ExcelへのFinancial Reportingドキュメントのインポート

注:

このトピックにおいて、Financial Reportingへの参照は、オンプレミスおよびOracle Planning and Budgeting Cloud ServiceバージョンのFinancial Reportingの両方に適用されます。

  Financial ReportingドキュメントをExcelにインポートするには:

  1. Smart Viewのリボンで、「パネル」を選択します。

  2. Smart Viewパネルで、EPM Workspaceデータ・ソースに接続します。

  3. インポートするFinancial Reportingドキュメントに移動します。

  4. アクション・パネルで、「開く」をクリックします。

    「Workspaceドキュメントのインポート」ウィザードが表示されます。

    注:

    一部のウィザード画面は、一部のドキュメントに適用されません。

  5. 「ドキュメントの選択」で、リポジトリを展開し、Financial Reportingドキュメントを選択して「OK」をクリックします。

    ドキュメントが「Workspaceドキュメントのインポート」ウィンドウでプレビューされます。

    注:

    一部のオプションは、一部のドキュメントに対して使用できない場合があります。

  6. 「ユーザーのPOVのプレビュー」が表示されている場合は、現在のPOVをプレビューするか、POVのメンバーを変更します。

    注:

    この画面を表示するには、EPM Workspaceプリファレンスで「ユーザー視点」に対して「プレビュー」を選択します。

  7. 「次」をクリックします。

  8. オプション: デフォルト値を変更する場合、「プロンプトに応答」でプロンプトを選択し、「次へ」をクリックします。

    注:

    この画面は、ドキュメントにプロンプトが含まれている場合にのみ表示されます。

  9. オプション: 「プレビュー」の「グリッドのPOV」からPOVを選択し、POVを変更します。

  10. 「ページ」を選択してページ・ディメンションを変更します。

  11. 文書のすべてのページをインポートするには、「すべてのページ」を選択します。

  12. 各ページを別々のExcelワークシートに表示するには、「ワークシート全体でページを分割」を選択します。

  13. 「次のフォーマットでドキュメントをインポート」で、オプションを選択します:

    • 「完全フォーマット」 — 完全にフォーマットされたHTMLでレポートを表示します。

    • 「問合せ対応」 — Financial ManagementおよびEssbaseデータ・ソースに接続したときに、レポートに対するアド・ホック分析の実行を可能にします。

    • 「関数グリッド」 — 動的なグリッド・フォーマットで、手順17で説明されているように、レポート・オプションをさらに選択できます。

  14. 「終了」をクリックします。

    次の手順は、手順13で選択したオプションによって異なります:

    次を選択した場合:

    • 「完全フォーマット」 — ドキュメントがOfficeアプリケーションにインポートされ、Reporting and Analysisドキュメントのみを表示できます。

    • 「問合せ対応」 — ドキュメントがOfficeアプリケーションにインポートされ、Financial ManagementまたはEssbaseデータ・ソースに接続できるようになります。それにより、データの取得、ズーム、ピボットなどのアド・ホック分析を実行できます。

    • 「関数グリッド」 — 手順15に進みます。

  15. 「コンテンツのリフレッシュ」ボタンをクリックして、「ドキュメント・コンテンツ」ペインをリフレッシュします。

  16. 「ドキュメント・コンテンツ」で関数グリッド・オブジェクトを選択し、右クリックして「新規レポート・オブジェクト/コントロールの挿入」を選択します。

  17. 「新規レポート・オブジェクト/コントロールの挿入」ダイアログ・ボックスで、グリッドに配置するレポートのタイプを次から選択します:

    • 関数グリッド - 動的グリッド・フォーマット

      関数グリッドをリフレッシュすると、データ・セルはリフレッシュされますが、メンバーはリフレッシュされません。データとメンバーの両方をリフレッシュするためには、関数グリッドをシートに挿入し直す必要があります。このため、関数グリッドは、メンバーが適度に静的であるレポートの場合に最も有用です。メンバーが頻繁に変更される可能性があるレポートの場合は、レポート・タイプとして表およびチャートがより適しています。ワークシートに複数のレポートを含めることはできますが、関数グリッドは1つのみです。

      関数グリッドでは、SUMなどのExcelの式を使用できます。そのような式を関数グリッドの一部として保持するためには、式を含むセルとグリッドの間に空の行を1行開けておき、式の定義で選択するセル範囲にその空の行を含める必要があります。これにより、データをリフレッシュした結果、グリッド内の行数が変わった場合でも、式を保持できるようになります。

      関数グリッドにフォーマットを設定するには、Excelのフォーマット機能を使用します。

    • 表レポートは、文書内で位置が固定されておらず移動やサイズ変更が可能なグリッド・フォーマットで、結果を表示します。表をリフレッシュするとメンバーとデータの両方がリフレッシュされます。表は、小さいスペースに大きいグリッドを表示する場合に有用です。スクロール・バーを使用して、行や列にすばやくアクセスできます。

      表レポートでは、ズーム・インおよびズーム・アウトが可能ですが、その他のアド・ホック操作を実行したり、フリー・フォームを使用したりすることはできません。

    • チャート

      チャート・レポートは、文書内で位置が固定されておらず移動やサイズ変更が可能なチャート・フォーマットで、結果を表示します。チャートをリフレッシュするとメンバーとデータの両方がリフレッシュされます。

  18. オプション: 表やチャートを移動したりサイズを変更したりするには、「ドキュメント・コンテンツ」で、下矢印のある「コンテンツのリフレッシュ」ボタンの隣の下矢印をクリックし、メニューから「デザイン・モードの切替え」を選択します。

    シート、スライド、ページ内でオブジェクトを移動できるようになります。

    デザイン・モードを終了する準備ができたら、もう一度「デザイン・モードの切替え」を選択します。

  19. レポート・コントロールを挿入するには、「ドキュメント・コンテンツ」でレポート・オブジェクトを選択し、右クリックして「新規レポート・オブジェクト/コントロールの挿入」を選択します。

  20. 「新規レポート・オブジェクト/コントロールの挿入」ダイアログ・ボックスで、レポート・コントロールのタイプを次から選択します:

    • 「POV」—レポートにPOVを1つのみ含めることができます

    • 「スライダ」—レポートに複数のスライダを含めることができます。スライダを参照してください。

    レポートには1つのPOVかスライダを含めることができ、両方を含めることはできません。

  21. リフレッシュします。

  22. オプション: レポートにおける1つのディメンションの任意のメンバーまたはすべてのメンバーについて個別のレポートを作成し、それらのレポートをワークブックの各ワークシートにカスケードする方法については、レポートおよびアド・ホック・グリッドのカスケードを参照してください。

    注:

    チャートおよび表を含むレポートでは、カスケード操作により、次回そのワークブックを開いた際に、チャートと表が重なって表示されることがあります。