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Oracle® Fusion Middleware Oracle Unified Directoryインストレーション・ガイド
11g リリース2 (11.1.2)
E49805-03
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6 Oracle Unified Directoryソフトウェアの11g リリース2 PS2 (11.1.2.2.0)への更新

この章では、サービスを中断せずにディレクトリ・サービスを最新バージョンに更新するための幅広い戦略と、個々のサーバー・インスタンスを更新するためのステップについて説明します。

この章の内容は次のとおりです。

6.1 Oracle Unified Directory 11g リリース2 PS2 (11.1.2.2.0)の新機能

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Unified Directory管理者ガイド』のOracle Unified Directory 11g リリース2 PS2 (11.1.2.2.0)で導入された新機能に関する項を参照してください。

6.2 Oracle Unified Directoryを更新するための開始点

次の開始点がサポートされています。

6.3 Oracle Unified Directory 11g リリース2 PS2 (11.1.2.2.0)への更新に関する特記事項

次のコンポーネントは、Oracle Unified Directory 11g リリース2 PS2 (11.1.2.2.0)の環境に更新されません。

6.4 サービスを中断せずにディレクトリ・サービスを更新

レプリケートされたOracle Unified Directoryトポロジの更新には、サーバー・インスタンスごとのソフトウェアの個別の更新が含まれます。ただし、通常はサービスをまったく中断せずにトポロジ全体を更新できる必要があります。更新プロセス中は特定のサーバー・インスタンスを停止する必要があるため、更新中にサービスを保持するには、特定のサーバーが停止している間にクライアント・リクエストを処理できる代替サーバーがあることが必要です。

更新中にサービスを保持するための戦略は、デプロイメントの詳細によって決まります。

バックエンド・サーバーにクライアント・リクエストをルーティングする1つ以上のプロキシ・サーバー・インスタンスがデプロイメントに含まれる場合、一度に1つのディレクトリ・サーバーを安全に停止し、そのサーバー・インスタンスを更新できます。プロキシ・サーバーは、サービスが中断されないようにクライアント・リクエストの再ルーティングを処理します。プロキシ・サーバー・インスタンスをアップグレードするには、同じ構成を持つ複数のプロキシ・サーバー・インスタンスが必要です。

デプロイメントにプロキシ・サーバーが含まれない場合、特定のディレクトリ・サーバー・インスタンスの更新中にリクエストを代替サーバーに送信するよう、クライアント・アプリケーションを構成する必要があります。

次の各項では、以前説明した各シナリオで実行するステップについて説明します。

6.4.1 プロキシ・サーバーが含まれるトポロジでのアップグレード

次の各ダイアグラムは、レプリケートされたプロキシ・サーバーが含まれる2つのレプリケートされたトポロジを示しています。この項では、2つのシナリオについて説明します。

  • 最初のトポロジでは、ディレクトリ・サーバーおよびレプリケーション・サーバー(RS)が同じホスト上にインストールされていることを前提としています。

  • 2つ目のトポロジでは、ディレクトリ・サーバーおよびレプリケーション・サーバーが別々のホスト上にインストールされていることを前提としています。

これらのダイアグラムのグループ1およびグループ2は、構成済のレプリケーション・グループを参照します。詳細は、Oracle Unified Directory管理ガイドのレプリケーション・グループに関する項を参照してください。

6.4.1.1 同一ホスト上のレプリケーション・サーバーおよびディレクトリ・サーバー

レプリケーション・サーバーおよびディレクトリ・サーバーの両方が単一ホストに含まれており、これらのサーバーが同じORACLE_HOMEディレクトリに関連付けられている場合、サーバーは同時に停止および更新されます。

図6-1 プロキシ・サーバーRSおよびDSが同一ホスト上にあるレプリケートされたトポロジ

プロキシ・サーバーRSおよびDSが同一ホスト上にあるトポロジ。

このトポロジでの更新戦略は次のようになります。

  1. ディレクトリ・サーバーAにリクエストがルーティングされないように、プロキシ・サーバーAの構成を変更します。

  2. ディレクトリ・サーバーAを停止します。このホスト上で動作するレプリケーション・サーバーは、同時に停止します。

  3. 第6.5項「既存のOracle Unified Directoryインスタンスの更新」のステップを実行して、ディレクトリ・サーバーAを更新します。

  4. ディレクトリ・サーバーAを再起動します。

  5. 次のサーバーをアップグレードする前に、ディレクトリ・サービスが正しく機能しているかどうかテストします。

  6. そのレプリケーション・グループ内の各ディレクトリ・サーバーについて、ステップ1-5を繰り返します。

  7. トポロジ内の各レプリケーション・グループについて、ステップ1-6を実行します。

  8. プロキシ・サーバーAを停止します。

  9. 第6.5項「既存のOracle Unified Directoryインスタンスの更新」のステップを実行して、プロキシ・サーバーAを更新します。

  10. プロキシ・サーバーAを再起動します。

  11. トポロジ内の残りのプロキシ・サーバーについて、ステップ8-10を繰り返します。

6.4.1.2 別々のホスト上のレプリケーション・サーバーおよびディレクトリ・サーバー

レプリケーション・サーバーおよびディレクトリ・サーバーが別々のホスト上にインストールされている場合、これらのサーバーはここで説明している順序で停止および更新されます。

図6-2 プロキシ・サーバーRSおよびDSが別々のホスト上にあるレプリケートされたトポロジ

図6-2については周囲のテキストで説明しています。

このトポロジでの更新戦略は次のようになります。

  1. ディレクトリ・サーバーAにリクエストがルーティングされないように、プロキシ・サーバーAの構成を変更します。

  2. ディレクトリ・サーバーAを停止します。

  3. 第6.5項「既存のOracle Unified Directoryインスタンスの更新」のステップを実行して、ディレクトリ・サーバーAを更新します。

  4. ディレクトリ・サーバーAを再起動します。

  5. 次のサーバーをアップグレードする前に、ディレクトリ・サービスが正しく機能しているかどうかテストします。

  6. そのレプリケーション・グループ内の各ディレクトリ・サーバーについて、ステップ1-5を繰り返します。

  7. レプリケーション・サーバー1を停止します。

    レプリケーション・メカニズムにより、ディレクトリ・サーバーAおよびBがレプリケーション・サーバー2に接続するようになります。

  8. 第6.5項「既存のOracle Unified Directoryインスタンスの更新」のステップを実行して、レプリケーション・サーバー1を更新します。

  9. レプリケーション・サーバー1を再起動します。

  10. トポロジ内の各レプリケーション・グループについて、ステップ1-9を実行します。

  11. プロキシ・サーバーAを停止します。

  12. 第6.5項「既存のOracle Unified Directoryインスタンスの更新」のステップを実行して、プロキシ・サーバーAを更新します。

  13. プロキシ・サーバーAを再起動します。

  14. トポロジ内の残りのプロキシ・サーバーについて、ステップ11-13を繰り返します。

6.4.2 プロキシ・サーバーが含まれないトポロジでのアップグレード

プロキシ・サーバー・インスタンスが含まれないトポロジでは、更新のためにディレクトリ・サーバーを停止させるたびに代替ディレクトリ・サーバーを指すよう、クライアント・アプリケーションを更新する必要があります。

次の各ダイアグラムは、プロキシ・サーバーが含まれないレプリケートされたトポロジを示しています。このトポロジでは、ディレクトリ・サーバーおよびレプリケーション・サーバーが同じORACLE_HOMEディレクトリにインストールされていることを前提としています。

このダイアグラムのグループ1およびグループ2は、構成済のレプリケーション・グループを参照します。詳細は、Oracle Unified Directory管理ガイドのレプリケーション・グループに関する項を参照してください。

図6-3 プロキシ・サーバーがないレプリケートされたトポロジ

図6-3については周囲のテキストで説明しています。

このトポロジでの更新戦略は次のようになります。

  1. アプリケーションがディレクトリ・サーバーAに直接アクセスしないように、クライアント・アプリケーション構成を変更します。

  2. ディレクトリ・サーバーAを停止します。このホスト上のレプリケーション・サーバーは、同時に停止および更新されます。

  3. 第6.5項「既存のOracle Unified Directoryインスタンスの更新」のステップを実行して、ディレクトリ・サーバーAを更新します。

  4. ディレクトリ・サーバーAを再起動します。

  5. 次のサーバーをアップグレードする前に、ディレクトリ・サービスが正しく機能しているかどうかテストします。

  6. アプリケーションがディレクトリ・サーバーBに直接アクセスしないように、クライアント・アプリケーション構成を変更します。

  7. ディレクトリ・サーバーBを停止します。

  8. 第6.5項「既存のOracle Unified Directoryインスタンスの更新」のステップを実行して、ディレクトリ・サーバーBを更新します。

  9. トポロジ内の各レプリケーション・グループについて、ステップ1-8を実行します。

6.5 既存のOracle Unified Directoryインスタンスの更新

既存のORACLE_HOMEの上に更新済のソフトウェア・バージョンをインストールすることで、特定のORACLE_HOMEディレクトリに関連付けられたOracle Unified Directoryサーバー・インスタンスをすべて更新できます。

既存のOracle Unified Directoryインストールを更新するには、次のステップを実行します。

  1. OTNまたはOracle Software Delivery Cloudから、最新バージョンのOracle Unified Directoryをダウンロードします。

    詳細は、第2.1項「ソフトウェアの入手」を参照してください。

  2. アップグレードするORACLE_HOMEディレクトリに関連付けられたOracle Unified Directoryサーバー・インスタンスをすべて停止します。

    UNIX

    $ instance-dir/OUD/bin/stop-ds
    

    Windows

    instance-dir\OUD\bat\stop-ds.bat
    

    別のORACLE_HOMEに関連付けられたトポロジ内のサーバーは更新されないため、停止は必要ありません。

  3. 第2.2項「Oracle Unified Directoryのインストール」で説明しているステップを実行します。

    インストールの場所を指定する必要がある場合、元のインストールについて指定したものと同じOUDベースのホームおよびOracleホーム・ディレクトリ(ORACLE_HOME)を入力します。

    これらのディレクトリの詳細は、第1.4項「インストール・ディレクトリの理解」を参照してください。

    インストーラにより既存のインストールが認識され、関連バイナリ・ファイルが更新されます。サーバー・インスタンスを再作成しないでください。

  4. Windowsの場合、start-ds.batファイル(INSTALL_DIR\bat\start-ds.batに格納されている)を手動でコピーし、アップグレードが必要なインスタンスのstart-ds.batファイルを置き換える必要があります。

  5. ORACLE_HOMEディレクトリに関連付けられたOracle Unified Directoryサーバー・インスタンスをすべてアップグレードします。

    UNIX

    $ instance-dir/OUD/bin/start-ds --upgrade
    

    Windows

    instance-dir\OUD\bat\start-ds.bat --upgrade
    

    start-ds --upgradeコマンドの出力は、<INSTANCE_PATH>/logs/server.outディレクトリに記録されます。

  6. ステップ1で停止したサーバー・インスタンスを再起動します。

    UNIX

    $ instance-dir/OUD/bin/start-ds
     
    

    Windows

    instance-dir\OUD\bat\start-ds.bat
    

6.6 Oracle Directory Services Managerの更新

Oracle Unified Directoryソフトウェアを更新すると、Oracle Directory Services Manager (ODSM)バイナリもバージョン11.1.2.2.0に更新されます。アプリケーション・サーバーに応じて、次の操作を実行します。

6.6.1 Oracle WebLogic ServerでのOracle Directory Services Managerの更新

ODSM 11.1.2.2.0は、WebLogic Server 11g リリース1 (10.3.6)およびOracle Application Development Framework 11g リリース1 (11.1.1.7.0)と互換性があります。


注意:

Oracle Unified Directoryソフトウェアを更新した後、Oracle WebLogic Serverを再起動する必要があります。


Oracle WebLogic Serverを10.3.5から10.3.6にアップグレードするには、WebLogic Server 10.3.6更新インストーラをダウンロードし、第2.3.1.1項「Oracle WebLogic Serverのインストール」のステップを実行します。WebLogicソフトウェアをアップグレードする前に、すべてのWebLogicドメインを停止する必要があります。詳細は、Oracle WebLogic Serverアップグレード・ガイドを参照してください。

ODSM 11.1.2.2.0が正しく機能するために、Oracle Application Development Frameworkを11.1.1.7に更新する必要があります。Oracle Application Development Frameworkを11.1.1.5または11.1.1.6から11.1.1.7に更新するには、Oracle Application Development Frameworkをダウンロードし、Oracle Fusion Middleware Application Developerインストレーション・ガイドのステップを実行します。WebLogicソフトウェアをアップグレードしていない場合でも、Application Development Frameworkをアップグレードする前にWebLogicドメインを停止する必要があります。Oracle Application Development Frameworkのアップグレードの詳細は、Oracle SOA Suite、WebCenterおよびADFアップグレード・ガイドを参照してください。

6.6.2 IBM WebSphereでのOracle Directory Services Managerの更新

IBM WebSphereでOracle Directory Services Managerを更新するには、次の手順を実行します。


注意:

IBM WebSphereでOracle Directory Services Managerを更新する前に、第6.5項「既存のOracle Unified Directoryインスタンスの更新」の説明に従って、Oracle Unified Directoryをアップグレードする必要があります。


  1. 『Oracle Fusion Middlewareパッチ適用ガイド』「Oracle Fusion Middlewareの最新パッチ・セットの適用」の説明に従って、既存のOracle Application Development Frameworkを11g リリース1 (11.1.1.7.0)にパッチする必要があります。

  2. 次のコマンドをコマンド行で実行して、Oracle Platform Security Servicesをアップグレードします。

    UNIXオペレーティング・システムの場合:

    $MW_HOME/oracle_common/common/bin/wsadmin.sh -username wasadmin -password wasadmin1
    Opss.upgradeOpss(jpsConfig="<was_install_location>/profiles/<application_server_profile_name>/config/cells/<cell_name>/fmwconfig/jps-config.xml",jaznData="<MW_Home>/oracle_common/modules/oracle.jps_11.1.1/domain_config/system-jazn-data.xml")
    

    例:

    Opss.upgradeOpss(jpsConfig="/disk01/IBM/WebSphere/AppServer/profiles/Custom01/config/cells/Cell01/fmwconfig/jps-config.xml",jaznData="/Middleware/oracle_common/modules/oracle.jps_11.1.1/domain_config/system-jazn-data.xml")
    
  3. 次のコマンドを実行して、IBM WebSphereでOracle Application Development Frameworkを更新します。

    UNIXオペレーティング・システムの場合:

    $MW_HOME/oracle_common/common/bin/wsadmin.sh -username wasadmin -password wasadmin1
    ADFAdmin.updateADFLibrary('<cell_name>','<node_name>','<server_name>')
    

    例:

    ADFAdmin.updateADFLibrary('Cell01','Node01','OracleAdminServer')
    
  4. 次のコマンドをコマンド行で使用して、ノードを停止します。

    WAS_HOME/profiles/profile_name/bin/stopNode.sh
    

    たとえば、UNIXオペレーティング・システムでノードを停止する場合は、次のようになります。

    /opt/IBM/WebSphere/AppServer/profiles/Custom01/bin/stopNode.sh
    
  5. 次のコマンドをコマンド行で使用して、OracleAdminServerを停止します。

    WAS_HOME/profiles/profile_name/bin/stopServer.sh OracleAdminServer
    

    たとえば、UNIXオペレーティング・システムでOracleAdminServerを停止する場合は、次のようになります。

    /opt/IBM/WebSphere/AppServer/profiles/Custom01/bin/stopServer.sh OracleAdminServer
    
  6. 次のコマンドをコマンド行で使用して、デプロイメント・マネージャを停止します。

    UNIX

    WAS_HOME/profiles/deployment_mgr_profile_name/bin/stopManager.sh
    

    Windows

    WAS_HOME\profiles\deployment_mgr_profile_name\bin\stopManager.sh
    

    たとえば、UNIXオペレーティング・システムでデプロイメント・マネージャを停止する場合は、次のようになります。

    /opt/IBM/WebSphere/AppServer/profiles/Dmgr01/bin/stopManager.sh 
    
  7. 次のコマンドをコマンド行で使用して、デプロイメント・マネージャを起動します。

    UNIX

    WAS_HOME/profiles/deployment_mgr_profile_name/bin/startManager.sh -username admin_user -password admin_password
    

    Windows

    WAS_HOME\profiles\deployment_mgr_profile_name\bin\startManager.sh -username admin_user -password admin_password
    

    たとえば、UNIXオペレーティング・システムでデプロイメント・マネージャを起動する場合は、次のようになります。

    /opt/IBM/WebSphere/AppServer/profiles/Dmgr01/bin/startManager.sh 
    
  8. 次のコマンドをコマンド行で使用して、ノードを同期します。

    UNIX

    profiles/Server_profile_name/bin/syncNode.sh <host_name> <SOAP_Port> -username admin_user -password admin_password
    

    Windows

    profiles\Server_profile_name\bin\syncNode.sh <host_name> <SOAP_Port> -username admin_user -password admin_password
    

    例:

    /disk01/IBM/WebSphere/AppServer/profiles/Custom01/bin/syncNode.sh myhost.mycompany.com 8879 -username wasadmin -password welcome1
    
  9. 次のコマンドをコマンド行で使用して、ノードを起動します。

    WAS_HOME/profiles/profile_name/bin/startNode.sh
    

    たとえば、UNIXオペレーティング・システムでノードを停止するには、次のように入力します。

    /opt/IBM/WebSphere/AppServer/profiles/Custom01/bin/startNode.sh
    
  10. 次のコマンドをコマンド行で使用して、OracleAdminServerを起動します。

    WAS_HOME/profiles/profile_name/bin/startServer.sh OracleAdminServer
    

    たとえば、UNIXオペレーティング・システムでOracleAdminServerを起動するには、次のように入力します。

    /opt/IBM/WebSphere/AppServer/profiles/Custom01/bin/startServer.sh OracleAdminServer
    
  11. 次のコマンドをコマンド行で使用して、Oracle Directory Services Managerを更新します。

    UNIXオペレーティング・システムの場合:

    <MW_HOME>/oracle_common/common/bin/wsadmin.sh -conntype SOAP -port <DMGR_SOAP_PORT> -username admin_user -password admin_password -f <ORACLE_HOME>/odsm-tools/update_odsm_was.py -o <ORACLE_HOME>
    

    次に例を示します。

    $Middleware/oracle_common/common/bin/wsadmin.sh -conntype SOAP -port 8881 -username wasadmin -password welcome1 -f /Oracle/Middleware/Oracle_OUD1/odsm-tools/update_odsm_was.py -o /Oracle/Middleware/Oracle_OUD1