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Oracle® Database Applianceオーナーズ・ガイド
リリース2.6 for Linux x86-64

部品番号 B66175-05
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5 ケーブルおよび電源コードの接続

この章の内容は次のとおりです。

ネットワークのポートおよびインタフェースの特定

Oracle Database Applianceには、2つのサーバー・ノード(システム・コントローラとも呼ぶ)が含まれています。各サーバー・ノードのネットワークのポートおよびインタフェースの場所の詳細は、次の図を参照してください。

イメージ:図は、バック・パネルのネットワーク・インタフェースを示しています。コールアウト1から8は左から右に示されています。9は右下にあり、10はその上にあります。
コールアウト
ラベル
イーサネット
ボンド
説明
1
電源コネクタ。
2
PCIe 1
Eth 7、6、5、4 (左から右)
bond1、bond2
Eth4およびEth5はbond1、Eth6およびEth7はbond2として構成されます。これらのポートは、個別バックアップ、障害時リカバリ、およびネットワーク管理に使用されます。
3
PCIe 0
Eth8、Eth9
xbond0
2つの10-GbEポート。

10–GbEネットワークに接続されているシステムの場合、これらのポートをパブリック・ネットワークに接続するか、専用ネットワーク(たとえばバックアップ用など)に接続します。

10–GbEポートを直接、1–GbEネットワークに接続することはできません。10–GbEポートはスイッチ経由で1–GbEネットワークに接続できますが、この場合、ポートはスイッチの速度で動作します。

注意アイコンを示す図

注意 - システム障害: 10–GbEネットワークに接続されているシステムは、10–GbEポートまたは1–GbEポートのいずれかを経由してパブリック・ネットワークにアクセスできる必要があります。



注意 - これらのコネクタには、10–GbE SFP (small form-factor)コネクタが必要です。
4
SerMgt
Oracle ILOMおよびシステム・コンソールへのシリアル・コネクタ。
5
Net 0、Net 1
Eth2、Eth3
bond0
2つの1-GbEポート。1–GbEネットワークに接続されているシステムでは、これらのポートをパブリック・ネットワークに接続します。

注意アイコンを示す図

注意 - システム障害: 1–GbEネットワークに接続されているシステムの場合、1–GbEポートをパブリック・ネットワークに接続する必要があります。


6
NetMgt
Oracle ILOMのイーサネット接続。
7
USB
システム・コンソールへの接続。

注意 - サーバー・ノード0のコンソールのみに接続します。
8
ビデオ
システム・コンソールへの接続。
9
サーバー・ノード (システム・コントローラ) 0。
10
サーバー・ノード (システム・コントローラ) 1。

注意 - bond1、bond2および残りの未使用のパブリック・ネットワーク・インタフェース(パブリック・ネットワークの選択によって異なるXbond0またはbond0のいずれか)は、個別のバックアップ、障害時リカバリ、管理ネットワークなどの他の用途にオプションで使用できます。

システムの配線

この項では、システムの配線に関する3つの項目について説明します。

電源コードの接続手順

  1. 2本のシステム電源コードを接地した電源コンセントおよびシステムのバック・パネルのACコネクタに接続します。

    電源が接続されると、システムがスタンバイ電源モードになります。


    注意 - N+1の電源の冗長性を維持するには、各電源コードを別々の回路に接続してください。
  2. サーバー・ノードがスタンバイ電源モードであることを確認します。
    • スタンバイ電源モードで:

      • サーバー・ノード・フロント・パネルのサービス・プロセッサ(SP)ステータスLEDが緑色に点灯して、ゆっくりとした点滅から常時点灯になります。

      • サーバー・ノード・フロント・パネルの電源/OK LEDが緑色に点灯して、スタンバイの点滅になります。

      電源コードがAC電源に接続された後、電源/OK LEDがスタンバイの点滅になるまで約5分かかる場合があります。

      スタンバイ電源モードでは、サーバー・ノードのサービス・プロセッサはアクティブですが、サーバー・ノードのホストはオフです。


      注意 - SP OK LEDが暗いままか、濃い黄色で表示される場合、サービス担当者に連絡してください。
    • 数分後、SPログイン・プロンプトが端末デバイスに表示されます。システムがまだ初期化されていないか、電源が投入されていないので注意してください。

      SPログイン・プロンプトが表示されると、主電源//OK LEDがスタンバイ・パターンでゆっくりと点滅し、SPが主電源を投入する準備ができたことを示します。

    • この時点で、電源は、SPボードおよび電源ファンにのみ供給されます。主電源をシステムに投入する方法の詳細は、「システムへの主電源の投入」を参照してください。

最小のネットワーク接続のシステムを配線する手順

サーバー・ノード0およびサーバー・ノード1の最小ネットワーク接続の場合、電源コードを接続し、イーサネット・ケーブルを1-GbEまたは10-GbEネットワーク・ポートのいずれかに接続します。ケーブルの場所は、「ネットワークのポートおよびインタフェースの特定」を参照してください。

  1. まだ実行していない場合、2本のシステム電源コードを接地した電源コンセントおよびシステムのバック・パネルのACコネクタに接続します。

    システムに電源を投入すると、緑色のSP OK LEDが約5分間点滅してから、常時点灯になります。これは、サーバー・ノードが、Oracle ILOMがアクティブでホストがオフになっている、スタンバイ電源モードであることを示します。

  2. 各サーバー・ノードについて、次のいずれかを実行します。
    • 1–GbEネットワークに接続されているシステムの場合、Net 0およびNet 1とパブリック・ネットワーク・スイッチの間でイーサネット・ケーブルを接続します。

    • 10-GbEネットワークに接続されているシステムの場合、次のどちらかを実行します。

      • PCIe 0の2つのコネクタとパブリック・ネットワーク・スイッチの間に光ファイバ・ケーブルまたは銅ケーブルを接続します。

      • パブリック・ネットワークをNet 0およびNet 1に接続します。

        これによって10–GbEコネクタを、個別バックアップ、障害時リカバリ、およびネットワーク管理のための外部アクセスなどの他の目的に使用できます。

        10–GbEポートを直接、1–GbEネットワークに接続することはできません。10–GbEポートはスイッチ経由で1–GbEネットワークに接続できますが、この場合、ポートはスイッチの速度で動作します。


        注意アイコンを示す図

        注意 - システム障害: 10–GbEネットワークに接続されているシステムは、10–GbEポートまたは1–GbEポートのいずれかを経由してパブリック・ネットワークにアクセスできる必要があります。



        注意 - 10–GbEコネクタには、10–GbE SFP (small form factor plug)プラグが必要です。

関連項目

Oracle ILOM接続性のシステムの配線手順

Oracle ILOM接続性のシステムの配線手順

また、Oracle ILOM接続性のシステムも配線できます。構成に応じて、各サーバー・ノードに対して次のポートに接続します。

  1. リモート・イーサネット・アクセス用にOracle ILOMのケーブルを配線するには、イーサネット・ケーブルをNetMgtに接続します。

    注意 - SPは、デフォルトでNetMgt(帯域外)ポートを使用します。SPを構成して、システムの10/100/1000イーサネット・ポート(サーバー・ノードごとに2つ)のいずれかをかわりに共有できます。SPは、構成されたイーサネット・ポートのみ使用します。
  2. シリアル・アクセス用にOracle ILOMのケーブルを配線するには、シリアル・ヌル・モデム・ケーブルをSerMgtに接続し、端末または端末エミュレータを取り付けます。