チュートリアル2 - Toledo Gas

Toledo Gas社の住宅部門に勤務していると仮定します。公益事業委員会では、この会社が確実に需要を満たすことができるように、翌年度のガス使用量の予測を求めています。

チュートリアルを開始するには:

  1. Crystal Ballを起動すると、Microsoft Excelが自動的に開始されます。

  2. Crystal Ballリボンの「ヘルプ」グループで、「リソース」サンプル・モデルの順に選択します。次に、「モデル名」リストでToledo Gasを選択します。

    Toledo Gasスプレッドシートが開きます(図A.4「Toledo Gasスプレッドシート」)。

    図A.4 Toledo Gasスプレッドシート

    Toledo Gas.xlsxサンプル・ワークブックのモデル・シートには、日付、1立方フィートの使用量、占有許可証、平均温度、1立方フィートの天然ガスのコストが、2015年1月から2019年12月までの月ごとに表示されます。

  3. セルC5を選択します。

  4. Crystal Ballリボンの「Predictor」を選択します。

    「入力データ」パネルが開きます。PredictorによってセルB4からセルF64までのデータがすべて選択されます。

  5. 「次」を選択して「データ属性」を表示します。

  6. デフォルト設定が選択されていることを確認します: 「月」「自動検出」および「欠損値の入力」。次に、「次」をクリックして「手法」を開きます。

    「手法」パネルには、「多重線形回帰」を含む4つの手法が表示されます。研究によって、住宅ガス使用量は基本的に、新規使用開始、気温、天然ガス価格の3つの変数に影響されることがわかります。ただし、それぞれがガス使用量にどの程度影響するかは不明です。従属変数(関連すると思われる変数)に影響する独立変数があるため、この予測には回帰をお薦めします。

    Toledo Gasスプレッドシートでは、従属変数は実測の住宅ガス使用量です。独立変数:

    • 発行された占有許可証の数(新規住宅提供完了)

    • 月の平均気温

    • 天然ガスのユニット費用

  7. 「手法」で、4つの手法がすべて選択されていることを確認し、「多重線形回帰」をクリックして、多重線形回帰詳細ペインを表示します。

    注:

    「多重線形回帰」チェック・ボックスが選択されたままになっていることを確認します。

  8. 「変数の選択」をクリックして「回帰変数」ダイアログを開きます。

  9. 必要に応じて、「回帰変数」使用量(ft3)を選択し、を使用して「従属変数(Y)」に移動します。チェック・ボックスが選択されていることを確認し、他の3つの変数が「独立変数(X)」にリストされていることを確認します。

  10. 「OK」をクリックして、「回帰変数」を閉じます。

    「手法」が再度表示されます。

  11. 多重線形回帰詳細ペインで、「手法」「標準」に設定されており、「回帰式に定数を含める」が選択されていることを確認します。

  12. 「次」をクリックします。

    「オプション」パネルが開き、これらのデフォルトが表示されます: 「RMSE - 2乗平均平方根誤差」および「標準予測」

  13. 「実行」をクリックして予測を実行し、「Predictorの結果」ウィンドウを表示します(図A.5「「Predictorの結果」ウィンドウ、Toledo Gasの例」)。