履歴データを使用できる場合は、仮定を定義するときに、分布適合を使用して適切な分布を選択できます。分布の適合の概要は、履歴データに対する分布の適合を参照してください。
仮定の作成または編集時に分布適合を使用するには:
仮定を作成するセルを選択します。
「仮定の定義」アイコン、の下半分をクリックします。
「分布の適合」を選択して、適合データのソースを選択します。
注: | 「仮定の定義」アイコンの上半分をクリックし、「分布一覧」で「適合」を選択することもできます。 |
データの場所を選択します。
アクティブなワークブック内のワークシートに実測データがある場合、「範囲」を選択し、データのセル範囲を入力します。範囲に名前がある場合、先頭に=記号を付けて名前を入力できます。
実測データが別のテキスト・ファイル内にある場合、「テキスト・ファイル」をクリックしてファイルのパスと名前を入力するか、「参照」をクリックしてファイルを検索します。必要に応じて、「列」を選択し、テキスト・ファイル内の列の数を入力できます。
データのソースとしてファイルを使用する場合、Windowsの「地域と言語のオプション」パネルに定義されているカンマ、タブ文字、スペース文字またはリスト区切り文字でファイル内の各データ値を区切る必要があります。ファイル内の実際の値にカンマまたは指定されたリスト区切り文字が含まれる場合、これらの値は引用符で囲む必要があります。値に使用可能なフォーマットは、仮定パラメータ・ダイアログ内で使用可能なフォーマットと同じです(日付、時刻、通過および数字を含む)。
適合させる分布を指定します:
分布の順位付け手法を指定します。
分布の順位付けでは、3つの標準適合度テストの1つを使用できます:
「アンダーソン=ダーリング」。この手法は、この手法はコルモゴロフ=スミルノフ手法と類似していますが、この手法では中央よりも裾における2つの分布の差異を重視する点が異なります。このような裾の加重により、中央領域における差異が過度に強調されるコルモゴロフ=スミルノフ手法の傾向が修正されます。
「カイ2乗」。このテストは、最も古く最も一般的な適合度テストです。このテストでは、適合の一般的な精度を測定します。このテストでは、分布を等確率の領域に分割し、各領域内のデータ・ポイントを想定されるデータ・ポイントの数と比較します。Crystal Ballのカイ2乗テストで関連するp値を使用する方法は、他の統計テストの方法(tまたはFなど)とは異なります。
最初の設定の「自動選択」の場合、複数の要因に基づいて順位付け統計量が選択されます。すべてのデータ値が整数である場合、「カイ2乗」が選択されます。
オプション: データが一部の分布の特定の形状、場所または他の特別なパラメータ値に対応することを把握している場合、「パラメータのロック」を選択し、「パラメータのロック」ダイアログに適切な値を入力します(分布の適合時のパラメータのロック)。
オプション: デフォルトでは、選択した順位付け統計量の値のみが「比較グラフ」ダイアログに表示されます。3つすべての統計量の値を表示するには、「分布の適合」ダイアログの下部にある「すべての適合度の統計量の表示」を選択します。
オプション: 特定の値範囲の除外または組込みによって適合用のデータをフィルタするには、「データのフィルタ」(分布の適合時の値のフィルタ)を選択します。
「OK」をクリックします。
「比較グラフ」が開きます(適合分布の確認)。