次のトルネード分析の例では、Crystal Ballのサンプル・モデルReliability.xlsxを使用します。このスプレッドシート・モデルでは、3つの異なる構成原料を使用してばねの信頼度を予測します。
グラフを生成するには、原料2の強度および原料3の強度以外のすべての仮定を使用し、次のオプション設定で、原料1の信頼性に対してトルネード分析ツールを実行します。
トルネード手法 = 変数のパーセンタイル。
テスト範囲 = 10%から90%
。
テスト・ポイント = 5
。
Crystal Ball変数のベース・ケース = 既存のセル値の使用。
結果の場所 = 新規ワークブック
トルネード出力 = 「トルネード・グラフ」および「スパイダ・グラフ」。
上位___の変数の表示 = 20
。
グラフ・オプション = デフォルト(トルネード・グラフ・オプション)
この例の場合、図9.7「トルネード・グラフ」、図9.8「トルネード・グラフの結果データ」および図9.9「データが表示されたスパイダ・グラフ」に示すように、トルネード・グラフとスパイダ・グラフは独自のワークブックにデータ表とともに作成されます。
トルネード・グラフには、6つの仮定がリストされています(図9.7「トルネード・グラフ」)。最初の仮定(原料1の強度)が感度の順位が最も高く、最も重要です。このモデルを実行する調査員は、不確実性を小さくすることによって対象予測(原料1の信頼性)に対する影響を小さくすることを期待しながら、この仮定を調査します。
仮定に対する影響が最も小さいのは、最後の2つの仮定(「ワイヤの直径」および「ばねのゆがみ」)です。原料1の信頼性に対するこれらの影響は非常に小さいため、これらの不確実性は無視してもスプレッドシートから消去してもかまいません。
Microsoft Excelのグラフ・フォーマット機能およびトルネード・グラフのオプション(トルネード・グラフ・オプション)を使用して、グラフの表示形式を変更できます。
ヒント: | 新規フォーマットをテンプレートとして保存するには、「グラフ・スタイルの保存」をクリックします。元のデフォルトを復元するには、「グラフ・スタイルのリセット」をクリックします。これらの設定はツールの今後の実行にのみ影響します。 |
トルネード分析データは、トルネード・グラフの下に表示されます(図9.8「トルネード・グラフの結果データ」)。結果表には、次が表示されます:
対象に対する影響が最も大きい変数から順にグラフに表示される入力変数名
ベース・ケースからの下側の差異
ベース・ケースからの上側の差異
影響の最も大きい変数から最も小さい変数までが累積され、統計上の差異(R2)とほぼ等しい、対象内の説明付き変動のパーセント値
下側の絶対値
上側の絶対値
ベース・ケース値
結果表の下には、ツール・オプション設定のリストが表示されます。
スパイダ・グラフにも同じ情報が表示されます(図9.9「データが表示されたスパイダ・グラフ」)。通常、トルネード・グラフの一番上に表示される変数は、スパイダ・グラフで勾配が最も急です。テスト範囲内のテスト・ポイントごとに1つずつ、トルネード・グラフより多くの予測値がスパイダ・グラフに用意されている点に注意してください。最初の列に弾力性統計量が表示され、入力の各パーセント変化に対する出力のパーセント変化を示しています。弾力性統計は、変数ごとにテスト範囲全体に対して平均され、さらに確実性の高い計算を示します。使用される特定の数式は弧弾力性と呼ばれ、どのテスト値(上または下)が開始点として使用されるかにかかわらず、結果として同じ統計が生成されます。
Microsoft Excelのフォーマット機能およびグラフのオプション(トルネード・グラフ・オプション)を使用して、グラフをフォーマットできます。これにより、グラフ・スタイルの保存ボタンを使用して、現在のフォーマットを将来のスパイダ・グラフに使用できるようになります。デフォルトのフォーマットを使用するには、グラフ・スタイルの復元を使用します。