1つのシミュレーションの結果を別のシミュレーションへの入力として使用すると便利な場合があります。たとえば、部門の収益モデルの結果を会社全体の収益モデルへの入力用仮定として使用できます。これら2つのモデルが同じシミュレーションを共有する必要はありません。Crystal Ballの「予測から仮定を定義」機能を使用して、2つの方法の1つを使用して予測グラフを仮定に変換できます。標準確率分布を予測データに適合させるか、予測データをカスタム分布として直接使用できます。
予測からの仮定を定義するには:
Crystal Ballのシミュレーションを実行し、対象予測のグラフを開きます。
予測グラフのメニュー・バーで、「予測」、「予測から仮定を定義」の順に選択します。
「予測から仮定を定義」ダイアログで、次を実行します:
新規仮定のセルの場所を入力します。これを入力することも、セル・セレクタをクリックしてセルを指し示すこともできます。
仮定の分布タイプを選択します。最良適合分布を選択することも、カスタム分布を定義することもできます。
「最良適合分布」を選択すると、現在の適合のデフォルトが使用されます。「適合オプション」をクリックすると、予測に対する分布の適合で説明されている「適合オプション」ダイアログを表示できます。「比較グラフの表示」を選択する場合、各適合分布のグラフを表示し、必要に応じて最良適合選択を上書きできます(適合分布の確認)。
「カスタム分布(予測データを使用)」を選択する場合、「OK」をクリックすると、カスタム分布用の「仮定の定義」ダイアログが開きます。これには、フィルタされた予測の範囲(存在する場合)から取得されたデータが含まれます。必要に応じて、カスタム分布の使用の手順に従い、データを変更できます。
オプション: 「カスタム分布(予測データを使用)」を選択する場合、「連続的にサンプリング(ランダムではない)」を選択して連続的サンプリングを使用できます。詳細は、カスタム分布を使用した連続的サンプリングを参照してください。
オプション: 新規仮定のタイプおよびパラメータを隣接するセル(下または右)に表示するかどうか、および値とともに名前(ラベル)を表示するかどうかを指定します。
設定が完了したら、「OK」をクリックし、分布適合を実行し(「カスタム分布」を選択していない場合)、「仮定の定義」ダイアログを開きます。
指定したデフォルトで仮定を保存することも、仮定を通常の方法で定義しているかのように変更することもできます。ほとんどの仮定定義機能が使用可能です。別のパラメータを入力し、仮定を別の仮定と相関させることができます。ただし、仮定が作成されるまでは仮定を分布一覧に追加することはできません。
仮定の定義を終了するには、「仮定の定義」ダイアログで「OK」をクリックします。
新規仮定を定義した後、これを選択し、「仮定の定義」を選択することにより、分布タイプを変更したり、分布一覧への追加を含む他の変更を実行できます。