Smart Viewのインストール後、Oracle.com WebサイトでホストされているURLからオンライン・ヘルプが取得されます。これはSmart Viewのデフォルト動作であり、ヘルプを起動するのにユーザーが変更を加える必要はありません。
ただし、ヘルプをローカルで、または組織のWebサーバーでインストールする必要が生じることがあります。Oracle.com以外の場所からヘルプにアクセスする必要がある例をいくつか示します。
アクセシビリティ第508条のために、ヘルプ・ファイルを個人のコンピュータのローカル・ドライブにインストールする必要がある場合。
インターネットのアクセス制限。たとえば、ユーザーが組織のイントラネットのURLにしかアクセスできない場合。
上記のようなケースに対処するには、ヘルプをMy Oracle Supportからダウンロードしてローカル・ドライブまたはWebサーバー上に配置し、Smart Viewのproperties.xmlファイルを変更する必要があります。
注: | 要件に応じて、XMLファイルからの共有接続へのアクセスの手順5の説明に従って、共有接続XMLファイルで<helpurlcontext>タグを指定することもできます。詳細は、共有接続XMLファイルによるオプションのローカル・ヘルプ構成を参照してください。 |
Smart Viewヘルプをローカルで、またはWebサーバーでインストールして構成するには:
Smart Viewがインストールされているコンピュータ上のローカル・フォルダか、組織のHTTP Webサーバー上のユーザーがアクセスできるフォルダに、ヘルプzipファイルのコンテンツを抽出します。
例:
コンテンツを次の場所にローカルに抽出します。
C:\Oracle\SmartView\
抽出により、smartview_helpという名前のフォルダが追加されます。結果は次のとおりです:
C:\Oracle\SmartView\smartview_help
コンテンツをWebサーバーに抽出します。
http:// webServerHost : webServerPort / pathToHelpFiles
抽出により、pathToHelpFilesの後にsmartview_helpが追加されます。結果は次のとおりです:
http:// webServerHost : webServerPort / pathToHelpFiles /smartview_help
smartview_helpフォルダの下には、次のような28の言語フォルダがあります。
C:\Oracle\SmartView \smartview_help \ar \cs \da \de \el \en \es \fi \fr \fr_CA \he \hu \it \ja \ko \nl \no \pl \pt \pt_BR \ro \ru \sk \sv \th \tr \zh_CN \zh_TW
次の言語フォルダには、翻訳されたバージョンのSmart Viewヘルプが含まれます。
\de \es \fr \it \ja \ko \nl \pt_BR \zh_CN \zh_TW
残りの言語フォルダには、英語バージョンのヘルプが含まれます。これらのいずれかの言語(スウェーデン語など)でSmart Viewを実行する場合、ヘルプのボタンをクリックすると、英語のヘルプが表示されます。
また、英語フォルダには、PDF形式のヘルプのコピーが含まれます(smartview_user.pdf)。
Smart Viewのproperties.xmlファイルでhelpurlcontextプロパティを変更します。
次の構文を使用し、言語フォルダの親フォルダのパスを指定して、helpurlcontextプロパティを変更します。
ローカルでインストールする場合は、次の構文を使用して言語フォルダの親フォルダのパスを指定します。
<helpurlcontext>file:///
parent_language_folder_path
/</helpurlcontext>
ヒント: | 構文にはスラッシュを使用し、指定した言語フォルダ・パスの後に、最後のスラッシュを入れてください。 |
手順2の例を使用すると、zipコンテンツをC:\Oracle\SmartViewに抽出した後、smartview_helpフォルダが言語フォルダの親フォルダになります。したがって、parent_language_folder_pathプレースホルダを次のように変更します。
<helpurlcontext>file:///C:/Oracle/SmartView/smartview_help/</helpurlcontext>
Webサーバー上でインストールする場合は、次の構文を使用して言語フォルダの親フォルダのパスを指定します。
<helpurlcontext>http:// webServerHost : webServerPort / pathToHelpFiles /smartview_help/</helpurlcontext>
ヒント: | 構文にはスラッシュを使用し、指定した言語フォルダ・パスの後に、最後のスラッシュを入れてください。 |
手順2の例を使用し、pathToHelpFilesをuser_documentationで置換すると、zipコンテンツをhttp://abcxyzco.com:12345/user_documentationに抽出した後、smartview_helpフォルダが言語フォルダの親フォルダになります。例:
<helpurlcontext>http://abcxyzco.com:12345/user_documentation/smartview_help/</helpurlcontext>
共有接続XMLファイルによるオプションのローカル・ヘルプ構成
新しいインストールでは、Excelを起動するとすぐにSmart Viewヘルプを使用できます。Oracle Smart View for Officeプロバイダに接続していなくても、ヘルプを表示できます。ローカルで、またはWebサーバー上でのヘルプのインストールと構成の説明に従ってproperties.xmlファイルに変更を加えた後は、指定したヘルプの場所からヘルプにアクセスできます。
XMLファイルからも共有接続にアクセスする予定があり(XMLファイルからの共有接続へのアクセスの説明に従って)、ヘルプの代替の場所が必要な場合は、次の点に注意してください。
<helpurlcontext>タグを共有接続XMLファイルに追加できます。Smart Viewパネルの「共有接続」ボタンをクリックすると、共有接続XMLファイルで指定したヘルプの場所により、properties.xmlで指定したヘルプの場所がオーバーライドされます。これは、properties.xmlで<helpurlcontext>タグを変更したかどうかにかかわらず当てはまります。
<helpurlcontext>タグを共有接続XMLファイルに追加または指定しない場合は、常にproperties.xmlファイルで指定したローカル・ヘルプが使用され、Excelを起動後すぐに使用可能になります。