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Oracle® Fusion Middleware Enterprise Single Sign-On Suiteリリース・ノート
11g リリース2 (11.1.2.2)
E51900-03
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2 11g リリース2 (11.1.2.2)のオープンな問題

この項では、現在のリリースのOracle Enterprise Single Sign-On Suiteのオープンな問題およびその回避策(適用可能な場合)について説明します。

2.1 すべてのSuiteアプリケーションに適用可能なオープンな問題

この項では、このリリースのすべてのOracle Enterprise Single Sign-On Suiteアプリケーションに存在するオープンな問題について説明します。

2.1.1 Unicode文字がサポートされない

Oracle Enterprise Single Sign-On Suiteアプリケーションは現在、Unicode文字をサポートしていません。

2.2 管理コンソール

この項では、現在のリリースのOracle Enterprise Single Sign-On管理コンソールのオープンな問題について説明します。

2.2.1 無効なOPAM資格証明が使用された場合に表示される不正なエラー・メッセージ

管理コンソールでOPAM接続を構成する際に、無効なOPAM資格証明を入力すると、無効な資格証明を示すメッセージではなく、一般的な「401 - Unauthorized」エラー・メッセージが表示されます。

2.3 Logon Manager

この項では、現在のリリースのLogon Managerのオープンな問題について説明します。

2.3.1 Logon Managerが一部のWebアプリケーションにオンザフライで応答しない場合がある

Logon Managerが、複数のフォームを含むGoogle Chrome経由でアクセスされたWebページにオンザフライで応答しない場合があります。

また、Logon Managerが、Mozilla FirefoxおよびGoogle Chrome経由でアクセスされた次のWebフォームにオンザフライで応答しない場合があります。

  • フィールドがFORM要素内に含まれていないWebページ

  • netzero.netのパスワード変更フォーム

この問題が発生した場合、影響を受けるWebアプリケーションにLogon Managerアプリケーション・テンプレートを作成します。

2.3.2 Logon Managerが一部のWebアプリケーションにまったく応答しない場合がある

Logon Managerが、次のWebフォームにまったく応答しない場合があります。

  • Google Chromeのみ: ユーザーがブラウザの「戻る」ボタンで移動した先の複数フレームのWebページ(ターゲットのページを更新すると、Logon Managerは適切に応答できるようになります)。

  • Google Chromeのみ: 「Chrome へようこそ」サインイン・ページ。ユーザーは、手動で初回のサインインを完了する必要があります。

  • すべてのブラウザ: papajohns.comログオン・フォーム。

現在、前述の方法以外に、これらの問題の回避策はありません。

2.3.3 Chromeのタイトル・バーでLogon Managerボタンが表示されない

Logon Managerは現在、Google Chromeブラウザのタイトル・バーにLogon Managerのタイトル・バーを表示できません。

現在、この問題の回避策はありません。

2.3.4 PINの入力中にカードを取り除くと、Kiosk Managerセッションへのスマートカード・ログオンを完了できない

PINで保護されたスマートカードを使用してKiosk Managerセッションにログオンする場合、PINプロンプトが表示されている間にスマートカードを取り除くと、ログオンに失敗します。カードがない状態でカードPINを入力すると、PINのプロンプトが繰り返し表示されるようになり、このPINプロンプトを閉じるにはログオンを取り消す必要があります。

現在、この問題の回避策はありません。

2.3.5 Logon Managerが、有効期限日がないOPAM保護のアカウントのチェックアウトをサポートしていない

Logon ManagerをOracle Privileged Account Managerと統合するように構成する場合、有効期限が設定されていないチェックアウト・アカウントはサポートされません。

現在、この問題の回避策はありません。

2.3.6 Active DirectoryのLDAPオーセンティケータ・バージョン1サポート

LDAPAuth v1オーセンティケータを構成する場合、Active Directoryは「Directory Type」ドロップダウン・メニューに表示されません。

この問題を回避するには、ドロップダウン・メニューから「LDAP-Compliant Server」を選択して、「Enable Domain Name Support」オプションを有効化します。

2.3.7 mfrmlist.iniの「Process」オプションでメインフレーム・アプリケーションを検出できない

mfrmlist.iniファイルの「Process」オプションをshared以外の値に設定すると、Logon Managerは、以前は正しく検出していたメインフレーム・アプリケーションを検出できなくなります。

Logon Managerでメインフレーム・アプリケーションを適切に検出できるようにするには、このオプションをshared以外の値に設定しないでください。

2.3.8 互換性のないオーセンティケータを使用してネットワーク・プロバイダをインストールできる

Windows Authenticatorバージョン2およびスマートカード・オーセンティケータに必要なネットワーク・プロバイダ・コンポーネントをネットワーク・プロバイダ・コンポーネントと互換性がないその他のLogon Managerオーセンティケータを使用してインストールすることができます。
これにより、ユーザーは、Logon Managerに対して認証できなくなる場合があります。

この問題を回避するには、Windows Authenticatorバージョン2 (WinAuth v2)またはスマートカード・オーセンティケータのいずれかのみを使用して、ネットワーク・プロバイダ・コンポーネントをインストールしてください。

2.3.9 サイレント資格証明キャプチャが一部のWebアプリケーションの資格証明を保存しない

資格証明をサイレントに取得する機能は、一部のWebアプリケーションの資格証明を正常に取得できない場合があります。

この問題を回避するには、Logon Managerで資格証明が正常に取得され、保存されているか必ず確認してください。

2.3.10 ファイングレイン・パスワード・ポリシーがサポートされていない

Logon Managerは現在、Windows Server 2008およびそれ以降のWindows Serverエディションで利用されているファイングレイン・パスワード・ポリシーで定義されたパスワード有効期限の検出をサポートしておらず、ドメインレベルのパスワード・ポリシーのみがサポートされています。

この問題を回避するには、パスワードの有効期限をファイングレイン・パスワード・ポリシーで定義したユーザーは、Logon Managerを使用せずにパスワードを変更する必要があります。

2.3.11 委任終了時間が午前12:00の場合に委任資格証明がインジェクトされない

資格証明の委任の終了時間が午前12:00に設定されている場合に、委任先がターゲット・アプリケーションへのアクセスを試みると、Logon Managerは委任対象の資格証明をインジェクトしません。

この問題を回避するには、委任の終了時間を午前12:00以外の値に設定します。

2.4 Password Reset

この項では、現在のリリースのPassword Resetのオープンな問題について説明します。

2.4.1 Windows 7でPassword Resetクライアントがローカル・システム以外のアカウントでの実行をサポートしていない

Windows 7では、Password Resetがローカル・システム・アカウントではなく、指定のユーザー・アカウントで実行されるように、その構成を変更することはできません。この機能はWindows XPのみで利用できます。Password Resetサーバーはこの問題の影響を受けません。

2.4.2 Universal Authentication Managerをインストールした32ビットWindows 7システムにPassword Resetクライアントをインストールして自動ログオンを構成すると、ユーザーはログオンできない

Universal Authentication Managerが動作し、自動Windowsログオンが構成されているワークステーションで、Password Resetクライアントをインストールすると、ユーザーはWindowsにログオンできなくなります。この問題は、32ビット・エディションのWindows 7のみに影響を与えます。

このようなシナリオでログオンできない場合、「セーフ・モード」でマシンを再起動して、自動ログオン機能を無効化します。

2.4.3 Password Resetクライアント: 64ビット・エディションのWindows Server 2008 R2でリセット・クイズが機能しない

Password Resetクライアントが動作する64ビット・エディションのWindows Server 2008 R2では、Windowsログオン画面からアクセスするとパスワード・リセット・クイズが機能しません。

現在、この問題の回避策はありません。

2.4.4 ノルウェー語でのWindows 7デプロイメントで一部のダイアログが英語で表示される

Windows 7では、Password Resetをノルウェー語でデプロイした場合、初期登録画面、初期パスワード・リセット画面およびWindows 7ログオン・ページの「パスワードをお忘れですか。」リンクは、ノルウェー語ではなく英語で表示されます。

現在、この問題の回避策はありません。

2.5 Provisioning Gateway

この項では、現在のリリースのProvisioning Gatewayのオープンな問題について説明します。

2.5.1 グループ・メンバーシップ経由で委任されたアカウントをチェックアウトできない

グループ・メンバーシップ経由で委任が付与された場合、その委任済アカウントをチェックアウトしようとすると、404エラーが発生します。

現在、この問題の回避策はありません。

2.5.2 Active Directoryユーザーは、OPAM Serverの認証にフルネームを使用する必要がある

Active Directoryユーザーは、OPAMサーバーの認証の際に、アカウント名(ユーザーID)の代わりにフルネームを使用する必要があります。そうしない場合は認証が失敗します。

現在、この問題の回避策はありません。

2.5.3 テンプレートのマッピング後、「Template Mapping」リストが空白に表示される

Provisioning Gatewayコンソールで、テンプレートをマッピングした後、「Template Mapping」リストが空白になる場合があります。

この問題を回避するには、テンプレートをマッピングして「Template Mapping」リストを再移入した後にページを更新します。

2.6 Universal Authentication Manager

この項では、現在のリリースのUniversal Authentication Managerに存在するオープンな問題について説明します。

2.6.1 構成されているリーダーがない場合、BIOキー・コントロール・パネルが開かない (64ビット・システムのみ)

64ビット・システムでは、指紋リーダーが構成されていないときに、ユーザーが指紋ログオン方法で登録しようとした場合、Universal Authentication Managerは、ユーザーにリーダーを構成するよう求めるプロンプトを表示しますが、プロンプトを承認してもBIO-Keyコントロール・パネルは開きません。この問題は32ビット・システムには影響しません。

この問題を回避するには、指紋ログオン方法を登録する前に、指紋リーダーが正しく構成されていることを確認します。

2.6.2 UAMを有効にしたマシンをWindowsドメインに追加した、またはドメインから削除した直後に再起動が必要

ドメインへの厳密なオーセンティケータにUniversal Authentication Managerを使用するマシンを追加または削除する場合、マシンを追加または削除した後、ただちに再起動する必要があります。再起動するまで厳密なオーセンティケータは機能しません。