Oracle® Database Applianceオーナーズ・ガイド リリース2.6 for Linux x86-64 部品番号 B66175-05 |
|
|
この章では、サービス・プロセッサ(SP)上で実行され、ハードウェアのメンテナンスおよびトラブルシューティングに使用するOracle Integrated Lights Out Manager (Oracle ILOM)へのアクセス方法について説明します。
各サーバー・ノード(システム・コントローラとも呼ばれる)には、固有のIPアドレスを持つ固有のサービス・プロセッサがあります。
この章は次の項で構成されています:
詳細な手順は、Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) 3.0ドキュメント・ライブラリを参照してください。
http://www.oracle.com/goto/ILOM/docs
この項の手順を使用して、Oracle ILOMにログインし、割り当てられた設定が正しく行われていることをテストできます。
一般的な構成では、Dynamic Host Configuration Protocol (DHCP)が有効な場合、DHCPサーバーはネットワーク設定をOracle ILOMに自動的に割り当てます。
DHCPサーバーによって割り当てられるIPアドレスまたはホスト名を決定するには、DHCPサーバーとともに用意されているネットワーク・ツールを使用します。
DHCPを使用しない場合、コンフィギュレータのカスタム設定を使用して、データベースのデプロイ時にIPアドレスおよびホスト名をOracle ILOMに割り当てることができます。
Oracle ILOM IPアドレスが不明な場合、Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) 3.0ドキュメント・ライブラリを参照してください。
Oracle ILOM IPアドレスを表示するには、コマンドipmitool sunoem cli "show /SP/network"をサーバー・ノード・コンソールに入力します。これにより、Oracle ILOM IPアドレスを含む、サーバー・ノードのネットワーク設定が表示されます。ホスト・コンソールへの接続の詳細は、「シリアル接続を使用したOracle ILOMへのログイン」を参照してください。
Oracle ILOMへは、ローカルからもリモートからもログインできます。
ローカルでログインするには、「シリアル接続を使用したOracle ILOMへのログイン手順」を参照してください。
リモートでログインするには、Oracle ILOMに割り当てられたIPアドレスまたはホスト名を使用し、「イーサネット接続を使用したOracle ILOMへのログイン手順」の手順に従います。
この項では、Oracle ILOMへの接続方法、ネットワーク設定の変更方法、ネットワーク構成のテスト方法、およびOracle ILOMの終了方法について説明します。この項の内容は次のとおりです。
この手順を実行するには、Oracle ILOMの管理者アカウントが必要です。Oracle ILOMのIPアドレスを把握しておく必要はありません。
システムに付属しているデフォルトのOracle ILOM管理者アカウントはroot、パスワードはchangemeです。管理者アカウントのユーザー名およびパスワードが不明な場合は、システム管理者に連絡してください。
スタンバイ電源: システムに電源を入れた直後はスタンバイ電源モードになり、SPには電源が入っていますが、ホストには入っていません。スタンバイ電源モードでは、フロント・パネルのSP OK LEDが常時点灯になり、フロント・パネルの電源/OK LEDが点滅になります。
電源オン: サーバー・ノードの電源が入っている場合、フロント・パネルのSP OK LEDが常時点灯になり、フロント・パネルの電源/OK LEDも常時点灯になります。この状態では、SPとホストの両方の電源が入っています。
Oracle ILOMログインのプロンプトが表示されます。
デフォルトの管理者アカウントはroot、デフォルトのパスワードはchangemeです。
Oracle ILOM CLIのプロンプトが表示されます。
->
Oracle ILOMのIPアドレスを表示するには、show /SP/networkと入力します。
ホスト・コンソールへ接続するには、start /SP/consoleと入力します。
コンソール・セッションを終了し、Oracle ILOMに戻るには、[ESC]および[(]を押します。
この手順により、Oracle ILOM CLIまたはWebインタフェースに接続できるようになります。これには、Oracle ILOM管理者アカウントが必要で、Oracle ILOMのIPアドレスを把握する必要があります。
システムに付属しているデフォルトのOracle ILOM管理者アカウントはroot、パスワードはchangemeです。管理者アカウントのユーザー名およびパスワードが不明な場合は、システム管理者に連絡してください。
各サーバー・ノードには独自のOracle ILOM SPと固有のIPアドレスがあります。Oracle ILOM SPのIPアドレスを特定する手順は次のとおりです。
DHCPを使用している場合、DHCPサーバーによって割り当てられるIPアドレスを決定するには、DHCPサーバーとともに用意されているネットワーク・ツールを使用します。
Oracle Database Applianceをすでにデプロイしており、カスタム構成を使用している場合、コンフィギュレータで入力したIPアドレスを使用します。
Oracle ILOMのIPアドレスを特定できない場合、Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) 3.0ドキュメント・ライブラリを参照してください。
スタンバイ電源: システムに電源を入れた直後はスタンバイ電源モードになり、SPには電源が入っていますが、ホストには入っていません。スタンバイ電源モードでは、フロント・パネルのSP OK LEDが常時点灯になり、フロント・パネルの電源/OK LEDが点滅になります。
電源オン: サーバー・ノードの電源が入っている場合、フロント・パネルのSP OK LEDが常時点灯になり、フロント・パネルの電源/OK LEDも常時点灯になります。この状態では、SPとホストの両方の電源が入っています。
ssh -l root sp_ip_address
デフォルトのユーザー名rootおよびデフォルトのパスワードchangemeを入力します。
Oracle ILOM CLIのプロンプトが表示されます。
デフォルトのユーザー名rootおよびデフォルトのパスワードchangemeを入力します。
Oracle ILOM Webインタフェースが表示されます。
-> cd /SP/network
-> show /SP/network
-> set /SP/network/ pendingipdiscovery=static
-> set /SP/network/ pendingipaddress=192.0.2.2
-> set /SP/network/ pendingipnetmask=255.255.255.0
-> set /SP/network/ pendingipgateway=192.0.0.1
-> set /SP/network/ commitpending=true
|
-> show /SP/network/test Targets: Properties: ping = ping6 = Commands: cd set show
-> set ping=IP_address Ping of 192.0.2.2 succeeded
CLIプロンプトで、exitと入力します。
Webインタフェースから、Webインタフェースの右上隅にある「Log Out」ボタンをクリックします。
Oracle ILOMサービス・プロセッサ(SP)は、ホストOSに影響を及ぼさずにリセットできます。ただし、この操作によって現在のOracle ILOMセッションは切断され、リセット中にSPが管理できなくなります。
WebインタフェースまたはCLIを使用してOracle ILOMをリセットする場合は、Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) 3.0ドキュメント・ライブラリを参照してください。
http://www.oracle.com/goto/ILOM/docs
WebインタフェースまたはCLIを使用してOracle ILOMをリセットできない場合、SPソフト・リセット・ボタンを使用します。
「システムのバック・パネルの機能」を参照してください。
Oracle ILOM SPがリセットされます。