ラック[1]および丸穴型ラック[2]に取り付けられる前面のアダプタ金具を示しています。


    イメージ:角穴型ラックおよび丸穴型ラックに取り付けられる前面の金具を示す図。
    1. 金具がサーバーを設置する4RUのスペースと合うように金具の位置を決めて、金具の"Top"の矢印が上を向いていることを確認します。
    2. ラックに合うねじを選択します。
      • 角穴型ラックの場合、アダプタ金具ごとに1個のM6 x 12mmねじを使用します。

      • ねじ山のある丸穴型ラックの場合、3個のM6 x 12mmねじまたはアダプタ金具ごとに3個の10-32肩付きねじを使用します。

  5. アダプタ金具を背面ラック・ポストに取り付けます。
    1. 金具がサーバーを設置するスペースと合うように金具の位置を決めて、金具の"Top"の矢印が上を向いていることを確認します。
    2. ラックに合うねじを選択します。
      • 角穴型ラックの場合、アダプタ金具ごとに2個のM6 x 12mmねじを使用します。

      • ねじ山のある丸穴型ラックの場合、2個のM6 x 12mmねじまたはアダプタ金具ごとに2個の10-32肩付きねじを使用します。

      次の図は、丸穴型ラックに取り付けられる背面のアダプタ金具を示しています。


      イメージ:丸穴型ラックに取り付ける背面の金具を示す図。

      次の図は、角穴型ラックに取り付けられる背面のアダプタ金具を示しています。


      イメージ:角穴型ラック・ポストに背面のアダプタ金具を取り付ける方法を示す図。
  6. 背面の留め具を背面ラック・ポストおよびアダプタ金具に取り付けます。
    1. 背面の留め具の位置を決めて、留め具[1]の上部を各背面ラック・ポストの4Uマークに合せます。
    2. 2個のM6 x 12mmねじ[3]または2個の10-32 x 10ねじを設置して、背面の留め具をラック・ポストおよびアダプタ金具に取り付けます。
      イメージ:背面ラック・ポストに背面の留め具を取り付ける方法を示す図。

    注意 - ねじを締める前に、金具[1]をできるだけ上にスライドします。金具の穴は楕円形なので、ねじが緩んでいる場合に上下に動かすことができます。
  7. 棚レールをラックに設置します。

    注意アイコンを示す図

    注意 - システム障害: 棚が内側および間隔がラックの前面の正しい方向に棚レールを取り付けてください。そうしないと、システムが落下するおそれがあります。


    1. 棚レール[1]を伸ばして、前面ラック・ポストおよび背面ラック・ポストの間に収まるようにします。
    2. 最初に、棚レールの背面フックを背面のアダプタ金具[2および3]のスロットに挿入します。レールを押し下げて、フックを掛けます。
    3. 棚レールの前面フックを前面のアダプタ金具のスロットに挿入します。レールを押し下げて、フックを掛けます。
      イメージ:ラックに棚レールを挿入する方法を示す図。
  8. 4個のアダプタ金具[1]に4個のM4 x 10平頭固定ねじを通してください。

    これらのねじは、棚レールが誤ってアダプタ金具から外れることを防ぎます。


    イメージ:アダプタ金具に固定ねじを設置する方法を示す図。

関連項目

ラックへのシステムの設置手順

ラックへのシステムの設置手順

開始する前に

開始する前に、「ラックへのラック取付けハードウェアの設置手順」の手順を実行します。

  1. システムを、棚の表面より少し上に上げます。

    機械式リフトの使用をお薦めします。


    注意アイコンを示す図

    注意 - 人的傷害や機器の破損: システムの設置には機械式リフトを使用するか、「システムを軽量にするためのコンポーネントの取外し」に記載されている注意に従ってください。コンポーネントを取り外すと、重量をコンポーネントが完全に取り付けられている状態の160ポンド(72.6kg)から約96ポンド(43.5kg)に減らすことができます。



    注意アイコンを示す図

    注意 - 転倒注意: ラックの上側が重くなって倒れないように、常に下から上にラックに機器を搭載してください。設置中にラックが倒れないように、ラックの転倒防止バーを伸ばしてください。


  2. ラック取付け耳がラック・ポストに接触するまで、棚レールのシステムをスライドします。上部の背面の留め具を調整して、システムを完全に挿入します。

    注意アイコンを示す図

    注意 - 落下注意: システムがラック内に12インチ(305mm)を超えて挿入され、棚レールで確実に支えられるまで、システムを離さないでください。ラック内に12インチ(305mm)を超えて挿入されるまで、棚レールはシステムを確実に支えられません。



    イメージ:ラックに挿入するシステムを示す図。
  3. 4個のねじを使用して、システムの前面をラックの前面に取り付けます。
    • ねじ穴のある丸穴型ラックでは、4個のM6 x 12mmねじまたは4個の10-32 x 10mmねじを使用します。

    • 角穴型ラックでは、4個のM6 x 16mmねじを使用します。


      注意 - 角穴型ラックでは、ねじをラック、アダプタ金具に通します。丸穴型ラックでは、ねじをラック・レールに通します。

    イメージ:ラックの前面に取り付けるシステムの前面を示す図。
  4. 背面の留め具を調整するには、次の手順を実行します。
    1. 背面の留め具[1]のねじを緩めます。
    2. システムの上部[2]の位置が決まるまで、背面の留め具を下にスライドします。
    3. 背面の留め具[1]のねじを締めます。
      システムの上部の背面の留め具を正しく調整する方法を示す図。
  5. システムからコンポーネントを取り外した場合は、元に戻します。

    手順は、製品ドキュメントの一部であるサービス・マニュアルを参照してください。

発送用金具の取外しおよび設置

この項は、次のトピックで構成されています。

移動キットの内容

次の図は、移動キットに含まれるハードウェアを示しています。

イメージ:移動キットの内容を示す図。
1
前面の発送用金具。
2
ねじおよびケージ・ナット: 背面の発送用金具の場合:
  • M6 x 30および10-32 x 1.25インチねじの2つのセット、1セット当たり2個のねじ。

  • M6 x 16mmおよび10-32 x 10mmねじの2つのセット、1セット当たり4個のねじ。

  • 6個のM6ケージ・ナット。注意 - ケージ・ナットは使用しません。使用しないハードウェアはリサイクルしてください。

3
背面の発送用金具。

発送用金具の取外し手順

システムがラックで発送される場合、発送用金具で支える必要があります。システムを使用する前に、前面の発送用金具を取り外す必要があります。背面の発送用金具の取外しはオプションです。

  1. 前面の発送用金具[2]をシステムの前面に固定している2個のねじ[1]を取り外して、金具を取り外します。
    イメージ:システムから取り外す前面の発送用金具を示す図。
  2. ラックに合う、前面の発送用金具のねじを探します。

    前面の発送用金具には、未使用のねじを格納するために使用される8つのねじ穴(4つのM6および4つの10-32)があります。ラックのねじ山に合うねじを取り外して、それらを使用してシステムの前面をラックに固定します。


    イメージ:ラックにシステムを固定する方法を示す図。
  3. 手順2で取り外した長いねじ(M6 x 30mmまたは10-32 x 1.25インチ)を前面の発送用金具の空いている穴に通します。

    発送用金具を再設置する必要がある場合に備えて、前面の発送用金具にねじを格納できます。


    注意 - 背面の発送用金具の取外し(手順4および5)はオプションです。システムの下にある他の機器を邪魔している場合のみ、背面の発送用金具を取り外します。
  4. システムの背面の背面の発送用金具[2]を固定している4個のねじ[1]を取り外して、発送用金具を取り外します。
    イメージ:背面の発送用金具を取り外す方法を示す図。
  5. 手順4で取り外したねじを背面のアダプタ金具に通して、ねじを固定します。

    注意 - 手順4で取り外したねじを前面の発送用金具の空いている穴に格納しないでください。そうすると、ラックのシステムを支える背面のアダプタ金具ごとに1個のねじのみになります。

発送用金具の設置手順

ラックのシステムを別の場所に移動または発送する場合、発送用金具を設置する必要があります。

  1. システムの下部をラックに固定している2個の短いねじを取り外します。
    イメージ:システムの前面からねじを取り外す方法を示す図。
  2. システムの下部のサポート・フランジを使用して、システム前面の下に前面の発送用金具[2]を挿入します。
    イメージ:前面の発送用金具を設置する方法を示す図。
  3. 2個の長いねじ(M6 x 30mmねじまたは10-32 x 1.25インチねじ)[1]を使用して、発送用金具[2]とシステムの前面を固定します。

    2個の長いねじを締めて、発送用金具およびシステムをラックに固定します。


    注意 - 前面の発送用金具には、未使用のねじを格納するために使用される8つのねじ穴があります。発送用金具が設置されない場合、前面の発送用金具では、設置に使用する長いねじを保管します。発送用金具が設置される場合、前面の発送用金具が設置される前にシステムとラックの前面を固定するために使用された短いねじが格納されます。
  4. 前面の発送用金具の4つの空いている格納穴に短いねじを入れます。

    発送用金具が取り外される場合に使用できるように、ねじを格納します。

  5. 背面のアダプタ金具を支える下部の2個のねじを取り外します。

    注意アイコンを示す図

    注意 - 機器の破損: 少なくとも1個の上部のねじが確実に締められていないかぎり、下部のねじを取り外さないでください。そうしないと、システムが落下するおそれがあります。


  6. サイド・パネルを上に向けて、背面の発送用金具[2]をシステムの背面の下に挿入します。

    4個のねじ[1](M6 x 16mmねじまたは10-32 x 10mmねじ)を使用して、背面の発送用金具をラックに固定します。これらのねじは最後まで締め付けないでください。ねじは金具を支える程度に締める必要がありますが、まだ金具が少し動くようにしておきます。

    金具をポストに固定する必要がありますが、まだ少し動くようにします。


    イメージ:背面の発送用金具を設置する方法を示す図。
  7. システムの底面に確実に固定するために背面の発送用金具を上げて、金具を支えているねじを最後まで締めます。

    必要に応じて、金具を動かせる程度にねじを緩めて、システムの底面に金具を押し込み、ねじを締めます。


    注意アイコンを示す図

    注意 - 機器の破損: 発送中のシステムの破損を防止するため、底面の発送用金具をシステムの底面に確実に固定する必要があります。


ラックからのシステムの取外し

次の項では、ラックからシステムおよびラック取付けハードウェアを取り外す方法について説明します。

ラックからのシステムの取外し手順

この手順では、システムの電源が切断され、システムの移動を制限するケーブルまたはコードが取り外されていることを前提とします。


注意アイコンを示す図

注意 - 人的傷害や機器の破損: システムの設置には機械式リフトを使用するか、「システムを軽量にするためのコンポーネントの取外し」に記載されている注意に従ってください。コンポーネントを取り外すと、重量をコンポーネントが完全に取り付けられている状態の160ポンド(72.6kg)から約96ポンド(43.5kg)に減らすことができます。


  1. リフトを使用できない場合、「システムを軽量にするためのコンポーネントの取外し」の説明に従って、システムを軽量にしてください。
  2. システムのフロント・ベゼルからの4個のねじを取り外します。
    イメージ:システムのベゼルからのねじの取外し方法を示す図。
  3. 両手でシステムを手前に引き、機械式リフトを使用して棚レールから取り外します(「システムを軽量にするためのコンポーネントの取外し」を参照してください)。

    注意アイコンを示す図

    注意 - 落下注意: ラックからの距離が12インチ(305mm)を超えると、棚レールはシステムの重量を低減します。ラックからの距離が12インチ(305mm)を超えるまで、システムの重量を支える必要があります。



    イメージ:ラックから取り外すシステムを示す図。

ラックからのラック取付けハードウェアの取外し手順

  1. 2個の背面の留め具[1]を取り外すには、各留め具を背面のラック・ポストおよび背面のアダプタ金具[2]に固定している2個のねじ[3]を取り外します。
    イメージ:図は、背面の金具を取り外す方法を示しています。
  2. 4つのアダプタ金具からM4 x 10平頭固定ねじを取り外します。
    イメージ:固定ねじを取り外す方法を示す図。
  3. 2つの棚レールを持ち上げて、アダプタ金具[1] [3]からフランジを取り外します。

    各棚レールの前部を持ち上げてから、後部を持ち上げます。

    アダプタ金具[2]からフランジが取り外されてから、棚レールを収縮します。


    イメージ:ラックから取り外されるラック取付けハードウェアを示す図。
  4. 前面のアダプタ金具を支えるねじを取り外し、前面のアダプタ金具を取り外します。
  5. 背面のアダプタ金具を支えるねじを取り外し、背面のアダプタ金具を取り外します。