ヘッダーをスキップ
Oracle® Database Applianceサービス・マニュアル
リリース2.6 for Linux x86-64

部品番号 B66176-05
ドキュメント・ホームへ移動
ホーム
ブック・リストへ移動
ブック・リスト
目次へ移動
目次
フィードバック・ページへ移動
お問合せ

前のページへ移動
次のページへ移動
PDF

7 Oracle Database Applianceを稼働状態に戻す

この章では、保守の手順を実行した後、Oracle Database Applianceを稼働状態に戻す方法について説明します。内容は次のとおりです。

サーバー・ノードの上部カバーの取付け

上部カバーを取り外した場合、次の手順を実行して元の場所に戻します。


電圧注意アイコンを示す図

注意 - 危険電圧が存在します。上部カバーを外したままシステムを稼働させないでください。



温度注意アイコンを示す図

注意 - 装置の損傷。システムを起動する前に、上部カバーを適切に取り付けてください。


サーバー・ノードの上部カバーを取り付ける

  1. シャーシの前面の上に0.5インチ(12.7mm)張り出すように上部カバーをサーバー・ノード上に降ろします。
  2. カバーの裏面上の隔離碍子6個(片側に3個)がすべて、シャーシ側面の上部にあるスロットにぴったりはまっていることを確認します。

    上部カバーの位置を合せると(前の手順で説明)、カバーの裏面の6個の隔離碍子がシャーシ側面の上部にあるスロットにぴったりはまります。


    画像: サーバー・ノードへの上部カバーの取付け方法を示す図。
  3. 上部カバーをぴったりはまるまでサーバー・ノードの後方にスライドさせます[2]。

サーバー・ノードのシステム・シャーシへの取付け

サーバー・ノードをシャーシから取り外した場合、次の手順を実行して再び取り付けます。

サーバー・ノードをシステム・シャーシに取り付ける


注意 - サーバー・ノードFRUの新しいサーバー・ノードとの交換は、Oracle認定サービス技術者が実行する必要のあるサービス・アクティビティです。顧客は、サーバー・ノード内の他の顧客保守可能コンポーネントの保守を行うために、サーバー・ノードを取り外すことができます。
  1. システム・シャーシにサーバー・ノードを取り付ける前に、サーバー・ノードの背面上の両方のリリース・ラッチが開いた位置にあることを確認します。
    画像: システム・シャーシへのサーバー・ノードの取付け方法を示す図。
  2. システム・シャーシの背面にサーバー・ノードを差し込み、リリース・ラッチの下のへりがシャーシに触れるまでスライドさせます[2]。
  3. システム・シャーシにサーバー・ノードを元どおりはめるには、サーバー・ノードの両側に1つずつあるラッチをつかみ、それらを同時に閉じた位置まで押し上げます[3]。

    注意アイコンを示す図

    注意 - 装置の損傷。システム・シャーシにサーバー・ノードを元通りはめるには、この手順にあるように必ずリリース・ラッチを使用します。そのようにしないと、サーバー・ノードの前面のコネクタやディスク・ミッドプレーン・モジュールのコネクタを損傷することがあります。


システムの電源投入

システムに電源を入れるには、次の手順に従います。

システムに電源を入れる

  1. 電源コードをシステム・シャーシの背面にある両方のサーバー・ノードの電源装置に接続します。
  2. 両方のサーバー・ノードがスタンバイ電源状態にあることを確認します。

    スタンバイ電源状態になると、各サーバー・ノードのフロント・パネル上のSPステータスLEDが緑色に点灯し、ゆっくりした点滅から安定した点灯になり、各サーバー・ノードのフロント・パネル上の電源/OK LEDは緑色に点灯し、スタンバイの点滅になります。電源コードを差し込んでからLEDがスタンバイの点滅になるまで約5分かかります。

    スタンバイ電源状態は、サーバー・ノードのサービス・プロセッサはアクティブだが、サーバー・ノード・ホストの電源は切れていることを示しています。

    SPステータスLEDおよび電源/OK LEDの位置は、「サーバー・ノードの一般的なステータス・インジケータ」を参照してください。

  3. サーバー・ノードの電源を入れます。

    「サーバー・ノードの電源投入」を参照してください。

サーバー・ノードの電源投入

各サーバー・ノードは、別々に電源が入ります。

次の手順では、電源コードが接続され、電力がシステムに供給されていることを想定しています。

サーバー・ノードの電源を入れる

  1. サーバー・ノードがスタンバイ電源状態にあることを確認します。

    サーバー・ノードを電源の入ったシャーシに取り付けるか、サーバー・ノードが取り付けられているシャーシに電源を入れると、サーバー・ノードはスタンバイ電源モードになります。このモードでは、SPには電源が入っていますが、ホストには入っていません。このプロセスには、5分ほどかかります。

    • フロント・パネルのSPステータスLEDがゆっくり点滅し始め、安定した点灯になります。

    • フロント・パネルの電源/OK LEDは、スタンバイの点滅になります。

    各サーバー・ノードでのSPステータスLEDおよび電源/OK LEDの位置は、「サーバー・ノードの一般的なステータス・インジケータ」を参照してください。

  2. サーバー・ノードSPおよびホストの電源を入れるには、次のいずれかを実行します。
    • ローカル電源ボタン。スタイラスペン(または非電導性のその他の先のとっがったもの)を使用して、フロント・パネル上の埋込み式の電源ボタンを一瞬押して放します。

      電源ボタンの位置は、「システムにフロント・パネルの機能」を参照してください。

    • Oracle ILOM SP Webインタフェースの電源オン。サーバー・ノードのOracle ILOM Webインタフェースにログインします。「Remote Control」タブの次に「Remote Power Control」タブを選択します。次に、「Select Action」リスト・ボックスから「Power On」を選択します。
    • Oracle ILOM SP CLI電源オン。Oracle ILOM CLIにログインし、start /SYSと入力。

    各サーバー・ノードでは、サーバー・ノードの起動中には緑色の電源/OK LEDが点滅し、サーバー・ノードが動作状態のときには点灯し続けます。