確率関数の使用

Crystal Ballの各分布ごとに、同等のMicrosoft Excelの関数があります。「仮定の定義」コマンドを使用して分布を定義するかわりに、これらの関数をスプレッドシートに直接入力できます。ただし、これらの関数にはいくつかの制限があるので注意してください。詳細は、確率関数の制限を参照してください。

また、確率関数に比較可能値を設定可能にするための乱数シードの設定の詳細は、確率関数および乱数シードを参照してください。

これらの関数およびパラメータを表示するには、Microsoft Excelで「数式」「関数の挿入」の順に選択してから、カテゴリが「Crystal Ball」に設定されていることを確認します(次の図A.26「Microsoft ExcelのCrystal Ballの関数」)。

図A.26 Microsoft ExcelのCrystal Ballの関数

この図は、Microsoft ExcelのCrystal Ballの関数を示しています。

パラメータおよび簡単な説明は、関数のリストの下に表示されます。Cutoffパラメータは切捨て値を示し、NameOfパラメータは仮定名を示します。各分布のパラメータの説明および詳細は、この付録の前半にあるその分布のエントリを参照してください。

注:

現在、ベータ分布は、Crystal Ball 7.0より前のバージョンとは異なります。元の関数と改訂された関数の両方が互換性のために表示されます。CB.Betaには3つのパラメータがありますが、現在のCrystal BallバージョンであるCB.Beta2には尺度のかわりに最小と最大があります。